JPH0998007A - 車載用アンテナ - Google Patents
車載用アンテナInfo
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- JPH0998007A JPH0998007A JP27491695A JP27491695A JPH0998007A JP H0998007 A JPH0998007 A JP H0998007A JP 27491695 A JP27491695 A JP 27491695A JP 27491695 A JP27491695 A JP 27491695A JP H0998007 A JPH0998007 A JP H0998007A
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Abstract
と、これに設けられた上下揺動枠24および左右揺動枠
42との間で、両側に隙間を設けたごとき外観となら
ず、アンテナ48,50の突出方向の調整が容易な車載
用アンテナを提供する。 【解決手段】 ベース部材10に一対の軸支持アーム2
0,20を突設して横軸22を軸架し、この横軸22に
上下揺動自在に上下揺動枠24を設ける。そして、この
上下揺動枠24に上下方向の縦軸38を設け、この縦軸
に左右揺動自在に左右揺動枠42を設け、この左右揺動
枠42にアンテナ48,50を配設する。さらに、左右
揺動枠42を上下揺動枠24に固定する固定手段を設け
る。
Description
取り付けられたベース部材の姿勢にかかわらず、突出さ
れるアンテナが車幅を超えないように容易に調整できる
ようにした車載用アンテナに関するものである。
は、安全走行の面から、車幅を超えないようにその突出
方向を調整しなければならない。そして、車体の外側部
分にベース部材が取り付けられるものにあっては、車体
のリヤウインドガラスまたはトランクまたはルーフ等の
側方の曲面部分に設けられることが多く、それだけアン
テナの突出方向が車幅を超える傾向にある。
ない得る技術として、特許出願人らは特開平6−303
014号公報に示す技術を提案している。該技術を簡単
に説明すれば、以下の通りである。まず、車体の外側部
分に取り付けられるベース部材に一対の支持部材を突設
し、この一対の支持部材の間に揺動枠をベース部材と略
平行な軸回りに左右方向に傾動自在に揺動枠を設け、こ
の揺動枠に上下方向に揺動自在の別の揺動枠を配設し、
これにアンテナが配設されている。そして、揺動枠を左
右に適宜に傾けてアンテナが車幅を超えないようにその
姿勢を調整して支持部材にこの揺動枠を適宜に固定す
る。
術にあっては、アンテナの突出方向の調整が極めて容易
である。しかるに、ベース部材に対して揺動枠を左右に
傾けるために傾けた状態で揺動枠の下側部がベース部材
に当接して揺動範囲が狭いものとならないように、揺動
枠の軸回りとなる支持部材を比較的に高く設定しなけれ
ばならず、またはベース部材の表面外形を両側部の低い
断面円弧状とするなどの必要があった。そこで、ベース
部材と揺動枠の側部で隙間を設けたような外観となって
いた。このために、不安定感が生じ審美的な面から充分
に満足できるものでなかった。
に鑑みてなされたもので、側部で部材間に隙間を設けた
ごとき外観とならず、しかもアンテナの突出方向の調整
が容易であるようにした車載用アンテナを提供すること
を目的とする。
めに、本発明の車載用アンテナは、車体の外側部分に取
り付けられるベース部材に一対の軸支持アームを突出
し、この軸支持アームに軸架される横軸により上下揺動
自在に上下揺動枠を配設し、この上下揺動枠に上下方向
に縦軸を設け、この縦軸により左右揺動自在に左右揺動
枠を配設し、さらにこの左右揺動枠を前記上下揺動枠に
固定する固定手段を設け、この左右揺動枠にアンテナを
配設して構成されている。
の揺動方向と平行な面でクリック固定板を固定し、この
クリック固定板に前記縦軸を中心とする周上に間隔を設
けて係止凹または凸部を設け、前記左右揺動枠に前記ク
リック固定板の係止凹または凸部に摺接する摺接部を設
け、この摺接部に前記係止凹または凸部に係合する係合
凸または凹部を設け、前記クリック固定板または摺接部
のいずれか一方が弾力を備えていてクリック機構が形成
されるように構成しても良い。
心とする円弧状長孔を穿設し、この円弧状長孔に臨んで
前記左右揺動枠にネジ穴を刻設し、前記円弧状長孔を貫
通して前記ネジ穴にビスを螺合し、このビスの締め付け
により前記クリック固定板に前記左右揺動枠が固定され
るように構成することもできる。
具を配設し、この揺動金具に前記左右揺動枠を固定して
前記上下揺動枠に対して前記左右揺動枠を左右揺動自在
となし、前記摺接部およびネジ穴を前記揺動金具に設け
て構成することもできる。
いし図6を参照して説明する。図1は、本発明の車載用
アンテナの全体外観図であり、(a)は平面図、(b)
は正面図であり、図2は、要部の一部切り欠き平面図で
あり、図3は、図2のA−A断面矢視図であり、図4
は、固定クラッチ板の正面図であり、図5は、可動クラ
ッチ板の正面図であり、図6は、固定クラッチ板と可動
クラッチ板の組み合せを説明する図である。
ース部材10の下面には、取付箇所の曲面に沿って変形
できる貼付金具12が設けられ、この貼付金具12の貼
着側の面に発泡ゴムシート等の弾性シート14を介して
接着剤層16が設けられている。なお、貼着前には、接
着剤層16の表面は容易に剥がせるシールで覆われてい
る。そこで、トランクやルーフやリヤウインドガラス等
の車体18の曲面に予め貼付金具12を沿わせて変形さ
せ、接着剤層16の表面を覆うシールを剥がして接着剤
層16を車体18に直接当接させることで、ベース部材
10が車体に取り付けられる。
アーム20,20が突設される。この軸支持アーム2
0,20には、横軸22が軸架され、上下揺動自在に上
下揺動枠24が配設される。ここで上下揺動とは、図1
(b)に二点鎖線で示すごとく、ベース部材10の下面
を基準としてこの下面に略垂直な面に軌跡がある揺動で
ある。この上下揺動枠24は、組み付け得るように、上
部上下揺動枠26と下部上下揺動枠28およびこれらを
全体的に覆う上下揺動枠カバー30にて形成される。そ
して、横軸22の一側部で横軸22に貫通されて固定ク
ラッチ板32がベース部材10にビス等で固定して配設
される。また、この固定クラッチ板32に対向させて可
動クラッチ板34が上下揺動枠24にビス等で固定して
配設される。固定クラッチ板32および可動クラッチ板
34の当接面は互いに歯合する断面ジグザグ状に形成さ
れている。さらに、横軸22に圧縮コイルバネ36が挿
通縮設されて、固定クラッチ板32に可動クラッチ板3
4が弾接するように構成される。
揺動方向に作用させると、圧縮コイルバネ36の弾力に
抗して固定クラッチ板32に対する可動クラッチ板34
の歯合がずれて相対回転し、上下揺動枠24の揺動が許
容される。そして、揺動方向へ作用する力を解除すれ
ば、圧縮コイルバネ36の弾力で、固定クラッチ板32
と可動クラッチ板34の歯合が維持され、上下揺動枠2
4が車体18の振動等により揺動することがない。
交する上下方向に縦軸38が設けられる。この縦軸38
に左右揺動自在に揺動金具40が設けられ、この揺動金
具40に左右揺動枠42が固定されて、上下揺動枠24
に対して左右揺動枠42が左右揺動自在に配設される。
ここで左右揺動とは、図1(a)に二点鎖線で示すごと
く、上下揺動枠24がベース部材10に近い姿勢におい
て、ベース部材10の下面と平行もしくは下面に対して
仰角の少ない面に平行な面に軌跡がある揺動である。し
かも、中心から左側のみまたは右側のみへの揺動も含ま
れる。この左右揺動枠42は、揺動金具40に固定され
る下部左右揺動枠44とこの下部左右揺動枠44に固定
される上部左右揺動枠46にて形成される。そして、こ
の左右揺動枠42に、2本の伸縮自在のアンテナ48,
50が適宜に配設される。
の揺動方向と平行な面で、弾性を有する薄い金属板から
なるクリック固定板52が固定される。そして、このク
リック固定板52には、縦軸38を中心とする周上に間
隔を設けて複数の係止孔54,54…が穿設されるとと
もに、縦軸38を中心として円弧状長孔56が穿設され
る。揺動金具40の上側部には、係止孔54,54…を
設けた周とこれと半径の相違した円弧状長孔56の周に
ともに臨んでクリック固定板52に摺接する摺接部58
が突設される。そして、この摺接部58に、係止孔5
4,54…の周上で係止孔54,54…に係合し得る係
合突起60が突設され、円弧状長孔56の周上にネジ穴
62が刻設される。さらに揺動金具40の下側部には、
ネジ穴62に対向するばか孔64が穿設される固定用突
部66が突設される。ここで、クリック固定板40は、
摺接部58の下側面に摺接してこの摺接部58と固定用
突部66の間にある。そこで、クリック固定板40と固
定用突部66の間にスペーサーチューブ68を介装し、
固定用突部66のばか孔64とスペーサーチューブ68
とクリック固定板40の円弧状長孔56を貫通させてビ
ス70を摺接部58のネジ穴62に螺合させる。なお、
上下揺動枠24の下側面には、クリック固定板40の円
弧状長孔56に臨んでビス調整用円弧状長孔72が設け
られ、ビス70を外側から締め付けおよび緩めることが
自在にできるように構成されている。
4,54…と摺接部58の係合突起60等によりクリッ
ク機構が形成され、左右揺動枠42は、上下揺動枠24
に対して左右方向にクリック動作で揺動できる。そし
て、ビス70を締め付けると、クリック固定板40が摺
接部58に固定され、上下揺動枠24に対して左右揺動
枠42が固定される。上記実施例ではクリック機構も、
左右揺動枠42を上下揺動枠24に固定する一種の固定
手段であるが、さらに摺接部58のネジ穴62とクリッ
ク固定板40の円弧状長孔56およびビス70等でより
確実な固定手段が構成されている。
材10を取り付けた状態で、アンテナ48,50を伸長
させ、上下揺動枠24および左右揺動枠42を適宜に揺
動させて、伸長状態のアンテナ48,50が車幅を超え
ない適宜な姿勢に左右揺動枠42をクリック機構で定
め、さらにビス70を締め付けて左右揺動枠42を上下
揺動枠24により確実に固定する。そして、アンテナ使
用時には、上下揺動枠24を適宜に上方に揺動させると
ともにアンテナ48,50を伸長させる。そして、非使
用時には、上下揺動枠24を下方に揺動させてベース部
材10に近接した姿勢にするとともにアンテナ48,5
0を収縮させれば良い。ここで、本発明の車載用アンテ
ナにあっては、アンテナ48,50の突出方向の調整に
左右揺動枠42を左右に揺動して調整するので、枠を左
右に傾ける必要がなく、非使用時にあっても上下揺動枠
24および左右揺動枠42とベース部材10の間で、そ
の両側に隙間を設けずに設計することができる。もっ
て、安定感があり審美的に優れた車載用アンテナを提供
することができる。
ック固定板40に穿設した係止孔54,54…と、摺接
部58に設けた係合突起60により、クリック機構が形
成されているが、上記構造に限られずいかなる構造のク
リック機構でも良く、クリック固定板40に係止孔5
4,54…を含む係止凹または凸部を形成し、摺接部5
8にクリック固定板40の凹または凸部に係合する係合
突起60を含む係合凸または凹部を形成しても良く、ま
たクリック固定板40には弾性がなく摺接部58に弾性
を備えていても良い。また、ネジ穴62とビス70等を
用いたより確実な固定手段は、上記実施例に限られず、
上下揺動枠24に左右揺動枠42を揺動自在の状態と固
定した状態とに簡単な操作でそれぞれ設定できれば、い
かなる構造であっても良い。
ンテナは構成されているので、以下のごとき格別な効果
を奏する。
は、左右揺動自在に左右揺動枠を配設し、この左右揺動
枠にアンテナを配設したので、アンテナが車幅を超えな
いようにするのに左右揺動枠を適宜な姿勢に調整すれば
良く、従来のこの種の技術のごとく枠を左右に傾けてア
ンテナの突出方向を調整する必要がなく、非使用時にお
ける姿勢が、ベース部材と枠の間で、その両側に隙間を
設ける必要がなく、それだけベース部材と枠の両側にお
ける隙間を設けずに設計することができる。そこで、安
定感があり審美的に優れた車載用アンテナを提供するこ
とができる。
あっては、左右揺動枠の動きがクリック機構により、複
数の揺動方向で係止されるので、左右揺動枠を容易に揺
動調整できるとともに、複数の揺動位置で上下揺動枠に
対して固定し得る。
っては、ビスの締め付けにより、クリック機構による固
定に加えて、上下揺動枠に対して左右揺動枠をより確実
に固定し得る。
あっては、縦軸に左右揺動自在な揺動金具を配設し、こ
の揺動金具に左右揺動枠を配設するだけでなく、クリッ
ク機構を構成する摺接部および固定するためのネジ穴を
設けるので、上下揺動枠および左右揺動枠を樹脂等で形
成する場合に、力が作用する機構部分をこの揺動金具に
形成することができる。
(a)は平面図、(b)は正面図である。
説明する図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 車体の外側部分に取り付けられるベース
部材に一対の軸支持アームを突出し、この軸支持アーム
に軸架される横軸により上下揺動自在に上下揺動枠を配
設し、この上下揺動枠に上下方向に縦軸を設け、この縦
軸により左右揺動自在に左右揺動枠を配設し、さらにこ
の左右揺動枠を前記上下揺動枠に固定する固定手段を設
け、この左右揺動枠にアンテナを配設して構成したこと
を特徴とする車載用アンテナ。 - 【請求項2】 請求項1記載の車載用アンテナにおい
て、前記上下揺動枠に前記左右揺動枠の揺動方向と平行
な面でクリック固定板を固定し、このクリック固定板に
前記縦軸を中心とする周上に間隔を設けて係止凹または
凸部を設け、前記左右揺動枠に前記クリック固定板の係
止凹または凸部に摺接する摺接部を設け、この摺接部に
前記係止凹または凸部に係合する係合凸または凹部を設
け、前記クリック固定板または摺接部のいずれか一方が
弾力を備えていてクリック機構が形成されるように構成
したことを特徴とする車載用アンテナ。 - 【請求項3】 請求項2記載の車載用アンテナにおい
て、前記クリック固定板に前記縦軸を中心とする円弧状
長孔を穿設し、この円弧状長孔に臨んで前記左右揺動枠
にネジ穴を刻設し、前記円弧状長孔を貫通して前記ネジ
穴にビスを螺合し、このビスの締め付けにより前記クリ
ック固定板に前記左右揺動枠が固定されるように構成し
たことを特徴とする車載用アンテナ。 - 【請求項4】 請求項3記載の車載用アンテナにおい
て、前記縦軸に左右揺動自在な揺動金具を配設し、この
揺動金具に前記左右揺動枠を固定して前記上下揺動枠に
対して前記左右揺動枠を左右揺動自在となし、前記摺接
部およびネジ穴を前記揺動金具に設けて構成したことを
特徴とする車載用アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27491695A JP3219981B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 車載用アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27491695A JP3219981B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 車載用アンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0998007A true JPH0998007A (ja) | 1997-04-08 |
JP3219981B2 JP3219981B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=17548328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27491695A Expired - Fee Related JP3219981B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 車載用アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3219981B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012050068A (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-08 | Gemtec Technology Co Ltd | 多角度回転アンテナ |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP27491695A patent/JP3219981B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012050068A (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-08 | Gemtec Technology Co Ltd | 多角度回転アンテナ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3219981B2 (ja) | 2001-10-15 |
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