JPH0997949A - 光半導体装置の製造方法 - Google Patents

光半導体装置の製造方法

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JPH0997949A
JPH0997949A JP27685195A JP27685195A JPH0997949A JP H0997949 A JPH0997949 A JP H0997949A JP 27685195 A JP27685195 A JP 27685195A JP 27685195 A JP27685195 A JP 27685195A JP H0997949 A JPH0997949 A JP H0997949A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜ミラー構造を容易に製造できる方法を提
供する。 【解決手段】 平坦な半導体基板1の表面に第1マスク
3と第2マスク5を形成し、両マスク間に非マスク部を
残こす。次に、結晶面方向の違いによりエッチング速度
が異なる異方性エッチングで非マスク部をエッチング
し、V字状の溝VGを形成する。続いて、第2マスク5
を除去し、第1マスク3で被覆されていない領域の半導
体基板1の表面を深さ方向に異方性エッチングことで、
受光部面1aから傾斜ミラー面1cを通して受光部面1
aより低位置にある素子実装面1bが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光半導体装置の製造
方法に係り、特に発光素子の実装面に対して所定角度で
傾斜している傾斜ミラーを有する光半導体装置の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザ装置の一般的な傾斜ミラー
構造を図19に示す。同図(A)のI−I線断面図が同
図(B)に示されている。半導体基板101にはレーザ
実装面102とV字状の溝とが形成され、V字状溝の一
方の傾斜面がミラー面103として使用される。レーザ
素子104はレーザ実装面102上に固定され、レーザ
素子104から出射したレーザビームは、傾斜ミラー面
103で反射して基板の垂直(法線)方向に放出され
る。このような傾斜ミラー構造を有する半導体レーザ装
置は、特開昭61−225886号公報、特開平4−1
96189号公報及び特開平5−315700号公報な
どに開示されている。
【0003】従来の傾斜ミラーの製造方法は、例えば半
導体レーザ装置の製造方法として特開昭61−2036
92号公報に開示されている。図15を参照して説明す
ると、先ず、半導体基板101上にフォトレジスト膜2
01を形成し、その一カ所に開口部202を設けてエッ
チングし、微小溝203を形成する(同図(A))。続
いて、フォトレジスト膜201を除去した後、改めてフ
ォトレジスト膜204を微小溝203の片方の基板表面
に形成する(同図(B))。そして、ウエットエッチン
グにより、傾斜面103及びV字状溝205を形成する
と共に、レーザ実装面102が形成される。
【0004】また、他の方法としては、基板表面にスリ
ット状の開口部を有するフォトレジスト膜を形成し、ウ
エットエッチングによりV字状の傾斜面を形成する。続
いて、V字状の2つの傾斜面のうちミラーを形成する面
をフォトレジストで覆い、エッチングを行う。これによ
って、傾斜ミラー面103、V字状溝205及びレーザ
実装面102を形成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造方法によれば、微小溝やV状溝を形成した後で改め
て必要な部分をフォトレジスト膜でマスクしなければな
らない。このように微小溝やV字状溝が形成された上に
フォトレジスト膜を均一に設けることは、実際上困難で
ある。特に、微小溝やV状溝近傍のフォトレジスト膜を
選択的に感光させることは、露光機の焦点深度が有限で
ある上に露光光が微小溝やV状溝で反射するために露光
条件が複雑になり、製造工程の効率が低下するという問
題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、傾斜ミラー構造
を容易に製造できる方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による光半導体装
置の製造方法は、少なくとも素子実装面を有する光半導
体装置において、予め定められた結晶構造を有する半導
体基板表面の第1領域及び第2領域にそれぞれ第1マス
クパターン及び第2マスクパターンを非マスク領域を残
して形成し、前記半導体基板の結晶面の方向に依存して
エッチング速度が異なる異方性エッチング方法を用いて
前記第1マスクパターン及び第2マスクパターンが形成
された前記半導体基板表面をエッチングすることで、前
記非マスク領域に第1傾斜面及び第2傾斜面からなる溝
を形成し、前記半導体基板表面の前記第2領域が露出す
るように前記第2マスクパターンを除去し、前記第1マ
スクパターンをマスクとして前記半導体基板表面を深さ
方向にエッチングすることにより、前記第1領域から前
記第1傾斜面を通して前記第1領域より低い位置に前記
素子実装面を形成する、ことを特徴とする。
【0008】平坦な半導体基板の表面は、第1マスクと
第2マスクにより両者間の非マスク領域を残して被覆さ
れる。次に、結晶方向の違いによりエッチング速度が違
うことを利用した異方性エッチングで非マスク領域をV
字状の溝に加工する。さらに、第2マスクを除去し、第
1マスクで被覆されていない半導体基板の表面を異方性
エッチングによりエッチバックする。このようにして、
基板の第1領域面より低い位置に素子実装面を形成で
き、第1傾斜面をミラー面として用いることにより面発
光装置を容易に形成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施形態で
は面発光受光装置を取り上げ、半導体基板上には受光部
が形成されているものとする。
【0010】図1(A)〜(E)及び図2(F)〜
(J)は、本発明による傾斜ミラー形成方法の第1実施
形態を示す工程図である。
【0011】先ず、図1(A)に示すように、受光部の
形成されたN型シリコン半導体基板1の表面にフォトレ
ジスト膜2を塗布し、露光及び現像処理により第1所定
部分に開口部を形成し半導体基板1表面を露出させる。
続いて、スパッタ等により材料a膜3を半導体基板1及
びフォトレジスト膜2上に堆積させ(図1(B))、剥
離液によりフォトレジスト膜2上に堆積した材料a膜3
をリフトオフする(図1(C))。
【0012】次に、図1(D)に示すように、半導体基
板1上にフォトレジスト膜4を塗布し、露光及び現像処
理により第2所定部分に開口部を形成する。続いて、ス
パッタ等により材料b膜5を半導体基板1及びフォトレ
ジスト膜4上に堆積させ(図1(E))、剥離液により
フォトレジスト膜4上の材料b膜5をリフトオフするこ
とにより半導体基板1の第1及び第2所定部分に材料a
膜3(第1マスク)と材料b膜5(第2マスク)がそれ
ぞれ形成される(図2(F))。
【0013】第1マスク3と第2マスク5とをエッチン
グマスクとして、半導体基板1の表面を異方性エッチン
グし、第1マスク3と第2マスク5との間にV字状の溝
VGを形成する(図2(G))。異方性エッチングとし
ては、シリコンの結晶方向によってエッチング速度が異
なるウエットエッチングを採用する。この異方性エッチ
ングにより形成されるV字状溝VGの一方の傾斜面は
(111)面である。
【0014】除去液により材料b膜の第2マスク5を除
去した後(図2(H))、第1マスク3をエッチングマ
スクとして半導体基板1の露出表面を異方性エッチング
し、受光部面1aに対して段差のあるレーザ素子実装面
1bを形成する。こうして、V字状溝VGの一方の傾斜
面(111)を傾斜ミラー1cとして使用することがで
きる(図2(I))。最後に、第1マスク3が残ると不
都合な場合は、除去液により第1マスク3を除去する
(図2(J))。
【0015】図3(A)〜(F)及び図4(G)〜
(K)は、本発明の第2実施形態を示す工程図である。
【0016】先ず、図3(A)に示すように、受光部の
形成された半導体基板1の表面にフォトレジスト膜2を
塗布し、露光及び現像処理により第1所定部分に開口部
を形成し半導体基板1表面を露出させる。続いて、スパ
ッタ等により材料a膜3を半導体基板1及びフォトレジ
スト膜2上に堆積させ(図3(B))、剥離液によりフ
ォトレジスト膜2上に堆積した材料a膜3をリフトオフ
する(図3(C))。
【0017】次に、スパッタ等により材料b膜6を半導
体基板1及び材料a膜3上に堆積させ(図3(D))、
更にフォトレジスト膜7を塗布した後、露光及び現像処
理により所定位置に開口部を形成して材料b膜6を露出
させる(図3(E))。続いて、除去液により露出した
部分の材料b膜6を除去し(図3(F))、剥離液によ
りフォトレジスト膜7を除去することで、半導体基板1
の第1及び第1所定位置に材料a膜の第1マスク3と材
料b膜の第2マスク5がそれぞれ形成される(図4
(G))。
【0018】第1マスク3と第2マスク5とをエッチン
グマスクとして、半導体基板1の表面を異方性エッチン
グし、第1マスク3と第2マスク5との間にV字状の溝
VGを形成する(図4(H))。異方性エッチングとし
ては、シリコンの結晶方向によってエッチング速度が異
なるウエットエッチングを採用する。この異方性エッチ
ングにより形成されるV字状溝VGの一方の傾斜面は
(111)面である。
【0019】除去液により第2マスク5を除去した後
(図4(I))、第1マスク3をエッチングマスクとし
て半導体基板1の露出表面を異方性エッチングし、受光
部面1aに対して段差のあるレーザ素子実装面1bを形
成する。こうして、V字状溝VGの一方の傾斜面を傾斜
ミラー1cとして使用することができる(図4
(J))。最後に、第1マスク3が残ると不都合な場合
は、除去液により第1マスク3を除去する(図4
(K))。
【0020】図5(A)〜(F)及び図6(G)〜
(K)は、本発明の第3実施形態を示す工程図である。
【0021】先ず、図5(A)に示すように、受光部の
形成された半導体基板1の表面にスパッタ等により材料
a膜8を堆積させる。続いて、フォトレジスト膜9を塗
布し、露光と現像により第1所定部分のみにフォトレジ
スト膜9を残して他を除去した後(図5(B))、除去
液により第1所定部分以外の露出した材料a膜8を除去
し(図5(C))、剥離液により残存したフォトレジス
ト膜9を除去する(図5(D))。
【0022】以下、第1実施形態と同様に、図5(E)
に示すように、半導体基板1上にフォトレジスト膜4を
塗布し、露光及び現像処理により第2所定部分に開口部
を形成する。続いて、スパッタ等により材料b膜5を半
導体基板1及びフォトレジスト膜4上に堆積させ(図5
(F))、剥離液によりフォトレジスト膜4上の材料b
膜5をリフトオフすることにより半導体基板1の第1及
び第2所定部分に材料a膜8(第1マスク)と材料b膜
5(第2マスク)がそれぞれ形成される(図6
(G))。
【0023】第1マスク8と第2マスク5とをエッチン
グマスクとして、半導体基板1の表面を異方性エッチン
グし、第1マスク8と第2マスク5との間にV字状の溝
VGを形成する(図6(H))。異方性エッチングとし
ては、シリコンの結晶方向によってエッチング速度が異
なるウエットエッチングを採用する。この異方性エッチ
ングにより形成されるV字状溝VGの一方の傾斜面は
(111)面である。
【0024】除去液により第2マスク5を除去した後
(図6(I))、第1マスク8をエッチングマスクとし
て半導体基板1の露出表面を異方性エッチングし、受光
部面1aに対して段差のあるレーザ素子実装面1bを形
成する。こうして、V字状溝VGの一方の傾斜面を傾斜
ミラー1cとして使用することができる(図6
(J))。最後に、第1マスク8が残ると不都合な場合
は、除去液により第1マスク8を除去する(図6
(K))。
【0025】図7(A)〜(F)及び図8(G)〜
(L)は、本発明の第4実施形態を示す工程図である。
【0026】先ず、第3実施形態と同様に、図7(A)
に示すように、受光部の形成された半導体基板1の表面
にスパッタ等により材料a膜8を堆積させる。続いて、
フォトレジスト膜9を塗布し、露光と現像により第1所
定部分のみにフォトレジスト膜9を残して他を除去した
後(図7(B))、除去液により第1所定部分以外の露
出した材料a膜8を除去し(図7(C))、剥離液によ
り残存したフォトレジスト膜9を除去する(図7
(D))。
【0027】続いて、スパッタ等により材料b膜6を半
導体基板1及び材料a膜8上に堆積させ(図7
(E))、その上にフォトレジスト膜7を塗布し、露光
と現像により第1及び第2所定部分を残してフォトレジ
スト膜7を除去し材料b膜6を露出させる(図7
(F))。更に除去液によりフォトレジスト膜7で被覆
されていない材料b膜6を除去し(図8(G))、剥離
液により第2所定部分のフォトレジスト膜7を除去する
ことで、半導体基板1の第1及び第2所定部分に材料a
膜の第1マスク8と材料b膜の第2マスク6とがそれぞ
れ形成される(図8(H))。
【0028】以下、第3の実施形態と同様に、第1マス
ク8と第2マスク6とをエッチングマスクとして半導体
基板1の表面を異方性エッチングし、第1マスク8と第
2マスク6との間にV字状の溝VGを形成する(図8
(I))。除去液により第2マスク6を除去した後(図
8(J))、第1マスク8をエッチングマスクとして半
導体基板1の露出表面を異方性エッチングし、受光部面
1aに対して段差のあるレーザ素子実装面1bを形成す
る。こうして、V字状溝VGの一方の傾斜面を傾斜ミラ
ー1cとして使用することができる(図8(K))。最
後に、第1マスク8が残ると不都合な場合は、除去液に
より第1マスク8を除去する(図8(L))。
【0029】図9(A)〜(F)及び図10(G)〜
(L)は、本発明の第5実施形態を示す工程図である。
【0030】先ず、受光部の形成された半導体基板1の
表面にスパッタ等により材料b膜10を堆積させ(図9
(A))、更にスパッタ等により材料a膜11を堆積さ
せる(図9(B))。その上にフォトレジスト膜を塗布
し、露光及び現像処理により第1所定部分以外のフォト
レジスト膜12を除去する(図9(C))。続いて、除
去液によりフォトレジスト膜12で被覆されていない露
出した材料a膜11を除去した後(図9(D))、剥離
液によりフォトレジスト膜12を除去する(図9
(E))。その上にフォトレジスト膜を塗布し、露光及
び現像処理によりパターニングすることで第2所定部分
にフォトレジスト膜13を形成して材料b膜10を部分
的に露出させる(図9(F))。続いて、除去液により
フォトレジスト膜13及び材料a膜11で被覆されてい
ない部分の材料b膜10を除去した後(図10
(G))、剥離液によりフォトレジスト膜13を除去
し、第1所定部分及び第2所定部分に材料a膜11及び
材料b膜10(第1マスク)と材料b膜10(第2マス
ク)とをそれぞれ形成する(図10(H))。
【0031】第1マスクと第2マスクとを用いて両者間
の半導体基板1表面を異方性エッチングすることでV字
状の溝VGを形成し(図10(I))、その後、除去液
により第2所定部分の材料b膜10を除去する(図10
(J))。続いて、第1マスクで被覆されていない半導
体基板1の表面を異方性エッチングすることで受光部面
1aに対して段差のあるレーザ素子実装面1bが形成さ
れる(図10(K))。第1マスクが残ると不都合な場
合は、材料a及び材料bに対する2種類の除去液により
材料a膜11と材料b膜10を除去する(図10
(L))。
【0032】この第5実施形態によれば、材料b膜10
と材料a膜10を続けて成膜するため、生産性がよい。
【0033】以上説明した第1〜第5実施形態におい
て、半導体基板としては、例えばシリコンウエハーが、
材料aとしては窒化シリコンが、また材料bとしては酸
化シリコンがそれぞれ用いられる。この時、例えば材料
aを除去するために用いられる除去液としては加熱した
燐酸が用いられる。また、材料bを除去するために用い
られる除去液としてはバッファド弗酸が用いられる。材
料a及びその除去液の組み合わせと、材料b及びその除
去液の組み合わせとを変えない限り、材料aとその除去
液の代わりに材料bとその除去液を用い、また、材料b
とその除去液の代わりに材料aとその除去液を用いても
よい。
【0034】図11〜図18は、それぞれ傾斜ミラーを
有する面発光装置の形状の変形例を示す斜視図である。
【0035】図11は第1例であり、半導体基板1の第
1及び第2所定部分に第1及び第2マスク14がそれぞ
れ平行に設けられている。図11(A)に示す第1及び
第2マスク14及び15は、第1〜第4実施形態におけ
る第1及び第2マスクであり、より具体的には、図2
(F)、図4(G)、図6(G)及び図8(H)にそれ
ぞれ対応するマスクパターンである。図11(B)に示
す第1及び第2マスク16及び15は第5実施形態にお
ける第1及び第2マスクであり、より具体的には図10
(H)に対応するマスクパターンである。図11(A)
及び(B)の何れのタイプのマスクであっても最終的に
はマスクが除去されて、図11(C)に示すようなV字
状溝に傾斜ミラー1cが形成された構造が形成される。
【0036】図12は第2例であり、第1所定部分の第
1マスクが第2所定部分の第2マスクを囲んだパターン
を有する。図12(A)に示す第1及び第2マスク18
及び19は、第1〜第4実施形態における第1及び第2
マスクであり、より具体的には、図2(F)、図4
(G)、図6(G)及び図8(H)にそれぞれ対応する
マスクパターンである。図12(B)に示す第1及び第
2マスク20及び19は第5実施形態における第1及び
第2マスクであり、より具体的には図10(H)に対応
するマスクパターンである。図12(A)及び(B)の
何れのタイプのマスクであっても最終的にはマスクが除
去されて、図12(C)に示すように、V字状溝の傾斜
面(少なくとも1面が傾斜ミラー1c)がレーザ実装面
1bを取り囲んだ構造が形成される。
【0037】図13は第3例であり、第1マスクとコの
字型の第2マスクとからなるマスクパターンを有する。
図13(A)に示す第1及び第2マスク22及び23
は、第1〜第4実施形態における第1及び第2マスクで
あり、より具体的には、図2(F)、図4(G)、図6
(G)及び図8(H)にそれぞれ対応するマスクパター
ンである。図13(B)に示す第1及び第2マスク24
及び25は第5実施形態における第1及び第2マスクで
あり、より具体的には図10(H)に対応するマスクパ
ターンである。図13(A)及び(B)の何れのタイプ
のマスクであっても最終的にはマスクが除去されて、図
13(C)に示すように、傾斜ミラー面1cの中央部の
みにV字状溝が形成される。
【0038】図14は第4例であり、第1マスクを挟む
ようにコの字型の第2マスクが形成されている。図14
(A)に示す第1及び第2マスク27及び28は、第1
〜第4実施形態における第1及び第2マスクであり、よ
り具体的には、図2(F)、図4(G)、図6(G)及
び図8(H)にそれぞれ対応するマスクパターンであ
る。図14(B)に示す第1及び第2マスク27及び2
8は第5実施形態における第1及び第2マスクであり、
より具体的には図10(H)に対応するマスクパターン
である。図14(A)及び(B)の何れのタイプのマス
クであっても最終的にはマスクが除去されて、図14
(C)に示すように、傾斜ミラー面1cがレーザビーム
の反射に必要な中央部分のみ形成される。
【0039】図15は第5例であり、第1マスクを第2
マスクが囲むマスクパターンを有する。図15(A)に
示す第1及び第2マスク32及び33は、第1〜第4実
施形態における第1及び第2マスクであり、より具体的
には、図2(F)、図4(G)、図6(G)及び図8
(H)にそれぞれ対応するマスクパターンである。図1
5(B)に示す第1及び第2マスク27及び28は第5
実施形態における第1及び第2マスクであり、より具体
的には図10(H)に対応するマスクパターンである。
図15(A)及び(B)の何れのタイプのマスクであっ
ても最終的にはマスクが除去されて、図15(C)に示
すように、傾斜ミラー面1cがレーザビームの反射に必
要な中央部分のみ形成され、それに対応して受光部面1
aも中央部のみ形成される。
【0040】図16は第6例であり、コの字型の第1マ
スクと第2マスクとからなるマスクパターンを有する。
図16(A)に示す第1及び第2マスク37及び38
は、第1〜第4実施形態における第1及び第2マスクで
あり、より具体的には、図2(F)、図4(G)、図6
(G)及び図8(H)にそれぞれ対応するマスクパター
ンである。図16(B)に示す第1及び第2マスク39
及び40は第5実施形態における第1及び第2マスクで
あり、より具体的には図10(H)に対応するマスクパ
ターンである。図16(A)及び(B)の何れのタイプ
のマスクであっても最終的にはマスクが除去されて、図
16(C)に示すように、受光部面1aのコの字型凹部
に傾斜ミラー面1cが形成される。
【0041】図17は第7例であり、コの字型の第1マ
スクが第2マスクを挟むように形成されている。図17
(A)に示す第1及び第2マスク42及び43は、第1
〜第4実施形態における第1及び第2マスクであり、よ
り具体的には、図2(F)、図4(G)、図6(G)及
び図8(H)にそれぞれ対応するマスクパターンであ
る。図17(B)に示す第1及び第2マスク44及び4
5は第5実施形態における第1及び第2マスクであり、
より具体的には図10(H)に対応するマスクパターン
である。図17(A)及び(B)の何れのタイプのマス
クであっても最終的にはマスクが除去されて、図17
(C)に示すように、傾斜ミラー面1cがコの字型の受
光部面1aの凹部に形成される。
【0042】図18は第8例であり、第1マスクが第2
マスクを囲むマスクパターンを有する。図18(A)に
示す第1及び第2マスク47及び48は、第1〜第4実
施形態における第1及び第2マスクであり、より具体的
には、図2(F)、図4(G)、図6(G)及び図8
(H)にそれぞれ対応するマスクパターンである。図1
8(B)に示す第1及び第2マスク49及び50は第5
実施形態における第1及び第2マスクであり、より具体
的には図10(H)に対応するマスクパターンである。
図18(A)及び(B)の何れのタイプのマスクであっ
ても最終的にはマスクが除去されて、図18(C)に示
すように、受光部面1aの凹部に傾斜ミラー面1cが形
成される。
【0043】図11〜図18に示す各例では、レーザ素
子実装面1bは受光面1aより低い位置に形成され、傾
斜ミラー面1cに対抗する位置にレーザ素子が固定配置
される。本発明によれば、正確な位置関係が要求される
受光部面1a、発光素子実装面1b及び傾斜ミラー面1
cからなる構造を簡単な工程で再現性良く製造すること
ができる。従って、面発光受光装置に用いられる傾斜ミ
ラーを精密に形成することができ、信頼性の高い光半導
体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による傾斜ミラー構造形成方法の第1実
施形態の前半を示す工程図である。
【図2】第1実施形態の後半を示す工程図である。
【図3】本発明による傾斜ミラー構造形成方法の第2実
施形態の前半を示す工程図である。
【図4】第2実施形態の後半を示す工程図である。
【図5】本発明による傾斜ミラー構造形成方法の第3実
施形態の前半を示す工程図である。
【図6】第3実施形態の後半を示す工程図である。
【図7】本発明による傾斜ミラー構造形成方法の第4実
施形態の前半を示す工程図である。
【図8】第4実施形態の後半を示す工程図である。
【図9】本発明による傾斜ミラー構造形成方法の第5実
施形態の前半を示す工程図である。
【図10】第5実施形態の後半を示す工程図である。
【図11】(A)は第1〜第4実施形態におけるマスク
パターンの第1例を示す斜視図であり、(B)は第5実
施形態におけるマスクパターンの第1例を示す斜視図で
あり、(C)は第1例により製造された基板構造を示す
斜視図である。
【図12】(A)は第1〜第4実施形態におけるマスク
パターンの第2例を示す斜視図であり、(B)は第5実
施形態におけるマスクパターンの第2例を示す斜視図で
あり、(C)は第2例により製造された基板構造を示す
斜視図である。
【図13】(A)は第1〜第4実施形態におけるマスク
パターンの第3例を示す斜視図であり、(B)は第5実
施形態におけるマスクパターンの第3例を示す斜視図で
あり、(C)は第3例により製造された基板構造を示す
斜視図である。
【図14】(A)は第1〜第4実施形態におけるマスク
パターンの第4例を示す斜視図であり、(B)は第5実
施形態におけるマスクパターンの第4例を示す斜視図で
あり、(C)は第4例により製造された基板構造を示す
斜視図である。
【図15】(A)は第1〜第4実施形態におけるマスク
パターンの第5例を示す斜視図であり、(B)は第5実
施形態におけるマスクパターンの第5例を示す斜視図で
あり、(C)は第5例により製造された基板構造を示す
斜視図である。
【図16】(A)は第1〜第4実施形態におけるマスク
パターンの第6例を示す斜視図であり、(B)は第5実
施形態におけるマスクパターンの第6例を示す斜視図で
あり、(C)は第6例により製造された基板構造を示す
斜視図である。
【図17】(A)は第1〜第4実施形態におけるマスク
パターンの第7例を示す斜視図であり、(B)は第5実
施形態におけるマスクパターンの第7例を示す斜視図で
あり、(C)は第7例により製造された基板構造を示す
斜視図である。
【図18】(A)は第1〜第4実施形態におけるマスク
パターンの第8例を示す斜視図であり、(B)は第5実
施形態におけるマスクパターンの第8例を示す斜視図で
あり、(C)は第8例により製造された基板構造を示す
斜視図である。
【図19】(A)は傾斜ミラー面を有する面発光受光装
置の一例を示す平面図であり、(B)はそのI−I線断
面図である。
【図20】従来の傾斜ミラー面形成方法の一例を示す工
程図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 1a 受光部面 1b 発光素子実装面 1c 傾斜ミラー面 2 フォトレジスト膜 3 材料a膜 4 フォトレジスト膜 5 材料b膜 6 材料b膜 7 フォトレジスト膜 8 材料a膜 9 フォトレジスト膜 10 材料b膜 11 材料a膜 12 フォトレジスト膜 13 フォトレジスト膜 14 第1マスク 15 第2マスク 18 第1マスク 19 第2マスク 20 第1マスク 22 第1マスク 23 第2マスク 24 第1マスク 25 第2マスク 27 第1マスク 28 第2マスク 29 第1マスク 30 第2マスク 32 第1マスク 33 第2マスク 34 第1マスク 35 第2マスク 37 第1マスク 38 第2マスク 39 第1マスク 40 第2マスク 42 第1マスク 43 第2マスク 44 第1マスク 45 第2マスク 47 第1マスク 48 第2マスク 49 第1マスク 50 第2マスク VG 溝

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも素子実装面を有する光半導体
    装置において、 予め定められた結晶構造を有する半導体基板表面の第1
    領域及び第2領域にそれぞれ第1マスクパターン及び第
    2マスクパターンを非マスク領域を残して形成し、 前記半導体基板の結晶面の方向に依存してエッチング速
    度が異なる異方性エッチング方法を用いて前記第1マス
    クパターン及び第2マスクパターンが形成された前記半
    導体基板表面をエッチングすることで、前記非マスク領
    域に第1傾斜面及び第2傾斜面からなる溝を形成し、 前記半導体基板表面の前記第2領域が露出するように前
    記第2マスクパターンを除去し、 前記第1マスクパターンをマスクとして前記半導体基板
    表面を深さ方向にエッチングすることにより、前記第1
    領域から前記第1傾斜面を通して前記第1領域より低い
    位置に前記素子実装面を形成する、 ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板はシリコンであり、前記
    第1傾斜面は前記半導体基板の結晶面(111)であ
    る、ことを特徴とする請求項1記載の光半導体装置の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1傾斜面はミラー面であることを
    特徴とする請求項1又は2記載の光半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第1マスクパターン及び第2マスク
    パターンは、選択的に除去できる異なる材料からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記異方性エッチング方法はウエットエ
    ッチングであることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の光半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1マスクパターン及び第2マスク
    パターンは、互いに向き合った辺が平行に延びており、
    これら平行な辺に挟まれて前記非マスク領域が形成され
    ることを特徴とする請求項1記載の光半導体装置の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 前記第1マスクパターンは第2マスクパ
    ターンの周囲を取り囲み、双方のマスクパターンの間に
    前記非マスク領域が形成されることを特徴とする請求項
    1記載の光半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1マスクパターンは前記第2マス
    クパターンと向き合った辺が直線で構成され、前記第2
    マスクパターンは前記第1マスクパターンと向き合った
    辺がコの字型の凹部を有し、前記コの字型の凹部に前記
    非マスク領域が形成されることを特徴とする請求項1記
    載の光半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第2マスクパターンはコの字型の凹
    部を有し、前記第1マスクパターンは前記コの字型の凹
    部に挟まれ、前記第1マスクパターンと前記第2マスク
    パターンとで囲まれた前記コの字型凹部内に前記非マス
    ク領域が形成されることを特徴とする請求項1記載の光
    半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第2マスクパターンは開口部を有
    し、前記第1マスクパターンは前記開口部内に形成さ
    れ、前記第1マスクパターンと前記第2マスクパターン
    とで囲まれた前記開口部内に前記非マスク領域が形成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の光半導体装置の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 前記第2マスクパターンは前記第1マ
    スクパターンと向き合った辺が直線で構成され、前記第
    1マスクパターンは前記第2マスクパターンと向き合っ
    た辺がコの字型の凹部を有し、前記コの字型の凹部に前
    記非マスク領域が形成されることを特徴とする請求項1
    記載の光半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1マスクパターンはコの字型の
    凹部を有し、前記第2マスクパターンは前記コの字型の
    凹部に挟まれ、前記第2マスクパターンと前記第1マス
    クパターンとで囲まれた前記コの字型凹部内に前記非マ
    スク領域が形成されることを特徴とする請求項1記載の
    光半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1マスクパターンは開口部を有
    し、前記第2マスクパターンは前記開口部内に形成さ
    れ、前記第2マスクパターンと前記第1マスクパターン
    とで囲まれた前記開口部内に前記非マスク領域が形成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の光半導体装置の製
    造方法。
  14. 【請求項14】 前記素子実装面に、前記第1傾斜面へ
    発光面を向けて発光素子が搭載されることを特徴とする
    請求項1ないし13のいずれかに記載の光半導体装置の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100820023B1 (ko) * 2007-03-19 2008-04-08 김정수 경사 거울의 제조방법

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KR100820023B1 (ko) * 2007-03-19 2008-04-08 김정수 경사 거울의 제조방법

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