JPH0996511A - 形状測定装置 - Google Patents

形状測定装置

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JPH0996511A
JPH0996511A JP7253745A JP25374595A JPH0996511A JP H0996511 A JPH0996511 A JP H0996511A JP 7253745 A JP7253745 A JP 7253745A JP 25374595 A JP25374595 A JP 25374595A JP H0996511 A JPH0996511 A JP H0996511A
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JP7253745A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kitamachi
篤志 北町
Masahiro Kiyokawa
昌宏 清川
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C9/00Impression cups, i.e. impression trays; Impression methods
    • A61C9/004Means or methods for taking digitized impressions
    • A61C9/0093Workpiece support

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定物の3次元形状を高精度に測定できる
安価な形状測定装置を提供すること。 【解決手段】 測定テーブル1上に載置されY軸方向に
移動可能な測定用可動板2と、測定用可動板2の第1基
準面2aに固定されY軸方向に沿っていて、第1基準面
2aと直交する第2基準面30aを有する位置規定部材
30と、第1基準面2aに固定されX軸方向に沿ってい
て、第1基準面2aと直交する第2基準面31aを有す
る位置規定部材31と、Y軸方向と直交するX軸方向に
走査して測定用可動板2側に配置された被測定物までの
距離を検出する非接触距離計4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定物の3次元
の形状を測定する形状測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被測定物の3次元の形状を非接触距離計
を用いて測定する形状測定装置が実用されている。この
ような形状測定装置は、例えば歯列の状態及び歯ぐきを
石こうにより型取ってあり、歯列部と、歯ぐき部と、こ
れらを支持する台部とからなる歯列模型の歯の3次元の
形状を測定するために用いられている。そして、このよ
うな歯列模型を用いることによって、歯の形状を直接に
測定することなく正確に測定できる。
【0003】図7は従来のこの種の形状測定装置の模式
図である。測定テーブル1上には基準面を有する測定用
可動板2が矢符で示すX軸方向と直交するY軸方向(紙
面の表裏方向)に移動可能に載置されている。測定テー
ブル1のX軸方向の一側には支柱3を立設してある。支
柱3の上端部には、X軸方向に主走査される光学式の非
接触距離計4がX軸と直交するZ軸方向の距離を測定す
べく取付けられている。測定用可動板2には前述した歯
列模型11が固定して載置されている。非接触距離計4
の検出信号は測定ケーブル5を介して信号処理装置6へ
入力され、信号処理されたデータはバス7を介してパー
ソナルコンピュータ8へ入力され、距離データに変換さ
れる。パーソナルコンピュータ8から出力される駆動信
号は制御ケーブル9を介して測定用可動板2をX軸方向
へ駆動する駆動機構10へ与えられる。
【0004】次にこの形状測定装置により歯列模型11
の歯の3次元形状を測定する動作を説明する。非接触距
離計4、信号処理装置6、パーソナルコンピュータ8及
び測定用可動板2を駆動する駆動機構10の夫々に電源
を供給して動作可能状態にする。そして、パーソナルコ
ンピュータ8からバス7、信号処理装置6、測定ケーブ
ル5を介して、制御信号を非接触距離計4へ送り歯列模
型11までのZ軸方向の距離を検出する。そして非接触
距離計4が検出した検出信号は信号処理装置6へ入力さ
れて、データ変換され、変換したデータはパーソナルコ
ンピュータ8へ入力されて、更に距離データに変換され
る。
【0005】このようにして非接触距離計がX軸方向に
沿った測定位置のそれぞれの測定位置までの距離の検出
を終了するとパーソナルコンピュータ8が駆動信号を送
出し、駆動機構10へ与える。そうすると、駆動機構1
0により測定用可動板2がY軸方向へ所定距離移動させ
られて非接触距離計により測定する距離測定位置が変わ
る。そして再び前述したと同様に非接触距離計に制御信
号を送り、先に測定した測定位置に平行して変更された
相隣するX軸方向の測定位置のそれぞれの測定位置まで
の距離を非接触距離計4が検出し、その検出信号を信号
処理装置6へ入力してデータ変換し、それをパーソナル
コンピュータ8へ入力して距離データに変換する。この
ような動作を繰り返して歯列模型11のY軸方向に対応
させた各測定位置までの距離を測定し、歯列模型11の
歯の3次元形状を測定する。
【0006】ところで、このような形状測定装置では、
全て一方向から(この場合は上方から)の距離測定とな
るため、歯列模型11の側面等はレーザ光の死角となっ
てしまうことがあり、その場合は数値データ化した距離
データが欠落することになる。そこで、そのような場合
は図8に示すような回転型姿勢調整具RTを用いて非接
触距離計4による死角を解消させることにより、距離を
検出できなかった測定位置までの距離を検出することが
できる。この回転型姿勢調整具RTは直方体状のブラケ
ット20の前面に、軸方向を横向きにした円筒21を嵌
合させており、この円筒21は電動駆動によって低速度
で適宜の角度で回動させ得るようになっている。また、
円筒21の外周面には角度目盛を付していて、回動させ
た角度を読み取れるようになっている。円筒21の内周
側にはV字状の傾斜面22aを形成している挟持具2
2,22,22が周方向に3等配されている。各挟持具
22の傾斜面22aは円筒21の軸心側に向けられてい
る。挟持具22,22,22夫々は円筒21の外周面側
に設けている操作部23,23,23を回動操作するこ
とにより円筒21の軸心方向へ各進退させ得て、歯列模
型11を着脱可能に支持出来るようになっている。
【0007】そこで、回転型姿勢調整具RTに歯列模型
11を支持させて、歯列模型11の歯の3次元形状を測
定する場合は、回転型姿勢調整具RTを測定用可動板2
上に載置して、回転型姿勢調整具RTに支持させている
歯列模型11の姿勢又は回転角度を前述したようにして
変更して、レーザ光の死角になっていた歯列模型11の
位置に、レーザ光が照射されるようにして、その位置ま
での距離を検出する。そして、角度目盛により読み取っ
た角度データをパーソナルコンピュータ8へ入力して、
回転させた角度に基づいて検出した得た距離データを補
正して、レーザ光の死角であった歯列模型の測定位置ま
での距離を検出して、その距離データを用いて歯列模型
全体の3次元形状を測定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような回転型姿勢
調整具を用いると、歯列模型の歯の傾きに関係なく前述
したように歯列模型全体の3次元形状を測定することが
できるが、回転軸を回動させた場合に、その軸心が回転
角度で変化しないように回転させる構造にするために
は、回転軸が横軸である構造上から回転型姿勢調整具は
極めて高価になる。また回転軸の回動量を微細に制御す
るようにしていることによっても回転型姿勢調整具が高
価になる。したがって、安価な形状測定装置を提供でき
ないという問題がある。
【0009】本発明は斯かる問題に鑑み、高価な回転型
姿勢調整具を用いずに、被測定物の傾きに関係なく、そ
の3次元形状を高精度に測定できる形状測定装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る形状測定
装置は、一方向に測定点を走査する非接触距離計と、前
記一方向と直交する方向に移動可能であり第1基準面を
有する測定用可動板とを備え、該測定用可動板と連動す
べく配置してある被測定物までの距離を前記非接触距離
計によって検出して、被測定物の3次元の形状を測定す
る形状測定装置において、前記測定用可動板に固定され
ており、前記第1基準面に対して直交する第2基準面を
有する位置規定部材と、第1基準面上に載置された状態
で、第1基準面に平行な基準面を有する第1板部及び前
記基準面に直交する基準面を有する第2板部によりL字
状に形成された測定用ベースとを備えることを特徴とす
る。
【0011】第1発明では、測定用ベースの第1板部を
第1基準面に当接させ、第2板部を第2基準面に当接さ
せて、測定用ベースを測定用可動板上に載置する。測定
用ベースの第1板部と第2板部とに跨がって被測定物を
位置させて、被測定物までの距離を検出する。測定用ベ
ースに被測定物を載置したまま、測定用ベースの第1板
部を第2基準面に当接させ、第2板部を第1基準面に当
接させて、被測定物までの距離を検出する。これによ
り、被測定物に対して90°異なる夫々の方向から被測
定物までの距離を検出できて三面図を作成する距離デー
タ又は3次元形状を特定できる距離データが得られる。
【0012】第2発明に係る形状測定装置は、一方向に
測定点を走査する非接触距離計と、前記一方向と直交す
る方向に移動可能であり第1基準面を有する測定用可動
板とを備え、該測定用可動板と連動すべく配置してある
被測定物までの距離を前記非接触距離計によって検出し
て、被測定物の3次元の形状を測定する形状測定装置に
おいて、前記測定用可動板上に固定されており、前記第
1基準面に対して直交する第2基準面を有する位置規定
部材と、測定用可動板上に載置された状態で、第1基準
面に平行な第3基準面及び該第3基準面に直交する第4
基準面を有するとともに、第3基準面に対して所定角度
を有し傾斜方向が異なり、夫々の下端部が連なる2つの
傾斜面を有しており、傾斜方向の長さを異ならせてある
測定用ブロックとを備えることを特徴とする。
【0013】第2発明では、測定ブロックの第3基準面
を第1基準面に当接させ、第4基準面を第2基準面に当
接させて測定ブロックを測定用可動板上に載置する。測
定ブロックの傾斜面の長さが異なる傾斜面に跨がって被
測定物を載置し、被測定物までの距離を検出する。被測
定物までの距離を検出できない場合は測定ブロックに被
測定物を載置したまま、第4基準面を第1基準面に当接
させ、第4基準面と直交する側面を第2基準面に当接さ
せて、被測定物までの距離を検出する。これにより、被
測定物に対して所定角度異なる夫々の方向から被測定物
までの距離を検出できて、三面図を作成する距離データ
又は3次元形状を特定できる距離データが得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を、発明の実施の形態
を示す図面により詳述する。図1は本発明に係る形状測
定装置の要部斜視図である。測定テーブル1上には第1
基準面たる基準面2aを有する測定用可動板2が載置さ
れている。この測定用可動板2は、測定テーブル1の上
面に形成されている、矢符で示すY軸方向に平行な2列
のガイド溝1a,1bに沿ってガイドされてY軸方向に
移動可能になっている。測定テーブル1の矢符で示すX
軸方向の一側には平行した2本の支柱3,3が立設して
いる。支柱3,3の上端部には、それらに跨がってお
り、出射したレーザ光をX軸方向に走査して、測定用可
動板2側に配置する被測定物までの、X軸と直交するZ
軸方向の距離をイメージセンサにて検出する光学式の非
接触距離計4が取付けられている。
【0015】非接触距離計4の高さ位置は、支柱3,3
の上下動により自在に調整できるようになっている。非
接触距離計4の検出信号は測定ケーブル5を介して信号
処理装置6へ入力され、信号処理されたデータは、バス
7を介してパーソナルコンピュータ8へ入力され、距離
データに変換される。パーソナルコンピュータ8から出
力される駆動信号は制御ケーブル9を介して測定用回動
板2をY軸方向へ駆動する駆動機構10へ与えられる。
【0016】測定用可動板2は略正方形をしており、測
定用可動板2の上面の支柱3,3側端縁寄りには、Y軸
方向に平行させて、長寸の角材からなる位置規定部材3
0が固定して取付けられている。位置規定部材30のY
軸方向に沿う各側面は、第1基準面2aと直交した第2
基準面30aとなっている。また、位置規定部材30の
各端部には、一端が各当接され、位置規定部材30と直
交させている、長寸の角材からなる位置規定部材31,
31が、測定用可動板2の第1基準面2aに固定して取
付けられている。位置規定部材31,31のX軸方向に
沿う各側面は、第1基準面2aと直交した第2基準面3
1a,31aとなっている。位置規定部材31,31は
位置規定部材30と略同長寸法であり、位置規定部材3
1,31の高さ寸法は位置規定部材30の高さより若干
短寸となっている。
【0017】図2は被測定物を載置する測定用ベースの
斜視図である。測定用ベース40は鉄製であって、互い
に平行している基準面A1 ,A2 を有し、適長、適幅寸
法の第1板部40Aと、第1板部40Aの長さ寸法より
短寸であり、同幅寸法であって、互いに平行している基
準面B1 ,B2 を有する第2板部40Bとからなってい
て、第1板部40Aと第2板部40Bとを、基準面A1
(A2 )とB1 (B2)とを直交させてL字状に一体形
成されている。また、第1板部40A,第2板部40B
の夫々の内,外の角部は直角に形成されている。
【0018】図3は被測定物を載置する測定用ブロック
の斜視図である。測定用ブロック50は、適長、適幅寸
法の鉄製角材からなり、第3基準面C1 と、この第3基
準面C1 に直交する第4基準面C2 ,第5基準面C3
を有し、第4基準面C2 と第5基準面C3 とが平行して
おり、第4基準面C2 側は第5基準面C3 側より長寸と
なっている。第3基準面C1 の上方には第3基準面C1
に対して45°の角度をなし、第5基準面C3 側に向か
って下降している平坦な傾斜面D1 と第4基準面C2
に向かって下降している平坦な傾斜面D2 とが形成され
ている。傾斜面D1 と傾斜面D2 とは下端部で連らなっ
ていて側面視が略V字状となっている。そして傾斜面D
1 側は傾斜面D2 側より長寸に形成され、傾斜面D1
傾斜面D 2 との長さを異ならせたことにより被測定物の
底面周縁部に突出部が存在する場合は、短寸の傾斜面D
1 に載置することにより、突出部を傾斜面D2 の外方に
位置させて、載置することができるようになっている。
【0019】また傾斜面D1 の上端部と第4基準面C2
の上端部との間には、第3基準面C 1 と平行している基
準面F1 が形成され、傾斜面D2 の上端部と第5基準面
3の上端部との間には第3基準面C1 と平行している
基準面F2 が形成されている。また、測定用ブロック5
0の夫々の内,外角部は直角に形成されている。つま
り、測定用ブロック50の側面は、第4基準面C2 及び
第5基準面C3 と直交している。
【0020】次にこのように構成した形状測定装置によ
り、測定用ベースを用いて被測定物の形状を測定する動
作を、被測定物が歯列模型である場合について図4とと
もに説明する。歯列模型11は歯列状態及び歯ぐきを石
こうにより型取ってあり、歯列部Pと、歯ぐき部Qと、
これらを支持する台部Rとからなっている。そして台部
Rは外周側が向きを異にしている複数の側面11a,1
1a…を有し、側面11a,11a…は底面11bに対
して直角に形成されている。
【0021】さて、まず歯列模型11を測定用ベース4
0上に載置し、歯列模型11の中央部の側面11aを第
2板部40Bの基準面B2 に当接して、歯列模型11を
測定用ベース40に適宜手段で固定する。そして測定用
可動板2の第1基準面2a上に測定用ベース40を載置
し、第2板部40Bの基準面B1 を位置規定部材30の
第2基準面30aに当接させ、第1板部40Aの側面を
位置規定部材31の第2基準面31aに当接させる。即
ち、測定用ベース40を位置規定部材30と31とで形
成された角部に位置させる。
【0022】さて、そのようにした状態で、非接触距離
計4、信号処理装置6、パーソナルコンピュータ8及び
駆動機構10の夫々に電源を供給して動作可能状態にす
る。そして、非接触距離計4からレーザ光を出射して、
歯列模型11までのX軸方向と直交する矢符で示すZ軸
方向の距離を検出する。そして非接触距離計4が検出し
た検出信号を信号処理装置6へ入力して、数値データ化
し、それをパーソナルコンピュータ8へ入力し、距離デ
ータに変換する。
【0023】このようにして非接触距離計により、歯列
模型11のX軸方向に沿った測定位置のそれぞれの1回
目の距離測定を終了すると、パーソナルコンピュータ8
は駆動信号を送出し駆動機構10へ与える。そうする
と、駆動機構10により測定用可動板2をY軸方向、つ
まり紙面の右方向へ所定距離移動させる。そうするとレ
ーザ光の照射位置が変わり、非接触距離計4による距離
測定位置が変更される。そして再び前述したと同様に非
接触距離計4により距離測定を行い、先に1回目に測定
した測定位置に平行して変更された相隣するX軸方向の
測定位置に対し、歯列模型11までのZ軸方向の距離を
検出し、その検出信号を信号処理装置6へ入力して数値
データ化し、そのデータをパーソナルコンピュータ8へ
入力し、距離データに変換する。このような動作を繰り
返して歯列模型の全面にわたって、異なる距離測定位置
に対して検出して得た距離データがパーソナルコンピュ
ータ8に蓄積され、そのディスプレイに歯列模型11の
歯の形状に対応した数値、即ち三面図を作成する距離デ
ータ又は3次元形状を特定する距離データを表示し、被
測定物たる歯列模型11の3次元形状を測定することが
できる。
【0024】ここで、歯列模型11に照射したレーザ光
に死角が生じて歯列模型11の全ての測定位置について
測定位置までの距離を検出できず、距離データが欠落す
る場合は図5に示すように測定用ベース40の向きを変
更して測定する。
【0025】まず、歯列模型11を載置したまま、測定
用ベース40を持ち上げて、第1板部40Aの基準面A
1 を位置規定部材31の第2基準面31aに当接させ、
第2板部40Bの基準面B1 を位置規定部材30の第2
基準面30aと当接させて、位置規定部材30と31と
で形成される角部に位置決めする。そうすると、位置規
定部材30の第2基準面30aと、歯列模型11との位
置関係が狂うことなく、歯列模型11の向きを90°変
更でき、歯列模型11の測定位置にレーザ光を照射でき
る。そして前述したと同様に歯列模型11までの距離を
検出して得たデータをパーソナルコンピュータ8へ入力
し、距離データに変換する。そしてパーソナルコンピュ
ータ8に歯列模型11の姿勢を変更した角度データを入
力すると、角度を変更した後、検出しパーソナルコンピ
ュータ8で、先に変換された距離データが、入力された
角度データに基づいてパーソナルコンピュータ8で補正
され、レーザ光の死角となって測定できなかった測定位
置までの距離を測定することができ、歯列模型11全体
の3次元形状を測定できる。そして、補正した距離デー
タ又は3次元形状を特定する距離データをディスプレイ
に表示する。
【0026】次に測定用ブロックを用いて歯列模型11
の形状を形状測定装置により測定する動作を図6ととも
に説明する。まず、歯列模型11を測定用ブロック50
の傾斜面D1 と傾斜面D2 とに跨がって載置し、歯列模
型11の底面11bを傾斜面D1 に当接させて、歯列模
型11を傾斜面D1 に適宜手段で固定する。そして、測
定用可動板2の基準面2a上に測定用ブロック50を載
置し、測定用ブロック50の第4基準面C2 を位置規定
部材30の第2基準面30aに当接させる。また測定用
ブロック50の長寸側の側面を位置規定部材31の第2
基準面31aに当接させる。即ち、測定用ブロック50
を、その長寸側の側面をX軸方向に平行させて、位置規
定部材30と31とで形成された角部に位置させる。
【0027】そして、測定用ベース40を用いて歯列模
型11までの距離を検出したと同様に、レーザ光を歯列
模型11に照射すると、歯列模型11に対して45°の
角度で照射され、歯の位置までの距離を検出して距離デ
ータが得られる。ここで、歯に傾きがあって照射するレ
ーザ光の死角が生じて歯列模型の全ての測定位置につい
て、測定位置までの距離の検出ができなかった場合は、
測定用ブロック50の基準面F2 が上側に位置するよう
測定用ブロック50を白抜矢符で示す方向に転倒させ
る。そして第4基準面C2 を第1基準面2aに当接さ
せ、基準面F1 を位置規定部材30の第2基準面30a
に当接させ、更に測定用ブロック50の長寸側の側面を
位置規定部材31の第2基準面31aに当接させて、測
定用ブロック50を位置規定部材30と31とで形成さ
れた角部に位置させる。これにより歯列模型11は45
°傾斜したまま、歯列模型11のいままでの上側位置
(下側位置)が下側(上側)に位置する。これによりレ
ーザ光の死角であった歯列模型の測定位置にレーザ光を
照射でき、レーザ光の死角が解消する。そして、前述し
たと同様に歯列模型11の測定位置までの距離を検出し
て、そのデータをパーソナルコンピュータ8へ入力し、
距離データに変換する。そして変更した歯列模型11の
傾斜角度の角度データをパーソナルコンピュータ8へ入
力する。それにより、パーソナルコンピュータ8が入力
された距離データを角度データに基づいて補正し、レー
ザ光の死角により測定できなかった歯列模型の測定位置
までの距離を測定できる。したがって、歯列模型11に
対してレーザ光の死角が生じることがあっても、歯列模
型11の3次元形状を測定できる。
【0028】そして、前述したように測定用ブロック5
0の傾斜面D1 ,D2 の長さを異ならせていることによ
り、歯列模型11の底面の周縁部に突出部がある場合
は、短寸側の傾斜面D2 に歯列模型11の底面を対接さ
せることによって、突出部を測定用ブロック50に当接
させないようにでき、長寸側の傾斜面D1 に歯列模型1
1を載置した場合と同じ姿勢を保持させることができ
る。そのため、被測定物の底面の周縁部に突出部があっ
ても、そのような突出部が存在しない被測定物と同様の
取扱いで3次元形状を測定できる便利さがある。
【0029】なお、図3に示す測定ブロック50は、傾
斜面D1 ,D2 の傾斜角度をいずれも45°にしている
が、傾斜面D1 を例えば60°に、傾斜面D2 を30°
に各傾斜角度を異ならせてもよい。このような測定用ブ
ロック50を用いれば、被測定物に照射するレーザ光
を、被測定物に対して異なる2つの角度になし得て、4
5°の傾斜角度を有する測定用ブロック50では解消し
ないレーザ光の死角を解消することができる。
【0030】また、測定用可動板2の基準面2aに、測
定用ベース40又は測定用ブロック50のいずれかを直
接に載置して、距離を検出したが、測定用可動板2と測
定用ベース40又は測定用ブロック50の底面との間
に、所定角度の傾斜面を有する適宜のスペーサを介在さ
せることにより、被測定物に照射するレーザ光を被測定
物に対し90°又は45°より適宜に大きい角度で照射
して、被測定物の3次元形状を高精度に測定することが
できる。
【0031】本発明に係る発明の実施の形態では、歯列
模型の歯の3次元形状を測定する場合について説明した
が、これは単なる例示であり、歯列模型の歯の形状測定
に限定されるものではなく、底面と側面とが直交してい
る台部と一体化された被測定物であれば、同様にしてそ
の被測定物の3次元形状を測定できる。また、本発明に
係る発明の実施の形態では、被測定物にレーザ光を照射
する光学式の非接触距離計を用いたが、マイクロ波を照
射する非接触距離計を用いてもレーザ光を出射する非接
触距離計の場合と同様にして被測定物の3次元形状を測
定することができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、従
来のような高価な回転型姿勢調整具を用いて被測定物の
3次元形状を測定する必要がなく、第1発明では測定用
ベースを用い、第2発明では測定用ブロックを用いて、
被測定物の3次元形状を高精度に測定できて、形状測定
装置の大幅なコストダウンが図れる。したがって、本発
明は被測定物の3次元形状を高精度に測定できるととも
に、安価な形状測定装置を提供できる等の優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る形状測定装置の要部斜視図であ
る。
【図2】測定用ベースの斜視図である。
【図3】測定用ブロックの斜視図である。
【図4】測定用ベースの使用状態を示す斜視図である。
【図5】測定用ベースの他の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図6】測定用ブロックの使用状態を示す斜視図であ
る。
【図7】従来の形状測定装置の模式的構成図である。
【図8】回転型姿勢調整具の斜視図である。
【符号の説明】
1 測定テーブル 2 測定用可動板 2a 第1基準面 4 非接触距離計 11 歯列模型 30,31 位置規定部材 30a,31a 第2基準面 40 測定用ベース 50 測定用ブロック A1 ,A2 ,B1 ,B2 ,F1 ,F2 基準面 C1 第3基準面 C2 第4基準面 C3 第5基準面 D1 ,D2 傾斜面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に測定点を走査する非接触距離計
    と、前記一方向と直交する方向に移動可能であり第1基
    準面を有する測定用可動板とを備え、該測定用可動板と
    連動すべく配置してある被測定物までの距離を前記非接
    触距離計によって検出して、被測定物の3次元の形状を
    測定する形状測定装置において、 前記測定用可動板に固定されており、前記第1基準面に
    対して直交する第2基準面を有する位置規定部材と、第
    1基準面上に載置された状態で、第1基準面に平行な基
    準面を有する第1板部及び前記基準面に直交する基準面
    を有する第2板部によりL字状に形成された測定用ベー
    スとを備えることを特徴とする形状測定装置。
  2. 【請求項2】 一方向に測定点を走査する非接触距離計
    と、前記一方向と直交する方向に移動可能であり第1基
    準面を有する測定用可動板とを備え、該測定用可動板と
    連動すべく配置してある被測定物までの距離を前記非接
    触距離計によって検出して、被測定物の3次元の形状を
    測定する形状測定装置において、 前記測定用可動板上に固定されており、前記第1基準面
    に対して直交する第2基準面を有する位置規定部材と、
    測定用可動板上に載置された状態で、第1基準面に平行
    な第3基準面及び該第3基準面に直交する第4基準面を
    有するとともに、第3基準面に対して所定角度を有し傾
    斜方向が異なり、夫々の下端部が連なる2つの傾斜面を
    有しており、傾斜方向の長さを異ならせてある測定用ブ
    ロックとを備えることを特徴とする形状測定装置。
JP7253745A 1995-09-29 1995-09-29 形状測定装置 Pending JPH0996511A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100382905B1 (ko) * 2000-10-07 2003-05-09 주식회사 케이씨아이 치아 컴퓨터 모델링용 삼차원 스캐너 시스템

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