JPH0996324A - 温度感応型流体式ファン・カップリング装置 - Google Patents

温度感応型流体式ファン・カップリング装置

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JPH0996324A
JPH0996324A JP27681095A JP27681095A JPH0996324A JP H0996324 A JPH0996324 A JP H0996324A JP 27681095 A JP27681095 A JP 27681095A JP 27681095 A JP27681095 A JP 27681095A JP H0996324 A JPH0996324 A JP H0996324A
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    • F16D35/021Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単に温度の設定が可能となり、組立後の運
転で設定温度を確認するのではなく、感温部を設定温度
の油に浸漬するだけの簡単な方法で確認でき、さらに急
激な温度変化に対応させて冷却ファンの回転を迅速に調
整する。 【解決手段】 外周部に冷却ファン部材を取り付けたケ
ースとカバーとからなる密封器匣の内部が、耐熱合成油
の供給孔を有する仕切板により油溜室と駆動ディスクを
内装するトルク伝達室とに区劃され、さらに油溜室の内
部には、前記カバーの前面に設けられた感温体の温度変
化に伴う変形に追従して連桿を介して変位する弁部材が
その一端を油溜室側に固定されて内装され、該弁部材の
作動により駆動ディスクとケースおよび仕切板との対向
壁面間に設けられたトルク伝達室内の油量が増減して、
駆動側の回転軸体から被駆動側の密封器匣への回転トル
クの伝達が制御されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、自動車等
における機関冷却用ファンの回転を外域周囲の温度変化
に応じて自動制御し、走行状態に応じた冷却送風量を絶
えず機関に供給する温度感応型流体式ファン・カップリ
ング装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のファン・カップリング装
置としては、図5にその要部を断面で例示するような装
置が利用されている。すなわち、先端部に円盤状の駆動
ディスク1を固着した回転軸体2上に、軸受3を介して
支承され、かつ、外周部に冷却ファン部材4が取り付け
られたケース5とカバー6とからなる密封器匣7を備え
る装置である。この密封器匣7の内部は、耐熱合成油の
供給調整孔8を有する仕切板9によって、油溜室10
と、前記の駆動ディスク1を内装するトルク伝達室11
とに区劃され、さらに、油溜室10の内部には、前記カ
バー6の前面に設けられた感温体12が感知する温度変
化に追従して軸方向に変位可能な連桿13を介して連動
する板状の弁部材14が内装され、該板状の弁部材14
は油溜室10側において仕切板9にその一端が鋲着さ
れ、他端の自由端は仕切板9に設けられた供給調整孔8
を開閉するよう配設されている。
【0003】この場合、供給調整孔8は板状の弁部材1
4の作動により開閉され、供給調整孔8の開閉によって
伝達室11内に存在する耐熱合成油の油量を増減させ
て、駆動側の回転軸体1から被駆動側の密封器匣7へ伝
達されるトルクが制御されるように構成されている。
【0004】さらに、駆動ディスク1の回転作動時に、
その外周面に集油する油を油溜室10へ回収するため、
密封器匣7の内周面壁部の一部にはダム16と、該ダム
の回転方向の手前に近く排出口が設けられ、ダム16に
よりポンピングされた油はトルク伝達室11側から前記
排出口およびこれに連なる排出循環路17を通って油溜
室10へ回収される。また、前記密封器匣7の外側には
放熱フィン24が形成されている。
【0005】上記のように構成され、形成されたファン
・カップリング装置においては、外部周囲の温度が設定
値を超えた場合に、感温体12の変形動作に伴う連桿1
3の作用により、連桿13に接して設けられた弁部材1
4は仕切板9に設けられた供給調整孔8を開放する。一
方、外部周囲の温度が設定値を下回る場合には、弁部材
14は、逆に、供給調整孔8を閉塞する動作をなす。以
上のような動作により、駆動ディスク1と密封器匣7と
の間に形成されたトルク伝達室11内部に存在する耐熱
合成油の有効接触面積を増減させ、これにより、駆動側
の回転軸体2から被駆動側である密封器匣7へ伝達する
トルク量を制御させている。
【0006】このような前記従来のファン・カップリン
グ装置にあっては、油溜室10からトルク伝達室11へ
の油の供給は感温部の温度により弁部材14を開閉する
機構のために弁の開度に比例し、ファンの回転の二乗に
比例して増減する。これに対し、油の回収はトルク伝達
室に設けられたダムにより行われており、回収量は入力
軸回転と従動するファン回転との回転差に比例する機構
である。一方弁部材はバネ材からなり単独では開の状態
で組付けられ、感温体のバネ力を連棹により弁部材に伝
達し圧縮された弁閉状態で組付けられる。感温体の温度
が上昇することによりバネ力が減少し弁部材の反発力が
勝る分徐々に弁が開き、油の供給量が回収量より少しで
も多くなった温度においてファン回転が増加し、さらに
供給量も加速的に増加して急激的に連結状態になる。こ
の時の温度が連結設定温度であり油の回収量と供給量の
微妙な受給バランスで成立している。また、この設定温
度は連棹の長さにより調整される機構である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のファン
・カップリング装置においては全ての加工および組付等
の公差のしわ寄せが連棹に集中し、これが設定温度のバ
ラツキとして現れる。これに対し、設定温度の確認のた
め冷却ファンおよびカップリングを組付けた後に試運転
して連棹の長さ調整をおこなっているが、この作業は極
めて繁雑で、極めて手間がかかり、かつ精度が要求され
るためその改善が要望されていた。また、従来のファン
・カップリング装置は自動車のエンジンルーム内に設置
されていることに加えて、冷却ファンを駆動する際に、
継手としての作用を果たしている高粘度の耐熱合成油が
剪断作用を受けるため、密封器匣内を循環する耐熱合成
油の自己発熱量を大きくし易くすることの他、密封器匣
の構造によっては発熱と放熱の平衡が崩れ易くなる。さ
らに、上記した温度変化は急激に発生することが多く認
められるものの、従来のファン・カップリング装置は感
温部の感知する温度により弁部材を徐々に開閉させる機
構を採用しているため、供給調整孔を急速に開閉させ、
急激な温度変化に対応させて冷却ファンの回転を迅速に
調整することは容易でなかった。以上のような様々な要
因が重なって、耐熱合成油の劣化により軸受けも劣化
し、これらが冷却ファンの安定駆動を阻害し、さらには
機器の損壊が発生する可能性もあった。
【0008】本発明は、従来技術がこれまでに提起して
いる各種の難点に鑑みてなされたものであって、微妙な
弁の開度を要求されないために簡単に温度の設定が可能
となり、また、冷却ファンとカップリングの全組立後の
運転で設定温度を確認するのではなく、カバー部材を部
分組立とし、感温部を設定温度の油に浸漬するだけの簡
単な方法で確認でき、さらに急激な温度変化に対応させ
て冷却ファンの回転を迅速に調整することを得るように
構成された温度感応型流体式ファン・カップリング装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、先端部に円盤状の駆動ディスクを固着し
た回転軸体上に軸受を介して支承され、かつ外周部に冷
却ファン部材を取り付けたケースとカバーとならなる密
封器匣の内部が、耐熱合成油の供給孔を有する仕切板に
より油溜室と前記の駆動ディスクを内装するトルク伝達
室とに区劃され、さらに油溜室の内部には、前記カバー
の前面に設けられた感温体の温度変化に伴う変形に追従
して連桿を介して変位する弁部材がその一端を油溜室側
に固定されて内装され、該弁部材の作動により駆動ディ
スクとケースおよび仕切板との対向壁面間に設けられた
トルク伝達室内の油量が増減して、駆動側の回転軸体か
ら被駆動側の密封器匣への回転トルクの伝達が制御され
るようにしてなるファン・カップリング装置において、
前記弁部材が前記供給調整孔をばね手段により所定温度
で瞬時に開閉可能な構造を有する温度感応型流体式ファ
ン・カップリング装置を特徴とするものである。
【0010】本発明は、前記弁部材が少なくとも2か所
の折曲部をもつて形成されるリンク部材と、該リンク部
材を挟んでその両側に配設された少なくとも2本のコイ
ルスプリングと、前記リンク部材に接する前記連桿と相
対する側においてリンク部材と仕切板との間に介在さ
れ、かつ、前記感温体の方向に付勢する弾性体とにより
構成されてなることが好ましい。
【0011】本発明において、前記弁部材が円盤状の皿
ばねと、該皿ばねに接する前記連桿と反対面にあって、
前記皿ばねと仕切板との間に介在され、かつ、前記感温
体に付勢する弾性体とにより構成されてなることが好ま
しい。
【0012】前記のファン・カップリング装置において
は、前記カバーの内面から仕切板に向け、かつ前記弁部
材の自由端に対向してストッパが設けられ、弁全開時に
は必要開度を超えたところで弁開度を制限することがよ
り好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に関して、図
面を参照しながら以下に詳述する。図1は本発明の実施
例において、弁部材が閉塞位置にある場合の縦断面図、
図2は本発明の実施例において、弁部材が解放位置にあ
る場合の部分縦断面図、図3は本発明の実施例において
用いられる弁部材の平面図、図4は本発明の他の実施例
において用いられる弁部材の側面図である。
【0014】本発明は、図1に示すように、先端部に円
盤状の駆動ディスク1を固着した回転軸体2上に、軸受
3を介して支承され、かつ、外周部に冷却ファン部材4
が取り付けられたケース5とカバー6とからなる密封器
匣7を備える温度感応型流体式ファン・カップリング装
置である。密封器匣7の内部は、耐熱合成油の供給調整
孔8を有する仕切板9によって、油溜室10と、前記駆
動ディスク1を内装するトルク伝達室11とに区劃さ
れ、さらに、油溜室10の内部には、前記カバー6の前
面に設けられた感温体12が感知する温度変化に伴う変
形に追従して軸方向に変位可能な連桿13と、この連桿
13の変位に連動する弁部材14とが内装されている。
【0015】該弁部材14は、供給調整孔8を瞬時に開
閉可能な構造を有し、その一例は図2に示すように、少
なくとも2か所の折曲部をもつて形成されるリンク部材
15と、リンク部材15を挟んでその左右に配設された
少なくとも2本のコイルスプリング26と、前記リンク
部材15に接する連桿13の相対する側においてリンク
部材15と仕切板9との間に介在し、かつ前記リンク部
材15を感温体12の方向に付勢する例えばコイルスプ
リングのような弾性体27とにより構成されている。ま
た、油溜室10側において仕切板9には弁部材14を構
成するリンク部材15の一端にある固着片31が鋲着さ
れ、リンク部材15の他端の自由端にある弁片32は仕
切板9に設けられた供給調整孔8に対向してこれを開閉
し、固着片31と弁片32との間には加圧片33を介在
して、固着片31と加圧片33、加圧片33と弁片32
とは夫々回転軸34、34´を介してリンク構造を形成
している。
【0016】この場合、上記供給調整孔8は、弁部材1
4を構成し供給調整孔8に対向するリンク部材15の作
動により開閉自在にされ、この供給調整孔8の開閉によ
ってトルク伝達室11内に存在する耐熱合成油の油量に
増減が生じ、トルク伝達室11内における耐熱合成油の
油量の増減によって、駆動側の回転軸体1から被駆動側
の密封器匣7へ向けて伝達されるトルクが制御されるよ
うに構成されている。
【0017】さらに、駆動ディスク1の回転作動時に、
その外周面に集溜する油を油溜室10に回収するため、
密封器匣7の内周面側壁部の一部にダム16と、該ダム
の回転方向の手前に近くに排出口が設けられ、ダム16
によりポンピングされた油はトルク伝達室11側から排
出口とこの排出口に連なる排出循環路17を通って油溜
室10へ回収される。また、前記密封器匣7の外側には
放熱フィン24が形成されている。
【0018】以上のように構成された本発明のファン・
カップリング装置は、外部周囲温度が下降すると、感温
体12が弯曲変形して、連桿13を弾性体27により軸
方向の外方へ変位させる。この際該連桿13の変位に追
随して前記弾性体27により加圧片33も軸方向の外方
側に移動するがコイルスプリング26により固着片31
と弁32は相互に引き合う力を受け、したがって弁片3
2は図1の位置を維持して供給調整孔8を閉鎖してい
る。次に外部周囲温度が上昇すると、連桿13は軸方向
の内方へ移動して弾性体27およびコイルスプリング2
6に抗して加圧片33を押圧する。そして連桿13がさ
らに軸方向の内方へ移動して加圧片33を一層押圧する
と、該押圧力が前記固着片31と弁32との相互に引き
合う力より大きくなりリンク部材15はコイルスプリン
グ26によって図1のへの字状から図3の逆への字状へ
急激に反転して、供給調整孔8は瞬時に開放する。
【0019】一方コイルスプリング26により逆への字
状となったリンク部材15は、外部周囲温度の降下に伴
う連桿13の軸方向の外方への変位によって弾性体27
により加圧片33を押圧され、弁片32が油溜室10の
内面と係合する状態となる。連桿13がさらに軸方向の
外方への変位して弾性体27の押圧力が増すと、該押圧
力が前記固着片31と弁32との相互に引き合う力より
大きくなりリンク部材15はコイルスプリング26によ
って図3の逆への字状から図1のへの字状へ急激に反転
して、供給調整孔8は瞬時に閉鎖される。このような弁
部材14による供給調整孔8の瞬時の開閉動作は、コイ
ルスプリング26と弾性体27のばねのばね定数を温度
との関係で適宜選択することにより所定温度で行うこと
ができる。
【0020】弁部材14は、図1ないし3に示した実施
例の他に図4のように構成することもできる。すなわ
ち、自由端に弁片30を有する円盤状の皿ばね28と、
この皿ばね28に接する連桿13と相対する側におい
て、前記皿ばね28と仕切板9との間に介在され、かつ
感温体12の方向に前記皿ばね28を付勢する弾性体2
7とにより構成されており、上記した実施例と同様に連
桿が一定範囲以上に移動すると反転する構造を有し、こ
れにより供給調整孔8を瞬間的に開閉する構成を有する
ものである。この実施例は、皿ばね28の利用により弁
部材14をより小形化、軽便化できる。
【0021】本発明の実施に際して弁全開時には必要開
度を超えたところで弁開度を制限するための、カバー6
の内面から仕切板9に向けて突出するストッパ29を設
けると好ましく、このストッパ29はリンク部材15の
自由端側の弁片32或いは皿ばねの弁片30に対向して
設けられている。これは弁部材14の作動に際して、供
給調整孔8の開度を一定限度内に抑制し、感温体12の
作動を必要とする温度に対するヒステリシスを少なくす
ることができることに起因する。
【0022】なお、本発明の実施に際して、弁部材14
を構成するコイルスプリング26または皿ばね28の反
転強度と、該弁部材14または皿ばね28を感温体の方
向に付勢する弾性体27の強度とを適宜選択した弁部材
14を利用することによっても、供給調整孔8の開度を
一定限度内に抑制し、感温体12の作動を必要とする温
度に対するヒステリシスを少なくすることを可能にし得
る。
【0023】
【発明の効果】以上に記述した如く、本発明の実施によ
り微妙な弁の開度を要求されないために簡単に温度の設
定が可能となり、かつ、冷却ファンとカップリングの全
組立後の運転で設定温度を確認するのではなく、カバー
部材を部分組立とし、感温部を設定温度の油に浸漬する
だけの簡単な方法で確認ができ、装置の小形化、軽便化
が図れると共に、迅速、かつ安定した温度制御特性を持
ち合わせ、さらに前記感温体の作動を必要とする温度に
対するヒステリシスを少なくすることができる温度感応
型流体式ファン・カップリング装置を提供することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、弁部材が閉塞位置に
ある場合の縦断面図である。
【図2】弁部材が解放位置にある場合の部分縦断面図で
ある。
【図3】この実施例において用いられる弁部材の平面図
である。
【図4】他の実施例において用いられる弁部材の側面図
である。
【図5】従来例において、弁部材が閉塞位置にある場合
の縦断面図である。
【符号の説明】
1 駆動ディスク 2 回転軸体 3 軸受 4 冷却ファン部材 5 ケース 6 カバー 7 密封器匣 8 供給調整孔 9 仕切板 10 油溜室 11 トルク伝達室 12 感温体 13 連桿 14 弁部材 15 リンク部材 16 ダム 17 排出循環路 24 放熱フィン 26 コイルスプリング 27 弾性体 28 皿ばね 29 ストッパ 30 弁片 31 固着片 32 弁片 33 加圧片 34 回転軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に円盤状の駆動ディスクを固着し
    た回転軸体上に軸受を介して支承され、かつ外周部に冷
    却ファン部材を取り付けたケースとカバーとならなる密
    封器匣の内部が、耐熱合成油の供給孔を有する仕切板に
    より油溜室と前記の駆動ディスクを内装するトルク伝達
    室とに区劃され、さらに油溜室の内部には、前記カバー
    の前面に設けられた感温体の温度変化に伴う変形に追従
    して連桿を介して変位する弁部材がその一端を油溜室側
    に固定されて内装され、該弁部材の作動により駆動ディ
    スクとケースおよび仕切板との対向壁面間に設けられた
    トルク伝達室内の油量が増減して、駆動側の回転軸体か
    ら被駆動側の密封器匣への回転トルクの伝達が制御され
    るようにしてなるファン・カップリング装置において、
    前記弁部材が前記供給調整孔をばね手段により設定温度
    で瞬時に開閉可能な構造を有することを特徴とする温度
    感応型流体式ファン・カップリング装置。
  2. 【請求項2】 前記弁部材が少なくとも2か所の折曲部
    をもつて形成されるリンク部材と、該リンク部材を挟ん
    でその両側に配設された少なくとも2本のコイルスプリ
    ングと、前記リンク部材に接する前記連桿と相対する側
    においてリンク部材と仕切板との間に介在され、かつ前
    記リンク部材を感温体の方向に付勢する弾性体とにより
    構成されてなることを特徴とする請求項1記載の温度感
    応型流体式ファン・カップリング装置。
  3. 【請求項3】 前記弁部材が円盤状の皿ばねと、該皿ば
    ねに接する前記連桿と反対面にあって、前記皿ばねと仕
    切板との間に介在され、かつ前記皿ばねを感温体に付勢
    する弾性体とにより構成されてなることを特徴とする請
    求項1記載の温度感応型流体式ファン・カップリング装
    置。
  4. 【請求項4】 前記カバーの内面から仕切板に向け、か
    つ前記弁部材の自由端に対向してストッパが設けられ、
    弁全開時には必要開度を超えたところで弁開度を制限す
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に
    記載の温度感応型流体式ファン・カップリング装置。
JP27681095A 1995-09-29 1995-09-29 温度感応型流体式ファン・カップリング装置 Expired - Fee Related JP3753193B2 (ja)

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