JPH09955A - 籾摺機における脱ぷ難易度判別装置 - Google Patents

籾摺機における脱ぷ難易度判別装置

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JPH09955A
JPH09955A JP17654195A JP17654195A JPH09955A JP H09955 A JPH09955 A JP H09955A JP 17654195 A JP17654195 A JP 17654195A JP 17654195 A JP17654195 A JP 17654195A JP H09955 A JPH09955 A JP H09955A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 籾摺機に供給される籾の脱ぷ難易度を判別
し、脱ぷが困難であればこれを作業者に知らせて、脱ぷ
ロールの過剰な閉め込みすぎによる肌ずれ米や砕米の発
生を防止する籾摺機における脱ぷ難易度判別装置を提供
する。 【構成】 脱ぷ後の摺米の脱ぷ率を検出する脱ぷ率セン
サー21と、原料供給弁の開度を検出する開度検出セン
サー20と、前記脱ぷ率センサー21により検出した検
出脱ぷ率が予め設定した目標脱ぷ率となるように一対の
脱ぷロールの間隙を開閉するロール間隙制御手段Mと、
原料供給量が一定のもと、前記検出脱ぷ率が前記目標脱
ぷ率に到達する時間を測定し、該測定時間と基準時間と
を比較して原料籾の脱ぷ難易度を判別する脱ぷ難易度判
別手段23と、該脱ぷ難易度判別手段23により脱ぷが
困難と判断された場合には前記目標脱ぷ率を設定変更す
ると共に、アラームを表示する表示・制御手段24とを
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方の脱ぷロール軸の
位置を正逆転自在なモータにより移動して脱ぷロールの
間隙を広狭に調節する籾摺機において、籾摺機に供給し
た籾の品種や水分等の成分値を測定することなく脱ぷ難
易度を判別し、脱ぷが困難であればこれを作業者に知ら
せて、脱ぷロールの過剰な閉め込みすぎによる肌ずれ米
や砕米の発生を防止する籾摺機における脱ぷ難易度判別
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一対の脱ぷロールによって脱ぷさ
れた摺米を脱ぷ率センサーによって検出し、この検出脱
ぷ率が、予め設定した目標脱ぷ率となるように、一方の
脱ぷロール軸の位置を正逆転自在なモータにより移動し
て両脱ぷロールの間隙を広狭に調節するような籾摺機に
おいては、特開昭64ー80451号公報等により公知
である。この籾摺機は、前記検出脱ぷ率が予め設定した
前記目標脱ぷ率となるように、両脱ぷロールを開閉制御
するいわゆるフィードバック制御を用いた脱ぷ率制御装
置であって、特に、摺米の検出脱ぷ率が予め設定した目
標脱ぷ率からかけ離れている場合、その応答性を向上す
ることを目的としたものである。
【0003】上記のような脱ぷ率制御装置においては、
摺米の検出脱ぷ率が予め設定した目標脱ぷ率に到達しな
い場合、正逆転自在な前記モータが前記両脱ぷロールの
間隙を狭めて、摺米の脱ぷ率を上げて目標脱ぷ率に近付
くように自動的にルーチン制御が繰り返される。しかし
ながら、前記一対の脱ぷロールの間隙をある程度狭めて
も摺米の脱ぷ率が向上しないことがあり(図5の矢印参
照)、その原因として、例えば、脱ぷロールの著しい摩
耗による主ロールと副ロールとの周速度差の低下(主ロ
ールの方が摩耗量が多い)、等が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、脱ぷ率が向上し
ないもう一つの原因として、脱ぷが困難な原料籾を供給
していることが考えられる。一対の脱ぷロールに供給さ
れる原料籾は、籾の品種、水分又は乾燥終了後の経過時
間等の違いにより脱ぷ難易度があり、一概に脱ぷロール
の間隙を狭めても脱ぷ率が向上しないことがある。その
結果、脱ぷロールの間隙を狭めすぎて、肌ずれ米や砕米
を発生させてしまうという欠点があった。
【0005】ところで、特公昭62ー47414号公報
においては、「籾摺機の脱ぷ率はモータの負荷電流やロ
ール間隙以外にも、籾の品種や水分率による脱ぷ難易度
等によって変動することが判明した。」と記述されてい
るが、脱ぷ難易度を具体的に判別する手段は開示されて
いない。
【0006】本発明は、上記問題点にかんがみ、籾摺機
に供給される籾の品種や水分等の成分値を測定すること
なく脱ぷ難易度を判別し、脱ぷが困難であればこれを作
業者に知らせて、脱ぷロールの過剰な閉め込みすぎによ
る肌ずれ米や砕米の発生を防止する籾摺機における脱ぷ
難易度判別装置を提供することを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、一対の脱ぷロールにより脱ぷされた摺米の脱
ぷ率を検出する脱ぷ率センサーと、該脱ぷ率センサーに
より検出した検出脱ぷ率が予め設定した目標脱ぷ率とな
るように脱ぷロールの間隙を開閉するロール間隙制御手
段と、該ロール間隙制御手段によるロール間隙の制御開
始から前記検出脱ぷ率が前記目標脱ぷ率に到達するまで
の時間を測定し、該測定時間と基準時間とを比較して原
料籾の脱ぷ難易度を判別する脱ぷ難易度判別手段と、該
脱ぷ難易度判別手段により脱ぷが困難と判断された場合
には前記目標脱ぷ率を設定変更すると共に、アラームを
表示する表示・制御手段とを設ける、という技術的手段
を講じた。
【0008】また、一対の脱ぷロールに供給される原料
籾の供給量を調節する原料供給弁と、該原料供給弁の開
度を検出する開度検出センサーとを設け、前記脱ぷ難易
度判別手段は、前記開度検出センサーの検出値から原料
供給量を算出すると共に、脱ぷロールへの原料供給量が
一定であることを検知したとき、作動を開始させるよう
に構成するとよい。
【0009】
【作用】一対の脱ぷロールで籾摺作業を開始すると、脱
ぷ後の摺米の脱ぷ率が脱ぷ率センサーにより検出され、
この検出値が脱ぷ難易度判別手段に入力される。脱ぷ難
易度判別手段においては、前記脱ぷ率センサーにより検
出された検出脱ぷ率が予め設定した目標脱ぷ率となるよ
うにロールの間隙が開閉制御される。そして、ロール間
隙の制御開始から前記検出脱ぷ率が前記目標脱ぷ率に到
達するまでの時間を測定し、この測定時間と基準時間と
を比較して原料籾の脱ぷ難易度が判別される。当該原料
籾が脱ぷが困難な籾であると判断された場合は、表示・
制御手段により前記目標脱ぷ率を下げる方向に設定変更
すると共に、脱ぷが困難であることをアラーム表示す
る。
【0010】また、原料供給弁の開度が開度検出センサ
ーにより検出されると、この検出値は前記脱ぷ率センサ
ーの検出値と共に脱ぷ難易度判別手段に入力される。そ
して、脱ぷ難易度判別手段により脱ぷロールへの原料供
給量が算出され、原料供給量が一定であることを監視し
ながら、誤差がなく安定した脱ぷ難易度が判別される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を図面を参照
して説明する。図1において、籾摺選別機1は、横に長
い箱型の機枠2と、該機枠2の右上部に設けた籾摺部3
と、機枠2の左上部に設けた複数の選別板からなる揺動
式選別部4とから全体が構成されている。
【0012】前記籾摺部3は、原料籾ホッパー5底部の
籾供給口6に、繰り込みロール7と供給弁8とを対向し
て設け、その下方に臨ませて2本の平行な籾摺り用の脱
ぷロール9,10を間隙Sを隔てて横架する。そして、
一方のロール9の軸9Aを機壁に支承すると共に、他方
のロール10の軸10Aを、左右に旋回自在の調節棒1
1により支承する。
【0013】そして、減速ギヤを内蔵した正転又は逆転
するモータMを介して、その先端の螺子部を調節棒11
に螺通し、ロール間隙制御手段を構成する。
【0014】符号12は籾供給口6を開閉するシャッタ
ーである。そして、主モータ13によりロール9,10
を互いに内方向に回転し、ホッパー5に供給した籾を両
ロール間の摩擦により籾摺りを行う。
【0015】籾摺部3の次工程には、籾摺部3下方に設
けた振動板14と、籾摺部3左上方に設けた排塵ファン
15とからなる風選機構を設けている。そして、風選機
構を通過した籾と玄米との混合米は、機枠2中央下部に
横設したスクリューコンベア16及び該スクリュウコン
ベア16に連絡し、且つ、機枠2中央に立設したバケッ
トコンベア17により混合米タンク18に送られる。該
混合米タンク18に滞留した混合米は前記揺動選別部4
に供給されて玄米、籾及び混合米の3種類に選別され、
玄米だけが揺動選別部4近傍に立設した玄米スロワー1
9により機外へ排出される。揺動選別部4を通過した籾
は循環樋(図示せず)により籾摺部3に送られて籾摺り
と風選が行われ、更に、揺動選別部4を通過した混合米
は別の循環樋(図示せず)を介してスクリューコンベア
16及びバケットエレベータ17に送られ、混合米タン
ク18に供給されて揺動選別部4により再度選別され
る。
【0016】本実施例においては、籾摺選別機1への原
料供給量や摺米の循環量が不安定である運転初期におい
ても誤差がなく安定した脱ぷ難易度を判別できるよう
に、前記籾摺部3の供給弁8には開度検出センサー20
を設けて、脱ぷロール9,10への原料供給量を検出で
きる構成となっている。また、籾摺部3と揺動選別部4
との間の任意位置には、脱ぷ後の摺米の脱ぷ率を検出す
る脱ぷ率センサー21を設ける。本実施例においては、
図2に示すように混合米タンク18にサンプリングパイ
プ22の上端を臨ませ、該サンプリングパイプ22の下
端を脱ぷ率センサー21に接続する。この構成により、
混合米タンク18に溜まった混合米の脱ぷ率が測定さ
れ、脱ぷ率の測定が終了した混合米はバケットエレベー
タ17に返流されることになる。符号25は振動板14
とスクリュウコンベア16とを連絡する混合米樋であ
り、符号26は、メインスイッチ27、目標脱ぷ率を設
定するダイヤル28、及び脱ぷ難易度を表示する表示器
24等を備えた制御盤である。
【0017】前記開度検出センサー20及び脱ぷ率セン
サー21の制御部について図3を参照しながら説明す
る。図3は脱ぷ難易度判別装置を示すブロック図であ
り、前記開度検出センサー20及び脱ぷ率センサー21
は、脱ぷ難易度判別手段23に接続し、該脱ぷ難易度判
別手段23により原料供給量が算出され、検出脱ぷ率が
予め設定した目標脱ぷ率となるように前記モータMを駆
動して両脱ぷロールの間隙Sを開閉制御し、更に、前記
検出脱ぷ率が目標脱ぷ率に到達するまでの時間を測定し
て原料籾の脱ぷ難易度を判別する。そして、脱ぷ難易度
判別手段23は表示・制御手段24に接続して、脱ぷが
困難と判断された場合には目標脱ぷ率を下げる方向に設
定変更を行うと共に、アラームを表示する。
【0018】次に、上記構成における作用を図1、図3
及び図4のフローチャートを参照しながら説明する。ホ
ッパー5から原料籾を供給し、シャッター12を開放す
ることにより、原料籾が籾供給口6から脱ぷロール9,
10に供給される。このとき、籾供給弁8は半開状態に
あり、開度検出センサー20により籾供給弁8の開度が
検出される。脱ぷロール9,10により原料籾は脱ぷさ
れ、脱ぷロール9,10からの摺米は振動板14に落下
し、混合米と籾殻とに篩い分けられる。そして、籾殻は
排塵ファン15の吸引風によって機外に排出され、混合
米は混合米樋25を介してスクリュウコンベア16に供
給され、該スクリュウコンベア16及びバケットエレベ
ータ17に搬送されて混合米タンク18に供給される。
混合米タンク18に供給された混合米は、揺動選別部4
に供給されて籾、玄米、混合米の3種類に選別されると
共に、混合米タンク18に供給された一部の混合米はサ
ンプリングパイプ22を介して脱ぷ率センサー21に供
給されて混合米の脱ぷ率が測定される。
【0019】前記開度検出センサー20及び脱ぷ率セン
サー21の検出信号は脱ぷ率難易度判別手段23に入力
され、該脱ぷ難易度判別手段23により脱ぷロール9,
10の制御、脱ぷ難易度の判別及び目標脱ぷ率の変更が
行われる。これを、図4のフローチャートに従って詳述
する。
【0020】ステップ101では、前記開度検出センサ
ー20により脱ぷロール9,10への籾の供給量が算出
され、供給量が一定か否か判別される。そして、一定で
ある場合に限り、ステップ102に進む。ステップ10
2では、脱ぷ率設定ダイヤル28により作業者が入力し
た目標脱ぷ率を読み込んで記憶すると共に、脱ぷ率セン
サー21により検出した検出脱ぷ率を一定時間間隔で読
み込む。そして、ステップ103では、前記目標脱ぷ率
と検出脱ぷ率とを比較し、検出脱ぷ率が目標脱ぷ率と等
しければステップ101に戻り、検出脱ぷ率が目標脱ぷ
率と等しくなければステップ103に至る。次のステッ
プ104では、脱ぷ難易度を判別するルーチンが始ま
り、ここで、目標脱ぷ率応答時間(t)を測定するタイ
マーが作動する。ステップ104でタイマーが作動する
と、次の、ステップ105では脱ぷロール9,10の間
隙Sの制御が行われる。
【0021】このステップ105における脱ぷロール
9,10の間隙制御は、検出脱ぷ率が目標脱ぷ率にでき
るだけ早く近付くように、ロール間隙Sを狭める制御が
行われる。この制御は、例えば、「ロール間隙Sを0.
1mm狭めれば脱ぷ率が1%上がる」という実験値に基
づいてモータMの制御量が決定される。
【0022】次に、ステップ106に至り、再び目標脱
ぷ率と検出脱ぷ率との読み込みが行われる。このとき、
検出脱ぷ率はロール間隙S変更後の最新の検出値に更新
されるが、目標脱ぷ率は脱ぷ率設定ダイヤル28を変更
しない限り更新されない。
【0023】更に、ステップ107では再び目標脱ぷ率
と検出脱ぷ率とを比較し、検出脱ぷ率が目標脱ぷ率と等
しければステップ105に戻り、検出脱ぷ率が目標脱ぷ
率と等しくなければステップ108に至る。ステップ1
08では、ステップ104で計測を始めたタイマーを停
止し、次のステップ109で検出脱ぷ率が目標脱ぷ率に
近付く目標脱ぷ率応答時間(t)が算出される。そし
て、ステップ110で応答時間(t)が、予め設定した
基準時間を越えるか否か判断される。応答時間(t)が
基準時間を越えなければ、「脱ぷし易い原料籾が供給さ
れている」と判断する。応答時間(t)が基準時間を越
えると、「脱ぷの困難な原料籾が供給されている」と判
断し、ステップ111の目標脱ぷ率の変更手段及びステ
ップ112の脱ぷ難易度表示に至る。
【0024】ステップ111は、目標脱ぷ率の変更手段
であり、例えば、作業者が脱ぷ率設定ダイヤル28によ
り目標脱ぷ率を90%に設定し、基準時間を越えても検
出脱ぷ率が90%に到達しないときは、目標脱ぷ率を自
動的に設定変更して(例えば85%)再び脱ぷ率制御を
行うものである。
【0025】目標脱ぷ率を設定変更すると、次に、ステ
ップ112に至り、作業者に「脱ぷの困難な原料籾」で
あることを表示器24により知らせ、更に、目標脱ぷ率
を設定変更したことを知らせる。
【0026】以上のように、原料籾が籾摺選別機1に供
給されると、脱ぷ率設定ダイヤル28により設定した目
標脱ぷ率に近付くまで脱ぷロール9,10の間隙Sの調
節が自動的に行われるが、基準時間を越えても検出脱ぷ
率が目標脱ぷ率に近付かないときは、原料籾を「脱ぷの
困難な原料籾」として表示し、目標脱ぷ率を設定変更し
て再び原料籾の脱ぷを行うので、脱ぷが困難な原料籾で
あることを作業者に知らせて、脱ぷロールの過剰な締め
込みすぎによる肌ずれ米や砕米の発生を防止することが
可能となった。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
対の脱ぷロールにより脱ぷされた摺米の脱ぷ率を検出す
る脱ぷ率センサーと、該脱ぷ率センサーにより検出した
検出脱ぷ率が予め設定した目標脱ぷ率となるように脱ぷ
ロールの間隙を開閉するロール間隙制御手段と、該ロー
ル間隙制御手段によるロール間隙の制御開始から前記検
出脱ぷ率が前記目標脱ぷ率に到達するまでの時間を測定
し、該測定時間と基準時間とを比較して原料籾の脱ぷ難
易度を判別する脱ぷ難易度判別手段と、該脱ぷ難易度判
別手段により脱ぷが困難と判断された場合には前記目標
脱ぷ率を設定変更すると共に、アラームを表示する表示
・制御手段とを設けたので、脱ぷが困難な原料籾である
ことを作業者に知らせて、脱ぷロールの過剰な締め込み
すぎによる肌ずれ米や砕米の発生を防止することが可能
となった。また、いわゆる全自動の籾摺り機において
は、目標脱ぷ率に到達しない原因が機械的なものと判断
されがちであったが、原料籾に原因があると考えること
もできる。更に、摩耗した脱ぷロールを使用することに
よる肌ずれ米や砕米の発生を防止することができる。そ
して、籾摺り技術の未熟な人でも精品を傷つけることが
ないので、安心して籾摺り作業を行うことができる。
【0028】また、一対の脱ぷロールに供給される原料
籾の供給量を調節する原料供給弁と、該原料供給弁の開
度を検出する開度検出センサーとを設け、前記脱ぷ難易
度判別手段は、前記開度検出センサーの検出値から原料
供給量を算出すると共に、脱ぷロールへの原料供給量が
一定であることを検知したとき、作動を開始させるよう
に構成したので、脱ぷロールへの原料供給量が算出さ
れ、原料供給量が一定であることを監視しながら、脱ぷ
難易度が判別されるので、籾摺選別機への原料供給量や
摺米の循環量が不安定である運転初期においても誤差が
なく安定した脱ぷ難易度を判別できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の籾摺機を示す一部破断側面図で
ある。
【図2】脱ぷ率センサーを装着した籾摺機を示す斜視図
である。
【図3】本発明実施例の脱ぷ難易度判別装置を示すブロ
ック図である。
【図4】同上のフローチャートである。
【図5】脱ぷロールの間隙と脱ぷ率との関係を示す特性
図である。
【符号の説明】
1 籾摺選別機 2 機枠 3 籾摺部 4 揺動選別部 5 原料籾ホッパー 6 籾供給口 7 繰り込みロール 8 供給弁 9 脱ぷロール 9A ロール軸 10 脱ぷロール 10A ロール軸 11 調節棒 12 シャッター 13 主モータ 14 振動板 15 排塵ファン 16 スクリュウコンベア 17 バケットコンベア 18 混合米タンク 19 玄米スロワー 20 開度検出センサー 21 脱ぷ率センサー 22 サンプリングパイプ 23 脱ぷ難易度判別手段 24 表示制御手段 25 混合米樋 26 制御盤 27 メインスイッチ 28 脱ぷ率設定ダイヤル M モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の脱ぷロールにより脱ぷされた摺米
    の脱ぷ率を検出する脱ぷ率センサーと、該脱ぷ率センサ
    ーにより検出した検出脱ぷ率が予め設定した目標脱ぷ率
    となるように脱ぷロールの間隙を開閉するロール間隙制
    御手段と、該ロール間隙制御手段によるロール間隙の制
    御開始から前記検出脱ぷ率が前記目標脱ぷ率に到達する
    までの時間を測定し、該測定時間と基準時間とを比較し
    て原料籾の脱ぷ難易度を判別する脱ぷ難易度判別手段
    と、該脱ぷ難易度判別手段により脱ぷが困難と判断され
    た場合には前記目標脱ぷ率を設定変更すると共に、アラ
    ームを表示する表示・制御手段とを設けたことを特徴と
    する籾摺機における脱ぷ難易度判別装置。
  2. 【請求項2】 一対の脱ぷロールに供給される原料籾の
    供給量を調節する原料供給弁と、該原料供給弁の開度を
    検出する開度検出センサーとを設け、前記脱ぷ難易度判
    別手段は、前記開度検出センサーの検出値から原料供給
    量を算出すると共に、脱ぷロールへの原料供給量が一定
    であることを検知したとき、作動を開始させるように構
    成してなる請求項1記載の籾摺機における脱ぷ難易度判
    別装置。
JP17654195A 1995-06-19 1995-06-19 籾摺機における脱ぷ難易度判別装置 Expired - Lifetime JP3664324B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022244778A1 (ja) * 2021-05-20 2022-11-24 株式会社サタケ 穀物調製設備の制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022244778A1 (ja) * 2021-05-20 2022-11-24 株式会社サタケ 穀物調製設備の制御方法

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