JPH0994849A - 射出成形用金型装置 - Google Patents

射出成形用金型装置

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JPH0994849A
JPH0994849A JP27626495A JP27626495A JPH0994849A JP H0994849 A JPH0994849 A JP H0994849A JP 27626495 A JP27626495 A JP 27626495A JP 27626495 A JP27626495 A JP 27626495A JP H0994849 A JPH0994849 A JP H0994849A
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Terumasa Osaki
輝正 大崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、直交するスライドコアが凹凸嵌合
するような射出成形用金型装置に於て、一方のスライド
コアを位置決めした後、直交する他方のスライドコアの
凸部が位置決めされたスライドコアの凹部に嵌合するよ
うにし、金型自体を安価にコンパクトに設計することが
でき、また、互いのスライドコアの動きを金型自体で行
っているので特別な設定を必要とせず、設定の誤りによ
るスライドコアや金型自体の破損を防止することを目的
としている。 【解決手段】 直交するスライドコアを射出成形時一体
に固定する如くした射出成形用金型装置に於て、各スラ
イドコアを移動する移動ブロックの一方のブロックが他
方の直交する移動ブロックより早く定位置に達する機構
を有し、定位置に移動した時のみ直交する他方の移動ブ
ロックが嵌合する凹凸部を設けたことを特徴とする射出
成形用金型装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少くとも一対の直
交するスライドコアを有し、また、その互いのスライド
コアが凹凸嵌合するようなした射出成形用金型装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】少くとも一対の直交するスライドコアを
有し、また、その互いのスライドコアが凹凸嵌合するよ
うなした射出成形用金型装置として、図8に示すような
装置が知られている。金型101の可動側型盤102に
は成形品が形成されるキャビティーブロック103が固
定配置されている。また、成形品を2重パイプとするス
ライドコア104がキャビティーブロック103に対し
て前進、後退可能に取り付けらている。そのスライドコ
ア104の中央部は突部105が形成されており、ま
た、その突部105を覆うように筒部106も形成され
ている。そして、その筒部106には後述する直交する
スライドコアが嵌合する孔107が形成されている。
【0003】一方、前記スライドコア104と直交する
位置にはスライドコア104と直交する方向に移動する
スライドコア108が配置している。そして、そのスラ
イドコア108は金型装置101の側面に固定された油
圧シリンダ109のシリンダロッド110に連結されて
いる。つまり、スライドコア108はこの油圧シリンダ
109によって作動し、他のスライドコアはアンギュラ
ピン(図示せず)によって作動するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら上記した従
来技術に於て、互いのスライドコアを係合・係脱させる
ために油圧シリンダを用いている。そして、油圧シリン
ダを作動させるためにホース111やジョイント並びに
油圧シリンダを金型装置に固定するためのブラケット1
12など多くの部品が取り付けられている。そのため、
金型装置自体が高価なものとなるばかりでなく装置自体
が大きなものとなってしまっていた。また、前述したよ
うに多くの部品が金型装置の廻りに取り付けられている
ため、成形機への取り付け、取り外し作業は勿論、タイ
ミングなどの設定に多くの時間を必要としてしまうもの
であった。
【0005】また、前記油圧シリンダの作動タイミング
を誤って設定してしまうと、互いのスライドコアは勿
論、金型自体も破損させてしまうものである。また、成
形機自体にも油圧シリンダを作動させる特別な装置を組
み込まなければならなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決することを目的とし、直交するスライドコアを射出成
形時一体に固定する如くした射出成形用金型装置に於
て、各スライドコアを移動する移動ブロックの一方のブ
ロックが他方の直交する移動ブロックより早く定位置に
達する機構を有し、定位置に移動した時のみ直交する他
方の移動ブロックが嵌合する凹凸部を設けたことを特徴
とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、直交するスライドコア
を射出成形時一体に固定する如くした射出成形用金型装
置に於て、各スライドコアを移動する移動ブロックの一
方のブロックが他方の直交する移動ブロックより早く定
位置に達する機構を有し、定位置に移動した時のみ直交
する他方の移動ブロックが嵌合する凹凸部を設けている
ので、金型自体を安価にコンパクトに設計することがで
き、また、互いのスライドコアの動きを金型自体で行っ
ているので特別な設定を必要とせず、設定の誤りによる
スライドコアや金型自体の破損を防止できる。
【0008】
【作用】射出成形が完了するとアンギュラピンにより第
2の移動ブロック及び第3の移動ブロックが夫々の外方
に移動し、夫々のスライドコアも成形品から抜ける。射
出成形時の状態に戻す場合は、第1の移動ブロック、第
2の移動ブロック及び第3の移動ブロックが夫々内方に
移動し、第1の移動ブロックが弾撥部材により第3の移
動ブロックより早く移動し位置決めされた後、スライド
コアの凸部が位置決めされたスライドコアの孔に嵌合し
一体となる。次いで、射出成形が行なわれる。
【0009】
【実施例】図示例の成形品はL字型のパイプ部品Wであ
って、そのパイプ部品Wは2重パイプ(外パイプ部
1,内パイプ部W2)になっている。また、一方の内パ
イプ部W2には孔W3が形成されている。
【0010】図1は金型装置全体を示す断面図である
が、その図1の一部拡大図である図2を基に説明する。
金型装置1は固定側型盤(図示せず)と可動側型盤2と
より構成されており、前記固定側型盤には後述する移動
ブロックを前後・左右方向に近接し、離脱させる8本の
アンギュラピンが固定されている。そのアンギュラピン
は各2本1組で固定側型盤の四辺近傍に固定されてい
る。また、成形品を成形するためのキャビティーが形成
されたキャビティブロックの半分が取り付けられてい
る。
【0011】前記可動側型盤2にはキャビティブロック
3の半分が取り付けられている。この可動側型盤2のキ
ャビティブロック3の半分と、固定側型盤のキャビティ
ブロックの半分とが対向して合致することによりキャビ
ティー4が形成されるのである。5はそのキャビティー
4に樹脂を流入させるためのランナー溝である。
【0012】前記L字型の成形品Wの一方には、成形品
Wの内部にパイプ(内パイプW2)を形成する2つのス
ライドコア(内スライドコア6、筒状の外スライドコア
7)が摺動自在に挿入された状態で配置している。その
筒状の外スライドコア7の中間部には貫通孔8が形成さ
れている。この貫通孔8に後述する前記スライドコア
6,7と直交する方向に移動するスライドコアが嵌合す
るのである。前記外スライドコア7の後端には第1の移
動ブロック9が固定されており、その第1の移動ブロッ
クの背面には前記内スライドコア6の後端を固定する第
2の移動ブロック10が配置されている。そして、それ
ら第1の移動ブロック9と第2の移動ブロック10とは
互いに反発するようにコイルスプリングなどの弾撥部材
11により付勢されている。また、前記第2の移動ブロ
ック10には前記固定側型盤のアンギュラピンが嵌挿す
る孔12が形成されている。
【0013】前記スライドコア6,7と直角方向位置に
はその外スライドコア7の孔8に嵌合する凸部13が形
成されたスライドコア14が配置されている。また、L
字型の成形品Wの他方にも2重パイプを形成できるよう
重合配置されたスライドコア15,16が前記スライド
コア14と平行に配置されている。そして、これらスラ
イドコア14,15,16の端部には前記第1並びに第
2の移動ブロック9,10と直角方向に移動する第3の
移動ブロック17が固定されている。この第3の移動ブ
ロック17には前記第2の移動ブロック10と同様に、
固定側型盤のアンギュラピンが嵌挿する孔18が形成さ
れている。また、この第3の移動ブロック17の側面に
は前記第1の移動ブロック9の端面を係合し、移動ブロ
ック9の移動を阻止する凹部19が形成されている。
【0014】次に動作について説明する。図1、図2は
キャビティー4に樹脂が流れ込み、成形品Wが形成され
た直後の図である。この状態より、金型装置1の固定側
型盤と可動側型盤2が開くのであるが、最初にアンギュ
ラピンにより第2の移動ブロック10と第3の移動ブロ
ック17とが金型装置1の外側方向に向って各々移動す
る。そして、これら第2、第3の移動ブロック10,1
7の移動により、前記内スライドコア6並びにスライド
コア14,15,16も移動し、成形品Wから抜け始め
る。ここで、スライドコア14の凸部13も外スライド
コア7の孔8から抜け出る。しかし乍ら、前記第1の移
動ブロック9はその端部が前記第3の移動ブロック17
の凹部19に係合しているためと、弾撥部材11とによ
り移動を阻止されている。なお、弾撥部材11の作動が
経時的に保証されるものであるならば第3の移動ブロッ
ク17の凹部19と第1の移動ブロック9との係合は必
要ないのである。安全を考慮し本実施例ではこのような
構成としたのである。
【0015】更に、固定側型盤と可動側型盤2が開く
と、ストップボルトSなどにより前記第1の移動ブロッ
ク9も金型装置1の外側方向に向って移動し始め(図3
参照)、遂には各スライドコアが成形品Wから抜け出る
(図4参照)。ちなみに、図5はスライドコア14が移
動しない状態を示すものであり、このような場合には第
3の移動ブロック17の凹部19に第1の移動ブロック
9の端部が係合しており、外スライドコア7も移動しな
いのである。
【0016】次に、前記動作より各移動ブロックを射出
成形時の状態に戻す動作を説明する。図4に於て、第1
の移動ブロック9(この第1の移動ブロック9は弾撥部
材11を介して)、第2の移動ブロック10並びに第3
の移動ブロック17がアンギュラピンにより金型装置1
の内側方向に移動される。このとき、前記第1の移動ブ
ロック9は弾撥部材11により第3の移動ブロック17
より早く移動する。つまり、外スライドコア7が位置決
めされた後に、スライドコア14が移動しつつ凸部13
が孔8に嵌合する。ここで、弾撥部材11が万が一作動
しなかった場合には、第3の移動ブロック17の側面1
7aが第1の移動ブロック9の端部に当接し、第3の移
動ブロック17が停止される(図6参照)。このように
して、スライドコア14の位置決めが外スライドコア7
の位置決めより先になされるのを防止している。
【0017】なお、本発明は図7に示すような成形手段
にも有効である。成形品は単なるパイプ部品Yであっ
て、そのパイプ部品Yの中間部には孔Y1が形成されて
いる。このパイプ部品Yを成形する際にも一対の直角方
向にスライドコアが必須要件となる。ここで互いのスラ
イドコアを直交するように当接させても良いが、孔Y1
を形成するスライドコアが樹脂の圧力により曲がらない
ように本発明を利用し、互いのスライドコアを凹凸嵌合
させると良いのである。
【0018】
【発明の効果】本発明は、直交するスライドコアを射出
成形時一体に固定する如くした射出成形用金型装置に於
て、各スライドコアを移動する移動ブロックの一方のブ
ロックが他方の直交する移動ブロックより早く定位置に
達する機構を有し、定位置に移動した時のみ直交する他
方の移動ブロックが嵌合する凹凸部を設けたので、金型
自体を安価にコンパクトに設計することができ、また、
互いのスライドコアの動きを金型自体で行っているので
特別な設定を必要とせず、設定の誤りによるスライドコ
アや金型自体の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例射出成形完了時一部切断正面
図である。
【図2】図1A部拡大正面図である。
【図3】図2の第1移動ブロック、第2移動ブロックが
夫々の方向に後退した時の正面図である。
【図4】図3の第1、第2移動ブロックが更に後退した
正面図である。
【図5】図1のスライドコアが移動しなかった場合の正
面図である。
【図6】図5の弾撥部材が作動しなかった場合の正面図
である。
【図7】本発明を施す第2の射出成形手段を示す正断面
図である。
【図8】従来装置の正面図である。
【符号の説明】
W パイプ部品 W1 外パイプ W2 内パイプ 1 金型装置 2 可動側型盤 3 キャビティブロック 4 キャビティー 6,7 スライドコア 8 貫通孔 9 第1の移動ブロック 10 第2の移動ブロック 11 弾撥部材 12 孔 13 凸部 14,15,16 スライドコア 17 第3の移動ブロック 18 孔 19 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交するスライドコアを射出成形時一体
    に固定する如くした射出成形用金型装置に於て、各スラ
    イドコアを移動する移動ブロックの一方のブロックが他
    方の直交する移動ブロックより早く定位置に達する機構
    を有し、定位置に移動した時のみ直交する他方の移動ブ
    ロックが嵌合する凹凸部を設けたことを特徴とする射出
    成形用金型装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110480959A (zh) * 2019-09-09 2019-11-22 广西科技大学 一种艺术提篮灯罩多向抽芯哈弗滑块机构模具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110480959A (zh) * 2019-09-09 2019-11-22 广西科技大学 一种艺术提篮灯罩多向抽芯哈弗滑块机构模具
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