JPH0993485A - テレビジョンカメラ用回転フィルタ装置 - Google Patents
テレビジョンカメラ用回転フィルタ装置Info
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Abstract
装着部14が形成されたテレビジョンカメラ用回転フィ
ルタ装置10において、各フィルタ装着部14おけるフ
ィルタ保持を、環状支持部22と1対の凹部24から突
出する係合片26とで行うことにより、回転フィルタ装
置10の部品点数の削減および軽量化、さらにはフィル
タ着脱作業の容易化および部品紛失のおそれ防止を図
る。 【構成】 環状支持部22に外周コーナ部を支持された
フィルタ16の外周縁部に1対の係合片26を係合させ
ることにより、フィルタ16を所定位置に保持する。各
係合片26は、環状支持部22をその開口の一直径上に
おいて切り欠き形成してなる1対の凹部24から開口中
心側へ突出形成し、これにより係合片26の弾性変形を
利用したフィルタ16着脱を可能ならしめる。
Description
ラの光学系の所定位置に設けられる回転フィルタ装置に
関するものである。
影条件に対応するため、あるいは普通撮影と特殊撮影と
を選択的に行うため、その光学系の所定位置に回転フィ
ルタ装置が設けられることが多い。この回転フィルタ装
置は、例えば特開昭58−30283号公報に開示され
ているように、同一円上の複数箇所にフィルタ装着部が
形成されたターレットの各フィルタ装着部に円形のフィ
ルタが各々装着された構成となっており、ターレットの
回転により各フィルタが光学系の光路上に位置し得るよ
うになっている。そして、回転フィルタ装置におけるフ
ィルタ装着構造は、一般に、図5および図6に示すよう
な構造が採用されている。
例を示すものであるが、円盤状のターレット2の一側面
の同一円上4箇所には、フィルタ16と略同じ大きさの
開口を有する環状溝部4が形成されており、これら環状
溝部4により各フィルタ16の外周コーナ部を支持する
ようになっている。そして、これら各環状溝部4にフィ
ルタ16を配置した状態で、ターレット2の環状溝部4
相互間に小判型の止め板6をネジ8で締付け固定するこ
とによりこれら各止め板6をその両側のフィルタ16と
係合させ、これによりターレット2へのフィルタ装着を
行うようになっている。
うなフィルタ装着構造を有する回転フィルタ装置におい
ては、フィルタ装着を行うためにターレットのほかに止
め板とネジとが必要となるので、部品点数が多くなり、
また、回転フィルタ装置の軽量化を図ることが困難であ
り、さらには、フィルタ交換を行う際のフィルタ着脱作
業が面倒であり、かつその作業の際に部品紛失のおそれ
があるという問題がある。本発明は、このような事情に
鑑みてなされたものであり、上記問題を解消することが
できるテレビジョンカメラ用回転フィルタ装置を提供す
ることを目的とするものである。
ンカメラ用回転フィルタ装置は、テレビジョンカメラ光
学系の所定位置に設けられる回転フィルタ装置であっ
て、同一円上の複数箇所にフィルタ装着部が形成された
ターレットの前記各フィルタ装着部に所定形状のフィル
タが各々装着されてなり、前記ターレットの回転により
前記各フィルタが前記光学系の光路上に位置し得るよう
に構成された回転フィルタ装置において、
略同じ大きさの開口を形成するとともに該フィルタの一
側面の外周コーナ部を支持する環状支持部と、この環状
支持部を複数箇所において前記開口の半径方向外方へ凹
状に切欠き形成してなる複数の凹部と、前記環状支持部
に支持された前記フィルタの他側面の外周縁部と係合す
るよう、前記各凹部から前記開口中心側へ突出形成され
た複数の係合片とを備えてなることを特徴とするもので
ある。上記「凹部」は、フィルタの着脱が可能な態様で
あれば、その数および形成箇所は特に限定されるもので
はないが、例えば、前記開口の一直径上の対向する2箇
所に形成するように構成することも可能である。
施例について説明する。図1は、本発明に係るテレビジ
ョンカメラ用回転フィルタ装置の一実施例を示す正面図
であり、図2および3は、図1のII-II 線断面図および
III-III 線断面図であり、図4は、本実施例に係る回転
フィルタ装置を備えたテレビジョンカメラを示す図であ
る。
10は、図中1点鎖線で示す同一円上の4箇所にフィル
タ装着部14が形成された樹脂製のターレット12の各
フィルタ装着部14に円形のフィルタ16が各々装着さ
れてなっている。上記ターレット12の中心には軸孔1
8が形成されており、この軸孔18の周囲にはギヤ部2
0が設けられている。そして、軸孔18に回転支持軸
(図示せず)を挿通させた状態で、ギヤ部20に他の駆
動ギヤ(図示せず)を噛合させてこれを駆動することに
より、ターレット12を回転軸線Ax回りに回転させる
ようになっている。
は、テレビジョンカメラ100の光学系において、撮像
光学系102と色分解プリズム光学系104との間に設
けられ、ターレット12の回転により各フィルタ16が
光学系の光路上に位置し得るようになっている。図1お
よび図2に示すように、上記ターレット12の各フィル
タ装着部14は、環状支持部22と、1対の凹部24
と、1対の係合片26とを備えてなっている。上記環状
支持部22は、フィルタ16と略同じ大きさの開口を形
成するととも
部を支持するようになっている。また、上記1対の凹部
24は、環状支持部24を開口の一直径上(ターレット
12の半径方向と直交する方向の直径上)の対向する2
箇所においてその半径方向外方へ凹状に切り欠くように
して形成されている。そして、上記1対の係合片26
は、各凹部24から開口中心側へ突出形成されており、
環状支持部22に支持されたフィルタ16の面16bの
外周縁部と係合するようになっている。これら各係合片
26は、図3に示すように、図中上下方向に弾性変形し
得るように薄板状に形成されており、その板厚分だけタ
ーレット12の面12aより段状に盛り上がっている。
図1に示すように、上記ターレット12の面12aは、
上記1対の係合片26よりもターレット12の半径方向
外方側の部分が、フィルタ16の直径と略同じ幅で一段
下がっており、これによりフィルタ着脱ガイド部28を
形成している。
は、環状支持部22に外周コーナ部を支持されたフィル
タ16の外周縁部に1対の係合片26を係合させること
により各フィルタ装着部14においてフィルタ16を所
定位置に保持するようになっているが、上記各係合片2
6は環状支持部22を切り欠き形成してなる1対の凹部
24から突出形成されているので、係合片26の弾性変
形を利用してフィルタ16の装着および取外しをワンタ
ッチで容易に行うことができる。したがって、従来のよ
うにネジを用いた回転フィルタ装置に比して、フィルタ
交換時の着脱作業性を向上させることができ、かつ、そ
の作業の際に従来のような部品紛失が生じるおそれをな
くすことができる。また、このような構成を採用するこ
とにより、各フィルタ装着部14をターレット12の一
部分として一体で射出成形することができるので、回転
フィルタ装置の製造容易化を図ることができ、かつ、そ
の部品点数を最小限に抑えることができる。
ように、ターレット12に、その回転軸線Ax方向に関
してアンダカットになる部分が存在しないので、スライ
ド型を用いることなくターレット12を射出成形するこ
とができ、これにより、金型および成形費用を増大させ
ることなく上記効果を得ることができる。また、本実施
例においては、各フィルタ装着部14にフィルタ着脱ガ
イド部28が形成されているので、フィルタ16を若干
斜めにすればターレット12の半径方向外方からフィル
タ16を環状支持部22に装着することが可能となり、
フィルタ装着時における各係合片26の弾性変形必要量
を少なくすることができる。
タは、特定種類のフィルタに限定されるものではなく、
例えばNDフィルタ、色温度フィルタ、クロススクリー
ンフィルタ等を適当に組み合わせて使用することが可能
であり、また、各フィルタ装着部に装着されるフィルタ
毎にその直径が異なるものに設定するようにしてもよ
い。また、これらのフィルタの形状としては、必ずしも
円形のものに限られず、円形円周部の一部を切り取った
形状としたり、矩形状とすることも可能である。また、
本実施例においては、ターレット12に90°間隔で4
箇所にフィルタ装着部14が形成された回転フィルタ装
置について説明したが、3箇所以下あるいは5箇所以上
にフィルタ装着部を形成するようにしてもよく、また、
これらフィルタ装着部は必ずしも等角度間隔で形成する
必要はない。さらに、上記のように直径が互いに異なる
フィルタを装着する場合においても、各フィルタ装着部
14毎にその環状支持部22の内径寸法を適宜選択する
ようにすれば、本実施例の構成を採用することができ
る。
よび係合片26が環状支持部22開口の一直径上の対向
する2箇所に形成されているが、フィルタ着脱可能であ
れば3箇所以上に形成するようにしてもよい。また、本
実施例においては、フィルタ着脱ガイド部28を形成す
ることにより、ターレット12の半径方向外方からのフ
ィルタ装着を可能ならしめて係合片26の弾性変形必要
量を少なくするようにしたが、フィルタ着脱ガイド部2
8を設けず、係合片26の弾性変形のみに依存してフィ
ルタ装着を行うようにしてもよい。
ナ部を支持されたフィルタの外周縁部に複数の係合片を
係合させることにより各フィルタ装着部においてフィル
タを所定位置に保持するようになっており、上記各係合
片が環状支持部の複数箇所においてこれを切り欠き形成
してなる凹部から突出形成されているので、係合片の弾
性変形を利用してフィルタの装着および取外しをワンタ
ッチで容易に行うことができる。したがって、従来のよ
うにネジを用いた回転フィルタ装置に比して、フィルタ
交換時の着脱作業性を向上させることができ、かつ、そ
の作業の際に従来のような部品紛失が生じるおそれをな
くすことができる。また、このような構成を採用するこ
とにより、各フィルタ装着部をターレットの一部分とし
て一体で射出成形することができるので、回転フィルタ
装置の製造容易化を図ることができ、かつ、その部品点
数を最小限に抑えることができる。
回転フィルタ装置を示す正面図
ビジョンカメラの光学系を示す図
タ装置を示す正面図
タ装置を示す断面図
Claims (2)
- 【請求項1】 テレビジョンカメラ光学系の所定位置に
設けられる回転フィルタ装置であって、 同一円上の複数箇所にフィルタ装着部が形成されたター
レットの前記各フィルタ装着部に所定形状のフィルタが
各々装着されてなり、前記ターレットの回転により前記
各フィルタが前記光学系の光路上に位置し得るように構
成された回転フィルタ装置において、 前記各フィルタ装着部が、前記フィルタと略同じ大きさ
の開口を形成するとともに該フィルタの一側面の外周コ
ーナ部を支持する環状支持部と、この環状支持部を複数
箇所において前記開口の半径方向外方へ凹状に切欠き形
成してなる複数の凹部と、前記環状支持部に支持された
前記フィルタの他側面の外周縁部と係合するよう、前記
各凹部から前記開口中心側へ突出形成された複数の係合
片とを備えてなることを特徴とするテレビジョンカメラ
用回転フィルタ装置。 - 【請求項2】 前記凹部が、前記開口の一直径上の対向
する2箇所に形成されていることを特徴とする請求項1
記載のテレビジョンカメラ用回転フィルタ装置。
Priority Applications (1)
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JP27054995A JP3589757B2 (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | テレビジョンカメラ用回転フィルタ装置 |
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018525670A (ja) * | 2015-07-30 | 2018-09-06 | モレキュラー デバイシーズ, エルエルシー | 光学器具のための光学要素整合および保定 |
JP2021117455A (ja) * | 2020-01-29 | 2021-08-10 | 富士フイルム株式会社 | 光学ユニット及び撮像装置 |
WO2022185968A1 (ja) * | 2021-03-01 | 2022-09-09 | 好英 湯本 | ターレット式光学素子装置、ターレット式光学素子装置に用いられる光学素子部、ターレット式光学素子装置に用いられるターレット、ターレット式光学素子装置とレンズレスカメラを備えるカメラ |
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-
1995
- 1995-09-25 JP JP27054995A patent/JP3589757B2/ja not_active Expired - Fee Related
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