JP3483320B2 - フイルターの固定構造 - Google Patents
フイルターの固定構造Info
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Description
るフイルターディスクを有する撮影装置で、特に各種フ
イルターをフイルターディスクに固定する構造に関する
ものである。
いて、撮影の際に用いる色温度変換フイルター等の各種
フイルターを収納したフイルターディスクを1枚または
複数枚フイルターディスク装置内に設け、該フイルター
ディスク装置を撮影系の一部に配置している。そして、
撮影条件にあったフイルターをフイルターディスクより
手動または電動により適宜選択して撮影系の光路中に挿
着し、これにより撮影条件の適性化を図っている。該フ
イルターをフイルターディスクに固定する方法として
は、実公平2−24088号公報に記載されているよう
に樹脂材の一部を熱により溶かして固定する方法のほか
に、接着あるいは押え板等の部材を用いて固定する方法
が採られている。
6に示すようにフイルターディスク1の周方向に設けた
複数個の装着凹部1aに各種フイルター2a〜2dをそ
れぞれ挿入し、フイルターの径方向に設けた一対の押え
板3で押えてビス4で固定している。また、従来例2と
しては、図7及び図8に示すようにフイルターディスク
1の周方向に設けた複数個の装着凹部1aに各種フイル
ター2a〜2dをそれぞれ挿入し、接着剤5をフイルタ
ーの外周部分に注入してフイルターディスク1に固定し
ている。
1では1枚のフイルターをフイルターディスクに固定す
るために、2個の押え板3とビス4を用いるので、部品
点数が増大し、組立作業も時間を要する。また、押え板
3はビス穴を中心に自由に回動できるため、組立作業で
ビス4をねじ込む際、図6に示すように押え板3の立上
がり部3aがフイルターの端面に当り、フイルターが欠
ける場合があるので組立作業には細心の注意が必要とな
る。
上十分な強度でフイルターの固定はできるが、何らかの
理由でフイルターの交換が必要になった場合、簡単には
交換できない。特に撮影系に組み込まれた後に、フイル
ターの交換の要求があった場合は装置を全部分解する必
要がある。また、前記実公平2−24088号公報記載
のものにおける樹脂材の一部をとかしてフイルターを固
定する手段にも、従来例2に生ずる問題点は同様に起こ
り、一度固定したフイルターを外したら、同じ方法での
取付けはできない。
フイルターディスクへのフイルターの取付けがフイルタ
ーを傷付けることなく簡単にできるフイルターの固定構
造及びこのようなフイルターディスクを装着した撮影系
を提供することを目的とする。
ために、本発明は複数のフイルターを固定するためのフ
イルターディスクに、接着固定用の接着剤注入用溝と、
隣接するフイルターを一つの押え板により橋渡しする形
で固定するようにビス用穴を同時に設けたものである。
また、ビス締め込み方向に押え板が回転する位置に、回
動規制用の突起を設けたものである。また、使用頻度の
高いフイルターは接着で固定し、交換可能性のあるフイ
ルターは押え板とビスで固定するのが好ましい。さら
に、撮影系に上記記載のフイルターの固定構造からなる
フィルターディスクを装着したものである。
入用溝と、隣接する2つのフイルターに橋渡しするよう
な形状の押え板による固定を行うビス用穴をともに設け
ることにより、フイルターの交換の必要のないものにつ
いては接着で固定し、交換の必要のあるものについては
押え板で固定して適宜交換でき、かつ抑え板固定の場合
には押え板数を少なくできる。また、フイルターディス
クに押え板回動規制用の突起を設けることにより、組立
作業時に問題となるビス締め込みの際に押え板がビス締
め込み方向に回転してフイルターの端面を破損させるこ
とがなくなる。さらに、撮影系中に上記のようなフイル
ター固定構造からなるフイルターディスクを設けること
で、フイルターの交換が容易にできる。
に基づいて説明する。図1は平面図、図2は図1のB−
B線断面図である。図において、11はフイルターディ
スク、12a,12b,12c,12dは各種フイルタ
ー、13は押え端立上り部13aを有する押え板、14
はビス、15は接着剤である。そして、フイルターディ
スク11には、該フイルター装着用凹部11aを円周方
向に等間隔に複数個(本実施例では4個)設けるととも
に、円周方向に隣接するフイルター装着用凹部11aと
連通する押え板取付用凹部11bに押え板取付ビス用穴
11cをそれぞれ一個設け、かつ該凹部11bはその外
周寄りの端面を押え板の回動規制突起部11dとし、さ
らに隣接する凹部11aの外周で該ビス用穴11cを挟
んだ位置に一対の接着剤注入用溝11eをそれぞれ一体
に形成したものである。
4枚のフイルター12a〜12dを押え板13で固定す
る場合は、フイルターディスク11の凹部11aにそれ
ぞれフイルター12a〜12dを挿入し、フイルター1
2aはこれに隣接するフイルター12b.12dとそれ
ぞれ1個の押え板13により互いに橋渡しする形にして
ビス14を穴11cにねじ込むことにより固定し、他も
同様にするので、全体として4個の押え板13ですむ。
この押え板13による固定の場合は、押え板13のビス
緩み方向(図示では反時計方向)にはビス14を中心と
して回動させることができるため、フイルター12a〜
12dをフイルターディスク11に位置決めする際、9
0°反時計方向に回動させておき、フイルター位置決め
後90°時計方向に戻してビス14を締め込む。この
際、押え板13はビス14の締め込みに合わせて時計方
向に動こうとするが、凹部11bの端面突起11dに押
え板13の抑え端立上り部13aが当り、これ以上回動
方向に動くことはない。なお、フイルター12a〜12
dのうち使用頻度の高いものについては、フイルターデ
ィスク11の凹部11aに挿入した後に、溝11eに接
着剤15に注入して固定する。このように本実施例にお
いては、フイルターを押え板13による固定と接着剤1
5による固定を適宜選択できるような構成になっている
とともに、一つのフイルターを2個の押え板13で固定
するのに比べて全体として押え板の数を少なくできる。
そして、このようにフイルターを装着したフイルターデ
ィスク11を撮影系内に設けることが容易にできる。
動方向の規制をフイルターディスク11の押え板取付用
凹部11bの端面突起部11dを用いる構成にしたが、
この端面に相当する位置に平行ピンのような部材を突設
するような構成にしてもよい。
系の一部に設けかつ複数のフイルターを固定するための
フイルターディスクに、接着固定用の接着剤注入用溝
と、隣接するフイルターを一つの押え板により橋渡しす
る形で固定するようにビス用穴を同時に設けることによ
り、装着するフイルターの交換の必要の有無に応じて固
定を交換の必要のないものは接着または交換の必要のあ
るものは押え板によるという柔軟な対応が可能となり、
押え板固定の場合に押え板数を少なくできるので、構成
部品数の削減が可能となる。さらに、押え板回動規制用
の突起を設けることにより、押え板による固定での組立
作業時に問題になっていたビス締め込み方向への回動に
よるフイルターの端面の破損を確実に防止できる。さら
に、撮影系の一部にこのようなフイルター固定構造から
なるフイルターディスク11を用いると、撮影系内にフ
イルターを設けることが容易にできる。
造の平面図である。
である。
である。
着用凹部、11b・・押え板取付用凹部、11c・・ビ
ス用穴、11d・・回動規制突起部、11e・・接着剤
注入用溝、12a,12b,12c,12d・・フイル
ター、13・・押え板、13a・・押え端立上り部、1
4・・ビス、15・・接着剤。
Claims (4)
- 【請求項1】 撮影系の一部に設けかつ複数のフイルタ
ーを固定するためのフイルターディスクに、接着固定用
の接着剤注入用溝と、隣接するフイルターを一つの押え
板により橋渡しする形で固定するようにビス用穴を同時
に設けたことを特徴とするフイルターの固定構造。 - 【請求項2】 ビス締め込み方向に押え板が回転する位
置に、回動規制用の突起を設けたことを特徴とする請求
項1記載のフイルターの固定構造。 - 【請求項3】 使用頻度の高いフイルターは接着で固定
し、交換可能性のあるフイルターは押え板とビスで固定
するように構成したことを特徴とする請求項1記載のフ
イルターの固定構造。 - 【請求項4】 請求項1記載のフイルター固定構造から
なるフイルターディスクを撮影系の一部に装着すること
を特徴とする撮影系。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29366794A JP3483320B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | フイルターの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29366794A JP3483320B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | フイルターの固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08136784A JPH08136784A (ja) | 1996-05-31 |
JP3483320B2 true JP3483320B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=17797696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29366794A Expired - Fee Related JP3483320B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | フイルターの固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3483320B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022185968A1 (ja) | 2021-03-01 | 2022-09-09 | 好英 湯本 | ターレット式光学素子装置、ターレット式光学素子装置に用いられる光学素子部、ターレット式光学素子装置に用いられるターレット、ターレット式光学素子装置とレンズレスカメラを備えるカメラ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5373434B2 (ja) * | 2009-02-27 | 2013-12-18 | 日本電産コパル株式会社 | 光学機器用フィルタ装置 |
-
1994
- 1994-11-04 JP JP29366794A patent/JP3483320B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2022185968A1 (ja) | 2021-03-01 | 2022-09-09 | 好英 湯本 | ターレット式光学素子装置、ターレット式光学素子装置に用いられる光学素子部、ターレット式光学素子装置に用いられるターレット、ターレット式光学素子装置とレンズレスカメラを備えるカメラ |
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JPH08136784A (ja) | 1996-05-31 |
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