JP2005067186A - 偏光レンズの製造方法、その製造方法に用いるガスケット金型の構造及びこれらによって製造した偏光レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】高分子合成樹脂を原材料として偏光レンズを製造するための偏光レンズの製造方法、その製造方法に用いる装置及びこれらによって製造した偏光レンズを提供する。
【解決手段】ガスケット金型の内周面に設けられた突出部の上、下部にガラス上型、ガラス下型をそれぞれ設置し、ガスケット金型の側面を介してレンズ製造用原材料をガラス上型とガラス下型との間に注入してレンズを製造する方法において、前記ガスケット金型の環状突条の上部又は下部に、切欠部が対向して設けられた偏光フィルムを位置させ、前記偏光フィルムの上部又は下部にリングを設置した後、前記リングの上部にガラス上型を設置し或いは前記リングの下部にガラス下型を設置して、ガスケット金型の側面を介して供給されるレンズ製造用原材料が偏光フィルムを内蔵するようにする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、偏光レンズの製造方法、その製造方法に用いる装置及びこれらによって製造した偏光レンズに関し、さらに詳しくは、高分子合成樹脂を原材料として偏光レンズを製造するための偏光レンズの製造方法、その製造方法に用いる装置及びこれらによって製造した偏光レンズに関する。
一般に、偏光レンズとしては、ガラス材と高分子合成樹脂を主原料とする高分子樹脂偏光レンズが代表的に用いられている。
現在、高分子合成樹脂眼鏡レンズを用いて偏光レンズを製造する際、度数のないレンズを重点的に生産している実情である。
このような従来の偏光レンズの製造方法では、従来のキャスティング方法で製造したCR39レンズの前、後面に偏光フィルムを接着する方法で製造している。
ところが、このような方法は接着剤と偏光フィルムから多く影響されており、製作に必要な時間と生産効率性の低下で量産に限界をもっている。
言い換えれば、偏光レンズは、通常のサングラスでは遮断できない、いろいろの反射体から反射屈折を極大化させて視野に入る偏光化した眩しい反射干渉光線を垂直の偏光フィルムがレンズで遮断してより鮮明で且つ反射によるピンボケを除去した偏光レンズの大量普及方法上の欠点と共に、偏光フィルムを眼鏡レンズの表面に接着させるため、偏光効果の効率性を高めること及び偏光フィルムを正確にレンズの中間に位置させることが難しく、外部の衝撃から偏光フィルムが損傷し易いという問題点により眼鏡としての機能に劣っているという欠点がある。
また、PCレンズを用いた偏光レンズは、度数のないレンズに単純なサングラス効果及び偏光機能のみを追加したもので、キャスティング方法ではない射出法によって製造するもので、人間の視力補正用眼鏡レンズとの基準では限界がある。
すなわち、射出によって製造するため、像の乱れ現象が起こり、視力に合わせて加工することが不便であるという欠点がある。
上記目的は、従来から使用されてきたガスケット金型の構造変更と共にリングの使用によって、レンズの製造時に偏光フィルムをレンズの原材料に内蔵させることにより、達成することができる。
このような方法によって製造された偏光フィルムが、レンズを構成する原材料に内蔵されるため、偏光フィルムの損傷が不可能になる等の効果と共に、製造されたレンズの度数のために偏光フィルムの損傷なしで表面加工が可能であって、高度の近・遠視を有する者にも適切に使用することができ、またガスケット金型によって射出する方法で偏光レンズを提供するために量産が可能である。
本発明によれば、従来から使用されてきたガスケット金型の構造変更と共にリングの使用によって、レンズの製造時に偏光フィルムをレンズの原材料に内蔵させた偏光レンズを提供することにより、製造された偏光フィルムがレンズを構成する原材料に内蔵されるため、偏光フィルムの毀損が不可能になる等の効果と共に、製造されたレンズの度数のために偏光フィルムの損傷なしで表面加工が可能であって、高度の近・遠視を有する者にも適切に使用することができ、またガスケット金型によって射出する方法で偏光レンズを提供するために量産を行うことができる。
以下、本発明を添付図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の方法によって偏光レンズを製造するためには、キャスティングに必要なガスケットと金型が必須的に要求される。
まず、図1ないし図5を参照してガスケット金型1の構造、ガラス上型2、ガラス下型3、偏光フィルム4及びリング5の構造について考察する。
環状のガスケット金型1は、内面中央地点に、ガラス上型2、ガラス下型3を内設するための環状突条10が設けられる。
この際、前記環状突条10は、上面が水平面11、下面が曲面12からなっているが、
この曲面12は前記ガラス下型3の周縁部が位置するので、ガラス下型3の周縁部の曲面部と同様に形成される。前記曲面12とガスケット金型1との連結部に、偏光フィルム4の厚さより大きい突起13を形成する。
このような突起13は、偏光フィルム4の軸の形成と密接した関係を持っており、組立時に軸方向の決定を容易にし、かつ偏光フィルム4の軸を通じた、レンズの原材料である高分子合成樹脂モノマーの円滑な移動を可能にするためのものである。
一方、前記環状突条10の高さhを、従来から使用されてきたガスケット金型の環状突条の高さより大きくするが、これは眼鏡レンズの中心又は可変厚さの確保を図るためである。
本発明では、偏光フィルム4を構成する際、互いに対向する位置に切欠部14を設けるが、この切欠部14は前記突起13よりやや大きく設ける。
リング5は、ポリプロピレン、ポリエステル又はテフロン(登録商標)の如く高温でもその形状を保つことができ、且つレンズ製造用原材料から容易に分離することが可能な材質からなり、未説明符号15はガスケット金型1の側面中央に設けられた注入孔である。この注入孔15はガスケット金型1の内部と連通し、原材料を注入するために使用される。
このような構造を有するガスケット金型1、ガラス上型2、ガラス下型3、偏光フィルム4及びリング5を用いて偏光レンズを製造するためには、前記構成要素を組み立てなければならないが、次に、これについて図6を参照して説明する。
ガスケット金型1の環状突条10の水平面11上にガラス上型12を密着固定させる。
前記突起13に偏光フィルム4の切欠部14を合わせて偏光フィルム4を前記ガスケット金型1の曲面12に密着させる。このような状態でその下部にリング5を位置させる。
この際、リング5はガスケット金型1の内周面に密着した状態で固定する。
前記リング5の下部にガラス下型3を位置させる過程を経て、本発明の方法によって偏光レンズを製造するための一連の組立構成を完成する。
この際、前記ガラス下型3は、リング5の厚さだけ下部に位置することになり、偏光フィルム4とリング5の厚さだけ下部に位置することになる。
前記偏光フィルム4の曲面はガラス下型3の曲面と同様であり、このようにガラス下型3の周縁部の曲面は前記ガスケット金型1の曲面12と同様である。
このような組立状態で肝心なことは、偏光フィルム4の設置時に偏光フィルム4の遊動を防止するため、突起13に正確に合わせると同時に、その偏光フィルム4の曲面が元の形状を有するように留意すべきこと、及びその下部に位置するリング5が出来る限り偏光フィルム4とは接触せず突起13とは接触するようにするか、或いは偏光フィルム4に接触してもなるべくリング5によって偏光フィルム4が変形しないように組立時に留意すべきことである。
このような組立によって、図6に示しているように、ガラス上型2と偏光フィルム4との間に上部空間aが、偏光フィルム4とガラス下型3との間に下部空間bがそれぞれ設けられる。また、前記上部空間aと下部空間bとは前記偏光フィルム4の切欠部14によって連通する。
したがって、突起13が切欠部14に比べて小さいことが分る。
このような状態で注入口15を介して、レンズを製造するための液状の原材料を注入する。
このような原材料は、上部空間aと下部空間bとを連通させる前記切欠部14を介して下部空間bに供給される。
このような原材料の供給によって、前記上部空間aと下部空間bとの間に位置している偏光フィルム4が原材料の内部に内蔵される状態になる。
このような一連の原材料の供給を完了した状態で原材料を充分固形化した後、ガスケット金型1からガラス上型2、ガラス下型3及びリング5を除去して本発明の偏光レンズ7の製造を完成する。
このような本発明の方法によって製造された偏光レンズ7は、このように偏光フィルム4を含浸状態で内蔵しており、その偏光フィルムは下部からリング5の厚さだけの距離cを置いて内蔵されていることが分る。
このような本発明の方法による偏光レンズ7は、さらに度数のために表面又は周縁部を加工して度数のあるサングラスなどのレンズとして使用する。
このような本発明の偏光フィルム4をレンズに内蔵する状態で製造するため、偏光フィルム4が損傷するおそれがなく、長期間使用しても偏光フィルム4の効能が低下しない。
以上の説明は、リング5を下部に位置させて偏光レンズ7を製造することを示しているが、これは必要に応じてリング5を上部に位置させても本発明の実施が可能である。
すなわち、図8(a)(b)では、リブ付き偏光フィルム8を使用する。図8(a)(b)によれば、周縁部にリブ18が付いていることが分り、このリブ18の幅は前記ガスケット金型1の水平面11の幅と少なくとも等しいか又は小さくする。
これも長い切欠部14が対向位置に設けられる。
このようなリブ付き偏光フィルム8を用いる場合には、図9に示すように組み立てて本発明の偏光レンズを製造するが、これについて説明すると、次の通りである。
まず、ガスケット金型1の水平面11上に前記リブ付き偏光フィルム8を設置するが、この際、前記リブ18を水平面11上に設置する。
このような状態で前記リブ18の上部にリング5を位置させることによりリング5がリブ18を支持するようにしてリブ付き偏光フィルム8を固定する。
この際にも、リング5はガスケット金型1の内周面に密着させた状態で固定する。
このような状態で前記リング5の上部にガラス上型2を位置させてガスケット金型1に密着させ、さらに前記曲面12にガラス下型3を密着させた状態で固定する。
このような状態になると、前記の組立によって、図9に示しているように、ガラス上型2とリブ付き偏光フィルム8との間に上部空間aが、リブ付き偏光フィルム8とガラス下型3との間に下部空間bがそれぞれ設けられる。また、前記上部空間aと下部空間bとは前記偏光フィルム4の切欠部14によって連通する。
このような状態で注入口15を介して、レンズを製造するための液状の原材料を注入する。
このような原材料は、下部空間bを介して供給され、下部空間bに連通するリブ付き偏光フィルム8の切欠部14を介して上部空間aにも供給される。
このような原材料の供給によって、前記上部空間aと下部空間bとの間に位置している偏光フィルム4が原材料に内蔵される状態になる。
このような一連の原材料の供給を完了した状態で原材料を充分固形化した後、ガスケット金型1からガラス上型2、ガラス下型3及びリング5を除去して本発明の偏光レンズ7の製造を完成する。
このような本発明の方法によって製造された偏光レンズ7は、図10に示すように、偏光フィルム9を含浸状態で内蔵しており、そのリブ付き偏光フィルム8は下部からリング5の厚さだけの距離dをおいて内蔵されていることが分る。
このような本発明の方法による偏光レンズ7は、さらに度数のために表面又は周縁部を加工して度数のあるサングラスなどのレンズとして使用する。
一方、本発明は、ガスケット金型1に設けられる環状突条10の構造を変更して使用することができるが、これを図11に基づいて説明する。
この際、前記環状突条10は、上面と下面が両方とも曲面部を持っているが、前記上部曲面部20又は下部曲面21には図4(a)(b)に示すような偏光フィルム4を使用する。
前記上部曲面部20と下部曲面部21の曲面は偏光フィルム4の周縁部の曲面及びガラス上型2とガラス下型3の周縁部の曲面と同様に構成し、前記上部曲面部20又は下部曲面部21にそれぞれ突起13を選択的に形成する。
次に、このような形状をもつガスケット金型1によって本発明の偏光レンズを製造するための組立構成、すなわち図12に示すように偏光フィルム4を上部曲面部20に設置する場合と、図13に示すように偏光フィルム4を下部曲面部21に設置する場合について説明する。
まず、図12に示すように、上部曲面部12に設けられた突起13に偏光フィルム4の切欠部14を合わせて偏光フィルム4を設置する。
このような状態で前記偏光フィルム4の上部にリング5を位置させることにより、リング5が偏光フィルム4を支持するようにして、これを上部曲面部20に固定させる。
このような状態で前記リング5の上部に上部ガラス金型2を位置させてガスケット金型1に密着固定させ、さらに前記下部曲面部21に下部ガラス金型3を密着させて固定する。
この際にも、リング5はガスケット金型1の内周面に密着させて固定する。
このような状態になると、前記の組立によって、図12に示すように、ガラス上型2と偏光フィルム4との間に上部空間aが、偏光フィルム4とガラス下型3との間に下部空間bがそれぞれ設けられる。また、前記上部空間aと下部空間bとは前記偏光フィルム4の切欠部14によって連通する。
このような状態で注入口15を介して、レンズを製造するための液状の原材料を注入する。
このような原材料は下部空間bに供給され、下部空間bに連通する前記切欠部14に介して上部空間aにも供給される。
このような原材料の供給によって、前記上部空間aと下部空間bとの間に位置している偏光フィルム4が原材料に内蔵される状態になる。
このような一連の原材料の供給を完了した状態で原材料を充分固形化した後、ガスケット金型1からガラス上型2、ガラス下型3及びリング5を除去して本発明の偏光レンズ7の製造を完成する。
このような本発明の方法によって製造された偏光レンズ7は、図14に示すように、偏光フィルム4を含浸状態で内蔵しており、その偏光フィルム4は上部からリング5の厚さだけの距離eをおいて内蔵されている。
このような本発明の方法による偏光レンズ7は、さらに度数のために表面又は周縁部を加工して度数のあるサングラス等のレンズとして使用する。
図13の場合は、下部曲面部21に設けられた突起13に偏光フィルム4の切欠部14を合わせて偏光フィルム4を設置する。
このような状態で前記偏光フィルム4の下部にリング5を位置させることにより、リング5が偏光フィルム4を支持するようにして、これを下部曲面部21上に固定させる。
この際にも、リング5はガスケット金型1の内周面に密着させて固定する。
このような状態で前記リング5の下部にガラス下型3を位置させてガスケット金型1に密着固定させ、さらに前記上部曲面部20にガラス上型2を密着させて固定する。
このような状態になると、前記の組立によって、図13に示すように、ガラス上型2と偏光フィルム4との間に上部空間aが、偏光フィルム4とガラス下型3との間に下部空間bがそれぞれ設けられる。また、前記上部空間aと下部空間bとは前記偏光フィルム4の切欠部14によって連通する。
このような状態で注入口15を介して、レンズを製造するための液状の原材料を注入する。
このような原材料は上部空間aに供給され、上部空間aに連通する前記切欠部14を介して下部空間bにも供給される。
このような原材料の供給によって、前記上部空間aと下部空間bとの間に位置している偏光フィルム4が原材料に内蔵される状態になる。
このような一連の原材料の供給を完了した状態で原材料を充分固形化した後、ガスケット金型1からガラス上型2、ガラス下型3及びリング5を除去して本発明の偏光レンズ7の製造を完成する。
このような本発明の方法によって製造された偏光レンズ7は、図15に示すように、偏光フィルム4を含浸状態で内蔵しており、その偏光フィルム4は下部からリング5の厚さだけの距離fをおいて内蔵されている。
このような本発明の方法による偏光レンズ7は、さらに度数のために表面又は周縁部を加工して度数のあるサングラス等のレンズとして使用する。
一方、本発明は、高度の近視などによってレンズを厚く製造しなければならない場合にも使用することができるが、これはガスケット金型1に設けられる環状突条10の構造を変更して使用することにより可能である。
次に、これを図16に基づいて説明する。
図16に示すように、環状突条10の上面を水平面部23及び曲面形成部24から構成するとともに、前記水平面部23と曲面形成部24との間に、突起13を環状突条の下面に対向させて形成する。
環状突条の下面には前記下部曲面部21を形成する。
このような構造を有するガスケット金型1を備えた状態で、偏光レンズ7の製造のために、図17に示すように組立を行う。
まず、前記曲面形成部24に偏光フィルム4を位置させるが、突起13に偏光フィルム4の切欠部14を合わせて位置させた後、その上部にリング5を位置させてリング5が偏光フィルム4を支持するようにして、偏光フィルム4を曲面形成部24に固定させる。
この際にも、リング5はガスケット金型1の内周面に密着させて固定する。
このような状態で前記リング5の上部にガラス上型2を位置させてガスケット金型1に密着固定させ、さらに前記下部曲面部21にガラス下型3を密着させて固定する。
このような状態になると、ガラス上型2と偏光フィルム4との間に上部空間aが、偏光フィルム4とガラス下型3との間に下部空間bがそれぞれ設けられる。また、前記上部空間aと下部空間bとは前記偏光フィルム4の切欠部14によって連通する。
このような状態で注入口15を介して、レンズを製造するための液状の原材料を注入する。
このような原材料は下部空間bに供給され、下部空間bに連通する前記切欠部14を介して上部空間aにも供給される。
このような原材料の供給によって、前記上部空間aと下部空間bとの間に位置している偏光フィルム4が原材料に内蔵される状態になる。
このような一連の原材料の供給を完了した状態で原材料を充分固形化した後、ガスケット金型1からガラス上型2、ガラス下型3及びリング5を除去して本発明の偏光レンズ7の製造を完成する。
このような本発明の方法によって製造された偏光レンズ7は、結局偏光フィルム4を含浸状態で内蔵していることが分る。
このような本発明の方法では、偏光レンズ7を、上述したように突出部10の高さhの調節によって、高度の近視などを有する者のためにレンズをいくらでも厚く製造することができる。
一方、本発明で使用するリング5が偏光フィルム4及びリブ付き偏光フィルム8の全縁に沿って支持するため、注意を払わなければ偏光フィルムに皺が発生するという問題点がたまに発見されるが、このような問題点は図18に示すように前記リング5を分割し、その分割リング60の一部のみを使用することにより解決可能である。
この際、前記分割リング60を設置しようとする場合には、できる限り互いに対向した位置に少なくとも2つを位置させる。
このような本発明によれば、上述したように、分割リング60がその偏光フィルム4又はリブ付き偏光フィルム8の一部を支持するため、偏光フィルム4又はリブ付き偏光フィルム8に皺が発生することを防止することができる。
このような本発明における実施形態は、ガスケット金型の突出部の構造変更によって幾らでも様々に実施することができ、また偏光レンズ内の偏光フィルムの位置調節はリングの厚さによって調節できることが分る。
従って、本発明の権利範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
一方、前述した本発明において、図19に示すように、前記リング5及び分割リング60は、下面が偏光フィルム4の曲面と同様の曲面155からなり、上面156が水平面又は曲面からなっている。
このようなリング5及び分割リング60の構造によって、前記リング5及び分割リング60の曲面155は、前記偏光フィルム4の周縁部の曲面と同様であって、その曲面155自体が偏光フィルム4の周縁部面に位置するので、密着性を有し、偏光フィルム4に皺を発生させることなく設置されて前記偏光フィルム4を支持することができる。
この際、前記下面に曲面155を有するリング5或いは分割リング60は、突出部10の上端部が図20に示すように湾曲面160からなるものに対して使用する。
本発明の方法に用いるガスケット金型の斜視図である。 本発明の方法に用いるガスケット金型の断面構造図である。 (a)は本発明の方法に用いるガラス上型の断面構造図であり、(b)は本発明の方法に用いるガラス下型の断面構造図である。 (a)は本発明の方法に用いる偏光フィルムの断面構造図であり、(b)は、本発明の方法に用いる偏光フィルムの平面構造図である。 本発明の方法に用いるリングの斜視図である。 図1ないし図5を用いて本発明の方法によって偏光レンズを製造するための組立断面図である。 図6によって製造した偏光レンズの断面構造図である。 (a)は本発明の方法に用いるリブ付き偏光フィルムの断面構造図であり、(b)は本発明の方法に用いるリブ付き偏光フィルムの平面構造図である。 本発明の他の実施例を示す組立断面図である。 図9の実施例によって製造した偏光レンズの断面構造図である。 本発明に用いるガスケット金型の他の実施例を示す断面構造図である。 図11による本発明の実施例を示す組立断面図である。 図11による本発明の他の実施例を示す組立断面図である 図12の実施例によって製造した偏光レンズの断面構造図である。 図13の実施例によって製造した偏光レンズの断面構造図である。 本発明に用いるガスケット金型のさらに他の実施例を示す断面構造図である。 図16による本発明のさらに他の実施例を示す組立断面図である。 本発明に用いるリングの他の実施例を示す斜視図である。 本発明に用いるリングのさらに他の実施例を示す断面図である。 図19に示したリングによって偏光レンズを製造するための組立断面構造図である。
符号の説明
1 ガスケット金型
2 ガラス上型
3 ガラス下型
4、8 偏光フィルム
5 リング
10 環状突条
11 水平面
12 曲面
13 突起
14 切欠部

Claims (10)

  1. ガスケット金型の内周面に設けられた突出部の上、下部にガラス上型、ガラス下型をそれぞれ設置し、ガスケット金型の側面を介してレンズ製造用原材料をガラス上型とガラス下型との間に注入してレンズを製造する方法において、
    前記ガスケット金型の環状突条の上部又は下部に、切欠部が対向して設けられた偏光フィルムを位置させ、
    前記偏光フィルムの上部又は下部にリングを設置した後、前記リングの上部にガラス上型を、或いは前記リングの下部にガラス下型を設置して、ガスケット金型の側面を介して供給されるレンズ製造用原材料が偏光フィルムを内蔵するようにするとを特徴とする偏光レンズの製造方法。
  2. ガスケット金型(1)の内周面に設けられた突出部(10)の上、下部にガラス上型(2)、ガラス下型(3)をそれぞれ設置し、前記ガスケット金型(1)の側面を介してレンズ製造用原材料を前記ガラス上型(2)とガラス下型(3)との間に注入してレンズを製造する装置において、
    前記ガスケット金型(1)の環状突条(10)の上部又は下部に、切欠部(14)が対向して設けられた偏光フィルム(4)を位置させ、
    前記偏光フィルム(4)の上部又は下部にリング(5)を設置した後、前記リング(5)の上部にガラス上型(2)を、或いは前記リングの下部にガラス下型(3)を設置する組立構造からなることを特徴とする偏光レンズの製造装置。
  3. 前記突出部(10)は、上面が水平面(11)、下面が前記ガラス下型(3)の周縁部の曲面と同様の曲面部を有する曲面(12)からなり、前記曲面(12)の内側に突起(13)が設けられることを特徴とする請求項2記載の偏光レンズの製造装置。
  4. 前記突出部(10)の上部はガラス上型(2)の周縁部の曲面部と同様の上部曲面部(20)からなり、前記突出部(10)の下部はガラス下型(3)の周縁部の曲面部と同様の下部曲面部(21)からなることを特徴とする請求項2又は3記載の偏光レンズの製造装置。
  5. 前記上部曲面部(20)と下部曲面部(21)上に突起(13)が設けられることを特徴とする請求項4記載の偏光レンズの製造装置。
  6. 前記突出部(10)の上面が水平面部(23)及び曲面形成部(24)からなることを特徴とする請求項4記載の偏光レンズの製造装置。
  7. 前記リング(5)が、分割されたリングの一部(60)であることを特徴とする請求項2記載の偏光レンズの製造装置。
  8. 前記分割リング(60)は互いに対向する位置に複数設置されることを特徴とする請求項7記載の偏光レンズの製造装置。
  9. 前記リング(5)及び分割リング(60)の断面は下面が偏光フィルム(4)の曲面と同様の曲面(155)を有することを特徴とする請求項2、7及び8のいずれか1項に記載の偏光レンズの製造装置。
  10. ガスケット金型(1)の内周面に設けられた突出部(10)の上、下部にガラス上型(2)、ガラス下型(3)をそれぞれ設置し、前記ガスケット金型(1)の側面を介してレンズ製造用原材料を前記ガラス上型(2)とガラス下型(3)との間に注入することにより製造したレンズにおいて、
    前記ガスケット金型(1)の突出部(10)の上部又は下部に、切欠部(4)が対向して設けられた偏光フィルム(4)を位置させ、
    前記偏光フィルム(4)の上部又は下部にリング(5)を設置した後、前記リング(5)の上部にガラス上型(2)を、或いは前記リング(5)の下部にガラス下型(3)を設置する組立構造を構成し、前記ガスケット金型(1)の側面を介してレンズ製造用原材料を注入し、前記偏光フィルム(4)を内蔵するように製造されたことを特徴とする偏光レンズ。

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