JPH0993214A - 多チャネルデコーダデータの多重同期処理方式 - Google Patents

多チャネルデコーダデータの多重同期処理方式

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JPH0993214A
JPH0993214A JP7249306A JP24930695A JPH0993214A JP H0993214 A JPH0993214 A JP H0993214A JP 7249306 A JP7249306 A JP 7249306A JP 24930695 A JP24930695 A JP 24930695A JP H0993214 A JPH0993214 A JP H0993214A
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JP7249306A
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Junichi Sato
純一 佐藤
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多チャネルデコーダデータの多重同期処理方
式に関し、多チャネルデータの同期取りを一括して行う
ようにすることを目的とする。 【解決手段】 バスインタフェース速度変換手段11で
データバス上の多チャネルデータを1フレームずつ取り
込み、多重同期検出手段12では、各チャネルに対して
フレームビット位置サーチおよびマルチフレーム内フレ
ーム位相の検出を時分割で行ってフレームおよびマルチ
フレーム同期を取り、同期の取れたチャネルデータをフ
レームアライメント手段14にランダムに書き込む。書
き込み時のアドレスはチャネルアドレス発生手段15に
よって発生された内部タイムスロットに同期したチャネ
ルアドレスと、マルチフレーム内フレームアドレス発生
手段13より発生されたマルチフレーム内のフレーム位
相に対応するマルチフレーム内チャネルアドレスとによ
って指定される。フレームアライメントされたチャネル
データはシーケンシャルにチャネル対応の各デコーダに
出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多チャネルデコーダ
データの多重同期処理方式に関し、特に複数の時分割多
重装置から受けた多チャネルデータに対して個々のチャ
ネルの同期検出を一括処理してチャネル毎の各デコーダ
に分配するようにした多重同期処理方式に関する。
【0002】時分割多重装置では、加入者の音声信号を
コーダにて多重化し、そのときに各チャネルデータ各々
に、チャネルデータのコーダ情報の区切りを識別できる
同期ビットが入れられ、さらに多重化された多チャネル
データを送るときに回線インタフェースなどのユニット
において回線上での同期ビットが付加される。このよう
な多チャネルデータを複数のノードの時分割多重装置か
ら一括して受けて通信する時分割多重装置では、フレー
ム位相の異なる多チャネルマルチフレームデータを受け
ることになるので、同期ビットに基づいてチャネル毎に
同期を取って各チャネルデータに分解してからそれぞれ
接続相手の加入者に対応するデコーダにて音声信号に戻
す処理を行っている。
【0003】
【従来の技術】図12は従来の多チャネルデコーダデー
タの同期処理方式の構成を示すブロック図である。
【0004】複数のノードの時分割多重装置からそれぞ
れの多チャネルデータを受けて個々の加入者へ接続する
ような時分割多重装置における従来の同期処理方式は、
データバス1に接続されたチャネル数分のバッファ2
a,・・・2nと、各バッファ2a,・・・2nに接続
されて各チャネルの同期を検出する同期検出回路3a,
・・・3nと、同期信号線4からバス基準信号を受けて
各バッファ2a,・・・2nでのチャネル毎のデータの
読み込みを制御する制御回路5とによって構成されてい
る。
【0005】データバス1には、複数の時分割多重装置
からそれぞれ複数チャネル分含んだデータが装置間で互
いに同期が取れていない状態で時分割に送られており、
制御回路5はバス基準信号を基にして、各バッファ2
a,・・・2nに対しデータバス1上のデータをチャネ
ル別にそれぞれ取り込むように制御し、取り込まれた各
チャネルのデータはそれぞれ同期検出回路3a,・・・
3nに送られる。同期検出回路3a,・・・3nは送ら
れてきたデータからそれぞれフレームビットを検出し、
フレーム位相の合ったデータを個々のデコーダに送出す
るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の同期処
理方式では、個々の加入者チャネルに対してバスデータ
取り込み用のバッファおよび同期検出回路を複数チャネ
ル個々に対応させているため、チャネル数が増えるに連
れてこれらのハードウェアの規模も大きくなってしまう
という問題点があった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、多チャネルデータの同期取りを一括して行う
ようにして、ハードウェアの規模がチャネル数に依存し
ないような多重同期処理方式を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は上記目的を達成す
る本発明の原理を示すブロック構成図である。本発明の
多チャネルデコーダデータの多重同期処理方式は、バス
インタフェース速度変換手段11と、多重同期検出手段
12と、マルチフレーム内フレームアドレス発生手段1
3と、フレームアライメント手段14と、チャネルアド
レス発生手段15とから構成されている。
【0009】バスインタフェース速度変換手段11はデ
ータバスに接続されてバースト的に送られてくるバス上
の多チャネルデータをチャネルアドレス発生手段15が
受けたバス基準信号に基づいてフレーム単位で取り込
み、取り込んだ多チャネルデータを一定速度で多重同期
検出手段12へ出力する。多重同期検出手段12では、
一定速度で出力された多チャネルデータに対してチャネ
ル毎にフレームビット位置を検出し、フレームビット位
置を検出したデータに対してマルチフレーム内フレーム
位相を検出する。フレームビット位置を検出すること
で、フレーム内のデータの並びが判り、マルチフレーム
内フレーム位相を検出することで、マルチフレームから
なるチャネルデータのマルチ内のフレームの並びが判
る。マルチフレーム内フレームアドレス発生手段13は
多重同期検出手段12でのマルチフレーム内フレーム位
相の検出に同期してマルチフレーム内フレームアドレス
を発生させる。フレームアライメント手段14では、マ
ルチフレーム内フレームアドレス発生手段13にて発生
されたマルチフレーム内フレームアドレスとチャネルア
ドレス発生手段15にて発生されたチャネルアドレスと
によってアドレス指定された位置に、フレームビット位
置が検出された多チャネルデータをランダムに書き込ん
で各々のチャネルのマルチフレームデータをアライメン
トする。このフレームアライメント手段14にてアライ
メントされた多チャネルデータはチャネル毎にシーケン
シャルに読み出されてそれぞれ対応するデコーダに出力
される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、1
6チャネルのデコーダデータを処理する時分割多重装置
に適用した場合を例にして説明する。
【0011】図2は多チャネルデコーダデータの多重同
期処理方式の構成を示すブロック図である。図示の構成
によれば、本発明の多重同期処理方式は、データバス2
0上のバースト的な多チャネルデータを受けて各チャネ
ルの有効データを一定速度で取り出す、すなわち、バス
データの速度変換を行うバスインタフェース速度変換部
30と、多チャネルデータをチャネル毎に時分割で同期
を取る多重同期検出部40と、同期の取れた多チャネル
データがランダムに書き込まれるフレームアライナ部5
0と、多チャネルデータをフレームアライナ部50に書
き込む際のチャネルアドレスを発生するチャネルアドレ
ス発生器60およびマルチフレーム内フレームアドレス
発生器70とから構成されている。
【0012】バスインタフェース速度変換部30は、デ
ータバス20に接続されて複数のチャネルデータをフレ
ーム単位で交互に受ける2つのバッファ31a,31b
と、これら2つのバッファ31a,31bから交互に各
チャネルの有効データを取り出して16チャネルの1マ
ルチフレーム分のデータを再構成するシフトレジスタ3
2とを有している。2つのバッファ31a,31bは、
一方がデータバス20からのデータの書き込みをしてい
る間に、他方がデータの読み出しを行うようにされ、こ
の切り換えはバス基準信号線25からのサブレートフレ
ームパルス信号SFPおよびフレームパルス信号FPを
受けるチャネルアドレス発生器60より生成される制御
信号に基づいて行われる。
【0013】多重同期検出部40は、バスインタフェー
ス速度変換部30から時分割に各チャネルに対するマル
チフレームデータを受けるシフトレジスタ41と、この
シフトレジスタ41のマルチフレームデータに対してフ
レームビット(以下、Fビットという)のサーチおよび
マルチフレーム内フレーム位相を検出するマルチフレー
ム内フレーム同期部42とを有している。マルチフレー
ム内フレーム同期部42はシフトレジスタ41の所定ビ
ット位置のデータを検出し、その位置にFビットが現れ
るまでシフトレジスタ41に対して1ビットずつシフト
するようにしてサーチされたFビットをサーチする指令
を出すとともに、そのサーチされたFビットからマルチ
フレームの位相を検出する。
【0014】チャネルアドレス発生器60はサブレート
フレームパルス信号SFPおよびフレームパルス信号F
Pから内部タイムスロットに同期したチャネル(ch)
アドレスを発生し、マルチフレーム内フレームアドレス
発生器70はFビットの位置を基準として各々のチャネ
ルに対するマルチフレーム内フレームアドレスをチャネ
ル単位の時分割で発生し、フレームアライナ部50で
は、これら2種類のアドレス(チャネルアドレスとマル
チフレーム内フレームアドレス)によってアドレス指定
された位置にシフトレジスタ41からのデータをランダ
ムに書き込む。フレームアライナ部50からの読み出し
は、各チャネルのデータがマルチフレームの先頭から順
番に読み出されて対応するチャネルのデコーダへ分配さ
れる。
【0015】図3はバスインタフェース速度変換部の構
成例を示すブロック図である。バスインタフェース速度
変換部30は、2つのバッファ31a,31bと、チャ
ネル数分、すなわち、16個のシフトレジスタ32a〜
32pと、これらシフトレジスタ32a〜32pの書き
込み、読み出しを制御する制御回路33とによって構成
されている。バッファ31a,31bの入力はデータバ
スに接続され、出力はシフトレジスタ32a〜32pの
入力に並列に接続されている。これらシフトレジスタ3
2a〜32pの出力も並列に接続されてバスインタフェ
ース速度変換部30のデータ出力を構成している。シフ
トレジスタ32a〜32pは好ましくはその出力がトラ
イステートタイプになっているものがよい。
【0016】バッファ31a,31bは1フレーム分の
容量を有し、その制御入力にはアドレス発生器からのフ
レームパルス信号FPに同期した制御信号を受けて、1
フレームパルスの間隔の周期で書き込みと読み出しとが
交互に切り換えられ、データバスからのデータを一方が
書き込んでいる間は他方が読み出すように制御され、デ
ータバスからのデータ読み込みを連続して行うようにし
ている。
【0017】制御回路33はシフトレジスタ32a〜3
2pに対して、まず、バッファ31aまたは31bから
出力するチャネル毎のデータの書き込みの制御と、バス
インタフェース速度変換部30からデータを出力する際
に、出力を1つのシフトレジスタだけ有効とし残りのシ
フトレジスタは無効として1チャネル分のデータを出力
するようにする出力制御と、多重同期検出部40からF
ビットサーチ結果のビットシフト量を表すビットシフト
信号BSを受けて同期後にシフトレジスタ32a〜32
pが次のマルチフレームデータを受けるときの入力ビッ
ト位置をあらかじめビットシフト量だけシフトしておく
入力位置制御とを行う。
【0018】ここで、バッファ31a,31bに書き込
まれるデータバス上のデータのデータ位相の一例につい
て説明する。図4はバス上のデータ位相を示すタイムチ
ャートである。
【0019】図中、「SFP」は多重同期処理方式が搭
載された時分割多重装置のサブレートフレームパルス信
号、「FP」はフレームパルス信号、「CLK」はシス
テムクロック、「TS0〜TS511」は内部タイムス
ロットをそれぞれ示している。
【0020】ここで、1タイムスロットに含まれる1チ
ャネル分のデータは8ビット構成になっており、そのう
ちの7番目および8番目のビット「D6」および「D
7」が有効データ「d」である。フレームパルス信号F
Pは、512個のタイムスロットTS0〜TS511毎
に入っており、この間に、16チャネル(ch0〜ch
15)分のデータが適当なタイムスロット内に入ってい
る。また、サブレートフレームパルス信号SFPは20
個のフレームパルス信号FP0〜FP19毎に入ってお
り、さらに4個のサブレートフレームパルス信号SFP
0〜SFP3で16チャネル分の1フレームデータを構
成する。
【0021】図5はバッファに書き込まれるデータの格
納フォーマットを示す図である。バスインタフェース速
度変換部30のバッファ31aまたは31bには、1フ
レーム分のデータが順次書き込まれていくが、図では、
横並びの1行分のデータ、たとえばFP0で示した行の
16チャネル分のデータがまず書き込まれ、次いで、F
P1で示した行のデータが書き込まれ、以下、FP2〜
FP19で示した行のデータが書き込まれていく。そし
て、SFP0のデータの書き込みが終了すると、SFP
1のデータを書き込む。このようにして、SFP3まで
のデータが書き込まれると、16チャネルの1フレーム
分のデータがデータバスより読み込まれたことになる。
したがって、各バッファ31aまたは31bは1280
バイトの容量が必要になる。
【0022】各チャネルの有効データは「D6」および
「D7」の2ビットであるので、バッファ31bまたは
31aから読み出されるときには、各チャネルの「D
6」および「D7」の2列のデータが各チャネルに対応
したシフトレジスタ32a〜32pにそれぞれ入力され
る。たとえば、チャネルch0の場合について見ると、
まず、SFP0,FP0のD6,D7がシフトレジスタ
32aに入力され、次いで、SFP0,FP1のD6,
D7、SFP0,FP2のD6,D7、・・・、SFP
0,FP19のD6,D7、SFP1,FP0のD6,
D7、SFP1,FP1のD6,D7、・・・、SFP
3,FP19のD6,D7が順次シフトレジスタ32a
に入力されることになる。各シフトレジスタ32a〜3
2pは1フレーム分のデータを蓄積できる容量、すなわ
ち、160ビットのデータ容量を有しており、1フレー
ム分のデータが蓄積されると、チャネル毎に時分割に多
重同期検出部40に出力される。
【0023】図6は多重同期検出部の構成例を示すブロ
ック図である。多重同期検出部40は、バスインタフェ
ース速度変換部30の各シフトレジスタ32a〜32p
からデータを受ける160ビットのシフトレジスタ41
と、マルチフレームのFビットのビットパターンを設定
・記憶しておくビットパターン記憶部43と、シフトレ
ジスタ41の所定ビット位置のデータとビットパターン
記憶部43にあらかじめ設定されたビットパターンとを
比較する比較器44と、入力がビットパターンのP0〜
P6と比較される比較器44のデータ入力部に接続され
たバッファ45と、バッファ45の出力に接続されて複
数(16チャネル分)のマルチフレームデータに渡って
送られてきたビットパターンを順次記憶するランダムア
クセスメモリ(RAM)46と、記憶されたビットパタ
ーンを読み出してビットパターンのP1〜P7と比較さ
れる比較器44のデータ入力部に入力するフリップフロ
ップ(FF)47と、比較器44の出力に接続されてシ
フトレジスタ41のデータのビットシフト制御を行うシ
フト制御回路48とを有している。比較器44の出力
は、また、マルチフレーム内フレームアドレス発生器7
0へ接続されている。シフト制御回路48の出力は、ま
た、バスインタフェース速度変換部30の制御回路33
にも接続され、ビットシフト量を表すビットシフト信号
BSを出力するようにしている。ランダムアクセスメモ
リ46は、チャネルアドレス発生器60からチャネルア
ドレスを受けるよう接続され、チャネルに対応するバッ
ファ45からのビットパターンの記憶/読み出しを行う
ことができるようにしている。
【0024】多重同期検出部40は、さらに、別の任意
のビットパターンを少なくとも1つ設定することができ
るビットパターン記憶部43aと、比較器44へ入力さ
れるビットパターンをビットパターン記憶部43のビッ
トパターンとするかビットパターン記憶部43aのビッ
トパターンとするかを切り換えるセレクタ49とを有
し、必要に応じてビットパターンを切り換えることによ
り複数のビットパターンに対応することができるように
している。
【0025】この多重同期検出部40における作用を以
下の図7および図8を参照して説明する。図7はビット
位置サーチ前後のフレームのビットアライメント例を示
す図であり、図8はマルチフレーム内フレーム同期時の
マルチフレーム構成を示す図である。
【0026】これらの図において、チャネル毎に示した
160ビットの各データは、シフトレジスタ41が各シ
フトレジスタ32a〜32pから受けたデータであり、
フレームアライメント基準としては、この例では、0番
から始まる150番のビット位置をFビットの位置とし
ており、このFビットの位置にチャネル毎にマルチフレ
ームの位相を表すP0〜P7のビットがこの順番で入れ
られて送られてくる。しかし、複数の異なった時分割多
重装置からのデータは、1フレーム内のFビットの位置
はもとより、各チャネルのマルチフレーム内フレーム位
相も揃っていない状態で受けているので、シフトレジス
タ41の内容は、たとえば図7にFビット位置サーチ前
として示したように、Fビットの位置およびマルチフレ
ーム内のフレーム位相がばらばらになっている。
【0027】このようなデータのFビットの位置および
マルチフレーム内のフレーム位相を同期させるには、ま
ず、シフトレジスタ41のFビットの位置としてあらか
じめ定められた位置(150の位置)のビットを読み出
すようにしている。このビットは、比較器44のビット
パターンP0と比較される入力に入力されるとともに、
バッファ45を介してランダムアクセスメモリ46にチ
ャネル毎に格納される。格納されたそのビットはフリッ
プフロップ47にてラッチされて1マルチフレーム後の
ビットパターンP1と比較される比較器44の入力に入
力される。このビットはさらに、バッファ45を介して
ランダムアクセスメモリ46に格納され、フリップフロ
ップ47を介してさらに1フレーム後のビットパターン
P1と比較される比較器44の入力に入力されるように
して、最後には、ビットパターンP6との比較入力への
ビットが次のフレームのデータが来たときにビットパタ
ーンP7との比較入力に入力されるようにしている。
【0028】このようにして、同一チャネルのフレーム
データが順次入力されてきたときに、Fビットの位置の
過去7ビットがランダムアクセスメモリ46に記憶され
ているので、この7ビットは新たに入力されたマルチフ
レームデータのFビットの位置のビットとともに比較器
44にて、ビットパターン記憶部43に設定されたビッ
トパターンP0〜P7と比較される。
【0029】ここで、Fビットの位置のビットがビット
パターンP0〜P7と一致すれば、シフトレジスタ41
に入っているデータは、図7のフレームアライメント基
準として示したビットアライメントになっているので、
比較器44はマルチフレーム内フレームアドレス発生器
70へビットパターンP0のデータであることを通知
し、データをフレームアライナ部50に書き込む際の最
初の1フレーム目であることを示すマルチフレーム内フ
レームアドレスを発生させるようにする。
【0030】通常は、Fビットの位置のビットがビット
パターンP0〜P7と一致することはないので、次のマ
ルチフレームのデータ入力で比較を行う。このようにマ
ルチフレーム内フレームのデータを順次入力して比較す
るが、Fビットの位置にFビットがなければ永久に一致
しないので、この不一致の回数が所定数越えたとき、た
とえばマルチフレームのデータ入力が2回りしたとき
に、シフト制御回路48がビットシフト信号を出力し、
シフトレジスタ41を1ビットシフトさせるようにし
て、ビットパターンP0〜P7の比較をする。そして、
この1ビットシフトおよびビットパターン比較は、シフ
トレジスタ41のFビットの位置のビットがビットパタ
ーンP0〜P7と一致するまで繰り返し行われる。この
ようにして、Fビット位置のサーチを行い、ビットパタ
ーンP0〜P7との一致が得られると、そのチャネルの
フレームデータのFビットが検出されたと同時にシフト
レジスタ41のデータはそのチャネルのビットパターン
P0を含む0番目のマルチフレームのデータであるとい
うことになる。
【0031】Fビット位置のサーチが終了してFビット
が所定の位置までシフトされると、各チャネルは図7に
てFビットサーチ後として示したようになる。同時に、
マルチフレーム位相も同期されることになるが、チャネ
ル相互のマルチフレーム位相は送信される時分割多重装
置が異なれば、各々サブレート位相が異なるため、マル
チフレーム位相は同じにはならないので、図8に例示し
たように、たとえばフレームアライメント基準の場合の
データは、P0に対応してあるマルチフレームの#0の
位置とすると、チャネル0ではP6に対応して別のマル
チフレームの#6、チャネル1ではP1に対応してさら
に別のマルチフレームの#1、チャネル15ではP3に
対応して別のマルチフレームの#3の位置となってい
る。
【0032】図9はマルチフレーム内フレームアドレス
発生器の構成例を示すブロック図である。マルチフレー
ム内フレームアドレス発生器70は、比較器44からビ
ットパターンが一致した時(すなわち、この時は、マル
チフレーム内の#0番目のフレームが来た時)の一致パ
ルスを受けることによってマルチフレームアドレスが0
クリアされる(すなわち、マルチフレームアドレス#0
指定する)+1インクリメータ71と、この+1インク
リメータ71の出力をラッチしてフレームアライナ部5
0にマルチフレームアドレスを指定するフリップフロッ
プ72と、このフリップフロップ72の出力を取り出す
バッファ73と、バッファの73出力を格納して、次の
同一チャネルのデータ入力時に前回のマルチフレームア
ドレスを+1インクリメータ71に与えるランダムアク
セスメモリ(RAM)74とから構成されている。な
お、フレームアライナ部50のマルチフレームアドレス
入力およびチャネルアドレス入力に設けられたセレクタ
51,52はフレームアライナ部50にデータを書き込
むときのアドレスとフレームアライナ部50からデータ
を読み出すときのアドレスとを切り換えるためのもので
ある。
【0033】+1インクリメータ71は、多重同期検出
部40の比較器44から一致パルスを受けると(すなわ
ち、この時は、マルチフレーム内の#0番目のフレーム
が来た時)、マルチフレームアドレスは0クリアされ、
フリップフロップ72およびセレクタ51を介してフレ
ームアライナ部50のマルチフレームアドレス入力に与
えられる。これにより、フレームアライナ部50はマル
チフレームアドレス「#0」が指定されたことになる。
このとき、チャネルアドレス発生器60からはセレクタ
52を介してフレームアライナ部50のチャネルアドレ
ス入力にチャネルアドレスが与えられるので、シフトレ
ジスタ41からのデータはこれらのアドレスによって指
定されたフレームアライナ部50の書き込み位置に書き
込まれる。
【0034】このときのマルチフレームアドレスはバッ
ファ73を介してランダムアクセスメモリ74にチャネ
ル毎に格納される。格納されたマルチフレームアドレス
は次に同じチャネルのマルチフレームデータが多重同期
検出部40のシフトレジスタ41にあるときに、チャネ
ルアドレス発生器60からのチャネルアドレスに同期し
て出力され、+1インクリメータ71に入力される。+
1インクリメータ71では、入力されたマルチフレーム
アドレスは1だけインクリメントされ、新しいマルチフ
レームアドレスとしてマルチフレームアドレス#1がフ
レームアライナ部50に与えられる。このようにして、
マルチフレーム内フレームアドレス発生器70は、最
初、比較器44から一致パルスによって0クリアされて
マルチフレームアドレス#0を出力した後は、順次、1
ずつインクリメントされたマルチフレームアドレス#2
〜#7を出力する。
【0035】図10はフレームアライナ部の構成を示す
図である。フレームアライナ部50はたとえば16チャ
ネル分のデータを各々1マルチフレーム分記憶すること
ができるランダムアクセスメモリによって構成される。
多重同期検出部40のシフトレジスタ41からのデータ
を書き込むときには、マルチフレーム内フレームアドレ
ス発生器70によって#0から#7までのマルチフレー
ム内フレームアドレスが指定され、チャネルアドレス発
生器60によってch0からch15までのチャネルア
ドレスが指定されることになり、これらのアドレスによ
って指定されたメモリ位置にランダムにデータが書き込
まれる。たとえば、ch0および#0の場合には、チャ
ネルデータの有効データビット位置である「D14」お
よび「D13」の位置に160ビット分のデータが書き
込まれる。
【0036】フレームアライナ部50へのデータの書き
込みのときにはチャネル毎にランダムに書き込まれる
が、このフレームアライナ部50から読み出されるとき
には、各チャネルデータはこのフレームアライナ部50
にて整列された状態で記憶されているので、チャネル毎
にデータの先頭から順番に読み出され、対応するデコー
ダに出力される。
【0037】図11はフレームアライナ出力フォーマッ
トを示すタイムチャートである。この図において、「N
SFP」はフレームアライナ部50からデータを出力処
理するときのサブレートフレームパルス信号、「NF
P」はフレームパルス信号、「NCLK」はシステムク
ロックを示している。このデータフォーマットは、低ビ
ットレートコーデックの入力仕様に合うように制御され
ている。
【0038】ここで、フレームアライナ部50からデー
タを出力するときには、まず、図10の#0の横並びの
1行目のデータが読み出され、以下、2行目、3行目、
・・・とシーケンシャルに読み出される。そして、#0
の最終行のデータにて、ch15の最後の2ビットを含
むデータが読み出されると、次に、#1のch0から始
まる1行目のデータが読み出され、以下、同様にして2
行目、3行目と読み出されていく。このようにして、#
7の最終行まで読み出されていく。これによって、同期
の取れた多チャネルのマルチフレーム化されたデコーダ
データが取り出される。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、バスイ
ンタフェース速度変換手段で多チャネルデータの有効デ
ータのみを抽出し、多重同期検出手段では、内部タイム
スロットに同期したチャネルアドレスを利用し、個々の
チャネルについてFビット位置サーチおよびマルチフレ
ーム内のフレーム位相の検出を時分割で行い、マルチフ
レーム内のフレーム位相の検出されたチャネルデータを
フレームアライメント手段にランダムに書き込むように
構成した。このため、多チャネルデータの同期を1つの
ハードウェアで一括して取ることが可能となり、各チャ
ネルの同期を取るためのハードウェアの規模を削減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示すブロック構成図である。
【図2】多チャネルデコーダデータの多重同期処理方式
の構成を示すブロック図である。
【図3】バスインタフェース速度変換部の構成例を示す
ブロック図である。
【図4】バス上のデータ位相を示すタイムチャートであ
る。
【図5】バッファに書き込まれるデータの格納フォーマ
ットを示す図である。
【図6】多重同期検出部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】Fビット位置サーチ前後のフレームのビットア
ライメント例を示す図である。
【図8】マルチフレーム内フレーム同期時のマルチフレ
ーム構成を示す図である。
【図9】マルチフレーム内フレームアドレス発生器の構
成例を示すブロック図である。
【図10】フレームアライナ部の構成を示す図である。
【図11】フレームアライナ出力フォーマットを示すタ
イムチャートである。
【図12】従来の多チャネルデコーダデータの同期処理
方式の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 バスインタフェース速度変換手段 12 多重同期検出手段 13 マルチフレーム内フレームアドレス発生手段 14 フレームアライメント手段 15 チャネルアドレス発生手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低ビットレートの多チャネルデータをチ
    ャネル毎の同期検出を行ってデコーダに出力する多チャ
    ネルデコーダデータの多重同期処理方式において、 フレーム同期信号を受けてフレームアドレスおよび内部
    タイムスロットに同期したチャネルアドレスを発生する
    アドレス発生手段と、 バースト的に送られてくるバス上の多チャネルデータを
    前記フレームアドレスによりフレーム単位で取り込み、
    取り込んだ多チャネルデータを一定速度で出力するバス
    インタフェース速度変換手段と、 一定速度で出力された多チャネルデータに対してチャネ
    ル毎にフレームビット位置およびマルチフレーム内のフ
    レーム位相を時分割で検出する多重同期検出手段と、 前記多重同期検出手段でのマルチフレーム内のフレーム
    位相の検出に同期してマルチフレーム内フレームアドレ
    スを発生させるマルチフレーム内フレームアドレス発生
    手段と、 前記マルチフレーム内フレームアドレスおよびチャネル
    アドレスによって指定された位置にフレームビット位置
    が検出されたチャネルのマルチフレームデータを書き込
    んでアライメントするフレームアライメント手段と、 を備えていることを特徴とする多チャネルデコーダデー
    タの多重同期処理方式。
  2. 【請求項2】 前記バスインタフェース速度変換手段
    は、それぞれ1フレーム分の容量を有し多チャネルデー
    タの読み込みと読み出しとを前記アドレス発生手段から
    のフレームアドレスに基づいて交互に行う2つのバッフ
    ァと、前記バッファから読み出された多チャネルデータ
    から該当するチャネルのデータをラッチするチャネル数
    分のシフトレジスタとを有することを特徴とする請求項
    1記載の多チャネルデコーダデータの多重同期処理方
    式。
  3. 【請求項3】 前記多重同期検出手段は、前記バスイン
    タフェース速度変換手段から1チャネル分のフレームデ
    ータを受けるシフトレジスタと、該シフトレジスタのフ
    レームビット位置に対応する所定位置のビットとあらか
    じめ定めたフレームビットパターンのビットとを比較す
    る比較器と、前記所定位置のビットがフレームビットパ
    ターンのビットと不一致の場合に前記シフトレジスタの
    フレームデータを1ビットずつシフトさせるシフト制御
    部とを有することを特徴とする請求項1記載の多チャネ
    ルデコーダデータの多重同期処理方式。
  4. 【請求項4】 前記多重同期検出手段は、各チャネルの
    マルチフレーム内フレーム毎に前記所定位置におけるフ
    レームビットを順次格納し、格納されているフレームビ
    ットのビットパターンが前記比較器にて前記あらかじめ
    定めたフレームビットパターンと比較されてこれらが一
    致したときにマルチフレーム位相の規定番数とするよう
    にしたメモリをさらに有することを特徴とする請求項3
    記載の多チャネルデコーダデータの多重同期処理方式。
  5. 【請求項5】 前記多重同期検出手段は、マルチフレー
    ム内フレームビットパターンを任意に設定・記憶するこ
    とができるパターン設定部と、前記あらかじめ定めたマ
    ルチフレーム内フレームビットパターンと前記パターン
    設定部によるフレームビットパターンとを切り換える切
    換部とをさらに有することを特徴とする請求項1記載の
    多チャネルデコーダデータの多重同期処理方式。
JP7249306A 1995-09-27 1995-09-27 多チャネルデコーダデータの多重同期処理方式 Withdrawn JPH0993214A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005333481A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Nec Electronics Corp データ転送装置及び通信データ処理システム

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JP4567373B2 (ja) * 2004-05-20 2010-10-20 ルネサスエレクトロニクス株式会社 データ転送装置及び通信データ処理システム
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