JP3592131B2 - フレーム同期検出回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフレーム同期検出回路、特にシリアルデータ伝送におけるフレーム同期引き込みを高速化するフレーム同期検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
CCITT/H261勧告に基づくTV会議等のオーディオビジュアル(AV)サービス用符号化方式において、端末の伝送速度は64Kbpsを基本とし、そのP倍のビットレートとしている。基本のレートのフレーム構成は、8K周期のフレームで8ビット×80オクテットとなっている。この中で、第8ビット番号の第1〜第8オクテット番号がフレーム周期信号FAS(Frame Alignment Signal)で、更に偶数(0)と奇数(1)の2フレームでH221のフレームを構成し16フレーム(0〜15)で1マルチフレームを構成する。
【0003】
図15にT1(1.5Mbps)の8Kのフレームにおける64Kbpsの基本ch(チャンネル)の多種化(ch1〜ch24)の並びを示す。また、図16は、1.5Mに64Kbpsのchが24ch多重化された際の各chのビットの並びを示す。ch1は、正規の並びである。第8ビット目の第1〜弟16オクテット番号にFAS及びBAS(Bit−rate Allocation Signal)信号が多重化されている。ch24の表示は、伝送の途中でこのchについてのデータ遅延が発生し、ビット番号4とオクテット番号3だけ位置がずれた場合を示す。
【0004】
H221の同期パターンは、偶数フレームのFASの第2ビットから第8ビット(FASの1ワードは「X0011011」)及び奇数フレームのFASの第2ビット(FASの1ワードは「X1XXXXXX」)の2フレームによりフレーム同期パターンが構成されている。
【0005】
上述した勧告に基づくテレビ会議装置を用いて多地点会議を行う場合、多地点制御装置(MCU)では、各地点からの信号を受けて、音声の合成や画面の切替等を行う。しかし、各端末からの信号に対して、H221のフレーム同期をとってから信号を分離して処理を行う必要がある。例えば、端末が64Kbpsで符号化した場合、ISDN(サービス総合デジタル網)回線等を経由して信号がMCUの設置地点へ送られてくる。ISDNの回線が1.5Mの場合、途中の交換局で多重化できれば、1.5Mの回線に1chが64Kbpsのレートで24chの信号が多重化してMCUへ伝送されてくる。1.5Mが3本では72ch分となり、シリアルデータとしては4.6Mbpsの速度となる。
【0006】
MCUの制御処理を時間遅れなく行うには、複数(例えば64地点)の参加地点について会議設定が迅速に行えるように、フレーム位相が異なる各chのフレーム同期を全ch(64ch)分についてできる限り早く各フレーム同期を確立させる必要がある。
【0007】
従来のフレーム同期検出回路として、サーチ時間を短縮する技術として、例えば特願昭61−243102号及び特願平3−338407号の同期検出回路がある。前者では、1フレーム周期分の各ビットの検出状態(1ビット)を保存できるメモリを設け、各フレーム毎に変化する同期ビットと入力データをビット毎に比較して、比較結果をメモリに保存している。次のフレームでは、フレームの同期ビットとの判定結果と、メモリに書き込んだ1フレーム前の判定結果を読出したものとから判定を行い、その結果をメモリに書込む。これを順次繰り返して、結果的に同期パターンと一致する位置だけがメモリ上に示されるので、その場所が同期の場所であることが判る。この技法では、ビット毎の引込み過程の情報をメモリに書込むことにより、全ビットに対するサーチが並行して行え、検出時間が短縮できる。
【0008】
また、後者の従来例では、1フレーム分の各ビットの検出状態(複数ビット)が保存できるメモリを用意する。フレームパターンとの一致検出部の比較を行って、その検出結果とメモリに記憶された1フレーム前の情報とから新たな情報を一致回数、不一致回数、同期確立情報として更新してメモリに書込むよう構成している。これにより、全ビットに対するサーチ結果を保存し、全サーチの検出が行え、検出時間が短縮できる。
【0009】
図17に従来のフレーム同期検出回路のブロック図を示す。このフレーム同期検出回路は、シリアルデータが入力される直並列変換部171の後段に順次接続されたパターン検出カウンタ部172、パターン検出部173、フレーム検出処理部174及び情報記憶部(メモリ)175を有する。また、直並列変換部171、パターン検出カウンタ部172及び情報記憶部175には、シリアルクロックが入力される。パターン検出部173は、シリアルデータと同期パターンとを比較して一致及び不一致の信号を出力する。フレーム検出カウンタ部172は、一致及び不一致の値のカウントを行う。カウント前の値は、フレーム情報記憶部175から供給される1フレーム前の一致及び不一致の値をもとに、一致及び不一致のカウントを行い、得られた一致カウンタ値、確立結果をフレーム情報記憶部175に供給する。このフレーム情報記憶部175では、供給された一致カウンタ値及び不一致カウンタ値をメモリの所定のアドレスの書込み、1フレーム後に読出す。フレーム毎に全ビットのパターン一致/不一致情報を記憶保持することによりフレーム同期引込み時間を短縮する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来方式では、一致/不一致情報をフレーム毎に全ビットについて記憶する為に、多重化するch数が増加し、シリアルデータの速度が高くなった場合には、記憶する為のメモリ容量が大きくなるという欠点があった。また、シリアルクロックが高速となると、それに比例して高速でメモリをアクセスする必要があり、高速アクセスのメモリを用いるか、複数相に展開してアクセス時間を稼ぐ必要があり、メモリが多くなり、コストが上昇するという欠点がある。
【0011】
本発明の目的は、全ビットサーチを行うと共にメモリ容量(アドレス及びビット数)が減少するか、メモリ容量が少なく且つ低速のアクセス時間のメモリを用いて情報記憶部が構成できるフレーム同期検出回路を提供することである。また、従来と同じメモリ容量とスピード(速度)のメモリの場合には、従来技術に比して高速のシリアルデータ(即ち、より多くのch数のシリアルデータ)から各chのフレーム同期を高速に検出できるフレーム同期検出回路を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明によるフレーム同期検出回路は、次のような特徴的な構成を採用している。
【0013】
(1)フレーム同期が分散して含まれるシリアルデータを、同期パターンが連続するように直並列変換する機能を有し、入力シリアルデータに対してオクテット番号周期毎に遅延して、ブロック並列信号のビット幅のタップ数の遅延出力を得る直並列変換部と、
並列信号の連続する複数ビットを検索ブロックとして、該検索ブロックの全位相について同期パターンの一致が比較可能な長さのブロック並列信号を前記並列信号から取込むレジスタと、
前記ブロック並列信号及び前記同期パターンの一致の有無を前記検索ブロック内で検出し、該検索ブロック毎に一致の有無と一致が検出された位置を示す検出情報を得るパターン検出部と、
該パターン検出部で得られた検出情報と情報記憶部から読出した1フレーム前の判定情報を用い、フレーム同期引込み判定処理を行い、新たな検索ブロック毎の判定情報を出力するフレーム検出処理部と、
前記検索ブロック毎の判定情報を1フレーム分記憶する前記情報記憶部とを備えるフレーム同期検出回路。
【0014】
(2)フレーム同期が分散して含まれるシリアルデータを、同期パターンが連続するように直並列変換する直並列変換部と、
並列信号の連続する複数ビットを検索ブロックとして、該検索ブロックの全位相について同期パターンの一致が比較可能な長さのブロック並列信号を前記並列信号から取込むレジスタと、
前記ブロック並列信号及び前記同期パターンの一致の有無を前記検索ブロック内で検出し、該検索ブロック毎に一致の有無と一致が検出された位置を示す検出情報を得る機能を有し、フレーム同期パターンが複数のフレームパターンで構成されたデータに対し、複数のフレームパターンにつき比較し、一致が検出されたフレームパターン番号を示す情報を出力するパターン検出部と、
該パターン検出部で得られた検出情報と情報記憶部から読出した1フレーム前の判定情報を用い、フレーム同期引込み判定処理を行い、新たな検索ブロック毎の判定情報を出力するフレーム検出処理部と、
前記検索ブロック毎の判定情報を1フレーム分記憶する前記情報記憶部とを備えるフレーム同期検出回路。
【0015】
(3)フレーム同期が分散して含まれるシリアルデータを、同期パターンが連続するように直並列変換する直並列変換部と、
並列信号の連続する複数ビットを検索ブロックとして、該検索ブロックの全位相について同期パターンの一致が比較可能な長さのブロック並列信号を前記並列信号から取込むレジスタと、
前記ブロック並列信号及び前記同期パターンの一致の有無を前記検索ブロック内で検出し、該検索ブロック毎に一致の有無と一致が検出された位置を示す検出情報を得るパターン検出部と、
該パターン検出部で得られた検出情報と情報記憶部から読出した1フレーム前の判定情報を用い、フレーム同期引込み判定処理を行い、新たな検索ブロック毎の判定情報を出力するフレーム検出処理部と、
前記検索ブロック毎の判定情報を1フレーム分記憶する前記情報記憶部とを備え、
前記フレーム同期パターンが複数のフレームパターンで構成される場合に、前記フレームパターンの何番目までが連続して一致検出したかを示すパターン番号情報を、前記判定情報に付加し、1フレーム内の情報記憶で複数フレームにわたる同期パターンの一致を検出するフレーム同期検出回路。
【0016】
(4)フレーム同期が分散して含まれるシリアルデータを、同期パターンが連続するように直並列変換する直並列変換部と、
並列信号の連続する複数ビットを検索ブロックとして、該検索ブロックの全位相について同期パターンの一致が比較可能な長さのブロック並列信号を前記並列信号から取込むレジスタと、
前記ブロック並列信号及び前記同期パターンの一致の有無を前記検索ブロック内で検出し、該検索ブロック毎に一致の有無と一致が検出された位置を示す検出情報を得るパターン検出部と、
該パターン検出部で得られた検出情報と情報記憶部から読出した1フレーム前の判定情報を用い、フレーム同期引込み判定処理を行い、新たな検索ブロック毎の判定情報を出力するフレーム検出処理部と、
前記検索ブロック毎の判定情報を1フレーム分記憶する前記情報記憶部とを備え、
前記検索ブロックのビット数に比し同期パターンのビット数が少なく、1検索ブロックで複数位置の同期パターンの一致が検出されるとき、複数の一致検出が発生したことを示す複数一致情報を前記判定情報に付加するフレーム同期検出回路。
【0017】
(5)フレーム同期が分散して含まれるシリアルデータを、同期パターンが連続するように直並列変換する直並列変換部と、
並列信号の連続する複数ビットを検索ブロックとして、該検索ブロックの全位相について同期パターンの一致が比較可能な長さのブロック並列信号を前記並列信号から取込むレジスタと、
前記ブロック並列信号及び前記同期パターンの一致の有無を前記検索ブロック内で検出し、該検索ブロック毎に一致の有無と一致が検出された位置を示す検出情報を得るパターン検出部と、
該パターン検出部で得られた検出情報と情報記憶部から読出した1フレーム前の判定情報を用い、フレーム同期引込み判定処理を行い、新たな検索ブロック毎の判定情報を出力するフレーム検出処理部と、
前記検索ブロック毎の判定情報を1フレーム分記憶する前記情報記憶部とを備え、
前記検索ブロックの長さを8ビット、前記同期パターンが2フレームの周期で構成され、1フレームの同期部分のビットが7ビットの場合に、前記判定情報は、位置情報に3ビット、同期確立情報に1ビット、状態情報に2ビット、複数一致情報に1ビット、フレームパターン番号情報に1ビットの合計8ビットのワードで前記情報記憶部に記憶するフレーム同期検出回路。
【0018】
(6)前記直並列変換部は、入力シリアルデータをオクテット番号順となるように並べ替えて書込むメモリを有し、ワード単位でオクテット番号順に読出す上記(1)乃至(5)のいずれかのフレーム同期検出回路。
【0019】
(7)前記ブロック並列信号の取込み周期が略均一になるように検索ブロックの配置を1フレームのビット配列位置で予め設定し、予め定めたタイミングで取込む上記(1)乃至(5)いずれかのフレーム同期検出回路。
【0020】
(8)前記検索ブロックの長さを、同期パターンの長さ以下で1chの1フレームのオクテック数が割り切れる数に設定する上記(1)乃至(5)のいずれかのフレーム同期検出回路。
【0021】
(9)ブロック並列信号から前記検索ブロック内で同期パターンの検出を行う為に複数個の検出回路を備え、並列でパターン一致検出を行う上記(1)乃至(5)のいずれかのフレーム同期検出回路。
【0022】
(10)前記判定情報として位置情報、同期確立情報及び状態情報を含む上記(1)乃至(5)のいずれかのフレーム同期検出回路。
【0023】
(11)前記フレーム検出処理部では、複数chの同期検出を行う場合に、各chが引込み状態に入っているか否かを示すフレーム同期状態情報をch毎に設ける上記(1)乃至(5)のいずれかのフレーム同期検出回路。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のフレーム同期検出回路の好適実施形態例を添付図1乃至図14を参照して詳細に説明する。
【0026】
先ず、図1は、本発明のフレーム同期検出回路の第1実施形態例の全体的なブロック図である。このフレーム同期検出回路は、シリアルデータが入力される直並列変換部1、その出力側に順次接続されたレジスタ2、パターン検出部3、フレーム検出処理部4及び情報記憶部(IMFF)5及びシリアルクロックが入力されるパルス発生器(PG)6により構成される。シリアルクロックは、パルス発生器(PG)6及び直並列変換部1に入力され、パルス発生器6の出力パルス(分周クロック)は、直並列変換部1、レジスタ2及び情報記憶部5に入力される。
【0027】
次に、図1のフレーム同期検出回路の動作を説明する。直並列変換部1に入力されたシリアルデータは、1ワード8ビットのメモリに記憶され、シリアルデータに含まれる同期ビットが連続した同期パターンとして検出できるように、chのデータがオクテット番号順に並ぶように、入力のシリアルデータをパラレルデータに変換する。シリアルデータは、1chが64Kbpsの速度で64chが多重化されている場合には、シリアルデータの速度は約4.1Mbpsである。
【0028】
シリアル入力信号の並びをH221の1フレームの信号の多重化信号としてX(i、j、k)で示すと、i=1〜8ビット番号、j=1〜64ch番号、k=1〜80オクテット番号で示せる。1フレーム分記憶して変換する場合には、直並列変換部1のメモリの大きさXM(i、j、k/80)は、8×64×10の大きさのアドレスが必要となる。XM(i、j、k1)(ここでK1は1〜10)のアドレスのメモリにはK=(K1−1)×8+1〜(K1−1)×8+8迄のオクテット番号の8ビットが1ワードとして書込まれる。パターン検出を行う検索ブロックの決め方によっては、せいぜい16オクテットの数倍程度の範囲、従って8×64×2の倍数のアドレスがあればよい。
【0029】
パルス発生器6は、シリアルクロックを1/8分周した分周クロック、必要なパルス及び制御信号を各部へ供給する。この分周クロックが入力される直並列変換部1は、1/8周期毎にオクテット方向に番号(K)が連続する2ワード(1〜16オクテットの16ビット)のデータを読出して、レジスタ2へ供給する。直並列変換部1の変換メモリXMのアドレスとしては、MX(i、j、k1)とXM(i、j、k1+1)のデータが読出される。ブロック並列信号は、オクテット順に並んだ16ビットの信号となる。
【0030】
レジスタ2は、直並列変換部1で変換されたパラレルデータのタイミングをとり直してパターン検出部3へ供給する。直並列変換部1から読出した信号のままで後読のパターン検出部3での処理時間が十分間にあえば、特にレジスタ2を設けてタイミングをとり直す必要はない。
【0031】
次に、パターン検出部3では、同期パターンが8ビットであるので、検索ブロックも8ビットの範囲とし、同期パターン検出回路は、位相を0〜7ずらした8回路が並列に存在する。即ち、このパターン検出部3では、第1〜第8オクテットの8ビット、第2〜第9オクテットの8ビット1…、第8〜第15オクテットの8ビットに対してそれぞれ8ビットの同期パターンと一致するか否かを判定する。パターン検出部3は、一致か否かを示す一致情報の他に、一致した場合は、一致した同期パターンの先頭のオクテット位置を示す番号(位相情報)を求める。フレーム周期パターンが8ビットの場合には、並列の8個の検出回路で、一致するのは1か所である為に、検出の情報としては一致情報(1ビット)と位置情報(3ビット)があればよく、これを検出情報としてフレーム検出処理部4へ供給する。
【0032】
フレーム検出処理部4では、情報記憶部5から同じ位置の前のフレームの引込み判定状態を示す判定情報を読出し、パターン検出部3から検出情報と読出した判定情報から引込み状態の判定を行う。新たな判定情報を発生し、これを情報記憶部5へ供給する。判定情報としては、引込み確立を示す確立情報、引込み情態を示す状態情報、同期が検出された位置を示す位置情報が必要である。引込み判定を前方3段後方2段で行う場合には、引込みの遷移状態を示す状態情報(2ビット)、引込み確立を示す確立情報(1ビット)及び先頭位置を示す位置情報(3ビット)の合計6ビットの判定情報が情報記憶部5に記憶される。
【0033】
情報記憶部5のメモリ(IM)は、1ワードのデータが8ビットであればよく状態情報メモリIM(i、j、k1)のアドレスの大きさは、8×64×10の容量が必要となる。従来の場合には、この10倍のアドレスが必要であった。その他の情報として、複数chが引込み状態に入った場合の優先付けを行う為に、各chが引込状態に入っているか否かを示す情報が必要である。番号jのchがフレーム引込み状態を示す情報をフレーム同期状態情報メモリFF(j)に記憶することとすると、jは64の大きさとなる。これも情報記憶部5で記憶することにする。
【0034】
次に、図1のフレーム同期検出回路を構成する直並列変換部1の具体的構成例を図2に示す。この直並列変換部1の具体例は、セレクタ21、25、メモリ22、デコーダ23及び制御回路24により構成される。セレクタ21には、入力データが入力され、その出力はメモリ22を介して図1のレジスタ2に入力される。また、セレクタ25には、図1のパルス発生器(PG)6を介して1/8分周されたクロックが入力される。
【0035】
セレクタ21は、2入力1出力の8回路で構成され、3ビットのデコーダ23で指定されたアドレスのみは入力データを選択し、他はメモリ22の出力をレジスタ2を介して選択して再度メモリ22に供給する。制御回路24は、オクテット番号Kの値から下位3ビットを選択しmkとしてデコーダ23に供給する。残りの上位ビットは、K/8の値として、セレクタ25へ供給される。
【0036】
パルス発生器(PG)6は、入力されるシリアルクロックから3倍のクロックを発生して各種タイミングを発生し、メモリ22のR/W(読出し/書込み)のタイミング、シリアルクロックの1/8周期のクロック、レジスタ2のクロック等を出力する。
【0037】
セレクタ25は、PG6からの制御信号でメモリ22のアドレスを切替え制御する。シリアルクロック周期にある3タイムスロットの割り振りは、第1タイムスロットは直並列変換の為のメモリ22からの読出し、第2スロットはセレクタ21の出力をメモリ22へ書込む。第3タイムスロットは、シリアルクロックの1/8周期毎に、連続するオクテット方向の2ワードを読出す。読出された信号は、レジスタ2へ供給される。レジスタ2は、3倍のクロックで動作する。直並列変換部1の出力としては、レジスタ2の出力8ビットと、メモリ22からの直接出力8ビットの合計16ビットである。
【0038】
次に、図3は、図1のフレーム同期検出回路を構成するパターン検出部3の具体的構成図である。このパターン検出部3は、論理回路31及びデコーダ32より構成される。論理回路31は、16ビット入力のオクテット番号順に並んだブロック並列信号を上から順番に1ビットずつシフトして、各8ビットずつ取出して、各8ビットと8ビットの同期パターンとが一致するかを比較する。パターンが「0」のビットは反転した信号とし、「1」のビットはそのままの信号で、これら8信号を論理積(AND)すれば、入力信号が同期パターンと一致したときには論理積値は「1」となる。一致しなければ「0」となる。位相の異なる8組の比較回路の出力は、エンコーダ32へ供給される。エンコーダ32は、8ビットの比較出力の信号を3ビットのオクテット番号の位置を示す位置信号(位相情報)nに変換して出力する。不一致の場合の位置信号の値は0とする。また、検索ブロック内での一致の有無を示す1ビットの一致信号SD(=1又は0)を出力する。
【0039】
図4に、図1のフレーム同期検出回路を構成するフレーム検出処理部4の具体的な構成例を示す。このフレーム検出処理部4は、状態判定回路41とフレームタイミング発生回路42とにより構成される。状態判定回路41には、パターン検出部3から位置信号Nと一致信号SDが供給される。また、情報記憶部5からは、前のフレームの検出情報として、位置信号N、同期確立信号FE、状態信号Pnが読出されて供給される。更にまた、フレーム同期状態信号FFもメモリ(情報記憶部)5から読出されて供給される。これらの入力に基づいて、状態判定回路41は、図5に示す判定を行い、位置信号N、同期確立信号FF、状態信号Pn及びフレーム同期状態信号FFを出力する。
【0040】
図5のPnの設定は、前方3段後方2段の保護の場合である。引込み状態となる場合のPn値は、同期の検出(SD=1)が連続して発生すると、0、1、2と増加する。連続して同期が検出されなければ、引込み状態はリセット(Pn=0)される。2回連続して検出され(Pn=2)たとき、FE=0ならば、同期確立と判定し、FE=1及びPn=3に設定する。同期確立状態から同期外れ(SD=0)が発生すると、Pnの値を1ずつ下げる。途中で同期が検出されると(SD=1)、Pn=3に再設定する。同期外れが3回連続して発生し、Pn=0となると、同期確立が崩れたと判定し、FE=0、FF=0に設定する。フレーム同期状態信号FF(j)は、各chに1ビットあり、chがjの確立信号FF(i、j、kx)が1又は0に変化したとき、FF(j)を1又は0に書換えが行われる。
【0041】
フレームタイミング回路42は、直並列変換部1へ供給されるデータX(i、j、k)のアドレスとパターン検出時のアドレス(i、j、k/8)及び位置信号Nと同期確立信号FEが供給される。同期確立状態信号FEが「1」となったとき、フレーム同期が確立されたことになり、その位置は、パターン検出時のアドレスが(i、j、kx)の場合には、入力データX(i、j、n+8*kx)に相当するアドレスの場所がフレーム同期の先頭となる。直並列変換処理等で入力されるデータのフレーム位相と検出されたフレーム同期の位置は変換方法に依存してアドレスがずれるので、入力信号に対応したフレームパルスを出すには、両者の差を補正して出力する。
【0042】
次に、図6及び図7を参照して、本発明のフレーム同期検出回路の第2実施形態例を説明する。図6は全体のブロック図であり、図7は、図6のフレーム同期検出回路を構成する直並列変換部61の具体的構成(ブロック)図である。
【0043】
上述した第1実施形態例のフレーム同期検出回路では、メモリ(情報記憶部)への書込みがオクテット順になるように書込む為に、入力データの書込みアドレスと読出しアドレスが異なる関係となるようにして並列データを読出してブロック並列信号を得てフレーム同期検出処理を行った。この技法では、シリアルクロックの1/8周期で均一に処理を行える。しかし、直並列変換処理でメモリへのR/Wアクセルが合計3回(R、W、Rの処理)必要となる為に、アクセス時間がシリアルクロック周期の1/3以下である高速メモリが必要であった。そこで、この第2実施形態例では、入力データの書込みアドレスと読出しアドレスを一致するように即ちメモリをシフトレジスタ的に構成して直並列変換を構成するようにして、ブロック並列データを得る為に、メモリのRとWのアクセスが2回ですみ、メモリのアクセス時間はシリアルクロックの1/2の速度でよい。これにより、直並列変換部の構成が簡単で、メモリのアクセス時間も大きくてよくなる。R/Wが同時に行えるメモリの場合には、シリアルクロックの周期以下のアクセス速度でよい。
【0044】
図6に示す如く、この第2実施形態例のフレーム同期検出回路は、直並列変換部61を除き第1実施形態例のフレーム同期検出回路と同じ構成であるので、同一参照符号を使用する。この直並列変換部61の具体的構成は、図7に示す如くメモリ70とレジスタ71でシフトレジスタを構成する。メモリ70に入力されるシリアルデータX(i、j、k)は、そのまま出力されると共にメモリ70の上位ビットに供給(入力)され、書込まれる。メモリ70は、14ビットであり、各ビットは(i、j)の最大アドレス8×24=192のアドレス深さを有する。メモリ70は、シリアルクロックの周期でR/Wの2つのタイミングで動作を行う。指定されたアドレスに対して、先のタイミングで読出し、次のタイミングでメモリ70に書込む。メモリ70の各ビットの出力信号は、レジスタ71に供給される。レジスタ71の出力は1ビットずつずらしてメモリ70の入力ニットに供給する。レジスタ71の各ビット出力には、各ビット入力から192ビット遅れた信号、換言すると1オクテット周期前の信号が出力される。即ち、入力がX(i、j、k)のとき、その出力にはX(i、j、k−1)の信号が得られる。信号は順次シフトされ、出力にはオクテット番号順に並んだ15ビットの信号が得られる。
【0045】
図6及び図7を参照して動作を説明する。直並列変換部61は、図7に示す如くメモリであり、15タップのシフトレジスタを構成し、サンプリングクロック毎にそのアドレスを先頭にオクテット方向に並んだ15ビットの信号を並列出力する。8ビットの周期パターンの場合には、0〜7ビットまで位相シフトして比較するのに16ビット(2ワード)は必要なく、15ビットあればよい。パルス発生器(又は制御回路)6’は、シリアルクロック毎に出力される15ビットの並列信号から所定のタイミングでデータを取込んで同期検出処理が行えるように制御信号を発生する。
【0046】
レジスタ2は、パルス発生器6’からの制御信号に従って所定のタイミングで例えばオクテット番号が8の整数倍の場合のみ、レジスタにデータを取込みブロック並列信号を得る。レジスタ2の出力には、オクテット番号が8の整数倍を先頭に0〜14まで1ずつオクテット番号が増加した15ビットのブロック並列信号が出力される。オクテット番号が8の整数倍の期間には、シリアルデータの周期毎にレジスタ2の取込みが行われ、オクテット番号が8の整数倍でない期間には、データの取込みは行われない。従って、パターン検出部3、フレーム検出処理部4及び情報記憶部5の処理速度は、シリアルクロック周期で検出処理が行えることが必要となる。情報記憶部5のメモリ容量は、オクテット番号が8の整数倍のときのみ処理をして記憶すればよく、1/8の容量でよいこととなる。
【0047】
このように、第2実施形態例のフレーム同期検出回路によると、パターン検出部3、フレーム検出処理部4及び情報記憶部5の処理速度は上がるが、基本的な処理機能は図1の第1実施形態例の場合と同じである。
【0048】
図11に1chが64Kbpsで、24chが多重化された1.5Mbpsのシリアルデータのデータ配列におけるブロック並列データのレジスタ2への取込み位置を示す。図中、○印がデータ取込み位置(位相)を示す。
【0049】
次に、図8に本発明のフレーム同期検出回路の第3実施形態例の構成(ブロック)図を示す。この実施形態例は、図6の第2実施形態例を類似するが、パルス発生器(又は制御回路)6’’が相違する。第2実施形態例にあっては、フレーム同期検出の処理時間がバースト的であったが、第3実施形態例のパルス発生器6’’は、処理時間ができる限り均一にるように、ブロック並列信号の取込み制御を行う。即ち、図12に示す如く、同一オクテット番号は1/8周期で間引き、オクテット番号が変わるときには1/7に、オクテット番号が8の整数倍であるときは1/15周期で並列データの取込みを行う。この場合には、処理時間は、シリアルデータの1/7周期の速度があればよく、低速処理が可能である。パルス発生器6’’は、所定タイミングでデータを取込むようにタイミングパルスを出力する。
【0050】
次に、図9を参照して本発明のフレーム同期検出回路の第4実施形態例を説明する。この実施形態例は、フレーム同期がH221の場合である。H221のフレームは、2フレームから構成され、偶数フレームと奇数フレームとでフレーム同期のパターンが異なる。
【0051】
図9のブロック図は、図1の第1実施形態例のブロック図と同様であり、直並列変換部81、レジスタ82、パターン検出部83、フレーム検出処理部84、情報記憶部85及びパルス発生器86より構成される。しかし、直並列変換部81からは、並列16ビットの他に1フレーム前の16ビットを合わせてブロック並列信号として合計32ビットを出力する。パターン検出部83は、偶数フレームと奇数フレームのフレーム同期パターンを合わせて行う比較回路(実際には、7ビット+1ビット=8ビットの論理積回路)が8組用意され、2フレームの同期を検出する。パルス発生器(制御部)86は、2フレームのパターン検出を行う為の制御信号を発生する。
【0052】
偶数フレームの有効同期パターンは7ビット、奇数フレームの有効同期パターンは第2ビット目が「1」となっているので、フレームパターンとして複数個の位置でパターン一致が発生する可能性がある。偶数フレームのパターンに対してビット長が7ビットであるので、最大で2か所(0と7の位相)で一致の検出を行う。フレーム検出処理部84では、複数検出された場合の処理を以下のように対応する。複数個に対応するように情報記憶部85を設けると、メモリ容量が増加する為である。
【0053】
先の例では、情報記憶する判定情報IMは、6ビットであったので、1ワードの中の残りの未使用のビットを用いて対応できるようにする。同時に2か所で検出されたことを示す情報を複数一致情報として1ビット付加する。検出された信号をdd、情報記憶部85のメモリの記憶情報をDDとする。上記表で示した判定に機能追加する。DDはddと前のDD値の積として更新する。dd=1の場合のnの値は、0と7のうち0を優先させてn=0とする。dd=0、DD=1で、n=7の場合には、N=0を7に置換して判定処理を行う。フレーム同期パターンが2フレーム(複数フレーム)の場合には、判定結果の情報を記憶しておくところは1フレームの範囲でなく、2フレームの範囲必要であり、2倍となる。
【0054】
本発明のフレーム同期検出回路の第5実施形態例は、図8と同様構成であるが、パルス発生器6’’が相違する。この場合のブロック並列信号の取込み位置を図13に示す。第4実施形態では、同期パターンが7ビットで検索ブロック8ビットとなっている為に最大2か所で検出が発生した。検索ブロックを同期パターンと同じ7ビット(オクテット番号で7)又はそれ以下のmビットとすれば、2か所で同期検出されることはなくなる。この場合には、メモリへのアドレス等の制御信号の発生が少し複雑になる。モジュロー「8」の演算は簡単であるが、モジュロー「m」の演算は、m=2、4、8等の場合以外の例えばm=7の場合には簡単でない。オクテット番号が割り切れない場合、最後の部分は、周期を早めて特殊な処理を行う必要がある。処理を簡単にするには、割り切れる数を用いる。m=5とすると、80/5=16で割り切れる。m=5の場合には、情報記憶部のメモリ容量が8/5倍に増加する。しかし、1フレームの1/5でよく、従来の1フレーム必要な方式に比較すると非常に小容量でよい。
【0055】
次に、図10を参照して本発明のフレーム同期検出回路の第6実施形態例を説明する。図10のブロック図は、図1と同様であり、直並列変換部91、レジスタ92、パターン検出部93、フレーム検出処理部94、情報記憶部95及びパルス発生器(制御回路)96を有する。この第6実施形態例は、上述した第4実施形態例で情報記憶部85のメモリが2フレーム分になるのを改善するものである。第6実施形態例では、フレームパターンが複数フレームで構成される場合に、そのまま比較結果をメモリに蓄えると、複数フレーム分の範囲のメモリ容量を必要とする。そこで、フレームメモリは1フレーム分のままで、記憶する判定情報としてパターン番号情報EEを付加する。読出し判定情報と検出情報と1フレーム目の何フレーム目のパターンに一致したかを示す情報eeとから判定を行う。これにより連続検出されているフレームパターンの番号を示すパターン番号情報EEを得る。
【0056】
パターン検出部93は、複数フレームのパターンについて、フレーム番号毎のフレームパターンの一致を回路を並列に設け、フレーム検索ブロックの範囲で各々並列に比較する。一致が検出されたフレームパターン番号eeとシフト数n、複数一致の有無dd、同期検出の有無SDの検出結果を検出情報としてフレーム検出処理部94へ供給する。
【0057】
フレーム検出処理部94は、これら検出結果の検出情報と情報記憶部95から読出した判定情報により、フレーム同期検出の判定処理を行って、判定結果を判定情報として出力する。フレームパターン番号情報が設けられ、情報記憶部95にもパターン番号情報EEとして記憶される。フレームパターンの何番目まで一致検出が行われているかを、この情報EEで情報記憶部95のメモリに記憶させることにより、情報記憶部95のメモリ容量は1フレームの範囲の検索ブロック数のアドレス数に抑えることができる。
【0058】
上述したEEは、通常0であり、第1番目のパターンの一致が検出されたときEE=1に更新して情報記憶部95に記憶する。連続して検出されない場合には0にリセットする。最後のパターンまで連続して一致が検出されると、複数フレームの全パターン一致が検出されたことになり、複数フレーム同期が検出されたことになる。同期一致検出として状態情報EE、Pnの処理を行い、更新した値を出力する。EEの値は0に更新して出力する。H221のフレームは2フレームのパターンであるので、パターン番号の表示は1ビットでよい。
【0059】
この特定実施形態例の場合には、情報記憶部のメモリ容量は、全フレーム記憶すると、オクテット順にワード単位で1/8に複数フレームパターンの番号状態を記憶することにより、2フレームパターンの場合には1/2になり、合計1/16アドレス容量でよいことになる。H221の場合には、端末の伝送速度はP×64Kで設定でき、これを1chとすると、64Kのch単位ではフレーム同期がつけられない場合がある。しかし、区別なく64Kの1ch単位で処理を行えば、jのch数の中でp毎に1つのjのアドレスでフレーム同期引込みが行われる。該当のフレーム同期状態情報FF(j)が「1」になるので、各端末の伝送速度で判定方法を区別しなくても同期検出が可能である。
【0060】
ここで、フレーム構成はH221の場合につき説明したが、これに限定するものではない。H221でフレーム同期ワードが順番に並ぶオクテット周期の意味も、一般的にはフレームパターンが順番に並ぶ周期の意味を示す。
【0061】
以上、本発明のフレーム同期検出回路の種々の実施形態例の構成及び動作を詳述した。しかし、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形変更が可能であることが当業者には容易に理解できよう。また、本発明は、シリアルデータのフレーム同期検出に幅広く応用できることは明らかである。
【0062】
【発明の効果】
上述の説明から理解される如く、本発明のフレーム同期検出回路は、次の如き顕著な効果を有する。
【0063】
先ず、検索ブロック毎に判定情報を情報記憶部に記憶すればよいので、メモリ容量が検索ブロック長分の1に減少できる。その理由は、フレーム同期パターンのビット数を検索ブロックとすると、検索ブロックの範囲では、同期パターンの一致検出は1か所でしか発生しない為である。
【0064】
次に、複数フレームの同期パターンの場合でも、1フレームの範囲のメモリでよい。その理由は、フレームパターン番号の情報をメモリに記憶することにより、どの状態まで同期パターンを検出しているかを判定できる為である。
【0065】
また、シフトレジスタ的なシリアルパラレル(直並列)変換の場合でも、ブロック並列信号を得る周期を略均一になるように取込みタイミングを調整することにより、検出処理の時間及びメモリのアクセス時間の余裕を平均で、検索ブロック長倍大きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレーム同期検出回路の第1実施形態例のブロック図である。
【図2】図1のフレーム同期検出回路の直並列変換部の具体的詳細構成例である。
【図3】図1のフレーム同期検出回路のパターン検出部の詳細構成例である。
【図4】図1のフレーム同期検出回路のフレーム検出処理部の具体的詳細構成例である。
【図5】状態判定回路における判定を示す図である。
【図6】本発明のフレーム同期検出回路の第2実施形態例のブロック図である。
【図7】図6のフレーム同期検出回路の直並列変換部の具体的構成例である。
【図8】本発明のフレーム同期検出回路の第3実施形態例のブロック図である。
【図9】本発明のフレーム同期検出回路の第4実施形態例のブロック図である。
【図10】本発明のフレーム同期検出回路の第6実施形態例のブロック図である。
【図11】図6のフレーム同期検出回路におけるブロック並列信号の取込みタイミング図である。
【図12】図8のフレーム同期検出回路におけるブロック並列信号の取込みタイミング図である。
【図13】本発明の第5実施例におけるブロック並列信号の取込みタイミング図である。
【図14】フレーム同期パターンと入力データの一致間隔の説明図である。
【図15】T1の8Kフレームでのchとビット列の説明図である。
【図16】64Kachが24ch多重化された場合のH221のフレーム構成図である。
【図17】従来のフレーム同期検出回路のブロック図である。
【符号の説明】
1、61、81、91 直並列変換部
2、82、92 レジスタ
3、83、93 パターン検出部
4、84、94 フレーム検出処理部
5、85、95 情報記憶部
6、6’、6’’、86、96 パルス発生器(制御回路)

Claims (11)

  1. フレーム同期が分散して含まれるシリアルデータを、同期パターンが連続するように直並列変換する機能を有し、入力シリアルデータに対してオクテット番号周期毎に遅延して、ブロック並列信号のビット幅のタップ数の遅延出力を得る直並列変換部と、
    並列信号の連続する複数ビットを検索ブロックとして、該検索ブロックの全位相について同期パターンの一致が比較可能な長さのブロック並列信号を前記並列信号から取込むレジスタと、
    前記ブロック並列信号及び前記同期パターンの一致の有無を前記検索ブロック内で検出し、該検索ブロック毎に一致の有無と一致が検出された位置を示す検出情報を得るパターン検出部と、
    該パターン検出部で得られた検出情報と情報記憶部から読出した1フレーム前の判定情報を用い、フレーム同期引込み判定処理を行い、新たな検索ブロック毎の判定情報を出力するフレーム検出処理部と、
    前記検索ブロック毎の判定情報を1フレーム分記憶する前記情報記憶部とを備えることを特徴とするフレーム同期検出回路。
  2. フレーム同期が分散して含まれるシリアルデータを、同期パターンが連続するように直並列変換する直並列変換部と、
    並列信号の連続する複数ビットを検索ブロックとして、該検索ブロックの全位相について同期パターンの一致が比較可能な長さのブロック並列信号を前記並列信号から取込むレジスタと、
    前記ブロック並列信号及び前記同期パターンの一致の有無を前記検索ブロック内で検出し、該検索ブロック毎に一致の有無と一致が検出された位置を示す検出情報を得る機能を有し、フレーム同期パターンが複数のフレームパターンで構成されたデータに対し、複数のフレームパターンにつき比較し、一致が検出されたフレームパターン番号を示す情報を出力するパターン検出部と、
    該パターン検出部で得られた検出情報と情報記憶部から読出した1フレーム前の判定情報を用い、フレーム同期引込み判定処理を行い、新たな検索ブロック毎の判定情報を出力するフレーム検出処理部と、
    前記検索ブロック毎の判定情報を1フレーム分記憶する前記情報記憶部とを備えることを特徴とするフレーム同期検出回路。
  3. フレーム同期が分散して含まれるシリアルデータを、同期パターンが連続するように直並列変換する直並列変換部と、
    並列信号の連続する複数ビットを検索ブロックとして、該検索ブロックの全位相について同期パターンの一致が比較可能な長さのブロック並列信号を前記並列信号から取込むレジスタと、
    前記ブロック並列信号及び前記同期パターンの一致の有無を前記検索ブロック内で検出し、該検索ブロック毎に一致の有無と一致が検出された位置を示す検出情報を得るパターン検出部と、
    該パターン検出部で得られた検出情報と情報記憶部から読出した1フレーム前の判定情報を用い、フレーム同期引込み判定処理を行い、新たな検索ブロック毎の判定情報を出力するフレーム検出処理部と、
    前記検索ブロック毎の判定情報を1フレーム分記憶する前記情報記憶部とを備え、
    前記フレーム同期パターンが複数のフレームパターンで構成される場合に、前記フレームパターンの何番目までが連続して一致検出したかを示すパターン番号情報を、前記判定情報に付加し、1フレーム内の情報記憶で複数フレームにわたる同期パターンの一致を検出することを特徴とするフレーム同期検出回路。
  4. フレーム同期が分散して含まれるシリアルデータを、同期パターンが連続するように直並列変換する直並列変換部と、
    並列信号の連続する複数ビットを検索ブロックとして、該検索ブロックの全位相について同期パターンの一致が比較可能な長さのブロック並列信号を前記並列信号から取込むレジスタと、
    前記ブロック並列信号及び前記同期パターンの一致の有無を前記検索ブロック内で検出し、該検索ブロック毎に一致の有無と一致が検出された位置を示す検出情報を得るパターン検出部と、
    該パターン検出部で得られた検出情報と情報記憶部から読出した1フレーム前の判定情報を用い、フレーム同期引込み判定処理を行い、新たな検索ブロック毎の判定情報を出力するフレーム検出処理部と、
    前記検索ブロック毎の判定情報を1フレーム分記憶する前記情報記憶部とを備え、
    前記検索ブロックのビット数に比し同期パターンのビット数が少なく、1検索ブロックで複数位置の同期パターンの一致が検出されるとき、複数の一致検出が発生したことを示す複数一致情報を前記判定情報に付加することを特徴とするフレーム同期検出回路。
  5. フレーム同期が分散して含まれるシリアルデータを、同期パターンが連続するように直並列変換する直並列変換部と、
    並列信号の連続する複数ビットを検索ブロックとして、該検索ブロックの全位相について同期パターンの一致が比較可能な長さのブロック並列信号を前記並列信号から取込むレジスタと、
    前記ブロック並列信号及び前記同期パターンの一致の有無を前記検索ブロック内で検出し、該検索ブロック毎に一致の有無と一致が検出された位置を示す検出情報を得るパターン検出部と、
    該パターン検出部で得られた検出情報と情報記憶部から読出した1フレーム前の判定情報を用い、フレーム同期引込み判定処理を行い、新たな検索ブロック毎の判定情報を出力するフレーム検出処理部と、
    前記検索ブロック毎の判定情報を1フレーム分記憶する前記情報記憶部とを備え、
    前記検索ブロックの長さを8ビット、前記同期パターンが2フレームの周期で構成され、1フレームの同期部分のビットが7ビットの場合に、前記判定情報は、位置情報に3ビット、同期確立情報に1ビット、状態情報に2ビット、複数一致情報に1ビット、フレームパターン番号情報に1ビットの合計8ビットのワードで前記情報記憶部に記憶することを特徴とするフレーム同期検出回路。
  6. 前記直並列変換部は、入力シリアルデータをオクテット番号順となるように並べ替えて書込むメモリを有し、ワード単位でオクテット番号順に読出すことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフレーム同期検出回路。
  7. 前記ブロック並列信号の取込み周期が略均一になるように検索ブロックの配置を1フレームのビット配列位置で予め設定し、予め定めたタイミングで取込むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフレーム同期検出回路。
  8. 前記検索ブロックの長さを、同期パターンの長さ以下で1chの1フレームのオクテック数が割り切れる数に設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフレーム同期検出回路。
  9. ブロック並列信号から前記検索ブロック内で同期パターンの検出を行う為に複数個の検出回路を備え、並列でパターン一致検出を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフレーム同期検出回路。
  10. 前記判定情報として位置情報、同期確立情報及び状態情報を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフレーム同期検出回路。
  11. 前記フレーム検出処理部では、複数chの同期検出を行う場合に、各chが引込み状態に入っているか否かを示すフレーム同期状態情報をch毎に設けることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフレーム同期検出回路。
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