JPH0991711A - 光学ピックアップのアクチュエータとディスク装置 - Google Patents

光学ピックアップのアクチュエータとディスク装置

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JPH0991711A
JPH0991711A JP32790595A JP32790595A JPH0991711A JP H0991711 A JPH0991711 A JP H0991711A JP 32790595 A JP32790595 A JP 32790595A JP 32790595 A JP32790595 A JP 32790595A JP H0991711 A JPH0991711 A JP H0991711A
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JP
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carriage
drive mechanism
actuator
optical pickup
frequency band
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JP32790595A
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Hiroshi Yamamoto
弘 山本
Shin Sugimoto
慎 杉本
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーボ帯域の高い周波数帯域側への広域化に
対応させた最良なサーボを行えるようにすること。 【解決手段】 第1のキャリッジ31をシャーシ14上
でシーク方向に駆動する第1の駆動機構32と、第2の
キャリッジ33を第1のキャリッジ31上でトラッキン
グ方向に駆動する第2の駆動機構34と、対物レンズ1
0を第2のキャリッジ33上でトラッキング方向及びフ
ォーカス方向に駆動する第3の駆動機構35との上下3
段構成にしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光磁気ディ
スク装置に適用するのに最適な光学ピックアップのアク
チュエータとディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図4〜図7に示すようなディ
スク装置の一例であるMO等の光磁気ディスクを用いる
カートリッジ式の光磁気ディスク装置1では、ディスク
であるMO等の光磁気ディスク2をディスクカートリッ
ジ3内に収納した状態で、カートリッジ挿入口4からカ
ートリッジホルダー5内に矢印a方向から水平に挿入す
る。そして、ローディング機構(図示せず)によってカ
ートリッジホルダー5を水平に下降駆動して、光磁気デ
ィスク2のセンターコア2aをスピンドルモータ6のス
ピンドル6a及びディスクテーブル6b上に水平にチャ
ッキングして、光磁気ディスク2をディスクカートリッ
ジ3内の上下中間位置に浮上する。
【0003】そして、このディスクローディングによっ
て、カートリッジホルダー5に取り付けられている磁界
変調コイルであるバイアスコイル7をディスクカートリ
ッジ3の上側の開口3a内に上方から水平に挿入して光
磁気ディスク2の上面に近接する。そして、これと同時
に、光学ピックアップ8のキャリッジ9上に上向きで垂
直に取り付けられた対物レンズ10をディスクカートリ
ッジ3の下側の開口3b内に下方から相対的に挿入して
光磁気ディスク2の下面に近接させる。
【0004】そして、このディスクローディング後に、
スピンドルモータ6によって、光磁気ディスク2をディ
スクカートリッジ3内で高速で回転する。
【0005】これと同時に、光学ピックアップ8のシャ
ーシ14上に固定されている光学ブロック11内のレー
ザーダイオード111から発振されるレーザービームL
Bをコリメータレンズ112、ビームスプリッター11
3及び立上げミラー114を通して対物レンズ10に照
射し、その対物レンズ10によってレーザービームLB
のスポット光を光磁気ディスク2に下面から焦集してい
る。
【0006】なお、光磁気ディスク2で反射されたレー
ザービームLBの反射光を立上げミラー114、ビーム
スプリッター113、マルチレンズ115を通して読取
用フォトディテクター116やモニター用フォトダイオ
ード117で受光する。
【0007】そして、シャーシ14上に水平で、平行に
取り付けられている左右一対のガイド軸15に沿ってキ
ャリッジ9をキャリッジ駆動機構17によって矢印a、
b方向に駆動して、対物レンズ10を光磁気ディスク2
の中心からの放射線P1 に沿ってシーク方向である矢印
a、b方向に移動する。そして、バイアスコイル7によ
って光磁気ディスク2の磁界を変調しながら、光学ピッ
クアップ8によって光磁気ディスク2のデータの記録
(書き込み)及び/又は再生(読み取り)を行うように
構成されている。
【0008】なお、光磁気ディスク2に対するデータの
記録及び再生について詳細に説明すると、再生(読み取
り)時には、レーザービームLBを対物レンズ10によ
って光磁気ディスク2の記録膜面に下方から焦集させ、
その記録膜面で反射したデータを含む光信号を読取用フ
ォトディテクター116で検知して、光電変換により電
気信号に変換して信号処理回路へ送る。
【0009】一方、記録(書き込み)時には、レーザー
ダイオード111から照射するレーザービームLBの光
出力強度を強くして、その光出力強度の強いレーザービ
ームLBを対物レンズ10によって光磁気ディスク2の
記録膜面に焦集するパワーで、その記録膜面の温度を上
昇させて、その記録膜面の磁性を失わせる。そして、バ
イアスコイル7によってその記録膜面に磁界をかけて、
その記録膜面の温度が降下した際に、バイアスコイル7
でかけていた磁極の方向に記録膜面が再度磁化されるこ
とを利用してデータを記録する。
【0010】また、電気系は、図8のブロックダイアグ
ラムに示すように、光磁気ディスク装置1を使用するホ
ストコンピュータ等からインターフェースI/Fに送ら
れてくるコマンドの内容をインターフェース回路C1
解読してドライブコントロール回路C2 に動作内容を伝
達する。そして、ドライブコントロール回路C2 が各回
路を制御することによって、光磁気ディスク装置1全体
が動作するように構成されている。
【0011】即ち、例えば、光磁気ディスク2にデータ
情報を記録する場合は、インターフェース回路C1 でデ
ータ記録の命令を受け取ると、インターフェースI/F
を介して記録すべきデータをデータ処理回路C3 に蓄積
すると共に、記録できる形態にデータの変換を行い、そ
の後、ドライブコントロール回路C2 は、バイアスコイ
ル回路C4 とレーザー駆動回路C5 を制御しながら、光
磁気ディスク2にデータを前述した要領で記録して行
く。なお、ピックアップ駆動回路C6 は、フォトディテ
クター信号処理回路C7 から得られる光学ピックアップ
8の信号を基にして対物レンズ10を任意の位置に保つ
ように制御している。また、スピンドルモータ回路C8
はスピンドルモータ6の回転、停止、及びモータ回転数
の制御を行っている。また、ローディング機構制御回路
9 はカートリッジ3のローディング及びイジェクトを
制御している。
【0012】ところで、図9は従来の光学ピックアップ
9のアクチュエータを概略的に示したものであり、図1
0の(A)はそのブロック図であり、図10の(B)は
簡素モデルを示したものである。
【0013】即ち、従来の光学ピックアップ9のアクチ
ュエータは、キャリッジ9をシャーシ14上でシーク方
向(矢印a、b方向)に粗動駆動するためのキャリッジ
駆動機構17と、対物レンズ10をキャリッジ9上でシ
ーク方向と同じ方向であるが振幅の小さいトラッキング
方向(矢印a、b方向)に微動駆動すると共に、フォー
カス方向(矢印c、d方向)に微動駆動する2軸駆動機
構21との上下2段構成となっていた。
【0014】そして、キャリッジ駆動機構17は、シャ
ーシ14上に取り付けられた上下一対の水平で、平行な
ヨーク18a、18b及びこれらのヨーク18a、18
bのうちの何れかの内側に平行に接着されたマグネット
18cによって閉磁路を構成する磁気回路18と、一方
のヨーク18aの外周に挿入されてキャリッジ9と一体
に移動されるボイスコイルである筒型の駆動コイル19
とからなるいわゆるリニアモータによって構成されてい
る。
【0015】また、2軸駆動機構21も、キャリッジ駆
動機構17と実質的に同じリニアモータによって構成さ
れている。但し、この2軸駆動機構21は、対物レンズ
10を保持するレンズホルダー22をトラッキング方向
(矢印a、b方向)及びフォーカス方向(矢印c、d方
向)の2軸方向に駆動する関係で、キャリッジ9上に搭
載された磁気回路23と、レンズホルダーに取り付けら
れたトラッキング用駆動コイル24とフォーカス用駆動
コイル(図示せず)とを備えた2軸駆動式のリニアモー
タに構成されている。
【0016】そして、図9では、2軸駆動機構21のト
ラッキング用駆動コイル24と、平行なヨーク23a、
23b及びマグネット23cからなる磁気回路23との
関係を概略的に示しており、フォーカス用駆動コイルと
磁気回路の関係は省略して示している。
【0017】なお、図9では、キャリッジ9をシャーシ
14上のガイド軸15上でベアリングを用いた複数のガ
イドローラ26によってシーク方向(矢印a、b方向)
に移動させる方式を示している。
【0018】また、図10の(A)では、レンズホルダ
ー22がキャリッジ9上にバネ要素27及びダッシュポ
ット要素28を介してトラッキング方向(矢印a、b方
向)及びフォーカス方向(矢印c、d方向)に可動可能
に弾性的に支持されていることを説明しており、図10
の(B)では、具体的にレンズホルダー22がキャリッ
ジ16上に弾性支持手段である平行板バネ機構29によ
ってトラッキング方向(矢印a、b方向)及びフォーカ
ス方向(矢印c、d方向)に可動可能に弾性的に支持さ
れていることを示している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】一般に、質量の大きな
キャリッジ9をシーク方向に粗動駆動するキャリッジ駆
動機構17は、距離(変位)の大きな低周波数帯域(〜
数10Hz)のサーボに適している。それと反対に、質
量の小さい対物レンズ10をトラッキング方向に微動駆
動する2軸駆動機構21は、距離(変位)が微小(±数
100μm)な高周波数帯域(数10Hz〜20kH
z)のサーボに適している。
【0020】一方、実際の光磁気ディスク装置1では、
光磁気ディスク2が3000rpmで高速回転される
と、偏心や反りにより、周波数に換算して、50Hz程
度の振動が生じる。
【0021】そこで、従来は、図11に示すように、サ
ーボ帯域中の50Hz付近からそれ以上の高周波数帯域
BHを2軸駆動機構21で追従させるようにし、50H
z付近からそれ以下の低周波数帯域BLをキャリッジ駆
動機構17で追従させるようにして、全サーボ帯域をキ
ャリッジ駆動機構17と、2軸駆動機構21とによって
2分割する方式を採用していた。
【0022】しかし、近年では、従来のようなサーボ帯
域の2分割方式では、次のような問題が生じている。
【0023】即ち、第1に、転送レートのより一層の高
速化を実現するために、光磁気ディスク2の回転数を4
000〜5000rpm等に上昇させようとすると、2
軸駆動機構21によって追従させるべき対物レンズ10
のトラッキングサーボの周波数帯域を、従来の50Hz
付近から更に高い周波数帯域側へ移行しなければならな
くなる。
【0024】第2に、シークタイムのより一層の短縮化
を実現するために、キャリッジ駆動機構17及び2軸駆
動機構21の軽量化を図ると、2軸駆動機構21の動作
可能範囲が短縮されて、可動変位が減少することにな
る。
【0025】しかし、この第1及び第2の目的を達成す
る方向で2軸駆動機構21を設けようとすると、その2
軸駆動機構21の可動変位を従来より小さくして、更
に、サーボ帯域を高い周波数帯域側へ移行しなければな
らなくなって、図3に示すように、キャリッジ駆動機構
17と2軸駆動機構21の何れによっても充足すること
ができなくなる中間周波数帯域BMができてしまい、サ
ーボ系としては成立しなくなると言う問題がある。
【0026】なお、従来、中間周波数帯域BMをキャリ
ッジ駆動機構17で充足するように、そのキャリッジ駆
動機構17のサーボ帯域を高い周波数帯域側へ広域化さ
せた例もあるが、前述したように、キャリッジ駆動機構
17は、本来、微小変位の高周波数帯域のサーボには適
さないために、外乱に対して弱くなる等、上記第1及び
第2の目的を達成する上では決して最良な方法ではなか
った。
【0027】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、サーボ帯域の高い周波数帯域側へ
の広域化に対応させた最良なサーボを行うことができる
光学ピックアップのアクチュエータを提供することを目
的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の光学ピックアップのアクチュエータは、第
1のキャリッジをシャーシ上でシーク方向に駆動する第
1の駆動機構と、第2のキャリッジを第1のキャリッジ
上でトラッキング方向に駆動する第2の駆動機構と、対
物レンズを第2のキャリッジ上で少なくともトラッキン
グ方向に駆動する第3の駆動機構との上下3段構成にし
たものである。
【0029】上記のように構成された本発明の光学ピッ
クアップのアクチュエータは、上段に配置された第3の
駆動機構によって、対物レンズの高周波数帯域のトラッ
キングサーボを行い、下段に配置された第1の駆動機構
によって、対物レンズの低周波数帯域のシークサーボを
行い、中段に配置された第2の駆動機構によって、高周
波数帯域と低周波数帯域との中間の中間周波数帯域のト
ラッキングサーボを行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を光磁気ディスク装
置の光学ピックアップのアクチュエータに適用した実施
の形態を図1〜図3を参照して説明する。なお、図4〜
図10と同一構造部には同一の符号を付して説明の重複
を省く。
【0031】本発明の光学ピックアップ9のアクチュエ
ータを図1の(A)に示すようにブロック化すると、シ
ャーシ14の上部で第1のキャリッジ31をシーク方向
(矢印a、b方向)に駆動する第1の駆動機構32と、
その第1のキャリッジ31上に搭載された第2のキャリ
ッジ33をその第1のキャリッジ31上でシーク方向と
同じ方向であるが振幅の小さいトラッキング方向(矢印
a、b方向)に駆動する第2の駆動機構34と、その第
2のキャリッジ33上に搭載された対物レンズ10のレ
ンズホルダー22をその第2のキャリッジ33上でトラ
ッキング方向(矢印a、b方向)及びフォーカス方向
(矢印c、d方向)の2軸方向に駆動する第3の駆動機
構35とによって、上下3段構成になっている。
【0032】なお、図1の(A)及び(B)では、シャ
ーシ14上での第1のキャリッジ31のシーク方向の移
動を判り易くするために、複数のガイドローラ26でガ
イド軸15上を転動させる方式を示しているが、後述す
るように、本発明では、図2に示すように、ガイドロー
ラ26を省略し、第1のキャリッジ31をガイド軸15
に対してスラスト軸受(図示せず)によって摺動させる
ような簡単な構造を採用できる。
【0033】また、図1の(A)では、第2のキャリッ
ジ33及びレンズホルダー22がそれぞれ第1のキャリ
ッジ31及び第2のキャリッジ33上でバネ要素27及
びダッシュポット要素28によってトラッキング方向
(矢印a、b方向)に可動可能に弾性的に支持されてい
ることを説明している。
【0034】そして、具体的には、図1の(B)及び図
2に示すように、第2のキャリッジ33が第1のキャリ
ッジ31上に弾性支持手段である平行板バネを用いた第
1の平行板バネ機構36によってトラッキング方向(矢
印a、b方向)に可動可能に支持されている。また、レ
ンズホルダー22が第2のキャリッジ33上に弾性支持
手段である平行板バネを用いた第2の平行板バネ機構3
7によってトラッキング方向(矢印a、b方向)及びフ
ォーカス方向(矢印c、d方向)に可動可能に弾性的に
支持されている。そして、これら第1及び第2の平行板
バネ機構36、37は構造の簡素化及び軽量化が可能で
ある。
【0035】そして、図2に示すように、第1及び第2
の駆動機構32、34の具体的な構造として、第1及び
第2のキャリッジ31、33の左右両側面に取り付けら
れて、互いに独立して矢印a、b方向に移動される筒型
の左右各一対の第1及び第2の駆動コイル38、39
と、これら左右各一対の第1及び第2の駆動コイル3
8、39に共通の閉磁路を構成する左右一対の磁気回路
40とを備えた第1及び第2の駆動機構兼用型リニアモ
ータで構成されている。そして、この兼用型リニアモー
タは構造の簡素化、軽量化及び低コスト化が可能な上
に、第1及び第2の駆動コイル38、39を互いに干渉
させることなく、それぞれの周波数帯域で正確に駆動す
ることができる。
【0036】なお、左右一対の磁気回路40は、従来同
様に、それぞれ、水平で、平行な上下一対のヨーク40
a、40b及びこれらのヨーク40a、40bのうちの
何れかの内側に平行に接着されたマグネット40cとに
よって構成されていて、これら上下一対のヨーク40
a、40bの外周に、左右各一対の第1及び第2の駆動
コイル38、39を矢印a、b方向に移動可能に挿入し
たものである。
【0037】また、図2に示すように、第3の駆動機構
35の具体的な構造も、第1及び第2の駆動機構32、
34と実質的に同じリニアモータによって構成される。
但し、この第3の駆動機構35は、レンズホルダー22
をトラッキング方向(矢印a、b方向)及びフォーカス
方向(矢印c、d方向)の2軸方向に駆動する2軸駆動
機構に構成されている。そして、この2軸駆動機構は構
造の簡素化及び軽量化が可能である。
【0038】つまり、第2のキャリッジ33上に搭載さ
れた左右一対の磁気回路41と、レンズホルダー22の
左右両側に取り付けられた左右一対のトラッキング用駆
動コイル42及びレンズホルダー22の外周に巻回され
たフォーカス用駆動コイル(図示せず)とを備えた2軸
駆動方式のリニアモータに構成されている。
【0039】以上のように構成された本発明の光学ピッ
クアップのアクチュエータによれば、上段に配置された
第3の駆動機構35によって、対物レンズ10の図3に
示された高周波数帯域BHのトラッキングサーボ及びフ
ォーカスサーボを行うことができる。
【0040】また、下段に配置された第1の駆動機構3
2によって、対物レンズ10の図3に示された低周波数
帯域BLのシークサーボを行うことができる。
【0041】更に、中断に配置された第2の駆動機構3
4によって、対物レンズ10の図3に示された高周波数
帯域BHと、低周波数帯域BLとの中間の中間周波数帯
域BMのトラッキングサーボを行うことができる。
【0042】従って、サーボ帯域が従来に比べて高い周
波数帯域側へ広域化されたとしても、そのサーボ帯域の
全域を完全に充足することができて、最良なサーボを行
うことができる。
【0043】以上により、サーボ特性が向上し、光磁気
ディスク2の高回転数化による高転送レート化を実現す
ることができる。
【0044】また、シークサーボを行うための移動スト
ロークの長い第1の駆動機構32に、第2及び第3の駆
動機構34、35のトラッキングサーボのような微小変
位駆動を強制する必要が全くなくなる。
【0045】従って、外乱に対して強く、信頼性が高い
上に、従来のように第1のキャリッジ31をガイド軸1
5上でガイドローラ(ベアリング)26によって転動さ
せる必要がなくなり、第1のキャリッジ31をガイド軸
15に対してスラスト軸受によって摺動させるような簡
単な構造を採用することができて、低コスト化を実現す
ることができる。
【0046】また、第1及び第2のキャリッジ31、3
3の十分な軽量化が可能になって、シークタイムの短縮
化を実現することができる。
【0047】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は図面に示された実施の形態に限定される
ことなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が
可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の光学ピ
ックアップのアクチュエータとディスク装置は、次のよ
うな効果を奏する。
【0049】請求項1の光学ピックアップのアクチュエ
ータは、上段に配置された第3の駆動機構によって、対
物レンズの高周波数帯域のトラッキングサーボを行い、
下段に配置された第1の駆動機構によって、対物レンズ
の低周波数帯域のシークサーボを行い、中段に配置され
た第2の駆動機構によって、高周波数帯域と低周波数帯
域との中間の中間周波数帯域のトラッキングサーボを行
うことができるようにしたので、サーボ帯域が高い周波
数側へ広域化されたとしても、そのサーボ帯域の全域を
完全に充足することができて、最良なサーボを行える。
【0050】請求項2の光学ピックアップのアクチュエ
ータは、第3の駆動機構をトラッキングサーボとフォー
カスサーボの両方を行う2軸駆動機構に構成したので、
構造の簡素化及び軽量化が可能である。
【0051】請求項3の光学ピックアップのアクチュエ
ータは、第1のキャリッジに対する第2のキャリッジの
弾性支持手段及び第2のキャリッジに対する対物レンズ
の弾性支持手段をそれぞれ平行板バネ機構で構成したの
で、構造の簡素化及び軽量化が可能である。
【0052】請求項4の光学ピックアップのアクチュエ
ータは、第1及び第2の駆動機構を、第1及び第2のキ
ャリッジに取り付けられて互いに独立して移動される第
1及び第2の駆動コイルと、これら第1及び第2の駆動
コイルに共通の閉磁路を構成する磁気回路とを備えた第
1及び第2の駆動機構兼用型のリニアモータで構成した
ので、構造の簡素化、軽量化及び低コスト化を図ること
ができる上に、第1及び第2の駆動機構を互いに干渉さ
せることなくそれぞれの周波数帯域で正確に動作させる
ことができ、高い信頼性が得られる。
【0053】請求項5のディスク装置は、第1のキャリ
ッジをシャーシ上でシーク方向に駆動する第1の駆動機
構と、第2のキャリッジを第1のキャリッジ上でトラッ
キング方向に駆動する第2の駆動機構と、対物レンズを
第2のキャリッジ上で少なくともトラッキング方向に駆
動する第3の駆動機構との上下3段構成に構成された光
学ピックアップのアクチュエータを備えたので、高転送
レート化やシークタイムの短縮化等を容易に実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を光磁気ディスク装置の光学ピックアッ
プのアクチュエータに適用した実施の形態を説明するブ
ロック図及び簡易モデル図である。
【図2】本発明の光学ピックアップのアクチュエータ全
体を示した斜視図である。
【図3】本発明の光学ピックアップのアクチュエータに
よるサーボ帯域を説明する周波数特性図である。
【図4】従来の光磁気ディスク装置のバイアスコイル、
カートリッジホルダー及びシャーシを説明する斜視図で
ある。
【図5】従来の光磁気ディスク装置のバイアスコイル、
カートリッジホルダー、シャーシ、スピンドルモータ、
光学ピックアップを説明する分解斜視図である。
【図6】図5の一部切欠き平面図である。
【図7】図6の断面側面図である。
【図8】従来の光磁気ディスク装置の電気系を説明する
ブロックダイアグラムである。
【図9】従来の光学ピックアップのアクチュエータの概
要を説明する概略図である。
【図10】従来の光学ピックアップのアクチュエータを
説明するブロック図及び簡易モデル図である。
【図11】従来の光学ピックアップのアクチュエータの
サーボ帯域を説明する周波数特性図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク装置(ディスク装置) 2 光磁気ディスク(ディスク) 8 光学ピックアップ 10 対物レンズ 14 シャーシ 22 レンズホルダー 31 第1のキャリッジ 32 第1の駆動機構 33 第2のキャリッジ 34 第2の駆動機構 35 第3の駆動機構 36 第1の平行板バネ機構 37 第2の平行板バネ機構 38 第1の駆動コイル 39 第2の駆動コイル 40 磁気回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のキャリッジをシャーシ上でシーク方
    向に駆動する第1の駆動機構と、 上記第1のキャリッジ上に搭載された第2のキャリッジ
    をその第1のキャリッジ上でトラッキング方向に駆動す
    る第2の駆動機構と、 上記第2のキャリッジ上に搭載された対物レンズをその
    第2のキャリッジ上で少なくともトラッキング方向に駆
    動する第3の駆動機構とを備えたことを特徴とする光学
    ピックアップのアクチュエータ。
  2. 【請求項2】上記第3の駆動機構が、上記対物レンズを
    トラッキング方向及びフォーカス方向の2軸方向に駆動
    する2軸駆動機構で構成されたことを特徴とする請求項
    1記載の光学ピックアップのアクチュエータ。
  3. 【請求項3】上記第1のキャリッジに対する上記第2の
    キャリッジの弾性支持手段及び上記第2のキャリッジに
    対する上記対物レンズの弾性支持手段をそれぞれ平行板
    バネ機構で構成したことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の光学ピックアップのアクチュエータ。
  4. 【請求項4】上記第1及び第2の駆動機構は、上記第1
    及び第2のキャリッジに取り付けられて互いに独立して
    移動される第1及び第2の駆動コイルと、これら第1及
    び第2の駆動コイルに共通の閉磁路を構成する磁気回路
    とを備えた第1及び第2の駆動機構兼用型のリニアモー
    タで構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    又は請求項3記載の光学ピックアップのアクチュエー
    タ。
  5. 【請求項5】請求項1又は請求項2又は請求項3又は請
    求項4記載の光学ピックアップのアクチュエータを搭載
    したディスク装置。
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