JPH0554394A - 光ピツクアツプ装置 - Google Patents

光ピツクアツプ装置

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JPH0554394A
JPH0554394A JP3215156A JP21515691A JPH0554394A JP H0554394 A JPH0554394 A JP H0554394A JP 3215156 A JP3215156 A JP 3215156A JP 21515691 A JP21515691 A JP 21515691A JP H0554394 A JPH0554394 A JP H0554394A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】駆動感度を低下させることなく記録再生動作を
高速にし、かつ、目標トラックへの光スポットのアクセ
ス速度を高くする。 【構成】光スポットを光磁気ディスク66の記録面に照
射する対物レンズ4をフォーカス方向(矢印Z方向)と
トラッキング方向(矢印X方向)とに移動させ得る光ピ
ックアップを、第1及び第2の光ピックアップ1A,1
Bとして2つ設置する。第2の光ピックアップ1Bを第
1の光ピックアップに対してトラッキング方向に沿った
前方に位置させるように並列させ、かつ、各々の対物レ
ンズ4が照射する光スポットが少なくとも光磁気ディス
ク66の所定のトラック68上に同時に位置できるよう
に設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクなどの光学
的情報記録媒体に光学情報の記録再生を行う光学式情報
記録再生装置に用いられる光ピックアップ装置、特に、
複数の光学素子を用いた光ピックアップ装置に関する。
なお、ここで情報記録再生装置とは、情報記録媒体に情
報を記録する記録装置と、情報記録媒体に記録されてい
る情報を再生する再生装置と、これら記録と再生との両
方を行う記録再生装置との総称である。
【0002】
【従来の技術】光学的情報記録媒体に情報の記録再生を
行う光学式情報記録再生装置に用いられる光ピックアッ
プ装置においては、光学素子が照射する光スポットを、
目標とする光学的情報記録媒体の情報記録トラック(以
下、単に目標トラックと称する)へアクセスさせる時の
アクセス速度を高くすることと、記録再生動作を高速で
行うこととが要求される。
【0003】前者の要求に答えるものとして、例えば、
Japanese Journal of AppliedPhysics, Vol.28 (1989)
Supplement 28-3, pp.335-340 に開示されている光ピッ
クアップ装置が知られている。この光ピックアップ装置
は、図3に示すように、光学素子である2個の対物レン
ズ80を、光学的情報記録媒体である光磁気ディスク8
2の情報記録トラックにほぼ直交するトラッキング方向
(矢印X方向)に離間させてキャリッジ84上に配置
し、各々の対物レンズ80に情報記録トラックの内周側
の半分と外周側の半分とを対応させている。これら2個
の対物レンズ80は、図示しないフォーカスアクチュエ
ータによってフォーカス方向(矢印Z方向)へ各々個別
に駆動され、トラッキングアクチュエータ86がキャリ
ッジ84を駆動することによってトラッキング方向へ共
に駆動される。
【0004】このように光ピックアップ装置を構成する
ことによって、目標トラックまでの光スポットのアクセ
ス距離を1/2にし、シーク速度を1/1.4(1/ル
ート2)にしている。
【0005】又、後者の要求に答えるものとしては、例
えば特開昭63−304437号公報に開示されている
ものが知られている。この光ピックアップ装置は、図4
に示すように、2個の対物レンズ88をホルダ90上に
固定し、このホルダ90をフォーカス方向(矢印Z方
向)に移動可能にキャリッジ92で支持している。
【0006】そして、図5に示すように、2個の対物レ
ンズ88が光磁気ディスク94の情報記録トラックの方
向(矢印Y方向)に沿って並列するようにキャリッジ9
2を配置することによって、前記2個の対物レンズ88
を、消去用と記録・再生用とに、又は、消去・記録用と
再生用とに、夫々個別に使用可能にして、情報の記録再
生時のオーバーライト或いはリアルタイムモニタを行
い、記録再生動作の高速化を促進している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の光
ピックアップ装置のうち前者の装置では、2個の対物レ
ンズがトラッキング方向に沿って並列するよう配設され
ているので、オーバーライト或いはリアルタイムモニタ
を行うことが出来ず、従って記録再生動作を高速にする
ことが出来ない。又、2個のフォーカスアクチュエータ
をキャリッジに設置しているので、キャリッジの重量が
大きくなってしまい、この結果、駆動感度が低下する。
【0008】後者の光ピックアップ装置では、2個の対
物レンズが情報記録トラックの方向に並列するように配
設されているので、これらが照射する光スポットの目標
トラックへのアクセス速度を高くすることはできない。
【0009】本発明の目的は、駆動感度を低下させるこ
となく記録再生動作を高速にし、かつ、目標トラックへ
のアクセス速度を高くできる光ピックアップ装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】したがって本発明による
光ピックアップ装置においては、光学的情報記録媒体の
情報記録面に光スポットを照射する複数の光学素子と、
これら光学素子をそれぞれ載置し、前記光学的情報記録
媒体の情報記録トラックとほぼ直交する第1の方向に前
記光学素子を移動可能にする支持手段及び駆動手段をそ
れぞれ有する2つの光ピックアップとを具備し、これら
2つの光ピックアップのうち一方が他方に対して前記第
1の方向に沿って前方に位置すると共に、前記複数の光
学素子より照射される光スポットが少なくとも同一トラ
ック上に同時に位置できるように、前記2つの光ピック
アップが設けられていることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の光ピックアップ装置では、2つの光ピ
ックアップのうち一方が他方に対して第1の方向に沿っ
て前方に位置しており、複数の光学素子より照射される
光スポットが少なくとも同一トラック上に同時に位置す
る。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の光ピックアップ装置の一実
施例を、図1及び図2を用いて詳細に説明する。なお、
説明するにあたり、図中の矢印X方向を前、矢印Y方向
を右、矢印Z方向を上、と規定する。
【0013】本発明による光ピックアップ装置は、光ピ
ックアップを2つ具備するものであるが、これらはほぼ
同じ構成を取っているので、これの1つのみを、第1の
光ピックアップ1Aとして詳細に説明する。
【0014】図1に示すように、この第1の光ピックア
ップ1Aは、ほぼ箱型に形成されたレンズホルダ2を有
する。このレンズホルダ2の上下壁には開口が形成され
ている。この上壁の開口には、光学素子である対物レン
ズ4が保持されている。前記レンズホルダ2の前後面に
は、水平軸を中心として矩形に巻かれた一対のフォーカ
スコイル6が固着されている。又、レンズホルダ2の上
下面には、ほぼコの字形状に形成された薄板よりなり、
矢印Zで示すフォーカス方向に撓み得る一対のフォーカ
ス板ばね8の前端部が取り付けられている。この一対の
フォーカス板ばね8の後端部は、直方体形状の保持部材
10の上下面に夫々固着されている。
【0015】このレンズホルダ2はキャリッジ12に装
着され、このキャリッジ12は、図1に示すように水平
面内でほぼL字形状に形成されている。この結果、この
キャリッジ12を2個、水平方向に互いに180度回転
させた状態でトラッキング方向に沿って前後に組み合わ
せたときに、これらキャリッジ12に取り付けられてい
る対物レンズ4が照射する光スポットを、図2に示す光
磁気ディスク66のような光学的情報記録媒体のトラッ
ク68上に同時に位置させることができる。なお、対物
レンズ4のキャリッジ12への取り付け方法は、後に詳
細に説明する。
【0016】図1に示すように、このキャリッジ12の
前方右側の上面には、立方体形状のミラー取り付け穴1
4が加工されている。このミラー取り付け穴14の底面
には、前方に約45度傾斜した反射面を有するミラー1
6が固着されている。又、このキャリッジ12の前方右
側の前面には、前記ミラー取り付け穴14と連通し、矢
印X方向に貫通した円形状の第1の貫通孔18が形成さ
れており、前方からの光をミラー取り付け穴14内に通
してミラー16に当てるようになっている。
【0017】キャリッジ12の上面のミラー取り付け穴
14の前後には、一対のヨーク20が取り付けられてい
る。この一対のヨーク20には、一対の2極着磁のマグ
ネット22が互いに対向するように固着されている。
又、キャリッジ12の上面のほぼ中央には、上方に突出
した凸部24が設けられている。そして、一対のマグネ
ット22の間に前記レンズホルダ2が遊挿されるように
して、前記保持部材10がこの凸部24の後面に取着さ
れている。かくして、レンズホルダ2が、一対のフォー
カス板ばね8と、保持部材10と、凸部24とを介して
キャリッジ12に支持されることにより、対物レンズ4
はフォーカス方向に移動可能となっている。
【0018】なお、前述したレンズホルダ2の遊挿状態
においては、レンズホルダ2の前後面に固着された一対
のフォーカスコイル6の上辺部分が、前記マグネットの
上側の磁極に対応するように、下辺部分が下側の磁極に
対応するように、夫々設定されている。
【0019】前記キャリッジ12の前方左側には、後述
するガイドレール64(図2に図示)が挿入され、キャ
リッジ12の矢印X方向への移動が可能なように矢印X
方向に貫通した第1のガイド穴部26と、この第1のガ
イド穴部26と垂直に交わるようにして矢印Z方向に貫
通した第1の開口部28とが夫々形成されている。この
第1の開口部28の右内側面はほぼ三角形状の凸型をな
しており、これの上部と下部とで夫々1つの斜面30を
形成している。又、キャリッジ12の後方左端部にも、
斜面30を有する凸型が、第1の開口部28の右内側面
と同様に、かつ、前後に並列するように形成されてい
る。これら凸型の上下両斜面30には、回転自在なころ
を有し、キャリッジ12のX方向への円滑な移動を果す
ベアリング32のシャフト34が夫々圧入固定されてい
る。
【0020】キャリッジ12の後方右側には、矢印X方
向に貫通した第2のガイド穴部36と、この第2のガイ
ド穴部36と垂直に交わるようにして矢印Z方向に貫通
した第2の開口部38とが夫々形成されている。この第
2の開口部38の左側内側面には、第1の開口部28の
ものと同様な斜面30を有する凸型が形成されている。
この凸型の上方の斜面30には、ベアリング32と同様
なベアリング40のシャフト42が圧入固定されてい
る。このベアリング40の下方には、回転自在なころと
シャフト46とを有する予圧ベアリング44が設置され
ている。
【0021】この予圧ベアリング44のシャフト46
は、薄板よりなり予圧ベアリング44を上方に付勢する
予圧ばね48の、上方に折曲された右先端部に固定され
ている。この予圧ばね48は、左端部にてビス50によ
ってキャリッジ12の下面に取り付けられている。この
様にして予圧ベアリング44を予圧ばね48で上方に付
勢することにより、キャリッジ12のX方向への移動時
のガタ付きが防止される。
【0022】第2のガイド穴部36の左側には、これと
平行に延出するように貫通した第2の貫通孔52がキャ
リッジ12に形成されている。この貫通孔52は、光源
からの光を対物レンズ4へ導くための光路を形成するた
めの空間で、図2の構成では第2の光ピックアップ1B
だけが光路形成のスペースとして使用されることにな
る。
【0023】又、キャリッジ12の両側端面には、矢印
X方向に沿った軸を中心として矩形に巻かれたトラッキ
ングコイルであるキャリッジコイル54が夫々固着され
ている。
【0024】本実施例の光ピックアップ装置は、図2に
示すように、2つの光ピックアップ、即ち第1の光ピッ
クアップ1A及び第2の光ピックアップ1Bを有する。
第2の光ピックアップ1Bは、ミラー16の反射面を1
80度回転させて設置した他は、上述の第1の光ピック
アップ1Aと全く同様に構成されている。以下、この光
ピックアップ装置の構成を、図2を用いて説明する。
【0025】矩形のデッキベース56の両側には、矢印
X方向に延出した一対の外ヨーク58が固着されてい
る。この一対の外ヨーク58の互いに対向した面には、
2つの光ピックアップ1A,1Bの移動ストローク分の
長さを有する凹所が形成されており、この凹所の底面に
は、単極着磁マグネット60が夫々固着されている。
【0026】一対の外ヨーク58の各々には、これと平
行に延出した内ヨーク62が、これらヨーク58と62
との間にマグネット60を挟むようにして固着されてい
る。この一対の内ヨーク62はキャリッジコイル54の
巻き内径よりも僅かに小さい径を有している。この一対
の内ヨーク62の間には、矢印X方向に延出した2本の
ガイドレール64がデッキベース56上に固定されてい
る。
【0027】前記2つの光ピックアップ1A,1Bの第
1及び第2のガイド穴部(図1にて符号26及び36)
には、これらガイドレール64が遊挿され、キャリッジ
コイル54には、内ヨーク62が遊挿されている。そし
て、回転自在なベアリング32,40及び44がガイド
レール64に当接することによって、2つの光ピックア
ップ1A,1Bは矢印X方向に移動可能となっている。
【0028】即ち、これらキャリッジ12、ベアリング
32,40及び44、ガイドレール64は、光ピックア
ップ1A,1Bをトラッキング方向に移動可能に支持す
る支持手段を構成している。又、キャリッジコイル5
4、外ヨーク58、マグネット60、内ヨーク62は、
光ピックアップ1A,1Bをトラッキング方向に駆動す
る駆動手段を構成している。
【0029】これらピックアップのうち一方、即ち第2
の光ピックアップ1Bは、第1の光ピックアップ1Aに
対して、矢印X方向、即ちトラッキング方向に沿って前
方に位置している。これら光ピックアップ1A,1Bが
図2に示すように最も近接したときには、各々の対物レ
ンズ4の照射する光スポットは、光磁気ディスク66の
所定の同じトラック68上に同時に位置する。
【0030】第1の光ピックアップ1Aの後方には、光
磁気ディスク66を図中時計回りに回転させるモータ7
0がデッキベース56上に設置されている。このモータ
70の反対側、即ちデッキベース56の前方には、光
源、ビームスプリッタ、光検出器、ガルバノミラーなど
の図示しない光学部品を有し、光ピックアップ1A,1
Bに向かって夫々光を射出する2個の固定光学系72
A,72Bがデッキベース56上に取り付けられてい
る。この様に構成された本実施例の光ピックアップ装置
の作用を以下に説明する。まず、光ピックアップ装置の
光路について説明する。
【0031】図2において、固定光学系72Aから射出
された光74Aは第2の光ピックアップ1Bの第2の貫
通孔52を通り第1の光ピックアップ1Aの第1の貫通
孔18に入り、ミラー(図1にて符号16)によって上
方に反射され、対物レンズ4を介して集光されて光磁気
ディスク66の所定のトラック上に光スポットを結ぶ。
この後、光磁気ディスク66に反射された光は、上述の
経路と逆の経路を辿って固定光学系72Aに戻る。
【0032】一方、固定光学系72Bから射出された光
74Bは第2の光ピックアップ1Bの第1の貫通孔18
に入り、ミラー(図1にて符号16)によって上方に反
射され、対物レンズ4を介して集光されて光磁気ディス
ク66の所定のトラック上に光スポットを結ぶ。この
後、光磁気ディスク66に反射された光は、上述の経路
と逆の経路を辿って固定光学系72Bに戻る。次に、対
物レンズ4を駆動する駆動手段の作用について説明す
る。
【0033】フォーカスコイル6にフォーカスサーボ電
流を流すと、この電流がマグネット22の発生する磁界
と協働し、フォーカス方向(矢印Z方向)の力を発生し
て、対物レンズ4はフォーカス方向に移動する。
【0034】また、キャリッジコイル54にトラッキン
グサーボ電流を流すと、この電流がマグネット60の発
生する磁界と協働し、トラッキング方向(矢印X方向)
の力を発生し、キャリッジ12は対物レンズ4と共にト
ラッキング方向に移動する。
【0035】なお、光ピックアップ1A,1Bの各々の
対物レンズ4の光磁気ディスク66と反対側には、Z方
向で2方向の磁界が発生できる図示しない磁界発生手段
が夫々設置されている。
【0036】次に、本実施例の光ピックアップ装置が用
いられた情報記録再生装置、特に、光磁気ディスク66
の記録と再生との双方を行う情報記録再生装置に、光磁
気ディスク66が挿入され、この光磁気ディスク66上
の2つのトラック、例えば内周側(図中後方)と外周側
(図中前方)とに夫々位置する図示しない2つのコント
ロールトラックの情報を同時に再生又は消去する場合に
は、後方に位置する第1の光ピックアップ1Aが内周側
のコントロールトラックにアクセスし、このトラックの
情報を再生又は消去する。また、これと同時に、前方に
位置する第2の光ピックアップ1Bが外周側のコントロ
ールトラックにアクセスし、このトラックの情報を再生
又は消去する。この様に、2つのトラックを2つの光ピ
ックアップ1A,1Bで分担することにより、2つのト
ラックの情報を同時に再生又は消去することができる。
【0037】スタンバイ時には、第1の光ピックアップ
1Aはトラックの最内周から全トラックの1/4のとこ
ろ、第2の光ピックアップ1Bはトラックの最外周から
全トラックの1/4のところに位置付ける。この様にす
れば目標トラックが指示されていないときの最大アクセ
ス距離は、全トラックの1/4となる。また、この場
合、すでに記録してある部分のみを対象にして光ピック
アップが位置するようにすれば、最大アクセス距離はさ
らに短くなる。1つのトラックの情報を再生又は消去す
る場合には、このトラックに近いほうの光ピックアップ
がアクセスし、情報を再生又は消去する。
【0038】2つのトラックに情報を記録する場合に
は、2つの光ピックアップ1A,1Bが同時に別々のト
ラックを消去、記録、ベリファイを行う。従って、光ピ
ックアップが1つの光ピックアップ装置に比べて1/2
の時間で記録動作を行うことができる。
【0039】1つのトラックに情報を記録する場合に
は、両方の光ピックアップ1A,1Bが同時にこのトラ
ックにアクセスする。まず、光磁気ディスク66の1回
転目で、このディスク66の回転方向(図中時計回り)
にみて前方に位置する対物レンズ4を有する第2の光ピ
ックアップ1Bが前記トラックの情報の消去を行う。こ
れと同時に、第1の光ピックアップ1Aが記録する。2
回転目で第1の光ピックアップ1Aがベリファイを行
う。一方、この時、第2の光ピックアップ1Bは次のト
ラックに向けて待機する。
【0040】これとは別に、最初の1回転目で消去を行
い、2回転目で記録とベリファイとを同時に行ってもよ
い。この様にすることにより、1トラックの記録には、
ディスクを2回転させるだけで良い。
【0041】本実施例においては、1つの光ピックアッ
プには対物レンズが1つで、この対物レンズが結ぶ光ス
ポットも1つとしたが、1つの光ピックアップに複数の
対物レンズを設けたり、或いは1つの対物レンズに複数
の光スポットを結ばせたりしてやれば、さらに高速の記
録再生が可能なことはいうまでもない。また、すべての
光学系が光ピックアップに設置されていても良い。光ピ
ックアップ装置を本実施例のように構成すれば、以下の
効果を奏することができる。
【0042】1. 2つの光ピックアップはミラーの反
射面の向きを180度回転させて設置した他はすべて同
じ構成であり、ほとんどの部品が共通であるので、製造
コストを安く済ませる事ができる。 2. ガイドレール及び磁気回路を、2つの光ピックア
ップに共用しているので、部品点数が少なく、低コスト
で小形化に通じている。
【0043】3. 2つの光ピックアップを並べた場合
に、夫々のキャリッジコイルが近接できるようにこれら
を配設しているので、使用する磁気回路のマグネットの
長さが最小で良く、小形化に適している。
【0044】
【発明の効果】本発明のように光ピックアップ装置を構
成すれば、駆動感度を低下させることなく記録再生動作
を高速にし、かつ、目標トラックへのアクセス速度を高
くできる。又、1つのフォーカスアクチュエータに複数
の光学素子を設置する場合、或いは1個のキャリッジに
複数のフォーカスアクチュエータを配置する場合に比べ
て、フォーカス方向或いはトラッキング方向の可動部質
量が軽いので駆動感度が高く、かつ、装置の小形化に通
じている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例での光ピックアップ装置
の第1の光ピックアップを示す分解斜視図である。
【図2】光ピックアップ装置を示す上面図である。
【図3】従来の光ピックアップ装置を示す斜視図であ
る。
【図4】別の従来の光ピックアップ装置におけるフォー
カス可動部を示す斜視図である。
【図5】図4における光ピックアップ装置の全体を示す
上面図である。
【符号の説明】
1A…第1の光ピックアップ、1B…第2の光ピックア
ップ、4…対物レンズ、12…キャリッジ、32,40
…ベアリング、44…予圧ベアリング、54…キャリッ
ジコイル、58…外ヨーク、60…マグネット、62…
内ヨーク、64…ガイドレール、66…光磁気ディス
ク、68…トラック。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的情報記録媒体の情報記録面に光ス
    ポットを照射する複数の光学素子と、これら光学素子を
    それぞれ載置し、前記光学的情報記録媒体の情報記録ト
    ラックとほぼ直交する第1の方向に前記光学素子を移動
    可能にする支持手段及び駆動手段をそれぞれ有する2つ
    の光ピックアップとを具備し、これら2つの光ピックア
    ップのうち一方が他方に対して前記第1の方向に沿って
    前方に位置すると共に、前記複数の光学素子より照射さ
    れる光スポットが少なくとも同一トラック上に同時に位
    置できるように、前記2つの光ピックアップが設けられ
    ていることを特徴とする光ピックアップ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5848049A (en) * 1994-10-18 1998-12-08 Pioneer Electronic Corporation Disc player with parallel objective lenses

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US5848049A (en) * 1994-10-18 1998-12-08 Pioneer Electronic Corporation Disc player with parallel objective lenses

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