JPH04134631A - 光ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、光学的情報記憶媒体の面上に光ビームを照射
して情報の少なくとも記録あるいは再生を行う光ディス
ク装置に関する。

（従来の技術） 光ディスクあるいは光磁気ディスクのような光学的情報
記録媒体に対し、光学的に情報を記録したり、あるいは
光学的情報記録媒体から情報を再生したりする光ディス
ク装置は、その記憶容量が磁気ディスク装置等と比べて
格段に大きいことから、現在では情報記録再生装置の主
流として利用されようとしている。

こういった光ディスク装置は、光源からの光ビ−ムを光
ディスク面の所定位置に集束させるための対物レンズを
備えており、この対物レンズを対物レンズ駆動装置を介
して、光ディスクの厚さ方向（フォーカス方向）および
光ディスクの径方向（トラッキング方向）に移動させる
ことによって情報の記録再生を行っている。

つまり、対物レンズをフォーカス位置に維持することに
よって光ビームを光ディスクの記録面に集束し、また、
対物レンズを搭載した移動光学ユニットを光ディスクの
半径方向に移動させてトラッキング位置に維持すること
によって光ディスク上の所望のトラックを光ビームで追
跡する。そして、対物レンズがフォーカス位置やトラッ
キング位置に維持されている状態で、光ビームを強度変
調することにより、情報を光ディスク面上に記録し、ま
た対物レンズを介して戻された光ディスクからの反射光
を検出して情報を再生するようになっている。

この光ディスク装置は、例えば第６図および第７図に示
す如く構成されている。

つまり、対物レンズ１０１はフォーカスアクチュエータ
１０２、リニアモータ１０３によって、スピンドルモー
タ１１６によって回転駆動される光ディスク１０４に追
従し、この対物レンズ１０１によって、光偏向装置１０
５、立ち上げミラー１０６で曲げられた固定光学ユニッ
ト１０７からのレーザビームが光ディスク１０４の微小
なスポットに集束する。さらに、このビームスポットは
光偏向装置１０５によって微小に制御される。

なお、対物レンズ１０１、フォーカスアクチュエータ１
０２、リニアモータ１０３を含む移動光学ユニット１０
８は、フレーム１０９に取り付けられた２本のガイドレ
ール１１０に６個のベアリング１１１を介して支持され
、フォーカスアクチュエータ１０２およびリニアモータ
１０３の駆動力は、やはりフレーム１０９に取り付けら
れた磁気回路１１２およびコイル１１３，１１４の間に
働くローレンツ力により発生する。

この様な装置において、安定した情報の記録・再生を行
うためには、光ディスク１０４、および対物レンズ等を
備えた情報処理手段の固定光学ユニット１０７の取付位
置精度、および、情報処理手段の対物レンズを含む移動
光学系を搭載して移動する移動光学ユニット１０８の移
動精度が大きく影響する。

しかしながら、従来の光ディスク装置においては、光デ
ィスクを駆動するスピンドルモータ１１５、固定光学ユ
ニット１０７、ガイドレール１１０、およびリニアモー
タ１０３の磁気回路１１２の一部等をそれぞれフレーム
１０９に組込むようになっている。

このように、従来装置にあっては、光ディスクに対する
レーザビームの精度がフレーム１０９に対するそれぞれ
の取付は精度の積み上げによって決定されるため、精度
を必要とする部品が必然的に多くなり、製造コストが高
くなるばかりでなく、装置の小型、軽量化の障害となっ
ている。また、精度のバラツキが大きくなり、安定した
記録・再生を行う上での障害となっているといった問題
があった。

また、多くの構成部品がフレーム１０９に取り付けられ
るため、フレーム１０９が偏平かつ大形になり、フレー
ム１０９の共振周波数が低下するため、移動光学ユニッ
ト１０８が発生する振動によりフレーム１０９が共振し
、光ディスク１０４に対するレーザビームの精度が狂い
、やはり記録・再生の妨げとなっていた。

（発明が解決しようとする課題） このように、従来においては、製造コストが高く、また
、小型、軽量化てきないとともに、部品相互の精度のバ
ラツキが大きく、安定した記録・再生を行うことができ
ないといった問題があった。

本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、その
目的とするところは、製造コストの低減および小型、軽
量化が図れ、しかも、光ディスクに対するレーザビーム
の精度を上げ、該部品の共振周波数を上げることで安定
した記録・再生を行うことができる光ディスク装置を提
供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、上記課題を解決するために、フレムと、この
フレームに取着され光学的情報記憶媒体を駆動する駆動
手段と、この駆動手段により駆動される前記光学的情報
記憶媒体の面上に光ビームを照射集光する対物レンズお
よび光ビームの偏向手段を備え光学的情報記憶媒体に対
して情報処理を行う情報処理手段と、この情報処理手段
の前記対物レンズを搭載した移動光学ユニットを光学的
情報記憶媒体の面方向に移動自在に案内するガイドレー
ルと、このガイドレールにより往復移動自在に支持され
た移動光学ユニットを移動させるリニアモータとを具備
し、前記光学的情報記憶媒体の面上に光ビームを照射し
て情報の少なくとも記録あるいは再生を行う光ディスク
装置において、前記フレームを磁性部材で構成して前記
駆動手段の取付部、前記光ビームに偏向手段の取付部、
および前記ガイドレールの取付部を形成するとともに、
前記リニアモータの磁気回路の一部を兼用する構成とし
たものである。

（作　用） すなわち、フレームを磁性部材で構成して光学的情報記
憶媒体を駆動する駆動手段の取付部、光ビームの偏向手
段の取付部、および移動光学ユニットを光学的情報記憶
媒体の半径方向に移動自在に案内するガイドレールの取
付部を形成するとともに、リニアモータの磁気回路の一
部を兼用する構成としたから、従来に比して精度の高い
部品点数の低減が図れ、製造コストの低減および小型軽
量化か図れ、しかも、光ディスクに対するレーザビーム
の精度を上げ、該部品の共振周波数を上げることで安定
した記録・再生を行うことが可能となる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図はハウジングおよびローディング機構を除いた主
要部の構成を示すもので、図中１は情報処理手段として
の情報処理ユニット組立体であり、この情報処理ユニッ
ト組立体１は、骨格部材であるフレーム２の４か所に形
成された取付部３・・・を介してシャーシ４に取付けら
れている。

また、情報処理ユニット組立体１は、シャーシ４に形成
された開口部４ａ内にその一部が隙間をもって介在した
状態となっているとともに、４か所の取付部３・・・の
下面とシャーシ４の上面との相互対抗面間には、防振ゴ
ム５・・・（２つのみ図示）が介在されていて、情報処
理ユニット組立体１を弾性的に支持した状態となってい
る。そして、シャーシ４と情報処理ユニット組立体１と
の間の振動の伝達を遮断する防振構造となっている。

なお、シャーシ４は、アルミダイキャスト部材６に防振
ゴム７を介して板金部材８をラミネートした構成となっ
ている。

また、フレーム２は磁性部材で構成され、このフレーム
２には、第２図〜第４図に示すように、駆動手段である
スピンドルモータ１０を取付けるスピンドルモータ取付
部２ａ、先ビームの偏向手段であるガルバノミラ−１１
を取付けるガルバノミラ−取付部２ｂ（第４図参照）お
よびガイドレル１２．１２を取付けるガイドレール取付
部２ｃ・・・が形成されている。また、第３図に示すよ
うに、後述するりニアモータ１３の磁気回路の一部であ
る上部磁気回路部材１４を兼用する構成となっている。

前記フレーム２には、ガイドレール取付部２ｃ・・・を
介して光学的情報記憶媒体である光ディスク３０の半径
方向（第１図中矢印Ｘ方向）に沿って平行なガイドレー
ル１２．１２が横架されており、これら両ガイドレール
１２．１２を案内として移動光学ユニット１５が往復動
自在に支持されている。

移動光学ユニット１５は、第１の可動体１６およびこの
第１の可動体１６を搭載する第２の可動体１７を有し、
第１の可動体１６には、対物レンズ２０、この対物レン
ズ２ｏを光軸方向に駆動するための第１のコイル１８、
および対物レンズ２０の光軸と直角な方向に光軸を曲げ
る立ち上げミラー１９が搭載されている。

また、第１の可動体１６は、２枚の平行な板バネ２１２
１により支持されている。板バネ２１２１の他端は板バ
ネ支持部材２２により支持されている。さらに、板バネ
支持部材２２は、第２の可動体１７に取り付けられてい
る。第２の可動体１７には、第２のコイル２３が固定さ
れている。

さらに、第２のコイル２３の両端には、軸受支持部材２
４がそれぞれ取り付けられている。そして、これら軸受
支持部材２４．２４に回転自在に取り付けられた６個の
ローラ２５・・・か前記ガイドレール１２，１２に転接
することにより、第１の可動体１６および第２の可動体
１７を含む移動光学ユニット１５が、光ディスク３０の
半径方向に移動可能な状態となっている。

また、フレーム２の上部磁気回路部材１４１４の下面に
対応して、中央磁気回路部材２６２６、下部磁気回路部
材２７．２７が固定されている。そして、各磁気回路部
材間には８枚の永久磁石２８・・・が着磁の向きを積層
方向にして配置されることにより、これら磁気回路部材
１４．２６２７は第２コイル２３に鎖交する磁束を発生
し、第２コイル２３と共に第２の可動体１７を含む移動
光学系ユニット１５に移動力を付与する移動力付与手段
としてのりニアモータ１３を構成している。

また、このリニアモータ１３による移動方向−端側には
、光学的情報記憶媒体である光ディスク３０を担持して
回転するターンテーブル３１を備えた前記スピンドルモ
ータ１０か配置されており、また、移動方向他端側には
、固定光学系ユニット３２がフレーム２に組み込まれた
状態に配置されている。

固定光学系ユニット３２には、発光素子としてのレーザ
ダイオード３５、該レーザダイオード３５から発せられ
る照射光を平行光にするコリメータレンズ、集光レンズ
、光ディスク３０の記録面からの反射光を最終的に受け
て情報信号を得るためのディテクタ、（いずれも図示し
ない）コリメータレンズを通じて発せられる上記平行光
を立ち上げミラー（図示しない）方向に案内するガルバ
ノミラ−１１、かつ光ディスク３０の記録面からの上記
反射光をディテクタに導くビームスプリッタ（図示しな
い）、および対物レンズ２０の移動量を検出する移動量
検出用の受光素子を備えた移動量検出手段（図示しない
）等の光学系が組込まれている。

また、一方のガイドレール１２は、絶縁部材を挟んで、
上下に断面半円状の導電部材を配置した構成になってお
り、前記ローラ２５・・・を介して、前記第１のコイル
１８及び第２のコイル２３に電力を供給するようになっ
ている。

しかして、固定光学系ユニット２０の中に取付られたレ
ーザダイオード３５より発したレーザビームは、固定光
学系ユニット３２の中に取付けられたガルバノミラ−１
１で最後に光軸を変え、情報が記録または再生される光
ディスク３０の記録面と平行に、固定光学系ユニット３
２より出射される。

前記固定光学系ユニット３２より出射されたレーザビー
ムは、移動光学系ユニット１５の第１の可動体１６に搭
載された立ち上げミラーにより、その光軸を前記先ディ
スク３０の記録面と垂直な方向Ｒに向きを変え、対物レ
ンズ２０を通過し、前記光ディスク３０上に焦点を結ぶ
（第２図参照）。

光ディスク３０で反射したレーザビームは、逆に対物レ
ンズ２０を通り、平行光になり、立ち上げミラーで光軸
を変え、ガルバノミラ−１１に到達する。ガルバノミラ
−１１で反射したレーザビムはビームスプリッタで往路
と異なる光路をとり、集光レンズを通りディテクタ上に
フォトディテクタ像を形成し、信号を読取ることになる
。

このように構成された光ディスク装置では、固定光学ユ
ニット３２とフレーム２とが一体に形成され、該フレー
ム２に光ディスク３０を駆動するスピンドルモータ１０
の取付部２ａ、ガイドレル１２の取付部２ｃが形成され
ているため、部品の取り付は時に発生するばらつきを減
少させることができ、精度を必要とする部品の点数の減
少が図れる。また、フレーム２を上部磁気回路部材１４
と共有しているため、従来に比べて厚みか大きく、開口
部２９の大きさか小さくなる。

したがって、従来に比べてフレーム２の剛性が高くなり
、共振周波数か高くなるので、光ディスク３０に対する
レーザビームの精度を上げることかできる。　なお、本
発明は上記一実施例に限らず、要旨を変えない範囲で種
々変形実施可能なことは勿論である。

［発明の効果コ 以上、説明したように本発明によれば、フレムと、この
フレームに取着され光学的情報記憶媒体を駆動する駆動
手段と、この駆動手段により駆動される前記光学的情報
記憶媒体の面上に光ビムを照射集光する対物レンズおよ
び光ビームの偏向手段を備え光学的情報記憶媒体に対し
て情報処理を行う情報処理手段と、この情報処理手段の
前記対物レンズを搭載した移動光学ユニットを光学的情
報記憶媒体の面方向に移動自在に案内するガイドレール
と、このガイドレールにより往復移動自在に支持された
移動光学ユニットを移動させるリニアモータとを具備し
、前記光学的情報記憶媒体の面上に光ビームを照射して
情報の少なくとも記録あるいは再生を行う光ディスク装
置において、前記フレームを磁性部材で構成して前記駆
動手段の取付部、前記光ビームの偏向手段の取付部、お
よび前記ガイドレールの取付部を形成するとともに、前
記リニアモータの磁気回路の一部を兼用する構成とした
ものである。したがって、従来に比して精度の高い部品
点数の低減が図れ、製造コストの低減および小型、軽量
化が図れ、しかも、光ディスクに対するレーザビームの
精度を上げ、該部品の共振周波数を上げることで安定し
た記録・再生を行うことが可能となる光ディスク装置を
提供できるといった効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は要部で
ある情報処理ユニット組立体をシャーシに取付けた状態
を示す概略的斜視図、第２図はシャーシを取り除いた状
態を一部断面して示す概略的分解斜視図、第３図は移動
光学ユニットおよびリニアモータ機構を示す概略的分解
斜視図、第４図はガルバノミラーの取付は構造を示す分
解斜視図、第５図は移動光学系ユニットの取付は構造を
示す概略的分解斜視図、第６図は従来例を示す概略的斜
視図、第７図は同しく概略的分解斜視図である。 １・・・情報処理手段（情報処理ユニット組立体）、２
・・・フレーム、２ａ・・駆動手段の取付部、２ｂ・・
光偏向手段の取付部、２ｃ・・・ガイドレールの取付部
、１０・・駆動手段（スピンドルモタ）、１１・・・光
ビームの偏向手段（ガルバノミラ−）、１２・・・ガイ
ドレール、１３・・・リニアモータ、１４・・・磁気回
路部材、１５・・・移動光学ユニット、２０・・・対物
レンズ、３０・・・光学的情報記憶媒体（光ディスク）
。 第２図 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第 図 第 図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）フレームと、 このフレームに取着され光学的情報記憶媒体を駆動する
   駆動手段と、 この駆動手段により駆動される前記光学的情報記憶媒体
   の面上に光ビームを照射集光する対物レンズおよび光ビ
   ームの偏向手段を備え光学的情報記憶媒体に対して情報
   処理を行う情報処理手段と、この情報処理手段の前記対
   物レンズを搭載した移動光学ユニットを光学的情報記憶
   媒体の面方向に移動自在に案内するガイドレールと、 このガイドレールにより往復移動自在に支持された移動
   光学ユニットを移動させるリニアモータとを具備し、 前記光学的情報記憶媒体の面上に光ビームを照射して情
   報の少なくとも記録あるいは再生を行う光ディスク装置
   において、 前記フレームを磁性部材で構成して前記駆動手段の取付
   部、前記光偏向手段の取付部、および前記ガイドレール
   の取付部を形成するとともに、前記リニアモータの磁気
   回路の一部を兼用する構成としたことを特徴とする光デ
   ィスク装置。