JP2595712B2 - 光学的記録再生装置 - Google Patents

光学的記録再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光ディスク等光記録媒体を使用して情報の
記録・再生、若しくは記録・再生・消去を行う光学的記
録再生装置に係わり、特に、正確なトラッキング制御が
行える光学的記録再生装置の改良に関するものである。
[従来の技術] この種の光学的記録再生装置としては、第6図の構成
概略図に示されるように光源としての半導体レーザ
(a)と、この半導体レーザ(a)からの拡散レーザ光
を平行レーザ光に変換するコリメータレンズ(b)と、
このレーザ光のスポット形状を楕円形状から略円形状に
変換するビーム整形プリズム(c)と、光記録媒体
(d)に入射する入射レーザ光と光記録媒体(d)から
反射してくる反射レーザ光とを分離するビームスプリッ
タ(e)と、このビームスプリッタ(e)を通過し直線
偏光であるレーザ光を円偏光に変換させる1/4波長板
(f)と、移動可能に設けられ上記1/4波長板(f)を
通過したレーザ光を光記録媒体(d)の収束面に収束さ
せる対物レンズ(g)と、上記ビームスプリッタ(e)
により分離された反射レーザ光をトラッキングエラー信
号、フォーカスエラー信号、並びに再生RF信号を得るた
めの四分割PINフォトダイオード(h)へ入射させるシ
リンドリカルレンズ(j)とでその主要部を構成する装
置が知られている。
そして、この光学的記録再生装置においては上記光記
録媒体(d)の偏心、並びに、表面の波打ち、反り等に
対処するため、上記四分割PINフォトダイオード(h)
にて求められたトラッキングエラー信号やフォーカスエ
ラー信号に基づいて光学ヘッドのトラッキング制御やフ
ォーカス制御を行ったり、あるいは、記録情報の読出し
のためにあるトラックから他のトラックへ光学ヘッドを
移動させるシーク制御等を行う必要があり、例えば、特
開昭63−50927号公報等に記載されているような駆動系
が組込まれている。
すなわち、この駆動系は第7図〜第8図に示すように
その筒部内にヨーク(k)(k)が挿通され外周面にフ
ォーカスコイル(fc)とシークコイル(sc)とが巻回さ
れたボビン(m)(m)と、このボビン(m)(m)に
保持部材(n)(n)を介して取付けられた対物レンズ
(g)とから成るフォーカス調整可動部(p)と、この
フォーカス調整可動部(p)を搭載し光記録媒体(d)
の半径方向に沿って配置されたレール(a)〜(a)上
をベアリング(r)〜(r)を介し移動可能に設けられ
たキャリッジ部(s)と、一端が上記フォーカス調整可
動部(p)に他端がキャリッジ部(s)に固定され上記
フォーカス調整可動部(p)に他端がキャリッジ部
(s)に固定され上記フォーカス調整可動部(p)を光
記録媒体(d)面の略垂直方向へ移動可能な状態で支持
する板ばね(t)とでその主要部が構成されるもので、
上記シークコイル(sc)への通電に伴いこのシークコイ
ル(sc)に作用する電磁力、すなわちシーク駆動力を上
記板ばね(t)を介してキャリッジ部(s)に伝達しキ
ャリッジ部(s)を光記録媒体(d)の半径方向に沿っ
て移動操作してシーク制御とトラッキング制御とを行う
一方、上記フォーカスコイル(fc)への通電に伴いこの
フォーカスコイル(fc)に作用する電磁力、すなわちフ
ォーカス駆動力によりフォーカス調整可動部(p)を光
記録媒体(d)面の略垂直方向へ移動操作してフォーカ
ス制御を行うものであった。
尚、図中(u)(u)は上記シークコイル(sc)とフ
ォーカスコイル(fc)側へ向う磁力線を形成する永久磁
石である。また、第9図は第7図〜第8図に示された光
学的記録再生装置における駆動系の機械的等価図で、図
中(fs)はフォーカス調整可動部(p)に作用するシー
ク駆動力を、(ff)はフォーカス調整可動部(p)に作
用するフォーカス駆動力を夫々示している。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上述したように従来の光学的記録再生装置
における駆動系は、上記フォーカス調整可動部(p)の
シークコイル(sc)に作用する電磁力を板ばね(t)を
介してキャリッジ部(s)に伝達し、フォーカス調整可
動部(p)とキャリッジ部(s)とを光記録媒体(d)
の半径方向に沿って一体的に移動操作してシーク制御と
トラッキング制御とを行っているため、シークコイイル
(sc)に流す電流の周波数をある周波数値より高くした
場合、すなわち、フォーカス調整可動部(p)とキャリ
ッジ部(s)とを微細振動さっせてトラッキング制御を
行うような場合、上記板ばね(t)を介してシークコイ
ル(sc)に作用する電磁力がキャリッジ部(s)に伝達
されなくなることがあった。
このため、上記フォーカス調整可動部(p)とキャリ
ッジ部(s)とが一体的に移動しなくなって相対変位を
起こし、共振が発生して上記トラッキング制御を正確に
行えない問題点があった。
尚、第10図〜第11図はある周波数値(数100〜数kHZ)
において共振を起こすことを示したグラフ図であり、第
10図はフォーカス調整可動部(p)並びにキャリッジ部
(s)とが振動している場合におけるフォーカス調整可
動部(p)のフォーカス方向の振幅と周波数との関係を
示したグラフ図、第11図はフォーカス調整可動部(p)
並びにキャリッジ部(s)とが振動している場合におけ
るフォーカス調整可動部(p)の位相と上記周波数との
関係を示したグラフ図である。
[課題を解決するための手段] 本発明は以上の問題点に着目してなされたもので、そ
の課題とするところは、シークコイルに流す電流の周波
数値に拘らず正確なトラッキング制御が行える光学的記
録再生装置を提供することにある。
すなわち本発明は、光記録媒体の近傍に配置され光源
からの集束光を光記録媒体の収束面に収束させる対物レ
ンズと、この対物レンズを通電に伴う電磁力により光記
録媒体面の略垂直な方向に駆動するフォーカスコイル
と、上記対物レンズを通電に伴う電磁力により光記録媒
体の半径方向に駆動するシークコイルと、上記フォーカ
スコイルとシークコイルとを支持するコイル支持部とで
その主要部が構成され、これ等対物レンズは、フォーカ
スコイル、シークコイル、及びコイル支持部とが一体的
に固定されたフォーカス調整可動部と、 このフォーカス調整可動部を搭載し光記録媒体の半径
方向へ移動可能に設けられたキャリッジ部と、 一端がフォーカス調整可動部に他端が上記キャリッジ
部に固定され、上記フォーカス調整可動部を光記録媒体
面の略垂直な方向へ移動可能な状態で支持する板ばね、 とを備える光学的記録再生装置を前提とし、 上記キャリッジ部およびフォーカス調整可動部間に
は、光記録媒体の半径方向で互いに向きが反対の作用力
と反力をキャリッジ部とフォーカス調整可動部に発生さ
せる内力発生手段を設け、 かつ、上記コイル支持部を、対物レンズを保持しその
外周面にフォーカスコイルが巻回されたレンズ保持体
と、このレンズ保持体の外周面に取付けられシークコイ
ルが巻回されたボビンとで構成すると共に、上記内力発
生手段を、上記ボビンの筒部内に挿通サレ上記キャリッ
ジ部の移動方向における両端がキャリッジ部に固着され
た取付け部材の上記レンズ保持体側の面に取付けられる
と共に上記フォーカスコイル側へ向かう磁力線を形成す
るフォーカス調整用磁石と、上記ボビンに巻回されたシ
ークコイルとで構成し、 さらに、上記ボビンに巻回するシークコイルの巻数
や、上記フォーカス調整用磁石の磁力強度や、上記ボビ
ンのレンズ保持体とは反対側に配設されると共にボビン
に巻回されたシークコイル側へ向かう磁力線を形成する
シーク調整用磁石の磁力強度を調整して関係式:f=fs
M/(m+M)[式中、fは上記作用力又はその反力に相
当する内力、fsはシーク駆動力、Mは上記キャリッジ部
の質量、mは上記フォーカス調整可動部の質量を示す]
を満たすように設定して、 シークコイルへの通電時にフォーカス調整用磁石によ
る電磁力をレンズ保持体側のシークコイル部分にも作用
させることにより上記作用力と反力を発生させるように
したことを特徴とするものである。
このような技術的手段による内方発生手段において
は、シークコイルを有するフォーカス調整可動部側に作
用力が作用し、キャリッジ部にはその反力が作用するこ
ととなる。
ここで、この内力(f)、すなわち作用力又はその反
力の値は以下の要件を具備した場合に共振を防止するこ
とが可能となる。
すなわち第3図の機械的等価図を用いてその要件を求
めると、フォーカス調整可動部(p)の質量をm、キャ
リッジ部(s)の質量をM、板ばね(t)のシーク方向
のばね定数をK、シーク駆動力をfs、上記内方をfと
し、かつフォーカス調整可動部(p)のシーク方向への
変位をx、キャリッジ部(s)のシーク方向への変位を
yとした場合、上記フォーカス調整可動部(p)とキャ
リッジ部(s)の運動方程式は以下のようになる。
m(d2×/dt2)+K(x−y)=fs−f M(d2×/dt2)+K(y−x)=f これをラプラス変換してシーク駆動力に対するフォー
カス調整可動部(p)の変位の伝達関数を求めると次の
ようになる。
但し、X、Fs、及びFは、X、fa、fの各々のラプラ
ス変換を表わし、Sはラプラス変数である。
Fs(S)= [{mMs2+(m+M)K}+M2S2 −M(m+M)S2×F/Fs] ×1/{mMS2+(m+M)K} ×1/(m+M)S2 ここで、F(m+M)=Fs・M すなわち、f=Fs・M/(m+M)に設定すると、上記
伝達関数は X(S)/Fs(S)=1/(m+M)S2 となりこの関数にばね定数Kが関係しなくなるため上記
共振は発生しなくなる。
従って、上記ボビンに巻回するシークコイルの巻数や
フォーカス調整用磁石、シーク調整用磁石の磁力強度を
適宜調整して、 f=Fs・M/(m+M)となるように設定することで上記
共振を確実に防止することが可能となる。
[作用] 上述したような技術的手段によれば、上記フォーカス
調整可動部のシークコイルに作用するシーク駆動力を利
用せずにキャリッジ部及びフォーカス調整可動部に内力
発生手段を設け、この内力の一方を構成する作用力又は
他方の反力を利用して上記キャリッジ部を駆動するた
め、上記シークコイルに流す電流の周波数値に拘らず共
振の発生を確実に防止することが可能となる。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に
説明すると、この実施例に係る光学的記録再生装置は第
1図〜第2図に示すようにフォーカス調整可動部(p)
と、このフォーカス調整可動部(p)を搭載するキャリ
ッジ部(s)と、このキャリッジ部(s)とフォーカス
調整可動部(p)とを接続する板ばね(t)とでその主
要部を構成するものである。
まず、上記フォーカス調整可動部(p)は対物レンズ
(1)と、この対物レンズ(1)を保持し断面略矩形状
で筒状のレンズ保持体(2)と、このレンズ保持体
(2)の外周面に取付けられた一対のボビン(3)と、
上記レンズ保持体(2)の外周面に巻回されたフォーカ
スコイル(4)と、上記ボビン(3)の外周面に巻回さ
れたシークコイル(5)とで構成され、これ等が一体的
に固定されているものである。また、上記レンズ保持体
(2)はその上部において対物レンンズ(1)が嵌合さ
れその中央部の内径が他の部位より小さい筒状の内側ハ
ウジング(21)と、この外側に連結板(6)を介して配
設されその外周面にフォーカスコイル(4)が巻回され
た筒状の外側ハウジング(22)とで構成されており、こ
れ等内側並びに外側ハウジング(21)(22)間には上記
キャリッジ部(s)のキャリッジ本体(7)の一部が介
装される隙間部(8)が形成されている。また、上記ボ
ビン(3)の筒部内には図示外の光記録媒体の半径方向
に沿って配設された一対のレール(9)(9)が挿通さ
れており、かつ上記ボビン(3)の外側にはこのボビン
(3)の外周面に巻回されたシークコイル(5)(5)
側へ向う磁力線を形成するシーク調整用の永久磁石(1
0)(10)がそのN極をボビン(3)側に向け上記レー
ル(9)(9)の長さ方向に沿って配設されている。
一方、上記キャリッジ部(s)は、キャリッジ本体
(7)と、このキャリッジ本体(7)に取付けられた一
対のフォーカス調整用の永久磁石(30)とで構成され、
上記キャリッジ本体(7)の略中央は筒部(31)となっ
ており、この筒部(31)が上記レンズ保持体(2)の内
側並びに外側ハウジング(21)(22)の隙間部(8)に
介装され、この筒部(31)の内壁と内側ハウジング(2
1)の外壁とが摺動可能に面接触している。また、上記
フォーカス調整用の永久磁石(30)は上記ボビン(3)
の筒部内にそのN極をフォーカスコイル(4)側に向け
て配設されており、かつ、上記ボビン(3)の筒部内に
挿通されると共に上記キャリッジ部(s)の移動方向に
おける両端がキャリッジ部(s)に固着された取付け部
材(35)の上記レンズ保持体(2)側の面に取付けられ
ている。更に、上記キャリッジ本体(7)の上下各四箇
所の端部にはベアリング(32)〜(32)が取付けられて
おり、このベアリング(32)〜(32)が上記レール
(9)(9)に係合してキャリッジ部(s)は光記録媒
体の半径方向に沿って移動するようになっている。
また、上記板ばね(t)は渦巻き状の金属材にて構成
され、その内側をフォーカス調整可動部(p)のレンズ
保持体(2)に、その外側をキャリッジ部(s)のキャ
リッ本体(7)に固定して取付けられており、この板ば
ね(t)の作用により上記フォーカス調整可動部(p)
が上下方向へ移動できるようになっている。
このように構成された光学的記録再生装置において
は、装置本体側に設けられた図示外の光源からの集束光
が反射プリズム(図示せず)を介して対物レンズ(1)
に入射され、この対物レンズ(1)により上記集束光が
光記録媒体(図示せず)の収束面に収束されて情報の記
録、再生、並びに消去等がなされるものである。
そして、この光学的記録再生装置においては図示外の
リード線を介して上記シークコイル(5)に通電する
と、ボビン(3)の外側のシークコイル(5)にはシー
ク調整用の永久磁石(10)による電磁力が作用し、第3
図の機械的等価図に示すようにフォーカス調整可動部
(p)にシーク駆動力(fs)が作用してシーク制御やト
ラッキング制御がなされる一方、上記フォーカスコイル
(4)に通電するとこのフォーカスコイル(4)にはフ
ォーカス調整用の永久磁石(30)による電磁力が作用
し、第3図の機械的等価図に示すようにフォーカス調整
可動部(p)にフォーカス駆動力(ff)が作用してフォ
ーカス制御がなされるものである。
ここで、シーク制御やトラッキング制御時においては
上記ボビン(3)の内側、すなわちレンズ保持体(2)
側のシークコイル(5)にもフォーカス調整用の永久磁
石(30)による電磁力が作用し、かつ、この部位のシー
クコイル(5)に流れる電流の向きは上記外側のシーク
コイル(5)と反対のため、この部位のシークコイル
(5)には上記シーク駆動力(fs)と反対向きの作用力
(−f)が発生し、また、この作用力(−f)は内力の
ため、キャリッジ部(s)側にはこの作用力(−f)に
対する反力(f)が発生することとなる。
そして、この光学的記録再生装置においては、上記ボ
ビン(3)に巻回されたシークコイル(5)の巻数とシ
ーク調整用、並びにフォーカス調整用の永久磁石(10)
(30)の磁力強度を適宜調整して、f=fs・M/(m+
M)、(但し、mはフォーカス調整可動部の質量、Mは
キャリッジ部の質量を示している)となるよう予め設定
しているため、上記作用力(−f)及び反力(f)の作
用によりシーク制御やトラッキング制御時における共振
現象を確実に防止することができる。
従って、上記シークコイル(5)に流す電流の周波数
値に拘らずフォーカス調整可動部(p)とキャリッジ部
(s)とを常に一体的に移動操作することが可能となる
ため、トラッキング制御を正確に行える利点を有してい
る。
尚、第4図はフォーカス調整可動部(p)並びにキャ
リッジ部(s)とが振動している場合におるフォーカス
調整可動部(p)のシーク方向の振幅と周波数との関係
を示したグラフ図を、また、第5図はフォーカス調整可
動部(p)並びにキャリッジ部(s)とが振動している
場合におけるフォーカス調整可動部(p)の位相と上記
周波数との関係を示したグラフ図であり、これ等のグラ
フ図から共振現象が発生していないことが確認できる。
[発明の効果] 本発明は以上のように、フォーカス調整可動部のシー
クコイルに作用するシーク駆動力を利用せずにキャリッ
ジ部及びフォーカス調整可動部に内力発生手段を設け、
この内力の一方を構成する作用力又は他方の反力を利用
して上記キャリッジ部を駆動するため、上記シークコイ
ルに流す電流の周波数値に拘らず共振の発生を確実に防
止することが可能となる。
従って、フォーカス調整可動部とキャリッジ部とを常
に一体的に移動操作することが可能となるため、トラッ
キング制御を正確に行える効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の実施例を示しており、第1図
は実施例に係る光学的記録再生装置の一部切欠斜視図、
第2図は第1図のII−II面断面図、第3図はこの装置の
機械的等価図、第4図はこの装置におけるフォーカス調
整可動部(p)のシーク方向の振幅と周波数との関係を
示したグラフ図、第5図はフォーカス調整可動部(p)
のシーク方向の位相と周波数との関係を示したグラフ図
であり、第6図〜第11図は従来例を示しており、第6図
は光学的記録再生装置の構成概略図、第7図は駆動系が
組込まれた光学的記録再生装置の平面図、第8図は第7
図のVII−VII面断面図、第9図はこの装置の機械的等価
図、第10図はこの装置におけるフォーカス調整可動部
(p)のシーク方向の振幅と周波数との関係を示したグ
ラフ図、第11図はフォーカス調整可動部(p)のシーク
方向の位相と周波数との関係を示したグラフ図である。 [符号説明] (1)…対物レンズ (2)…レンズ保持体 (3)…ボビン (4)…フォーカスコイル (5)…シークコイル (10)…シーク調整用の永久磁石 (30)…フォーカス調整用の永久磁石 (p)…フォーカス調整可動部 (s)…キャリッジ部 (t)…板ばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光記録媒体の近傍に配置され光源からの集
    束光を光記録媒体の収束面に収束させる対物レンズと、
    この対物レンズを通電に伴う電磁力により光記録媒体面
    の略垂直な方向に駆動するフォーカスコイルと、上記対
    物レンズを通電に伴う電磁力により光記録媒体の半径方
    向に駆動するシークコイルと、上記フォーカスコイルと
    シークコイルとを支持するコイル支持部とでその主要部
    が構成され、これ等対物レンズ、フォーカスコイル、シ
    ークコイル、及びコイル支持部とが一体的に固定された
    フォーカス調整可動部と、 このフォーカス調整可動部を搭載し光記録媒体の半径方
    向へ移動可能に設けられたキャリッジ部と、 一端がフォーカス調整可動部に他端が上記キャリッジ部
    に固定され、上記フォーカス調整可動部を光記録媒体面
    の略垂直な方向へ移動可能な状態で支持する板ばね、 とを備える光学的記録再生装置において、 上記キャリッジ部及びフォーカス調整可動部間には、光
    記録媒体の半径方向で互いに向きが反対の作用力と反力
    をキャリッジ部とフォーカス調整可動部に発生させる内
    力発生手段を設け、 かつ、上記コイル支持部を、対物レンズを保持しその外
    周面にフォーカスコイルが巻回されたレンズ保持体と、
    このレンズ保持体の外周面に取付けられシークコイルが
    巻回されたボビンとで構成すると共に、上記内力発生手
    段を、上記ボビンの筒部内に挿通され上記キャリッジ部
    の移動方向における両端がキャリッジ部に固着された取
    付け部材の上記レンズ保持体側の面に取付けられると共
    に上記フォーカスコイル側へ向かう磁力線を形成するフ
    ォーカス調整用磁石と、上記ボビンに巻回されたシーク
    コイルとで構成し、 さらに、上記ボビンに巻回するシークコイルの巻数や、
    上記フォーカス調整用磁石の磁力強度や、上記ボビンの
    レンズ保持体とは反対側に配設されると共にボビンに巻
    回されたシークコイル側へ向かう磁力線を形成するシー
    ク調整用磁石の磁力強度を調整して関係式:f=fs・M/
    (m+M)[式中、fは上記作用力又はその反力に相当
    する内力、fsはシーク駆動力、Mは上記キャリッジ部の
    質量、mは上記フォーカス調整可動部の質量を示す]を
    満たすように設定して、 シークコイル部分にも作用させることにより上記作用力
    と反力を発生させるようにしたことを特徴とする光学的
    記録再生装置。
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