JPH03212825A - フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータ - Google Patents

フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータ

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JPH03212825A
JPH03212825A JP681790A JP681790A JPH03212825A JP H03212825 A JPH03212825 A JP H03212825A JP 681790 A JP681790 A JP 681790A JP 681790 A JP681790 A JP 681790A JP H03212825 A JPH03212825 A JP H03212825A
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JP
Japan
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tracking servo
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coil
tracking
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JP681790A
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Inventor
Seiji Morino
誠治 森野
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光デイスク装置に使用される光学記録再生装
置に組み込まれるフォーカス及びトラッキングサーボア
クチュエータに関する。
(従来の技術) 近年、光磁気ディスク装置等の光ディスク装置は、コン
ピュータデータ記録用、文書ファイル用等に利用されて
いる。
この光磁気ディスク装置で使用される光磁気ディスクカ
ートリッジは、消去、書換えが自由に出来る記録/再生
用の光磁気ディスクが、取扱いの簡便化、記録再生装置
に対する着脱可能化等のため、樹脂製のケースに収納さ
れたものである。
第3図は、後述する第2図、第4図及び第5図のディス
ク装置で使用される従来の小型光磁気ディスクの一例を
示す構成図で、同図(A)は底面図、同図(B)は部分
拡大断面図である。
図に示すように、従来例の小型光磁気ディスク2は、ポ
リカーボネート等の透明樹脂製の円板である基板2aの
一表面上に、磁気光学効果により情報の記録再生を行う
ための、Fe、Co、Tb。
Gd等からなる光磁気膜(MO膜)2bが形成され、更
にその上に紫外線硬化樹脂等による保護膜2Cが形成さ
れ、中心部にディスク2の駆動用の金属板製のハブ4が
固着されたもので、このディスク2は、前述の如く、図
示しない樹脂製のケースに収納され、光磁気ディスクカ
ートリッジとなる。
このディスク2の光磁気膜2bの情報の記録/再生が行
われる記録領域3には、スパイラル状又は同心円状に 
165μ■ピツチで記録トラックが多数形成されている
。この各記録トラックにはそれぞれ、あらかじめ管理情
報が記録された管理領域と、情報の記録/再生が行われ
るデータ領域とが交互に形成されている。
第4図は、第1の従来例のフォーカス及びトラッキング
サーボアクチュエータが組み込まれた小型光磁気ディス
ク装置の一例の記録再生動作説明図である。
図に示すように、第1の従来例の小型光磁気ディスク装
置41は、前記小型光磁気ディスク2の他に、電磁石6
、ベース45、光学記録再生装置47、フィード装置4
9、第1の従来例のフォーカス及びトラッキングサーボ
アクチュエータ50等から構成されている。
前述の小型光磁気ディスク2は、ベース45に固定され
た図示しないスピンドルモータにより、CA V 3.
60Or+)−で回転駆動されると共に、前記保護膜2
C側に空隙を介して配置された電磁石6により、前記光
磁気膜2bに対して垂直方向のバイアス磁界が印加され
る。又、前記基板2a側から、この光磁気膜2bに対し
て、前記光学記録再生装置47からのレーザ光16Bに
より、情報の記録再生が行われる。
この光学記録再生装置47は、レーザダイオード8、コ
リメートレンズ9、ビームスプリッタ10、立上げプリ
ズム11、対物レンズ12、偏光ビームスプリッタ13
、集光レンズ14A。
14B1フォトダイオード15A、15B等から構成さ
れている。
そして、このレーザダイオード8から放射されたレーザ
光は、コリメートレンズ9によって平行光にされた後、
図示しないビーム整形プリズムによって、ビーム断面形
状が所定の形状に整形され、ビームスプリッタ10を透
過した光束16Aは、立上げプリズム11に入射される
。この立上げプリズム11で反射されたレーザ光16B
は、前記対物レンズ12により、微小な径の光スポット
17として、前記ディスク2の記録領域3の記録トラッ
ク上の、前記光磁気膜2bの表面上に照射される。
この光磁気膜2bの表面上に照射される光スポット17
は、前記装置47が記録モードで動作している状態にお
いては、記録に適する光強度を有するものとなり、又、
再生モードで動作している状態においては、再生に適す
る光強度を有するものとなるように、レーザダイオード
8の図示しない出力制御装置により制御される。
この記録モードの場合は、記録データに応じたディジタ
ル信号に基づき、前記記録トラック上の光磁気膜2bの
垂直磁化方向は、光スポット17が当った所だけが、前
記電磁石6によるバイアス磁界により反転させられ、こ
れによりこのディジタル信号の記録が行われる。
前記再生モードの場合は、光磁気膜2bの表面上で反射
されたレーザ光は、前記磁気光学効果により、この光磁
気膜2bの垂直磁化方向によって、前記偏光面の回転方
向が異なったものとなり、前記対物レンズ12、立上げ
プリズム11を介して前記ビームスプリッタ10で反射
され、図示しな1、S 1 / 2波長板を介して前記
偏光ビームスプリッタ13に入射される。この偏光ビー
ムスプリッタ13を透過したレーザ光は、前記集光レン
ズ14Aで集光されて前記フォトダイオード15Aで電
気信号に変換されて、検出信号として出力され、又、こ
の偏光ビームスプリッタ13で反射されたレーザ光は、
前記集光レンズ14Bで集光されて前記フォトダイオー
ド15Bで電気信号に変換されて、検出信号として出力
される。
この際、この両検出信号の大きさは、偏光ビームスプリ
ッタ13の働きで、前述の偏光面の回転方向によりそれ
ぞれ反対方向に変化するから、この両検出信号の差から
前記ディジタル信号の再生が行われる。
前記光学記録再生装置47の内、前記レーザダイオード
8、コリメートレンズ9、ビームスプリッタ10、偏光
ビームスプリッタ13、集光レンズ14A、14B、フ
ォトダイオード15A。
15B等からなる固定部ユニット7−1は、前記ベース
45に固定されており、前記立上げプリズム11、対物
レンズ12等からなる可動部ユニット47−2は、前記
フィード装置49の可動部49bに搭載されている。
このフィード装置49は、可動部49bが、フィード信
号に基づく、ベース45に固定されたこの装置49のリ
ニアモータ49aの駆動力により、軸受49cを介して
図示しないガイドレールに沿って前記ディスク2の径方
向に移動し、前記光スポット17をこのディスク2の前
記記録領域3の外径から内径迄の範囲に移動させる、い
わゆるフィード動作を行わせることにより、前記記録ト
ラックのサーチを行わせるものである。なお、このベー
ス45は、図示しない防振機構を介して、図示しない前
記ディスク装置41のメインシャーシに保持されるよう
に構成されている。
前記第1の従来例のフォーカス及びトラッキングサーボ
アクチュエータ50は、フォーカスサーボアクチュエー
タ51及びトラッキングサーボアクチュエータ52から
構成されている。
そして、前記ディスク2の面振れ等に対して、前記光ス
ポット17の焦点を前記光磁気膜2bの表面上に自動的
に追従させる、いわゆるフォーカスサーボは、前記検出
信号出力に基づくフォーカスサーボ信号に基づき、前記
対物レンズ12の上下位置を、前記フィード装置49の
可動部49bに搭載された、このフォーカスサーボアク
チュエータ51によって制御することにより行われる。
又、このディスク2の偏心等に対して、光スポット17
を前記記録トラック上に自動的に追従させる、いわゆる
トラッキングサーボは、前記管理領域からの検出信号出
力に基づくトラッキングサーボ信号に基づき、対物レン
ズ12のディスク2の径方向の位置を、可動部49bに
搭載された、前記トラッキングサーボアクチュエータ5
2によって制御することにより行われる。このトラッキ
ングサーボ動作による光スポット17のディスク2の径
方向の移動範囲は、通常数百μ囮程度が限界値であるか
ら、この光スポット17のディスク2の径方向の位置決
めは、精密位置決めがこのトラッキングサーボ動作、粗
位置決めが前記フィード動作という分担になっている。
第5図は、第2の従来例のフォーカス及びトラッキング
サーボアクチュエータが組み込まれた小型光磁気ディス
ク装置の一例の記録再生動作説明図である。
図に示すように、第2の従来例の小型光磁気ディスク装
置61は、上述の第1の従来例の装置41に比して、ト
ラッキングサーボアクチュエータ及びフィード装置のみ
が異なるものであるから、上述の第1の従来例と同様部
分には同一符号を付して、その説明を省略する。
即ち、この第2の従来例のディスク装置61は、第1の
従来例のディスク装置41における前記トラッキングサ
ーボアクチュエータ52を省略し、前記フォーカスサー
ボ動作をフォーカスサーボアクチュエータ71により行
わせると共に、前記トラッキングサーボ動作及びフィー
ド動作をフィード装置69により兼用して行わせるもの
である。
この第2の従来例における光学記録再生装置67の可動
部ユニット67−2は、前述の第1の従来例における可
動部ユニット47−2に対してトラッキングサーボアク
チュエータ52を削除したもので、フィード装置69の
可動部69bに搭載されている。このフィード装置69
は、可動部69bが、ベース65に固定されたりニアモ
ータ69aの駆動力により一軸受69cを介して図示し
ないガイドレールに沿って前記ディスク2の径方向に移
動し、前述のフィード動作と共に、前述のトラッキング
サーボ動作をも併せて行わせるものである。
(発明が解決しようとする課題) 以上の構成の第1の従来例の小型光磁気ディスク装置4
1において、前記フィード装置49の可動部49bに搭
載された前記光学記録再生装置47の可動部ユニット4
7−2は、その重量が大きく、又、前記トラッキングサ
ーボアクチュエータ52とフィード装置49とを切り換
えて前記サーチ動作を行うため、アクセススピードが遅
いという問題点があった。又、このトラッキングサーボ
アクチュエータ52は、その動作が前記フォーカスサー
ボアクチューエータ51の板ばねを介して、前記対物レ
ンズ12を前記ディスク2の径方向に振るものであるか
ら、トラッキングサーボ特性に2次共振が現れ、制御性
が悪いという問題点があった。更に、この可動部ユニッ
ト47−2及びフィード装置49は、部品点数が多いた
め、この部分の形状が大きくなるという問題点があった
この形状が大きいことは、前記ディスク装置41を小型
・軽量化する場合に障害となる。又、この部品点数が多
いことにより、コスト高になるという問題点があった。
又、第2の従来例の小型光磁気ディスク装置61におい
て、前記フィード装置69は、前記可動部69bを移動
させるための前記軸受69cの静及び動摩擦抵抗が、そ
の構造のため大きいことにより、前記トラッキングサー
ボ動作のリニアリティが悪くなり、周波数特性も悪くな
り、制御性が悪いという問題点があった。更に、このフ
ィード装置69は、軸受69cが使用時間の経過と共に
磨耗し、摩擦抵抗が変化するから、信頼性に欠けるとい
う問題点があった。
本発明は、上記の点に着目してなされたもので、アクセ
ススピードが早く、制御性が良く、高信頼性であり、し
かも、小型・軽量化、コストダウンが可能な、光磁気デ
ィスク装置等の光デイスク装置に使用される光学記録再
生装置に組み込まれるフォーカス及びトラッキングサー
ボアクチュエータを提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明のフォーカス及びトラッキングサーボアクチュエ
ータは、少なくともレーザ光を放射する発光素子と先デ
ィスクからの反射光から検出信号を得る受光素子とを備
えた固定部ユニットと、前記固定部ユニットからの光束
の光軸を直角上方に変換する立上げプリズムとこの直角
上方に変換された光束の光軸上に配置された対物レンズ
とを備えた可動部ユニットとからなる光学記録再生装置
に組み込まれ、前記対物レンズを前記ディスクの垂直方
向に移動させフォーカスサーボ動作を行わせると共に、
この対物レンズ又はこの対物レンズ及び前記立上げプリ
ズムをこのディスクの径方向に移動させトラッキングサ
ーボ動作とフィード動作とを行わせるフォーカス及びト
ラッキングサーボアクチュエータにおいて、フォーカス
サーボ用コイル及びトラッキングサーボ・フィード兼用
コイルが固定された前記対物レンズを保持する第1の可
動部と、トラッキング・フィード方向に移動可能に支持
された前記立上げプリズムを保持する第2の可動部と、
前記第1の可動部と第2の可動部とを接続するフォーカ
ス方向に変位可能な板ばね及び前記トラッキング・フィ
ード方向に変位可能な相対運動に対して弾発的に支持さ
れた軸と軸受と、前記フォーカスサーボ用コイル及びト
ラッキングサーボ・フィード兼用コイルに鎖交する磁界
を形成するフォーカスサーボ用とトラッキングサーボ・
フィード用との兼用のベースに固定された界磁部とを備
えるよう構成したものである。
(実施例) 本発明のフォーカス及びトラッキングサーボアクチュエ
ータは、フォーカスサーボ用コイル及びトラッキングサ
ーボ・フィード兼用コイルが固定された前記対物レンズ
を保持する第1の可動部と、トラッキング・フィード方
向に移動可能に支持された前記立上げプリズムを保持す
る第2の可動部と、この第1の可動部と第2の可動部と
を接続するフォーカス方向に変位可能な板ばね及びトラ
ッキング・フィード方向に変位可能な相対運動に対して
弾発的に支持された軸と軸受と、このフォーカスサーボ
用コイル及びトラッキングサーボ・フィード兼用コイル
に鎖交する磁界を形成するフォーカスサーボ用とトラッ
キングサーボ・フィード用との兼用のベースに固定され
た界磁部とを備えたものである。
第1図は、本発明のフォーカス及びトラッキングサーボ
アクチュエータの一実施例を示す構成図で、同図(A)
はベースを取り去った場合の斜視図、同図(B)は側断
面図、同図(C)は一部破断底面図である。
又、第2図は、第1図のアクチュエータが組み込まれた
小型光磁気ディスク装置の一例の記録再生動作説明図で
ある。
第2図に示すように、本発明の一実施例のフォーカス及
びトラッキングサーボアクチュエータ20が組み込まれ
た小型光磁気ディスク装置1は、前述の第1及び第2の
従来例のアクチュエータ50及び71が組み込まれたデ
ィスク装置41及び61に比して、フォーカスサーボア
クチュエータ及びトラッキングサーボアクチュエータ、
フィード装置のみが異なるものであるから、前述の従来
例における説明と同様部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
このディスク装置1に組み込まれた本発明の一実施例の
フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータ20
は、フォーカスサーボアクチュエータ21とトラッキン
グサーボアクチュエータ27とが一体的に構成されたも
のであり、前述のディスク装置41及び61における前
記フィード装置4つ及び69を省略し、前述のトラッキ
ングサーボ動作及びフィード動作を、このトラッキング
サーボアクチュエータ27により兼用して行わせるもの
であり、このディスク装置1における光学記録再生装置
7の可動部ユニット7−2に組み込まれている。
このアクチュエータ20は、フォーカスサーボ用コイル
及びトラッキングサーボ争フィード兼用コイルにより駆
動される、前記対物レンズ12を保持するレンズホルダ
と、ベース5に固定されたリニアボールベアリングによ
りトラッキング・フィード方向にスライド可能に支持さ
れた、前記立上げプリズム11を保持する可動部ベース
と、このレンズホルダと可動部ベースとを接続する、フ
ォーカスサーボ用の板ばね及びトラッキングサーボ用の
ダンパにより弾発的に支持された軸と軸受と、このフォ
ーカスサーボ用コイル及びトラッキングサーボ・フィー
ド兼用コイルにそれぞれ鎖交する磁界を形成するフォー
カスサーボ用とトラッキングサーボ・フィード用との兼
用の、ベース5に固定された界磁部である固定部とを備
えたもので、このトラッキングサーボアクチュエータ2
7は、トラッキングサーボ動作がトラッキングサーボ用
の軸と軸受による変位により行われ、フィード動作が主
としてリニアボールベアリングのスライドにより行われ
、前記光スポット17を前記ディスク2の記録領域3の
外径から内径迄の範囲に移動可能とするように構成され
ている。
第2図におけるこのアクチュエータ20の構成は、その
動作原理の説明用に概略を記したものであるが、実際の
構成は第1図のようになっている。
第1図に示すように、本発明の一実施例のフォーカス及
びトラッキングサーボアクチュエータ20は、前述の如
く、フォーカスサーボアクチュエータ21とトラッキン
グサーボアクチュエータ27とが一体的に構成されたも
ので、両者の可動部22と33とが、両者の兼用の固定
部28とそれぞれ協働して、前記フォーカスサーボ動作
とトラッキングサーボ・フィード動作とを行うものであ
る。
このトラッキングサーボアクチュエータ27は、固定部
28と可動部33とから構成されており、この固定部2
8は、板厚方向に着磁された長方形の板状のマグネット
29、長方形の鉄板製のバックヨーク30、角柱状の鉄
製のヨーク31、鉄板製のスペーサ32A、32B等か
ら構成されている。
このマグネット29は、前記光学記録再生装置7の固定
部ユニット7−1からのレーザ光の光束16Aの左側で
この光束16Aに対して平行となるように、その外面が
、前記ベース5の下面に上端面が固定されたバックヨー
ク30の内面に固定されている。前記ヨーク31は、そ
の外面が、マグネット29の内面と所定の空隙を保って
平行となるように、外面の両端がそれぞれ、マグネット
29の両端とそれぞれ所定の空隙を置いてバックヨーク
30の内面の両端にそれぞれ外端面が固定された前記ス
ペーサ32A及び32Bの内端面に周定されている。
前記可動部33は、角筒状の空心のコイル34、樹脂製
のレンズホルダ35、輔36、リング状のゴム板製のダ
ンパ37A、37B、四角形のゴム板製のダンパ37C
,37D、37E、37F。
樹脂製の可動部ベース38、リニアボールベアリング3
9等から構成されている。
このコイル34は、その中空部の内周が所定の空隙を保
って前記ヨーク31によって挿通されており、その内側
外周面がレンズホルダ35のコイルホルダ部35bの外
面に固定されている。
このレンズホルダ35は、前記固定部ユニット7−1か
らのレーザ光の光束16Aの左側に配置されたコイルホ
ルダ部35b5この光束16Aの右側に配置された中央
部断面形状がコ字状の軸ホルダ部35c、この両者の上
端面間を連結する連結部の上面中央部に突出された円筒
状のレンズホルダ部35a等が一体的に形成されたもの
で、このコイルホルダ部35bの外面には、上述の如く
、コイル34が固定されている。このレンズホルダ部3
5aの内周上端部には、前記立上げプリズム11により
直角上方に変換された光束の光軸上に中心が位置する、
前記対物レンズ12が固定されている。又、前記軸ホル
ダ部35cの上辺部及び下辺部の中央部には、前記軸3
6の上端部及び下端部が固定されており、この軸36は
、コ字状の軸ホルダ部35cの中空部に挿入された、後
述する軸受体24の軸受部24aにより、回転自在に軸
支されている。
前記可動部ベース38は、ベース部38a1板ばねホル
ダ部38b1立上げプリズムホルダ部38cが一体的に
形成されたもので、このベース部38aは、その上面が
前記リニアボールベアリング39の可動部39bの下面
に固定されており、その内側端面が、前記ベース5の下
面に固定されたこのベアリング39の固定部39aの内
面よりも内側迄延びて、板ばねホルダ部38b及び立上
げプリズムホルダ部38cとそれぞれ結合されている。
この板ばねホルダ部38bは、ベース部38aの上面に
垂直に、固定部39aの内面とその外面が所定の空隙を
保って平行に配置された板状体であり、その内面には、
前記軸受体24を保持する、後述するフォーカスサーボ
用板ばね25^及び25Bの固定端が、垂直に固定され
ている。
又、前記立上げプリズムホルダ部38cは、軸受体24
、板ばね25B1前記レンズホルダ35の下方に配置さ
れ、その一端が、ベース部38aの内側端面に結合され
ており、その他端側の先端部には、前記固定部ユニット
7−1からの光束16Aに対応させて配置された、この
光束16Aの光軸を直角上方に変換する前記立上げプリ
ズム11が固定されている。この立上げプリズム11は
、レンズホルダ35の前記連結部の下面、前記コイルホ
ルダ部35b及び軸ホルダ部35cの内面間に形成され
た中空部に、所定の空隙を保って挿入されている。
前記リニアボールベアリング39は、前記可動部39b
のスライド方向が、前記光束16Aの光軸と平行になる
ように配置され、前記軸36及び軸受体24と共に、レ
ンズホルダ35を、この光束16Aの光軸方向に移動可
能とするものである。
一方、前記フォーカスサーボアクチュエータ21は、可
動部22と前述の固定部28とから構成されており、こ
の可動部22は、2個のL字形の空心のコイル23A及
び23B1樹脂製の軸受体24.2枚の前記板ばね25
A及び25B等から構成されている。
このコイル23A及び23Bはそれぞれ、平板状でほぼ
正方形に巻かれた空心のコイルの中央部を直角に折り曲
げてL字形に形成したもので、前記トラッキングサーボ
アクチュエータ27のコイル34の外周に重ねて固定さ
れている。即ち、このコイル23A及び23Bは、それ
ぞれ一方のコイル辺がコイル34の上面及び下面に、そ
れぞれ他方のコイル辺が前記マグネット29及びヨーク
31間の空隙中にマグネット29の内面と所定の空隙を
保って配置されている。
前記軸受体24は、前記可動部ベース38の板ばねホル
ダ部38bと平行に配置された板状の板ばね保持部24
bと、この板ばね保持部24bの内面の上下方向中央部
に垂直に突出された前記軸受部24aとが一体的に形成
されたものである。
この板ばね保持部24bの外面の上及び下端部には、前
記板ばね25A及び25Bの可動端が、垂直に固定され
ている。前記軸受部24aの中央部には、上下方向の貫
通穴である軸受穴が形成されており、この軸受穴には、
前記軸36が遊合されている。
前記板ばね25A及び25Bは、それぞれ水平に、互い
に平行に配置され、前記軸受体24、従って前記レンズ
ホルダ35を、前記立上げプリズム11により直角上方
に変換された光束の光軸方向にのみ移動可能とするもの
である。なお、この板ばね25A及び25Bには、有害
振動をダンピングさせるため、ゴム製のダンピング材2
6A及び26Bがそれぞれ接着されている。
又、前記軸受部24aと前記レンズホルダ35の軸ホル
ダ部35cの上辺部及び下辺部との間には、両者間の上
下方向の遊びを押さえるため、前記ダンパ37A及び3
7Bがそれぞれ挿入されている。又、前記板ばね保持部
24bの内面の4隅と、この軸ホルダ部35cの上辺部
及び下辺部の外端面両端部との間には、前記ダンパ37
C137D、37E、37Fがそれぞれ固定されている
。従って、前記軸受部24aの軸受穴に対する前記軸3
6の回転運動は、このダンパ37C937D、37E、
37Fの撓み量に対応した微小なものであり、この微小
な回転運動に伴う前記対物レンズ12の移動方向は、前
記光束16Aの光軸方向と見なしても支障がない。この
回転運動に伴う対物レンズ12の移動範囲が、前述のト
ラッキングサーボ運動に対応したものとなるように、ダ
ンパ37C,37D、37E、37Fの材質、硬度、形
状等は調整されている。
そして、前記フォーカスサーボアクチュエータ21のコ
イル23A及び23Bに前記フォーカスサーボ信号を流
すことにより、前記マグネット29及びヨーク31間の
空隙中の磁界中に配置された、このコイル23A及び2
3Bのコイル辺が発生する電磁力によって、このコイル
23A及び23Bは、前記板ばね25A及び25Bの変
位に伴い、上下方向に微小に移動し、従って、対物レン
ズ12は、前記立上げプリズム11により直角上方に変
換された光束の光軸上を移動し、この対物レンズ12に
よる前記光スポット17の焦点を前記ディスク2の垂直
方向に移動させることによって、前述のフォーカスサー
ボ動作が行われる。
又、前記トラッキングサーボアクチュエータ27のコイ
ル34に前記トラッキングサーボ信号を流すことにより
、マグネット29及びヨーク31間の空隙中の磁界中に
配置された、このコイル34のコイル辺が発生する電磁
力によって、このコイル34は、前記軸36の回転運動
に伴い、マグネット29及びヨーク31の長手方向に微
小に移動し、従って、対物レンズ12は、前記光束16
Aの光軸方向に移動し、光スポット17をディスク2の
径方向に移動させることによって、前述のトラッキング
サーボ動作が行われる。同様に、このコイル34に前記
フィード信号を流すことにより、前記リニアボールベア
リング39の可動部39bのスライドに伴い、前記立上
げプリズム11及び対物レンズ12は、光束16Aの光
軸方向に移動し、光スポット17をディスク2の前記記
録領域3の外径から内径迄の範囲に移動させることによ
って、前述のフィード動作が行われる。
以上の構成よりなる本発明の一実施例のフォーカス及び
トラッキングサーボアクチュエータ20は、前述の第1
の従来例に比して、トラッキングサーボ・フィード兼用
のコイル34が、フォーカスサーボ用板ばね等を介さず
に対物レンズ12を直接駆動するものであり、又、フォ
ーカスサーボ用の前記板ばね25A及び25Bの幅寸法
を広く取ることが可能であるから、前述の2次共振等も
なく、前記トラッキングサーボ動作及びフィード動作に
おいて応答性、制御性の優れたものとなる。
又、トラッキングサーボ用に板ばねを使用せず、前記軸
36及び軸受部24aにより、対物レンズ12をトラッ
キングφフィード方向にのみ変位させるものであるから
、トラッキングサーボ動作において制御性の優れたもの
となる。更に、トラッキングサーボ動作とフィード動作
とが、前記トラッキングサーボアクチュエータ27によ
り兼用して行われるものであるから、アクセススピード
が向上する。
又、前述の第2の従来例に比して、トラッキングサーボ
動作は、前記軸36及び軸受部24aによる変位によっ
て行われ、微小範囲のフィード動作も同様に行われるか
ら、前記リニアボールベアリング39の動作頻度は減少
し、磨耗が減少し、信頼性が向上する。なお、このトラ
ッキングサーボ動作及びフィード動作の応答特性向上の
ため、輔36及び軸受部24aの変位特性とリニアボー
ルベアリング39の内部負荷特性との関係は、前記ダン
パ37C,37D、37E、37Fの材質、硬度、形状
等により、容易に調整可能である。
又、フィード動作用の前記フィード装置49゜69のり
ニアモータ49a、69aを要さず、界磁部である前記
固定部28が、前記フォーカスサーボアクチュエータ2
1用とトラッキングサーボアクチュエータ27用との兼
用であるから、前記ディスク装置1の小型・軽量化、コ
ストダウンが可能となる。
(発明の効果) 以上のような構成よりなる本発明のフォーカス及びトラ
ッキングサーボアクチュエータは、アクセススピードが
速く、制御性がよく、高信頼性であるから、この本発明
のアクチュエータが組み込まれた光デイスク装置の性能
、品質が向上する。
又、小型・軽量化が可能であるから、使い勝手が向上す
る。又、コストダウンが可能であるから、機能対コスト
比が向上する。又、トラッキングサーボ動作及びフィー
ド動作の応答特性の設定が容易であるから、設計の自由
度が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフォーカス及びトラッキングサーボア
クチュエータの一実施例を示す構成図で、同図(A)は
ベースを取り去った場合の斜視図、同図(B)は側断面
図、同図(C)は一部破断底面図、第2図は第1図のア
クチュエータが組み込まれた小型光磁気ディスク装置の
一例の記録再生動作説明図、第3図は第2図、第4図及
び第5図のディスク装置で使用される従来の小型光磁気
ディスクの一例を示す構成図で、同図(A)は底面図、
同図(B)は部分拡大断面図、第4図は第1の従来例の
フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータが組
み込まれた小型光磁気ディスク装置の一例の記録再生動
作説明図、第5図は第2の従来例のフォーカス及びトラ
ッキングサーボアクチュエータが組み込まれた小型光磁
気ディスク装置の一例の記録再生動作説明図である。 1・・・小型光磁気ディスク装置、 2・・・小型光磁気ディスク(光ディスク)、5・・・
ベース、7・・・光学記録再生装置、7−1・・・固定
部ユニット、 7−2・・・可動部ユニット、 8・・・レーザ発振器(発光素子)、 11・・・立上げプリズム、12・・・対物レンズ、1
5A、15B・・・フォトダイオード(受光素子)、2
0・・・フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエ
ータ、 21・・・フォーカスサーボアクチュエータ、23A、
23B・・・コイル(フォーカスサーボ用コイル)、 24・・・軸受体、24a・・・軸受部(軸受)、25
A、25B・・・板ばね、 27・・・トラッキングサーボアクチュエータ、28・
・・固定部(界磁部)、 34・・・コイル(トラッキングサーボ・フィード兼用
コイル)、 35・・・レンズホルダ(第1の可動部)、36・・・
軸、37A、37B、37C,37D、37E。 37F・・・ダンパ、 38・・・可動部ベース(第2の可動部)、39・・・
リニアボールベアリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  少なくともレーザ光を放射する発光素子と光ディスク
    からの反射光から検出信号を得る受光素子とを備えた固
    定部ユニットと、前記固定部ユニットからの光束の光軸
    を直角上方に変換する立上げプリズムとこの直角上方に
    変換された光束の光軸上に配置された対物レンズとを備
    えた可動部ユニットとからなる光学記録再生装置に組み
    込まれ、前記対物レンズを前記ディスクの垂直方向に移
    動させフォーカスサーボ動作を行わせると共に、この対
    物レンズ又はこの対物レンズ及び前記立上げプリズムを
    このディスクの径方向に移動させトラッキングサーボ動
    作とフィード動作とを行わせるフォーカス及びトラッキ
    ングサーボアクチュエータにおいて、フォーカスサーボ
    用コイル及びトラッキングサーボフィード兼用コイルが
    固定された前記対物レンズを保持する第1の可動部と、
    トラッキング・フィード方向に移動可能に支持された前
    記立上げプリズムを保持する第2の可動部と、前記第1
    の可動部と第2の可動部とを接続するフォーカス方向に
    変位可能な板ばね及び前記トラッキング・フィード方向
    に変位可能な相対運動に対して弾発的に支持された軸と
    軸受と、前記フォーカスサーボ用コイル及びトラッキン
    グサーボ・フィード兼用コイルに鎖交する磁界を形成す
    るフォーカスサーボ用とトラッキングサーボ・フィード
    用との兼用のベースに固定された界磁部とを備えたこと
    を特徴とするフォーカス及びトラッキングサーボアクチ
    ュエータ。
JP681790A 1989-07-28 1990-01-16 フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータ Pending JPH03212825A (ja)

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