JPH0612794A - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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JPH0612794A
JPH0612794A JP19014292A JP19014292A JPH0612794A JP H0612794 A JPH0612794 A JP H0612794A JP 19014292 A JP19014292 A JP 19014292A JP 19014292 A JP19014292 A JP 19014292A JP H0612794 A JPH0612794 A JP H0612794A
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magneto
optical disk
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field head
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Mamoru Osato
衛 大里
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型の磁界ヘッドを光磁気ディスクに対して
サブミクロンオーダの隙間を保って光学ヘッドと一体に
光磁気ディスクのほぼ半径方向に移動させることができ
るようにすること。 【構成】 小型磁界ヘッド6を光学ヘッド5と一体に光
磁気ディスク4の半径方向に移動させるようにし、2本
のガイド軸26によって光磁気ディスク4に対する磁界
ヘッド6の隙間Gを保障するように構成したことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁界ヘッドと光学ヘッ
ドとを用いて、光磁気ディスクに情報の記録、再生を繰
り返し行うことができるようにした光磁気ディスク装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、光磁気ディスク装置では、光
磁気ディスクの一方の面であるMO膜側にマグネットと
コイルとからなる磁界ヘッドを近接し、光磁気ディスク
の他方の面であるガラス板側に光学ヘッドを近接して配
置する。そして、光磁気ディスクに情報を再記録(オー
バーライト)する場合には、磁界ヘッドによって光磁気
ディスクのMO膜の磁界を反転して、情報を消去した
後、光学ヘッドで情報の書き込みを行うことにより、光
磁気ディスクに情報の記録(書き込み)、再生(読み取
り)を繰り返し行うことができるようになされている。
【0003】そして、従来の光磁気ディスク装置とし
て、例えば特開昭63−2660号公報に見られるよう
に、光磁気ディスクの半径方向のほぼ全巾に亘って長く
配置された大型のマグネットとその外周に配置された大
型のコイルとからなる大型の磁界ヘッドを用い、マグネ
ットを光磁気ディスクの半径方向に沿った回転中心の周
りに反転させることにより、MO膜の磁界を反転させる
ようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のよう
に、大型の磁界ヘッドを用いる光磁気ディスク装置は、
小型、軽量化の大きな障害となる。大型のマグネットを
反転する磁界ヘッドでは、マグネットと光磁気ディスク
のMO膜との間の隙間を大きく取らなければならず、大
型のコイルも必要となり、消費電力が大きくなる。大型
で重量の重いマグネットを反転させる方式では、アクセ
スタイムを速くできない等の問題があった。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、小型の磁界ヘッドを光磁気ディス
クに対してサブミクロンオーダの隙間を保って光学ヘッ
ドと一体に光磁気ディスクのほぼ半径方向に移動させる
ことができるようにした光磁気ディスク装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の光磁気ディスク装置は、光磁気ディスクの
両側から対向する光学ヘッド及び小型の磁界ヘッドを上
記光磁気ディスクのほぼ半径方向に一体に移動させるヘ
ッド移動機構と、上記光磁気ディスクに対する上記磁界
ヘッドの隙間を保障するガイド機構とを備えたものであ
る。この際、上記磁界ヘッドを上記ガイド機構のガイド
部に上記光磁気ディスクとは反対側から弾性的に押圧す
るサスペンションを設けること、上記ガイド部を平行状
に一対設け、上記サスペンションの先端にジンバルを介
して上記磁界ヘッドを取り付けること、上記磁界ヘッド
を負圧スライダーに取り付けることが好ましい。
【0007】
【作用】上記のように構成された本発明の光磁気ディス
ク装置は、ヘッド移動機構によって磁界ヘッドを光学ヘ
ッドと一体に光磁気ディスクのほぼ半径方向に移動させ
るので、小型の磁界ヘッドを用いることができる。しか
も、この小型の磁界ヘッドの光磁気ディスクに対する隙
間を保障するガイド部材を設けたので、この小型の磁界
ヘッドを光磁気ディスクに対してサブミクロンオーダの
隙間を保って光学ヘッドと一体に光磁気ディスクのほぼ
半径方向に移動させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を適用した光磁気ディスク装置
の一実施例を図を参照して説明する。
【0009】まず、図5〜図7によって、光磁気ディス
ク装置1の概要を説明する。
【0010】シャーシ2上にスピンドルモータ3が取り
付けられ、そのスピンドル3aに水平に固着された光磁
気ディスク4がスピンドルモータ3によって例えば矢印
a方向に高速で回転駆動されるように構成されている。
【0011】光磁気ディスク4の下部に光学ヘッド5が
上向きで垂直に配置され、その光学ヘッド5に対向され
た小型の磁界ヘッド6が光磁気ディスク4の上部に下向
きで垂直に配置されている。
【0012】光学ヘッド5と磁界ヘッド6を一体に光磁
気ディスク4の半径方向である矢印b方向に移動するヘ
ッド移動機構8は、キャリッジ9の先端に光学ヘッド5
を取り付け、キャリッジ9上に板バネからなるサスペン
ション10を固着し、そのサスペンション10の先端1
0aの下部に磁界ヘッド6を取り付けている。そして、
キャリッジ9はシャーシ2上に水平に敷設された2本の
平行なガイド軸12間に複数のガイドローラ13を介し
て水平に架設されて矢印b方向に移動自在に構成されて
いる。そして、キャリッジ9の駆動手段を構成するリニ
アモータ14は、シャーシ2上にガイド軸12と平行に
固着されたマグネット15、ヨーク16、17と、キャ
リッジ9の側面に固着されてヨーク17の外周に挿入さ
れたコイル18とによって構成されている。
【0013】このヘッド移動機構8によれば、リニアモ
ータ14によってキャリッジ9を2本のガイド軸12に
沿って矢印b方向に駆動することにより、キャリッジ9
及びサスペンション10を介して光学ヘッド5と磁界ヘ
ッド6とを一体に光磁気ディスク4と平行な矢印b方向
に移動させる。そして、半導体レーザー19等から光学
ヘッド5にガイド軸12と平行に照射されたレーザー光
20が光学系21及び対物レンズ22を通して光磁気デ
ィスク4のガラス板側に下方から垂直に照射されて、磁
界ヘッド6による光磁気ディスク4のMO膜の磁界の反
転動作との関連によって、光磁気ディスク4の記録、再
生が行われるように構成されている。
【0014】次に、図1〜図5によって、磁界ヘッド6
のガイド機構24を説明する。
【0015】図5に示すように、シャーシ2上に取り付
けられたガイドベース25が光磁気ディスク4の上部に
水平に配置され、このガイドベース25の一対のガイド
軸取付部25aに前記2本のガイド軸12と平行なガイ
ド部である2本のガイド軸26の両端が光磁気ディスク
4の上部位置でその半径方向のほぼ全巾に亘って水平に
架設されている。
【0016】なお、図4に示すように、2本のガイド軸
26の両端は、ガイド軸取付部25aに高さ調整ネジ2
7と高さ調整バネ28によって取り付けられていて、高
さ調整ネジ27の調整によって、2本のガイド軸26の
光磁気ディスク4に対する高さ及び平行度を高精度に調
整できるように構成されている。
【0017】次に、図1〜図3に示すように、サスペン
ション10は断面コ字状の板バネによって構成されてい
て、その先端10aに2本のガイド軸26と直交する水
平な支持棒29が溶接されて、この支持棒29の両端が
2本のガイド軸26上に矢印b方向に摺動自在に載置さ
れている。なお、図4に示すように、2本のガイド軸2
6の外周にはグリースや樹脂コート等による低摩擦部材
30が付設されていて、これらのガイド軸26上での支
持棒29の摺動性を向上させている。
【0018】次に、サスペンション10の先端10aの
下面にジンバル31を介して負圧スライダー32が取り
付けられている。このジンバル31はサスペンション1
0の先端10aの下面にスポット溶接33された本体3
1aと、その本体31aにほぼコ字状の切欠き31bに
よって切り欠かれた可動片31cとを有し、可動片31
cの下面に負圧スライダー32が接着34されている。
そして、可動片31cは矢印b方向に対して直交してお
り、サスペンション10による負圧スライダー32の矢
印b方向への移動時に振動が発生しにくい構造に構成さ
れている。
【0019】そして、図1に示すように、負圧スライダ
ー32の下面の中央部に、マグネット6aとコイル6b
とによって構成された小型の磁界ヘッド6が埋設されて
いる。
【0020】なお、図1に示すように、光磁気ディスク
4はガラス板4aの上面にMO膜4bが塗布され、その
上面にUVコート4cが形成されたものである。
【0021】以上のように構成された光磁気ディスク装
置1によれば、図1に示すように、サスペンション10
の弾性付勢力によって磁界ヘッド6が下方である矢印c
方向に弾性付勢されて、支持棒29の両端が2本のガイ
ド軸26上に光磁気ディスク4とは反対側から弾性的に
押圧されている。
【0022】また、光磁気ディスク4が矢印a方向に高
速で回転駆動されると、その表面に発生した空気流35
が負圧スライダー32の下面に形成されている負圧作用
部32aに流入して、負圧スライダー32と光磁気ディ
スク4との間に負圧を発生し、その負圧作用によって負
圧スライダー32を矢印c方向に付勢する。
【0023】この結果、支持棒29の両端が2本のガイ
ド軸26上に安定良く矢印c方向から押圧されて、磁界
ヘッド6のマグネット6aと光磁気ディスク4のMO膜
4bとの間の隙間Gが0.1〜0.2μm程度のサブミ
クロンオーダに高精度に規制される。
【0024】そして、図2に示すように、サスペンショ
ン10によって磁界ヘッド6を矢印b方向に移動する
際、2本のガイド軸26によって上記隙間Gが終始安定
して保持される。
【0025】しかもこの際、支持棒29が2本のガイド
軸26上で安定良く矢印b方向に摺動できるのに対し
て、サスペンション10の先端10aの下面にジンバル
31を介して負圧スライダー32及び磁界ヘッド6が取
り付けられているので、負圧スライダー32は光磁気デ
ィスク4の表面のうねり(歪み)に応じてサスペンショ
ン10に対して図1で矢印d方向に自由に揺動すること
ができるので、負圧スライダー32及び磁界ヘッド6の
スピンドルモータ3に対する平行度を高精度に保つこと
ができる。
【0026】このように、上記隙間Gをサブミクロンオ
ーダに高精度に保つことができるので、磁界ヘッド6の
コイル6bの小型化が可能であり、周波数特性が向上す
るので、光磁気ディスク4のMO膜4bの磁界を反転さ
せるのに要する消費電力を小さくできる。
【0027】そして、磁界ヘッド6の小型、軽量化が可
能であり、光学ヘッド5及び磁界ヘッド6の矢印b方向
のアクセスタイムを速くできる。
【0028】それでいて、上記隙間Gは2本のガイド軸
26によって高精度に保つことができるから、振動や衝
撃に対して非常に強く、磁界ヘッド6が光磁気ディスク
4に不測に衝突して双方がダメージを受けることが全く
ない上に、光磁気ディスク4の表面材料であるUVコー
ト4cの材料やその平面度の許容範囲を大きくとれる。
【0029】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0030】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の光磁気
ディスク装置は次のような効果を奏する。
【0031】小型の磁界ヘッドを光磁気ディスクに対し
てサブミクロンオーダの隙間を保って光学ヘッドと一体
に光磁気ディスクのほぼ半径方向に移動させることがで
きるようにしたので、磁界ヘッドのコイルを小さくで
き、周波数特性が向上するので、消費電力を小さくでき
る。
【0032】磁界ヘッドの小型、軽量化が可能であるか
ら、磁界ヘッド及び光学ヘッドのアクセスタイムを速く
できる。
【0033】振動や衝撃に対して非常に強く、磁界ヘッ
ドと光磁気ディスクとの衝突を完全に防止することがで
きるので、安全性、信頼性が非常に高い。
【0034】磁界ヘッドが光磁気ディスクに衝突や接触
する危険が全くないので、光磁気ディスクの表面材料や
その平坦度の許容範囲を大きく取ることができて、光磁
気ディスクの作成が容易になる。
【0035】小型の磁界ヘッドを用いることができるの
で、光磁気ディスク装置の小型、軽量化を促進できる。
【0036】サスペンションによって磁界ヘッドをガイ
ド機構のガイド部に光磁気ディスクとは反対側から弾性
的に押圧したり、ガイド部を平行状に一対設け、サスペ
ンションの先端にジンバルを介して磁界ヘッドを取り付
けたり、磁界ヘッドを負圧スライダーに取り付ければ、
光磁気ディスクに対する磁界ヘッドの隙間及び光磁気デ
ィスクの表面に対する磁界ヘッドの平行度を高精度に保
障することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光磁気ディスク装置の
要部を示す図2のA−A矢視での断面側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のサスペンションを除去した平面図であ
る。
【図4】ガイド軸の高さ調整機構を示す断面側面図であ
る。
【図5】光磁気ディスク装置全体の一部切欠き平面図で
ある。
【図6】図5のB−B矢視での断面側面図である。
【図7】図5のC−C矢視での断面側面図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク装置 4 光磁気ディスク 5 光学ヘッド 6 磁界ヘッド 8 ヘッド移動機構 9 キャリッジ 10 サスペンション 11 ジンバル 24 ガイド機構 26 ガイド軸 29 支持棒 32 負圧スライダー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光磁気ディスクの両側から対向する光学ヘ
    ッド及び小型の磁界ヘッドを上記光磁気ディスクのほぼ
    半径方向に一体に移動させるヘッド移動機構と、 上記光磁気ディスクに対する上記磁界ヘッドの隙間を保
    障するガイド機構とを備えた光磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】上記磁界ヘッドを上記ガイド機構のガイド
    部に上記光磁気ディスクとは反対側から弾性的に押圧す
    るサスペンションを設けたことを特徴とする請求項1記
    載の光磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】上記ガイド部を平行状に一対設け、上記サ
    スペンションの先端にジンバルを介して上記磁界ヘッド
    を取り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の光
    磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】上記磁界ヘッドを負圧スライダーに取り付
    けたことを特徴とする請求項2又は3記載の光磁気ディ
    スク装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5879139A (en) * 1995-07-07 1999-03-09 Tokyo Electron Limited Vacuum pump with gas heating
US5924841A (en) * 1995-09-05 1999-07-20 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Turbo molecular pump
US6435847B2 (en) 1997-07-22 2002-08-20 Koyo Seiko Co., Ltd. Turbo-molecular pump
US6793466B2 (en) * 2000-10-03 2004-09-21 Ebara Corporation Vacuum pump
US10161404B2 (en) 2014-06-04 2018-12-25 Shimadzu Corporation Turbo-molecular pump
US10907653B2 (en) 2015-11-16 2021-02-02 Edwards Japan Limited Vacuum pump

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