JP2776672B2 - 分離型光学的情報記録再生装置 - Google Patents
分離型光学的情報記録再生装置Info
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- JP2776672B2 JP2776672B2 JP681292A JP681292A JP2776672B2 JP 2776672 B2 JP2776672 B2 JP 2776672B2 JP 681292 A JP681292 A JP 681292A JP 681292 A JP681292 A JP 681292A JP 2776672 B2 JP2776672 B2 JP 2776672B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスク等の記
録媒体に光ビームを照射することによって、光学的に情
報の記録・再生あるいは消去を行うことができる光ピッ
クアップ等の光学的情報記録再生装置に関する。
録媒体に光ビームを照射することによって、光学的に情
報の記録・再生あるいは消去を行うことができる光ピッ
クアップ等の光学的情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は光磁気ディスクに対して情報の記
録・再生を行う光ピックアップの一従来例を示す。この
光ピックアップは光学部品等の全ての部品が一体化され
た、いわゆる一体型の光ピックアップである。
録・再生を行う光ピックアップの一従来例を示す。この
光ピックアップは光学部品等の全ての部品が一体化され
た、いわゆる一体型の光ピックアップである。
【0003】この光ピックアップは、記録媒体1aを備
えた光磁気ディスク1を回転させるモータ2と、記録ま
たは再生時に光磁気ディスク1に光ビーム3を照射する
光学ヘッド4と、記録時に光ビーム3の照射される表面
とは反対側の表面から光磁気ディスク1に磁界を印加す
るコイル5とを備えている。
えた光磁気ディスク1を回転させるモータ2と、記録ま
たは再生時に光磁気ディスク1に光ビーム3を照射する
光学ヘッド4と、記録時に光ビーム3の照射される表面
とは反対側の表面から光磁気ディスク1に磁界を印加す
るコイル5とを備えている。
【0004】光学ヘッド4は、光ビーム3を水平方向或
は垂直方向に出射するレーザー光源6と、該レーザー光
源6から出射された光ビーム3を光磁気ディスク1に対
して垂直方向になるように反射するミラー7と、該ミラ
ー7で反射された光ビーム3を光磁気ディクス1の記録
媒体1a上で集光させて光スポットを形成する対物レン
ズ8と、該対物レンズ8を光磁気ディスク1に対して接
離移動させる対物レンズ駆動装置10とを備えている。
対物レンズ8の接離移動は、光スポットの位置をフォー
カス方向に移動させるために行われる。すなわち、フォ
ーカシングサーボを行うために移動される。
は垂直方向に出射するレーザー光源6と、該レーザー光
源6から出射された光ビーム3を光磁気ディスク1に対
して垂直方向になるように反射するミラー7と、該ミラ
ー7で反射された光ビーム3を光磁気ディクス1の記録
媒体1a上で集光させて光スポットを形成する対物レン
ズ8と、該対物レンズ8を光磁気ディスク1に対して接
離移動させる対物レンズ駆動装置10とを備えている。
対物レンズ8の接離移動は、光スポットの位置をフォー
カス方向に移動させるために行われる。すなわち、フォ
ーカシングサーボを行うために移動される。
【0005】上記ミラー7はミラー駆動装置11により
支持され、該ミラー駆動装置11により紙面とは直行す
る方向に延びる軸、すなわち水平軸を中心として仮想線
で示す方向に回動されるようになっている。この回動動
作により、光スポットのディスク半径方向(トラッキン
グ方向)に対する位置の微調整が行われるようになって
いる。すなわち、これによりトラッキングサーボが行わ
れる。また、上記対物レンズ駆動装置10を含む可動部
は、リニアモータ12により光磁気ディスク1の半径方
向に移動されるようになっている。この移動は粗トラッ
キングサーボのために行われる。
支持され、該ミラー駆動装置11により紙面とは直行す
る方向に延びる軸、すなわち水平軸を中心として仮想線
で示す方向に回動されるようになっている。この回動動
作により、光スポットのディスク半径方向(トラッキン
グ方向)に対する位置の微調整が行われるようになって
いる。すなわち、これによりトラッキングサーボが行わ
れる。また、上記対物レンズ駆動装置10を含む可動部
は、リニアモータ12により光磁気ディスク1の半径方
向に移動されるようになっている。この移動は粗トラッ
キングサーボのために行われる。
【0006】なお、上記光スポットの位置をフォーカス
方向及びトラッキング方向に駆動制御する方法として、
対物レンズ8をフォーカス方向及びトラッキング方向に
駆動することも考えられる。しかるに、この方法は、対
物レンズ8を2方向に駆動するためのコイルが同一の可
動部に固定されること等に起因して軽量化を図ることが
困難である。このため、光スポットを大きな加速度で制
御することができないという問題が生じる。
方向及びトラッキング方向に駆動制御する方法として、
対物レンズ8をフォーカス方向及びトラッキング方向に
駆動することも考えられる。しかるに、この方法は、対
物レンズ8を2方向に駆動するためのコイルが同一の可
動部に固定されること等に起因して軽量化を図ることが
困難である。このため、光スポットを大きな加速度で制
御することができないという問題が生じる。
【0007】このような理由により、より大きな加速度
を発生させるためには、上記のように光スポットのトラ
ッキング方向への移動をミラー駆動装置11により行う
ことが好ましい。
を発生させるためには、上記のように光スポットのトラ
ッキング方向への移動をミラー駆動装置11により行う
ことが好ましい。
【0008】ところで、一体型の光ピックアップは、レ
ーザ光源6を含む光学系の全体を駆動する構成をとるた
め、可動部として重量を軽くすることが困難である。こ
のため、光磁気ディスク1をアクセスする際の加速度を
大きくする上で限界があり、高速アクセス化の要請に答
えることができないという欠点がある。
ーザ光源6を含む光学系の全体を駆動する構成をとるた
め、可動部として重量を軽くすることが困難である。こ
のため、光磁気ディスク1をアクセスする際の加速度を
大きくする上で限界があり、高速アクセス化の要請に答
えることができないという欠点がある。
【0009】このような要請に答えるために、最近では
図7に示すような分離型の光ピックアップが開発されて
来ている。この光ピックアップは、光学系およびトラッ
キング制御を行うためのミラー駆動装置11が固定部に
あるため、残りの光学部品等によって構成される可動部
をその分軽くすることができる。従って、アクセスする
際の加速度を大きくとれ、アクセス時間の短縮が図れる
ので、高速アクセス化の要請に答えることができる。
図7に示すような分離型の光ピックアップが開発されて
来ている。この光ピックアップは、光学系およびトラッ
キング制御を行うためのミラー駆動装置11が固定部に
あるため、残りの光学部品等によって構成される可動部
をその分軽くすることができる。従って、アクセスする
際の加速度を大きくとれ、アクセス時間の短縮が図れる
ので、高速アクセス化の要請に答えることができる。
【0010】図8および図9は上記の分離型光ピックア
ップを具体化した構成を示す。図において可動部である
キャリッジ28は固定部を支持するキャリッジベース2
9に固定された一対の案内軸30、30および転がり軸
受け31、31によって光磁気ディスク1の半径方向に
往復移動可能に案内されている。また、キャリッジ28
の移動は、キャリッジ28の両側に取り付けたコイル3
2、32と、これらのコイル32、32を空隙部に接触
しないようにはさんでいる磁気回路33との電磁気的な
相互作用により推進力を発生させて行っている。
ップを具体化した構成を示す。図において可動部である
キャリッジ28は固定部を支持するキャリッジベース2
9に固定された一対の案内軸30、30および転がり軸
受け31、31によって光磁気ディスク1の半径方向に
往復移動可能に案内されている。また、キャリッジ28
の移動は、キャリッジ28の両側に取り付けたコイル3
2、32と、これらのコイル32、32を空隙部に接触
しないようにはさんでいる磁気回路33との電磁気的な
相互作用により推進力を発生させて行っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の分離型光ピック
アップにおいて、一般にミラー駆動装置11はミラー7
の回転中心が重心位置と一致しており、外部からの振動
等の外乱の影響を受けにくいように設計されている。
アップにおいて、一般にミラー駆動装置11はミラー7
の回転中心が重心位置と一致しており、外部からの振動
等の外乱の影響を受けにくいように設計されている。
【0012】ところで、このような構成の光ピックアッ
プにおいて、矢印Aで示すトラッキング方向の外乱振動
がキャリッジベース29に加わった時、キャリッジ28
は光磁気ディスク1に対して矢印B方向(図9参照)に
動く。一方、ミラー7は回転中心が重心位置に一致して
いるため理想的には外乱によって傾きを生じない。この
ためキャリッジ28の動き分だけトラッキング誤差を生
じ、大きな外乱の場合にはサーボはずれを起こすことに
なる。
プにおいて、矢印Aで示すトラッキング方向の外乱振動
がキャリッジベース29に加わった時、キャリッジ28
は光磁気ディスク1に対して矢印B方向(図9参照)に
動く。一方、ミラー7は回転中心が重心位置に一致して
いるため理想的には外乱によって傾きを生じない。この
ためキャリッジ28の動き分だけトラッキング誤差を生
じ、大きな外乱の場合にはサーボはずれを起こすことに
なる。
【0013】光ディスク装置では、このように光ディス
ク装置が外部から振動や衝撃を受けた場合にトラッキン
グ誤差が生じ、サーボはずれが起きることは大きな問題
であり、耐振動、耐衝撃性能を上げることが切に要請さ
れている。
ク装置が外部から振動や衝撃を受けた場合にトラッキン
グ誤差が生じ、サーボはずれが起きることは大きな問題
であり、耐振動、耐衝撃性能を上げることが切に要請さ
れている。
【0014】本発明はこのような従来技術の課題を解決
するものであり、耐振動、耐衝撃性能を向上でき、信頼
性を格段に向上できる分離型光学的情報記録再生装置を
提供することを目的とする。
するものであり、耐振動、耐衝撃性能を向上でき、信頼
性を格段に向上できる分離型光学的情報記録再生装置を
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の分離型光学的情
報記録再生装置は、可動部と固定部とが分離され、水平
方向に配置されたディスクに対するスポットの該ディス
クの半径方向への位置を制御する分離型光学的情報記録
再生装置であって、レーザ光源と、鉛直面内で揺動可能
になった第1のミラーの角度を変化させることによっ
て、該レーザ光源から上方に出射される平行ビームを水
平方向に導き、該ディスクに対するスポット位置を制御
するミラー駆動装置とを該固定部に配し、該固定部から
の水平方向の該平行ビームを該ディスク側に偏向させる
第2のミラー及び該第2のミラーからの平行ビームを該
ディスクに集光させる対物レンズを該可動部に配した分
離型光学的情報記録再生装置において、該ミラー駆動装
置は該第1のミラーを保持し、鉛直面内で揺動可能にな
った回転可動部を有し、該回転可動部の重心位置を該回
転可動部の回転中心位置に対して該ディスク側に偏位さ
せてなり、そのことにより上記目的が達成される。
報記録再生装置は、可動部と固定部とが分離され、水平
方向に配置されたディスクに対するスポットの該ディス
クの半径方向への位置を制御する分離型光学的情報記録
再生装置であって、レーザ光源と、鉛直面内で揺動可能
になった第1のミラーの角度を変化させることによっ
て、該レーザ光源から上方に出射される平行ビームを水
平方向に導き、該ディスクに対するスポット位置を制御
するミラー駆動装置とを該固定部に配し、該固定部から
の水平方向の該平行ビームを該ディスク側に偏向させる
第2のミラー及び該第2のミラーからの平行ビームを該
ディスクに集光させる対物レンズを該可動部に配した分
離型光学的情報記録再生装置において、該ミラー駆動装
置は該第1のミラーを保持し、鉛直面内で揺動可能にな
った回転可動部を有し、該回転可動部の重心位置を該回
転可動部の回転中心位置に対して該ディスク側に偏位さ
せてなり、そのことにより上記目的が達成される。
【0016】
【0017】また、好ましくは、前記回転可動部の前記
回転中心位置を前記重心位置の真下に偏位させる。
回転中心位置を前記重心位置の真下に偏位させる。
【0018】
【作用】上記のようにミラー駆動装置の回転可動部の重
心位置を回転可動部の回転中心位置に対して偏位させる
と、サーボはずれやトラッキング誤差が生じなくなる。
以下に重心位置を回転中心に対してディスク側に偏位さ
せた場合を例にとってその理由を図4に従い説明する。
心位置を回転可動部の回転中心位置に対して偏位させる
と、サーボはずれやトラッキング誤差が生じなくなる。
以下に重心位置を回転中心に対してディスク側に偏位さ
せた場合を例にとってその理由を図4に従い説明する。
【0019】図において破線は振動、衝撃が加わったと
きのキャリッジ28の位置、ミラー7の角度、光ビーム
3の光路をそれぞれ示している。今、図のように外部か
らの振動や衝撃が加わり、キャリッジ28が矢印B方向
に変位する場合を仮定すると、ミラー駆動装置の重心位
置の偏位に伴うミラー7の角度変化によって、スポット
の動きとミラーの角度変化によるスポットの動きが相殺
されるため、スポットが本来の位置から動きにくくな
る。この結果、サーボはずれやトラッキング誤差が生じ
にくくなる。
きのキャリッジ28の位置、ミラー7の角度、光ビーム
3の光路をそれぞれ示している。今、図のように外部か
らの振動や衝撃が加わり、キャリッジ28が矢印B方向
に変位する場合を仮定すると、ミラー駆動装置の重心位
置の偏位に伴うミラー7の角度変化によって、スポット
の動きとミラーの角度変化によるスポットの動きが相殺
されるため、スポットが本来の位置から動きにくくな
る。この結果、サーボはずれやトラッキング誤差が生じ
にくくなる。
【0020】換言すれば、ミラー駆動装置においてミラ
ー7の重心位置を回転中心から外すことによって、外乱
によるキャリッジ28の動きとミラー7の回転が相互に
補正されるので、光ビームのスポット位置が大きく動か
なくなる。従って、上記構成によれば、耐振動、耐衝撃
性能を向上できる。
ー7の重心位置を回転中心から外すことによって、外乱
によるキャリッジ28の動きとミラー7の回転が相互に
補正されるので、光ビームのスポット位置が大きく動か
なくなる。従って、上記構成によれば、耐振動、耐衝撃
性能を向上できる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0022】図1および図2は本発明光ピックアップに
搭載されるミラー駆動装置の詳細を示す。このミラー駆
動装置11は図8および図9に示す状態で光ピックアッ
プに搭載される。以下にミラー駆動装置11の詳細を説
明する。
搭載されるミラー駆動装置の詳細を示す。このミラー駆
動装置11は図8および図9に示す状態で光ピックアッ
プに搭載される。以下にミラー駆動装置11の詳細を説
明する。
【0023】ミラー駆動装置11において、ミラー7は
水平に対し45°の角度をもってミラー保持体18に保
持される。ミラー保持体18は大略四角錐台形状をな
し、垂直方向に延びる板ばね24、24及び水平方向に
延びる板ばね25、25によって固定支持体15に対し
て揺動可能に支持されている。
水平に対し45°の角度をもってミラー保持体18に保
持される。ミラー保持体18は大略四角錐台形状をな
し、垂直方向に延びる板ばね24、24及び水平方向に
延びる板ばね25、25によって固定支持体15に対し
て揺動可能に支持されている。
【0024】また、ミラー駆動コイル19はミラー7と
は反対の面に渦巻き状に平たく、ミラー面にはぼ平行に
巻かれており、これに対向して磁気回路23が固定支持
体15に固定されている。磁気回路23は、1枚の平板
状ヨーク20とこれに固定されて互いに逆向きに着磁さ
れて並ぶ2個の永久磁石21、22から構成されてい
る。この構成により、いずれか一方の永久磁石21(又
は22)の表面から他方の永久磁石22(又は21)の
表面へ磁束が流れ、この磁束はミラー駆動コイル19の
位置では、コイルの各有効部19a、19bをコイルに
対してほぼ垂直に貫くことになる。
は反対の面に渦巻き状に平たく、ミラー面にはぼ平行に
巻かれており、これに対向して磁気回路23が固定支持
体15に固定されている。磁気回路23は、1枚の平板
状ヨーク20とこれに固定されて互いに逆向きに着磁さ
れて並ぶ2個の永久磁石21、22から構成されてい
る。この構成により、いずれか一方の永久磁石21(又
は22)の表面から他方の永久磁石22(又は21)の
表面へ磁束が流れ、この磁束はミラー駆動コイル19の
位置では、コイルの各有効部19a、19bをコイルに
対してほぼ垂直に貫くことになる。
【0025】上記の構成において、ミラー駆動コイル1
9に所定の方向に電流を流すと、ミラー保持体18に点
Oを中心とする回転力が加わり、ミラー7が揺動する。
これにより、光磁気ディスク上の光スポットがディスク
半径方向に移動し、トラッキング制御が行われる。ここ
で、ミラー駆動コイル19は上記板ばね24、24およ
び25、25によって形成されるV字形の中心線上付近
に位置し、この中心線に対して垂直な平面状に巻かれて
固定されている。従って、ミラー7を駆動する力の方向
が、ほぼ回転中心Oに対する接線力の方向になるので、
ミラー保持体18に対して揺動力のみが働き、不要な共
振等が発生しにくくなる。また、磁気回路23も小さく
できる。
9に所定の方向に電流を流すと、ミラー保持体18に点
Oを中心とする回転力が加わり、ミラー7が揺動する。
これにより、光磁気ディスク上の光スポットがディスク
半径方向に移動し、トラッキング制御が行われる。ここ
で、ミラー駆動コイル19は上記板ばね24、24およ
び25、25によって形成されるV字形の中心線上付近
に位置し、この中心線に対して垂直な平面状に巻かれて
固定されている。従って、ミラー7を駆動する力の方向
が、ほぼ回転中心Oに対する接線力の方向になるので、
ミラー保持体18に対して揺動力のみが働き、不要な共
振等が発生しにくくなる。また、磁気回路23も小さく
できる。
【0026】図1及び図2で示したミラー駆動装置11
は、図3に示すようにミラー7およびミラー保持体18
によって形成される回転可動部の重心位置Gが回転中心
Oに対して図のような位置関係にある。このような構成
において、外部から矢印Cで示す方向の外乱が加わった
とき、ミラー7は図中破線で示す位置に変位する。
は、図3に示すようにミラー7およびミラー保持体18
によって形成される回転可動部の重心位置Gが回転中心
Oに対して図のような位置関係にある。このような構成
において、外部から矢印Cで示す方向の外乱が加わった
とき、ミラー7は図中破線で示す位置に変位する。
【0027】図4は上記のような外乱が加わったときの
光ピックアップ全体の動きを示す説明図である。図4に
おいて、キャリッジ28は外乱Cによって破線で示す位
置に変位し、同図の右方向にスポットを動かそうとす
る。一方、ミラー7は図3に示したように、図4の破線
で示すように傾きスポットを同図の左方向に動かそうと
する。従って、キャリッジ28とミラー7は外乱Cが作
用したとき、互いにスポットの変位を相殺するように動
き、トラッキング誤差を生じにくくし、サーボはずれを
起こしにくくなる。つまり、外乱の悪影響を相互に補正
する。
光ピックアップ全体の動きを示す説明図である。図4に
おいて、キャリッジ28は外乱Cによって破線で示す位
置に変位し、同図の右方向にスポットを動かそうとす
る。一方、ミラー7は図3に示したように、図4の破線
で示すように傾きスポットを同図の左方向に動かそうと
する。従って、キャリッジ28とミラー7は外乱Cが作
用したとき、互いにスポットの変位を相殺するように動
き、トラッキング誤差を生じにくくし、サーボはずれを
起こしにくくなる。つまり、外乱の悪影響を相互に補正
する。
【0028】図5は本発明の他の実施例を示す。この実
施例では、回転中心Oの位置を回転可動部の重心Gの直
下に設定している。このような構成によれば、外乱Cに
は図の破線で示すミラー7が回転変位し、キャリッジ2
8の動きと相殺する一方、D方向の外乱にはミラー7も
キャリッジ28も理想的には変位せず、外乱Dに対して
動じない。
施例では、回転中心Oの位置を回転可動部の重心Gの直
下に設定している。このような構成によれば、外乱Cに
は図の破線で示すミラー7が回転変位し、キャリッジ2
8の動きと相殺する一方、D方向の外乱にはミラー7も
キャリッジ28も理想的には変位せず、外乱Dに対して
動じない。
【0029】従って、この実施例によれば、耐振動、耐
衝撃性を更に一層向上でき、光ピックアップの信頼性を
より向上できる利点がある。
衝撃性を更に一層向上でき、光ピックアップの信頼性を
より向上できる利点がある。
【0030】
【発明の効果】以上の本発明分離型光学的情報記録再生
装置によれば、回転可動部の重心位置を回転可動部の回
転中心位置に対して偏位させる構成をとるので、外部か
らの振動や衝撃が加わった場合に、ミラー駆動装置の重
心位置の偏位に伴うミラーの角度変化によって、スポッ
トの動きとミラーの角度変化によるスポットの動きが相
殺されるため、スポットが本来の位置から動きにくくな
る。この結果、サーボはずれやトラッキング誤差が生じ
にくくなる。
装置によれば、回転可動部の重心位置を回転可動部の回
転中心位置に対して偏位させる構成をとるので、外部か
らの振動や衝撃が加わった場合に、ミラー駆動装置の重
心位置の偏位に伴うミラーの角度変化によって、スポッ
トの動きとミラーの角度変化によるスポットの動きが相
殺されるため、スポットが本来の位置から動きにくくな
る。この結果、サーボはずれやトラッキング誤差が生じ
にくくなる。
【0031】従って、本発明分離型光学的情報記録再生
装置によれば、耐振動、耐衝撃性能が向上し、信頼性を
格段に向上できる。
装置によれば、耐振動、耐衝撃性能が向上し、信頼性を
格段に向上できる。
【0032】また、特に請求項2記載の分離型光学的情
報記録再生装置によれば、耐振動、耐衝撃性能を更に一
層向上でき、信頼性をより一層向上できる利点がある。
報記録再生装置によれば、耐振動、耐衝撃性能を更に一
層向上でき、信頼性をより一層向上できる利点がある。
【図1】本発明光ピックアップに搭載されるミラー駆動
装置を示す側面図。
装置を示す側面図。
【図2】図1のX−X線断面図。
【図3】ミラーおよびミラー保持体によって形成される
回転可動部の重心位置と回転中心との位置関係を示す断
面図。
回転可動部の重心位置と回転中心との位置関係を示す断
面図。
【図4】外乱が加わったときの光ピックアップ全体の動
きを示す説明図。
きを示す説明図。
【図5】本発明の他の実施例を示す断面図。
【図6】一体型光ピックアップの一従来例を示す模式的
正面図。
正面図。
【図7】分離型光ピックアップの一従来例を示す模式的
正面図。
正面図。
【図8】分離型光ピックアップの具体的な構成を示す平
面図。
面図。
【図9】図8の正面断面図。
1 光磁気ディスク 3 光ビーム 7 ミラー 11 ミラー駆動装置 15 固定支持台 18 ミラー保持体 19 ミラー駆動コイル 23 磁気回路 28 キャリッジ O 可動部の回転中心 G 可動部の重心位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−76135(JP,A) 特開 昭58−7254(JP,A) 特開 昭58−83340(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/09 - 7/095 G11B 7/08 - 7/085
Claims (2)
- 【請求項1】 可動部と固定部とが分離され、水平方向
に配置されたディスクに対するスポットの該ディスクの
半径方向への位置を制御する分離型光学的情報記録再生
装置であって、 レーザ光源と、鉛直面内で揺動可能になった第1のミラ
ーの角度を変化させることによって、該レーザ光源から
上方に出射される平行ビームを水平方向に導き、該 ディ
スクに対するスポット位置を制御するミラー駆動装置と
を該固定部に配し、該固定部からの水平方向の該平行ビ
ームを該ディスク側に偏向させる第2のミラー及び該第
2のミラーからの平行ビームを該ディスクに集光させる
対物レンズを該可動部に配した分離型光学的情報記録再
生装置において、該ミラー駆動装置は該第1のミラーを保持し、鉛直面内
で揺動可能になった回転可動部を有し、該 回転可動部の
重心位置を該回転可動部の回転中心位置に対して該ディ
スク側に偏位させた分離型光学的情報記録再生装置。 - 【請求項2】 前記回転可動部の前記回転中心位置を前
記重心位置の真下に偏位させた請求項1記載の分離型光
学的情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP681292A JP2776672B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 分離型光学的情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP681292A JP2776672B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 分離型光学的情報記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05197986A JPH05197986A (ja) | 1993-08-06 |
JP2776672B2 true JP2776672B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=11648616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP681292A Expired - Fee Related JP2776672B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 分離型光学的情報記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2776672B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-17 JP JP681292A patent/JP2776672B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH05197986A (ja) | 1993-08-06 |
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