JPH0988840A - ポンプのエンクロージャ - Google Patents
ポンプのエンクロージャInfo
- Publication number
- JPH0988840A JPH0988840A JP7247119A JP24711995A JPH0988840A JP H0988840 A JPH0988840 A JP H0988840A JP 7247119 A JP7247119 A JP 7247119A JP 24711995 A JP24711995 A JP 24711995A JP H0988840 A JPH0988840 A JP H0988840A
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- Japan
- Prior art keywords
- bottom plate
- cover
- pump
- pump body
- box
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、ポンプの動作時にポンプ本体か
ら発生する機械的騒音、流体的騒音を遮音するエンクロ
ージャを提供せんとするものである。 【解決手段】 ポンプ本体1を上載する底板3の外周面
と下端部が設置面に支持される箱型カバー2の内周面の
間に弾性体4を介在させて両者を一体化して成ることを
特徴とするポンプのエンクロージャー。
ら発生する機械的騒音、流体的騒音を遮音するエンクロ
ージャを提供せんとするものである。 【解決手段】 ポンプ本体1を上載する底板3の外周面
と下端部が設置面に支持される箱型カバー2の内周面の
間に弾性体4を介在させて両者を一体化して成ることを
特徴とするポンプのエンクロージャー。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポンプの動作時
にポンプ本体から発生する機械的騒音、流体的騒音を遮
音するエンクロージャに関する。
にポンプ本体から発生する機械的騒音、流体的騒音を遮
音するエンクロージャに関する。
【0002】
【従来の技術】ポンプ本体から発生する騒音には、機械
構造部分の振動及び羽車、キャビテーション、ウオータ
ーハンマー等の流体騒音がある。
構造部分の振動及び羽車、キャビテーション、ウオータ
ーハンマー等の流体騒音がある。
【0003】このような騒音を防止するために、従来よ
り、ポンプ本体を取り囲むエンクロージャが用いられて
いる。
り、ポンプ本体を取り囲むエンクロージャが用いられて
いる。
【0004】しかしながら、この種、従来のエンクロー
ジャは、底板の上にポンプ本体を設置し、これを箱型の
カバーで被覆するのは、カバーを底板の上に直接上載し
ておこなっていた。
ジャは、底板の上にポンプ本体を設置し、これを箱型の
カバーで被覆するのは、カバーを底板の上に直接上載し
ておこなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなエンクロー
ジャでは、スラブ等の上に設置される底板がカバーの荷
重を直接支えるので振動の吸収能力が低く(振動の伝達
率が下がり)、ポンプの振動音等がエンクロージャにそ
のまま伝わり、外に漏れるという欠点があった。このよ
うな欠点を幾らかでも除去するたの方策として、カバー
を底板と分離して直接スラブ等の上に設置する方法が有
効であることは分かっている。しかし、コンパクト化、
輸送上の便宜等のために、底板とカバーが一体化された
エンクロージャでは、カバーを直接スラブ等の上に設置
することができない。
ジャでは、スラブ等の上に設置される底板がカバーの荷
重を直接支えるので振動の吸収能力が低く(振動の伝達
率が下がり)、ポンプの振動音等がエンクロージャにそ
のまま伝わり、外に漏れるという欠点があった。このよ
うな欠点を幾らかでも除去するたの方策として、カバー
を底板と分離して直接スラブ等の上に設置する方法が有
効であることは分かっている。しかし、コンパクト化、
輸送上の便宜等のために、底板とカバーが一体化された
エンクロージャでは、カバーを直接スラブ等の上に設置
することができない。
【0006】また、放熱等のために、設けられる開口か
らも、騒音が外に漏れるという欠点があった。
らも、騒音が外に漏れるという欠点があった。
【0007】更に、低周波数領域で生じるエンクロージ
ャ内共鳴等が外部に漏れるのも充分に防止できないとい
う欠点があった。
ャ内共鳴等が外部に漏れるのも充分に防止できないとい
う欠点があった。
【0008】この発明は、上記の点に鑑みてなされたも
のであり、ポンプの動作時に発生する機械的騒音、流体
的騒音を、伝播経路上において遮断し、絶縁し、効果的
に、ポンプの放射騒音を低減させるエンクロージャを提
供せんとするものである。
のであり、ポンプの動作時に発生する機械的騒音、流体
的騒音を、伝播経路上において遮断し、絶縁し、効果的
に、ポンプの放射騒音を低減させるエンクロージャを提
供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明によるポンプの
エンクロージャは、ポンプ本体1を上載する底板3の外
周面と下端部が設置面に支持される箱型カバー2の内周
面の間に弾性体4を介在させて両者を一体化して成るこ
とを特徴とするものである。
エンクロージャは、ポンプ本体1を上載する底板3の外
周面と下端部が設置面に支持される箱型カバー2の内周
面の間に弾性体4を介在させて両者を一体化して成るこ
とを特徴とするものである。
【0010】ここで、使用する弾性体4の材料として
は、天然ゴム、SBR等の合成ゴム、発泡合成樹脂等が
使用される。
は、天然ゴム、SBR等の合成ゴム、発泡合成樹脂等が
使用される。
【0011】弾性体4は、底板3の外周面と箱型カバー
2下端の内周面の間に介在すればよく、必ずしも全周に
亙って介在させる必要はないが、例えば、両者の間を封
止するように、全周に亙って介在させるとより高い防音
効果が得られる。
2下端の内周面の間に介在すればよく、必ずしも全周に
亙って介在させる必要はないが、例えば、両者の間を封
止するように、全周に亙って介在させるとより高い防音
効果が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
いて説明する。
【0013】図1に示すのは、この発明の一つの実施の
形態であり、ポンプがスラブ8上に設置された状態を示
している。
形態であり、ポンプがスラブ8上に設置された状態を示
している。
【0014】このポンプは、ポンプ本体1とエンクロー
ジャとから成る。エンクロージャは、ポンプ本体1を上
載する略四角形の底板3と、このポンプ本体1及び底板
3全体を被服する箱型のカバー2から成り、底板3の外
周面と箱型カバー2下端の内周面の間には、この間を封
止するように弾性体4が巻装介在し、ポンプ本体1とカ
バー2は、一体化されている。
ジャとから成る。エンクロージャは、ポンプ本体1を上
載する略四角形の底板3と、このポンプ本体1及び底板
3全体を被服する箱型のカバー2から成り、底板3の外
周面と箱型カバー2下端の内周面の間には、この間を封
止するように弾性体4が巻装介在し、ポンプ本体1とカ
バー2は、一体化されている。
【0015】カバー2の下端は、底板3の下端と同じ位
置に達しており、底板3をスラブ面8に設置するとき同
時に設置面に支持されるものである。
置に達しており、底板3をスラブ面8に設置するとき同
時に設置面に支持されるものである。
【0016】弾性体4としては、天然ゴムが使用されて
いる。弾性体4は、主に、ポンプ本体1及び底板3に生
じる水平方向の振動を吸収する。弾性体4は、底板3の
外周面と箱型カバー2下端の内周面の間に介在するの
で、底板3の水平方向振動は、弾性体4に加わる上下方
向運動として吸収される。また、カバー2は、下端部が
設置面に支持されているので、弾性体4に直接大きな荷
重が加わって、弾性体4とカバー2による振動吸収能力
を低下させるようなことはない。
いる。弾性体4は、主に、ポンプ本体1及び底板3に生
じる水平方向の振動を吸収する。弾性体4は、底板3の
外周面と箱型カバー2下端の内周面の間に介在するの
で、底板3の水平方向振動は、弾性体4に加わる上下方
向運動として吸収される。また、カバー2は、下端部が
設置面に支持されているので、弾性体4に直接大きな荷
重が加わって、弾性体4とカバー2による振動吸収能力
を低下させるようなことはない。
【0017】このように、カバー2は、底板3の外周に
外嵌した状態であって、上下方向の自由度もあり、従っ
て、水平方向振動は、弾性体4に加わる上下方向運動と
して効率よく吸収される。
外嵌した状態であって、上下方向の自由度もあり、従っ
て、水平方向振動は、弾性体4に加わる上下方向運動と
して効率よく吸収される。
【0018】この結果、ポンプ本体1から底板3を通じ
てカバー2へ伝達される振動が抑制され、これによりカ
バー2から外部へ放射される固体伝播音のパワーが低減
される。
てカバー2へ伝達される振動が抑制され、これによりカ
バー2から外部へ放射される固体伝播音のパワーが低減
される。
【0019】弾性体4は、底板3の外周面と箱型カバー
2下端の内周面の間に生じる剪断方向力を吸収するので
ある。
2下端の内周面の間に生じる剪断方向力を吸収するので
ある。
【0020】ポンプ本体1に接続されている給水管5及
び送水管6は、このカバー2を貫通して外部に導出して
いる。給水管5及び送水管6の貫通部には、できるだけ
隙間が生じないように、貫通孔を小さくする等の配慮が
されている。
び送水管6は、このカバー2を貫通して外部に導出して
いる。給水管5及び送水管6の貫通部には、できるだけ
隙間が生じないように、貫通孔を小さくする等の配慮が
されている。
【0021】ポンプ本体1は、ゴム製の台座7を介して
底板3上に固定されている。この構成によって、機械的
振動等に起因するポンプ本体1の上下振動は吸収され
る。
底板3上に固定されている。この構成によって、機械的
振動等に起因するポンプ本体1の上下振動は吸収され
る。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によるポンプの
エンクロージャによれば、弾性体4は、ポンプ本体1及
び底板3に生じる水平方向の振動を吸収し、この結果、
ポンプ本体1から底板3を通じてカバー2へ伝達される
振動が抑制され、これによりカバー2から放射される固
体伝播音のパワーが低減される。
エンクロージャによれば、弾性体4は、ポンプ本体1及
び底板3に生じる水平方向の振動を吸収し、この結果、
ポンプ本体1から底板3を通じてカバー2へ伝達される
振動が抑制され、これによりカバー2から放射される固
体伝播音のパワーが低減される。
【0023】このようにして、ポンプ騒音に起因する不
快感は減少し、ポンプは深夜運転等も行いやすくなるの
である。
快感は減少し、ポンプは深夜運転等も行いやすくなるの
である。
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面図。
1 ポンプ本体 2 カバー 3 底板 4 弾性体 5 給水管 6 送水管 7 台座
Claims (2)
- 【請求項1】 ポンプ本体1を上載する底板3の外周面
と下端部が設置面に支持される箱型カバー2の内周面の
間に弾性体4を介在させて両者を一体化して成ることを
特徴とするポンプのエンクロージャー。 - 【請求項2】 底板3の外周面と箱型カバー2下端の内
周面の間を封止するように弾性体4を介在させて成るこ
とを特徴とする請求項1記載のポンプのエンクロージャ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7247119A JPH0988840A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | ポンプのエンクロージャ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7247119A JPH0988840A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | ポンプのエンクロージャ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0988840A true JPH0988840A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17158722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7247119A Withdrawn JPH0988840A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | ポンプのエンクロージャ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0988840A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008039062A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Jfe Engineering Kk | 整圧設備 |
CN106149854A (zh) * | 2015-04-20 | 2016-11-23 | 格兰富控股联合股份公司 | 预制泵站 |
-
1995
- 1995-09-26 JP JP7247119A patent/JPH0988840A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008039062A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Jfe Engineering Kk | 整圧設備 |
CN106149854A (zh) * | 2015-04-20 | 2016-11-23 | 格兰富控股联合股份公司 | 预制泵站 |
CN106149854B (zh) * | 2015-04-20 | 2019-04-16 | 格兰富控股联合股份公司 | 预制泵站 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |