JPH0986443A - カウルルーバトップ - Google Patents
カウルルーバトップInfo
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- JPH0986443A JPH0986443A JP24459295A JP24459295A JPH0986443A JP H0986443 A JPH0986443 A JP H0986443A JP 24459295 A JP24459295 A JP 24459295A JP 24459295 A JP24459295 A JP 24459295A JP H0986443 A JPH0986443 A JP H0986443A
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- cowl louver
- louver top
- filter
- holes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】車両室内に、外気中の極微粒子等が導入される
のを抑制することの可能なカウルルーバトップを提供す
る。 【解決手段】カウルルーバトップ1を構成する分割片1
Aは、フロントガラス3の前部に設けられ、本体部4、
ガラスシール部5、フレームシール部6及び多数の透孔
7を有する通気部8を備える。通気部8は本体部4に対
し着脱可能となっているとともに、その裏側には、活性
炭を内蔵してなるフィルターパック12が設けられてい
る。また、透孔7及びフィルターパック12間には、排
水手段13が設けられている。外気は通気部8における
多数の透孔7を通過して、エアーベント系を介して車両
室内へと導入される。カウルルーバトップ1の裏側には
フィルターパック12が設けられているため、通気部8
の透孔7を通過した外気中の異物がフィルターパック1
2内の活性炭に捕捉されて、エアーベント系へ侵入する
のが抑制される。
のを抑制することの可能なカウルルーバトップを提供す
る。 【解決手段】カウルルーバトップ1を構成する分割片1
Aは、フロントガラス3の前部に設けられ、本体部4、
ガラスシール部5、フレームシール部6及び多数の透孔
7を有する通気部8を備える。通気部8は本体部4に対
し着脱可能となっているとともに、その裏側には、活性
炭を内蔵してなるフィルターパック12が設けられてい
る。また、透孔7及びフィルターパック12間には、排
水手段13が設けられている。外気は通気部8における
多数の透孔7を通過して、エアーベント系を介して車両
室内へと導入される。カウルルーバトップ1の裏側には
フィルターパック12が設けられているため、通気部8
の透孔7を通過した外気中の異物がフィルターパック1
2内の活性炭に捕捉されて、エアーベント系へ侵入する
のが抑制される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
フロントガラスの前部に設けられるカウルルーバトップ
に関するものである。
フロントガラスの前部に設けられるカウルルーバトップ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図5に示すように、自動車の
フロントガラス51の前部には、パネル状のカウルルー
バトップ52が設けられている。このカウルルーバトッ
プ52の後端縁(図の左端縁)には、ガラスシール部5
3が一体的に形成され、当該ガラスシール部53がフロ
ントガラス51に当接することによってフロントガラス
51及びカウルルーバトップ52間がシールされる。ま
た、カウルルーバトップ52の前端縁(図の右端縁)に
は、エンジンルーム54を構成するためのフレーム55
に当接されるフレームシール部56が一体的に形成さ
れ、当該フレームシール部56により、エンジンルーム
54からの熱風等がカウルルーバトップ52を介して車
内側へ侵入するのが抑制される。
フロントガラス51の前部には、パネル状のカウルルー
バトップ52が設けられている。このカウルルーバトッ
プ52の後端縁(図の左端縁)には、ガラスシール部5
3が一体的に形成され、当該ガラスシール部53がフロ
ントガラス51に当接することによってフロントガラス
51及びカウルルーバトップ52間がシールされる。ま
た、カウルルーバトップ52の前端縁(図の右端縁)に
は、エンジンルーム54を構成するためのフレーム55
に当接されるフレームシール部56が一体的に形成さ
れ、当該フレームシール部56により、エンジンルーム
54からの熱風等がカウルルーバトップ52を介して車
内側へ侵入するのが抑制される。
【0003】上記カウルルーバトップ52の一部には、
多数の透孔57を備えた通気部58が形成されている。
この通気部58は図示しない通路、吹出口グリル等より
なるエアーベント系を介して車両室内に連通されてい
る。このため、外気は、通気部58及びエアーベント系
を通って車両室内へと導入されるようになっている。ま
た、前記通気部58は微細な透孔57を有しているた
め、外気中のゴミ等がエアーベント系に侵入するのが防
止される。
多数の透孔57を備えた通気部58が形成されている。
この通気部58は図示しない通路、吹出口グリル等より
なるエアーベント系を介して車両室内に連通されてい
る。このため、外気は、通気部58及びエアーベント系
を通って車両室内へと導入されるようになっている。ま
た、前記通気部58は微細な透孔57を有しているた
め、外気中のゴミ等がエアーベント系に侵入するのが防
止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、網目状に構成された通気部58により、外
気中の異物のうち、比較的大きなゴミ等の通過について
は規制できるものの、透孔57自体が比較的大きいもの
であるため、花粉や砂塵等の極微細な粉状物や、排気ガ
ス等の通過を規制することは困難であった。このため、
極微細な粉状物や排気ガス等が、透孔57を通過して、
車両室内へ外気とともに導かれてしまうおそれがあっ
た。
来技術では、網目状に構成された通気部58により、外
気中の異物のうち、比較的大きなゴミ等の通過について
は規制できるものの、透孔57自体が比較的大きいもの
であるため、花粉や砂塵等の極微細な粉状物や、排気ガ
ス等の通過を規制することは困難であった。このため、
極微細な粉状物や排気ガス等が、透孔57を通過して、
車両室内へ外気とともに導かれてしまうおそれがあっ
た。
【0005】一方、かかる微細な粉状物等の侵入を規制
するため、エアーベント系の一部(ベンチレータやエア
コン用ファンの部分)に粉状物除去手段を設けることも
考えられる。しかし、当該部分に除去手段を設けること
は著しく困難であり、また、設置のためのスペース的な
余裕もないのが現状であった。
するため、エアーベント系の一部(ベンチレータやエア
コン用ファンの部分)に粉状物除去手段を設けることも
考えられる。しかし、当該部分に除去手段を設けること
は著しく困難であり、また、設置のためのスペース的な
余裕もないのが現状であった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、車両室内に、外気中の
極微粒子等が導入されるのを抑制することの可能なカウ
ルルーバトップを提供することにある。
れたものであって、その目的は、車両室内に、外気中の
極微粒子等が導入されるのを抑制することの可能なカウ
ルルーバトップを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、車両のフロント
ガラスの前部に設けられ、外気をエアーベント系を介し
て車両室内へ導入するための多数の透孔を有する通気部
を備えたカウルルーバトップであって、当該カウルルー
バトップの裏側には、前記透孔を通過した前記外気中の
異物が前記エアーベント系へ侵入するのを抑制するため
のフィルターを設けたことをその要旨としている。
め、請求項1に記載の発明においては、車両のフロント
ガラスの前部に設けられ、外気をエアーベント系を介し
て車両室内へ導入するための多数の透孔を有する通気部
を備えたカウルルーバトップであって、当該カウルルー
バトップの裏側には、前記透孔を通過した前記外気中の
異物が前記エアーベント系へ侵入するのを抑制するため
のフィルターを設けたことをその要旨としている。
【0008】上記の構成によれば、車両のフロントガラ
スの前部に設けられたカウルルーバトップの通気部にお
ける多数の透孔を通過して、外気がエアーベント系へと
導入される。その外気は、当該エアーベント系を介して
車両室内へ導入される。
スの前部に設けられたカウルルーバトップの通気部にお
ける多数の透孔を通過して、外気がエアーベント系へと
導入される。その外気は、当該エアーベント系を介して
車両室内へ導入される。
【0009】さて、本発明では、カウルルーバトップの
裏側にはフィルターが設けられているため、通気部の透
孔を通過した外気中の異物がフィルターにて捕捉され
て、エアーベント系へ侵入するのが抑制される。また、
フィルターは、カウルルーバトップの裏側に設けられる
ため、当該フィルターの配設に支承が生じることがな
い。
裏側にはフィルターが設けられているため、通気部の透
孔を通過した外気中の異物がフィルターにて捕捉され
て、エアーベント系へ侵入するのが抑制される。また、
フィルターは、カウルルーバトップの裏側に設けられる
ため、当該フィルターの配設に支承が生じることがな
い。
【0010】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載のカウルルーバトップにおいて、前記フィルタ
ーは、前記通気部とともに着脱可能としたことをその要
旨としている。
1に記載のカウルルーバトップにおいて、前記フィルタ
ーは、前記通気部とともに着脱可能としたことをその要
旨としている。
【0011】上記の構成によれば、請求項1に記載の発
明の作用に加えて、フィルターは、通気部とともに着脱
されうる。このため、フィルターの異物の捕捉量が限界
に達した場合には、通気部を取り外すとともに、新たに
フィルターを取り替える等してフィルター一体型の通気
部を装着すればよい。従って、上記の作用を半永久的に
奏せしめることが可能となる。
明の作用に加えて、フィルターは、通気部とともに着脱
されうる。このため、フィルターの異物の捕捉量が限界
に達した場合には、通気部を取り外すとともに、新たに
フィルターを取り替える等してフィルター一体型の通気
部を装着すればよい。従って、上記の作用を半永久的に
奏せしめることが可能となる。
【0012】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項1又は2に記載のカウルルーバトップにおいて、前記
通気部の裏側には、さらに、前記フィルターに水が導入
されるのを回避するための排水手段を設けたことをその
要旨としている。
項1又は2に記載のカウルルーバトップにおいて、前記
通気部の裏側には、さらに、前記フィルターに水が導入
されるのを回避するための排水手段を設けたことをその
要旨としている。
【0013】上記の構成によれば、請求項1又は2に記
載の発明の作用に加えて、通気部の裏側には排水手段が
設けられるため、雨水等が透孔を通って通気部の裏側に
導入されたとしても、当該雨水等は、排水手段によって
排出され、フィルターの方へ導入されるのが回避されう
る。このため、フィルターが濡れることにより、当該フ
ィルターの機能が損なわれることがなくなる。
載の発明の作用に加えて、通気部の裏側には排水手段が
設けられるため、雨水等が透孔を通って通気部の裏側に
導入されたとしても、当該雨水等は、排水手段によって
排出され、フィルターの方へ導入されるのが回避されう
る。このため、フィルターが濡れることにより、当該フ
ィルターの機能が損なわれることがなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図4に基づいて説明する。図2は、本実
施の形態におけるカウルルーバトップ1を、車両として
の自動車2に配置した状態を示す斜視図である。また、
図1は、図2のX−X線断面図である。さらに、図3
は、そのカウルルーバトップ1の1つの分割片1Aを示
す斜視図である。これらの図に示すように、カウルルー
バトップ1は、左右の分割片1A,1Bよりなり、各分
割片1A,1Bの一端縁が相互に連結されることにより
1つのカウルルーバトップ1をなしている。そして、カ
ウルルーバトップ1を構成する各分割片1A,1Bは、
自動車2のフロントガラス3の前部に設けられている。
さて、各分割片1A,1Bは左右略対象の形状をなして
いるため、以降においては、1つの分割片1Aの構造を
中心に説明することとする。
の形態を図1〜図4に基づいて説明する。図2は、本実
施の形態におけるカウルルーバトップ1を、車両として
の自動車2に配置した状態を示す斜視図である。また、
図1は、図2のX−X線断面図である。さらに、図3
は、そのカウルルーバトップ1の1つの分割片1Aを示
す斜視図である。これらの図に示すように、カウルルー
バトップ1は、左右の分割片1A,1Bよりなり、各分
割片1A,1Bの一端縁が相互に連結されることにより
1つのカウルルーバトップ1をなしている。そして、カ
ウルルーバトップ1を構成する各分割片1A,1Bは、
自動車2のフロントガラス3の前部に設けられている。
さて、各分割片1A,1Bは左右略対象の形状をなして
いるため、以降においては、1つの分割片1Aの構造を
中心に説明することとする。
【0015】図1に示すように、この分割片1Aは、本
体部4、ガラスシール部5、フレームシール部6及び多
数の透孔7を有する通気部8を備えている。本体部4
は、ガラス繊維で強化されたポリプロピレン(f−P
P)よりなり、所定の剛性が確保されている。また、ガ
ラスシール部5は、本体部4の後端縁(図の左端縁)に
一体的に形成され、熱可塑性エラストマ(TPE)等の
比較的軟質な樹脂素材よりなっている。そして、このガ
ラスシール部5がフロントガラス3に当接することによ
ってフロントガラス3及びカウルルーバトップ1間がシ
ールされるようになっている。さらに、フレームシール
部6は、ガラスシール部5と同様、TPEよりなり、本
体部4の前端縁(図の右端縁)に一体形成されている。
そして、このフレームシール部6がエンジンルーム9を
構成するためのフレーム11に当接することにより、エ
ンジンルーム9からの熱風等がカウルルーバトップ1を
介して車内側へ侵入するのが抑制されるようになってい
る。
体部4、ガラスシール部5、フレームシール部6及び多
数の透孔7を有する通気部8を備えている。本体部4
は、ガラス繊維で強化されたポリプロピレン(f−P
P)よりなり、所定の剛性が確保されている。また、ガ
ラスシール部5は、本体部4の後端縁(図の左端縁)に
一体的に形成され、熱可塑性エラストマ(TPE)等の
比較的軟質な樹脂素材よりなっている。そして、このガ
ラスシール部5がフロントガラス3に当接することによ
ってフロントガラス3及びカウルルーバトップ1間がシ
ールされるようになっている。さらに、フレームシール
部6は、ガラスシール部5と同様、TPEよりなり、本
体部4の前端縁(図の右端縁)に一体形成されている。
そして、このフレームシール部6がエンジンルーム9を
構成するためのフレーム11に当接することにより、エ
ンジンルーム9からの熱風等がカウルルーバトップ1を
介して車内側へ侵入するのが抑制されるようになってい
る。
【0016】また、多数の透孔7を有する通気部8は、
本体部4と同様の素材よりなっており、本実施の形態で
は1つの分割片1Aに2か所設けられている。この通気
部8は、カウルルーバトップ1よりも下側に位置する図
示しない通路、吹出口グリル等よりなるエアーベント系
を介して車両室内に連通されている。このため、外気
は、通気部8の透孔7及びエアーベント系を通って車両
室内へと導入されるようになっている。なお、通気部8
に形成された透孔7の存在によって、通気部8が網目状
となり、これにより外気中のゴミ等がエアーベント系に
侵入するのが防止されるようになっている。
本体部4と同様の素材よりなっており、本実施の形態で
は1つの分割片1Aに2か所設けられている。この通気
部8は、カウルルーバトップ1よりも下側に位置する図
示しない通路、吹出口グリル等よりなるエアーベント系
を介して車両室内に連通されている。このため、外気
は、通気部8の透孔7及びエアーベント系を通って車両
室内へと導入されるようになっている。なお、通気部8
に形成された透孔7の存在によって、通気部8が網目状
となり、これにより外気中のゴミ等がエアーベント系に
侵入するのが防止されるようになっている。
【0017】次に、本実施の形態の特徴部分について説
明する。図1に示すように、前記通気部8の裏側には、
活性炭を内蔵してなるフィルターを構成するフィルター
パック12が設けられている。そして、このフィルター
パック12により、透孔7を通過した外気中の極微細な
粒子等の異物が捕捉され、前記エアーベント系へ侵入す
るのが抑制されるようになっている。
明する。図1に示すように、前記通気部8の裏側には、
活性炭を内蔵してなるフィルターを構成するフィルター
パック12が設けられている。そして、このフィルター
パック12により、透孔7を通過した外気中の極微細な
粒子等の異物が捕捉され、前記エアーベント系へ侵入す
るのが抑制されるようになっている。
【0018】また、通気部8の裏側において、前記透孔
7及びフィルターパック12間には、排水手段13が設
けられている。すなわち、透孔7の裏側(下側)にはウ
ォータパン14が配設されているとともに、通気部8の
裏側の一端縁部からは樋15が一体的に延出形成されて
いる。そして、透孔7を通過した全ての水が、直接的或
いは樋15を伝って前記ウォータパン14に導かれるよ
うになっている。また、ウォータパン14の底部には、
排水口16が設けられ、ウォータパン14に貯留された
水は、当該排水口16からゴムホース17を伝って車外
に排出されるようになっている。従って、これら排水手
段13により、前記フィルターパック12に水が導入さ
れないようになっている。
7及びフィルターパック12間には、排水手段13が設
けられている。すなわち、透孔7の裏側(下側)にはウ
ォータパン14が配設されているとともに、通気部8の
裏側の一端縁部からは樋15が一体的に延出形成されて
いる。そして、透孔7を通過した全ての水が、直接的或
いは樋15を伝って前記ウォータパン14に導かれるよ
うになっている。また、ウォータパン14の底部には、
排水口16が設けられ、ウォータパン14に貯留された
水は、当該排水口16からゴムホース17を伝って車外
に排出されるようになっている。従って、これら排水手
段13により、前記フィルターパック12に水が導入さ
れないようになっている。
【0019】さらに、本実施の形態では、図4に示すよ
うに、前記通気部8は、フィルターパック12及び排水
手段13とともに、本体部4に対し着脱可能に設けられ
ている。すなわち、本体部4の一部には開口部分4a
(本実施の形態では2か所)が形成されているととも
に、その開口部分4aには段差が設けられている。ま
た、通気部8の周縁部分には、前記段差に対応する係合
部が形成されている。そして、通気部8の係合部が開口
部分4aの段差に係合されることにより、フィルターパ
ック12及び排水手段13が一体となった通気部8が本
体部4に装着されている。
うに、前記通気部8は、フィルターパック12及び排水
手段13とともに、本体部4に対し着脱可能に設けられ
ている。すなわち、本体部4の一部には開口部分4a
(本実施の形態では2か所)が形成されているととも
に、その開口部分4aには段差が設けられている。ま
た、通気部8の周縁部分には、前記段差に対応する係合
部が形成されている。そして、通気部8の係合部が開口
部分4aの段差に係合されることにより、フィルターパ
ック12及び排水手段13が一体となった通気部8が本
体部4に装着されている。
【0020】次に、上記のように構成されてなる本実施
の形態の作用及び効果について説明する。基本的には、
外気は、カウルルーバトップ1の各分割片1A,1Bの
通気部8における多数の透孔7を通過して、エアーベン
ト系へと導入される。そして、その外気は、当該エアー
ベント系を介して車両室内へと導入される。
の形態の作用及び効果について説明する。基本的には、
外気は、カウルルーバトップ1の各分割片1A,1Bの
通気部8における多数の透孔7を通過して、エアーベン
ト系へと導入される。そして、その外気は、当該エアー
ベント系を介して車両室内へと導入される。
【0021】さて、本実施の形態では、カウルルーバト
ップ1の裏側にはフィルターパック12が設けられてい
るため、通気部8の透孔7を通過した外気中の異物がフ
ィルターパック12内の活性炭に捕捉されて、エアーベ
ント系へ侵入するのが抑制される。そのため、車両室内
に、外気中の極微粒子や排気ガス等が導入されるのを抑
制することができる。
ップ1の裏側にはフィルターパック12が設けられてい
るため、通気部8の透孔7を通過した外気中の異物がフ
ィルターパック12内の活性炭に捕捉されて、エアーベ
ント系へ侵入するのが抑制される。そのため、車両室内
に、外気中の極微粒子や排気ガス等が導入されるのを抑
制することができる。
【0022】また、本実施の形態によれば、フィルター
パック12をカウルルーバトップ1の裏側の外気用の通
路に設けるだけで、上記の作用効果を奏せしめることが
できる。このため、当該フィルターパック12の配設に
支承が生じることがなく容易にフィルターパック12を
装着することができる。
パック12をカウルルーバトップ1の裏側の外気用の通
路に設けるだけで、上記の作用効果を奏せしめることが
できる。このため、当該フィルターパック12の配設に
支承が生じることがなく容易にフィルターパック12を
装着することができる。
【0023】さらに、本実施の形態によれば、通気部8
の裏側には排水手段13が設けられている。このため、
雨水等が透孔7を通って通気部8の裏側に導入されたと
しても、当該雨水等は排水手段13によって排出され、
雨水等がフィルターパック12の方へ導かれるのを回避
することができる。このため、フィルターパック12が
濡れることによって当該フィルターパック12の機能が
損なわれてしまうのを防止することができる。
の裏側には排水手段13が設けられている。このため、
雨水等が透孔7を通って通気部8の裏側に導入されたと
しても、当該雨水等は排水手段13によって排出され、
雨水等がフィルターパック12の方へ導かれるのを回避
することができる。このため、フィルターパック12が
濡れることによって当該フィルターパック12の機能が
損なわれてしまうのを防止することができる。
【0024】併せて、本実施の形態では、通気部8を取
り外すことにより、前記フィルターパック12も一体と
なって取り外すことができるようにした。このため、例
えば、フィルターパック12による異物の捕捉量が限界
に達した場合には、通気部8を取り外すとともに、新た
にフィルターパック12を取り替えて、フィルターパッ
ク12一体型の通気部8を装着すればよい。従って、上
述した作用効果を半永久的に奏せしめることができる。
り外すことにより、前記フィルターパック12も一体と
なって取り外すことができるようにした。このため、例
えば、フィルターパック12による異物の捕捉量が限界
に達した場合には、通気部8を取り外すとともに、新た
にフィルターパック12を取り替えて、フィルターパッ
ク12一体型の通気部8を装着すればよい。従って、上
述した作用効果を半永久的に奏せしめることができる。
【0025】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、例えば次の如く構成してもよい。 (1)前記実施の形態では、フィルターパック12を通
気部8の直下側に設ける構成としたが、カウルルーバト
ップ1の裏側であれば、通気部8から若干ずれた位置に
配設する構成としても差し支えない。
ものではなく、例えば次の如く構成してもよい。 (1)前記実施の形態では、フィルターパック12を通
気部8の直下側に設ける構成としたが、カウルルーバト
ップ1の裏側であれば、通気部8から若干ずれた位置に
配設する構成としても差し支えない。
【0026】(2)前記実施の形態では、1つの分割片
1A,1Bに対し2つの通気部8を設ける構成とした
が、その数は1つであってもよいし、3つ以上であって
もよい。
1A,1Bに対し2つの通気部8を設ける構成とした
が、その数は1つであってもよいし、3つ以上であって
もよい。
【0027】(3)前記実施の形態では、透孔7を有す
る通気部8の網目状の部分を樹脂で一体的に成形するよ
うにしたが、別途網目状のもの(例えば金網)を取着す
るようにして通気部を構成するようにしてもよい。
る通気部8の網目状の部分を樹脂で一体的に成形するよ
うにしたが、別途網目状のもの(例えば金網)を取着す
るようにして通気部を構成するようにしてもよい。
【0028】(4)前記実施の形態では、フィルターと
して活性炭を内蔵したフィルターパック12に具体化し
たが、その外のフィルター(例えばモレキューラシーブ
を内蔵したもの、極微粒子を吸着可能なもの等)を用い
てもよい。
して活性炭を内蔵したフィルターパック12に具体化し
たが、その外のフィルター(例えばモレキューラシーブ
を内蔵したもの、極微粒子を吸着可能なもの等)を用い
てもよい。
【0029】(5)前記実施の形態では、カウルルーバ
トップ1を2つの分割片1A,1Bにより構成する場合
に具体化したが、このような分割片とせずとも一体型の
場合具体化することもできる。
トップ1を2つの分割片1A,1Bにより構成する場合
に具体化したが、このような分割片とせずとも一体型の
場合具体化することもできる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のカウルル
ーバトップによれば、車両室内に、外気中の極微粒子等
が導入されるのを抑制することができるという優れた効
果を奏する。
ーバトップによれば、車両室内に、外気中の極微粒子等
が導入されるのを抑制することができるという優れた効
果を奏する。
【0031】また、特に請求項2に記載の発明によれ
ば、上記の効果を半永久的に奏せしめることができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、フィルターが
濡れることによる、当該フィルターの機能が損なわれて
しまうのを防止することができる。
ば、上記の効果を半永久的に奏せしめることができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、フィルターが
濡れることによる、当該フィルターの機能が損なわれて
しまうのを防止することができる。
【図1】一実施の形態におけるカウルルーバトップを示
す図2のX−X線断面図である。
す図2のX−X線断面図である。
【図2】カウルルーバトップの自動車への配置状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】カウルルーバトップの1つの分割片を示す斜視
図である。
図である。
【図4】1つの通気部を取外した状態を示すカウルルー
バトップの斜視図である。
バトップの斜視図である。
【図5】従来技術におけるカウルルーバトップを示す断
面図である。
面図である。
1…カウルルーバトップ、1A,1B…分割片、2…車
両としての自動車、3…フロントガラス、7…透孔、8
…通気部、12…フィルターを構成するフィルターパッ
ク、13…排水手段。
両としての自動車、3…フロントガラス、7…透孔、8
…通気部、12…フィルターを構成するフィルターパッ
ク、13…排水手段。
Claims (3)
- 【請求項1】 車両(2)のフロントガラス(3)の前
部に設けられ、外気をエアーベント系を介して車両
(2)室内へ導入するための多数の透孔(7)を有する
通気部(8)を備えたカウルルーバトップであって、 当該カウルルーバトップの裏側には、前記透孔(7)を
通過した前記外気中の異物が前記エアーベント系へ侵入
するのを抑制するためのフィルター(12)を設けたこ
とを特徴とするカウルルーバトップ。 - 【請求項2】 前記フィルター(12)は、前記通気部
(8)とともに着脱可能としたことを特徴とする請求項
1に記載のカウルルーバトップ。 - 【請求項3】 前記通気部(8)の裏側には、さらに、
前記フィルターに水が導入されるのを回避するための排
水手段(13)を設けたことを特徴とする請求項1又は
2に記載のカウルルーバトップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24459295A JPH0986443A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | カウルルーバトップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24459295A JPH0986443A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | カウルルーバトップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0986443A true JPH0986443A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17121019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24459295A Pending JPH0986443A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | カウルルーバトップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0986443A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3025171A1 (fr) * | 2014-09-01 | 2016-03-04 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif pour devier l'eau de pluie sur la grille d'auvent d'un vehicule automobile |
JP2018043605A (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | マツダ株式会社 | 車両のカウル構造 |
JP2018043604A (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | マツダ株式会社 | 車両のカウル構造 |
CN108466653A (zh) * | 2017-02-23 | 2018-08-31 | 福特环球技术公司 | 用于操作具有通风罩和雨盘的车辆的方法和系统 |
JP2020157910A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | ダイハツ工業株式会社 | 車両前部構造 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24459295A patent/JPH0986443A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3025171A1 (fr) * | 2014-09-01 | 2016-03-04 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif pour devier l'eau de pluie sur la grille d'auvent d'un vehicule automobile |
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CN108466653A (zh) * | 2017-02-23 | 2018-08-31 | 福特环球技术公司 | 用于操作具有通风罩和雨盘的车辆的方法和系统 |
CN108466653B (zh) * | 2017-02-23 | 2022-07-29 | 福特环球技术公司 | 用于操作具有通风罩和雨盘的车辆的方法和系统 |
JP2020157910A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | ダイハツ工業株式会社 | 車両前部構造 |
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