JPH07304393A - トリムポケット - Google Patents

トリムポケット

Info

Publication number
JPH07304393A
JPH07304393A JP6097664A JP9766494A JPH07304393A JP H07304393 A JPH07304393 A JP H07304393A JP 6097664 A JP6097664 A JP 6097664A JP 9766494 A JP9766494 A JP 9766494A JP H07304393 A JPH07304393 A JP H07304393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trim
pocket
quarter
room
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6097664A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Shimazaki
広治 島崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP6097664A priority Critical patent/JPH07304393A/ja
Publication of JPH07304393A publication Critical patent/JPH07304393A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴミが溜まり難い上に、車内換気に関しての
室内空気の取入口としても機能し得るトリムポケットを
提供する。 【構成】 クォータインナパネル8の室内面側に取付け
られるクォータトリム1の裏側に、室内面側上部に物品
出入用としての開口部2aを有するトリムポケット2を
膨出状に形成し、該トリムポケット2の底面部4a及び
側面部4bには網目状の多数の小孔7を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用のトリムポケッ
トに係り、詳しくはクォータトリム等に設定されるトリ
ムポケットに関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜図7には従来の乗用車のクォータ
トリムに設定されたトリムポケットが示されている。こ
のトリムポケット33は図6の断面図に示すように、ク
ォータトリム31の裏側であるクォータインナパネル3
7とクォータアウタパネル38との間の空間部に設定さ
れている。具体的には、クォータトリム31の所定部位
を裏側に向かって膨出させることにより下端を開放した
膨出部31aを設定する一方、この膨出部31aの下方
空間を覆うようにしてクォータトリム31裏面にポケッ
ト本体32を熱カシメ等により止着することにより、ク
ォータトリム31の室内面側上部に物品出入用としての
開口部34を備えた小物入れ用のトリムポケット33を
構成している。
【0003】一方、乗用車ではカウル上部のインレット
部からフレッシュな外気を車室に導入し、車室のリヤ側
に設定されたアウトレット部から車室の空気を車外へ排
出することにより車室内の換気を行っている。そして、
室内の空気を室外に排出するために、クォータトリム3
1には室内空気の取入用クォータベント35が形成され
るとともに、ルーバ36が取付けられている。そして、
室内の空気は取入口35からクォータインナパネル37
とクォータパネル38との空間部に流出後、この空間部
を通ってクォータピラー側へと流れ、クォータインナピ
ラー39とクォータアウタピラー40との空間部に設定
された排気用クォータベント41の開口部から室外へ排
出されるようになっている。なお、排気用クォータベン
ト41の開口部にはルーバ42及び薄肉のゴム製バタフ
ライ43が設けられており、このバタフライ43は、室
内から室外へは空気が抜けるが、室外からのホースの水
に対しては閉じ、また室内側が負圧の場合も閉じて埃の
侵入を防ぐようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のトリムポケット33の場合、クォータトリム31の
裏側に設定されている関係でポケットの掃除がし難いも
のであり、ポケット底にゴミ(埃)が溜まってしまうと
いう問題がある。また、クォータトリム31に設定され
た室内空気の取入口35の存在は換気性能面からは有効
であるとしても室内の見栄えの面からは好ましいもので
はなかった。仮に、見栄えを向上させるために装飾性を
高めるような手段を施すとすれば、コストが高く付くの
みならず生産性を低下させることにもなる。
【0005】本発明は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、ゴミが溜ま
り難い上に、室内換気に関しての空気の取入口としても
機能し得るトリムポケットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、車両のボデーパネルの室内面側に取付けられるトリ
ムに設定されるトリムポケットであって、前記トリムの
裏側に膨出状に設定されるとともに、室内面側上部に物
品出入用としての開口部が備えられ、しかも少なくとも
底面部には多数の孔が設定されたことを特徴とする。
【0007】
【作用】上述のように構成された本発明に係るトリムポ
ケットにおいては、ポケット内にゴミ等が侵入したと
き、そのゴミは底面部の小孔を通って抜け落ちる。一
方、室内空気は小孔を通ってパネル空間部に抜け出たの
ち、該空間部を経て車体後部に設定されている排気口か
ら室外に抜け出ることができる。
【0008】
【発明の効果】従って、本発明によれば、トリムポケッ
トを常に清潔な状態に保つことができる。また、車室か
らは見えない位置のポケット底面部に室内空気を車外へ
排出する空気取入口としての機能を持たせたことによ
り、室内の見栄えを向上することができる。そして、室
内空気の取入口を別途設定する必要がなくなるため、生
産面からもすこぶる有利となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1はクォータトリムに設定されたトリ
ムポケットを示す斜視図であり、図2は図1のA−A線
断面図、図3は図2のB矢視図、図4は同トリムポケッ
トを裏側(室外側)から見た斜視図である。
【0010】図示のように、クォータトリム1の裏側に
は室内面側上部に物品出入用としての開口部2aを備え
た小物入れ用のトリムポケット2が膨出状に形成されて
いる。トリムポケット2は図2及び図4に示すように、
クォータトリム1の裏側に膨出状に一体形成された膨出
部3と、この膨出部3の下方空間を覆うように配置され
るポケット本体4とより構成されており、ポケット本体
4は膨出部3の縁及びトリム裏面に突出されたピン5に
取付孔6を嵌合した状態で熱カシメにより止着されてい
る。
【0011】しかして、図2〜図4に示すように、ポケ
ット本体4にはそのポケット底面部4a及び側面部4b
の略全域にわたって網目状の多数の小孔7が形成されて
いる。このように形成されたトリムポケット2を有する
クォータトリム1は、図2に示すように、クォータイン
ナパネル8の室内面側に取付けられるに際し、そのトリ
ムポケット2がクォータインナパネル8に形成された開
口部8aから嵌入されてクォータインナパネル8とクォ
ータアウタパネル9との間のパネル空間部に配置され
る。
【0012】また、図2に示すように、パネル空間部は
クォータインナピラー10とクォータアウタピラー11
との間のピラー空間部に通じており、このピラー空間部
にはクォータアウタピラー11側に開口する排気用クォ
ータベント12が設けられている。なお、排気用クォー
タベント12にはルーバ13及び薄肉のゴム製バタフラ
イ14が設けられており、このバタフライ14は、室内
から室外へは空気が抜けるが、室外からのホースの水に
対しては閉じ、また室内側が負圧の場合も閉じて埃の侵
入を防ぐようになっている。
【0013】本実施例に係るトリムポケット1は、上述
したようにパネル空間に面する底面部4a及び側面部4
bに多数の小孔7を形成したものであり、従って、ポケ
ット底にゴミ(埃)が溜まり難い。すなわち、トリムポ
ケット1に侵入したゴミは小孔7からパネル空間に抜け
落ちるため、ポケット底を常に清潔にすることが可能と
なる。
【0014】また、ポケット本体4に形成された小孔7
は、トリムポケット2の空間をパネル空間部に対して連
通する。すなわち、トリムポケット2が室内換気のため
のリヤ側アウトレット部の室内空気取入口として機能す
ることになるため、室内の空気はトリムポケット1の小
孔7を通ってパネル空間部に抜け出るとともに、これよ
りピラー空間側へと流れ、排気用クォータベント12か
ら室外へ排出される。従って、車室から見える位置には
室内空気の取入口が存在しないことから、室内の見栄え
が向上される。しかも、室内空気の取入口を別途設定す
る必要がなくなるため、生産上有利となる。
【0015】また、上記のような小孔7を通る空気流れ
は、該小孔7からのゴミの抜け落ちを助勢することがで
きる。なお、ゴミの抜け落ちを考えるならば、小孔7は
ポケット底に存在すれば足りるが、本実施例ではポケッ
ト底のみならず、ポケット側面部にも小孔7を設けてあ
るため、ポケットに収容された物品によってポケット底
の小孔7が塞がれたような場合でも通気性を確保でき
る。
【0016】なお、本実施例はクォータトリム1に設定
されるトリムポケット2の場合で説明したが、必ずしも
これに限定するものではない。すなわち、フロントドア
やリヤドアがドア締まり対応としての通気孔を備えてい
る場合において、ドアトリムに設定されるトリムポケッ
トがドアインナパネルの室外側である、ドアパネル空間
部に膨出状に設定されるような場合であれば適用するこ
とが可能となる。また、小孔7は図示の網目状に限るも
のではなく、たとえばスリット状であってもよく、また
図示の如き規則的配列である必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るトリムポケット及びその
付近を室内から見た斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】本実施例のトリムポケットを裏側から見た分解
斜視図である。
【図5】従来のクォータトリムを室内から見た斜視図で
ある。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】図5のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1…クォータトリム 2…トリムポケット 4…ポケット本体 4a…ポケット底面部 4b…ポケット側面部 7…小孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のボデーパネルの室内面側に取付け
    られるトリムに設定されるトリムポケットであって、 前記トリムの裏側に膨出状に設定されるとともに、室内
    面側上部に物品出入用としての開口部が備えられ、しか
    も少なくとも底面部には多数の孔が設定されたトリムポ
    ケット。
JP6097664A 1994-05-11 1994-05-11 トリムポケット Pending JPH07304393A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6097664A JPH07304393A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 トリムポケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6097664A JPH07304393A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 トリムポケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07304393A true JPH07304393A (ja) 1995-11-21

Family

ID=14198323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6097664A Pending JPH07304393A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 トリムポケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07304393A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240450A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Toyota Boshoku Corp 収納ボックス
JP2014189157A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Daihatsu Motor Co Ltd オープンカーの側部車体構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240450A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Toyota Boshoku Corp 収納ボックス
JP2014189157A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Daihatsu Motor Co Ltd オープンカーの側部車体構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5618323A (en) Integral cab and engine air intake system for a vehicle
US5921619A (en) Air handling system for vehicle cab
JPH07304393A (ja) トリムポケット
WO2009087683A2 (en) Fresh air duct for vehicle air conditioning system
JP4621679B2 (ja) 空気清浄具付き車両用サンバイザ
JPS60243B2 (ja) 自動車のカウル部構造
JPS589776Y2 (ja) 自動車の車室内換気装置
JPS6141616Y2 (ja)
JPH0986443A (ja) カウルルーバトップ
JPS5824575Y2 (ja) 自動車の換気装置
JPH059210Y2 (ja)
JPH061264A (ja) 自動車のカウル構造
JPH0635715Y2 (ja) 車室内空気の排出装置
JPH08175155A (ja) キャビンの外気導入装置
JPH09132026A (ja) 自動車のカウルボックス構造
JP2002274442A (ja) バッテリ格納装置
JP2005008126A (ja) 車両用換気装置
KR0115727Y1 (ko) 자동차용 환기장치
JPS6339130Y2 (ja)
JPS5934492Y2 (ja) 車両用フイニツシヤ
WO2000066381A1 (fr) Visiere laterale pour voiture
JPH0732182Y2 (ja) カウル構造
JPS6146008Y2 (ja)
JPS6012732Y2 (ja) 自動車用換気構造
JPH0630519Y2 (ja) 自動車のエンジンルーム換気構造