JP2553898Y2 - 車両用空気清浄器 - Google Patents

車両用空気清浄器

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JP2553898Y2
JP2553898Y2 JP1990112334U JP11233490U JP2553898Y2 JP 2553898 Y2 JP2553898 Y2 JP 2553898Y2 JP 1990112334 U JP1990112334 U JP 1990112334U JP 11233490 U JP11233490 U JP 11233490U JP 2553898 Y2 JP2553898 Y2 JP 2553898Y2
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Inventor
益敏 青山
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株式会社カンセイ
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車のリアパーセルシェルフ上に取付け
使用する車両用空気清浄器に関するものである。
[従来の技術] 自動車のリアパーセルシェルフ上に取付けられて車室
内の空気を清浄化するために使用される自動車用空気清
浄器としては例えば第3図に示す如き構造のものがあ
る。同図において、1は自動車の車室内に設備されてい
る後部座席の背もたれ、2はその背もたれ1の後部に設
けられているリアパーセルシェルフであり、このリアパ
ーセルシェルフ2には、車室内のエアを自然排気するた
めの排気口3が穿設されている。4はリアウィンドウを
示す。そしてこのリアパーセルシェルフ2上に、車両用
空気清浄器5が取付け使用されるものである。
[考案が解決しようとする課題] この空気清浄器5内に組込まれている送風用ファン6
は、一般的に外径が細型であるクロスフローファンを使
用しているために、風量が少なく、自動車が大型車であ
る場合には期待する風量が得られずに清浄効果が得られ
難いものであった。そこでこの風量を増大するための手
段としては、クロスフローファンの外径の大なる大型フ
ァンを使用することが考えられるが、大型ファンを使用
すれば空気清浄器5の高さ(H)が高くなり、このよう
な大型空気清浄器をリアパーセルシェルフ上に設備する
ことで運転者による車外後方視界が妨げられ安全運転に
支障を起すものであった。またこの高さの高い大型空気
清浄器の使用を可能ならしめるため、リアパーセルシェ
ルフの高さ(位置)を下げることも考えられるが、リア
パーセルシェルフを空気清浄器の使用に応じ又は車種に
応じて形状変更することは生産性、経済性に問題を起す
ばかりではなく、トランクルームの容積を狭ばめる原因
ともなる。
さらに大型ファンを内装した大型空気清浄器の使用を
可能ならしめるため、例えば大型車にあっては、第4図
に示すように、トランクルーム9の内部に大型空気清浄
器5を設備すると共に、リアパーセルシェルフ2には吸
気口7及び吐出口8の夫々を穿設して車室内の空気清浄
をトランクルーム内で行なうようにしたものも公知であ
るが、この場合はトランクルーム内の容積が大幅に縮小
されてしまうという不具合があった。
本考案はかかる従来の不具合に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、空気清浄器全体を広面積
かつ薄型となし、しかも車室内を清浄にするのに有効な
清浄風量を得ることができるように構成すると共に、空
気清浄器内に内装するフィルタの使用枚数を少なくし
て、フィルタの使用経済性を高め、さらには、上記フィ
ルタの脱着交換作業及び保守点検作業等を容易ならしめ
ることができる車両用空気清浄器を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため、本考案による車両用空気
清浄器の構成は、上面全体が開口面をなしている薄型偏
平なロアケース11に、該開口面全体に対応して吸気口12
および吐出口13が互いに隣接して形成されている平板状
アッパケース14を被着して構成される清浄器ケース15
と、前記ロアケース11の開口面全体を塞ぐように敷設さ
れ該ロアケース11と前記アッパケース14とで挟持される
1枚の集塵フィルタ16と、前記アッパケース14の吸気口
12に対応する位置で、前記集塵フィルタ16とロアケース
11内底面との間の空間内に配設されるようにした偏平フ
ァン17と、前記アッパケース14の吐出口13に対応する位
置において、前記ロアケース11内に形成される通気路19
の上面を覆うように敷設され該ロアケース11と前記集塵
フィルタ16とで挟持される1枚の脱臭フィルタ18とを備
えたことを特徴とするものである。
[実施例] 以下に本考案を第1図及び第2図に示す実施例に基い
て詳細に説明する。
第1図において、11は上面全体が開口面をなしており
しかも薄型偏平形状に形成した空気清浄器のロアケース
であって、このロアケース11の上面開口部には、吸気口
12と吐出口13との夫々が互に隣設されている平板状アッ
パケース14が被着される。このロアケース11とアッパケ
ース14とからなる清浄器ケース15の形状は、その平面形
状が自動車リアパーセルシェルフの平面と対応する広面
積となし、またその清浄器ケース15の高さは、このケー
ス15を、リアパーセルシェルフ上に載置したとき、その
表面が、後部座席の背もたれ上辺よりも突出しない高さ
に制限した薄型偏平ケースである。16はロアケース11の
開口面全体を塞ぐように敷設された1枚の集塵フィルタ
であり、この集塵フィルタ1は、ロアケース11の開口面
に接近して形成されているフィルタ受け部21により受け
止められている。この集塵フィルタ16とロアケース11内
底面との間の前記吸気口12に対応する位置には、例えば
シロッコ型、ターボ型、ラジアル型等の偏平ファン17が
配置され、また前記吐出口12に対応させて、集塵フィル
タ16の裏面に1枚の脱臭フィルタ18が重ね合せられて、
上記集塵フィルタ16とフィルタ受け部21間で挟持されて
いる。
そして上記ロアケース11内の偏平ファン17と脱臭フィ
ルタ18との間を通気路19に形成しているものである。20
は偏平ファン17の駆動モータであって、この駆動モータ
20は、ロアケース11の底面を貫通して外部へ突出させて
いる。この駆動モータ20を例えば第2図に示す如く偏平
なるプリントモータ20′を使用すれば、該モータ20′
は、ロアケース11内に組み込むことができる。また上記
ロアケース11の上面開口部にアッパケース14を被着する
ことにより、ロアケース11のフィルタ受け部21に受け止
められている集塵フィルタ16及び脱臭フィルタ18は、そ
のフィルタ受け部21とアッパケース14とによって挟持さ
れる。
以上が本実施例の自動車用空気清浄器の構成である
が、その空気清浄器によれば、その全体形状を薄型に形
成することができる。またケース15は薄型であってもリ
アパーセルシェルフの全面に対応して広面積の平面を持
たせることができるので吸気口12及び吐出口14の開口面
積は大きく確保でき、その結果大風量の空気清浄器が得
られる。なお第1図に示す実施例にあっては、モータ20
がケース15により突設されているが、この空気清浄器を
リアパーセルシェルフ上に設備するときは、そのモータ
20をリアパーセルシェルフに貫通してトランクルーム内
に突設させればよい。このモータ20の突出容積だけであ
ればトランクルーム内容積の縮少に影響はない。
[考案の効果] 以上のように本考案による車両用空気清浄器は、ロア
ケース11と、このロアケース11の開口面に被着されるア
ッパケース14とによって、上記ロアケース11の開口面全
体を塞ぐようにして敷設される1枚の集塵フィルタ16を
挟持させる構造であり、さらに脱臭フィルタ18は、アッ
パケース14の吐出口13側でのみ集塵フィルタ16の裏面に
敷設されて脱臭フィルタとロアケース11間で挟持される
1枚のフィルタであることからフィルタの部品点数が少
なく、これによってフィルタの経済性が高められる。ま
たそれらフィルタは挟持構造であるから、特にフィルタ
の止着部材、部品等を必要とすることなく、これによっ
てフィルタの取付構造が簡素化されると共にそれらフィ
ルタの脱着交換作業及びメンテナンスのための作業がき
わめて容易に行なえる。
また本考案では薄型偏平ロアケース11と、該ロアケー
ス11の開口面に被着される平板状アッパケース14との組
合せにより空気清浄器の偏平ケース15を構成し、車両の
リアパーセルシェルフの平面に対応させて、広面積の表
面をもつ高さの低い偏平ケースとすることができるの
で、高さを低くしても大風量を得ることができる。すな
わち、上記偏平ケース15である空気清浄器を、リアパー
セルシェルフ上に載置したとき、後部座席の背もたれ上
辺よりもあまり突出しない程度の高さの空気清浄器とす
ることができるので、従って車外の後方視界を妨げるこ
とがない。また上記空気清浄器は、リアパセルシェルフ
の平面に対応した広面積であるから、車室内空気の有効
清浄が行なわれる。
さらに上記集塵フィルタに集塵効率向上又は風量の増
大を図るためプリーツ加工を施したものを用いるとすれ
ば、フィルタの使用枚数が1枚であることから、フィル
タのプリーツ加工費が1枚分でよく安価となるなど、車
両用清浄器として優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案よりなる車両用空気清浄器の実施例を
示した構造説明図、第2図はその他の実施例を示した構
造説明図、第3図及び第4図は従来例の説明図である。 11……ロアケース、12……吸気口 13……吐出口、14……アッパケース 15……清浄器ケース、16……集塵フィルタ 17……偏平ファン、18……脱臭フィルタ 19……通気路、20,20′……駆動モータ 21……フィルタ受け部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面全体が開口面をなしている薄型偏平な
    ロアケース(11)に、該開口面全体に対応して吸気口
    (12)および吐出口(13)が互いに隣接して形成されて
    いる平板状アッパケース(14)を被着して構成される清
    浄器ケース(15)と、前記ロアケース(11)の開口面全
    体を塞ぐように敷設され該ロアケース(11)と前記アッ
    パケース(14)とで挟持される1枚の集塵フィルタ(1
    6)と、前記アッパケース(14)の吸気口(12)に対応
    する位置で、前記集塵フィルタ(16)とロアケース(1
    1)内底面との間の空間内に配設されるようにした偏平
    ファン(17)と、前記アッパケース(14)の吐出口(1
    3)に対応する位置において、前記ロアケース(11)内
    に形成される通気路(19)の上面を覆うように敷設され
    該ロアケース(11)と前記集塵フィルタ(16)とで挟持
    される1枚の脱臭フィルタ(18)とを備えたことを特徴
    とする車両用空気清浄器。
JP1990112334U 1990-10-26 1990-10-26 車両用空気清浄器 Expired - Lifetime JP2553898Y2 (ja)

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JPH0469311U JPH0469311U (ja) 1992-06-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5987314U (ja) * 1982-12-02 1984-06-13 株式会社デンソー 自動車用空気清浄器
JPS59146017U (ja) * 1983-03-16 1984-09-29 松下電器産業株式会社 空気清浄器

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