JP3004225U - 乗物用太陽電池式換気装置 - Google Patents

乗物用太陽電池式換気装置

Info

Publication number
JP3004225U
JP3004225U JP1994006418U JP641894U JP3004225U JP 3004225 U JP3004225 U JP 3004225U JP 1994006418 U JP1994006418 U JP 1994006418U JP 641894 U JP641894 U JP 641894U JP 3004225 U JP3004225 U JP 3004225U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
ventilation
solar cell
passage
ventilation fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994006418U
Other languages
English (en)
Inventor
影澤健治
Original Assignee
影澤 健治
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 影澤 健治 filed Critical 影澤 健治
Priority to JP1994006418U priority Critical patent/JP3004225U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3004225U publication Critical patent/JP3004225U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】乗物の室内換気を効率よく行え、乗物の停止時
でも換気可能の乗物用換気装置。 【構成】乗物室内換気装置において、乗物の天井に換気
通路を形成し、上記換気通路の乗物の室内に臨む部分に
換気扇2を配し、換気扇2を駆動するモーター4を覆う
ケーシング3の上面を太陽電池の太陽光線の受光面と成
し、太陽電池を換気扇2の駆動モーター4の電源として
使用することを特徴とする。上記換気通路は、室内に開
口し、外板14と内張り15の間をつなげる上流換気通
路11と、通路11に連通し、外気に開口している下流
換気通路8より成り、通路11には、モーター4により
駆動される換気扇2が収容され、通路8には、雨水の侵
入を防止する為の邪魔板6が複数段形成されていること
を特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、乗物の室内の空気を換気する為の乗物に装備されている乗物用太陽 電池式換気装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、乗物には乗物の室内の空気を換気する為の乗物用換気装置が装備 されており、上記乗物用換気装置は、乗物に装備されているエアコンやヒーター 等の空調装置の作動動作の一つとして上記空調装置に組み込まれているものと、 上記空調装置とは独立した換気装置として装備されているものとがある。
【0003】 そして、上記乗物の空調装置に組み込まれて成る換気装置は、上記空調装置の 空気吸入口から室内の空気、あるいは、外気を取り入れ、運転者前方等に形成さ れた空気吐出口より空気を吐出することによって、自動車の車内の空気の換気を 行うものであり、また、上記空調装置とは独立して成る換気装置は、一般的に後 部座席後方等に据え付けられるものであり、乗物の室内の空気を循環させたりす ることにより、乗物の室内の空気の換気を行うものである。
【0004】 所で、上記乗物用換気装置は、乗物の空調装置に組み込まれて成るものと乗物 の空調装置とは独立して成るものとに分けられるものであるが、いずれの場合で あっても、乗物に搭載された搭載電源によって駆動される換気扇を有して成るも のであるので、乗物の搭載電源がOFFとなった状態(乗物の停止時等)では、 上記換気扇が停止しており、乗物の室内の換気装置は、その作動を停止している ものであり、炎天下等に乗物を停止させておいた場合、その室内はかなりの高温 となる為、内装部品の劣化や金属部分への接触による火傷等の不具合が生じてい るものであった。
【0005】 そこで、上記不具合を解決する為に、乗物の窓ガラスに対してその上方に取り 付けることができ、しかも、乗物の搭載電源に頼らず、独自の電源(電池、ある いは、太陽電池等)を有し、乗物の室内の換気を行うことができる換気装置が提 案され、一部実用されるに至っているものであり、乗物を停止させ、搭載電源が OFFとなった状態であっても、室内の換気を行うことができ、炎天下等に乗物 を停止した場合に室内が高温となることを防止することができるものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術によると、乗物の窓ガラスに対してその上方に取り付けること ができる換気装置であり、しかも、乗物の搭載電源に頼らず独自の電源(電池、 あるいは、太陽電池等)を有し、乗物の室内の換気を行うことができるものであ るので、炎天下等に停止した乗物の室内が高温になることを防止することができ 、それに伴う不具合を解消することができるものであるが、上記換気装置は、乗 物の窓ガラスに対してその上方に取り付けられている為、それを使用する度に窓 ガラスに対してその上方に取り付ける必要があるので、その使用は、かなり煩わ しいものであった。
【0007】
【考案の目的】
よって、本考案の目的とする所は、上述の如き従来の技術の有する問題点を解 決するものであって、乗物の室内の換気を効率よく行え、しかも、その停止時に 於ても乗物の室内の換気を行うことができ容易に使用できる乗物用換気装置を提 供することにある。
【0008】
【課題を解決する為の手段】
上記目的を達成する為に本考案は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対 応する添付図面に使用した符号を用いて説明すると、 乗物の室内の空気を換気する為の乗物に装備されている乗物用換気装置に於て 、 乗物の天井13に換気通路1を形成し、上記換気通路1の乗物の室内に臨む部 分に換気扇2を配し、上記換気通路1を形成すると共に、換気扇2を駆動するモ ーター4を覆うケーシング3の上面16を太陽電池5の太陽光線の受光面と成し 、上記太陽電池5を換気扇2を駆動するモーター4の電源として使用しているこ とを特徴とする乗物用太陽電池式換気装置である。
【0009】 そして、上記換気通路1は、乗物内に開口し、外板14と内張り15の間をつ なげる上流換気通路7と、上記上流換気通路7に連通し、外気に開口している下 流換気通路8より成り、上記上流換気通路7には、モーター4によって駆動され る換気扇2が収容され、上記下流通路8には、雨水の侵入を防止する為の邪魔板 6が複数段形成されているものである。
【0010】 また、乗物内の空気を換気する為の乗物に装備されている乗物用換気装置に於 いて; 上記乗物用換気装置は、太陽光線を受光する受光面を備えた太陽電池5と、上 記太陽電池5を電源とするモーター4により駆動する換気扇2とから成るもので あって、上記太陽電池5とモーター4により駆動する換気扇2とは分離別体のも のであり、電源コード20により接続されることを特徴とする乗物用太陽電池式換 気装置である。
【0011】 そして、乗物内の空気を換気する為の乗物に装備されている乗物用換気装置に 於いて; 太陽光線受光可能な位置に太陽光線受光面を有する太陽電池5を配すると共に 、一側が乗物内に向かい、他側が乗物室外に向かうよう配され、上記一側から他 側へ乗物室内の空気を流動せしめて換気する換気扇2を乗物室内の取手に配した ことを特徴とする。
【0012】 更に、 乗物内の空気を換気する為の乗物に装備されている乗物用換気装置に 於いて; 上記乗物用換気装置は、太陽光線を受光する受光面を備えた太陽電池5と、上 記太陽電池5を電源とするモーター4により駆動する換気扇2とが電源コード20 により接続された分離別体のものであって、乗物室外から吸入した外気を乗物室 内に導いて乗物室内の静圧を上げ、乗物に形成された隙間Nから乗物室外へ乗物 室内の空気を押し出し換気することを特徴とする乗物用太陽電池式換気装置であ る。
【0013】 そして、上記太陽電池5は、太陽光線受光可能な位置に太陽光線受光面を有し て配すると共に、上記換気扇2は、一側で上記乗物室内に隣り合う空間に向かい 、他側で乗物の室内に向かうよう配したことを特徴とする。
【0014】
【作用】
本考案は、上記技術的手段より成り、乗物の室内の空気を換気する為の乗物に 装備されている乗物用太陽電池式換気装置が、乗物の天井に換気通路1を有して 成ると共に、上記換気通路1の自動車の車内に臨む部分に換気扇2を有し、しか も、上記換気通路1を形成すると共に、換気扇2を駆動するモーター4を覆うケ ーシング3の上面16を太陽電池5の太陽光線の受光面と成し、上記太陽電池5 を換気扇2を駆動するモーター4の電源として使用した乗物用太陽電池式換気装 置であるので、その作動は、乗物の搭載電源に頼らず、独自に行われるものであ り、常に乗物の室内の換気を行うことができ、しかも、乗物の天井13に取り付 けられているので、室内上方に溜る熱気を効率よく室外に放出することができ、 炎天下等に乗物を停止した場合でも、室内が高温となることが防止されるもので ある。
【0015】 そして、上記乗物用太陽電池式換気装置の換気通路1は、室内に開口し、外板 14と内張り15の間をつなげる上流換気通路7と、上記上流換気通路7に連通 し、外気に開口している下流換気通路8によって構成され、上記上流換気通路8 には、モーター4によって駆動される換気扇2が収容され、上記下流換気通路8 には、雨水の侵入を防止する為の邪魔板6が複数段形成されているものであるの で、乗物の室内へ上記換気通路1から雨水が侵入する心配が無いものであり、し かも、上記換気装置の取り付けは、窓ガラス等に隙間を生じさせること無く行わ れるので、盗難に遭う心配が無く、さらに、上記換気装置は、その使用に応じて 着脱する必要がないので、容易に使用することができるものである。
【0016】 また、上記乗物室内の取手21に対して一側が乗物内に向かい、他側が乗物外に 向かうように配された換気扇2によれば、乗物の室内の空気が換気扇2の一側か ら他側へ流動させることにより、乗物室内の空気が室外に放出され、乗物室内の 換気を行うことができる。
【0017】 さらに、上記一側で乗物室内に隣り合う空間に向かい、他側で乗物の室内に向 かうよう配された換気扇2によれば、乗物室外から吸入した外気を乗物室内に導 いて乗物室内の静圧を上げ、乗物に形成された隙間Nから乗物室外へ室内の空気 を押し出すことにより、乗物室内の換気を行うことができる。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づき詳細に説明する。図1から図4まで は第1実施例であって、自動車に適用した例である。図1,図2,図3に示した 様に、本考案の乗物用太陽電池式換気装置が、自動車の車内の空気を換気する為 に自動車に装着されるものであり、換気通路1と換気扇2、及び、換気通路1を 形成すると共に換気扇2を覆い太陽電池5を有するケーシング3より成るもので あって、上記換気通路1は、自動車の天井13に形成され、車内に開口し、外板 14と内張り15の間をつなげる上流換気通路7と、上記上流換気通路7に連通 し、外気に開口している下流換気通路8より構成されているものである。
【0019】 そして、上記換気扇2は、上記換気通路1の自動車の車内に臨む部分、即ち、 吸入口11を有する上流通路7に配設され、モーター4によって駆動されるもの であり、上記吸入口11は、網状キャップ17を有し、換気通路1及び換気扇2 に指や異物が入ることを防止しているものであって、また、上記モーター4は、 上記換気通路1を形成すると共に換気扇2を覆うケーシング3に形成されたモー ター保持部10によって保持されていると共に、上記ケーシング3に配設された 太陽電池5をその電源として使用しているものである。
【0020】 そして、上記ケーシング3は、自動車の天井13の外板14に一体的に取り付 けられているものであり、その周縁には、ケーシング3を天井13の外板14に 取り付けの為のフランジ部9が形成されており、しかも、その上面16には、太 陽電池5が配設され、太陽光線の受光面と成されているものである。
【0021】 そして、上記換気通路1を構成する下流換気通路8は、自動車の後方に向かっ て開口している放出口12を有すると共に、複数の邪魔板6が互い違いに複数段 形成されているものであり、雨水が上記放出口12から自動車の車内に侵入する ことを防止しているものである。
【0022】 次に、その使用例を説明する。 図4に示した様に、本考案の乗物用太陽電池式換気装置Bは、自動車Aの天井1 3部分に取り付けられ、使用されるものであって、その取り付けは、自動車Aの 天井13部分に外気と車内Cをつなげる穴を形成し、その穴を上記乗物用太陽電 池式換気装置Bの換気通路1の上流換気通路7と成し、その穴を覆う形で上記ケ ーシング3のフランジ部9を天井13の外板14に接着することにより行われる ものである。
【0023】 そして、上記ケーシング3の取り付けによって、自動車Aの天井13に換気通 路1と換気扇2及び、換気扇2を駆動するモーター4の電源である太陽電池5を 有する乗物用太陽電池式換気装置Bが形成されるものである。
【0024】 そして、上記乗物用太陽電池式換気装置Bの作動を説明すると、ケーシング3 の上面16に配設された太陽電池5の受光部に太陽光線が当たり蓄電され、電気 が供給されることにより、モーター4が作動し、換気扇2が駆動される。これに よって、自動車Aの車内Cの空気が吸入口11から吸入され、上流換気通路7, 下流換気通路8を経て放出口12から車外へ放出され(矢印F)、自動車Aの車 内Cの換気が行われるものである。
【0025】 そして、上記乗物用太陽電池式換気装置Bの作動は、自動車Aの搭載電源に頼 らず、太陽電池5によって行われるものであるので、自動車Aの走行時、停車時 に限らず、常に作動状態となるので、炎天下等に自動車Aを停車させておいた場 合であっても、車内Cの換気が行われるものであり、しかも、上記乗物用太陽電 池式換気装置Bは、自動車Aの天井13に取り付けられているものであるので、 車内C上方に溜り易い熱気を換気することができ、より効率よく車内Cの換気を 行えるものである。
【0026】 そして、上記乗物用太陽電池式換気装置Bの換気通路1の下流換気通路8には 、邪魔板6が複数段形成されているので、雨水等が侵入することが無く、さらに 、上記放出口12が自動車Aの後方に向かって開口しているので、自動車Aの走 行時の換気がベンチュリー効果によって良好に行え、しかも、雨水等が侵入する ことも無いものである。
【0027】 さらに、上記換気通路1の上流換気通路7を自動車Aの天井13の外板14と 内張り15との間に開口させることにより、外板14と内張り15の間の空気を 換気することができるので、炎天下等に停車した場合の車内Cの温度上昇をより 低くすることができ、乗車時の不快感をやわらげ、エアコンのききを良くするこ とができるものである。
【0028】 そして、上記乗物用太陽電池式換気装置Bは、自動車Aの天井13に一体的に 取り付けられているものであるので、窓ガラス等に隙間が生じることが無く、盗 難に遭うことが防止され、しかも、その使用の度に着脱する必要がないので、そ の使用は容易である。さらに、上記乗物用太陽電池式換気装置Bを使用しない場 合には、メインスイッチ(図示せず)を切ることにより、その作動を停止するこ とができ、必要に応じて自動車Aの車内Cの換気を行えるものである。
【0029】 次に、図5を参照して本考案の乗物用太陽電池式換気装置Bの第2実施例を説 明する。即ち、この例での乗物用太陽電池式換気装置Bは上記第1実施例の乗物 用太陽電池式換気装置と略同様のものであるが、太陽光線を受光する受光面を備 えた太陽電池5と、上記太陽電池5を電源とするモーター4により駆動する換気 扇2とが電源コード20により接続された分離別体のものである。
【0030】 そして、この例では上記乗物用太陽電池式換気装置Bは、自動車Aの車内Cの 空気を換気する為に自動車Aに装着されるものである。上記換気扇2は、モータ ー4と共にケーシング3に取り付けられている。上記ケーシング3A内部には換 気通路1が形成されていて、上記換気扇2が望む一側の吸入口11と、他側の放 出口12とに連通している。
【0031】 次に、上記乗物用太陽電池式換気装置Bが自動車Aの車内Cに配された使用例 をみてみる。先ず、上記太陽電池5を、その受光面で太陽光線を受光可能な位置 (例えばダッシユボード上或いは後部座席後方等)に配する。他方、上記換気扇 2を上記自動車Aの車内Cの窓側上部の取手21に配いし、上記一側の吸引口1 1が車内Cに向かい、他側の放出口12が開けた窓ガラス22の隙間Nから車外 に向かうよう位置せしめるそして、上記太陽電池5と換気扇2とは電源コード2 0により接続する。尚、上記乗物用太陽電池式換気装置或いはBの取手21への 取付手段としては、取手21のネジを利用して自在金具で取り付けられるように した取付手段やクリップ等を利用した取付手段、その他の取付手段が考えられる 。
【0032】 そして、上記乗物用太陽電池式換気装置Bを作動させた場合、上記太陽電池5 の受光部に太陽光線が当たり蓄電され、電気が供給されることにより、モーター 4が作動し、換気扇2が駆動される。これによって、自動車Aの車内Cの空気が 吸入口11から吸入され、ケーシング3内の換気通路1を経て放出口12から車 外へ放出され(矢印G)、自動車Aの車内Cの換気が行われるものである。さら に、上記乗物用太陽電池式換気装置Bを使用しない場合には、メインスイッチ( 図示せず)を切ることにより、その作動を停止することができ、必要に応じて自 動車Aの車内Cの換気を行えるものである。尚、上記ケーシング3内には、第1 実施例と略同様に雨水等の侵入を防止する為の邪魔板を複数段形成しても良い。
【0033】 次に、図6を参照して本考案の乗物用太陽電池式換気装置Bの第3実施例を説 明する。この例は上記第2実施例と略同様に太陽電池5と換気扇5とが電源コー ド20により接続された分離別体のものである。そして、上記換気扇2は、モー ター4と共にケーシング3に取り付けられている。上記ケーシング3内部には換 気通路1が形成されていて、上記換気扇2の一側の吸入口11と、反対側である 他側の放出口12とに連通している。
【0034】 次に、上記乗物用太陽電池式換気装置Bが自動車Aに配された使用例をみてみ る。先ず、上記太陽電池5を、その受光面で太陽光線を受光可能な位置(例えば ダッシュボード上或いは後部座席後方等)に配する。他方、上記換気扇2を、上 記吸引口11が自動車用Aの車内Cに隣り合うトランクルーム23の空間に向か い、上記放出口12が自動車Aの車内Cに向かうよう上記後部座席後方に配する 。そして、上記太陽電池5と換気扇2とを電源コード20により接続する。尚、 上記乗物用太陽電池式換気装置Bの後部座席後方への取付手段としては、上記ケ ーシング3にフランジ部を設けてネジで取り付けるようにした取付手段やその他 の取付手段が考えられる。
【0035】 そして、上記乗物用太陽電池式換気装置Bを作動させた場合、上記太陽電池5 の受光部に太陽光線が当たり蓄電され、電気が供給されることにより、モーター 4が作動し、換気扇2が駆動される。これによって、外気がトランクルーム23 内を介して吸引口11から吸引され、ケーシング3内の換気通路1を経て放出口 12から車内Cへ放出される(矢印H)。これにより、車内Cの静圧が上がり、 自動車Aに形成された隙間Nら車外へ空気が押し出され、換気が行われるもので ある。尚、上記自動車Aに形成された隙間Nとは、構造上の隙間Nや人為的な隙 間N等があげられ、人為的な隙間としては、例えば窓ガラス22を開けたとき隙 間N等があげられる。そして、上記乗物用太陽電池式換気装置Bを使用しない場 合には、メインスイッチ(図示せず)を切ることにより、その作動を停止するこ とができ、必要に応じて自動車Aの車内Cの換気を行えるものである。
【0036】 尚、上記第1から第3までの実施例では、乗物として自動車に適用した例を示 したが、この他にヨットやクルーザー等種々の乗物への適用が考えられる。そし て、上記ヨットやクルーザー等に適用した場合は、塩風や海水等から上記乗物用 太陽電池式換気装置を守る対策が施されるものである。また、上記乗物用太陽電 池式換気装置BはメインスイッチのON,OFFにより作動するか否かを切り換 えたが、この他に乗物室内に温度センサー等を設け、室内の温度変化等に伴って 上記温度センサーと連設した乗物用太陽電池式換気装置Bが作動制御されるよう にしても良い。また、上記乗物用太陽電池式換気装置Bの取り付けは、メーカー 出荷時、あるいは、販売店にて取り付けを行うことにより、容易にその装着が行 えるものである。
【0037】
【考案の効果】
以上詳述した如く、本考案によると次の様な効果を奏する。 即ち、請求項1記載によると、乗物の室内の空気を換気する為の乗物に装備さ れている乗物用換気装置が、乗物の天井に取り付けられ、しかも、上記換気装置 には、太陽電池が配設されており、上記太陽電池を換気扇を駆動するモーターの 電源として使用した乗物用太陽電池式換気装置であるので、その作動は、乗物の 搭載電源に頼らず、独自に行われるものであり、常に自動車の車内の換気を行う ことができ、しかも、乗物の天井に取り付けられているので、室内上方に溜る熱 気を効率よく室外に放出することができ、炎天下等に乗物を停止した場合でも、 室内が高温となることが防止され、室内が高温になることによる種々の不具合を 防止でき、しかも、天井に一体的に形成されているので、盗難に遭う心配が無い ものである。
【0038】 さらに、請求項2記載によると、換気通路の下流換気通路には、雨水の侵入を 防止する為の邪魔板が複数段形成されているものであるので、乗物の室内へ上記 換気通路から雨水が侵入する心配が無いものであり、しかも、上記換気装置は、 その使用に応じて着脱する必要がないので、その使用は非常に容易である。
【0039】 また、請求項3及び4記載によると、上記太陽電池と換気扇とを分離別体とし たことにより、上記太陽電池及び換気扇をそれぞれが適する位置、具体的には太 陽電池では、太陽光線を受光し易い位置、換気扇では換気し易い位置に配するこ とが容易となり適用範囲を拡大し易い。そして、上記換気扇を乗物室内の取手に 配することにより、その取り付けは比較的簡単であり、しかも、その使用時に応 じて着脱する必要がない。
【0040】 さらに、請求項5及び6記載によると、乗物室外から吸入した外気を乗物室内 に導いて乗物室内の静圧を上げ、乗物に形成された隙間から乗物室外へ空気を押 し出し換気することにより、乗物室外の外気を直接導き易く、とりわけ、炎天下 では乗物室内よりも温度の低い外気を導くことができ、乗物室内の温度を下げ易 いものである。そして、上記乗物に搭載された搭載電源に頼らない換気扇は、一 側で乗物室内に隣り合う空間に向かい、他側で乗物室内に向かうよう配したこと により、乗物室内の空気よりも比較的温度の低い隣り合う空間内の空気を直接導 くことが可能であり、とりわけ炎天下での換気効果が得られ易く、さらに、上記 換気扇は、乗物内に配されていることにより、雨水等が乗物室内に侵入する心配 が無いものであり、しかも、上記換気装置は、その使用に応じて着脱する必要が ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例で示した乗物用太陽電池式
換気装置の正面図である
【図2】本考案の第1実施例で示した乗物用太陽電池式
換気装置の平面図である。
【図3】本考案の第1実施例で示した乗物用太陽電池式
換気装置を自動車前方より見た図である
【図4】本考案の第1実施例で示した乗物用太陽電池式
換気装置の使用状態を示す図である。
【図5】本考案の第2実施例で示した乗物用太陽電池式
換気装置の使用状態を示す図である。
【図6】本考案の第3実施例で示した乗物用太陽電池式
換気装置の使用状態を示す図である。
【符号の説明】
A 自動車 B 乗物用太陽電池式換気装置 C 車内 N 隙間 1 換気通路 2 換気扇 3 ケーシング 4 モーター 5 太陽電池 6 邪魔板 7 上流換気通路 8 下流換気通路 20 電源コード 21 取手

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物の室内の空気を換気する為の乗物に
    装備されている乗物用換気装置に於て、 乗物の天井13に換気通路1を形成し、上記換気通路1
    の乗物の室内に臨む部分に換気扇2を配し、上記換気通
    路1を形成すると共に、換気扇2を駆動するモーター4
    を覆うケーシング3の上面16を太陽電池5の太陽光線
    の受光面と成し、上記太陽電池5を換気扇2を駆動する
    モーター4の電源として使用していることを特徴とする
    乗物用太陽電池式換気装置。
  2. 【請求項2】 上記換気通路1は、乗物室内に開口し、
    外板14と内張り15の間をつなげる上流換気通路7
    と、上記上流換気通路7に連通し、外気に開口している
    下流換気通路8より成り、上記上流換気通路7には、モ
    ーター4によって駆動される換気扇2が収容され、上記
    下流換気通路8には、雨水の侵入を防止する為の邪魔板
    6が複数段形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の乗物用太陽電池式換気装置。
  3. 【請求項3】 乗物内の空気を換気する為の乗物に装備
    されている乗物用換気装置に於いて;上記乗物用換気装
    置は、太陽光線を受光する受光面を備えた太陽電池5
    と、上記太陽電池5を電源とするモーター4により駆動
    する換気扇2とから成るものであって、上記太陽電池5
    とモーター4により駆動する換気扇2とは分離別体のも
    のであり、電源コード20により接続されることを特徴と
    する乗物用太陽電池式換気装置。
  4. 【請求項4】 乗物内の空気を換気する為の乗物に装備
    されている乗物用換気装置に於て;太陽光線受光可能な
    位置に太陽光線受光面を有する太陽電池5を配すると共
    に、一側が乗物内に向かい、他側が乗物室外に向かうよ
    う配され、上記一側から他側へ乗物室内の空気を流動せ
    しめて換気する換気扇2を乗物室内の取手に配したこと
    を特徴とする請求項3記載の乗物用太陽電池式換気装
    置。
  5. 【請求項5】 乗物内の空気を換気する為の乗物に装備
    されている乗物用換気装置に於て、 上記乗物用換気装置は、太陽光線を受光する受光面を備
    えた太陽電池5と、上記太陽電池5を電源とするモータ
    ー4により駆動する換気扇2とが電源コード20により接
    続された分離別体のものであって、乗物室外から吸入し
    た外気を乗物室内に導いて乗物室内の静圧を上げ、乗物
    に形成された隙間Nから乗物室外へ乗物室内の空気を押
    し出し換気することを特徴とする乗物用太陽電池式換気
    装置。
  6. 【請求項6】 上記太陽電池5は、太陽光線受光可能な
    位置に太陽光線受光面を有して配すると共に、上記換気
    扇2は、一側で上記乗物室内に隣り合う空間に向かい、
    他側で乗物の室内に向かうよう配したことを特徴とする
    請求項5記載の乗物用太陽電池式換気装置。
JP1994006418U 1994-05-13 1994-05-13 乗物用太陽電池式換気装置 Expired - Lifetime JP3004225U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994006418U JP3004225U (ja) 1994-05-13 1994-05-13 乗物用太陽電池式換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994006418U JP3004225U (ja) 1994-05-13 1994-05-13 乗物用太陽電池式換気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3004225U true JP3004225U (ja) 1994-11-08

Family

ID=43140157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994006418U Expired - Lifetime JP3004225U (ja) 1994-05-13 1994-05-13 乗物用太陽電池式換気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3004225U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003191747A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Toyoda Spinning & Weaving Co Ltd 自動車用換気システム
JP2006082699A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Ots:Kk 太陽電池を用いた自動車用換気装置
JP2020196435A (ja) * 2019-06-03 2020-12-10 呉剛 太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003191747A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Toyoda Spinning & Weaving Co Ltd 自動車用換気システム
JP2006082699A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Ots:Kk 太陽電池を用いた自動車用換気装置
JP2020196435A (ja) * 2019-06-03 2020-12-10 呉剛 太陽熱技術に基づく自動車内空気の循環装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0712091Y2 (ja) 車両用換気装置
US20170274734A1 (en) Detecting residual host cell proteins in recombinant protein preparations
US20160047387A1 (en) Systems and methods for air cooling of various enclosures
US5690376A (en) Vehicle shade
JP3004225U (ja) 乗物用太陽電池式換気装置
US20040176021A1 (en) Solar powered fresh air vehicle ventilation system
EP1270291A1 (en) Cabin ventilator for car
US6435961B1 (en) Ventilation system for an interior of a motor vehicle
JPS6021084B2 (ja) 自動車用換気装置
JP2003191747A (ja) 自動車用換気システム
JPS5867511A (ja) 自動車用換気装置
JPS5957022A (ja) 自動車用空調装置
KR20040055178A (ko) 태양전지를 이용한 차량 공기 순환장치
US20030013405A1 (en) Ventilation device and system for vehicles
EP0448547B1 (en) Car ventilating device
JPS62210119A (ja) 車両用空気清浄器
KR200214452Y1 (ko) 차량실내 환기장치
KR200309789Y1 (ko) 태양전지를 이용한 차량 공기 순환장치
KR100323087B1 (ko) 차실 내의 복사열 배출 장치
JPS61132408A (ja) 自動車用換気装置
KR100872603B1 (ko) 순간 난방기
JPH0939551A (ja) 自動車における車室温調整装置
KR200198243Y1 (ko) 자동차 실내 자동 환기 장치
JPS62105713A (ja) 自動車用空気調和装置
JP2006082699A (ja) 太陽電池を用いた自動車用換気装置