JPS62210119A - 車両用空気清浄器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、車両窓部に数例られた車室外後写鏡（ドアミ
ラー）に設けられ、車室内の空気の浄化および換気を行
なう空気清浄器に関する。

［従来の技術］ 自動車を長時間夏期の炎天下に屋外駐車した場合、太陽
光線の輻射により車室内は高温状態となる。このため、
搭乗時に乗員に多大な不快感を与えると共に、空気調和
装置の冷房効果の立ち上がりを悪くしたり、車室内に置
いた物が変質したり、腐敗したりする等の問題があった
。

そこで従来では、例えば特公昭５９−５１４５１号に示
すように、車両バッテリの放電を誘発することのない太
陽電池の出力により、送ｍ機を駆動して、車室内の換気
を行なう自動車用換気装置が提案されている。

また、特開昭４９−３１０３４号には、車室内空気の浄
化を行なう空気清浄器と換気装置とを一体化した自動車
用後席空調装置が提案されている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかるに、従来の空気清浄器と換気装置とを一体化した
ものは、後部座席の後方のリアトレイに配置される構造
とされるため、占拠する空間に無駄が多く、新たにこの
装置を車両に搭載するのは困難であった。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、車室内に設置するためのスペースを必要とすること
なく、容易に車両に搭載することのできる車両用空気清
浄器の提供にある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するため、車室内の空気を吸引
する吸入口、該吸入口から吸入した空気を車室外に流出
する換気口および前記吸入口から吸入した空気を車室内
に流出する車室内吹出口を備えるとともに、車室外後写
鏡を車両の窓部で保持するドアミラーケースと、車室内
吹出口より流出する空気の浄化を行なう空気浄化フィル
タと、前記吸入口より空気を吸引する駆動モータを備え
た送風機と、前記吸入口より吸入した空気を前記換気口
または前記車室内吹出口に切換えて供給する吸入空気切
換手段とを技術的手段とする。

［作用］ 車室内の空気を浄化する場合は、吸入口より吸入した空
気を車室内吹出口に供給するように、吸入空気切換手段
を設定する。これにより、ドアミラーケースの吸入口よ
り吸引された車室内の空気は、車室内吹出口より再び車
室内に吐出される。

この車室内吹出口より吐出された空気は、浄化フィルタ
により浄化されるため、車室内の空気は浄化される。

車室内の空気を換気する場合は、吸入口より吸入した空
気を換気口に供給するように、吸入空気切換手段を設定
する。これにより、ドアミラーケースの吸入口より吸引
された車室内の空気は、車室外に吐出され、車室内の換
気が行なわれる。

［発明の効果］ 上記に示すごとく、本発明の車両用空気清浄器は、ドア
ミラーに換気機構と空気の清ｉｎ構とを組込むことによ
り、車掌内に設置するためのスペースを必要とすること
なく、車両に搭載することができる。また、この車両用
空気清浄器は、ドアミラ一部分の取替えにより装着が可
能なため、容易に車両に搭載することができる。

［実施例］ 次に、本発明の車両用空気清浄器を図面に示す一実施例
に基づき説明する。

第３図は、本発明の車両用空気清浄器Ａが自動車の運転
席側サイドウィンドー１１０前端に螺子により装着され
た状況を示す。この車両用空気清浄器Ａは、ドア１に締
結された脚部２と、この脚部２により可倒可能に支持さ
れ、後写鏡３１を支持部３２を中心に回動可能に支持す
るドアミラーケース３とに大別される。

このドアミラーケース３は、第１図および第２図に示す
ように、車室内に間口し、車室内の空気を吸入する吸入
口３３と、この吸入口３３の隔部で車室内に開口する車
室内吹出口３４と、後写鏡３１を内包するミラーハウジ
ング３５内に開口する換気口３６とを備える。そして、
サイドウィンドー１１は、サイドウィンドー１１の全開
時にドアミラーケース３の吸入口３３と車室内吹出口３
４とを塞がないように設けられている。また、吸入口３
３と車室内吹出口３４には、空気の干渉を防ぐように異
なった方向に傾斜するルーバ３７が螺子により取付けら
れている。

この吸入口３３内には、太陽光線を電気エネルギーに変
換する太陽電池４１により駆動される電動モータ４２お
よび軸流ファン４３からなる送＋ｆｉＩｊ１４が配置さ
れている。この太陽型１Ｉｈ４１と電動モータ４２との
通電制御は、車両乗員に操作される手動スイッチ４４に
より行なわれる。なお、この太陽電池４１は、車両のり
ャバネルなど、太陽光線の摂取が容易な場所に取イＪけ
られる。

また、車室内吹出口３４の内部には、活性炭等を含む濾
過式の浄化フィルター５が配置され、車室内吹出口３４
より吐出される空気を浄化する。また、ドアミラーケー
ス３内には、吸入口３３から吸入した空気を、車室内吹
出口３４または換気口３６に切換えて供給するダンパ６
１が設けられている。このダンパ６１には、後写鏡３１
を車両運転者から後方が視認できる位置に設定すること
により吸入口３３より吸入した空気を車室内吹出口３４
に供給するようにダンパ６１を駆動し、後写鏡３１の車
両運転者側（図示左側）を車両進行方向（図示上方）に
移動させることにより吸入口３３より吸入した空気を換
気口３６に供給するようにダンパ６１を駆動する連結部
材である従動レバー６２が連結されている。この従動レ
バー６２は、車両乗員の手動操作によって駆動される操
作レバー６３と連結し、この操作レバー６３を操作する
ことにより、従動レバー６２を介して後写鏡３１および
ダンパ６１が駆動される。これら、ダンパ６１、従動レ
バー６２、操作レバー６３により本発明の吸入空気切換
手段６が構成される。

つぎに、上記作動を説明する。

車両走行時、後写鏡３１は、後方視界を確保するために
、手動レバー６３を操作して、車両運転者から後方が視
認できる第１図に示す位置に設定される。これにより、
吸入口３３から吸引される空気は車室内吹出口３４より
吐出されるようにダンパ６１が設定される。このとき、
手動スイッチ４４がＯＮ状態に設定されると、太陽電池
４１の起電力により電動モータ４２が駆動し、吸入口３
３より車室内の空気をドアミラーケース３内に吸引する
。このドアミラーケース３内に吸入された車室内空気は
、浄化フィルター５を通過して浄化された後、再び車室
内に吹出され、車室内の空気の浄化を行なう。

車両停車時に車室内空気の換気を行なう場合は、手動レ
バー６３を操作して、後写鏡３１を第２図に示すように
車両運転者側を車両逆行方向に移動させる。これにより
、吸入口３３から吸引される空気は換気口３Ｇより吐出
されるようにダンパ６１が設定される。このとぎ、手動
スイッチ４４がＯＮ状態に設定されると、太陽電池４１
の起電力により電動モータ４２が駆動し、吸入口３３よ
り車室内の空気をドアミラーケース３内に吸引する。こ
のドアミラーケース３内に吸入された＠空白空気は、換
気口３６を介してミラーハウジング３５内に吐出される
。このとき、後写鏡３１の運転席側が車両進行方向に移
動しているため、換気口３６より吐出する空気は効率良
く車室外に放出される。

なお、上記実施例では従動レバー６２を手動レバー６３
により手動で操作する例を示したが、負圧アクチュエー
タ、油圧、電動モータなどにより駆動操作しても良い。

第４図に本発明の他の実施例を示す。なお、図中におい
て、上記実施例と同一符号は同一物を示す。

上記実施例では従動レバー６２を手動レバー６３により
手動で操作する例を示したが、本実施例では、従動レバ
ー６２に、後写鏡３１を車両運転者から後方が視認でき
る位置に常に付勢するスプリング７１と、環境温度が所
定温度以上となるとスプリング７１の付勢力に打勝って
収縮し、後写鏡３１の車両運転者側を車両進行方向に移
動させる形状記憶合金７２とが取付られている。

これにより、手動スイッチ４４をＯＮＮ懲悪設定して車
両を炎天下に駐車した場合、形状記憶合金７２の環境温
度が変態温度以下ではスプリング７１の付勢力によって
吸入口３３より吸入した空気を車室内吹出口３４に供給
するようにダンパ６１を設定して車室内の空気の浄化を
行なう。

中空内の温度が上昇して形状記憶合金７２の変態温度に
達すると、形状記憶合金７２はスプリング７１の付勢力
に打ち勝って収縮し、吸入口３３より吸入した空気を換
気口３Ｇより吐出するようにダンパ６１を設定して車室
内の換気を行なう。

本実施例では、換気と空気の浄化とを自動的に切換える
ことができるため、操作性を向上することができる。

上記に示すように、例えば、自動車を長時間夏期の炎天
下に駐車した場合でも、バッテリなど車両用電源の消費
を行なうことなく、車室内の温度を低く保つことができ
、搭乗時に乗員に不快感を与えるのを防ぐことができる
と共に、空気調和装置の冷τ効果の立ち上がりを向上さ
せることができる。

また、ドミラーケース３の交換のみで本発明を車両に搭
載することかできる。

さらに、本発明の空気清浄器Ａは車外に配置されるため
、車室内に空気清浄器Ａを搭載するためのスペースを必
要としない。

なお、上記実施例では本発明を右側のドアミラーに適用
した例を示したが、左側のドアミラーに適用してもよい
。

また、上記実施例では車室内吹出口を車両進行方向側に
設け、吸入口３３を後方に設けた例を示したが、吸入口
と車室内吹出口との位置を逆転したり、上下方向に分割
して設けても良い。

さらに、上記実施例では駆動モータは太陽電池により通
電される例を示したが、車両用電源により通電されるよ
うに設けても良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は車両運転者から後方が視認できる位置に後写鏡
を設定した状態を示す車両用空気清浄器の上面断面図、
第２図は後写鏡の車両運転者側を重両進行方向に移動さ
せた状態を示す車両用空気清浄器の上面断面図、第３図
は車両用空気清浄器の装着状態を示す斜視図、第４図は
他の実施例にかかる車両用空気清浄器の上面断面図であ
る。 図中　２・・・脚部　３・・・ドアミラーケース　４・
・・送風機　５・・・浄化フィルター　６・・・吸入空
気切換手段　１１・・・サイドウィンドー　３１・・・
後写鏡　３３・・・吸入口　３４・・・車室内吹出口　
３６・・・換気口　４１・・・太陽電池　４２・・・電
動モータ　６１・・・ダンパ　６２・・・従動レバー　
６３・・・手動レバー

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）（ａ）車室内の空気を吸引する吸入口、該吸入口か
   ら吸入した空気を車室外に流出する換気口および前記吸
   入口から吸入した空気を車室内に流出する車室内吹出口
   を備えるとともに、車室外後写鏡を車両の窓部で保持す
   るドアミラーケースと、 （ｂ）車室内吹出口より流出する空気の浄化を行なう空
   気浄化フィルタと、 （ｃ）前記吸入口より空気を吸引する駆動モータを備え
   た送風機と、 （ｄ）前記吸入口より吸入した空気を前記換気口または
   前記車室内吹出口に切換えて供給する吸入空気切換手段
   と を備えた車両用空気清浄器。 ２）吸入空気切換手段は、前記車室外後写鏡を車両運転
   者から後方が視認できる位置に設定することにより前記
   吸入口より吸入した空気を前記車室内吹出口に供給し、
   前記車室外後写鏡の車両運転者側を車両進行方向に移動
   させることにより前記吸入口より吸入した空気を前記換
   気口に供給するダンパと、該ダンパと前記車室外後写鏡
   とを連結する連結部材とからなることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項に記載の車両用空気清浄器。 ３）前記連結部材は、車室内より手動操作されるレバー
   に駆動されることを特徴とする特許請求の範囲第２項に
   記載の車両用空気清浄器。 ４）前記連結部材は、該連結部材を常に一方に付勢する
   スプリングと、所定温度以上とされると前記スプリング
   の付勢力に打勝って前記連結部材を他方に移動させる形
   状記憶合金とが取付られることを特徴とする特許請求の
   範囲第２項に記載の車両用空気清浄器。 ５）前記送風機の駆動モータは、太陽光線を電気エネル
   ギーに変換する太陽電池により駆動されることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれかに記
   載の車両用空気清浄器。