JPS60174316A - 自動車用換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は自動車用換気装置に関し、更に詳細には自動車
室内の空気清浄と共に排気を行なう自動〔従来技術〕 近年、自動車の搭乗者に一層の快適さを与えるために空
気清浄器や車室内空気排気装置を装備する自動車が増え
ている。従来の空気清浄器７は第２図に示されるように
自動車ｌの主にリアボード４や天井に取付けられ、自動
車のオリジナル電源装置より電源を得、車室内の空気を
取シ入れて塵埃を取り除き、脱臭を行なって車室内に空
気を送り返えす装置である。しかし、従来の空気清浄器
７は単一で用いられる場合がほとんどで、暖房用のヒー
タ、冷房用のクーラー等の空調装置と共に相互に制御を
行ないながら自動車の車室内の快適性のより一層の向上
のために使用されるということは皆無に近いのが現状で
あった。

また、車室内空気の排気に関する従来の排気装置６につ
いては、暖房用のヒータ、冷房用のクーラーおよびそハ
らの制御装置より構成される空調装置に付随し、該空調
装置の動力を低減すべく該装置の熱負荷を改善（例えば
、ウィンドガラスを通常の板ガラスから熱線反射ガラス
に変更することによって車室内に浸入する熱量を低減す
る等）するため真夏の昼間の駐車時に車内温度が高くな
る時車室内空気を排気して温度上昇を抑え、以って空調
装置金働かせ、これによって車内冷房温度の立ち土がり
を早くし、快適な状態へ早くもっていこうとするもので
あった。

このような目的で使用されている排気装置は、特開昭５
３−１４０７３１号ｆ％開昭５４−４９７２．９号など
に開示さハており、この従来の排気装置は第１図に示す
如く自動車１の主にリアポード４などに数句けられ、太
陽電池等から電源を得て作動され、車室内の空気をトラ
ンクルームを通って車外へ排気していた。しかし、太陽
電池等の価格があまりにも高く、また使用時期が夏場の
時に日射が強い時間だけというように範囲が極めて短い
割にはメリットが少なく、排気装置単品ではとても一般
化が０１１６かしいという欠点があった。

〔発明の概要〕

太肴ｉ明Ｆ十　勾トのようｈイｎｑ）ものび）／Ｒ占外
蓋善し、ダンパー機構や風路を設置して車内への循環を
させながら空気清浄を行なうと共に併せて車外への排気
をも選択的に行えるようにした自動車用換気装置の提供
を目的とする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の自動車用換気装置を添付図面に示された
好適な実施例全参照して更に詳細に説明する。

第３図ないし第５図には本発明の一実施例に係る自動車
用換気装置が示されている。

第３図を参照し、前記実施例の自動車用換気装置１ｔｏ
は、換気装置本体１１と、該本体を作動させる制御部等
心気系とから構成されている・換気装置６本体１１はケ
ース内が仕切られて、下部に設けた風路１２と、該風路
の上部に設けた２つの空間即ち通路１３．１４とで構成
され、各通路１３゜Ｉ４の上面は空気の取り入れおよび
吹出し用にそＩＬぞれグリル１３ａ、１４ａｉ形成して
いる。

一方の通路１３は車室内から空気を取り入れる空間でめ
って風路１２の一部とされている。この通路１３の直下
の風路１２には円筒形の送風ファン１５が配置され、該
送風ファン１５の吸込口たる中心部は通路１３の底壁１
３ｂに形成された開口１３ｃに整合している。

他方の通路１４内には空気清浄器１６が配置され、該通
路１４の底壁１４ｂの中央に形成され且つ風路１２と連
通する連通部たる開口１４ｃ’ｉ介して送り込まれる空
気を清浄する。

風路１２にはダンパー機構１７が取付けられており、該
ダンパー機１１りの切換板１７ａは、風路側において通
路１４の連通部でりる開口１４ｃを開閉し得るように一
端１７ｂを底壁１４ｂ近傍で枢着されている。その際、
上下にｂ］動となる他端たる自由端１７ｃは送風ファン
１５側即ち風路１２における上流側とされる。なお、風
路１２の他端であってダンパー機オ！ｌ￥１７より下流
側の端部にはグリル１８が形成され、外部に開放してい
る。

また、制御部等電気系は、制御回路１９１．Ｍ、源装置
２０、スーｆツチ２１．ザーミスタ２２などによって構
成され、制御回路１９は電源装置２０よシミ源を得てス
イッチ２１およびサーミスタ２２などによりファンモー
タ２３、空気清浄器１６およびダンパー機構１７を作動
させる。この制御回路１９には電源装置２０とは別に車
輌バッテリー２４も接続されており、交互に電気の供給
が可能とされている。

このような換気装置本体１１は、第４図に概略的に示さ
れるように自動車ｌの車室内におけるリヤシート５後方
のりャボード４に設置され、その際第５図に詳細に示さ
れるように車内からの吸入空気２５と車内への吸出空気
２６が通る各グリル１３ａ、１４ａはリヤデート４より
みて車室内側へ設置され、排気空気２７が通る風路１２
の外部開放端部が自動車ｌのトランクルーム３内に連通
ずるようにされている。また、その時、換気装置本体１
１は、車内への吹出空気２６がリヤウィンドウ２に沿っ
て天井面を通り車室内全体へ清浄な空気が行くように設
置されている。

叙上のように構成された自動車用換気装置の作動につい
て次に説明する。

最初に、換気装置本体】ｌにおけるダンパー機構１７に
ついて説明する。

ダンパー機構１７は前述したように制御回路１９によっ
て作動さ１１、切換板１７ａが第３図に実線で示される
位置即ち通路１４の底壁１４ｂの連通部ｔ　４　ｃを閉
鎖し風路１２’に外部開放端に連通させる位置（排気モ
ード）にある時、送風ファン１５を通って押し出された
空気はグリル１８を経て排気空気２７となり、また切換
板１７ａが前記連通部１４ｃをあけ且つ風路１２の外部
開放端への連通を遮断する第３図の点線位ｊｔ　（循環
モード）にある時送風ファンからの空気は空気清浄器１
６ｆ：介してグリルＪ４ａから車内への吹出空気２６と
なる。

このような自動車用換気装置１０において１例えば夏季
を例にとってｈ兄明すると、エンジン停止時においては
、ダンパー機構１７が働いて排気モードになっており、
炎天下に長時間駐車中に車室内の温度が所定温度以上に
なるとサーミスタ２２が作用してファン１５とファンモ
ータ２３との送風ファンが作動し、車室内空気を排気し
車室内の温度を下げる。そして、車室内の温度が所定温
度以下になると送風は停止される。

エンジン作動中、ダンパー機構１７は車室内の温度に間
熱なくスイッチ２Ｊの操作によって作動し、排気モード
においては排気を行ない、循環モードにおいては、車室
内からの吸入空気９は送風ファン１５ｅ通って空気清浄
器１６で座弁等がフィルターで吸着浄化され、車室内へ
循環される。

電源については、エンジン作動時も停止時も車輌バッテ
リー２４を用いるが、エンジン停止時には長時間連続し
て用いるとバッテリーが上ってし１つため、所定電圧以
下になると換気装置本体】ｌへの電気の供給を停止する
回路が制御回路１９の中に組込捷れている。また、車輌
バッテリー２４とは別に充放電可能な電源装置２０を車
内へ取付け、車輌バッテリー２４や制御回路１９と接続
して、エンジン停止時には所定電圧以下になると換気装
置本体への電気の供給全停止し、エンジン作動時は車輌
バッテリー２４より電源装置２０へ充電を行なうように
されている。

第３図ないし第５図に示された前記実施例においては、
換気装置本体１１をリヤボード４に直接的に数句け、換
気装置本体１１の空気吸込口即ちグリル１３ａおよび清
浄空気吹出口即ちグリル１４ａを直接車室内に位置させ
、排気用の外部開放端即ちグリル１８を直接トランクル
ーム３内に位１りさぜ、リド気空気についてはトランク
ルーム３の隙間を通って車外へ排気される。

第６図には本発明の他の実施例に係る自動車用換気装置
が示されている。この実施例では第３図に示された実施
例のものに加えて、換気装置本体１１における排気用の
外部開放端と車外とをダクト２８で接続し７ともので、
車室内の空気全直接車外へ排気できるだめトランクルー
ム３の温度上昇を抑えることができる。

第°７図は本発明の更に他の実施例を示している。

この実施し１１の自動車用換気装置は、換気装置本体１
１全トランクルーム３内に設置し、グリル１３ａおよび
グリル１４ａｉ取９除いた各吸込１］および吹出口をそ
れぞれダク）２９．３０の一端に接続し、他端をリヤボ
ード４に形成した開口部に嵌合装着させて車室内に開放
させている。排気用の外部開放端は第６図の実施例と同
様にダクト２８が接続されて車外へ直接開放されている
。この実施例の自動車用換気装置によれば、特に車室内
に見えるリヤボードにおける空気吸込用の口および清浄
空気吹出し用の口が小さくできるため、意匠面の処理が
簡単で且つ目立たない。

第８図ないし第１０図は、前述の如き本発明の自動車用
換気装置の効果をグラフにして示したものである。第８
図は空気清浄器の効果を車室内で喫煙した後の時間と空
気塵埃濃度で示したもので、曲線へは空気清浄器が無い
場合、曲線Ｂは空気清浄器がある場合をそれぞれ示して
いる。これによれば、空気清浄器があった方が明らかに
効果は犬である。

第９図は本発明の自動車用換気装置の排気効果を時間と
車内温度で示したもので、曲線Ｃは排気しない場合、曲
線りは排気した場合をそれぞｉ１示し、こねによると、
排気した場合の方が明らかに車内温度を低く保つことが
できる。なお、この場合、車内温度がある設定温度以上
になった時のみ作動するため、断続運転となシそれだけ
電源装置２０の使用時間が短かくなる。

第１Ｏ図は駐車後エンジンを作動し、空調装置を作動さ
せた後の車水内空気排気の有無による車内温度の下がり
具合を時間と車内温度で示したもので、曲線Ｅは排気し
た場合５曲線Ｆは排気しない場合を示し、これによると
排気する方が設定温度（設定温度指示線Ｇ）ｔでの到達
時間が短かく、速く快適な状態になる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発見］の自動車用換気装置によ
れば、ダンパー機構によって車室内の空気全空気清浄器
を介して循環させるか或いは車室外へ排気するようにし
たことにより、車輌の走行中は空気清浄器として車室内
の望気を清浄にし、駐車時は排気装置として車室内の空
気温度が上昇するのを防ぎ、乗員の乗車時の快適性を良
好にし、年間を通して乗員の快適性を保つことができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の自動車用排気装置を車体に取付けだ車輌
を概略的に示す断面図、第２図は従来の自動車用清浄器
を車体に取付けた車輌を概略的に示す断面図、第３図は
本発明の一実施例に係る自動車用換気装置を示す構成説
明図、第４図は第３図の自動車用換気装置を車輌のりャ
ボードに取付けだ状態で示す自動車の概略的な断面図、
第５図は第４図に示された自動車の後部を拡大して示す
断片的な断面図、第６図は本発明の他の実施例に係る自
動車用換気装置を車輌に取付けた状態で示す第５図と同
様な断片的な断面図、第７図は本発明の更に他の実施例
に係る自動車用換気装置を車輌に取付けた状態で示す第
５図と同様な断片的な断面図、第８図は空気清浄器を取
付けた場合と取付けない場合との車室内空気塵埃濃度の
変化を示すグラフ、第９図は車室内を排気した場合と排
気しない場合との車内温度の変化を示すグラフ、第１０
図は車室内冷房時の立ち上り効果を車室内空気を排気し
た場合と排気しない場合とで比較して示すグラフである
。 ｌ・・・自動車、３・・・トランクルーム％　４・・・
リヤボード、】０・・・自動車用換気装置、１１・・・
換気装置本体、１２・・・風路、１３・・・通路、１３
ａ・・・グリル、１４・・・通路、１４ａ・・・グリル
、１４ｃ・・・連通部（開口）、１５・・・ファン、１
６・・・空気清浄器、１７・・・ダンパー機構、１８・
・・グリル、１９・・−制御回路、２０・・・電源装置
、２４・・・車輌バッテリー、２Ｂ　、２９．３０・・
・ダクト。 なお、図中同一符号は同一部分又は相当する部分を示す
。 代理人　大岩増雄 第２図 第４図 第３凶 第５図 ５１ソ　にＵ 第６図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （］）電源と、自動車の車室内に一端を連通し他端を車
   室外に開放した風路と、該風路内に配置されて前記電源
   により駆動され前記風路の一端から前記車室内空気を吸
   込む送風ファンと、前記送風ファンの設置位置より下流
   側で前記風路に連通し前記車室内へ開放する通路と、該
   通路に設置された空気浄化脱臭用の空気清浄装置と、前
   記風路と前記通路との連通部に設けられ前記風路の車外
   連通を遮断するか前記通路との連通を遮断するダンパー
   機構とを含む自動車用換気装置。 （２）前記風路の車室外へ開放する前記他端が自動車の
   トランクルーム内に配置されていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項に記載の自動車用換気装置。 （３）前記送風ファンを駆動する電源が車載バッテリー
   と充放電可能な電源装置とからなり、自動車のエンジン
   が停止している場合には前記充放電可能な電源装置から
   のみ前記電気エネルギーを得、且つ自動車のエンジンが
   作動している場合には電気エネルギーを前記車載バッテ
   リーからのみ得ることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項および第２項に記載の自動車用換気装置。 （４）前記充放電可能な電源装置は、自動車のエンジン
   が作動している場合に電気エネルギーを前記車載バッテ
   リーから得て充電することを特徴とする特許請求の範囲
   第３項に記載の自動車用換気装置。 （５）前記充放電可能な電源装置を自動車のトランクル
   ーム内に設置したことを特徴とする特許請求の範囲第３
   項および第４項に記載の自動車用換気装置。 （６）前記充放電可能な電源装置が一定電圧以下では前
   記送風ファンを駆動する電気エネルギーを停止すること
   を特徴とする特許請求の範囲第３項に記載の自動車用換
   気装置。 （７）前記風路および前記通路がケースにより換気装置
   本体として一体的に形成され、前記送風ファンおよび前
   記ダンパー機構が前記換気装置本体内に取付けられてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の自動
   車用換気装置。 （８）前記換気装置本体が自動車のりャポードに取付け
   られていることを特徴とする特許請求の範囲第７項に記
   載の自動車用換気装置。 （９）前記換気装置本体の前記風路他端をダクトで車外
   に連通させたことを特徴とする自動車用換気装置。 （１０）前記換気装置本体を自動車のトランクルーム内
   に設置し、前記風路の車室空気吸込口、前記通路の清浄
   空気吹出口および前記風路の前記他端をそれぞれ車室内
   および車外にダクトで連通させたことを特徴とする特許
   請求の範囲第９項記載の自動車用換気装置。