JP2004082807A - 車両用換気装置 - Google Patents

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Toshiyuki Sasaki
佐々木 敏行
Toshio Iwata
岩田 敏雄
Katsura Inoue
井上 桂
Yoshifumi Mori
森 佳史
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Abstract

【課題】本発明の課題は、安価でしかも簡単に装着ができ、かつ盗難に対する懸念、埃、雨の浸入の可能性がない換気装置を実現することである。
【解決手段】換気ファン5と換気ファン5に付随する構成部材をモジュール55にしてソーラーパネル3の下方に配置したことを特徴とする車両用換気装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は車両の換気装置に関するもので、特にソーラーパネルよりの電力供給で作動する換気ファンによって停車中の車室の換気を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このようにソーラーパネルより電力供給を受けて作動する換気ファンによって停車中に車両の車室内の空気を換気できるようにする装置としては、例えば特許昭61−6017号公報、および特開2002‐160517号公報に示されるものがある。特許昭61−6017号に示される換気装置では、車両のバックウインドウ近傍に配置されるソーラーパネルからの電力で、車体の下部の数箇所に配置される換気ファンを駆動し、かつ換気ファンを制御するための温度センサーを車両のルームに配置する構成となっている。一方、特開2002‐160517に示される換気装置は、車室内の温度が所定以上になると、サンルーフを開け、ルーフに設置された換気ファンを作動させて車室内の空気を車外に排出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術で特許昭61−6017号の換気装置では、換気ファン、センサー、ソーラーパネル等の各構成要素が車両に分散して配置されるために、多くの配線のために高価になるばかりか、組付けにも多大な労力を必要とするものとなっている。一方、特開2002‐160517の換気装置では、換気のためにサンルーフを開ける必要があって、盗難に対する懸念がある上、また開放されたサンルーフからの埃、突然の雨などの浸入が心配される。このような懸念がある装置は、特に停車中しかも乗員がいないときに作動させる換気装置として採用するのは難しい。従って、本発明の課題は、安価でしかも簡単に装着ができ、かつ盗難に対する懸念、埃、雨の浸入の可能性のない換気装置を実現することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した技術的課題を解決するために講じた第1の技術的手段は、車両のルーフに固定される透明のガラスパネルの車室内側に配置されるソーラーパネルと、前記ソーラーパネルから供給される電力で駆動される換気ファンとを備える車両用換気装置において、
前記換気ファンと前記換気ファンに付随する構成部材をモジュールにして前記ソーラーパネルの下方に配置したことことである。
【0005】
上記の構造によって、車両に換気装置を組付けるときに、換気装置の各構成部品間で配線を行う必要がなくなる。
【0006】
本発明で講じた第2の技術的手段は、請求項1の手段に加えて、前記モジュールを車両幅方向で前記ガラスパネルより小さく構成し、且つ前記ルーフの中央部に配置して、前記モジュールの左右から前記車室に太陽光を取込むことができるように構成したことである。
【0007】
この構造により、換気装置によって太陽光を遮蔽せずに、ガラスパネルを通しての太陽光を取込むことができる。
【0008】
更に本発明で講じた第3の技術的手段は、請求項1または請求項2の手段に加えて、前記換気ファンの吐出空気を、空気清浄機を通して車室へ還元するか、または車外に排出するかを選択的に切替えるフラップ機構を備えるようにしたことである。
【0009】
この構造により、この換気装置は車室の空気を車外に排出する換気以外に、車室内の空気の浄化も行うように作動することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に関わる換気装置について、図1乃至図4を用いてその構成を説明する。
【0011】
図2に示されるような、本発明に関わる換気装置50は、図1に示される車両1のルーフ10に太陽光を透過するガラスパネル11が固定して取付けられる車両に装着される。そして、周知のように炎天下に駐車したときなど、高温になる室内の空気を換気して、車室内の温度を下げるように作動する換気装置である。
【0012】
図1と図2に示されるように、換気装置50は車室内の空気を、ダクト6を通して吐出ルーバー65から車外へ送り出す構成となっている。
【0013】
ダクト6は、換気装置50から後方に伸びる吐出連結部61、次に車両の左右方向に分岐してのびる分配ダクト部62、ルーフ10の左右のルーフサイドレール15(図4)内に配置される後方送りダクト部62と、更に車両1のリヤサイドピラー内の空間内を通る下方送りダクト64と順に連結して吐出ルーバー65へ空気を送るようになっている。吐出連結部61と分配ダクト部62は、図3に示されるように、ガラスパネル11と内装パネル4の間に配置され、ダクト6はすべて、車室内の乗員からは見えないように取付けされている。
【0014】
図2と図3に示されるように、換気装置50は、枠体となるハウジング51を備え、換気ファン5、フィルタ81、フラップ装置、更には図示しない温度センサー、セットのスイッチなどの付随する構成部材をハウジング51内に収納して、モジュール55として構成されている。モジュール55は、車両に装着前に内部での配線、作動の確認も完了している。従って、ハウジング51の前後の側面に突起して設けられた数箇のフランジ51aのところを、ガラスパネル11の下面に固定されている取付け部材にピン53を用いて取付けた後に、ソーラーパネル3および車両側との最小限の配線を結合すればモジュール55の車両への装着は完了する。
【0015】
換気ファン5は、車室内の通気を内装パネル4設けられた吸気口42、及びハウジング51に設けられた吸気口52を通して取込み、吐出口54から送り出す。吐出口54から送り出された空気はフラップ装置7によって2つの通路のいずれか一方に選択的に導かれる構成となっている。フラップ装置7はハウジング51の内部にヒンジ72で回転自在に取付けられたフラップ71と、フラップ71を駆動するための制御モータ75と、フラップ71と制御モータ75を連結するロッド73を有して構成され、制御モータ75の作用で図2に実線と二点鎖線で示される状態に、フラップ71を切替えることができる。
【0016】
フラップ71の二点鎖線の位置では、空気はダクト6の吐出連結部61に導かれる。そして、換気装置50は、後述するソーラーパネル3からの電力供給を受け、炎天下での駐車中などに車室内温度を下げるために、車室内の熱せられた空気を車外に排出できる構成となっている。特に熱せられた空気は車室の上部に溜まるため、車室上部に装着された換気装置50は効率的に熱気を排出できる。
【0017】
フラップ71が実線の位置では、空気はフィルタ81を備える通路に導かれる。そして、フィルタ81を通過した空気は内装パネル4に取付けられた吐出ルーバー82から車室に還元するように構成される構成になっている。フィルタ81は単に空気中の埃を除去するのみならず、脱臭、陰イオンの発生機能を有するものであってもよい。ソーラーパネル3から電力供給を受ける本装置は、車両の蓄電池に対する負荷が無く、長時間の駐車時間を利用して、車室の匂いを除去して快適な空間に維持するように作動することができる。
【0018】
図4に示されるように、換気装置50に供給される電力を発電するソーラーパネル3が取付けられる。また図2に示されるように、ソーラーパネル3はルーフ10の幅方向の中央部に幅dで、ガラスパネル11の下面に幅dで前後方向に伸びて取付けられる。概略ソーラーパネル3の幅dはガラスパネル11の幅の概略3分の1程度で、ガラスパネル11の左右部分には、太陽光を遮らない部分が概略3分の1づつ残される。また、上述のモジュール55の寸法もソーラーパネル3の下方に収まるように設定されている。
【0019】
図4に示されるように、内装パネル4には、車両の幅方向の左右部分に採光窓41が夫々設けられ、ガラスパネル11を透過した太陽光を車室内に受入れることができるようになっている。ハウジング51の外側面には前後方向に伸び、車両幅方向で外向きに開口するレール溝51aが形成され、またルーフ10にガラスパネル11を装着している固定部材13に取付けられるガイドレール12には車両幅方向で内向きに開口するレール溝12aが前後に伸びるように形成されている。レール溝51aとレール溝12aに両端部で摺動可能に嵌り、採光窓41を開閉できるサンシェード2が取付けられ、太陽光の採光窓41からの取込みを調節できる構成となっている。
【0020】
次に以上のように構成された、換気装置の作動を説明する。
【0021】
駐車中の熱せられた空気に排出は、乗員が車両を降りる際に、モジュール55内に装着された制御装置(図示せず)をONにしておくと、車室内の温度が所定の温度に達すると換気ファン5が自動的に作動を開始し、高温の空気を吐出ルーバー65から排出する。このとき車室内への外気の取り込みは車両に通常の換気口から行われる。
【0022】
一方、車室内の温度の低下を目的とせずに、車室内の匂いの除去をしたいときは、スイッチ(図示せず)を操作して、制御モータ75の作動でフラップ71の位置を切替えて、フィルタ81を通して換気ファン5の吐出空気を車室に還元させる。これによって車室の空気を浄化させることができる。この換気装置50の作動は、駐車中に限らず走行中に行っても良い。
【0023】
【発明の効果】
上記より明らかなように、本発明に関わる換気装置は、その主要な構成部品がモジュールとなっているために、車両への装着が非常にしやすく安価になる。さらに、車両のルーフに固定されたガラスパネルの下に配置され、ダクトで熱せられた空気を車外に排出する構成となっているために、盗難に対する対応、または埃、雨などの浸入に対する心配がなく、駐車中にも安心して作動させておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる換気装置を備える車両を示す斜視図である。
【図2】図1におけるA方向視の、本発明に関わる換気装置の平面図である。
【図3】図2におけるB−B断面図である。
【図4】図2におけるC−C断面図である。
【符号の説明】
3  ソーラーパネル
5  換気ファン
7  フラップ機構
10  ルーフ
11  ガラスパネル
55  モジュール

Claims (3)

  1. 車両のルーフに固定される透明のガラスパネルの車室内側に配置されるソーラーパネルと、
    前記ソーラーパネルから供給される電力で駆動される換気ファンとを備える車両用換気装置において、
    前記換気ファンと前記換気ファンに付随する構成部材をモジュールにして前記ソーラーパネルの下方に配置したことを特徴とする車両用換気装置。
  2. 前記モジュールを車両幅方向で前記ガラスパネルより小さく構成し、且つ前記ルーフの中央部に配置して、前記モジュールの左右から前記車室に太陽光を取込むことができるように構成された請求項1に記載の車両用換気装置。
  3. 前記換気ファンの吐出空気を、フィルタを通して車室へ還元するか、または車外に排出するかを選択的に切替えるフラップ機構を備える請求項1または請求項2に記載の車両用換気装置。
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