JPH0985335A - 金属帯コイル先端検出装置 - Google Patents

金属帯コイル先端検出装置

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Publication number
JPH0985335A
JPH0985335A JP24570895A JP24570895A JPH0985335A JP H0985335 A JPH0985335 A JP H0985335A JP 24570895 A JP24570895 A JP 24570895A JP 24570895 A JP24570895 A JP 24570895A JP H0985335 A JPH0985335 A JP H0985335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
bracket
tip
strip coil
support rolls
Prior art date
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Pending
Application number
JP24570895A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Ueno
直人 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH0985335A publication Critical patent/JPH0985335A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 コイルの外径や板厚の広い範囲で一定の設
定閾値で先端検出を実施できる金属帯コイル先端検出装
置を提供する。 【解決手段】 2つのサポートロール(4) と、この2つ
のサポートロールを連結するブラケット(6A)と、該ブラ
ケットに装備され金属帯の先端の段差による変位を検出
する非接触渦流式変位センサ(5) と、前記ブラケットを
金属帯コイル(1)の外周上へ配置する駆動手段(3) とを
有し、前記ブラケットがコイル外径に応じて前記非接触
渦流式変位センサと金属帯コイル間の距離を一定とする
ように前記2つのサポートロールの間隔を変化させる機
能を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属帯コイル先端
検出装置に関し、特に、冷延鋼板処理ライン入側での鋼
帯コイル払出し工程において好適に利用できる金属帯コ
イル先端検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属帯処理ライン入側での金属帯
コイル払出し時のコイル先端の検出には、例えば特開平
5-180606号公報に開示されるようなコイル先端検出装置
が用いられている。この装置は、図3に示すように、2
つのサポートロール4を通して金属帯コイル1の外周上
に予め渦流磁界を発生させておき、マンドレル2を図3
の矢印方向に回転させながら、コイル先端部の板厚分の
段差による磁気抵抗の変化を、サポートロール4間をつ
なぐブラケット6に内蔵される非接触渦流式変位センサ
5で検出するものである。このブラケット6は、それに
取付けられる非接触渦流式変位センサ(以下、単にセン
サともいう)5が金属帯コイル(以下、単にコイルとも
いう)1の外周上でその外周面と平行な位置関係を保つ
ように2つのサポートロール4で支持されている。な
お、3はブラケット6を金属帯コイル1の外周上に配置
する油圧シリンダ等の駆動手段である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の金属帯コイ
ル先端検出装置には、以下のような問題がある。すなわ
ち、図4に示すように、金属帯コイル1の外径が小さい
小径コイルの場合(図4(a))、外径が大きい大径コ
イルの場合(図4(b))の非接触渦流式変位センサ5
とコイル外周面との距離(A,B)は、幾何学的にみて
小径コイルの場合のほうが短い(A<Bである)。距離
がこのように変化するとセンサの出力レベルが異なるた
め、それに応じて検出の閾値(検出レベル)を変える必
要がある。また、板厚の薄い薄物コイルの場合には段差
も小さいためこれも検出感度および閾値を上げる必要が
ある。この場合には特に、コイルの巻癖などによる外乱
の影響が大きいので注意が必要である。図5は、先端お
よび外乱のピークを含む非接触渦流式変位センサの出力
波形図であり、閾値の設定が低すぎると外乱も先端とし
て検出してしまう状況を示している。
【0004】こうしたことから、大径コイルの場合に
は、センサがコイル外周から遠くなって感度が低くなる
ので、小径コイル用の高い設定閾値のままでは、出力レ
ベルが閾値に達せず先端の検出に失敗することが多くな
り、逆に、大径コイル用の低い設定閾値で小径コイルあ
るいは外乱の大きい薄物コイルに臨めば、外乱と先端の
両方を拾うことになって、検出精度が落ちる。
【0005】このように、先端検出精度を上げようとす
ると、コイルの径あるいは板厚が変わる度に閾値の設定
を変えねばならない。ところが、それには時間を要して
設定ミスも生じるから、特に種々の径のコイルが間を置
かず次々に払い出されていく連続ラインでは、作業能率
の低下が問題となる。そこで上記問題点に鑑み、本発明
は、コイルの外径や板厚の広い範囲で一定の設定閾値で
先端検出を実施できる金属帯コイル先端検出装置を提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、2つのサポー
トロールと、この2つのサポートロールを連結するブラ
ケットと、該ブラケットに装備され金属帯の先端の段差
による変位を検出する非接触渦流式変位センサと、前記
ブラケットを金属帯コイルの外周上へ配置する駆動手段
とを有し、前記ブラケットがコイル外径に応じて前記非
接触渦流式変位センサと金属帯コイル間の距離を一定と
するように前記2つのサポートロールの間隔を変化させ
る機能を備えたことを特徴とする金属帯コイル先端検出
装置である。
【0007】さらに具体的には、本発明は、2つのサポ
ートロールと、この2つのサポートロールを連結する伸
縮式ブラケットと、該伸縮式ブラケットに装備され金属
帯の先端の段差による変位を検出する非接触渦流式変位
センサと、前記伸縮式ブラケットを金属帯コイルの外周
上へ配置する駆動手段と、コイル外径に応じて前記非接
触渦流式変位センサと金属帯コイル間の距離を一定に保
ちながら前記2つのサポートロールの間隔を変化させる
ために前記伸縮式ブラケットの伸縮を駆動するモータと
を有することを特徴とする金属帯コイル先端検出装置で
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の好ましい実施の
形態の説明図である。図1において、6Aは伸縮式ブラ
ケット、7はモータである。なお、前掲図と同一部材に
は同一符号を付し、説明を省略する。図1に示すよう
に、本発明は、図3に示した従来の装置のブラケット6
に代えて、モータ7によって駆動される伸縮式ブラケッ
ト6Aを採用した。そのため、例えばマンドレル2への
金属帯コイル1の挿入時に測定されたコイル外径(半径
Rとする)に応じて、以下に示す式に基づき、非接触渦
流式変位センサ5と金属帯コイル1との間の距離xを一
定とするようにモータ7を駆動して伸縮式ブラケット6
Aを伸縮することで、2つのサポートロール(半径rと
する)の間隔Lを変化させることができる。伸縮式ブラ
ケット6Aの伸縮機構としては、例えばラック・ピニオ
ン式など公知の任意の機構が採用できる。
【0009】 L=2・{2R(r−x)+r2 −x2 1/2
【0010】
【実施例】ブラケット長固定型の従来の金属帯コイル先
端検出装置(従来例)と、ブラケット伸縮型の本発明装
置(発明例)とを用いて、閾値を一定として板厚0.2 〜
0.5 mm、外径800 〜2200mmの冷延鋼帯コイルの先端検出
を行い、両者の検出精度を比較した。図2は、板厚−コ
イル外径を座標軸とした平面上に先端検出の成否をプロ
ットして示した先端検出精度の説明図であり、(a)は
従来例、(b)は発明例をそれぞれ示す。図2より明ら
かなように、発明例では、従来例よりも広範囲のサイズ
のコイルにおいて先端検出に成功しており、本発明の効
果が明瞭に現れた。
【0011】なお、図2(b)に示す発明例において、
板厚0.2 mm×外径2200mmのコイルの先端検出に失敗して
いるが、これは本発明の効用限界を示すものであり、こ
のサイズのコイルの先端検出を全うするには閾値変更の
併用を必要とすることを意味する。
【0012】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明によれ
ば、コイル外径によらずセンサ〜コイル間距離に基づく
検出感度を揃えることができるので、従来技術ではなし
えなかった、小径コイルから大径コイルまで同じ閾値を
用いての先端検出が可能となる。そして、閾値の再設定
に要する時間およびそれ付随する設定ミスがなくなるか
ら、従来よりも先端検出精度および作業能率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の説明図である。
【図2】板厚−コイル外径を座標軸とした平面上に先端
検出の成否をプロットして示した先端検出精度の説明図
であり、(a)は従来例、(b)は発明例をそれぞれ示
す。
【図3】従来の金属帯コイル先端検出装置の説明図であ
る。
【図4】コイル外径とセンサ〜コイル間距離との関係の
説明図であり、(a)はコイル外径が小さい場合、
(b)は大きい場合をそれぞれ示す。
【図5】先端および外乱のピークを含む非接触渦流式変
位センサの出力波形図である。
【符号の説明】
1 金属帯コイル(コイル) 2 マンドレル 3 駆動手段(油圧シリンダ) 4 サポートロール 5 非接触渦流式変位センサ(センサ) 6 ブラケット 6A 伸縮式ブラケット 7 モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのサポートロールと、この2つのサ
    ポートロールを連結するブラケットと、該ブラケットに
    装備され金属帯の先端の段差による変位を検出する非接
    触渦流式変位センサと、前記ブラケットを金属帯コイル
    の外周上へ配置する駆動手段とを有し、前記ブラケット
    がコイル外径に応じて前記非接触渦流式変位センサと金
    属帯コイル間の距離を一定とするように前記2つのサポ
    ートロールの間隔を変化させる機構を備えたことを特徴
    とする金属帯コイル先端検出装置。
  2. 【請求項2】 2つのサポートロールと、この2つのサ
    ポートロールを連結する伸縮式ブラケットと、該伸縮式
    ブラケットに装備され金属帯の先端の段差による変位を
    検出する非接触渦流式変位センサと、前記伸縮式ブラケ
    ットを金属帯コイルの外周上へ配置する駆動手段と、コ
    イル外径に応じて前記非接触渦流式変位センサと金属帯
    コイル間の距離を一定に保ちながら前記2つのサポート
    ロールの間隔を変化させるために前記伸縮式ブラケット
    の伸縮を駆動するモータとを有することを特徴とする金
    属帯コイル先端検出装置。
JP24570895A 1995-09-25 1995-09-25 金属帯コイル先端検出装置 Pending JPH0985335A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100916038B1 (ko) * 2002-12-24 2009-09-08 주식회사 포스코 스트립 선단부 검출 제어장치
CN111112349A (zh) * 2019-12-31 2020-05-08 扬州冶金机械有限公司 一种轧机入口导板装置

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KR100916038B1 (ko) * 2002-12-24 2009-09-08 주식회사 포스코 스트립 선단부 검출 제어장치
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