JPH098477A - 部材取付構造 - Google Patents

部材取付構造

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JPH098477A
JPH098477A JP15057395A JP15057395A JPH098477A JP H098477 A JPH098477 A JP H098477A JP 15057395 A JP15057395 A JP 15057395A JP 15057395 A JP15057395 A JP 15057395A JP H098477 A JPH098477 A JP H098477A
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JP
Japan
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lid
opening
directions
mounting structure
engaged
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JP15057395A
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English (en)
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英司 ▼吉▲田
Eiji Yoshida
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Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は開口部の延在方向に取付部材を摺動
させて係合部を被係合部に係合させて密閉性を高めるよ
う構成した部材取付構造を提供することを目的とする。 【構成】 部材取付構造51は、ボトムパネル(被取付
部材)39の開口部42を蓋(取付部材)43により閉
蓋するようになっている。開口部42の周囲には、延在
方向(A,B方向)に延在するように形成された複数の
被係合部52が設けられており、各被係合部52の上面
には開口部42の延在方向と直交する方向(E,F方
向)に凹設された凹部53が設けられている。蓋43の
下面に設けられた突部55が被係合部52の凹部53に
嵌合してC,D方向の相対変位が規制されているため、
梁61の中間部分の撓みが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部材取付構造に係り、特
に開口部の延在方向に取付部材を摺動させて係合部を被
係合部に係合させる構成とされた部材取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の部材取付構造としては、例えば図
14に示すような構成のものがある。この部材取付構造
は、筐体1の底板として取り付けられるパネル2が筐体
1の周縁に設けられた取付用のねじ孔1a及びパネル2
のねじ孔2aにビス3を締め付けて固定されると共に、
パネル2の開口部4が蓋5により閉蓋されるようになっ
ている。この構成では、パネル2が被取付部材として機
能し、蓋5が取付部材として機能する。また、開口部4
の下方にはバッテリ収納部が設けられている。
【0003】開口部4の周囲には、延在方向(A,B方
向)に延在するように形成された複数の被係合部6が設
けられ、蓋5の両側には延在方向(A,B方向)への摺
動動作により被係合部6に係合する複数の係合部7が設
けられている。被係合部6は、コ字状に形成された係合
部7の凹部7aに相対的に嵌合する突部6aを有する。
【0004】この突部6aはA,B方向に延在するよう
に形成され、且つ凹部7aはA,B方向に延在する溝形
状に形成されている。そして、各被係合部6間には、係
合部7が上方から挿入できるように通路8が設けられて
いる。また、蓋5は延在方向の一端に掛止用の爪部9が
突出し、延在方向の他端に掛止用の突部10が突出して
いる。さらに、開口部4の延在方向の一端には蓋5の爪
部9を掛止する掛止部11が設けられ、開口部4の延在
方向の他端には蓋5の突部10が嵌合する掛止用の溝1
2が設けられている。
【0005】従って、蓋5を開口部4に装着する際は、
パネル2の上方から蓋5の各係合部7を開口部4の周囲
に設けられた各被係合部6間の通路8に挿入させる。次
に、蓋5をB方向に摺動させて各係合部7の凹部7aを
各被係合部6の突部6aに嵌合させる。これと同時に蓋
5の爪部9が開口部4の一端に設けられた掛止部11に
掛止されると共に、蓋5の突部10が開口部4の他端に
設けられた掛止用の溝12に嵌合する。このようにして
蓋5は両側の各係合部7と延在方向の両端の爪部9、突
部10が開口部4の周縁部分に係止された状態に装着さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構成とされた部材取付構造では、蓋5の両側が係合部
7によりE,F方向に外れないように係止され、蓋5の
両端に設けられた爪部9、突部10がA,B方向及び
E,F方向に外れないように係止されているため、パネ
ル2をA,B方向から圧縮するような力が作用した場
合、パネル2,蓋5が合成樹脂製であるので、A,B方
向に延在する開口部4の周縁部分のうち被係合部6が設
けられた梁13の中間部分がC方向に撓みやすい。
【0007】その場合、蓋5と梁13との間に隙間がで
きてしまい、この隙間から開口部4の内部に埃が侵入
し、バッテリ端子に埃が付着して性能低下や故障の原因
となるおそれがある。また、筐体1が強い力で押圧され
た場合には、梁13が大きく撓んでしまうため、蓋5が
外れてしまうおそれがあった。
【0008】そこで、本発明は上記問題点を解決した部
材取付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、開口部及びそ
の周縁部分に被係合部が形成された被取付部材と、前記
被係合部に係合する係合部を有し前記開口部を覆うよう
に取り付けられる取付部材と、からなり、前記係合部を
前記被係合部に係合させて前記取付部材を前記被取付部
材に取り付ける部材取付構造において、前記被取付部材
の開口部の周縁部又は前記取付部材の周縁部のいずれか
一方に前記開口部の延在方向と直交する方向に凹設され
た凹部と、前記被取付部材の開口部の周縁部又は前記取
付部材の周縁部の他方に前記開口部の延在方向と直交す
る方向に突設され前記凹部に嵌合する突部と、を備えて
なることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、被取付部材の開口部の周縁部
又は取付部材の周縁部のいずれか一方に開口部の延在方
向と直交する方向に凹設された凹部と、被取付部材の開
口部の周縁部又は取付部材の周縁部の他方に開口部の延
在方向と直交する方向に突設され凹部に嵌合する突部と
を有するため、凹部と突部との嵌合により被取付部材も
変形が防止され、取付部材と被取付部材との間に隙間が
できず、開口部内に埃が侵入することを防止できる。
【0011】
【実施例】以下、図面と共に本発明になる部材取付構造
の第1実施例につき説明する。尚、図1は部材取付構造
の第1実施例が適用されたデジタル・オーディオ・テー
プレコーダ(以下「DAT」と称する)21の分解斜視
図、図2はDAT21のトップパネルを外した状態を示
す平面図である。
【0012】DAT21はポータブル形の録音機として
使用されるテープレコーダであり、ストラップ(図示せ
ず)等により肩掛けとなって持ち運ぶことができるもの
である。また、DAT21は、フレーム22の収納部2
2aに回転ヘッド(図示せず)を有する磁気記録再生ユ
ニット23が取り付けられており、収納部22aに隣接
するスペースには回路基板24が取り付けられている。
そして、磁気記録再生ユニット23はテープカセット
(図示せず)が装着されると、テープローディング機構
が動作して回転ヘッドに磁気テープが摺接され、磁気テ
ープが巻き取られると共に回転ヘッドが回転して磁気記
録再生を行う。
【0013】磁気記録再生ユニット23及び回路基板2
4の上方には、これらを覆うトップパネル25が取り付
けられている。従って、トップパネル25を外すことに
より、図2に示すように磁気記録再生ユニット23及び
回路基板24が露出した状態となり、点検や修理を行う
際のメンテナンス作業が容易に行える。また、トップパ
ネル25には、磁気記録再生ユニット23にテープカセ
ット(図示せず)を装着するための開口25aや各種操
作スイッチ(図示せず)を突出させるための複数の開口
25b,25cが設けられている。
【0014】また、フレーム22の前面22bには、フ
ロントパネル26と、フロントパネル26に配設された
各種スイッチ類が配設された回路基板27とが取り付け
られる。尚、フロントパネル26には、表示パネル2
8、ボリュームツマミ29、右用録音ツマミ30、左用
録音ツマミ31等が配設されている。
【0015】そして、フレーム22には、ボリュームツ
マミ29が嵌合するボリューム軸32と、右用録音ツマ
ミ30、左用録音ツマミ31が嵌合するボリューム軸3
3,34とが前方に突出している。また、右用録音ツマ
ミ30と左用録音ツマミ31とは、同軸的に取り付けら
れるため、ボリューム軸33と34も同軸的に設けられ
ている。尚、左用録音ツマミ31の外側に配設される右
用録音ツマミ30には、粘性流体の粘性流体による負荷
を右用録音ツマミ30に付与するためのダンパ35が噛
合するように設けられている。
【0016】図3はDAT21の右側面図、図4はDA
T21の左側面図、図5はDAT21の背面図、図6は
DAT21の底面図である。DAT21の右側面には、
各コネクタ(図示せず)が配設されており、各コネクタ
用の孔36a,36bが設けられフレーム22の右側面
22cに固定されたコネクタ保持板36と、各コネクタ
用の孔37a,37bが設けられたサイドパネル37と
が取り付けられている。コネクタ保持板36は、フレー
ム22の右側面22cにねじ止めされるため、複数のね
じ孔36cを有する。
【0017】また、フレーム22の左側面22eには、
サイドパネルが取り付けられておらず、左側面22eが
直接露出するようになっている。尚、左側面22eは、
AC電源接続用のコネクタ38aと、AC電源切替スイ
ッチ38bが配設されている。
【0018】また、DAT21の底面には、ボトムパネ
ル39と、回路基板40とが取り付けられている。さら
に、DAT21の底面には、バッテリ収納部41が形成
されており、ボトムパネル39にはバッテリ収納部41
に対向する開口部42が設けられている。この開口部4
2は蓋43により閉蓋されている。
【0019】上記トップパネル25、フロントパネル2
6、サイドパネル37、ボトムパネル39は、夫々ビス
44を締め付けることによりフレーム22に固定され
る。すなわち、トップパネル25の両側は、フレーム2
2の左側に固定されたブラケット45とフレーム22の
右側に固定されたコネクタ保持板36にビス44により
固定される。また、ボトムパネル39は、右側がコネク
タ保持板36にビス44により固定され、且つ下面側が
フレーム22の底面22dにビス44により固定され
る。
【0020】また、サイドパネル37は、上記トップパ
ネル25、ボトムパネル39を右側からビス44により
固定する際にコネクタ保持板36とトップパネル25、
ボトムパネル39の右側との間で挟持されて固定され
る。そして、フロントパネル26は、中央部がビス44
によりフレーム22に固定され、且つ両側がトップパネ
ル25、ボトムパネル39を固定する際に前面側のビス
44によりフレーム22の両側に固定される。
【0021】このように、各パネルはビス44により固
定されているため、ビス44を緩めることにより簡単に
外すことができる。そして、トップパネル25、フロン
トパネル26、ボトムパネル39の内側には、夫々回路
基板24,27,40が分散されて配設されているの
で、トップパネル25、フロントパネル26、ボトムパ
ネル39を外すことにより各回路基板24,27,40
を個別に取り出すことができる。そのため、例えば修理
を行う際に全部のパネルを外す必要がなく、該当する回
路基板を覆うパネルのみを外して修理を行えるので、メ
ンテナンス作業が容易に行うことができ、修理時間を短
縮することができる。
【0022】次にボトムパネル39の開口部42に取り
付けられた蓋43の取付構造について説明する。図7は
本発明の第1実施例の部材取付構造51を示す分解斜視
図、図8は図6においてVIII−VIII線に沿う部材取付構
造51の縦断面図、図9はIX−IX線に沿う部材取付構造
51の縦断面図、図10はX−X線に沿う部材取付構造
51の縦断面図である。
【0023】部材取付構造51は、ボトムパネル(被取
付部材)39の開口部42を蓋(取付部材)43により
閉蓋するようになっている。開口部42の周囲には、延
在方向(A,B方向)に延在するように形成された複数
の被係合部52が設けられており、各被係合部52の上
面には開口部42の延在方向と直交する方向(E,F方
向)に凹設された凹部53が設けられている。この凹部
53は、蓋43をA,B方向に摺動させて開口部42に
取り付ける際の摺動距離に応じた長さでA,B方向に延
在されている。
【0024】そして、蓋43の両側には延在方向(A,
B方向)への摺動動作により被係合部52に係合する複
数の係合部54が設けられている。さらに、蓋43の各
係合部54間の中間位置には、上記被係合部52の凹部
53に嵌合してC,D方向の相対変位を規制する突部5
5が突出している。この突部55は、蓋43の下面より
下方(F方向)に突出すると共に、摺動方向に延在して
いる。
【0025】また、被係合部52は、コ字状に形成され
た係合部54の係合凹部54aに相対的に嵌合する係合
突部52aを有する。この係合突部52aはA,B方向
に延在するように形成され、且つ係合凹部54aはA,
B方向に延在する溝形状に形成されている。そして、各
被係合部52間には、係合部54が上方から挿入できる
ように通路56が設けられている。
【0026】また、蓋43は延在方向の一端に掛止用の
爪部57が突出し、延在方向の他端に掛止用突部58が
突出している。さらに、開口部42の延在方向の一端に
は蓋43の爪部57を掛止する掛止部59が設けられ、
開口部42の延在方向の他端には蓋43の掛止用突部5
8が嵌合する掛止用溝60が設けられている。
【0027】従って、蓋43を開口部42に装着する際
は、ボトムパネル39を上側にした状態で上方から蓋4
3の各係合部54を開口部42の周囲に設けられた各被
係合部52間の通路56に挿入させる。その際、蓋43
の下面に設けられた突部55が被係合部52の凹部53
に嵌合する。
【0028】次に、蓋43をB方向に摺動させて各係合
部54の係合凹部54aを各被係合部52の係合突部5
2aに嵌合させる。これと同時に蓋43の爪部57が開
口部42の一端に設けられた掛止部59に掛止されると
共に、蓋43の掛止用突部58が開口部42の他端に設
けられた掛止用溝60に嵌合する。このようにして蓋4
3は両側の各係合部53と延在方向の両端の爪部57、
掛止用突部58が開口部42の周縁部分に係止された状
態に装着される。
【0029】ところで、上記のような構成とされた部材
取付構造51では、蓋43の両側が係合部54と被係合
部52との係合により上下方向(E,F方向)に外れな
いように係止され、蓋43の両端に設けられた爪部5
7、掛止用突部58がA,B方向及びE,F方向に外れ
ないように係止されている。そのため、ボトムパネル3
9をA,B方向から圧縮するような力が作用した場合、
ボトムパネル39,蓋43が合成樹脂製であるので、
A,B方向に延在する開口部42の周縁部分のうち被係
合部52が設けられた梁61の中間部分がC方向に撓み
やすい。
【0030】しかしながら、本実施例では、上記蓋43
の下面に設けられた突部55が被係合部52の凹部53
に嵌合してC,D方向の相対変位が規制されているた
め、梁61の中間部分が撓むことが防止されている。そ
のため、蓋43と梁61との間に隙間ができず、蓋43
による密閉性がより高められて開口部42の内部に埃が
侵入することを防止でき、バッテリ端子に埃が付着して
性能低下や故障の原因となることがなく、ボトムパネル
39が強い力で押圧されても、梁61が大きく撓んでし
まうことを防止でき、且つ蓋43が外れることも防止で
きる。
【0031】図11は本発明の第2実施例の部材取付構
造62を示す分解斜視図、図12は蓋43を装着した状
態を示す斜視図である。部材取付構造62は、開口部4
2の一端に回動蓋63がG,H方向に回動可能に設けら
れている。この回動蓋63は、下端の両側に突出する軸
(図示せず)が開口部42の両側内壁に嵌合しており、
上端には三角形状の係止部63aを有する。また、開口
部42の両側内壁には、係止部63aが係合する係止孔
42aが設けられている。そして、回動蓋63の上端中
央には開蓋用のスリットを形成するための凹部63bが
設けられている。
【0032】上記第1実施例の場合と同様にして蓋43
の各係合部53を開口部42の周囲に設けられた各被係
合部52間の通路56に挿入させ、蓋43の下面に設け
られた突部55を被係合部52の凹部53に嵌合させ
る。次に、蓋43をB方向に摺動させて各係合部54の
係合凹部54aを各被係合部52の係合突部52aに嵌
合させると共に、蓋43の爪部57が開口部42の一端
に設けられた掛止部59に掛止され、且つ、蓋43の掛
止用突部58が開口部42の他端に設けられた掛止用溝
60に嵌合される。
【0033】このようにして、蓋43を開口部42に装
着した後、回動蓋63がH方向に回動されて係止部63
aが係止孔42aに係合される。これにより、回動蓋6
3の上端が蓋43の端部をB方向に僅かに押圧して開口
部42内の当接面42bに当接する。そのため、蓋43
は回動蓋63に当接してA方向への摺動動作が規制さ
れ、開口部42からの脱落が防止される。
【0034】また、蓋43を開口部42から外す場合に
は、まず回動蓋63の係止部63aと蓋43との間に形
成されたスリットを利用して回動蓋63をG方向に回動
させる。その後、蓋43をA方向に摺動させて爪部5
7、掛止用突部58による掛止を解除すると共に、各係
合部54の係合凹部54aを各被係合部52の係合突部
52aから離間させる。次に蓋43を上方に持ち上げて
開口部42から離間させる。
【0035】この第2実施例の部材取付構造62では、
回動蓋63が閉蓋位置に装着された蓋43をロックする
ことができるので、例えば外部からの衝撃が作用しても
蓋43が外れることを確実に阻止することができ、開口
部42内に収納されたバッテリが飛び出すことを防止で
きる。
【0036】また、この実施例においても、蓋43の下
面に設けられた突部55が被係合部52の凹部53に嵌
合される構成であるので、上記第1実施例と同様な効果
を有する。すなわち、上記蓋43の下面に設けられた突
部55が被係合部52の凹部53に嵌合してC,D方向
の相対変位が規制されているため、梁61の中間部分が
撓むことが防止されている。そのため、蓋43による密
閉性がより高められて開口部42の内部に埃が侵入する
ことを防止できると共に、梁61が大きく撓んでしまう
ことを防止できる。
【0037】図13は本発明の第3実施例の部材取付構
造71を示す分解斜視図である。部材取付構造71は、
バッテリ収納部72を有する筐体73と、バッテリ収納
部72の開口部74を閉蓋する蓋75とを有する。バッ
テリ収納部72の開口部74のB方向の一端には、蓋7
5の一端を係止するための係止凹部76が設けられ、こ
の係止凹部76の内部にはA方向に突出する係止用突部
76aが設けられている。
【0038】また、バッテリ収納部72の開口部74の
A方向の他端には、蓋75の他端を係止するための係止
用段部77が設けられている。さらに、バッテリ収納部
72の開口部74の内周に形成された段部74aには、
蓋75に係合するための凹部79が設けられている。こ
の凹部79は、蓋75の摺動方向と直交する方向に凹設
されており、C,D方向の両側及びB方向の片側の段部
74aに設けられている。
【0039】蓋75はバッテリ収納部72の開口部74
を閉蓋するように開口部74の大きさに対応した平板状
に形成されている。蓋75の一端には係止凹部76に挿
入される係止部80が設けられ、蓋75の他端には係止
用段部77に係止される係止用突部81が設けられてい
る。
【0040】係止部80はU字状に湾曲された形状に形
成されているため、B方向に押圧されるとU字状部分が
撓むことによりばね部材として作用する。この係止部8
0には、係止用突部76aに係合するための係合凹部8
0aが設けられ、係止部80の先端には係止を解除する
ときに押圧されるツマミ80bが設けられている。
【0041】また、蓋75の下面には、開口部74の内
周に形成された凹部79に嵌合する突部82が複数個設
けられている。上記構成とされた蓋75をバッテリ収納
部72の開口部74に装着する際は、まず蓋75の係止
用突部81を係止用段部77に係止させた状態で係止部
80を係止凹部76に挿入される。これにより、係止部
80がU字状部分を撓ませながら係止凹部76内に挿入
されると共に、係止部80の係合凹部80aが係止用突
部76aに係合してE,F方向の移動を阻止された状態
に係止される。
【0042】これと同時に、蓋75の各突部82が開口
部74の内周に形成された凹部79に嵌合する。そのた
め、蓋75は各突部82と凹部79との嵌合により、
A,B方向及びC,D方向の変位が規制されてガタツキ
のない状態に係止される。従って、この実施例において
は、蓋75の下面に設けられた突部82が被係合部とし
ての筐体73に設けられた凹部79に嵌合される構成で
あるので、C,D方向の相対変位が規制されて比較的薄
肉とされたC,D方向壁部73a,73bが変形するこ
とを防止でき、蓋75による密閉性をより高めて開口部
74の内部に埃が侵入したり、壁部73a,73bが大
きく撓んで蓋75が脱落してしまうことを防止できる。
【0043】尚、上記実施例では、バッテリ収納部に適
用された構成を一例として説明したが、これに限らず、
これ以外の蓋開閉機構を有する箇所にも適用できるのは
勿論である。また、上記実施例では、DAT(デジタル
・オーディオ・テープレコーダ)のバッテリ収納部に蓋
が取り付けられるものを一例として挙げたが、他の電気
製品にも適用できるのは勿論である。
【0044】また、上記実施例では、蓋に突部を設け、
開口部側に凹部を設けた構成としたが、蓋に凹部を設
け、開口部側に突部を設けるようにしても良いのは言う
までもない。
【0045】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、被取付部
材の開口部の周縁部又は取付部材の周縁部のいずれか一
方に開口部の延在方向と直交する方向に凹設された凹部
と、被取付部材の開口部の周縁部又は取付部材の周縁部
の他方に開口部の延在方向と直交する方向に突設され凹
部に嵌合する突部とを有するため、凹部と突部との嵌合
により被取付部材の変形が防止され、取付部材と被取付
部材との間に隙間ができず、開口部内に埃が侵入するこ
とを防止できる。さらに、被取付部材を肉厚にする等の
補強をせず取付部材と被取付部材との相対変位を規制す
ることができ、しかも取付部材を被取付部材に取り付け
た際の密閉性をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる部材取付構造の第1実施例が適用
されたデジタル・オーディオ・テープレコーダの分解斜
視図である。
【図2】デジタル・オーディオ・テープレコーダのトッ
プパネルを外した状態を示す平面図である。
【図3】デジタル・オーディオ・テープレコーダの右側
面図である。
【図4】デジタル・オーディオ・テープレコーダの左側
面図である。
【図5】デジタル・オーディオ・テープレコーダの背面
図である。
【図6】デジタル・オーディオ・テープレコーダの底面
図である。
【図7】本発明の第1実施例の部材取付構造を示す分解
斜視図である。
【図8】図6においてVIII−VIII線に沿う部材取付構造
の縦断面図である。
【図9】IX−IX線に沿う部材取付構造の縦断面図であ
る。
【図10】X−X線に沿う部材取付構造の縦断面図であ
る。
【図11】本発明の第2実施例の部材取付構造を示す分
解斜視図である。
【図12】第2実施例の蓋を装着した状態を示す斜視図
である。
【図13】本発明の第3実施例の部材取付構造を示す分
解斜視図である。
【図14】従来の部材取付構造を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
21 DAT(デジタル・オーディオ・テープレコー
ダ) 22 フレーム 23 磁気記録再生ユニット 24,27,40 回路基板 25 トップパネル 26 フロントパネル 36 コネクタ保持板 37 サイドパネル 39 ボトムパネル 41 バッテリ収納部 42 開口部 43 蓋 44 ビス 45 ブラケット 51,62,71 部材取付構造 52 被係合部 53 凹部 54 係合部 55 突部 57 爪部 58 掛止用突部 59 掛止部 60 掛止用溝 61 梁 63 回動蓋 72 バッテリ収納部 75 蓋 76 係止凹部 74 開口部 77 係止用段部 79 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部及びその周縁部分に被係合部が形
    成された被取付部材と、前記被係合部に係合する係合部
    を有し前記開口部を覆うように取り付けられる取付部材
    と、からなり、 前記係合部を前記被係合部に係合させて前記取付部材を
    前記被取付部材に取り付ける部材取付構造において、 前記被取付部材の開口部の周縁部又は前記取付部材の周
    縁部のいずれか一方に前記開口部の延在方向と直交する
    方向に凹設された凹部と、 前記被取付部材の開口部の周縁部又は前記取付部材の周
    縁部の他方に前記開口部の延在方向と直交する方向に突
    設され前記凹部に嵌合する突部と、 を備えてなることを特徴とする部材取付構造。
JP15057395A 1995-06-16 1995-06-16 部材取付構造 Pending JPH098477A (ja)

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