JP2500731Y2 - フレ―ム開口部へのカバ―取付構造 - Google Patents

フレ―ム開口部へのカバ―取付構造

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JP2500731Y2
JP2500731Y2 JP1870491U JP1870491U JP2500731Y2 JP 2500731 Y2 JP2500731 Y2 JP 2500731Y2 JP 1870491 U JP1870491 U JP 1870491U JP 1870491 U JP1870491 U JP 1870491U JP 2500731 Y2 JP2500731 Y2 JP 2500731Y2
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實樹 深堀
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日通工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,フレーム開口部へのカ
バー取付構造に関し,具体的にはボタン電話装置におけ
る主装置の中枠などに用いられる内部フレームとサイド
カバーとの取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電話機の普及にともない,少数の電話回
線を複数の電話機で共用し,電話回線を効率的に利用し
たり電話機相互の内線通話を可能とするためのボタン電
話装置が開発,提供されている。このボタン電話装置
は,一つの主装置と複数のボタン電話機並びにそれらを
連結する配線ケーブルなどから構成され,その主装置
は,中空のケース本体内にそれぞれボード状に形成され
た局線回路,内線回路,電源回路などが配設されてい
る。従来の主装置の一例を図2に示す。図は化粧板など
の外装パネルを取り外した状態を示しており,上下開口
された中枠1は,3つの側壁を構成する平断面略コ字状
の内部フレーム2と,その内部フレーム2の開口部を被
覆する平板状のサイドカバー3とからなり,サイドカバ
ー3は4つのネジ4にて内部フレーム2に固定される。
またこの中枠1内に,各種回路が形成されたボード5が
配置されている。なお,符号6は,ボード5の回路に連
繋された配線ケーブルである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】設置時における初期デ
ータ登録や設置後のメンテナンスの際には,サイドカバ
ー3を内部フレーム2から取り外して開口させた後,各
種作業を行なうが,そのためにはすべてのネジ4を完全
に取り外さなければならず,しかもネジ4を取り外すま
での間はサイドカバー3がずれないように片方の手など
でサイドカバー3を固定しておかなければならないの
で,その作業が煩雑となる。また,同様のことがメンテ
ナンス等終了後,サイドカバー3の取付作業時にも生じ
る。この考案は,上記した問題に鑑みてなされたもの
で,カバーの取付け,取外し作業が容易な,フレーム開
口部へのカバー取付構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した問題を解決する
ため,本考案のフレーム開口部へのカバー取付構造で
は,少なくとも一壁面が開口されたフレームの開口部に
連接する一方の壁部には固定用ネジを装着するととも
に,位置合わせ用の凸部または凹部を設け,該開口部に
連接する他方の壁部には該開口部に向けて突出する係止
突片を連繋し,カバーは,一方の側壁に対向するフラン
ジ部を有し,そのフランジ部に固定用ネジに対向する切
欠部と,凸部または凹部に符合可能な凹部または凸部を
設け,カバーの内側面の所定位置に突部を内方に向けて
突出配置するとともに,その突部の所定位置に係止孔を
設け,その係止孔と該係止突片とを係止可能とした。
【0005】
【作用】フレームから離脱しているカバーを取り付ける
には,固定用ネジをフレームに緩めた状態で装着してお
き,カバーのフランジ部と,フレームの一壁部との間に
所定の空間が生じるようにして,カバーをフレームの開
口面に当接させる。このとき,カバーのフランジ部に設
けた切欠部内に,固定用ネジの軸部が挿入配置するとと
もに,カバーに設けた係止孔にフレームに設けた係止突
片が対向位置している。次いで,カバーのフランジ部
と,フレームの一壁部とが当接すべく,カバーを所定方
向に移動する。この移動により,フレームに設けた係止
突片は,カバーの突部に設けた係止孔内に入込み,カバ
ーがフレームから離脱するのが阻止される。また,カバ
ーのフランジ部がフレームの一壁部に当接した状態で
は,フランジ部に設けた凹部または凸部内に,一壁部に
設けた凸部または凹部が入り込み,カバーの位置規制が
なされ,カバーがフレームに仮固定される。この状態
で,固定用ネジを締め付けることによりカバーがフレー
ムに締結される。
【0006】
【実施例】以下,本考案にかかるフレーム開口部へのカ
バー取付構造の好適な実施例について添付図面を参照に
して詳述する。図1は,本考案の適用例の一つであるボ
タン電話装置における主装置の外装パネルを取り外した
状態を示す斜視図である。図示するように,各種回路が
形成されたボードが内装される中枠10は,3つの側壁
を構成する内部フレーム11と,その内部フレーム11
の一側面開口部に装着され,1つの側壁を構成するサイ
ドカバー12とからなる。
【0007】内部フレーム11は,その開口側の両自由
端縁が共に内方に向けて略90度折曲され,それぞれ第
1,第2フランジ部13,14となり,それら第1,第
2フランジ部13,14にてサイドカバー12が受けら
れる。また,比較的広幅な第1フランジ部13は,その
上方並びに下方位置にそれぞれ略コ字状の切欠窓15,
15が穿設され,その切欠窓15,15内に第1フラン
ジ部13の自由端側に向かって突出する係止突片16,
16が画成される。第2フランジ部14に連続する内部
フレーム11の一側壁11aの上方並びに下方位置に
は,それぞれネジ孔17,17が形成されると共に,そ
のネジ孔17,17に近接して小円柱の凸部18,18
が形成されている。
【0008】サイドカバー12は,一側壁を構成する平
板部19と,その平板部19の一側縁,すなわち,上記
内部フレーム11の第2フランジ部14側には,90度
折曲された第3フランジ部20が一体的に形成されてお
り,サイドカバー12を内部フレーム11に装着した状
態ではサイドカバー12の第3フランジ部20が,内部
フレーム11の一側壁11aに当接するようになってい
る。そして,その第3フランジ部20の自由端側所定位
置には,内部フレーム11に設けたネジ孔17,17に
対向する略U字状の切欠部21,21が穿設され,その
切欠部21,21に近接して,内部フレーム11に設け
た凸部18,18に符合する凹部22,22が形成され
ている。一方,サイドカバー12の第3フランジ部20
と反対側縁部の内側面には,密着曲げ加工により内方に
向けて突出する突部たる平断面略L字状金具24,24
が形成されている。その平断面略L字状金具24,24
は,内部フレーム11の第1フランジ部13に設けた切
欠窓15,15内に挿入可能で,平断面略L字状金具2
4,24の折曲部近傍には,第1フランジ部13に設け
た係止片突片16と係止可能な係止孔25,25が穿設
されている。
【0009】上記内部フレーム11とサイドカバー12
の最終的な固定は,内部フレーム11の一側壁11aに
設けたネジ孔17,17に装着した固定用ネジ28を介
してサイドカバー12の第3フランジ部20に設けた切
欠部21を締め付け固定することにより行われる。な
お,図示省略するが,内部フレーム11とサイドカバー
12で構成される中枠10の内部には,各種回路が形成
されたボードなどが収納されると共に,その上下開口に
は,天板,底板が装着されて閉塞され,さらに少なくと
も内部フレーム11の一側壁11aの表面はフロントカ
バーが装着されて使用状態では固定用ネジ28が外部に
露出しないようになっている。さらに,内部フレーム1
1の一側壁11a,すなわち,フロントカバー側には各
種スイッチが露出しており,そのスイッチ操作のため
に,主装置設置の際,フロントカバーの前面には所定の
空間が確保される。
【0010】図1に示すようにサイドカバー12が内部
フレーム11から離脱している状態からサイドカバー1
2を取り付けるには,固定用ネジ28を内部フレーム1
1のネジ孔17に緩めた状態で装着しておき,サイドカ
バー12を内部フレーム11の側部開口面に向けて前進
させ,サイドカバー12の平断面略L字状金具24,2
4が内部フレーム12の第1フランジ部13の切欠窓1
5,15内に挿入させる。このとき,サイドカバー12
の内側面は,内部フレーム11の第1,第2フランジ部
13,14に当接するが,サイドカバー12の第3フラ
ンジ部20と,内部フレーム11の一側壁11aとの間
には所定の空間が生じる。また,サイドカバー12の第
3フランジ部20に設けた切欠部21内に,固定用ネジ
28の軸部28aが挿入配置する。
【0011】次いで,サイドカバー12の第3フランジ
部20と,内部フレーム11の一側壁11aとが当接す
べく,サイドカバー12を所定方向に移動する。この移
動により,内部フレーム11に設けた係止突片16,1
6は,サイドカバー12の平断面略L字状金具24に設
けた係止孔25,25内に入り込み,サイドカバー12
の内部フレーム11からの離脱が阻止される。また,サ
イドカバー12の第3フランジ部20が内部フレーム1
1の一側壁11aに当接した状態では,第3フランジ部
20に設けた凹部22,22内に,一側壁11a設けた
凸部が18,18が入り込み,サイドカバー12の上下
方向の位置規制がなされ,サイドカバー12が内部フレ
ーム11に仮固定される。この状態で,固定用ネジ28
を締め付けることによりサイドカバー12が内部フレー
ム11に締結される。なお,サイドカバー12を取り外
す際には,上記と逆の作業により,固定ネジ28を完全
に取外すことなく簡単に行うことができる。なおまた,
上記実施例では,内部フレーム11側に凸部18を設
け,サイドカバー12側に凹部22を設けたが,本考案
はこれに限ることなく,逆の配置でも良く,さらには,
両者を混合配置しても良いのは言うまでもなく,場合に
よっては無くても良い。また,フレームの開口部の位置
は,前後,左右,上下方向のどの位置でも良く任意であ
る。
【0012】
【考案の効果】以上のように,本考案に係るフレーム開
口部へのカバー取付構造では,フレームに設けた固定用
ネジとカバーのフランジ部に設けた切欠部との締結によ
り行うようにしたため,カバーの着脱時に固定用ネジを
完全に取り外すことなく行えるため,作業性が向上す
る。カバーとの固定を係止突片と係止孔との係止並び
に,フレームの壁部とカバーのフランジ部に設けた凹
部,凸部との符合により,カバーをフレーム開口部の所
定位置に位置決めしつつ仮止めすることができる。した
がって,上記のように切欠部を介して行う締結により生
じる位置決め精度の低下の問題も解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフレーム開口部へのカバー取付構
造の好適な一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
11…内部フレーム 12…サイドカバー 16…係止突片 17…ネジ孔 18…凸部 20…第3フランジ部(フランジ部) 21…切欠部 22…凹部 24…平断面略L字状金具(突器) 25…係止孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一壁面が開口されたフレーム
    と,その開口部に装着される略平板状のカバーを取付け
    る構造であって, 該フレームの開口部に連接する一方の壁部には固定用ネ
    ジを装着するとともに,位置合わせ用の凸部または凹部
    を設け,該開口部に連接する他方の壁部には該開口部に
    向けて突出する係止突片を連繋し, 該カバーは、該一方の側壁に対向するフランジ部を有
    し,そのフランジ部に該固定用ネジに対向する切欠部
    と,該凸部または凹部に符合可能な凹部または凸部を設
    け, 該カバーの内側面の所定位置に突部を内方に向けて突出
    配置するとともに,その突部の所定位置に係止孔を設
    け,その係止孔と該係止突片とを係止可能とするフレー
    ム開口部へのカバー取付構造。
JP1870491U 1991-03-05 1991-03-05 フレ―ム開口部へのカバ―取付構造 Expired - Lifetime JP2500731Y2 (ja)

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