JPH0982530A - 変圧器の分解輸送および組立方法 - Google Patents

変圧器の分解輸送および組立方法

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JPH0982530A
JPH0982530A JP23355295A JP23355295A JPH0982530A JP H0982530 A JPH0982530 A JP H0982530A JP 23355295 A JP23355295 A JP 23355295A JP 23355295 A JP23355295 A JP 23355295A JP H0982530 A JPH0982530 A JP H0982530A
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JP
Japan
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winding
transformer
iron core
tank
disassembled
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JP23355295A
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English (en)
Inventor
Ikuro Hirano
郁朗 平野
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解輸送時および現地組立時における巻線等
の変圧器中身の絶縁物の吸湿を防止し、組立完了後の巻
装工程を短縮することを可能とすること。 【解決手段】 完成品を工場で所定の試験を行った後、
変圧器を鉄心3、巻線2、リード線およびその他の部品
の単位に分解して、巻線2を吸湿防止のため真空または
絶縁ガス封入とした巻線輸送用タンク11の内部に収納
して輸送し、据付現地で再組立するとき、鉄心3を組み
立てて起こし下タンク16に入れて固定し、巻線輸送用
タンク11から取り出した巻線2を嵌め込んだ後、巻線
2の絶縁物が吸湿しないように、巻線2の外周全体を合
成樹脂シートの袋23で覆い、下タンク16の下部から
露点温度が−30℃以下の乾燥空気を送り込み、この巻
線2の冷却媒体通路19に乾燥空気を吹き流して、乾燥
保持しながら変圧器を再組立するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器の分解輸送
および組立方法に係るものであり、詳しくは工場で製作
された変圧器を据え付けられる現地に出荷するに当た
り、輸送重量上の制約から、工場で変圧器を、巻線、鉄
心、リード線およびその他の部品等の単位に分解して輸
送し、現地で再び組み立てる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工場で製作された変圧器を、輸送
重量上から変圧器の据え付けられる現地に出荷するに当
たり、工場で変圧器を巻線、鉄心、リード線およびその
他の部品の単位に分解して輸送し、現地で再び組み立て
る方式が採用されている。この分解された変圧器の巻線
については、輸送中および現地組立中、巻線絶縁物の吸
湿を防止するため、プラスチックフィルムで巻線全体を
密封して輸送される。(特開平3−295213号)。
【0003】このような大容量の分解輸送式変圧器は、
現地における鉄心脚と下ヨークの組み合わせ、鉄心脚へ
のコイルの挿入、鉄心脚と上ヨークの組み合わせ、内部
のリード線の接続およびその他の部品の再組立に、長時
間を要するために、その間の絶縁物の吸湿した水分の除
去のための乾燥工程が必要であり、また、吸湿防止のた
め特殊の設備が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた分
解輸送式変圧器では、吸湿防止用フィルムにより巻線全
体を覆って完全にシールする作業が煩雑で手間が掛かる
上、従来のフィルムによるシールでは、巻線の口出線部
のようなシールする形状が複雑なところは、完全な密封
が難しく、若干の漏れが生じる可能性があり、現地組立
では、巻線の全絶縁物の乾燥状態を保持することが難し
く、上ヨーク詰め、リード線接続などに時間のかかる作
業により、絶縁物が吸湿し易い。組立完了後は、巻線に
冷却媒体が流れるようにするため、フィルムの一部は取
り去らなければならないので、作業が煩雑になり、多く
の工数を必要としている。また、巻線最内側の絶縁筒の
内側のフィルムは、現地組立完了後に取り去るのは困難
なため、フィルムの一部を残さざるを得ないが、これが
絶縁筒の内側から剥離すると鉄心の冷却を阻害する恐れ
が生ずるため、信頼性の面からもマイナス要因となると
いう問題点を有していた。
【0005】本発明の変圧器の分解輸送および組立方法
は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなさ
れたもので、分解輸送時および現地組立時における巻線
等の変圧器中身の絶縁物の吸湿を防止し、組立完了後の
巻装工程を短縮することを可能にした分解輸送および組
立方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明における変圧器の分解輸送および組立方法
は、完成品を工場で所定の試験を行った後、変圧器を鉄
心、巻線、リード線およびその他の部品の単位に分解し
て、巻線を吸湿防止のため真空または絶縁ガス封入とし
た巻線輸送用タンクの内部に収納して輸送し、据付現地
で再組立するとき、鉄心を組み立てて前記下タンクに取
り付け、巻線輸送用タンクから取り出した巻線を嵌め込
んだ後、巻線の絶縁物が吸湿しないように、巻線の外周
全体を合成樹脂シートの袋で覆い、下タンクの下部から
露点温度が−30℃以下の乾燥空気を送り込み、この巻
線の冷却媒体通路に乾燥空気を吹き流して乾燥保持しな
がら変圧器を再組立するものである。
【0007】上述のように構成することにより、分解輸
送時および現地組立時における巻線等の変圧器中身の絶
縁物の吸湿を防止し、組立完了後の乾燥工程を短縮する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の分解輸送形式の変
圧器の実施の形態について説明する。
【0009】本発明における変圧器は、次のように分解
輸送および再組立が可能なように構成されている。
【0010】3相3脚鉄心の場合には、上部鉄心締付金
具を外し、上ヨークを抜き取り、巻線を抜き取った後、
鉄心を寝かせ下部鉄心締付金具を外して下ヨークを抜
く。これで鉄心は図1に示すように、1本の6角形の鉄
心脚5(V相)と2本の台形の鉄心脚6(U相)および
7(W相)と、図2に示す1枚毎に分解された上ヨーク
1Aおよび下ヨーク4Aに分解される。これら分解され
た鉄心の鉄心脚5,6,7と、1枚毎に分解された上ヨ
ークおよび下ヨークとは輸送用の別の密封タンクに入れ
て、出荷できるようにする。なお、鉄心脚はバインド材
8で締め付ける。
【0011】なお、3相5脚鉄心の場合は、3本の6角
形の鉄心脚(U相,V相およびW相で、3相3脚鉄心の
場合の鉄心脚5とほぼ同様な形状の鉄心脚)、2本の台
形の外ヨーク10ならびに1枚毎に分解された上ヨーク
および下ヨーク(図示しない)に分解される。
【0012】抜き取られた巻線2は図3に示すように、
1相毎に専用の巻線輸送用タンク11に収納され、真空
状態で現地に輸送される。絶縁被覆を有するリード線も
輸送用タンク(図示しない)に収納され、真空状態で現
地に輸送される。なお、前記真空に代えて絶縁ガス(例
えば窒素ガス、乾燥空気、SF6ガスなどの不活性絶縁
ガス)を封入し、タンクの内部の圧力を大気圧とほぼ同
圧で、大気圧より高くする。前記タンク等は、真空の場
合はもちろん、絶縁ガスを封入する場合も、一旦、内部
の空気を抜いてから絶縁ガスを封入する必要から、いず
れも真空状態にできる構造を持っている。なお、巻線を
固定用ボルト12で締付固定して巻線輸送タンク11に
収納し、バルブ13により排気または封入する。
【0013】変圧器の本体タンク14は、図4に示すよ
うに、上タンク15と下タンク16に2分割されてお
り、現地で変圧器を組み立てる時、フランジ部17を溶
接するか、または、ボルト締めによって封じられる。上
下に2分割された下タンクの高さ(フランジの高さ)
は、図5に示すように下タンク16に変圧器中身を組み
込んだ時、巻線の下端位置(冷却媒体通路の上部)に、
ほぼ一致するようにする。鉄心の下部は鉄心締付金具に
より締め付けられる。
【0014】輸送上の制約、現地組立の容易さ等を勘案
して、図6に示すように変圧器のタンクを高さ方向に上
タンク15、中タンク21および下タンク16に3分割
してもよい。この場合もフランジ部17を溶接するか、
または、ボルト締めによって封じられる。
【0015】次に各図面に基づいて更に詳述する。図1
は本発明の分割輸送形式の変圧器の3相3脚鉄心の場合
の出荷時の荷姿の実施の形態を示す平面図と断面図、図
2は3相3脚鉄心の上ヨークと下ヨークの1枚分の形式
を示す平面図で、図1および図2に示すように、上部鉄
心締付金具(図7で説明する)を外し、上ヨーク1を抜
き取り、巻線2を抜き取った後、鉄心3を寝かせて下部
鉄心締付金具(図7で説明する)を外して下ヨーク4を
抜く。これで鉄心3は1本の6角形の鉄心脚5(V相)
と2本の台形の鉄心脚6(U相)および7(W相)と、
1枚毎に分解された上ヨーク1Aおよび下ヨーク4Aに
分解される。これら分解された鉄心3(鉄心脚5、鉄心
脚6、鉄心脚7と1枚毎に分解された上ヨーク1Aおよ
び下ヨーク2A)は、輸送用の密封タンクに入れて、出
荷される。
【0016】図3は本発明の変圧器の出荷時の巻線と巻
線輸送用タンクの荷姿の実施の形態を示す断面図で、図
3に示すように、巻線2は1相毎に専用の巻線輸送用タ
ンク11に収納され、真空状態で現地に輸送される。絶
縁被覆を有するリード線も輸送用タンク(図示しない)
に収納され、真空状態で現地に輸送される。なお、前記
真空に代えて絶縁ガス(例えば窒素ガス、乾燥空気、S
6ガスなどの不活性絶縁ガス)を封入し、輸送用タン
ク11の内部の圧力を大気圧とほぼ同圧か、大気圧より
も高くする。前記輸送用タンク11等は、真空の場合は
もちろん、絶縁ガスを封入する場合も、一旦、内部の空
気を抜いてから絶縁ガスを封入する必要から、いずれも
真空状態にできる構成を持っている。図4は本発明の変
圧器の本体タンクの形状の実施の形態を示す正面断面図
と側面断面図で、図4に示すように、本体タンク14
は、上タンク15と下タンク16に2分割されており、
現地で変圧器を組み立てる時、フランジ部17を溶接す
るか、または、ボルト締めによって封じられる。
【0017】図5は本発明の変圧器の下タンクの高さと
巻線位置の関係の実施の形態を示す要部側面断面図で、
図5に示すように、上下に2分割された下タンク16の
高さ(フランジ17の高さ)は、下タンク16に変圧器
中身を組み込んだ時、巻線2の下端位置18(冷却媒体
通路19の上部)に、ほぼ一致するようにする。なお、
20は鉄心3の下部鉄心締付金具である。
【0018】図6は本発明の変圧器の3分割のタンクの
形状の実施の形態を示す正面図で、図6に示すように、
輸送上の制約、現地組立の容易さ等を勘案して、変圧器
の本体タンク14を高さ方向に上タンク15、中タンク
21および下タンク16に3分割し、フランジ部17を
溶接するか、または、ボルト締めによって封じられる。
【0019】次に、本発明の変圧器の現地組立について
説明する。分解輸送された変圧器の現地での再組立は、
組立式の空調室内で湿度を制御して行うが、その手順を
以下に説明する。
【0020】鉄心脚(U相),(V相),(W相)を寝
かせて配置して、下ヨークを挿入して下ヨークを形成す
る。下ヨークをバインドし、強固に締め付け、下部鉄心
締付金具を取り付ける。各相の鉄心脚と下ヨークが結合
された状態の鉄心を、鉄心組立装置で起こし、変圧器の
下タンクに入れて固定する。各相の巻線を専用輸送用タ
ンクから取り出し、各相の鉄心脚に嵌め込む。
【0021】巻線に冷却媒体を導入するためのバッフル
を下タンクに固定し、変圧器の運転時、下タンクの下部
からポンプなどによって吹き出す冷却媒体のほとんどが
巻線に流れるように隙間を極力小さくする。同時に巻線
の全体を、合成樹脂シート(例えば、ビニールシート)
製の袋で覆う。この袋は、上下の開口部にゴム紐で綴じ
られており、伸縮自在となっているため、ほぼ円形の鉄
心の主脚や巻線と、この袋との隙間が小さくなるように
なっている。
【0022】下タンクの下部の冷却媒体流入口から、露
点が−30℃以下の乾燥空気を中身組立が終了するまで
送り続ける。
【0023】鉄心脚(U相),(V相),(W相)に上
ヨークを挿入して上ヨークを形成する。上ヨークをバイ
ンドして強固に締め付け、上部鉄心締付金具を取り付け
る。
【0024】上タンクを取り付け、ブッシングや付属品
の取り付け、リード線接続等の中身関係の作業が完了し
たら、巻線を覆っていた合成樹脂シート(例えば、ビニ
ールシート)製の袋を取り去り、上タンクを取り付けて
中身を密封する。
【0025】乾燥空気の吹き込みを終了し、今度は変圧
器の本体タンクを真空引きし、本体タンクの内部や、冷
却系統等に冷却媒体を充填して、組立が完了する。
【0026】図7は本発明の分解輸送式変圧器の現地組
立時の乾燥空気の吹き込み状態の実施の形態を示す側面
断面図、図8は本発明の分解輸送式変圧器の現地組立時
の乾燥空気の吹き込みに使用するビニールシート製袋の
実施の形態を示す斜視図で、図7および図8に示すよう
に、巻線2に冷却媒体を導入するためのバッフル22を
下タンク16に固定し、変圧器の運転時、下タンク16
の下部からポンプなどによって吹き出す冷却媒体のほと
んどが巻線2に流れるように隙間を極力小さくする。ま
た、同時に巻線2の全体を、図7に示すようなビニール
シート製袋23で覆う。この袋23は、上下の開口部2
4にゴム紐25が綴じられており、伸縮自在となってい
るため、ほぼ円形の鉄心3の主脚や巻線2と、この袋2
3との隙間が小さくなるようになっている。なお、26
は上部鉄心締付金具である。
【0027】
【実施例】以下、本発明の分割形式の変圧器の実施例を
説明する。
【0028】本発明の分解輸送形式の変圧器は、完成品
を工場で所定の試験を行った後、変圧器を鉄心3、巻線
2およびその他の部品に分解して、前記変圧器の巻線2
を吸湿防止のために、内部を真空状態、または絶縁ガス
(例えば、窒素ガス、乾燥空気、SF6ガスなどの不活
性絶縁ガス)を封入した巻線輸送用タンク11の内部に
収納して輸送し、現地で、巻線2の絶縁物が吸湿しない
ように露点温度が−30℃以下の乾燥空気を巻線2の冷
却媒体通路19を利用して前記巻線2の内部に吹き流し
ながら変圧器を再組立する。
【0029】鉄心の据付現地への輸送は、3相3脚鉄心
の場合に、鉄心3の鉄心脚は各相毎に正規に電磁鋼板が
積層されて一体化されており、上ヨーク1および下ヨー
ク4は工場で出荷のための分解時に鉄心3から抜き取ら
れてバラ積みの状態のものを鉄心輸送用タンク11の内
部に収納して輸送するものである。3相5脚鉄心の場合
に、鉄心3の3相分の鉄心脚および2本の外側ヨークは
正規に電磁鋼板が積層されて一体化されており、上ヨー
ク1および下ヨーク4は工場で出荷のための分解時に鉄
心から抜き取られてバラ積みの状態のものを鉄心輸送用
タンクの内部に収納して輸送するものである。
【0030】3相5脚鉄心の場合に、鉄心3の3相分の
鉄心脚および2本の外側ヨークは正規に電磁鋼板が積層
されて一本化されており、上ヨークおよび下ヨークは工
場で出荷のための分解時に鉄心から抜き取られてバラ積
みの状態のものを鉄心輸送用タンクの内部に収納して輸
送する。
【0031】据付現地で再組立するとき、組立式の空調
室内で湿度を制御して行う。その手順は、鉄心3を組み
立てて起こし、下タンク16に入れて固定し、巻線輸送
用タンク11から取り出した巻線2を嵌め込んだ後、巻
線2の外周全体を合成樹脂シートの袋23で覆い、タン
ク下部から乾燥空気を送り込み、この巻線2の冷却媒体
通路19に乾燥空気を流して乾燥保持するものである。
なお、空調室内の湿度は、30%以下に制御される。
【0032】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されている
ので、次に記載する効果が得られる。
【0033】(1)従来のフィルムによる巻線のシール
に代え、本発明の分解輸送式変圧器では、巻線専用輸送
タンクによる輸送、保管方法を採用したので、従来のフ
ィルムシールのような煩雑な作業がなくなり、能率を上
げることが可能になった。
【0034】(2)従来のフィルムによるシールでは、
巻線の口出線部のようなシールする形状が煩雑になると
ころでは、完全な密封が難しく、若干の漏れが生じる可
能性があったが、本発明の分解輸送式変圧器では、口出
線部を含めた巻線全体を一括して輸送用タンクに収納す
るので、輸送中の吸湿は完全に防止することができる。
【0035】(3)現地組立では、巻線を鉄心に嵌め込
む短い時間、巻線絶縁物は空調された大気に曝される
が、すぐに乾燥空気が巻線絶縁物全体に行き渡るように
なるので、巻線の全絶縁物は乾燥状態を保持できるよう
になり、上部ヨーク詰め、リード線接続などの比較的時
間のかかる作業を、絶縁物に吸湿させることなく進める
ことができる。
【0036】(4)組立完了後は、従来はフィルムの一
部を残さざるを得なかったが、本発明の分解輸送式変圧
器では、吸湿防止のため巻線に取り付けたもので残すも
のは何もないので、作業が簡単になり、それだけ信頼性
の高い変圧器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変圧器の3相3脚鉄心の出荷時の荷姿
の説明図。
【図2】本発明の変圧器の3相3脚鉄心の上ヨークと下
ヨークの1枚分の形状を示す平面図。
【図3】本発明の出荷時の巻線と巻線輸送用タンクの荷
姿の説明図。
【図4】本発明の変圧器のタンクの形状の実施の形態を
示す正面断面図と側面断面図。
【図5】本発明の変圧器の下タンクの高さと巻線位置の
関係の説明図。
【図6】本発明の3分割の本体タンクの側面図。
【図7】本発明の現地組立時の乾燥空気の吹き込み状態
の説明図。
【図8】本発明の現地組立時の乾燥空気の吹き込みに使
用するビニルシート製袋の斜視図。
【符号の説明】
1…上ヨーク 1A…1枚毎に分解された上ヨーク 2…巻線 3…鉄心 4…下ヨーク 4A…1枚毎に分解された下ヨーク 5…鉄心脚(V相) 6…鉄心脚(U相) 7…鉄心脚(W相) 8…バインド材 10…外ヨーク 11…輸送用タンク 12…固定用ボルト 13…バルブ 14…本体タンク 15…上タンク 16…下タンク 17…フランジ部 18…巻線下端位置 19…冷却媒体通路 20…下部鉄心締付金具 21…中タンク 22…バッフル 23…ビニルシート製袋 24…開口部 25…ゴム紐 26…上部鉄心締付金具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器の完成品を工場で所定の試験を行
    った後、変圧器を鉄心、巻線、リード線およびその他の
    部品等の単位に分解して、据付現場へ輸送し、現地で再
    び組み立てる方法において、工場で分解した前記変圧器
    の巻線を吸湿防止のための巻線輸送用タンクの内部に収
    納して輸送し、現地で再度組み立てるとき、巻線の絶縁
    物が吸湿しないように露点温度が−30℃以下の乾燥空
    気を巻線の冷却媒体の通路を利用して前記巻線内に吹流
    しながら変圧器を再組立することを特徴とした変圧器の
    分解輸送および組立方法。
  2. 【請求項2】 前記鉄心の据付現地への輸送は、鉄心の
    主脚は各相毎に正規に電磁鋼板が積層されて一体化され
    ており、上ヨークおよび下ヨークは工場で出荷のための
    分解時に鉄心から抜き取られてバラ積みの状態のものを
    鉄心輸送用タンクの内部に収納して輸送することを特徴
    とする請求項1記載の変圧器の分解輸送および組立方
    法。
  3. 【請求項3】 前記変圧器を据付現地で再組立すると
    き、鉄心を組み立てて前記下タンクに取り付け、巻線輸
    送用タンクから取り出した巻線を嵌め込んだ後、巻線外
    周全体を合成樹脂シートの袋で覆い、タンク下部から乾
    燥空気を送り込み、この巻線の冷却媒体通路に乾燥空気
    を流して乾燥保持することを特徴とする請求項1または
    2に記載の変圧器の分解輸送および組立方法。
JP23355295A 1995-09-12 1995-09-12 変圧器の分解輸送および組立方法 Pending JPH0982530A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007194233A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Kitashiba Electric Co Ltd 三相変圧器の輸送及び現地組立方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007194233A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Kitashiba Electric Co Ltd 三相変圧器の輸送及び現地組立方法

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