JPH0979398A - 切換コック - Google Patents

切換コック

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JPH0979398A
JPH0979398A JP23724695A JP23724695A JPH0979398A JP H0979398 A JPH0979398 A JP H0979398A JP 23724695 A JP23724695 A JP 23724695A JP 23724695 A JP23724695 A JP 23724695A JP H0979398 A JPH0979398 A JP H0979398A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で、通常流路、シャワー流路、浄
水流路および逆洗流路の何れかに流路を切り換えられる
切換バルブを備えた切換コックを提供する。 【解決手段】 円筒状の切換バルブ11は、本体1の主
流路2内に回転可能に嵌合されている。この切換バルブ
11の内部は、第一中空部13および第二中空部14の
2つの中空部に仕切られており、第一中空部13の外周
面には第一の溝16および該中空部13に連通するバル
ブポート15が形成されている。また、第二中空部14
の外周面には、第一の溝16と該中空部14とを連通す
る第二の溝17および該中空部14とシャワーポート6
とを連通する第三の溝18が形成されている。前記溝お
よび中空部により、流路が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、水道蛇
口に装着され、手動操作により通常流路、浄水流路、シ
ャワ−流路又は逆洗流路に水の流路を切り換えることが
できる切換コックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、切換コックは直接水道蛇口に装
着され、外部に露出するハンドルを操作することで切換
バルブの位置、すなわち水の流路が切り換わり、蛇口か
ら吐出される水の状態が変化する。
【0003】従来のこの種の切換コックとしては、例え
ば実開平4−5570号公報に開示されているものがあ
る。この切換コックは、図13及び図14に示すよう
に、主に弁28とそれを収容する弁箱26からなるもの
で、取付け具によって水道栓27に取付けられている。
ハンドル40を操作して、ほぼ円筒状の弁室32内で弁
28の切り換え位置を切り換えることで、弁28がシャ
ワ−ポート33と、あるいは吐水ポート35と、あるい
は浄水流入ポート36と、あるいは浄水吐出ポート37
と連通され、水の流路が切り換えられる。そして、シャ
ワ−ポ−ト33よりシャワ−状の水が吐出されたり、吐
水ポ−ト35より源水が吐出されたり、吐水ポ−ト35
より浄水が吐出されたり、シャワーポート33より逆洗
された水が吐出されたりする。
【0004】図13及び図14は源水が吐出されている
ときの弁28の切り換え位置を示したもので、水道栓2
7から流入した源水は、水通路38を通って弁28内に
案内され、横孔29及び縦孔30を通って吐水ポート3
5より吐出される。
【0005】弁28の縦孔30の先端部42にはリング
状のシーリング39が施されており、水漏れを防止して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の切換コックには以下のような問題点があった。 (1)弁28を弁室32内周面に好適寸法で摺動可能に
成形することは極めて困難で、特に弁28の縦孔30を
構成する先端部42の成形には極めて高い精度が要求さ
れる。 (2)精度を確保するのが難しいため、弁28は弁室3
2内で摺動可能である所定形状よりもやや大きめに作ら
れて水漏れを防止するようになっており、弁室32内で
の収納において弁28の先端部42は、弁室32内周面
に大きな力で圧接されている。その結果、弁28の位置
が切り換えられる度に先端部42に設けられたシーリン
グ39が吐水ポート35の角部41、あるいは浄水流入
ポート36の角部41等に削り取られ、シーリングが破
損して水漏れ防止の役を果たさなくなるおそれがある。 (3)弁28の縦穴30の部分の分だけ回転するのに余
分な空間を必要とし、切換コックの小型化に際して難点
がある。
【0007】この発明は上記従来の問題点に着目してな
されたものである。その目的は、一個の切換バルブの切
り換え位置の切り換えによって通常流路、浄水流路、逆
洗流路及びシャワー流路に水の流路を切り換えることが
できる機能を有する切換コックを提供し、しかもその切
換バルブの成形が容易で、長期間の使用に際しても破損
するおそれがなく、しかも小型化が容易な切換コックを
提供することにある。
【0008】また他の目的は、切換コックの小型化に最
適で、かつ水の吐出量の減少も防止することができる切
換バルブを備えた切換コックを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、水道蛇口に連結される切換
コックであって、水道蛇口から吐出される源水が流入す
る源水流入ポートと、前記水道蛇口から流入した源水を
外部に吐出する源水吐出ポートと、前記水道蛇口から流
入した源水をシャワー状にして外部に吐出するシャワー
吐出ポートと、浄水器の入口に連通される浄水流入ポー
トと、浄水器の出口に連通される浄水吐出ポートと、前
記各流入ポートと各吐出ポートとが連通される弁室内に
切換バルブとを備えた切換コックにおいて、前記切換バ
ルブは円筒状をなして、弁室内で自身の軸線を中心とし
て回動可能であり、同バルブの軸心部には軸方向に貫設
され仕切り板で隔てられた2つの部分からなる中空部が
形成されており、同バルブの第一の中空部の外周面には
第一の溝及び第一の中空部に連通する孔が形成され、第
二の中空部の外周面には、第二の中空部と前記第一の溝
とを連通する第二の溝及び第二の中空部とシャワー吐出
ポートとを連通する第三の溝が形成されていて、前記
溝、孔及び中空部によって水の流路が形成される。
【0010】従って、請求項1の発明では、同バルブが
自身の軸線を中心として弁室内を摺動回転して所定の切
換位置に配置されたときに、前記溝及び中空部によって
源水流入ポートと源水吐出ポートとが連通され、あるい
は源水流入ポートと浄水流入ポートとが連通されるとと
もに浄水吐出ポートと源水吐出ポートとが連通され、あ
るいは源水流入ポートと浄水吐出ポートとが連通される
とともに浄水流入ポートと源水吐出ポートとが連通さ
れ、あるいは源水吐出ポートとシャワー吐出ポートとが
連通されて水の流路が形成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態について図1〜12に従って説明する。図1に示す
ように、合成樹脂製の切換コックの本体1の内部には、
主流路2が貫通されている。主流路2は、切換バルブ1
1を収容する弁室を兼用している。水道蛇口と接続する
ための接続口3は、本体1の右端側面に形成されており
締付キャップにより蛇口に装着されるようになってい
る。源水流入ポート4は、前記接続口3と同軸的に主流
路2と連通されるように形成されている。第一吐水ポー
ト5は、接続口3と同軸線上における本体1の反対側の
側面に主流路2に連通するように形成されている。シャ
ワーポート6は、前記第一吐水ポート5の周辺部に設け
られており、シャワーキャップによりシャワー状の吐水
が得られるようになっている。
【0012】図2に示すように、整水流入ポート7は本
体1の側面に(図1においては紙面の背面側に)本体1
の主流路2と連通するように形成されている。そして図
示しない整水器へパイプを通して接続されている。整水
吐出ポート8は、パイプを通して整水器から送られてく
る水を本体1に案内するためのもので、本体1の主流路
2と連通するように本体1の左端側面に設けられてい
る。浄水流入ポート9は本体1の左端に設けられ、整水
吐出ポート8と連通しており、整水器から送られてくる
整水を浄水器に案内するようになっている。浄水吐出ポ
ート10は、本体1の左端に設けられ、主流路2に連通
しており、浄水器で浄化された水が本体1内に案内され
るようになっている。
【0013】図5乃至図9に示すように、水の流路を切
り換える切換バルブ11は円筒状をなし、本体1の主流
路2の内部に自身の軸線を中心として摺動回転可能に嵌
合されている。この切換バルブ11は内部が中空部とな
っており、仕切板12で第一中空部13、及び第二中空
部14の二つの中空部に仕切られている。第一中空部1
3の外周面には第一の溝16が形成されており、その一
部は円周方向において途切れている。バルブポート15
は第一の溝16が途切れた部位に形成され、前記第一中
空部に連通している。第二中空部14の外周面には、前
記第一の溝16と第二中空部14とを連通する第二の溝
17が形成されており、さらに第二中空部14とシャワ
ーポート6とを連通する第三の溝18が形成されてい
る。
【0014】ここで図示するように、切換バルブ11の
外周には、複数箇所にてゴム等のシーリング22によっ
て水漏れ防止が施されている。図10乃至図12に示す
ように、内部が中空である円筒状の弁ホルダー19は、
前記切換バルブ11の第二中空部14内に嵌合固定され
ており、切換バルブ11は、この弁ホルダー19によっ
て位置決めされる。尚、弁ホルダー19には、前記第二
中空部14の外周面に形成された第二の溝17及び第三
の溝18に対応する部分に溝21が設けられている。
【0015】図1及び図2に示すように、切換ハンドル
20は本体1の右端に設けられており、前期弁ホルダー
19に連結されている。この切換ハンドル20を回転操
作することで、その回動に連動して弁ホルダー19が回
転し、ひいては切換バルブ11が回転する。その結果、
切換ハンドル20を所定の位置へ切換操作することによ
って、切換バルブ11が回転し、流路が切り換えられ
る。
【0016】次に、上記のように構成された切換コック
の作用について説明する。図3は、切換バルブ11が所
定の切換位置に配置されているときの水の流路の概略を
表している。また、図4はその時の切換バルブ11の切
換位置を表している。
【0017】さらに図4について、上段は、第一中空部
13側の切換バルブ11の断面図(図1のA−A線断面
図)であり、下段は第二中空部14側の切換バルブ11
の断面図(図1のB−B線断面図)である。
【0018】図3(a)は、通常の源水吐出が行われて
いるときの水の流路の概略を表したものである。水道蛇
口から供給された源水は、そのまま第一吐水ポート5か
ら吐出される。
【0019】図3(b)は、シャワー吐出が行われてい
るときの水の流路を表したものである。水道蛇口から供
給された源水は、切換バルブ11によって流路を切り換
えられてシャワーポート6から吐出される。
【0020】図3(c)は、浄水吐出が行われていると
きの水の流路を表したものである。水道蛇口から供給さ
れた源水は、切換バルブ11で流路を切換られて、まず
図示しない整水器へ送られる。そこで整水された水は、
浄水器へ送られる。そして浄水器で浄化された水は、最
後に第一吐水ポート5より吐出される。
【0021】図3(d)は、逆洗吐出が行われていると
きの水の流路を表している。これは、前記図3(c)の
浄水流路を水が逆流しているものである。水道蛇口から
供給された源水は、切換バルブ11で流路を切り換えら
れて、まず浄水器へ送られる。ここで、浄水器のフィル
ターの洗浄が行われる。その後、図示しない整水器へ送
られ、最後に第一吐水ポート5から吐出される。
【0022】次に、上述した切換コックの作用について
図1、2及び4に基づいてさらに詳細に説明する。本実
施形態では、切換ハンドル20は源水吐出位置と、シャ
ワー吐出位置と、浄水吐出位置と、逆洗吐出位置との四
位置に切換操作される。すなわち、切換ハンドル20は
図示しないストッパーにより回転が規制され、その回転
量は約180°である。切換バルブ11は、弁ホルダー
19を介して切換ハンドル20に連結され、切換ハンド
ル20の回転に連動して前記主流路2内を回転する。
【0023】切換ハンドル20の柄の部分が、源水流入
ポート4と第一吐水ポート5とを結ぶ軸線と平行な位置
にある場合、すなわち源水吐出位置にある場合には、切
換バルブ11は図4(a)の状態に保持される。上段の
図に示されるように、切換バルブ11が源水吐出位置に
配置されている場合は、切換バルブ11の第一の溝16
が、本体1の源水流入ポート4と第一吐水ポート5とを
連通する。この時、下段の図に示すように、源水流入ポ
ート4とシャワーポート6とは連通されない。その結
果、源水流入ポート4より流入した水は、前記第一の溝
16に案内され、そのまま第一吐水ポート5より吐出さ
れる。
【0024】次に、切換ハンドル20の位置が、前記源
水吐出位置の切換位置より約45°(図1の右側からみ
て時計回り方向へ)回転されたときの位置にあるとき、
つまりシャワー吐出位置に配置されているとき、切換バ
ルブ11の位置は図4(b)に示される位置に保持され
る。このとき上段の図に示されるように、源水流入ポー
ト4は整水流入ポート7及び第一吐水ポート5には連通
されない。ところが下段の図に示されるように、源水流
入ポート4は、第二の溝17、第二中空部14及び第三
の溝18によりシャワーポート6に連通されている。そ
の結果、源水流入ポート4より流入した水は、第一中空
部13の外周面上(第一の溝16上)では行く場を失
い、第一の溝と第二中空部14とを連通する第二の溝1
7を通って第二中空部14内に流入する。そして、第三
の溝18を通って第一吐水ポート5の周辺に設けられた
シャワー吐出ポート6に案内され、シャワーキャップに
よってシャワー状の吐水が得られるようになっている。
【0025】次に、切換ハンドル20が前記シャワー吐
出位置からさらに約45°回転されたとき、つまり浄水
吐出位置にあるとき、切換バルブ11の位置は図4
(c)の状態に保持される。この時、上段の図に示され
るように源水流入ポート4は第一の溝16を介して整水
流入ポート7に連通されている。また第一中空部13は
浄水吐出ポート10に連通されているとともに、バルブ
ポート15を介して第一吐水ポート5に連通されてい
る。この状態では、源水流入ポート4は、下段の図に示
すように、シャワー吐出ポート6には連通されていな
い。よって、源水流入ポート4より流入した源水は、前
記第一の溝16により案内され、整水流入ポート7を通
って図示しない整水器に供給される。そして整水器で整
水された水は、整水吐出ポート8を通り、浄水流入ポー
ト9を通って浄水器へ送られる。そして浄水器で浄化さ
れ、その水は本体1の左端に設けられた浄水吐出ポート
10を通って主流路2内へ送られる。第一中空部13と
第一吐水ポート5とは切換バルブ11に設けられたバル
ブポート15により連通されており、浄水器より送られ
てきた浄化された水は、前記流路を通って第一吐水ポー
ト5より吐出される。
【0026】最後に、切換ハンドル20が、前記浄水吐
出位置にあるときからほぼ180°回転されたとき(図
1の右側からみて反時計方向へ)、つまり図1及び図2
に示すように逆洗吐出位置にあるときは、切換バルブ1
1の位置は図4(d)の状態に保持される。このとき上
段の図に示されるように、源水流入ポート4はバルブポ
ート15を介して第一中空部13と連通している。そし
て、整水流入ポート7は第一の溝16を介して、第一吐
水ポート5に連通している。そしてこの状態では、源水
流入ポート4と、シャワーポート6とは、下段の図に示
すように連通されていない。よって、源水流入ポート4
より流入した源水は、まずバルブポート15を通って第
一中空部13に送られる。そして主流路2を通って、本
体1の左端に設けられた浄水流入ポート10から浄水器
へ流入される。そこで浄水器のフィルターの洗浄を行
い、その後、浄水流入ポート9から整水吐出ポート8を
介して図示しない整水器へ供給される。その後、整水流
入ポート7より再び本体1内へ送られる。そこで、切換
バルブ11の第一の溝16に案内され、第一吐水ポート
5より外部へ吐出される。
【0027】上記のように、本実施形態では切換コック
を構成したことにより、次のような効果を得ることがで
きる。 (1)水の流路を切り換える際、一個の切換バルブ11
を回転操作することにより、源水吐出、浄水吐出、逆洗
吐出、あるいはシャワー吐出が得られるように構成し
た。
【0028】その結果、何ら部品を追加することなくコ
スト的に有利であり、また切換コックの構造の複雑化を
防止することができる。さらに、前記各吐出状態への切
換操作が簡単になる。 (2)円筒状の切換バルブ11の軸心部に中空部13及
び14を設け、また、外周面に溝15,16,17,1
8を設けるのみでバルブが成形されるため、加工が容易
で、前記従来の弁28の成形に比べてもそれほどの精度
は要求されず、コスト的にも有利である。 (3)円筒状の切換バルブ11をその軸線を中心として
摺接回動可能に配設し、複数箇所にゴム等によってシー
リング22を施したため、弁室(本実施形態では主流路
2)の内周面に対して圧接して収容する必要がなく、シ
ーリング22が破損するおそれが小さい。よって、水漏
れのおそれが小さくなる。 (4)円筒状の切換バルブ11をその軸線を中心として
摺接回動可能に配設し、同バルブの外周面に溝16、1
7、18及びバルブポート15を形成して、さらに中空
部13及び14を貫設して水の流路を形成した。
【0029】その結果、円筒状のバルブの半径分だけの
スペースがあれば回動可能であり、また、切換バルブの
外周面及び軸心部を有効に利用して流路を形成できるた
め、切換バルブを小型化することができ、ひいては切換
コックの小型化に寄与できる。また、水の吐出量が減少
することもない。
【0030】尚、この発明は前記実施形態に限定される
ものでなく、各部の構成を例えば以下のように変更して
具体化することも可能である。 (1)相互に連通される水の流路上から整水器を外した
構造とすること。 (2)浄水器に連通され、浄水器内の圧力が異常に高く
なったときに開放する安全弁を設けること。このように
すれば、浄水器の破損を未然に防止できる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、1個の切換バ
ルブを所定の切換位置に配置することで、源水吐出、浄
水吐出、逆洗吐出あるいはシャワー吐出が得られる。そ
の結果、何ら部品を追加することなく切換コックを構成
することができ、また切り換え操作が簡単になる。
【0032】また、円筒状の切換バルブの軸心部に中空
部を設け、外周面に溝を設けるのみでバルブが成形され
るため、加工が容易で、従来の弁の成形に比べて精度は
要求されず、コスト的にも有利である。
【0033】さらに、切換バルブは円筒状の切換バルブ
であって、弁室内でその軸線を中心として摺接回動可能
に配設されているため、前述した従来の切換コックに比
べて弁室内での収納の際、弁室内周面に対して圧接して
収容する必要がなく、バルブや、周辺部材、特に水漏れ
防止のためのシーリングなどが破損するおそれが少な
い。
【0034】その上、前記バルブが自身の軸線を中心と
して回動し、また、切換バルブの外周面及び軸心部を有
効利用して通路を形成することができるため、切換バル
ブを小型化することができ、ひいては切換コックの小型
化にも寄与することができる。また水の吐出量が減少す
ることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 切換コックを示す縦断面図。
【図2】 図1のC−C線断面図。
【図3】 各吐出状態での流路の概略を示す模式図。
【図4】 各吐出状態での切換バルブの切換位置を示す
断面図。図1のA−A線断面図(上段)及びB−B線断
面図(下段)。
【図5】 切換バルブをバルブポート側からみた平面
図。
【図6】 図5の切換バルブを裏面側からみた図。
【図7】 切換バルブの縦断面図。
【図8】 図5のD−D線断面図。
【図9】 図5のE−E線断面図。
【図10】 弁ホルダーを示す平面図。
【図11】 弁ホルダーの縦断面図。
【図12】 図10のF−F線断面図。
【図13】 従来の切換コックを示す正断面図。
【図14】 従来の切換コックを示す側断面図。
【符号の説明】
1…本体、2…主流路、4…源水流入ポート、5…第一
吐水ポート、6…シャワーポート、9…浄水流入ポー
ト、10…浄水吐出ポート、11…切換バルブ、12…
仕切板、13…第一中空部、14…第二中空部、15…
バルブポート、16…第一の溝、17…第二の溝、18
…第三の溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道蛇口に連結される切換コックであっ
    て、水道蛇口から吐出される源水が流入する源水流入ポ
    ートと、前記水道蛇口から流入した源水を外部に吐出す
    る源水吐出ポートと、前記水道蛇口から流入した源水を
    シャワー状にして外部に吐出するシャワー吐出ポート
    と、浄水器の入口に連通される浄水流入ポートと、浄水
    器の出口に連通される浄水吐出ポートと、前記各流入ポ
    ートと各吐出ポートとが連通される弁室内に切換バルブ
    とを備えた切換コックにおいて、 前記切換バルブは円筒状をなして、弁室内で自身の軸線
    を中心として回動可能であり、同バルブの軸心部には軸
    方向に貫設され仕切り板で隔てられた2つの部分からな
    る中空部が形成されており、同バルブの第一の中空部の
    外周面には第一の溝及び第一の中空部に連通する孔が形
    成され、第二の中空部の外周面には、第二の中空部と前
    記第一の溝とを連通する第二の溝及び第二の中空部とシ
    ャワー吐出ポートとを連通する第三の溝が形成されてい
    て、前記溝、孔及び中空部によって水の流路が形成され
    る切換コック。
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WO2010131898A3 (ko) * 2009-05-14 2011-02-17 Gang Nam Jin 수도용 콕
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