JPH097850A - 変流器等のゴムモールド部口出線及びゴムモールド部口出し方法 - Google Patents

変流器等のゴムモールド部口出線及びゴムモールド部口出し方法

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JPH097850A
JPH097850A JP14758295A JP14758295A JPH097850A JP H097850 A JPH097850 A JP H097850A JP 14758295 A JP14758295 A JP 14758295A JP 14758295 A JP14758295 A JP 14758295A JP H097850 A JPH097850 A JP H097850A
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JP
Japan
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rubber
lead wire
cable
sheath
current transformer
Prior art date
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Pending
Application number
JP14758295A
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English (en)
Inventor
Katsuo Moriya
克男 森屋
Sumio Nomura
澄夫 野村
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】口出し部の水密一体化を成し得る変流器等のゴ
ムモールド部口出線及び、ゴムモールド成型時の圧力に
よる口出線接続部への張力を緩和できる、この種のゴム
モールド部口出し方法の提供。 【構成】口出線は、ゴムベースのケーブルのシース上に
貫通金物を被挿し、この貫通金物の口出し側と口出線ケ
ーブルシースとに跨がってそのシースと同一材質のゴム
材料を水密一体にモールドし、当該貫通金物をゴムモー
ルド部に部分埋め込み一体化させるようにした。上記の
口出線ケーブルにエチレンプロピレンゴム絶縁クロロプ
レンゴムキャブタイヤケーブルを用い、水密一体モール
ド材料にクロロプレンゴムを用いると良い。上記の口出
線を用いてそれの貫通金物をゴムモールド金型の貫通穴
内壁に引っ掛けた状態でゴムモールドに供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変流器等のゴムモール
ド部口出し技術に関する。この種の変流器等は一般に分
割形であるから、とりわけ分割形変流器等を対象とした
ゴムモールド部口出線及びゴムモールド口出し方法の提
供に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、一般的な分割形変流器の片割れ
を示し、この片割れ1は、鉄心2及びコイルを中心にゴ
ムモールド絶縁体4を施し、コイルから外部へ引き出し
た口出線3を具備してなるものである。
【0003】図2は従来の分割形変流器の口出線形成部
を拡大して示したもので、鉄心21の周囲にエナメル線
等を用いて巻回したコイル22を施し、そのコイル22
口出線3の線心32とを接続し、その接続部全体にゴム
モールド4を施す構造となっていた。なお、31は口出
線のシースである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のゴムモ
ールド変流器構造によれば、次のような問題を抱えてい
る。分割形変流器のゴムモールド部4の材質を電気特
性の優れたエチレンプロピレンゴム(EPゴム)を用
い、また、口出線3にエチレンプロピレンゴム絶縁クロ
ロプレンキャブタイヤケーブル(PNCT)を用いると
した場合、口出線3のシース31はクロロプレンゴムで
あり、その線心はエチレンプロピレンゴムである。この
ため、変流器絶縁用のEPゴム4は口出線線心32には
同一材質故に一体にゴムモールドされるが、ケーブルシ
ース31にはクロロプレンゴムにEPゴムを被覆するこ
とにより、ゴム材質が異なるため、水密に一体にゴムモ
ールドされることは期待できない。このことから、機
密;水密を保つために、口出線のシース31とゴムモー
ルド部4とにわたって補助的にテープ巻き等を施す必要
が生じ、長期的安定性に欠ける欠点がある。
【0005】ゴムモールド部4を成型加工する時に
は、未加流EPゴムを充填する過程や、加熱成型時に生
ずるゴム内部の圧力によるゴムの流れ等により、口出線
が金型外に押し出される力が働き、その結果、鉄心21
の外周に巻回してあるエナメル線等によるコイル22と
口出線線心32との接続部に張力が加わり、この接続部
にて断線してしまうという致命的な問題が生ずる恐れが
あった。
【0006】本発明は、上述した従来技術の問題点を解
消し、口出し部の水密一体化を成し得る変流器等のゴム
モールド部口出線を提供することに第一の目的がある。
また、第二の目的としては、ゴムモールド成型時の圧力
による口出線接続部への張力を緩和できる、この種のゴ
ムモールド部口出し方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の第一の目的を達成
するために提供する変流器等のゴムモールド部口出線
は、ゴムベースのケーブルのシース上に貫通金物を被挿
し、この貫通金物の口出し側と口出線ケーブルシースと
に跨がってそのシースと同一材質のゴム材料を水密一体
にモールドし、当該貫通金物をゴムモールド部に部分埋
め込み一体化させるようにしたものである。
【0008】好ましい態様として、上記の口出線ケーブ
ルにエチレンプロピレンゴム絶縁クロロプレンゴムキャ
ブタイヤケーブルを用い、水密一体モールド材料にクロ
ロプレンゴムを用いるものである。
【0009】また、上記の第二の目的を達成するため
に、上記の手段である口出線を用いてそれの貫通金物を
ゴムモールド金型の貫通穴内壁に引っ掛けた状態でゴム
モールドに供する方法を提供する。
【0010】
【作用】本発明にかかる変流器等のゴムモールド部口出
線によれば、貫通金物が口出線本体となるケーブルのシ
ース上で当該ケーブルシースと同一材料のゴム材料で予
め水密一体モールドされているので、貫通金物を変流器
のゴムモールド部に部分埋め込み一体化させることによ
り、ケーブルシースとゴムモールド部の材質が異なって
いても完全水密一体化を可能にするのである。
【0011】また、本発明にかかるゴムモールド部口出
し方法によれば、口出線本体であるケーブルのシース上
に予め水密一体化した貫通金物をゴムモールド金型の貫
通穴の内壁に引っ掛けてゴムモールドに供するので、ゴ
ムモールド成型時のゴムの流れや圧力により口出線が外
に押し出されるのを防ぎ、延いては、変流器等のコイル
と口出線との接続部に異常な張力を受けないようにする
ことができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明にかかるゴムモールド部口出
線の実施例を示すものであって、3は口出線本体である
ケーブルにして、本実施例ではPNCT;EPゴム絶縁
クロロプレンゴムキャブタイヤケーブルからなり、複数
本(図では3本)のケーブル線心32をクロロプレンゴ
ムからなるシース31で覆われたものである。
【0013】しかして、ケーブル3のシース31上には
金属製である貫通金物5が被挿されており、この貫通金
物の口出し方向側とケーブルシース31とに跨がってシ
ースと同一材料のクロロプレンゴムを用いたモールド成
型にて水密一体モールド部6を形成し、以て、貫通金物
5を予め水密一体化した口出線(3)としてなるもので
ある。33は水密一体モールド部6とケーブルシース3
1との接着部、51は貫通金物5と水密一体モールド部
6との接着部である。
【0014】図2は、本発明にかかるゴムモールド部口
出し方法の実施例を示しており、上記実施例の口出線
(3)を用いたゴムモールド口出しする方法となってい
る。即ち、口出線(3)はゴムモールド金型7の貫通穴
を貫通させ変流器本体のコイルとケーブル線心32を接
続し、さらに、貫通金物5を金型の貫通穴壁に引っ掛
け、そして、ゴムモールド4に供するのである。貫通金
物5の引っ掛けは、例えば、貫通金物の筒状本体部外周
にフランジを形成し、このフランジを金型の貫通穴にあ
る内向き段部71に引っ掛けることにより得られる。こ
のように貫通金物5をゴムモールド金型7へ引っ掛けて
おくと、ゴムモールド4の成型時のゴムの流れや圧力に
より口出線(3)が金型の外へ押し出されるのを防ぎ、
延いては、口出線と変流器コイルとの接続部への張力負
担をかけずに済む。
【0015】図3は、上述したゴムモールド部口出し方
法により完成された変流器の口出し部をの内部構造を示
したもので、鉄心21に巻かれたコイル22とケーブル
線心32との接続部及び貫通金物5の反口出し側がゴム
モールド部4に埋め込み一体化されている状況となって
いる。52は貫通金物5とゴムモールド部4との接着部
である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したような本発明にかかる変流
器等のゴムモールド部口出線によれば、変流器等のゴム
モールド部と口出線本体のケーブルシースのゴム材質が
異なっていても、ケーブル上に被挿する貫通金物とケー
ブルシースとを水密一体モールドし、当該貫通金物を変
流器本体のゴムモールド部に部分埋め込み一体化するよ
うにしたので、全体として水密及び気密に優れたゴムモ
ールド部口出しを可能にする口出線を提供することがで
きる。
【0017】また、本発明にかかる変流器等のゴムモー
ルド部口出し方法によれば、かかる口出線の貫通金物を
ゴムモールド金型の貫通穴内壁に引っ掛けてゴムモール
ドに供することから、ゴムモールド成型時のゴムの流れ
や圧力によって口出線が金型の外へ押し出されるのを防
ぎ、以て、変流器等のコイルと口出線の線心との接続部
に異常な張力をかけず断線の恐れがなくなる。
【0018】従って、本発明によれば、長期信頼性を保
証できる変流器等のゴムモールド口出し部を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるゴムモールド部口出線の実施例
を部分的に断面化して示す正面説明図。
【図2】本発明にかかるゴムモールド部の口出し方法の
実施例を示す断面的説明図。
【図3】本発明のゴムモールド口出線を用いて口出し部
が形成された変流器を示す断面的説明図。
【図4】一般的な分割形変流器を示す正面説明図。
【図5】図4に示す分割形変流器の要部を示す断面的説
明図。
【符号の説明】
3 口出線(ケーブル) 31 ケーブルシース 32 ケーブル線心 33 ケーブルシースと水密一体モールド部の接着部 4 ゴムモールド部 5 貫通金物 51 貫通金物と水密一体モールド部の接着部 52 貫通金物とゴムモールド部の接着部 6 水密一体モールド部 7 ゴムモールド金型 71 内向き段部 21 変流器の鉄心 22 変流器のコイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変流器等のゴムモールド部の口出線におい
    て、ゴムベースのケーブルのシース上に貫通金物を被挿
    し、この貫通金物の口出し側と口出線ケーブルシースと
    に跨がってそのシースと同一材質のゴム材料を水密一体
    にモールドし、当該貫通金物をゴムモールド部に部分埋
    め込み一体化させるようにした、変流器等のゴムモール
    ド部口出線。
  2. 【請求項2】口出線ケーブルにエチレンプロピレンゴム
    絶縁クロロプレンゴムキャブタイヤケーブルを用い、水
    密一体モールド材料にクロロプレンゴムを用いる、請求
    項1記載のゴムモールド部口出線。
  3. 【請求項3】請求項1記載の口出線を用いてそれの貫通
    金物をゴムモールド金型の貫通穴内壁に引っ掛けた状態
    でゴムモールドに供する、変流器等のゴムモールド部口
    出し方法。
JP14758295A 1995-06-14 1995-06-14 変流器等のゴムモールド部口出線及びゴムモールド部口出し方法 Pending JPH097850A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010048689A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Ntn Corp 回転検出センサ
DE102017220998A1 (de) 2017-11-23 2019-05-23 Tesa Se Wiederablösbarer Haftklebestreifen

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010048689A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Ntn Corp 回転検出センサ
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