JPH097785A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JPH097785A
JPH097785A JP15908795A JP15908795A JPH097785A JP H097785 A JPH097785 A JP H097785A JP 15908795 A JP15908795 A JP 15908795A JP 15908795 A JP15908795 A JP 15908795A JP H097785 A JPH097785 A JP H097785A
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JP
Japan
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discharge lamp
voltage
time
power
inverter
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JP15908795A
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English (en)
Inventor
Jun Fumiya
潤 文屋
Kazutaka Shimizu
和崇 清水
Satoshi Nagai
敏 永井
Kentaro Eguchi
健太郎 江口
Kenichiro Nishi
健一郎 西
Yoshitaka Igarashi
芳貴 五十嵐
Minoru Tanaka
実 田中
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 放電灯の始動に際してインバータのスイッチ
ング素子の損失低減及び信頼性の向上が図れ、また放電
灯の予熱に際して電極予熱電流を十分に確保する。 【構成】 DC−DCコンバータ3の出力電圧を、電源
投入時から予熱時間終了時までは放電灯5の始動電圧以
下の電圧を設定値とし、予熱時間終了後の始動時間中は
放電灯の始動可能な下限値とし、始動後の点灯中は放電
灯を点灯させる電圧を設定値とするようDC−DCコン
バータ3を制御するコンバータ制御手段9と、インバー
タ4の駆動周波数を、電源投入時から予熱時間終了時ま
ではコイル6及びコンデンサ7の直列共振周波数より高
い周波数とし、予熱時間終了以降は放電灯を始動させる
ためにその直列共振周波数近傍の周波数とするようイン
バータを制御するインバータ制御手段8とを備えて構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、蛍光灯などの放電灯
を高周波で点灯する放電灯点灯装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の放電灯点灯装置はインバータの入
力直流電圧を固定とし、インバータの駆動周波数または
インバータのスイッチング素子の駆動信号のパルス幅を
変化させて放電灯両端に印加される電圧を制御して放電
灯の予熱、始動を行っている。
【0003】図11は例えば特公平2−31479号公
報に示された従来の放電灯点灯装置の構成を示すブロッ
ク図、図12は同放電灯点灯装置の始動時のインバータ
の駆動周波数の時間的推移を示した線図である。図にお
いて、1は商用電源、2は商用電源1の交流を整流する
整流・平滑回路、4は整流・平滑回路2の直流電圧を高
周波電力に変換して出力するインバータ、5はインバー
タ4の出力側に接続された蛍光灯などの放電灯、6は放
電灯5に直列に接続された電流制限用のコイル、7は放
電灯5に並列に接続された始動用のコンデンサ、8はイ
ンバータ4の駆動周波数を制御するためのインバータ制
御手段である。
【0004】従来の放電灯点灯装置は上記のように構成
され、まず、商用電源1を整流・平滑回路2が整流平滑
した直流電圧がインバータ4に印加される。インバータ
4はその入力直流電圧を固定とし、インバータ制御手段
8によってインバータ4の駆動周波数又はインバータ4
のスイッチング素子の駆動信号のパルス幅を変化させて
所定の駆動周波数の電圧を出力し、放電灯5の両端に印
加して放電灯5の予熱、始動を行っている。ところで、
インバータ4の駆動周波数は、図12に示すようにイン
バータ制御手段8により所定の予熱時間の間一定周波数
1 に維持される。次に放電灯始動の際には、初期周波
数f1 から放電灯5の動作周波数f2 に変化し、この変
化の間にコイル6とコンデンサ7とによる直列共振周波
数f0 と同じ周波数が形成される。これによって放電灯
5の2つの予熱電極の間に、直流電圧と回路の共振特性
に応じた高電圧を生じさせて放電灯5を始動させるもの
である。なお、電力会社により供給される商用電源1は
一定値でなく、常に変動しており、通常その電圧変動範
囲は最低定格値±6%であり、かかる電源電圧変動によ
りインバータ4への入力直流電圧も商用電源の変動の範
囲で変動する。そのため、一般に、放電灯5の始動に必
要な電圧に対し実際には余裕を見て高めの電圧が放電灯
5に印加されるよう直列共振回路の設定が行われてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の放電灯点灯装置
は以上のように、インバータ4への入力直流電圧を非安
定の高いレベルの値に設定し、インバータ4の駆動周波
数を負荷回路のコイル6とコンデンサ7との直列共振周
波数にして放電灯5の始動を行っているので、負荷回路
全体のインピーダンスZ0 はほぼ放電灯5の電極抵抗に
等しくなるため、負荷回路には非常に大きな電流が流れ
ることになり、インバータ4のスイッチング素子にもこ
れに比例した大きな電流が流れる。そして、この共振電
流はインバータ4への入力直流電圧に比例するので、放
電灯5の始動に必要な電圧に対し実際には余裕を見て高
めの電圧が放電灯5に印加されるよう直列共振回路の設
定が行われる。このようにインバータ4への入力直流電
圧が高いとスイッチング素子に相対的に大きな電流が流
れることになる。また、コイル6、コンデンサ7にも大
きな電流が流れ、高電圧を発生し、スイッチング素子に
印加される電圧も入力直流電圧に比例して大きな電圧が
印加されることとなる。従って、このような過大電圧、
過大電流の発生によりインバータ4のスイッチング素子
に大きな損失が生じ、インバータ4の信頼性が低下する
ことになるという問題点があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、主たる課題は、第1に、放電
灯の始動に際してインバータ部のスイッチング素子の損
失低減、信頼性の向上が図れる放電灯点灯装置を提供す
ることであり、第2に、放電灯の始動に際し放電灯の電
極へのストレスを低減し、又まぶしさを低減する放電灯
点灯装置を提供することであり、第3に、放電灯の予熱
に際して電極予熱電流を十分に確保できる放電灯点灯装
置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る放電灯装置は、商用交流電源の交流を整流する整流・
平滑回路と、前記整流・平滑回路の直流電圧を可変する
DC−DCコンバータと、前記DC−DCコンバータの
可変された出力電圧を所定の駆動周波数の交流に変換す
るインバータと、前記インバータの出力端に接続された
放電灯、該放電灯に直列接続のコイル及び該放電灯に並
列接続のコンデンサからなる負荷回路と、電源投入時か
ら予熱時間終了時までは前記放電灯の始動電圧以下の電
圧を出力させ、予熱時間終了後の始動時間中は前記放電
灯の始動可能な下限値の電圧を出力させ、始動後の点灯
中は前記放電灯を点灯させる電圧を出力させるように前
記DC−DCコンバータを制御するコンバータ制御手段
と、電源投入時から予熱時間終了時までは前記コイル及
びコンデンサの直列共振周波数より高い周波数とし、予
熱時間終了以降は前記放電灯を始動させるために前記コ
イル及びコンデンサの直列共振周波数近傍の周波数とす
るように前記インバータを制御するインバータ制御手段
とを備えて構成されている。
【0008】この発明の請求項2に係る放電灯点灯装置
は、前記コンバータ制御手段が、前記放電灯の始動後に
前記放電灯の始動可能な下限値の電圧から前記放電灯を
点灯させる電圧まで徐々に変化させて移行させるように
前記DC−DCコンバータを制御するものである。
【0009】この発明の請求項3に係る放電灯点灯装置
は、前記コンバータ制御手段が、前記放電灯の始動可能
な下限値の電圧から前記放電灯を点灯させる電圧まで移
行させる時間を10msec以上とするように前記DC
−DCコンバータを制御するものである。
【0010】この発明の請求項4に係る放電灯点灯装置
は、前記コンバータ制御手段が、前記放電灯の始動可能
な下限値の電圧から前記放電灯を点灯させる電圧まで移
行させる時間を0.1〜10secとするように前記D
C−DCコンバータを制御するものである。
【0011】この発明の請求項5に係る放電灯点灯装置
は、前記インバータ制御手段が、前記インバータの駆動
周波数を、電源投入時から予熱時間終了時までの時間は
前記コイル及びコンデンサの直列共振周波数より高く前
記放電灯が始動しない周波数で、かつ電源投入時から予
熱時間終了時までの時間の前半部が後半部よりも小さい
周波数に前記インバータを制御するものである。
【0012】この発明の請求項6に係る放電灯点灯装置
は、前記コンバータ制御手段が、電源投入時から予熱時
間終了時までの時間においては前記コンデンサへの印加
電圧が前記放電灯の始動電圧以下で、かつ電源投入時か
ら予熱時間終了時までの時間の前半部が後半部よりも大
きくなるような電圧を出力させるように前記DC−DC
コンバータを制御するものである。
【0013】この発明の請求項7に係る放電灯点灯装置
は、電源遮断から電源投入までの電源オフ時間を検知す
る検知装置を備え、前記インバータ制御手段は、前記検
知装置が検知した電源オフ時間が設定値以下の場合には
電源投入時から予熱時間終了時までの時間は前記コイル
及びコンデンサの直列共振周波数より高く前記放電灯が
始動しない周波数に前記インバータを制御するものであ
る。
【0014】この発明の請求項8に係る放電灯点灯装置
は、電源遮断から電源投入までの電源オフ時間を検知す
る検知装置を備え、前記コンバータ制御手段は、前記検
知装置が検知した電源オフ時間が設定値以下の場合には
電源投入時から予熱時間終了時までの時間は前記コンデ
ンサへの印加電圧が前記放電灯の始動電圧以下になるよ
うに前記DC−DCコンバータを制御するものである。
【0015】この発明の請求項9に係る放電灯点灯装置
は、前記インバータ制御手段及び前記コンバータ制御手
段が判断するための前記検知装置が検知した電源オフ時
間に対する設定値は10secであるとするものであ
る。
【0016】
【作用】この発明の請求項1に係る放電灯点灯装置は、
コンバータ制御手段が、電源投入時から予熱時間終了時
までは前記放電灯の始動電圧以下の電圧を出力させ、予
熱時間終了後の始動時間中は前記放電灯の始動可能な下
限値の電圧を出力させ、始動後の点灯中は前記放電灯を
点灯させる電圧を出力させるように前記DC−DCコン
バータを制御し、インバータ制御手段が、電源投入時か
ら予熱時間中は前記コイル及びコンデンサの直列共振周
波数より高い周波数とし、予熱時間以降は前記放電灯を
始動させるために前記コイル及びコンデンサの直列共振
周波数近傍の周波数とするように前記インバータを制御
するから、放電灯の予熱時間以外はインバータの駆動周
波数は負荷回路の直列共振周波数に固定され、放電灯の
始動時にはDC−DCコンバータの出力電圧が始動可能
な下限値の電圧で放電灯の始動が行われるため、インバ
ータへの入力直流電圧を低くでき、インバータのスイッ
チング素子に流れる共振電流と印加される電圧は入力直
流電圧に比例して減少するため、インバータのスイッチ
ング素子での損失の低減と信頼性の向上が図られる。
【0017】この発明の請求項2、請求項3に係る放電
灯点灯装置は、前記コンバータ制御手段が、前記放電灯
の始動可能な下限値の電圧から前記放電灯を点灯させる
電圧まで徐々に変化させて移行させ、その移行させる時
間を10msec以上とするように前記DC−DCコン
バータを制御するから、前記放電灯の始動終了後から前
記放電灯の点灯時までの間に放電灯の管電流が徐々に増
加させられることとなり、放電灯の電極に与えるストレ
スを軽減させることができる。
【0018】この発明の請求項4に係る放電灯点灯装置
は、前記コンバータ制御手段が、前記放電灯の始動可能
な下限値の電圧から前記放電灯を点灯させる電圧まで徐
々に変化させて移行させ、その移行させる時間を0.1
〜10secとするように前記DC−DCコンバータを
制御するから、前記放電灯の始動終了後から前記放電灯
の点灯時までの0.1〜10secの間に放電灯の管電
流が徐々に増加させられ、その期間は光出力に対する人
間の目の順応を得られるため、まぶしさの低減を図るこ
とができる。
【0019】この発明の請求項5に係る放電灯点灯装置
は、前記インバータ制御手段が、電源投入時から予熱時
間終了時までの時間においては前記コイル及びコンデン
サの直列共振周波数より高く前記放電灯が始動しない周
波数で、かつ電源投入時から予熱時間終了時までの時間
の前半部が後半部よりも小さい周波数に前記インバータ
を制御するから、電源投入時から予熱時間終了時までの
時間の前半部が後半部よりも共振周波数に近く始動電圧
が高くなり、予熱電流は始動電圧に比例することによ
り、放電灯の電極温度が低く始動電圧が高い電源投入直
後には予熱電流を多く流し、電極温度が高くなり始動電
圧が低くなる時間では予熱電流を低下させることができ
るため、放電灯を始動させることなく電極予熱電流を多
く確保することができることとなった。
【0020】この発明の請求項6に係る放電灯点灯装置
は、前記コンバータ制御手段が、電源投入時から予熱時
間終了時までの時間においては前記コンデンサへの印加
電圧が前記放電灯の始動電圧以下で、かつ電源投入時か
ら予熱時間終了時までの時間の前半部が後半部よりも大
きくなるような電圧に前記DC−DCコンバータを制御
するから、予熱電流は始動電圧に比例することにより、
放電灯の電極温度が低く始動電圧が高い電源投入直後に
は予熱電流を多く流し、電極温度が高くなり始動電圧が
低くなる時間では予熱電流を低下させることができるた
め、放電灯を始動させることなく電極予熱電流を多く確
保することができることとなった。
【0021】この発明の請求項7、請求項9に係る放電
灯点灯装置は、電源遮断から電源投入までの電源オフ時
間を検知する検知装置を備え、前記インバータ制御手段
は、前記検知装置が検知した電源オフ時間が設定値以下
の場合には電源投入時から予熱時間終了時までの時間は
前記コイル及びコンデンサの直列共振周波数より高く、
初回電源投入時の当初の電圧より電圧が低くなる前記放
電灯が始動しない周波数に前記インバータを制御するか
ら、放電灯の始動電圧の低い消灯直後での電源再投入時
には、予熱期間中に放電灯への印加電圧が高くなる期間
がなくなり、放電灯のコールドスタートを防止すること
ができる。
【0022】この発明の請求項8、請求項9に係る放電
灯点灯装置は、電源遮断から電源投入までの電源オフ時
間を検知する検知装置を備え、前記コンバータ制御手段
は、前記検知装置が検知した電源オフ時間が設定値以下
の場合には電源投入時から予熱時間終了時までの時間は
前記コンデンサへの印加電圧が前記放電灯の始動電圧以
下になるように前記DC−DCコンバータを制御するか
ら、放電灯の始動電圧の低い消灯直後での電源再投入時
には、予熱期間中に放電灯への印加電圧が高くなる期間
がなくなり、放電灯のコールドスタートを防止すること
ができる。
【0023】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1〜4に係る放電灯
点灯装置の構成を示すブロック図、図2はこの発明の実
施例1に係る放電灯点灯装置の始動時のDC−DCコン
バータの出力電圧とインバータの駆動周波数の時間的推
移を示した線図である。図において、従来例と同一の構
成は従来例と同一符号を付して構成の重複した説明を省
略する。3は整流・平滑回路2の直流電圧を可変するD
C−DCコンバータ、9はDC−DCコンバータ3の出
力電圧を制御するためのコンバータ制御手段である。
【0024】次に、上記実施例の動作を図2を参照しな
がら説明する。商用電源1は整流・平滑回路2で直流電
圧に変換され、更にDC−DCコンバータ3で所定値に
変換され、その出力はインバータ4の電源電圧となる。
ところで、放電灯点灯装置の放電灯5を点灯する場合、
コンバータ制御手段9が、電源投入時から予熱時間終了
時までは放電灯5の始動電圧以下の電圧を出力させ、予
熱時間終了後の始動時間中は放電灯5の始動可能な下限
値の電圧を出力させ、始動後の点灯中は放電灯5を点灯
させる電圧を出力させるようにDC−DCコンバータ3
を制御するとともに、インバータ制御手段8が、電源投
入時から予熱時間中はコイル6及びコンデンサ7の直列
共振周波数f0 より高い周波数とし、予熱時間以降は放
電灯5を始動させるためにその直列共振周波数f0 近傍
の周波数とするようインバータ4を制御する。
【0025】従って、放電灯5の予熱時間以外はインバ
ータ4の駆動周波数は直列共振周波数f0 に固定され、
放電灯5の始動時にはDC−DCコンバータ3の出力電
圧が始動可能な下限値の電圧で放電灯5の始動が行わ
れ、インバータ4への入力直流電圧はDC−DCコンバ
ータ3があることにより、安定化制御により電源変動の
影響を受けないために、放電灯5の始動に必要な下限電
圧が確保されることによって従来例のインバータ4への
入力直流電圧より低くなり、インバータ4のスイッチン
グ素子に流れる共振電流と印加される電圧は入力直流電
圧に比例して減少するためにインバータ4のスイッチン
グ素子での損失が低減し、インバータ4の信頼性の向上
が図られる。
【0026】なお、インバータ制御手段8が、電源投入
時から予熱時間中は直列共振周波数f0 より高い周波数
とし、予熱時間以降は直列共振周波数f0 近傍の周波数
とするようインバータ4を制御するようにしたのは、予
熱電流をIfとすれば、負荷回路のコンデンサ7の両端
電圧VcはVc=If/2πfCとなり、Vcを負荷回
路の放電灯5を始動させないように一定値以下にする場
合に、fが大きいほど予熱電流Ifを大きくとれるから
である。また、始動後は放電灯5を点灯させる設定値の
電圧までDC−DCコンバータ3の出力は瞬時に移行さ
せられ、DC−DCコンバータ3の出力により光出力の
制御が行われる。
【0027】実施例2.図3はこの発明の実施例2に係
る放電灯点灯装置の始動時のDC−DCコンバータの出
力電圧とインバータの駆動周波数の時間的推移を示した
線図である。この実施例の動作を図3に基づいて説明す
る。放電灯点灯装置の放電灯5を点灯する場合、図3に
示すようにコンバータ制御手段9が、放電灯5の始動可
能な下限値の電圧から放電灯5を点灯させる電圧まで徐
々に変化させて移行させるようにDC−DCコンバータ
3を制御するものである。そして、放電灯5の始動可能
な下限値の電圧から放電灯5を点灯させる電圧まで徐々
に変化させて移行させる所要時間Δtが10msec以
上とする場合には、放電灯5の始動終了後から放電灯5
の点灯時までの間に放電灯5の管電流が徐々に増加させ
られることとなり、放電灯5の電極に与えるストレスが
軽減される。
【0028】また、放電灯5の始動可能な下限値の電圧
から放電灯5を点灯させる電圧まで徐々に変化させて移
行させる所要時間Δtが0.1〜10secの間である
場合には、放電灯5の管電流が徐々に増加させられ、そ
の期間は光出力に対する人間の目の順応を得られるた
め、まぶしさの低減が図られる。なお、放電灯5の始動
可能な下限値から放電灯5を点灯させる電圧の設定値ま
で徐々に変化させて移行させる所要時間Δtは図3に示
すものはDC−DCコンバータ出力に対して直線的であ
るが、これに限定されるものではない。
【0029】実施例3.図4はこの発明の実施例3に係
る放電灯点灯装置の始動時のDC−DCコンバータの出
力電圧とインバータの駆動周波数の時間的推移を示した
線図である。この実施例は、実施例1、実施例2とは異
なり予熱時の効果をねらったものである。この実施例の
動作を図4に基づいて説明する。放電灯点灯装置の放電
灯5を点灯する場合、図4に示すようにインバータ制御
手段8が、電源投入時から予熱時間終了時までの時間に
おいてはコイル6及びコンデンサ7の直列共振周波数f
0 より高く放電灯5が始動しない周波数で、かつ電源投
入時から予熱時間終了時までの時間の前半部の周波数f
1 (放電灯5が始動しないような駆動周波数)が後半部
の周波数f2 よりも小さい周波数にインバータ4を制御
し、始動させることなく予熱を行うものである。この場
合の三者の周波数の関係は、直列共振周波数f0 <f1
<f2 となる。そして、予熱始動時には、駆動周波数が
直列共振周波数f0 のときに放電灯5に与える始動電圧
が一番高くなり、駆動周波数がそれから外れるに従い始
動電圧は低くなるので、駆動周波数がf1 の時がf2
時よりも始動電圧が高くなる。
【0030】従って、電源投入時から予熱時間終了時ま
での時間の前半部が後半部よりも共振周波数に近く始動
電圧が高くなり、予熱電流は始動電圧に比例することに
より、放電灯5の電極温度が低く始動電圧が高い電源投
入直後の前半部には予熱電流を多く流し、電極温度が高
くなり始動電圧が低くなる後半部では予熱電流を低下さ
せることができるため、放電灯5を始動させることなく
電極予熱電流を多く確保することができる。このように
予熱時間中に電源投入直後の前半部を後半部に比べて始
動電圧を高くするのは、放電灯5の場合にその始動に要
する電圧は電極温度に依存し、予熱されて電極温度がお
よそ800℃以上になると電極より熱電子放出が盛んに
なり、始動電圧を当初に較べて大幅に低下させてもよい
からである。
【0031】実施例4.図5はこの発明の実施例4に係
る放電灯点灯装置の始動時のDC−DCコンバータの出
力電圧とインバータの駆動周波数の時間的推移を示した
線図である。この実施例は、実施例3の変形例ともいう
べきもので、DC−DCコンバータ3の出力電圧を予熱
時間中に変化させたものである。この実施例の動作を図
5に基づいて説明する。放電灯点灯装置の放電灯5を点
灯する場合、図5に示すようにDC−DCコンバータ制
御手段9が、電源投入時から予熱時間終了時までの時間
においてはコンデンサ7への印加電圧が放電灯5の始動
電圧以下で、かつ電源投入時から予熱時間終了時までの
時間の前半部の電圧E1 (E1 は放電灯が始動しないよ
うなDC−DCコンバータ出力電圧)が後半部の電圧E
2 (E2 <E1 )よりも大きくなるような電圧にDC−
DCコンバータ3を制御し、始動させることなく予熱を
行うものである。
【0032】従って、電源投入時から予熱時間終了時ま
での時間の前半部が後半部よりも始動電圧が高くなり、
予熱電流は始動電圧に比例することにより、放電灯5の
電極温度が低く始動電圧が高い電源投入直後の前半部に
は予熱電流を多く流し、電極温度が高くなり始動電圧が
低くなる後半部では予熱電流を低下させることができる
ため、放電灯5を始動させることなく電極予熱電流を多
く確保することができる。
【0033】実施例5.図6はこの発明の実施例5〜6
に係る放電灯点灯装置の構成を示すブロック図、図7は
この発明の実施例5に係る放電灯点灯装置の初回電源投
入時のインバータの駆動周波数の時間的推移を示した線
図、図8はこの発明の実施例5に係る放電灯点灯装置の
再電源投入時のインバータの駆動周波数の時間的推移を
示した線図である。この実施例は、実施例3の変形例と
もいうべきもので、初回電源投入時と消灯直後の再電源
投入時とでインバータ4の駆動周波数の時間的推移を異
ならせたものである。図6において、10は商用電源1
と整流・平滑回路2との間に設けられ、電源遮断から電
源投入までの電源オフ時間を検知する検知装置で、検知
した電源オフ時間をインバータ制御手段8に出力するも
のである。
【0034】この実施例の動作を図6〜図8に基づいて
説明する。初回電源投入時は管壁温度及び電極温度が低
いため、図7の時間的推移に示すように実施例3と同様
の動作に、インバータ制御手段8が、インバータ4の駆
動周波数を、電源投入時から予熱時間終了時までの時間
においてはコイル6及びコンデンサ7の直列共振周波数
0 より高く放電灯5が始動しない周波数で、かつ電源
投入時から予熱時間終了時までの時間の前半部の周波数
1 が後半部の周波数f2 よりも小さい周波数にインバ
ータ4を制御し、始動させることなく予熱を行う。
【0035】しかし、再電源投入時は初回電源投入時と
比較して管壁温度、電極温度が高くなっているため、始
動電圧は低くなっている。そのため、図7(あるいは図
4)のように電源投入直後にインバータ4の駆動周波数
をf1 とすると始動してしまう恐れがある。そこで、検
知装置10が電源遮断から電源投入までの電源オフ時間
を検知し、インバータ制御手段8は検知装置10が検知
した電源オフ時間が設定値10sec以下の場合には再
電源投入時には図8の時間的推移に示すように、電源投
入時から予熱時間終了時までの時間は直列共振周波数f
0 より高く、初回電源投入時の当初の電圧より電圧が低
くなる放電灯5が始動しない周波数f2 とし、予熱時間
以降は放電灯5を始動させるためにその直列共振周波数
0 近傍の周波数とするようにインバータ4を制御する
から、放電灯5の始動電圧の低い消灯直後での電源再投
入時には、予熱期間中に放電灯5への印加電圧が高くな
る期間がなくなり、放電灯5がコールドスタートしてし
まうことを防止できる。なお、再電源投入時が初回電源
投入時より10sec以上経過しているときは放電灯5
の始動電圧が十分高くなっているので、初回電源投入時
との区別をつけないものとする。
【0036】実施例6.図9はこの発明の実施例6に係
る放電灯点灯装置の初回電源投入時のコンバータの出力
電圧の時間的推移を示した線図、図10はこの発明の実
施例6に係る放電灯点灯装置の再電源投入時のコンバー
タの出力電圧の時間的推移を示した線図である。この実
施例は、実施例4の変形例ともいうべきもので、初回電
源投入時と消灯直後の再電源投入時とでインバータ4の
コンバータの出力電圧の時間的推移を異ならせたもので
ある。なお、この実施例の放電灯点灯装置の構成は実施
例5を示す図6のブロック図と同様である。
【0037】この実施例の動作を図9及び図10に基づ
いて説明する。初回電源投入時は管壁温度及び電極温度
が低いため、図9の時間的推移に示すように実施例4と
同様の動作に、コンバータ制御手段9が、DC−DCコ
ンバータ3の出力電圧を、図9に示すように、電源投入
時から予熱時間終了時までの時間においてはコンデンサ
7への印加電圧が放電灯5の始動電圧以下で、かつ電源
投入時から予熱時間終了時までの時間の前半部の電圧E
1 (E1 は放電灯が始動しないようなDC−DCコンバ
ータ出力電圧)が後半部の電圧E2 (E2 <E1)より
も大きくなるような電圧にDC−DCコンバータ3を制
御し、始動させることなく予熱を行うものである。
【0038】しかし、再電源投入時は初回電源投入時と
比較して管壁温度、電極温度が高くなっているため、始
動電圧は低くなっている。そのため、図9(あるいは図
5)のように電源投入直後にDC−DCコンバータ3の
出力電圧をE1 とすると始動してしまう恐れがある。そ
こで、検知装置10が電源遮断から電源投入までの電源
オフ時間を検知し、コンバータ制御手段9は検知装置1
0が検知した電源オフ時間が設定値10sec以下の場
合には再電源投入時には図10の時間的推移に示すよう
に、電源投入時から予熱時間終了時までの時間はコンデ
ンサ7への印加電圧が放電灯5の始動電圧以下で、初回
電源投入時の当初の電圧E1 より低い電圧E2 とし、予
熱時間の始動時間中は以降は放電灯5の始動可能な下限
値の電圧を出力させ、始動後の点灯中は放電灯5を点灯
させる電圧を出力させるようにインバータ4を制御する
から、放電灯5の始動電圧の低い消灯直後での電源再投
入時には、予熱期間中に放電灯への印加電圧が高くなる
期間がなくなり、放電灯5がコールドスタートしてしま
うことを防止できる。なお、再電源投入時が初回電源投
入時より10sec以上経過しているときは放電灯5の
始動電圧が十分高くなっているので、初回電源投入時と
の区別をつけないものとする。
【0039】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、コンバータ制御手段が、電源投入時から予熱時間終
了時までは前記放電灯の始動電圧以下の電圧を出力さ
せ、予熱時間終了後の始動時間中は前記放電灯の始動可
能な下限値の電圧を出力させ、始動後の点灯中は前記放
電灯を点灯させる電圧を出力させるように前記DC−D
Cコンバータを制御し、インバータ制御手段が、電源投
入時から予熱時間中は前記コイル及びコンデンサの直列
共振周波数より高い周波数とし、予熱時間以降は前記放
電灯を始動させるために前記コイル及びコンデンサの直
列共振周波数近傍の周波数とするようにインバータを制
御するので、放電灯の予熱時間以外はインバータの駆動
周波数は負荷回路の直列共振周波数に固定され、放電灯
の始動時にはDC−DCコンバータの出力電圧が始動可
能な下限値の電圧で放電灯の始動が行われるため、イン
バータへの入力直流電圧を低くでき、インバータのスイ
ッチング素子に流れる共振電流と印加される電圧は入力
直流電圧に比例して減少するため、インバータのスイッ
チング素子での損失の低減と信頼性の向上が図られると
いう効果を有する。
【0040】請求項2、請求項3の発明によれば、前記
コンバータ制御手段が、放電灯の始動可能な下限値の電
圧から前記放電灯を点灯させる電圧まで徐々に変化させ
て移行させ、その移行させる時間を10msec以上と
するようにDC−DCコンバータを制御するので、請求
項2の効果に加え、放電灯の始動終了後から放電灯の点
灯時までの間に放電灯の管電流が徐々に増加させられる
こととなり、放電灯の電極に与えるストレスを軽減させ
ることができるという効果を有する。
【0041】請求項2、請求項4の発明によれば、前記
コンバータ制御手段が、放電灯の始動可能な下限値の電
圧から放電灯を点灯させる電圧まで徐々に変化させて移
行させ、その移行させる時間を0.1〜10secとす
るようにDC−DCコンバータを制御するので、請求項
1の効果に加え、放電灯の始動終了後から放電灯の点灯
時までの0.1〜10secの間に放電灯の管電流が徐
々に増加させられ、その期間は光出力に対する人間の目
の順応を得られるため、まぶしさの低減を図ることがで
きるという効果を有する。
【0042】請求項5の発明によれば、インバータ制御
手段が、電源投入時から予熱時間終了時までの時間にお
いてはコイル及びコンデンサの直列共振周波数より高く
放電灯が始動しない周波数で、かつ電源投入時から予熱
時間終了時までの時間の前半部が後半部よりも小さい周
波数にインバータを制御するので、電源投入時から予熱
時間終了時までの時間の前半部が後半部よりも共振周波
数に近く始動電圧が高くなり、予熱電流は始動電圧に比
例することにより、放電灯の電極温度が低く始動電圧が
高い電源投入直後には予熱電流を多く流し、電極温度が
高くなり始動電圧が低くなる時間では予熱電流を低下さ
せることができるため、放電灯を始動させることなく電
極予熱電流を多く確保することができるという効果を有
する。
【0043】請求項6の発明によれば、コンバータ制御
手段が、電源投入時から予熱時間終了時までの時間にお
いてはコンデンサへの印加電圧が前記放電灯の始動電圧
以下で、かつ電源投入時から予熱時間終了時までの時間
の前半部が後半部よりも大きくなるような電圧にDC−
DCコンバータを制御するので、予熱電流は始動電圧に
比例することにより、放電灯の電極温度が低く始動電圧
が高い電源投入直後には予熱電流を多く流し、電極温度
が高くなり始動電圧が低くなる時間では予熱電流を低下
させることができるため、放電灯を始動させることなく
電極予熱電流を多く確保することができるという効果を
有する。
【0044】請求項7、請求項9の発明によれば、電源
遮断から電源投入までの電源オフ時間を検知する検知装
置を備え、前記インバータ制御手段は、前記検知装置が
検知した電源オフ時間が設定値以下の場合には電源投入
時から予熱時間終了時までの時間はコイル及びコンデン
サの直列共振周波数より高く、初回電源投入時の当初の
電圧より電圧が低くなる放電灯が始動しない周波数にイ
ンバータを制御するので、放電灯の始動電圧の低い消灯
直後での電源再投入時には、予熱期間中に放電灯への印
加電圧が高くなる期間がなくなり、放電灯のコールドス
タートを防止することができるという効果を有する。
【0045】請求項8、請求項9の発明によれば、電源
遮断から電源投入までの電源オフ時間を検知する検知装
置を備え、前記コンバータ制御手段は、前記検知装置が
検知した電源オフ時間が設定値以下の場合には電源投入
時から予熱時間終了時までの時間は前記コンデンサへの
印加電圧が前記放電灯の始動電圧以下になるように前記
DC−DCコンバータを制御するから、放電灯の始動電
圧の低い消灯直後での電源再投入時には、予熱期間中に
放電灯への印加電圧が高くなる期間がなくなり、放電灯
のコールドスタートを防止することができるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1〜4に係る放電灯点灯装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施例1に係る放電灯点灯装置の
始動時のDC−DCコンバータの出力電圧とインバータ
の駆動周波数の時間的推移を示した線図である。
【図3】 この発明の実施例2に係る放電灯点灯装置の
始動時のDC−DCコンバータの出力電圧とインバータ
の駆動周波数の時間的推移を示した線図である。
【図4】 この発明の実施例3に係る放電灯点灯装置の
始動時のDC−DCコンバータの出力電圧とインバータ
の駆動周波数の時間的推移を示した線図である。
【図5】 この発明の実施例4に係る放電灯点灯装置の
始動時のDC−DCコンバータの出力電圧とインバータ
の駆動周波数の時間的推移を示した線図である。
【図6】 この発明の実施例5〜6に係る放電灯点灯装
置の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施例5に係る放電灯点灯装置の
初回電源投入時のインバータの駆動周波数の時間的推移
を示した線図である。
【図8】 この発明の実施例5に係る放電灯点灯装置の
再電源投入時のインバータの駆動周波数の時間的推移を
示した線図である。
【図9】 この発明の実施例6に係る放電灯点灯装置の
初回電源投入時のコンバータの出力電圧の時間的推移を
示した線図である。
【図10】 この発明の実施例6に係る放電灯点灯装置
の再電源投入時のコンバータの出力電圧の時間的推移を
示した線図である。
【図11】 例えば特公平2−31479号公報に示さ
れた従来の放電灯点灯装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】 同放電灯点灯装置の始動時のインバータの
駆動周波数の時間的推移を示した線図である。
【符号の説明】
1 商用電源、2 整流・平滑回路、3 DC−DCコ
ンバータ、4 インバータ、5 放電灯、6 コイル、
7 コンデンサ、8 インバータ制御手段、9DC−D
Cコンバータ制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 健太郎 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株式 会社住環境研究開発センター内 (72)発明者 西 健一郎 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株式 会社住環境研究開発センター内 (72)発明者 五十嵐 芳貴 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株式 会社住環境研究開発センター内 (72)発明者 田中 実 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株式 会社住環境研究開発センター内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用交流電源の交流を整流する整流・平滑
    回路と、 前記整流・平滑回路の直流電圧を可変するDC−DCコ
    ンバータと、 前記DC−DCコンバータの可変された出力電圧を所定
    の駆動周波数の交流に変換するインバータと、 前記インバータの出力端に接続された放電灯、該放電灯
    に直列接続のコイル及び該放電灯に並列接続のコンデン
    サからなる負荷回路と、 電源投入時から予熱時間終了時までは前記放電灯の始動
    電圧以下の電圧を出力させ、予熱時間終了後の始動時間
    中は前記放電灯の始動可能な下限値の電圧を出力させ、
    始動後の点灯中は前記放電灯を点灯させる電圧を出力さ
    せるように前記DC−DCコンバータを制御するコンバ
    ータ制御手段と、 電源投入時から予熱時間終了時までは前記コイル及びコ
    ンデンサの直列共振周波数より高い周波数とし、予熱時
    間終了以降は前記放電灯を始動させるために前記コイル
    及びコンデンサの直列共振周波数近傍の周波数とするよ
    うに前記インバータを制御するインバータ制御手段と、 を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記コンバータ制御手段は、前記放電灯
    の始動後に前記放電灯の始動可能な下限値の電圧から前
    記放電灯を点灯させる電圧まで徐々に変化させて移行さ
    せるように前記DC−DCコンバータを制御することを
    特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記コンバータ制御手段は、前記放電灯
    の始動可能な下限値の電圧から前記放電灯を点灯させる
    電圧まで移行させる時間を10msec以上とするよう
    に前記DC−DCコンバータを制御することを特徴とす
    る請求項2記載の放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記コンバータ制御手段は、前記放電灯
    の始動可能な下限値の電圧から前記放電灯を点灯させる
    電圧まで移行させる時間を0.1〜10secとするよ
    うに前記DC−DCコンバータを制御することを特徴と
    する請求項2記載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記インバータ制御手段は、電源投入時
    から予熱時間終了時までの時間においては前記コイル及
    びコンデンサの直列共振周波数より高く前記放電灯が始
    動しない周波数で、かつ電源投入時から予熱時間終了時
    までの時間の前半部が後半部よりも小さい周波数に前記
    インバータを制御することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記コンバータ制御手段は、電源投入時
    から予熱時間終了時までの時間においては前記コンデン
    サへの印加電圧が前記放電灯の始動電圧以下で、かつ電
    源投入時から予熱時間終了時までの時間の前半部が後半
    部よりも大きくなるような電圧に前記DC−DCコンバ
    ータを制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か記載の放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 電源遮断から電源投入までの電源オフ時
    間を検知する検知装置を備え、前記インバータ制御手段
    は、前記検知装置が検知した電源オフ時間が設定値以下
    の場合には電源投入時から予熱時間終了時までの時間は
    前記コイル及びコンデンサの直列共振周波数より高く前
    記放電灯が始動しない周波数に前記インバータを制御す
    ることを特徴とする請求項5記載の放電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 電源遮断から電源投入までの電源オフ時
    間を検知する検知装置を備え、前記コンバータ制御手段
    は、前記検知装置が検知した電源オフ時間が設定値以下
    の場合には電源投入時から予熱時間終了時までの時間は
    前記コンデンサへの印加電圧が前記放電灯の始動電圧以
    下になるように前記DC−DCコンバータを制御するこ
    とを特徴とする請求項6記載の放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】 前記コンバータ制御手段及び前記インバ
    ータ制御手段が判断するための前記検知装置が検知した
    電源オフ時間に対する設定値は10secであることを
    特徴とする請求項7、8のいずれか記載の放電灯点灯装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002352991A (ja) * 2001-05-28 2002-12-06 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置
JP2011134446A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Shihen Tech Corp 放電灯点灯装置
US8445535B1 (en) 2000-05-01 2013-05-21 Accera, Inc. Use of medium chain triglycerides for the treatment and prevention of Alzheimer's disease and other diseases resulting from reduced neuronal metabolism II
US9175345B2 (en) 2007-07-31 2015-11-03 Accera, Inc. Use of genomic testing and ketogenic compounds for treatment of reduced cognitive function

Cited By (6)

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