JP4140219B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電灯を調光点灯可能な放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は従来の放電灯点灯装置のブロック図を示しており、この放電灯点灯装置は直流電源部2と、インバータ部3と、負荷回路部4と、制御部5と、調光信号生成部6とで構成される。また、負荷回路部4は、インバータ部3の出力端子間に接続されたインダクタL2及びコンデンサC4からなる直列共振回路と、コンデンサC4に並列に接続された放電灯Laとで構成される。
【0003】
本回路では商用電源1の交流電圧を直流電源部2で直流電圧に変換し、さらにインバータ部3で高周波の交流電圧に変換して放電灯Laに供給している。
【0004】
ここで、制御部5はインバータ部3の駆動周波数を制御しており、インダクタL2とコンデンサC4との共振作用を利用して、放電灯Laに供給する電力を変化させることにより、放電灯Laの予熱、点灯などを制御する。
【0005】
また、制御部5は調光信号生成部6から入力される調光信号Sに応じてインバータ部3の駆動周波数を変化させ、放電灯Laを調光点灯している。すなわち、安定点灯時はインバータ部3を進相領域で動作させているので、調光比を低下させるような調光信号Sが入力されると、制御部5はインバータ部3の駆動周波数を上昇させ、放電灯Laに流れるランプ電流を減少させて、ランプ光束を低下させる。ここに、直流電源部2とインバータ部3とで放電灯Laを調光点灯可能な点灯手段が構成され、制御部5から調光信号に応じてインバータ部3の出力を変化させることにより放電灯Laを調光する調光制御手段が構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の放電灯点灯装置では、放電灯Laが低光束領域(例えば、定格出力の10%〜20%)で点灯している場合に、放電灯La周囲の温度環境などによって放電灯Laが立ち消えするという問題があった。つまり、周囲温度が25℃と0℃とでは放電灯Laの負荷特性が変化するため、インバータ部3を同じ駆動周波数で動作させても、25℃では点灯状態を維持するが、0℃では立ち消えしてしまう場合がある。同様に、放電灯Laのランプ特性のばらつきによっても負荷特性が変化するため、インバータ部3を同じ駆動周波数で動作させたとしても、負荷特性の違いによって立ち消えが生じる場合がある。
【0007】
このような放電灯Laの立ち消えを防止するために、放電灯Laの点灯時に放電灯Laの点灯状態を常時フィードバックして、インバータ部3の出力を制御することも考えられるが、エアコンディショナの冷風が放電灯Laに当たるなどして負荷特性が変化した場合、この負荷特性の変化がフィードバックされてインバータ部3の出力が変化し、放電灯Laのちらつきの原因になるという問題があった。
【0008】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、調光点灯時に放電灯の点灯状態を安定に維持できる放電灯点灯装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、直列に接続された2つのスイッチング素子を交互にスイッチングさせることにより放電灯へ点灯電力を供給して当該放電灯を点灯させるとともに、放電灯を調光点灯可能な点灯手段と、調光信号に応じてスイッチング素子の駆動周波数を変化させて点灯手段の出力を変化させることにより放電灯を調光する調光制御手段と、放電灯のインピーダンスから調光状態を検出する調光状態検出手段と、調光状態検出手段の検出した調光状態が所定の下限レベルよりも暗くなると、調光信号が下限レベルよりも暗い値に変化するのを抑制するとともに、調光状態検出手段の検出した調光状態が所定の定格点灯レベルよりも明るくなると、上記調光信号が定格点灯レベルよりも明るい値に変化するのを抑制する調光信号制限手段とを備えて成ることを特徴とし、調光信号制限手段は、調光状態検出手段の検出した調光状態が所定の下限レベルよりも暗くなると、調光信号が下限レベルよりも暗い値に変化するのを抑制しているので、放電灯が下限レベルよりも暗い低光束領域で点灯されることはなく、したがって周囲温度の変動や放電灯のバラツキなどの影響で放電灯が立ち消えするのを防止でき、放電灯を安定的に調光点灯できる。しかも、調光信号制限手段は、調光状態検出手段の検出した調光状態が定格点灯レベルよりも明るくなると、調光信号が定格点灯レベルよりも明るい値に変化するのを抑制しているので、放電灯が定格点灯レベルよりも明るい調光レベルで点灯されることはなく、したがって周囲温度の変動や放電灯のバラツキなどの影響で定格電流を超えるランプ電流が流れるのを防止でき、点灯手段などの回路部品に加わるストレスを低減できる。
【0010】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、調光状態検出手段は、放電灯を含む負荷回路と点灯手段との間に接続されたカップリングコンデンサの電位をもとに、放電灯の調光状態を検出することを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、調光状態検出手段は、点灯時における放電灯の両端電圧から調光状態を検出することを特徴とする。
【0011】
請求項の発明では、請求項1乃至の何れか1つの発明において、上記低光束域は、上記放電灯が点灯維持可能な調光レベルよりも明るく、且つ、定格点灯レベルの略30%よりも暗い調光範囲であることを特徴とし、請求項1又は2の発明と同様の作用を奏する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0013】
図1は放電灯点灯装置のブロック図を示しており、この放電灯点灯装置は直流電源部2と、インバータ部3と、負荷回路部4と、制御部5と、調光信号生成部6と、調光状態検出部7と、調光信号制限部8とで構成される。尚、調光状態検出部7及び調光信号制限部8以外の構成は上述した従来の放電灯点灯装置と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0014】
調光状態検出部7(調光状態検出手段)は、放電灯Laの調光レベルに応じて電圧レベルが変化する電圧信号(例えばランプ電圧)を検出することによって放電灯Laの調光状態を検出しており、ランプ電圧に応じて変化する検出信号Kを調光信号制限部8(調光信号制限手段)に出力する。この検出信号Kは、図2に示すように調光レベルが高い(光出力が明るい)ほど電圧レベルが高くなり、調光レベルが低い(光出力が暗い)ほど電圧レベルが低くなる。
【0015】
調光信号制限部8には、調光信号生成部6の発生した調光信号Sと、調光状態検出部7の検出信号Kとが入力され、検出信号Kに基づいて調光信号Sを補正して得た出力信号Tを制御部5に出力する。すなわち、検出信号Kが下限レベルに対応した閾値電圧Kthよりも大きい場合(放電灯Laの調光レベルが所定の下限レベルよりも明るい場合)、調光信号制限部8は、調光信号生成部6から入力された調光信号Sをそのまま出力信号Tとして、制御部5に出力する。一方、調光状態検出部7の検出信号Kが閾値電圧Kth以下になると(放電灯Laの調光レベルが下限レベルよりも暗くなると)、調光信号制限部8は、調光信号Sが下限レベルに対応した値Sthよりも暗い値に変化するのを抑制する。尚、調光信号Sの電圧レベルは、放電灯Laの調光レベルが高い(光出力が明るい)ほど高くなり、調光レベルが低い(光出力が暗い)ほど低くなっている。
【0016】
ここで、放電灯Laの光出力を低下させるために、調光信号生成部7が調光信号Sを大きくし、上記下限レベルに対応した値Sthまで上昇させると、それに応じて制御部5がインバータ部3の出力を変化させ、放電灯Laの調光状態が変化して、検出信号Kの値が閾値電圧Kthに等しくなる。この状態から放電灯Laの光出力をさらに低下させるために、調光信号生成部7が調光信号SをSthからさらに大きくしようとしても、調光状態検出部7の検出信号Kが閾値電圧Kth以下になるので、調光信号制限部8は出力信号Tを下限レベルに対応した値Sthに制限し、この値Sthを制御部5に出力する(図2参照)。
【0017】
このように、調光信号制限部8が、調光状態検出部7の検出した放電灯Laの調光状態に基づいて、制御部5に出力する調光信号Sを下限レベルよりも明るい値に制限しているので、放電灯Laが下限レベルよりも暗い調光レベルで点灯されることはなく、したがって周囲温度の変動や放電灯のバラツキなどの影響で放電灯が立ち消えするのを防止し、低光束域においても放電灯Laを安定的に点灯させることができる。尚、放電灯Laの下限レベルはランプ特性などを考慮して適当な値を設定すれば良いが、定格点灯レベルの略30%の値とするのが望ましく、この場合は調光信号Sの調光レベルが放電灯Laの点灯維持可能な調光レベルよりも明るく、且つ、定格点灯レベルの略30%よりも暗い低光束域において、制御部5への出力が定格点灯レベルの略30%に制限されるから、定格点灯レベルの10%〜20%の低光束域で立ち消えが発生するのを防止できる。
【0018】
また、本点灯装置では調光状態検出部7がランプ電圧から放電灯の調光状態を検出しているが、調光状態に応じて信号レベルが変化するような信号であれば、ランプ電流などの信号から調光状態を検出するようにしても良い。
【0019】
(参考例1)
図3は本参考例の放電灯点灯装置の回路図であり、この放電灯点灯装置は、直流電源部2と、インバータ部3と、負荷回路部4と、制御部5と、調光信号生成部6と、調光状態検出部7と、調光信号制限部8と、制御電源生成部9とで構成される。尚、直流電源部2、インバータ部3及び制御電源生成部9以外の構成は図1で説明した放電灯点灯装置と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0020】
直流電源部2は、ブリッジ接続されたダイオードD1〜D4からなり商用電源1の電源電圧を全波整流する全波整流回路2aと、全波整流回路2aの出力端子間に接続されたコンデンサC1と、コンデンサC1の両端間に接続されたインダクタL1及びスイッチング素子Q1の直列回路と、スイッチング素子Q1の両端間にダイオードD5を介して接続された電解コンデンサよりなるコンデンサC2とで構成され、インダクタL1とスイッチング素子Q1とダイオードD5とコンデンサC2とで所謂昇圧チョッパ回路を構成している。尚、昇圧チョッパ回路は従来周知の回路であるので、回路動作の説明は省略する。
【0021】
インバータ部3はハーフブリッジ形のインバータ回路であって、直流電源部2の出力端子間に接続されたスイッチング素子Q2,Q3の直列回路を有し、ローサイドのスイッチング素子Q3の両端間に直流カット用のコンデンサC3を介して直列共振回路を構成するインダクタL2とコンデンサC4との直列回路を接続してある。コンデンサC4の両端間にはコンデンサC5を介して昇圧トランスT1の一次巻線が接続され、昇圧トランスT1の二次巻線の両端間にはコンデンサC6を介して蛍光灯よりなる放電灯Laの両フィラメントの電源側端子が接続されている。また、インダクタL2及びコンデンサC4の直列回路と並列にコンデンサC9を介して予熱用トランスT2の一次巻線n1が接続され、トランスT2の二次側に設けられた巻線n2,n3の両端間には、それぞれコンデンサC7,C8を介して放電灯Laの両フィラメントが接続されている。
【0022】
また制御電源生成部9は、直流電源部2の出力電圧を降圧して一定電圧Vccを生成する降圧チョッパ回路などからなり、直流電源部2を電源として制御部5の動作電圧Vccを生成する。
【0023】
制御部5は、直流電源部2のスイッチング素子Q1のオン/オフを制御して直流電源部2の出力電圧を所望の電圧に制御するとともに、インバータ部3のスイッチング素子Q2,Q3を交互にオン/オフさせており、スイッチング素子Q2,Q3の駆動周波数を変化させることによって、放電灯Laの点灯状態を制御する。
【0024】
調光状態検出部7は、図4に示すように、コンデンサC5の両端間にコンデンサC10を介して接続された抵抗R1,R2の直列回路と、抵抗R1,R2の直列回路と逆並列に接続されたダイオードD6と、抵抗R2の両端間にダイオードD7を介して接続された抵抗R3及びコンデンサC11の並列回路とで構成される。そして、この調光状態検出部7では、コンデンサC5の両端電圧を抵抗R1,R2で分圧し、ダイオードD7で整流した後、コンデンサC11で平滑して得た電圧を検出信号Kとして調光信号制限部8に出力する。
【0025】
また、調光信号制限部8は、図5に示すようにオペアンプOP1,OP2と、抵抗R4〜R8と、ダイオードD8とで構成されるリミッタ回路からなり、調光信号生成部6の調光信号Sが調光状態検出部7の検出信号Kよりも小さい範囲では調光信号Sをそのまま制御部5に出力し、調光信号Sが検出信号K以上になると検出信号Kを制御部5に出力する。
【0026】
ここで、放電灯Laの予熱、始動時の動作を簡単に説明する。先ず、制御部5はインバータ部3の駆動周波数を、インダクタL2及びコンデンサC4からなる共振回路の共振周波数よりも十分高い周波数として、放電灯Laの両端電圧を始動時の電圧よりも低い電圧に設定し、トランスT2とコンデンサC7〜C9とで構成される予熱回路によって放電灯Laの両フィラメントに予熱電流を流し、両フィラメントを予熱する。予熱終了後、制御部5はインバータ部3の駆動周波数を下げて、駆動周波数を共振回路の共振周波数に近づけており、共振作用によってコンデンサC4の両端電圧が上昇し、昇圧トランスT1を介して放電灯Laの両端電圧が上昇し、放電灯Laが始動、点灯する。放電灯Laの点灯後は、制御部5がインバータ部3の駆動周波数を所定の周波数に変化させることによって、所望の光出力が得られる。そして、定常点灯時に制御部5がインバータ部3の駆動周波数を上昇させると、インバータ部3の駆動周波数が共振回路の共振周波数から遠ざかり、コンデンサC4の両端電圧が低下して、放電灯Laの両端電圧が低下するので、放電灯Laが調光される。
【0027】
ところで、放電灯Laが略定格出力で点灯している場合、調光信号制限部8は調光信号生成部6から入力された調光信号S1をそのまま制御部5に出力し、この調光信号S1に応じて制御部5がインバータ部3の駆動周波数をf1とし、それによって調光状態検出部7の検出電圧がK1になる(図6参照)。
【0028】
ここで放電灯Laの光出力を低下させるために、調光信号生成部6が調光信号をS1からS2に切り替えた場合(S1<S2)、調光信号制限部8は調光信号S2をそのまま制御部5に出力し、この調光信号S2に応じて制御部5がインバータ部3の駆動周波数をf1からf2に上昇させるため(f1<f2)、駆動周波数が共振回路の共振周波数から遠ざかって、放電灯Laの光出力が低下する。この時、放電灯Laのランプインピーダンスが増加して両端電圧が上昇し、それに伴ってコンデンサC5の両端電圧が低下するため、調光状態検出部7の検出信号がK1からK2に低下する(K1>K2)。
【0029】
さらに放電灯Laの光出力を低下させるために、調光信号生成部6が調光信号Sを大きくしていくと、光出力の低下に伴って調光状態検出部7の検出信号Kが低下し、調光信号SをS3とした時点で調光信号Sの値S3と検出信号Kの値K3が等しくなる(S3=K3)。
【0030】
この状態から、放電灯Laの光出力をさらに低下させるために、調光信号生成部6が調光信号SをS3から増加させた場合、検出信号Kよりも調光信号Sの方が大きくなるが、調光信号制限部8では調光信号Sが検出信号Kよりも大きくなると、検出信号Kを出力信号Tとして制御部5に出力するので、制御部5に入力される出力信号はK3(=S3)に保持される。したがって、調光信号生成部6から調光信号S4(>S3)が入力された場合でも、調光信号制限部8から制御部5に出力される出力信号TはK3(=S3)のままであり、出力信号がK3(=S3)のときの放電灯Laの光束が下限レベル(例えば定格光束の約30%)となる。
【0031】
このように、調光信号制限部8が、調光状態検出部7の検出した放電灯Laの調光状態に基づいて調光範囲の下限レベルを設定しており、放電灯Laが下限レベルよりも暗い低光束領域で点灯されることはないから、周囲温度の低下や放電灯Laのバラツキなどの影響で放電灯Laが立ち消えするのを防止し、低光束域において放電灯Laの点灯状態を安定に維持することができる。
【0032】
(参考例2)
図7は本参考例の放電灯点灯装置の回路図であり、この放電灯点灯装置は、直流電源2’と、インバータ部3と、負荷回路部4と、制御部5と、調光信号生成部6と、調光状態検出部7と、調光信号制限部8と、制御電源生成部9とで構成される。尚、インバータ部3、調光状態検出部7及び調光信号制限部8以外の構成は参考例1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符合を付してその説明は省略する。
【0033】
インバータ部3は、参考例1と同様にハーフブリッジ形のインバータ回路からなり、直流電源2’の両端間に接続されたスイッチング素子Q2,Q3の直列回路を有し、ローサイドのスイッチング素子Q3の両端間に直流カット用のコンデンサC3及びインダクタL2の直列回路を介して蛍光灯のような放電灯Laの両フィラメントの電源側端子が接続されている。また、放電灯Laの両フィラメントの非電源側端子間にはインダクタL2と共に共振回路を構成するコンデンサC4が接続されている。各スイッチング素子Q2,Q3は制御部5によって交互にオン/オフされ、直流電源2’の直流電圧を高周波の交流電圧に変換して放電灯Laに供給する。
【0034】
ところで、参考例1では放電灯Laの光出力を低下させるにつれて調光状態検出部7の検出信号Kが低下しているのに対して、本実施形態では調光状態検出部7が、放電灯Laの両端電圧を分圧した後、さらに整流、平滑して検出信号Kを作成しているので、放電灯Laの光出力が低下するにつれて調光状態検出部7の検出信号Kが増加する。なお、放電灯Laの調光レベルが所定の下限レベルよりも明るい調光範囲では、調光信号Sよりも検出信号Kの方が大きくなり、調光レベルが下限レベルよりも暗くなると、調光信号Sよりも検出信号Kの方が小さくなるように、調光状態検出部7の回路定数が設定されている。
【0035】
ここで、放電灯Laの光出力を低下させるために、調光信号生成部6が調光信号をS1からS2に増加させた場合、調光信号制限部8は調光信号S2をそのまま制御部5に出力し、この調光信号S2に応じて制御部5がインバータ部3の駆動周波数をf1からf2(>f1)に上昇させるため、駆動周波数が共振回路の共振周波数から遠ざかって、放電灯Laの光出力が低下する。この時、放電灯Laのランプインピーダンスが増加して両端電圧が上昇し、それに伴って調光状態検出部7の検出信号がK1からK2(>K1)に増加する(図8参照)。
【0036】
さらに放電灯Laの光出力を低下させるために、調光信号生成部6が調光信号Sを大きくしていくと、光出力の低下に伴って調光状態検出部7の検出信号Kが増加し、調光信号SをS3とした時点で調光信号Sの値S3と検出信号Kの値K3が等しくなる(S3=K3)。
【0037】
この状態から、放電灯Laの光出力をさらに低下させるために、調光信号生成部6が調光信号Sを増加させた場合、検出信号Kよりも調光信号Sの方が大きくなるが、調光信号制限部8では調光信号Sが検出信号Kよりも大きくなると、検出信号Kを出力信号Tとして制御部5に出力するので、制御部5に入力される出力信号はK3(=S3)に保持される。したがって、調光信号生成部6から調光信号S4(>S3)が入力された場合でも、調光信号制限部8から制御部5に出力される出力信号TはK3(=S3)のままであり、出力信号がK3(=S3)のときの放電灯Laの光出力が下限レベルとなる。
【0038】
このように、調光信号制限部8が、調光状態検出部7の検出した放電灯Laの調光状態に基づいて調光範囲の下限レベルを設定しており、放電灯Laが下限レベルよりも暗い低光束領域で点灯されることはないから、周囲温度の低下や放電灯Laのバラツキなどの影響で放電灯Laが立ち消えするのを防止し、低光束域において放電灯Laの点灯状態を安定に維持することができる。
【0039】
(実施形態
図9は本実施形態の放電灯点灯装置のブロック図を示しており、この放電灯点灯装置は、直流電源部2と、インバータ部3と、負荷回路部4と、制御部5と、調光信号生成部6と、第1及び第2の調光状態検出部7a,7bと、調光信号制限部8とで構成される。上述した参考例1、2の放電灯点灯装置では、調光信号制限部8が調光レベルの下限値のみを制限しているのに対して、本実施形態では、調光レベルの下限値と上限値の両方を制限している。尚、第1及び第2の調光状態検出部7a,7b、及び、調光信号制限部8以外の構成は参考例1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符合を付してその説明は省略する。
【0040】
本回路では、インバータ部3の出力端子間にインダクタL2及びコンデンサC4からなる直列共振回路を接続し、コンデンサC4と並列にコンデンサC5を介して放電灯Laを接続しており、コンデンサC5及び放電灯Laの接続点の電圧を検出する第1の調光状態検出部7aと、放電灯Laの高圧側端の電圧を検出する第2の調光状態検出部7bとを設けてある。また、調光信号制限部8を、調光信号Sと第1の調光状態検出部7aの検出信号Kとを比較して小さい方の信号を出力信号とする上限リミット回路8aと、調光信号Sと第2の調光状態検出部7bの検出信号Hとを比較して大きい方の信号を出力信号とする下限リミット回路8bとで構成している。
【0041】
ここで、放電灯Laの光出力が低下すると、放電灯Laのランプインピーダンスが増加して両端電圧が上昇し、それに伴ってコンデンサC5の両端電圧が低下するので、光出力が低下するにつれて第1の調光状態検出部7aの検出信号Kは増加し、第2の調光状態検出部7bの検出信号Hは低下する。尚、放電灯Laの調光レベルが下限レベルよりも明るい調光範囲では、調光信号Sよりも検出信号Kの方が大きくなり、調光レベルが下限レベルよりも暗くなると、調光信号Sよりも検出信号Kの方が小さくなるように、第1の調光状態検出部7aの回路定数が設定されている。また、放電灯Laの調光レベルが定格点灯レベルよりも明るい調光範囲では、調光信号Sよりも検出信号Hの方が大きくなり、調光レベルが定格点灯レベルよりも暗くなると、調光信号Sよりも検出信号Hの方が小さくなるように、第2の調光状態検出部7bの回路定数が設定されている(図10参照)。
【0042】
ところで、定常点灯時において放電灯Laの光出力を増加させるために、調光信号生成部6が調光信号Sを小さくしていくと、光出力の増加に伴って第1の調光状態検出部7の検出信号Kが増加すると共に、第2の調光状態検出部7bの検出信号Hが低下し、調光信号をS1とした時点で調光信号Sの値S1と検出信号Hの値H1とが略等しくなる(S1=H1)。この状態から、放電灯Laの光出力をさらに増加させるために、調光信号生成部6が調光信号Sを低下させた場合、検出信号Hよりも調光信号Sの方が小さくなるが、下限リミット回路8bでは調光信号Sが検出信号Hよりも小さくなると、検出信号Hを出力信号Tとして制御部5に出力するので、制御部5に入力される出力信号TはH1に制限され、放電灯Laの調光レベルが下限値H1に対応した調光レベル(定格点灯レベル)以下となる。
【0043】
一方、定常点灯時において放電灯Laの光出力を低下させるために、調光信号生成部6が調光信号Sを大きくしていくと、光出力の低下に伴って第1の調光状態検出部7の検出信号Kが低下すると共に、第2の調光状態検出部7bの検出信号Hが増加し、調光信号SをS3とした時点で調光信号Sの値S3と検出信号Kの値K3とが略等しくなる(S3=K3)。この状態から、放電灯Laの光出力をさらに増加させるために、調光信号生成部6が調光信号Sを低下させた場合、検出信号Kよりも調光信号Sの値の方が大きくなるが、上限リミット回路8aでは調光信号Sが検出信号Kよりも大きくなると、検出信号Kを出力信号Tとして制御部5に出力するので、制御部5に入力される出力信号がK3に制限され、放電灯Laの調光レベルが上限値K3に対応した下限レベルに制限される。
【0044】
このように、調光信号制限部8では、第1及び第2の調光状態検出部7a,7bの検出した放電灯Laの調光状態に基づいて、調光範囲の下限値及び上限値を設定しており、調光信号SがS3以上となる低光束域においては、調光信号制限部8が制御部5に出力する信号をK3に制限しているので、放電灯Laが下限レベルよりも暗い調光レベルで点灯されることはなく、周囲温度の低下などの影響で放電灯Laが立ち消えするのを防止でき、放電灯Laの点灯状態を安定に維持することができる。また、調光信号がS0以上S1以下となる定格光束域においては、調光信号制限部8が制御部5に出力する信号をS1に制限しているので、放電灯Laが定格点灯レベルよりも明るい調光レベルで点灯されることはなく、周囲温度やランプ特性のバラツキによる影響によらず、定格のランプ電流を流すことができる。したがって、放電灯Laに定格以上のランプ電流が流れることはないから、インバータ部3のスイッチング素子などにかかるストレスを低減することができる。
【0045】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、直列に接続された2つのスイッチング素子を交互にスイッチングさせることにより放電灯へ点灯電力を供給して当該放電灯を点灯させるとともに、放電灯を調光点灯可能な点灯手段と、調光信号に応じてスイッチング素子の駆動周波数を変化させて点灯手段の出力を変化させることにより放電灯を調光する調光制御手段と、放電灯のインピーダンスから調光状態を検出する調光状態検出手段と、調光状態検出手段の検出した調光状態が所定の下限レベルよりも暗くなると、調光信号が下限レベルよりも暗い値に変化するのを抑制するとともに、調光状態検出手段の検出した調光状態が所定の定格点灯レベルよりも明るくなると、上記調光信号が定格点灯レベルよりも明るい値に変化するのを抑制する調光信号制限手段とを備えて成ることを特徴とし、調光信号制限手段は、調光状態検出手段の検出した調光状態が所定の下限レベルよりも暗くなると、調光信号が下限レベルよりも暗い値に変化するのを抑制しているので、放電灯が下限レベルよりも暗い低光束領域で点灯されることはなく、したがって周囲温度の変動や放電灯のバラツキなどの影響で放電灯が立ち消えするのを防止でき、放電灯を安定的に調光点灯できるという効果がある。しかも、調光信号制限手段は、調光状態検出手段の検出した調光状態が定格点灯レベルよりも明るくなると、調光信号が定格点灯レベルよりも明るい値に変化するのを抑制しているので、放電灯が定格点灯レベルよりも明るい調光レベルで点灯されることはなく、したがって周囲温度の変動や放電灯のバラツキなどの影響で定格電流を超えるランプ電流が流れるのを防止でき、点灯手段などの回路部品に加わるストレスを低減できるという効果がある。
【0046】
また請求項2の発明では、請求項1の発明において、調光状態検出手段は、放電灯を含む負荷回路と点灯手段との間に接続されたカップリングコンデンサの電位をもとに、放電灯の調光状態を検出することを特徴とする。また請求項3の発明では、請求項1の発明において、調光状態検出手段は、点灯時における放電灯の両端電圧から調光状態を検出することを特徴とする。
【0047】
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1つの発明において、上記低光束域は、上記放電灯が点灯維持可能な調光レベルよりも明るく、且つ、定格点灯レベルの略30%よりも暗い調光範囲であることを特徴とし、請求項1又は2の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放電灯点灯装置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】同上の調光信号Sに対する制御部への出力信号T及び検出信号Kの関係を示す図である。
【図3】参考例1の放電灯点灯装置の一部省略せる回路図である。
【図4】同上の点灯状態検出部を示す要部回路図である。
【図5】同上の調光信号制限部を示す要部回路図である。
【図6】同上の調光信号Sに対する制御部への出力信号T及び検出信号Kの関係を示す図である。
【図7】参考例2の放電灯点灯装置の一部省略せる回路図である。
【図8】同上の調光信号Sに対する制御部への出力信号T及び検出信号Kの関係を示す図である。
【図9】実施形態の放電灯点灯装置の回路図である。
【図10】同上の調光信号Sに対する制御部への出力信号T及び検出信号K,Hの関係を示す図である。
【図11】従来の放電灯点灯装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 直流電源部
3 インバータ部
5 制御部
6 調光信号生成部
7 調光状態検出部
8 調光信号制限部
La 放電灯
S 調光信号

Claims (4)

  1. 直列に接続された2つのスイッチング素子を交互にスイッチングさせることにより放電灯へ点灯電力を供給して当該放電灯を点灯させるとともに、前記放電灯を調光点灯可能な点灯手段と、調光信号に応じて前記スイッチング素子の駆動周波数を変化させて点灯手段の出力を変化させることにより放電灯を調光する調光制御手段と、放電灯のインピーダンスから調光状態を検出する調光状態検出手段と、調光状態検出手段の検出した調光状態が所定の下限レベルよりも暗い低光束域になると、前記調光信号が前記下限レベルよりも暗い値に変化するのを抑制するとともに、調光状態検出手段の検出した調光状態が所定の定格点灯レベルよりも明るくなると、上記調光信号が定格点灯レベルよりも明るい値に変化するのを抑制する調光信号制限手段とを備えて成ることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記調光状態検出手段は、前記放電灯を含む負荷回路と前記点灯手段との間に接続されたカップリングコンデンサの電位をもとに、放電灯の調光状態を検出することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記調光状態検出手段は、点灯時における前記放電灯の両端電圧から調光状態を検出することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  4. 上記低光束域は、上記放電灯が点灯維持可能な調光レベルよりも明るく、且つ、定格点灯レベルの略30%よりも暗い調光範囲であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の放電灯点灯装置。
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