JPH0975941A - 電解水生成装置 - Google Patents
電解水生成装置Info
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- JPH0975941A JPH0975941A JP23578195A JP23578195A JPH0975941A JP H0975941 A JPH0975941 A JP H0975941A JP 23578195 A JP23578195 A JP 23578195A JP 23578195 A JP23578195 A JP 23578195A JP H0975941 A JPH0975941 A JP H0975941A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気分解に利用される濃塩水及び希塩水をそ
れぞれ蓄えた両タンクに対して水を補給するための電磁
バルブの止水不良を的確に検出する。 【解決手段】 濃塩水タンク10の濃塩水と水とを混合
して低濃度の希塩水を蓄える希塩水タンク20を備え、
生成状態にて電動ポンプ28の作動によりタンク20内
の希塩水を電解槽30に供給して電気分解し、酸性及び
アルカリ性イオン水をタンク40,50に蓄える。タン
ク40の水位が上限水位以上になったとき、電動ポンプ
28などの作動を停止して電解水の生成を一時中断す
る。生成状態においては、外部からの水を補給するため
の電磁バルブ12,22の閉成時における両タンク1
0,20の水位の上昇時間に基づいて同バルブ12,2
2の止水不良を検出する。待機状態においては、両タン
ク10,20の水位を上限水位より一旦下げて、同水位
の上限水位までの上昇により前記止水不良を検出する。
れぞれ蓄えた両タンクに対して水を補給するための電磁
バルブの止水不良を的確に検出する。 【解決手段】 濃塩水タンク10の濃塩水と水とを混合
して低濃度の希塩水を蓄える希塩水タンク20を備え、
生成状態にて電動ポンプ28の作動によりタンク20内
の希塩水を電解槽30に供給して電気分解し、酸性及び
アルカリ性イオン水をタンク40,50に蓄える。タン
ク40の水位が上限水位以上になったとき、電動ポンプ
28などの作動を停止して電解水の生成を一時中断す
る。生成状態においては、外部からの水を補給するため
の電磁バルブ12,22の閉成時における両タンク1
0,20の水位の上昇時間に基づいて同バルブ12,2
2の止水不良を検出する。待機状態においては、両タン
ク10,20の水位を上限水位より一旦下げて、同水位
の上限水位までの上昇により前記止水不良を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンクに蓄えられ
ている水を電気分解することにより電解水を生成して、
同電解水を飲料用、医療用などに利用する電解水生成装
置に関する。
ている水を電気分解することにより電解水を生成して、
同電解水を飲料用、医療用などに利用する電解水生成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電解水生成装置は、外部
から電磁バルブを介して供給される水を第1タンクに蓄
えておき、同タンク内の水を電解槽に連続して供給する
ことにより、同電解槽にて電気分解した電解水を連続的
に得るようにしている。そして、電解水の生成により第
1タンク内の水位が下限水位以下に低下し、この低下を
同タンク内に設けた第1水位センサが検出したとき、同
センサにより同タンク内の水位が上限水位まで達したこ
とが検出されるまで、電磁バルブを開成して同タンク内
に水を補給するようにしている。一方、この装置は、電
解槽にて生成された電解水を蓄えるとともに同蓄えた電
解水を必要に応じて取り出す取り出し口を有する第2タ
ンクを備えており、同タンク内に設けた第2水位センサ
により同タンク内の水位が上限水位に達したことが検出
されたとき、前記電磁バルブを閉成するとともに、第1
タンクから電解槽への水の供給及び電解槽における電気
分解を休止するようにしている。
から電磁バルブを介して供給される水を第1タンクに蓄
えておき、同タンク内の水を電解槽に連続して供給する
ことにより、同電解槽にて電気分解した電解水を連続的
に得るようにしている。そして、電解水の生成により第
1タンク内の水位が下限水位以下に低下し、この低下を
同タンク内に設けた第1水位センサが検出したとき、同
センサにより同タンク内の水位が上限水位まで達したこ
とが検出されるまで、電磁バルブを開成して同タンク内
に水を補給するようにしている。一方、この装置は、電
解槽にて生成された電解水を蓄えるとともに同蓄えた電
解水を必要に応じて取り出す取り出し口を有する第2タ
ンクを備えており、同タンク内に設けた第2水位センサ
により同タンク内の水位が上限水位に達したことが検出
されたとき、前記電磁バルブを閉成するとともに、第1
タンクから電解槽への水の供給及び電解槽における電気
分解を休止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、電磁バルブの止水不良を自動的に検出す
る手段がなく、使用者が同バルブの止水不良を見逃す
と、電磁バルブを閉成していても水がタンクから溢れて
無駄に消費される。特に、第2タンク内の水位が上限水
位以上になって第1タンクから電解槽への水の供給が停
止したときには、第1タンク内の水が無駄に消費され
る。また、電気分解を促進するために塩化ナトリウム、
塩化カルシウムなどの塩を電気分解用の水に溶かして用
いる場合には、塩も無駄に消費される。
置にあっては、電磁バルブの止水不良を自動的に検出す
る手段がなく、使用者が同バルブの止水不良を見逃す
と、電磁バルブを閉成していても水がタンクから溢れて
無駄に消費される。特に、第2タンク内の水位が上限水
位以上になって第1タンクから電解槽への水の供給が停
止したときには、第1タンク内の水が無駄に消費され
る。また、電気分解を促進するために塩化ナトリウム、
塩化カルシウムなどの塩を電気分解用の水に溶かして用
いる場合には、塩も無駄に消費される。
【0004】本発明は上記問題に対処するためになされ
たもので、その目的は、電気分解に利用される水を蓄え
たタンクに外部から水を補給するための電磁バルブに止
水不良が発生したとき、同止水不良を的確に検出するよ
うにした電解水生成装置を提供することにある。
たもので、その目的は、電気分解に利用される水を蓄え
たタンクに外部から水を補給するための電磁バルブに止
水不良が発生したとき、同止水不良を的確に検出するよ
うにした電解水生成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために、上記請求項1に係る発明の構成上の特
徴は、電気分解に利用される水を蓄えるタンク(10,
20)と、タンク内の水位を検出する水位センサ(1
3,24)と、外部からタンクへ水を圧送する給水管
(11,21)に介装された電磁バルブ(12,22)
と、タンク内の水位が所定の下限水位以下に低下したこ
とが水位センサにより検出されたとき電磁バルブを開成
しかつ同タンク内の水位が所定の上限水位以上に上昇し
たことが同水位センサにより検出されたとき電磁バルブ
を閉成するバルブ制御手段(204,206,220,
222,304,306,320,322)とを備え、
タンク内の水を電解槽(30)に連続的に供給して同電
解槽にて供給された水を電気分解するようにした電解水
生成装置において、水位センサにより検出されるタンク
内の水位の変化に基づいて電磁バルブの閉成時にタンク
内の水位が所定水位だけ低下する時間を繰り返し計測す
る時間計測手段(70a,204,216,220,2
26,304,316,320,326,352,35
8,602,604)と、時間計測手段により今回計測
された時間が同時間計測手段により以前に計測された時
間よりも所定時間以上長いとき電磁バルブの止水不良を
検出する止水不良検出手段(214,314,356)
とを設けたことにある。
達成するために、上記請求項1に係る発明の構成上の特
徴は、電気分解に利用される水を蓄えるタンク(10,
20)と、タンク内の水位を検出する水位センサ(1
3,24)と、外部からタンクへ水を圧送する給水管
(11,21)に介装された電磁バルブ(12,22)
と、タンク内の水位が所定の下限水位以下に低下したこ
とが水位センサにより検出されたとき電磁バルブを開成
しかつ同タンク内の水位が所定の上限水位以上に上昇し
たことが同水位センサにより検出されたとき電磁バルブ
を閉成するバルブ制御手段(204,206,220,
222,304,306,320,322)とを備え、
タンク内の水を電解槽(30)に連続的に供給して同電
解槽にて供給された水を電気分解するようにした電解水
生成装置において、水位センサにより検出されるタンク
内の水位の変化に基づいて電磁バルブの閉成時にタンク
内の水位が所定水位だけ低下する時間を繰り返し計測す
る時間計測手段(70a,204,216,220,2
26,304,316,320,326,352,35
8,602,604)と、時間計測手段により今回計測
された時間が同時間計測手段により以前に計測された時
間よりも所定時間以上長いとき電磁バルブの止水不良を
検出する止水不良検出手段(214,314,356)
とを設けたことにある。
【0006】前記のように構成した請求項1に係る発明
によれば、バルブ制御手段が水位センサとの協働により
電磁バルブの開閉を制御して外部からタンクに間欠的に
水を補給している間に、時間計測手段が水位センサと協
働してタンク内の水位の変化に基づいて電磁バルブの閉
成時に所定水位だけ低下する時間を計測し、今回計測さ
れた時間が同時間計測手段により以前に計測された時間
よりも所定時間以上長いとき止水不良検出手段が電磁バ
ルブの止水不良を検出する。電磁バルブが閉成されてい
る間にも、タンク内の水は電解槽に連続的に供給されて
いるので、同バルブが正常であれば、同タンク内の水位
が所定水位だけ低下する時間は常にほぼ一定である。一
方、電磁バルブに止水不良が発生すると、タンク内の水
位が所定水位だけ低下する時間は長くなる。したがっ
て、止水不良検出手段は前記止水不良に伴う計測時間の
変化により同止水不良を的確に検出でき、同止水不良に
適切に対処できるようになる。
によれば、バルブ制御手段が水位センサとの協働により
電磁バルブの開閉を制御して外部からタンクに間欠的に
水を補給している間に、時間計測手段が水位センサと協
働してタンク内の水位の変化に基づいて電磁バルブの閉
成時に所定水位だけ低下する時間を計測し、今回計測さ
れた時間が同時間計測手段により以前に計測された時間
よりも所定時間以上長いとき止水不良検出手段が電磁バ
ルブの止水不良を検出する。電磁バルブが閉成されてい
る間にも、タンク内の水は電解槽に連続的に供給されて
いるので、同バルブが正常であれば、同タンク内の水位
が所定水位だけ低下する時間は常にほぼ一定である。一
方、電磁バルブに止水不良が発生すると、タンク内の水
位が所定水位だけ低下する時間は長くなる。したがっ
て、止水不良検出手段は前記止水不良に伴う計測時間の
変化により同止水不良を的確に検出でき、同止水不良に
適切に対処できるようになる。
【0007】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に係る発明と同様なタンク(1
0,20)、水位センサ(13,24)、電磁バルブ
(12,22)、バルブ制御手段(204,206,2
20,222,304,306,320,322)及び
時間計測手段(70a,204,220,226,30
4,320,326,352,358,602,60
4)とを備えた電解水生成装置において、時間計測手段
により計測された時間が予め定めた第1所定時間より第
2所定時間以上長いとき電磁バルブの止水不良を検出す
る止水不良検出手段(342,370)を設けたことに
ある。
特徴は、前記請求項1に係る発明と同様なタンク(1
0,20)、水位センサ(13,24)、電磁バルブ
(12,22)、バルブ制御手段(204,206,2
20,222,304,306,320,322)及び
時間計測手段(70a,204,220,226,30
4,320,326,352,358,602,60
4)とを備えた電解水生成装置において、時間計測手段
により計測された時間が予め定めた第1所定時間より第
2所定時間以上長いとき電磁バルブの止水不良を検出す
る止水不良検出手段(342,370)を設けたことに
ある。
【0008】前記のように構成した請求項2に係る発明
によれば、止水不良検出手段は、時間計測手段により計
測された時間が予め定めた第1所定時間より第2所定時
間以上長いとき電磁バルブの止水不良を検出する。前記
のように、電磁バルブに止水不良が発生すると、タンク
内の水位が所定水位だけ低下する時間は長くなるので、
この場合も、止水不良検出手段は前記止水不良に伴う計
測時間の変化により同止水不良を的確に検出でき、同止
水不良に適切に対処できるようになる。
によれば、止水不良検出手段は、時間計測手段により計
測された時間が予め定めた第1所定時間より第2所定時
間以上長いとき電磁バルブの止水不良を検出する。前記
のように、電磁バルブに止水不良が発生すると、タンク
内の水位が所定水位だけ低下する時間は長くなるので、
この場合も、止水不良検出手段は前記止水不良に伴う計
測時間の変化により同止水不良を的確に検出でき、同止
水不良に適切に対処できるようになる。
【0009】また、上記請求項3に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に係る発明と同様なタンク(1
0,20)、水位センサ(13,24)、電磁バルブ
(12,22)及びバルブ制御手段(204,206,
220,222,304,306,320,322)と
を備えた電解水生成装置において、電磁バルブの開成か
ら次の開成まで又は同バルブの閉成から次の閉成までの
バルブ制御手段による電磁バルブの開閉制御の1サイク
ルに要する時間を繰り返し計測する時間計測手段(70
a,304,382,384,604)と、時間計測手
段により今回計測された時間が同時間計測手段により以
前に計測された時間よりも所定時間以上長いとき電磁バ
ルブの止水不良を検出する止水不良検出手段(380)
とを設けたことにある。
特徴は、前記請求項1に係る発明と同様なタンク(1
0,20)、水位センサ(13,24)、電磁バルブ
(12,22)及びバルブ制御手段(204,206,
220,222,304,306,320,322)と
を備えた電解水生成装置において、電磁バルブの開成か
ら次の開成まで又は同バルブの閉成から次の閉成までの
バルブ制御手段による電磁バルブの開閉制御の1サイク
ルに要する時間を繰り返し計測する時間計測手段(70
a,304,382,384,604)と、時間計測手
段により今回計測された時間が同時間計測手段により以
前に計測された時間よりも所定時間以上長いとき電磁バ
ルブの止水不良を検出する止水不良検出手段(380)
とを設けたことにある。
【0010】前記のように構成した請求項3に係る発明
によれば、時間計測手段は、電磁バルブの開成から次の
開成まで又は同バルブの閉成から次の閉成までのバルブ
制御手段による電磁バルブの開閉制御の1サイクルに要
する時間を繰り返し計測する。電磁バルブが開成状態に
あって外部から電磁バルブを介してタンクに給水される
時間はほぼ一定であり、また電磁バルブが正常であれば
タンク内の水位が上限水位から下限水位まで変化する電
磁バルブの閉成時間もほぼ一定である。一方、電磁バル
ブに止水不良が発生すると、電磁バルブの閉成時間が長
くなるので、止水不良検出手段は、時間計測手段により
今回計測された時間が前回計測された時間より所定時間
以上長いことを条件に、電磁バルブの止水不良を検出す
る。これにより、電磁バルブの止水不良が的確に検出さ
れ、同止水不良に適切に対処できるようになる。
によれば、時間計測手段は、電磁バルブの開成から次の
開成まで又は同バルブの閉成から次の閉成までのバルブ
制御手段による電磁バルブの開閉制御の1サイクルに要
する時間を繰り返し計測する。電磁バルブが開成状態に
あって外部から電磁バルブを介してタンクに給水される
時間はほぼ一定であり、また電磁バルブが正常であれば
タンク内の水位が上限水位から下限水位まで変化する電
磁バルブの閉成時間もほぼ一定である。一方、電磁バル
ブに止水不良が発生すると、電磁バルブの閉成時間が長
くなるので、止水不良検出手段は、時間計測手段により
今回計測された時間が前回計測された時間より所定時間
以上長いことを条件に、電磁バルブの止水不良を検出す
る。これにより、電磁バルブの止水不良が的確に検出さ
れ、同止水不良に適切に対処できるようになる。
【0011】また、上記請求項4に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項3に係る発明と同様なタンク(1
0,20)、水位センサ(13,24)、電磁バルブ
(12,22)、バルブ制御手段(204,206,2
20,222,304,306,320,322)及び
時間計測手段(70a,304,384,604)とを
備えた電解水生成装置において、時間計測手段により計
測された時間が予め定めた第1所定時間より第2所定時
間以上長いとき電磁バルブの止水不良を検出する止水不
良検出手段(392)を設けたことにある。
特徴は、前記請求項3に係る発明と同様なタンク(1
0,20)、水位センサ(13,24)、電磁バルブ
(12,22)、バルブ制御手段(204,206,2
20,222,304,306,320,322)及び
時間計測手段(70a,304,384,604)とを
備えた電解水生成装置において、時間計測手段により計
測された時間が予め定めた第1所定時間より第2所定時
間以上長いとき電磁バルブの止水不良を検出する止水不
良検出手段(392)を設けたことにある。
【0012】前記のように構成した請求項4に係る発明
によれば、止水不良検出手段は、時間計測手段により計
測された時間が予め定めた第1所定時間より第2所定時
間以上長いとき電磁バルブの止水不良を検出する。前記
のように、電磁バルブに止水不良が発生すると、タンク
内の水位が上限水位から下限水位まで変化する時間すな
わち電磁バルブのオフ時間は長くなるので、この場合
も、止水不良検出手段は前記止水不良に伴う計測時間の
変化により同止水不良を的確に検出でき、同止水不良に
適切に対処できるようになる。
によれば、止水不良検出手段は、時間計測手段により計
測された時間が予め定めた第1所定時間より第2所定時
間以上長いとき電磁バルブの止水不良を検出する。前記
のように、電磁バルブに止水不良が発生すると、タンク
内の水位が上限水位から下限水位まで変化する時間すな
わち電磁バルブのオフ時間は長くなるので、この場合
も、止水不良検出手段は前記止水不良に伴う計測時間の
変化により同止水不良を的確に検出でき、同止水不良に
適切に対処できるようになる。
【0013】さらに、上記請求項5に係る発明の構成上
の特徴は、前記請求項1に係る発明と同様な第1タンク
(10,20)、第1水位センサ(13,24)、電磁
バルブ(12,22)及びバルブ制御手段(304,3
06,320,322)を備えるとともに、第1タンク
から供給された水を電気分解して電解水を生成する電解
槽(30)と、第1タンク内に蓄えられている水を電解
槽に連続的に供給する水供給手段(28)と、前記生成
された電解水を蓄えるとともに同蓄えた電解水を取り出
す取り出し口(41a)を有する第2タンク(40)
と、第2タンク内の水位を検出する第2水位センサ(4
3)と、第2タンク内の水位が所定の第2上限水位以上
に上昇したことが第2水位センサにより検出されたとき
電磁バルブを閉成するとともに水供給手段による電解槽
に対する水の供給及び電解槽における電気分解を休止す
る休止制御手段(116,402,420,425,4
32)とを備えた電解水生成装置において、休止制御手
段により電磁バルブが閉成された状態で第1タンク内の
水位が上昇したとき電磁バルブの止水不良を検出する止
水不良検出手段(406〜410,426〜430,4
34,436)を設けたことにある。
の特徴は、前記請求項1に係る発明と同様な第1タンク
(10,20)、第1水位センサ(13,24)、電磁
バルブ(12,22)及びバルブ制御手段(304,3
06,320,322)を備えるとともに、第1タンク
から供給された水を電気分解して電解水を生成する電解
槽(30)と、第1タンク内に蓄えられている水を電解
槽に連続的に供給する水供給手段(28)と、前記生成
された電解水を蓄えるとともに同蓄えた電解水を取り出
す取り出し口(41a)を有する第2タンク(40)
と、第2タンク内の水位を検出する第2水位センサ(4
3)と、第2タンク内の水位が所定の第2上限水位以上
に上昇したことが第2水位センサにより検出されたとき
電磁バルブを閉成するとともに水供給手段による電解槽
に対する水の供給及び電解槽における電気分解を休止す
る休止制御手段(116,402,420,425,4
32)とを備えた電解水生成装置において、休止制御手
段により電磁バルブが閉成された状態で第1タンク内の
水位が上昇したとき電磁バルブの止水不良を検出する止
水不良検出手段(406〜410,426〜430,4
34,436)を設けたことにある。
【0014】前記のように構成した請求項5に係る発明
によれば、休止制御手段が電磁バルブを閉成するととも
に水供給手段による電解槽に対する水の供給及び電解槽
における電気分解を休止した状態では、電磁バルブが正
常であれば第1タンク内の水位は変化しないはずであ
る。一方、電磁バルブに止水不良が発生すれば第1タン
ク内の水位は上昇し、この場合、止水不良検出手段は第
1タンク内の水位の上昇により電磁バルブの止水不良を
検出する。したがって、当該電解水生成装置が電解水の
生成を休止している間にも、電磁バルブの止水不良が的
確に検出でき、同止水不良に適切に対処できるようにな
る。
によれば、休止制御手段が電磁バルブを閉成するととも
に水供給手段による電解槽に対する水の供給及び電解槽
における電気分解を休止した状態では、電磁バルブが正
常であれば第1タンク内の水位は変化しないはずであ
る。一方、電磁バルブに止水不良が発生すれば第1タン
ク内の水位は上昇し、この場合、止水不良検出手段は第
1タンク内の水位の上昇により電磁バルブの止水不良を
検出する。したがって、当該電解水生成装置が電解水の
生成を休止している間にも、電磁バルブの止水不良が的
確に検出でき、同止水不良に適切に対処できるようにな
る。
【0015】また、上記請求項6に係る発明の構成上の
特徴は、前記止水不良検出手段を、第2タンク内の水位
が所定の第2上限水位以上に上昇したことが第2水位セ
ンサにより検出されたとき電磁バルブを閉成した状態で
水供給手段を短時間だけ作動させて第1タンク内の水位
を第1上限水位より所定量だけ下げる水位制御手段(4
06〜410,426〜430)と、水位制御手段によ
る第1タンク内の水位の低下の後に第1タンク内の水位
が第1上限水位以上に上昇したことが第1水位センサに
より検出されたとき電磁バルブの止水不良を検出する水
位上昇検出手段(434,436)とで構成したことに
ある。
特徴は、前記止水不良検出手段を、第2タンク内の水位
が所定の第2上限水位以上に上昇したことが第2水位セ
ンサにより検出されたとき電磁バルブを閉成した状態で
水供給手段を短時間だけ作動させて第1タンク内の水位
を第1上限水位より所定量だけ下げる水位制御手段(4
06〜410,426〜430)と、水位制御手段によ
る第1タンク内の水位の低下の後に第1タンク内の水位
が第1上限水位以上に上昇したことが第1水位センサに
より検出されたとき電磁バルブの止水不良を検出する水
位上昇検出手段(434,436)とで構成したことに
ある。
【0016】前記のように構成した請求項6に係る発明
によれば、休止制御手段により電解水の生成が休止され
た状態で、第1タンク内の水位が上限水位以上であって
も、水位制御手段が同タンク内の水位を上限水位未満ま
で下げる。したがって、水位上昇検出手段が、第1水位
センサにより検出される上限水位を用いて、電磁バルブ
の止水不良を必ず検出することができる。
によれば、休止制御手段により電解水の生成が休止され
た状態で、第1タンク内の水位が上限水位以上であって
も、水位制御手段が同タンク内の水位を上限水位未満ま
で下げる。したがって、水位上昇検出手段が、第1水位
センサにより検出される上限水位を用いて、電磁バルブ
の止水不良を必ず検出することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明すると、図1は同実施形態に係る電解水生
成装置の全体を概略的に示している。
を用いて説明すると、図1は同実施形態に係る電解水生
成装置の全体を概略的に示している。
【0018】この電解水生成装置は、濃塩水を蓄える濃
塩水タンク10と、同タンク10の下方に設けられて希
塩水を蓄える希塩水タンク20と、希塩水タンク20か
ら供給される希塩水を電気分解する電解槽30と、電解
槽30にて生成された酸性イオン水を蓄える酸性イオン
水タンク40と、酸性イオン水の生成に付随して生成さ
れるアルカリ性イオン水を蓄えるアルカリ性イオン水タ
ンク50とを備えている。
塩水タンク10と、同タンク10の下方に設けられて希
塩水を蓄える希塩水タンク20と、希塩水タンク20か
ら供給される希塩水を電気分解する電解槽30と、電解
槽30にて生成された酸性イオン水を蓄える酸性イオン
水タンク40と、酸性イオン水の生成に付随して生成さ
れるアルカリ性イオン水を蓄えるアルカリ性イオン水タ
ンク50とを備えている。
【0019】濃塩水タンク10には塩化ナトリウム、塩
化カリウムなどの塩が多量に補給されるとともに、図示
しない外部給水源(例えば、水道)から給水管11を介
して水が圧送されるようになっている。この給水管11
には電磁バルブ12が介装されており、同バルブ12は
定量バルブで構成されており、開成状態にて単位時間当
り一定量の水を外部から給水管11を介して濃塩水タン
ク10に供給する。濃塩水タンク10は補給された塩を
水によりほぼ飽和状態に溶解させてなる濃塩水で常に満
たされており、溶解し得ない残りの塩Sは同タンク10
の底部に常に沈澱している。また、濃塩水タンク10内
には、上限スイッチ13a及び下限スイッチ13bから
なる水位センサ13が収容されている。
化カリウムなどの塩が多量に補給されるとともに、図示
しない外部給水源(例えば、水道)から給水管11を介
して水が圧送されるようになっている。この給水管11
には電磁バルブ12が介装されており、同バルブ12は
定量バルブで構成されており、開成状態にて単位時間当
り一定量の水を外部から給水管11を介して濃塩水タン
ク10に供給する。濃塩水タンク10は補給された塩を
水によりほぼ飽和状態に溶解させてなる濃塩水で常に満
たされており、溶解し得ない残りの塩Sは同タンク10
の底部に常に沈澱している。また、濃塩水タンク10内
には、上限スイッチ13a及び下限スイッチ13bから
なる水位センサ13が収容されている。
【0020】上限スイッチ13aは、図2に示すよう
に、濃塩水の水位が上昇して所定の上限水位以上になる
とオフ状態からオン状態に切り換えられ、同濃塩水の水
位が低下して前記上限水位から微少量だけ下がった水位
以下になると前記オン状態からオフ状態に切り換えられ
る。下限スイッチ13bは、図2に示すように、濃塩水
の水位が低下して所定の下限水位以下になるとオン状態
からオフ状態に切り換えられ、同濃塩水の水位が上昇し
て前記下限水位から微少量だけ高い水位以上になると前
記オフ状態からオン状態に切り換えられる。
に、濃塩水の水位が上昇して所定の上限水位以上になる
とオフ状態からオン状態に切り換えられ、同濃塩水の水
位が低下して前記上限水位から微少量だけ下がった水位
以下になると前記オン状態からオフ状態に切り換えられ
る。下限スイッチ13bは、図2に示すように、濃塩水
の水位が低下して所定の下限水位以下になるとオン状態
からオフ状態に切り換えられ、同濃塩水の水位が上昇し
て前記下限水位から微少量だけ高い水位以上になると前
記オフ状態からオン状態に切り換えられる。
【0021】濃塩水タンク10には、希塩水タンク20
に濃塩水を供給するための供給管14が同タンク10の
底部にて上方向に侵入し、同供給管14の上端面は、沈
澱している塩Sが混入しないように前記下限水位より若
干だけ低い位置にて開口している。供給管14には電磁
バルブ15が介装されており、同バルブ15は開成状態
にて濃塩水タンク10内の濃塩水を供給管14を介して
希塩水タンク20に供給する。
に濃塩水を供給するための供給管14が同タンク10の
底部にて上方向に侵入し、同供給管14の上端面は、沈
澱している塩Sが混入しないように前記下限水位より若
干だけ低い位置にて開口している。供給管14には電磁
バルブ15が介装されており、同バルブ15は開成状態
にて濃塩水タンク10内の濃塩水を供給管14を介して
希塩水タンク20に供給する。
【0022】希塩水タンク20の上方には供給管14の
下端出口及び給水管21の出口が配置されており、同タ
ンク20には、前記濃塩水が供給管15を介して供給さ
れるとともに、外部給水源からの水も給水管21を介し
て供給されるようになっている。この給水管21には電
磁バルブ22が介装されていて、同バルブ22は定量バ
ルブで構成されており、開成状態にて単位時間当り一定
量の水を外部から給水管21を介して希塩水タンク20
に供給する。希塩水タンク20内には、濃度センサ2
3、上限及び下限スイッチ24a,24bからなる水位
センサ24が収容されている。濃度センサ23は希塩水
タンク20内の希塩水の濃度Cを検出する。上限及び下
限スイッチ24a,24bは、上述した上限及び下限ス
イッチ13a,13bと同様に構成されている。
下端出口及び給水管21の出口が配置されており、同タ
ンク20には、前記濃塩水が供給管15を介して供給さ
れるとともに、外部給水源からの水も給水管21を介し
て供給されるようになっている。この給水管21には電
磁バルブ22が介装されていて、同バルブ22は定量バ
ルブで構成されており、開成状態にて単位時間当り一定
量の水を外部から給水管21を介して希塩水タンク20
に供給する。希塩水タンク20内には、濃度センサ2
3、上限及び下限スイッチ24a,24bからなる水位
センサ24が収容されている。濃度センサ23は希塩水
タンク20内の希塩水の濃度Cを検出する。上限及び下
限スイッチ24a,24bは、上述した上限及び下限ス
イッチ13a,13bと同様に構成されている。
【0023】また、希塩水タンク20の底部には、攪拌
用の導管25及び電解槽30に希塩水を供給するための
供給管26の入口が接続されている。導管25の他端は
希塩水タンク20の側壁に接続されるとともに導管25
の中間部には電動ポンプ27が介装されており、同ポン
プ27は作動状態にて希塩水タンク20内の希塩水を攪
拌する。供給管26にも本願発明の水供給手段としての
電動ポンプ28が介装されていて、同ポンプ28は定量
ポンプで構成されており、作動状態にて単位時間当り一
定量の希塩水を希塩水タンク20から供給管26を介し
て電解槽30に供給する。
用の導管25及び電解槽30に希塩水を供給するための
供給管26の入口が接続されている。導管25の他端は
希塩水タンク20の側壁に接続されるとともに導管25
の中間部には電動ポンプ27が介装されており、同ポン
プ27は作動状態にて希塩水タンク20内の希塩水を攪
拌する。供給管26にも本願発明の水供給手段としての
電動ポンプ28が介装されていて、同ポンプ28は定量
ポンプで構成されており、作動状態にて単位時間当り一
定量の希塩水を希塩水タンク20から供給管26を介し
て電解槽30に供給する。
【0024】なお、濃塩水タンク10及び希塩水タンク
20の各側壁にはオーバーフローパイプ16が接続され
ており、同パイプ16は上限スイッチ13a,24aが
オン状態に切り換えられる上限水位より若干高い位置に
て各タンク10,20内に開口している。これにより、
各タンク10,20の水位がオーバーフロー管16の各
開口位置より高くなると、各タンク10,20内の塩水
が外部に排出されるようになっている。
20の各側壁にはオーバーフローパイプ16が接続され
ており、同パイプ16は上限スイッチ13a,24aが
オン状態に切り換えられる上限水位より若干高い位置に
て各タンク10,20内に開口している。これにより、
各タンク10,20の水位がオーバーフロー管16の各
開口位置より高くなると、各タンク10,20内の塩水
が外部に排出されるようになっている。
【0025】電解槽30は内部が隔膜31によって陽極
室32及び陰極室33に区画されていて、各電極室3
2,33には、電動ポンプ28の作動により供給管26
を介した希塩水が供給されるようになっている。各電極
室32,33には、直流電源装置60から正負の直流電
圧が印加される正電極34及び負電極35が対向して配
設されている。この直流電圧の印加により希塩水タンク
20から供給された希塩水が電気分解され、陽極室32
にて生成された酸性イオン水(電解水)は、導出管36
を介して酸性イオン水タンク40に供給されるようにな
っている。陰極室33にて生成されたアルカリ性イオン
水(電解水)は、導出管37を介してアルカリ性イオン
水タンク50に供給されるようになっている。なお、こ
の導出管37はアルカリ性イオン水タンク50の底部近
くにて開口している。
室32及び陰極室33に区画されていて、各電極室3
2,33には、電動ポンプ28の作動により供給管26
を介した希塩水が供給されるようになっている。各電極
室32,33には、直流電源装置60から正負の直流電
圧が印加される正電極34及び負電極35が対向して配
設されている。この直流電圧の印加により希塩水タンク
20から供給された希塩水が電気分解され、陽極室32
にて生成された酸性イオン水(電解水)は、導出管36
を介して酸性イオン水タンク40に供給されるようにな
っている。陰極室33にて生成されたアルカリ性イオン
水(電解水)は、導出管37を介してアルカリ性イオン
水タンク50に供給されるようになっている。なお、こ
の導出管37はアルカリ性イオン水タンク50の底部近
くにて開口している。
【0026】酸性イオン水タンク40の底部には取り出
し管41の一端が接続されるとともに、同管41にはコ
ック42が介装され、同コック42の操作により適宜取
り出し管41の他端に位置する取り出し口41aから酸
性イオン水が取り出されるようになっている。酸性イオ
ン水タンク40には上限及び下限スイッチ43a,43
bからなる水位センサ43が収容され、両スイッチ43
a,43bは上述した上限及び下限スイッチ13a,1
3bと同様に構成されている。また、酸性イオン水タン
ク40にはオーバーフローパイプ44が設けられ、同パ
イプ44の上端は同タンク40の前記上限水位より高い
位置まで延出されるとともに、同パイプ44の下端は導
出管37の中間部に接続されている。なお、このオーバ
ーフローパイプ44は余剰の酸性イオン水をアルカリ性
イオン水タンク50に排出する機能を果たすとともに、
電気分解により発生した塩素ガスをアルカリ性イオン水
にとけ込ませる機能も果たしている。
し管41の一端が接続されるとともに、同管41にはコ
ック42が介装され、同コック42の操作により適宜取
り出し管41の他端に位置する取り出し口41aから酸
性イオン水が取り出されるようになっている。酸性イオ
ン水タンク40には上限及び下限スイッチ43a,43
bからなる水位センサ43が収容され、両スイッチ43
a,43bは上述した上限及び下限スイッチ13a,1
3bと同様に構成されている。また、酸性イオン水タン
ク40にはオーバーフローパイプ44が設けられ、同パ
イプ44の上端は同タンク40の前記上限水位より高い
位置まで延出されるとともに、同パイプ44の下端は導
出管37の中間部に接続されている。なお、このオーバ
ーフローパイプ44は余剰の酸性イオン水をアルカリ性
イオン水タンク50に排出する機能を果たすとともに、
電気分解により発生した塩素ガスをアルカリ性イオン水
にとけ込ませる機能も果たしている。
【0027】アルカリ性イオン水タンク50には排出管
51も侵入しており、同管51に介装させた電動ポンプ
52の作動により同タンク50内のアルカリ性イオン水
を外部に排出するようにしている。また、アルカリ性イ
オン水タンク50にも、上限及び下限スイッチ53a,
53bからなる水位センサ53が収容され、両スイッチ
53a,53bは上述した上限及び下限スイッチ13
a,13bと同様に構成されている。
51も侵入しており、同管51に介装させた電動ポンプ
52の作動により同タンク50内のアルカリ性イオン水
を外部に排出するようにしている。また、アルカリ性イ
オン水タンク50にも、上限及び下限スイッチ53a,
53bからなる水位センサ53が収容され、両スイッチ
53a,53bは上述した上限及び下限スイッチ13
a,13bと同様に構成されている。
【0028】この電解水生成装置は、前記各種センサ1
3,23,24,43,53、電磁バルブ12,15,
22、電動ポンプ27,28,52及び直流電源装置6
0に接続された電気制御回路70を備えている。この電
気制御回路70はマイクロコンピュータにより構成され
ており、図3〜9に示すフローチャートに対応したプロ
グラムを実行して、電磁バルブ12,15,22の開
閉、電動ポンプ27,28,52及び直流電源装置60
の作動を制御する。電気制御回路70はタイマ70aを
内蔵しており、同タイマ70aは時間を計時してタイマ
インタラプト信号を所定の短時間毎に発生させて、同短
時間毎に電気制御回路70に図9のタイマインラプトプ
ログラムを実行させる。
3,23,24,43,53、電磁バルブ12,15,
22、電動ポンプ27,28,52及び直流電源装置6
0に接続された電気制御回路70を備えている。この電
気制御回路70はマイクロコンピュータにより構成され
ており、図3〜9に示すフローチャートに対応したプロ
グラムを実行して、電磁バルブ12,15,22の開
閉、電動ポンプ27,28,52及び直流電源装置60
の作動を制御する。電気制御回路70はタイマ70aを
内蔵しており、同タイマ70aは時間を計時してタイマ
インタラプト信号を所定の短時間毎に発生させて、同短
時間毎に電気制御回路70に図9のタイマインラプトプ
ログラムを実行させる。
【0029】また、この電気制御回路70には、運転ス
イッチ71、警報器72及び表示器73も接続されてい
る。運転スイッチ71はこの電解水生成装置の運転の開
始及び停止を制御するためのもので、手動操作によりオ
ン状態又はオフ状態に切り換えられるとともに、内蔵の
電磁ソレノイドにより制御されてオン状態からオフ状態
に切り換えられるようになっている。警報器72はこの
電解水生成装置の異常時に警報を発生するためのもの
で、表示器73は同異常時に異常の種類を表示するため
のものである。
イッチ71、警報器72及び表示器73も接続されてい
る。運転スイッチ71はこの電解水生成装置の運転の開
始及び停止を制御するためのもので、手動操作によりオ
ン状態又はオフ状態に切り換えられるとともに、内蔵の
電磁ソレノイドにより制御されてオン状態からオフ状態
に切り換えられるようになっている。警報器72はこの
電解水生成装置の異常時に警報を発生するためのもの
で、表示器73は同異常時に異常の種類を表示するため
のものである。
【0030】次に、上記のように構成した実施例の動作
を説明すると、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどの塩
Sを濃塩水タンク10内に多量に投入して、同タンク1
0内の濃塩水をほぼ飽和状態にするとともに、残留の塩
Sが同タンク10の底に常に沈澱している状態にしてお
く。なお、塩Sが不足している場合には随時補充する。
その後、電源スイッチ(図示しない)の投入により、電
気制御回路70は図2のステップ100にてプログラム
の実行を開始し、ステップ102にて濃塩水タンク10
に対する初期給水処理、ステップ104にて希塩水タン
ク20に対する初期給水処理及びステップ106にて希
塩水タンク20の初期濃度調整処理を実行する。
を説明すると、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどの塩
Sを濃塩水タンク10内に多量に投入して、同タンク1
0内の濃塩水をほぼ飽和状態にするとともに、残留の塩
Sが同タンク10の底に常に沈澱している状態にしてお
く。なお、塩Sが不足している場合には随時補充する。
その後、電源スイッチ(図示しない)の投入により、電
気制御回路70は図2のステップ100にてプログラム
の実行を開始し、ステップ102にて濃塩水タンク10
に対する初期給水処理、ステップ104にて希塩水タン
ク20に対する初期給水処理及びステップ106にて希
塩水タンク20の初期濃度調整処理を実行する。
【0031】ステップ102の濃塩水タンク10に対す
る初期給水処理においては、上限スイッチ13aがオフ
していれば、同スイッチ13aがオンするまで電磁バル
ブ12をオン状態に切り換えて、濃塩水タンク10に外
部から給水する。ステップ104の希塩水タンク20に
対する初期給水処理においては、上限スイッチ24aが
オフしていれば、同スイッチ24aがオンするまで電磁
バルブ22をオン状態に切り換えて、希塩水タンク20
に外部から給水する。また、ステップ106の希塩水タ
ンク20の初期濃度調整処理においては、前記希塩水タ
ンク20に対する給水により同タンク20内の希塩水の
濃度が所定の低濃度Coより微少量ΔCoだけ低い下限
値Co−ΔCoより低くなり、濃度センサ23がこれを
検出すると、電磁バルブ15をオン状態に切り換えて濃
塩水タンク10から希塩水タンク20に濃塩水を補給す
る。そして、濃度センサ23により検出される希塩水の
濃度が所定の低濃度Coより微少量ΔCoだけ高い上限
値Co+ΔCoになると、電磁バルブ15をオフ状態に
切り換えて前記濃塩水の補給を停止する。これらのステ
ップ102〜106の処理により、濃塩水タンク10内
には濃塩水が上限水位まで蓄えられ、希塩水タンク20
内にはほぼ所定の低濃度Coの希塩水が上限水位まで蓄
えられる。なお、この状態では、電磁バルブ12,1
5,22はオフ状態にある。
る初期給水処理においては、上限スイッチ13aがオフ
していれば、同スイッチ13aがオンするまで電磁バル
ブ12をオン状態に切り換えて、濃塩水タンク10に外
部から給水する。ステップ104の希塩水タンク20に
対する初期給水処理においては、上限スイッチ24aが
オフしていれば、同スイッチ24aがオンするまで電磁
バルブ22をオン状態に切り換えて、希塩水タンク20
に外部から給水する。また、ステップ106の希塩水タ
ンク20の初期濃度調整処理においては、前記希塩水タ
ンク20に対する給水により同タンク20内の希塩水の
濃度が所定の低濃度Coより微少量ΔCoだけ低い下限
値Co−ΔCoより低くなり、濃度センサ23がこれを
検出すると、電磁バルブ15をオン状態に切り換えて濃
塩水タンク10から希塩水タンク20に濃塩水を補給す
る。そして、濃度センサ23により検出される希塩水の
濃度が所定の低濃度Coより微少量ΔCoだけ高い上限
値Co+ΔCoになると、電磁バルブ15をオフ状態に
切り換えて前記濃塩水の補給を停止する。これらのステ
ップ102〜106の処理により、濃塩水タンク10内
には濃塩水が上限水位まで蓄えられ、希塩水タンク20
内にはほぼ所定の低濃度Coの希塩水が上限水位まで蓄
えられる。なお、この状態では、電磁バルブ12,1
5,22はオフ状態にある。
【0032】次に、電気制御回路70は、ステップ10
8にて電磁バルブ12,22の各止水不良検出のために
利用される初期フラグIF1,IF2を「0」に初期設
定し、ステップ110にて電磁バルブ12,22の各オ
ンオフ状態を表すウォータバルブフラグWF1,WF2
も”0”に初期設定して、プログラムをステップ112
に進める。
8にて電磁バルブ12,22の各止水不良検出のために
利用される初期フラグIF1,IF2を「0」に初期設
定し、ステップ110にて電磁バルブ12,22の各オ
ンオフ状態を表すウォータバルブフラグWF1,WF2
も”0”に初期設定して、プログラムをステップ112
に進める。
【0033】ステップ112においては、電気制御回路
70が運転スイッチ71がオン状態にあるか否かを判定
する。運転スイッチ71がオフ状態に保たれている間、
ステップ110〜114の処理が続けられる。ステップ
114の処理は、電動ポンプ27,28及び直流電源装
置60を非作動状態に設定するとともに、電磁バルブ1
2,15,22をオフ状態に設定して、当該電解水生成
装置の作動を停止させておくものである。運転スイッチ
71がオン状態に切り換えられると、ステップ112に
て「YES」と判定して、プログラムをステップ116
に進める。
70が運転スイッチ71がオン状態にあるか否かを判定
する。運転スイッチ71がオフ状態に保たれている間、
ステップ110〜114の処理が続けられる。ステップ
114の処理は、電動ポンプ27,28及び直流電源装
置60を非作動状態に設定するとともに、電磁バルブ1
2,15,22をオフ状態に設定して、当該電解水生成
装置の作動を停止させておくものである。運転スイッチ
71がオン状態に切り換えられると、ステップ112に
て「YES」と判定して、プログラムをステップ116
に進める。
【0034】ステップ116においては、上限スイッチ
43aにより検出される酸性イオン水の水位が上限水位
以上であるか否かを判定する。この場合、酸性イオン水
の水位が上限水位以上でなくて上限スイッチ43aがオ
フしていれば、ステップ116にて「NO」と判定し
て、ステップ118にて電動ポンプ27,28及び直流
電源装置60を作動状態に切り換える。電動ポンプ27
は希塩水タンク20内の希塩水を攪拌し、電動ポンプ2
8は同タンク20内の希塩水を供給管26を介して電解
槽30に連続的に供給する。直流電源装置60は正負電
極34,35間に直流電圧を印加するので、電解槽30
に供給された希塩水は電解され始める。そして、電解槽
30にて電気分解された酸性イオン水は陽極室32から
導出管36を介して酸性イオン水タンク40内に供給さ
れ始めるとともに、同電気分解されたアルカリ性イオン
水は陰極室33から導出管37を介してアルカリ性イオ
ン水タンク50に供給され始める。
43aにより検出される酸性イオン水の水位が上限水位
以上であるか否かを判定する。この場合、酸性イオン水
の水位が上限水位以上でなくて上限スイッチ43aがオ
フしていれば、ステップ116にて「NO」と判定し
て、ステップ118にて電動ポンプ27,28及び直流
電源装置60を作動状態に切り換える。電動ポンプ27
は希塩水タンク20内の希塩水を攪拌し、電動ポンプ2
8は同タンク20内の希塩水を供給管26を介して電解
槽30に連続的に供給する。直流電源装置60は正負電
極34,35間に直流電圧を印加するので、電解槽30
に供給された希塩水は電解され始める。そして、電解槽
30にて電気分解された酸性イオン水は陽極室32から
導出管36を介して酸性イオン水タンク40内に供給さ
れ始めるとともに、同電気分解されたアルカリ性イオン
水は陰極室33から導出管37を介してアルカリ性イオ
ン水タンク50に供給され始める。
【0035】前記ステップ118の処理後、電気制御回
路70は、ステップ120にて濃塩水タンク10に水を
補給するための濃塩水タンク給水ルーチンを実行し、ス
テップ122にて希塩水タンク20に水を補給するため
の希塩水タンク給水ルーチンを実行し、ステップ124
にて希塩水タンク20内の希塩水の濃度を調整する。濃
塩水タンク給水ルーチン及び希塩水タンク給水ルーチン
については、詳しく後述する。ステップ124の希塩水
濃度の調整においては、濃度センサ23による検出濃度
に基づき、希塩水タンク20内の希塩水の濃度が前記下
限値Co−ΔCoより低くなった時点で電磁バルブ15
をオン状態に切り換え、同切り換えによる濃塩水の供給
により、同タンク20内の希塩水の濃度が前記上限値C
o+ΔCo以上になった時点で電磁バルブ15をオフ状
態に切り換える。なお、これらのステップ120〜12
4の処理は、希塩水濃度の調整中にプログラムの進行を
止めてしまうものではなく、ステップ112,116〜
124からなる循環処理中に繰り返し行われるものであ
る。そして、ステップ112,116〜124からなる
循環処理中、酸性イオン水及びアルカリイオン水からな
る電解水が生成され続ける。
路70は、ステップ120にて濃塩水タンク10に水を
補給するための濃塩水タンク給水ルーチンを実行し、ス
テップ122にて希塩水タンク20に水を補給するため
の希塩水タンク給水ルーチンを実行し、ステップ124
にて希塩水タンク20内の希塩水の濃度を調整する。濃
塩水タンク給水ルーチン及び希塩水タンク給水ルーチン
については、詳しく後述する。ステップ124の希塩水
濃度の調整においては、濃度センサ23による検出濃度
に基づき、希塩水タンク20内の希塩水の濃度が前記下
限値Co−ΔCoより低くなった時点で電磁バルブ15
をオン状態に切り換え、同切り換えによる濃塩水の供給
により、同タンク20内の希塩水の濃度が前記上限値C
o+ΔCo以上になった時点で電磁バルブ15をオフ状
態に切り換える。なお、これらのステップ120〜12
4の処理は、希塩水濃度の調整中にプログラムの進行を
止めてしまうものではなく、ステップ112,116〜
124からなる循環処理中に繰り返し行われるものであ
る。そして、ステップ112,116〜124からなる
循環処理中、酸性イオン水及びアルカリイオン水からな
る電解水が生成され続ける。
【0036】一方、前記運転スイッチ71の投入直後又
はステップ112〜124からなる循環処理中、酸性イ
オン水タンク40の水位が上限水位以上に上昇して上限
スイッチ43aがオンすれば、ステップ116にて「Y
ES」と判定して、ステップ126にて電解水の生成を
休止する待機処理ルーチンを実行する。この待機処理ル
ーチンについては、詳しく後述する。また、ステップ1
12,116〜124からなる循環処理中、運転スイッ
チ71がオフされると、ステップ112にて「NO」と
判定して、ステップ114の処理により電解水の生成を
停止してステップ110〜114からなる循環処理を繰
り返し実行し始める。そして、運転スイッチ71が再度
オン操作されれば、上述した場合と同様にして電解水の
生成を開始する。
はステップ112〜124からなる循環処理中、酸性イ
オン水タンク40の水位が上限水位以上に上昇して上限
スイッチ43aがオンすれば、ステップ116にて「Y
ES」と判定して、ステップ126にて電解水の生成を
休止する待機処理ルーチンを実行する。この待機処理ル
ーチンについては、詳しく後述する。また、ステップ1
12,116〜124からなる循環処理中、運転スイッ
チ71がオフされると、ステップ112にて「NO」と
判定して、ステップ114の処理により電解水の生成を
停止してステップ110〜114からなる循環処理を繰
り返し実行し始める。そして、運転スイッチ71が再度
オン操作されれば、上述した場合と同様にして電解水の
生成を開始する。
【0037】次に、ステップ120の濃塩水タンク給水
ルーチンについて説明すると、同ルーチンは図4に詳細
に示されており、電気制御回路70はステップ200に
て同ルーチンの実行を開始する。この濃塩水タンク給水
ルーチンにおいては、電磁バルブ12がオフ状態にあっ
てウォータバルブフラグWF1が”0”に設定されてい
れば、ステップ202における「YES」との判定の基
に、濃塩水タンク10内の水位が電動ポンプ28の作動
により下限水位以下に低下するまで、ステップ204に
て「NO」と判定する。濃塩水タンク10内の水位が下
限水位以下まで低下すると、下限スイッチ13bがオフ
状態に変化するので、ステップ204にて「YES」と
判定してプログラムをステップ206,208に進め
る。ステップ206においては電磁バルブ12に通電し
て同バルブ12を開成し、ステップ208においてはウ
ォータバルブフラグWF1を”1”に変更する。
ルーチンについて説明すると、同ルーチンは図4に詳細
に示されており、電気制御回路70はステップ200に
て同ルーチンの実行を開始する。この濃塩水タンク給水
ルーチンにおいては、電磁バルブ12がオフ状態にあっ
てウォータバルブフラグWF1が”0”に設定されてい
れば、ステップ202における「YES」との判定の基
に、濃塩水タンク10内の水位が電動ポンプ28の作動
により下限水位以下に低下するまで、ステップ204に
て「NO」と判定する。濃塩水タンク10内の水位が下
限水位以下まで低下すると、下限スイッチ13bがオフ
状態に変化するので、ステップ204にて「YES」と
判定してプログラムをステップ206,208に進め
る。ステップ206においては電磁バルブ12に通電し
て同バルブ12を開成し、ステップ208においてはウ
ォータバルブフラグWF1を”1”に変更する。
【0038】また、電磁バルブ12がオン状態にあって
ウォータバルブフラグWF1が”1”に設定されていれ
ば、ステップ202における「NO」との判定の基に、
濃塩水タンク10内の水位が電磁バルブ12の開成によ
り上限水位以上に上昇するまで、ステップ220にて
「NO」と判定する。濃塩水タンク10内の水位が上限
水位以上に上昇すると、上限スイッチ13aがオン状態
に変化するので、ステップ220にて「YES」と判定
してプログラムをステップ222,224に進める。ス
テップ222においては電磁バルブ12の通電を解除し
て同バルブ12を閉成し、ステップ224においてはウ
ォータバルブフラグWF1を”0”に変更する。その結
果、電解水の生成中においては、濃塩水タンク10内の
水位は電磁バルブ12の開閉に連動して下限水位と上限
水位との間を繰り返し往復する。
ウォータバルブフラグWF1が”1”に設定されていれ
ば、ステップ202における「NO」との判定の基に、
濃塩水タンク10内の水位が電磁バルブ12の開成によ
り上限水位以上に上昇するまで、ステップ220にて
「NO」と判定する。濃塩水タンク10内の水位が上限
水位以上に上昇すると、上限スイッチ13aがオン状態
に変化するので、ステップ220にて「YES」と判定
してプログラムをステップ222,224に進める。ス
テップ222においては電磁バルブ12の通電を解除し
て同バルブ12を閉成し、ステップ224においてはウ
ォータバルブフラグWF1を”0”に変更する。その結
果、電解水の生成中においては、濃塩水タンク10内の
水位は電磁バルブ12の開閉に連動して下限水位と上限
水位との間を繰り返し往復する。
【0039】また、この濃塩水給水ルーチンにおいて
は、電磁バルブ12の止水不良も検出される。濃塩水タ
ンク10内の水位が上限水位以上に上昇して電磁バルブ
12がオフ状態に切り換えられると、電気制御回路70
はステップ226にてタイマカウント値TM1を「0」
に初期設定する(図2のt2,t5,t8参照)。この
タイマカウント値TM1は、後述するタイマカウント値
TM2,TM3と共に、所定の短時間毎に「1」ずつ増
加する。すなわち、タイマ70aが所定の短時間の経過
を計測する毎に、電気制御回路70は図9のステップ6
00〜608からなるタイマインタラプトプログラムを
割り込み実行し、ステップ602〜606の処理により
タイマカウント値TM1,TM2,TM3をそれぞれ
「1」ずつ増加させる。
は、電磁バルブ12の止水不良も検出される。濃塩水タ
ンク10内の水位が上限水位以上に上昇して電磁バルブ
12がオフ状態に切り換えられると、電気制御回路70
はステップ226にてタイマカウント値TM1を「0」
に初期設定する(図2のt2,t5,t8参照)。この
タイマカウント値TM1は、後述するタイマカウント値
TM2,TM3と共に、所定の短時間毎に「1」ずつ増
加する。すなわち、タイマ70aが所定の短時間の経過
を計測する毎に、電気制御回路70は図9のステップ6
00〜608からなるタイマインタラプトプログラムを
割り込み実行し、ステップ602〜606の処理により
タイマカウント値TM1,TM2,TM3をそれぞれ
「1」ずつ増加させる。
【0040】そして、この電磁バルブ12を閉成した状
態で濃塩水タンク10内の濃塩水が希塩水タンク20に
供給され、同タンク10内の水位が下限水位以下まで低
下すると、電気制御回路70は前記ステップ204〜2
08の処理後にステップ210〜212の止水不良検出
のための処理を実行する(図2のt1,t4,t7参
照)。この場合、ステップ214の処理は、電磁バルブ
12が今回オフ状態にあった時間を表すタイマカウント
値TM1と、電磁バルブ12が前回オフ状態にあった時
間を表すデータ値TM1oとを比較して、電磁バルブ1
2の止水不良を検出する判定処理である。また、ステッ
プ216の処理は、次回のステップ214の判定処理の
ために、データ値TM1oをタイマカウント値TM1に
更新しておく処理である。なお、ステップ210,21
2の処理は、運転スイッチ71の投入からこれらの処理
が3回行われるまではタイマカウント値TM1及びデー
タ値TM1oが正確な値を示していないために(図2の
t1,t4参照)、ステップ214の判定処理を運転ス
テップ71の投入から3回目以降に行うようにするため
の処理である。
態で濃塩水タンク10内の濃塩水が希塩水タンク20に
供給され、同タンク10内の水位が下限水位以下まで低
下すると、電気制御回路70は前記ステップ204〜2
08の処理後にステップ210〜212の止水不良検出
のための処理を実行する(図2のt1,t4,t7参
照)。この場合、ステップ214の処理は、電磁バルブ
12が今回オフ状態にあった時間を表すタイマカウント
値TM1と、電磁バルブ12が前回オフ状態にあった時
間を表すデータ値TM1oとを比較して、電磁バルブ1
2の止水不良を検出する判定処理である。また、ステッ
プ216の処理は、次回のステップ214の判定処理の
ために、データ値TM1oをタイマカウント値TM1に
更新しておく処理である。なお、ステップ210,21
2の処理は、運転スイッチ71の投入からこれらの処理
が3回行われるまではタイマカウント値TM1及びデー
タ値TM1oが正確な値を示していないために(図2の
t1,t4参照)、ステップ214の判定処理を運転ス
テップ71の投入から3回目以降に行うようにするため
の処理である。
【0041】電磁バルブ12が閉成されている間にも、
濃塩水タンク10内の濃塩水は一定の条件で定期的に消
費されるので、同バルブ12が正常であれば、同タンク
12内の水位が上限水位から下限水位まで低下する時間
は常にほぼ一定である。したがって、電磁バルブ12が
正常であって同バルブ12の今回のオフ時間と前回のオ
フ時間とがほぼ同じであれば、ステップ214にて「N
O」と判定してプログラムをステップ216,218に
進めて、電解水の生成を続行する。
濃塩水タンク10内の濃塩水は一定の条件で定期的に消
費されるので、同バルブ12が正常であれば、同タンク
12内の水位が上限水位から下限水位まで低下する時間
は常にほぼ一定である。したがって、電磁バルブ12が
正常であって同バルブ12の今回のオフ時間と前回のオ
フ時間とがほぼ同じであれば、ステップ214にて「N
O」と判定してプログラムをステップ216,218に
進めて、電解水の生成を続行する。
【0042】一方、電磁バルブに止水不良が発生する
と、濃塩水タンク10内の水位が上限水から下限水位ま
で低下する時間は長くなる。したがって、電磁バルブ1
2に止水不良が発生して、同バルブ12の今回のオフ時
間が前回のオフ時間より所定時間α1以上長くなると、
ステップ214にて「YES」すなわち電磁バルブ12
が止水不良であると判定して、プログラムをステップ2
28の異常処理ルーチンに進める。
と、濃塩水タンク10内の水位が上限水から下限水位ま
で低下する時間は長くなる。したがって、電磁バルブ1
2に止水不良が発生して、同バルブ12の今回のオフ時
間が前回のオフ時間より所定時間α1以上長くなると、
ステップ214にて「YES」すなわち電磁バルブ12
が止水不良であると判定して、プログラムをステップ2
28の異常処理ルーチンに進める。
【0043】この異常処理ルーチンにおいては、電気制
御回路70は、図8のステップ500にてプログラムの
実行を開始し、ステップ502にて電動ポンプ27,2
8,52及び直流電源装置60を非作動状態に切り換え
るとともに、電磁バルブ12,15,22をオフ状態に
切り換えて、電解水の生成を停止する。次に、ステップ
504にて表示器73を制御して電磁バルブ12が止水
不良であることを表示し、ステップ506にて警報器7
2を制御して警報音を発生させる。前記ステップ506
の処理後、ステップ508にて運転スイッチ71に内蔵
されている電磁ソレノイドを制御して運転スイッチ71
をオフ状態に切り換える。そして、ステップ510のこ
の異常処理ルーチンの実行を終了して、図4のステップ
230にてプログラムの実行を終了する。なお、この場
合、電源を新たに投入しない限り、前述したプログラム
制御は行われない。
御回路70は、図8のステップ500にてプログラムの
実行を開始し、ステップ502にて電動ポンプ27,2
8,52及び直流電源装置60を非作動状態に切り換え
るとともに、電磁バルブ12,15,22をオフ状態に
切り換えて、電解水の生成を停止する。次に、ステップ
504にて表示器73を制御して電磁バルブ12が止水
不良であることを表示し、ステップ506にて警報器7
2を制御して警報音を発生させる。前記ステップ506
の処理後、ステップ508にて運転スイッチ71に内蔵
されている電磁ソレノイドを制御して運転スイッチ71
をオフ状態に切り換える。そして、ステップ510のこ
の異常処理ルーチンの実行を終了して、図4のステップ
230にてプログラムの実行を終了する。なお、この場
合、電源を新たに投入しない限り、前述したプログラム
制御は行われない。
【0044】次に、図3のステップ122の希塩水タン
ク給水ルーチンについて説明すると、同ルーチンは図5
に詳細に示されており、電気制御回路70はステップ3
00にて同ルーチンの実行を開始する。この希塩水タン
ク給水ルーチンは前述した濃塩水タンク給水ルーチンと
ほぼ同様に構成されており、ステップ302〜308,
320〜324の処理により、濃塩水タンク10内の水
位は電磁バルブ22の開閉に連動して下限水位と上限水
位との間を繰り返し往復する。なお、この場合、前記濃
塩水タンク給水ルーチンにおけるウォータバルブフラグ
WF1、上限及び下限スイッチ13a,13b、並びに
電磁バルブ12に代えて、ウォータバルブフラグWF
2、上限及び下限スイッチ24a,24b、並びに電磁
バルブ22が利用又は制御される。
ク給水ルーチンについて説明すると、同ルーチンは図5
に詳細に示されており、電気制御回路70はステップ3
00にて同ルーチンの実行を開始する。この希塩水タン
ク給水ルーチンは前述した濃塩水タンク給水ルーチンと
ほぼ同様に構成されており、ステップ302〜308,
320〜324の処理により、濃塩水タンク10内の水
位は電磁バルブ22の開閉に連動して下限水位と上限水
位との間を繰り返し往復する。なお、この場合、前記濃
塩水タンク給水ルーチンにおけるウォータバルブフラグ
WF1、上限及び下限スイッチ13a,13b、並びに
電磁バルブ12に代えて、ウォータバルブフラグWF
2、上限及び下限スイッチ24a,24b、並びに電磁
バルブ22が利用又は制御される。
【0045】また、この希塩水タンク給水ルーチンにお
いても、ステップ310〜316,326の処理により
電磁バルブ22の止水不良が検出される。ステップ31
0〜316の止水不良検出処理においては、タイマカウ
ント値TM1、初期フラグIF1、データ値TM1o及
び所定時間α1に代えて、タイマカウント値TM2、初
期フラグIF2、データ値TM2o及び所定時間α2が
利用される以外は濃塩水タンク給水ルーチンの処理と同
じである。したがって、この場合も、電磁バルブ22が
正常であって電磁バルブ22の今回のオフ時間と前回の
オフ時間とがほぼ同じであれば、電解水の生成が続行さ
れる。一方、電磁バルブ22に止水不良が発生して、電
磁バルブ22の今回のオフ時間が前回のオフ時間より所
定時間α2以上長くなると、同バルブ22の異常が判定
されて、ステップ328にて異常処理ルーチンが実行さ
れる。この異常処理ルーチンは前記濃塩水タンク給水ル
ーチンと同じである。
いても、ステップ310〜316,326の処理により
電磁バルブ22の止水不良が検出される。ステップ31
0〜316の止水不良検出処理においては、タイマカウ
ント値TM1、初期フラグIF1、データ値TM1o及
び所定時間α1に代えて、タイマカウント値TM2、初
期フラグIF2、データ値TM2o及び所定時間α2が
利用される以外は濃塩水タンク給水ルーチンの処理と同
じである。したがって、この場合も、電磁バルブ22が
正常であって電磁バルブ22の今回のオフ時間と前回の
オフ時間とがほぼ同じであれば、電解水の生成が続行さ
れる。一方、電磁バルブ22に止水不良が発生して、電
磁バルブ22の今回のオフ時間が前回のオフ時間より所
定時間α2以上長くなると、同バルブ22の異常が判定
されて、ステップ328にて異常処理ルーチンが実行さ
れる。この異常処理ルーチンは前記濃塩水タンク給水ル
ーチンと同じである。
【0046】上記のような作動説明からも理解できるよ
うに、電解水の生成中における電磁バルブ12,22の
閉成状態では、濃塩水タンク10及び希塩水タンク20
内の水はほぼ一定の速さで減少することに着目して、ス
テップ210〜216,226,310〜316,32
6の処理により、電磁バルブ12,22の閉成時間(図
2のA参照)の変化に基づいて同バルブ12,22の止
水不良が検出される。そして、ステップ228,328
の異常処理により、前記止水不良が使用者に対して聴覚
的かつ視覚的に知らせられるので、使用者は前記止水不
良に迅速に対処できる。
うに、電解水の生成中における電磁バルブ12,22の
閉成状態では、濃塩水タンク10及び希塩水タンク20
内の水はほぼ一定の速さで減少することに着目して、ス
テップ210〜216,226,310〜316,32
6の処理により、電磁バルブ12,22の閉成時間(図
2のA参照)の変化に基づいて同バルブ12,22の止
水不良が検出される。そして、ステップ228,328
の異常処理により、前記止水不良が使用者に対して聴覚
的かつ視覚的に知らせられるので、使用者は前記止水不
良に迅速に対処できる。
【0047】次に、酸性イオン水タンク40内の水位が
上限水位以上に上昇した場合における図3のステップ1
26の待機処理ルーチンについて説明する。この待機処
理ルーチンは、図6,7に詳細に示すように、ステップ
400にてその実行が開始され、電気制御回路70は、
ステップ402にて電磁バルブ12をオフ状態に設定す
るとともに、ステップ404にてウォータバルブフラグ
WF1を”0”に設定して、ステップ406にて上限ス
イッチ13aがオン状態にあるか否かを判定する。濃塩
水タンク10内の水位が上限水位未満であって上限スイ
ッチ13aがオフしていれば、ステップ406にて「N
O」と判定して、プログラムをステップ412以降に進
める。
上限水位以上に上昇した場合における図3のステップ1
26の待機処理ルーチンについて説明する。この待機処
理ルーチンは、図6,7に詳細に示すように、ステップ
400にてその実行が開始され、電気制御回路70は、
ステップ402にて電磁バルブ12をオフ状態に設定す
るとともに、ステップ404にてウォータバルブフラグ
WF1を”0”に設定して、ステップ406にて上限ス
イッチ13aがオン状態にあるか否かを判定する。濃塩
水タンク10内の水位が上限水位未満であって上限スイ
ッチ13aがオフしていれば、ステップ406にて「N
O」と判定して、プログラムをステップ412以降に進
める。
【0048】一方、上限スイッチ13aがオン状態にあ
れば、ステップ406にて「YES」と判定してプログ
ラムをステップ408,410に進める。ステップ40
8,410においては、上述したステップ122,12
4の場合と同様に、希塩水タンク20への給水処理及び
同タンク20内の希塩水の濃度調整が行われる。このと
き、電動ポンプ28は作動しているので、電解水が生成
されるとともに、濃塩水タンク10から希塩水タンク2
0への濃塩水の供給により、濃塩水タンク10内の水位
は上限水位から若干量だけ低下する。その結果、電気制
御回路70はステップ406にて「NO」と判定してプ
ログラムをステップ412に進める。
れば、ステップ406にて「YES」と判定してプログ
ラムをステップ408,410に進める。ステップ40
8,410においては、上述したステップ122,12
4の場合と同様に、希塩水タンク20への給水処理及び
同タンク20内の希塩水の濃度調整が行われる。このと
き、電動ポンプ28は作動しているので、電解水が生成
されるとともに、濃塩水タンク10から希塩水タンク2
0への濃塩水の供給により、濃塩水タンク10内の水位
は上限水位から若干量だけ低下する。その結果、電気制
御回路70はステップ406にて「NO」と判定してプ
ログラムをステップ412に進める。
【0049】ステップ412においては、電動ポンプ2
7,28の作動を停止するとともに、直流電源装置60
による正負電極34,35への直流電圧の供給を停止さ
せる。そして、ステップ414にて上限スイッチ24a
がオン状態にあるか否かを判定する。この場合、希塩水
タンク20内に希塩水が充分に満たされていて上限スイ
ッチ24aがオン状態にあれば、ステップ414にて
「YES」と判定し、ステップ420にて電磁バルブ2
2をオフ状態に設定してプログラムをステップ422〜
425に進める。上限スイッチ24aがオフ状態にあれ
ば、ステップ416の処理により電磁バルブ22を開成
して希塩水タンク20に給水する。この給水により、希
塩水タンク20に希塩水が充分に満たされて上限スイッ
チ24aがオン状態に切り換えられれば、ステップ41
4にて「YES」と判定し、ステップ420にて電磁バ
ルブ22をオフ状態に設定してプログラムをステップ4
22〜425に進める。なお、このステップ416の処
理による給水中、ステップ418の処理により、希塩水
タンク20の希塩水の濃度が電磁バルブ15の開閉によ
り調整される。ステップ422〜425の処理は、ステ
ップ410,418の処理では希塩水の濃度調整が完了
していなかったり、電磁バルブ15が開成され続けるこ
とを避けるための処理で、これらの処理により、希塩水
タンク20内の希塩水の濃度はほぼ所定濃度Coに設定
されるとともに、電磁バルブ15も必ず閉成される。
7,28の作動を停止するとともに、直流電源装置60
による正負電極34,35への直流電圧の供給を停止さ
せる。そして、ステップ414にて上限スイッチ24a
がオン状態にあるか否かを判定する。この場合、希塩水
タンク20内に希塩水が充分に満たされていて上限スイ
ッチ24aがオン状態にあれば、ステップ414にて
「YES」と判定し、ステップ420にて電磁バルブ2
2をオフ状態に設定してプログラムをステップ422〜
425に進める。上限スイッチ24aがオフ状態にあれ
ば、ステップ416の処理により電磁バルブ22を開成
して希塩水タンク20に給水する。この給水により、希
塩水タンク20に希塩水が充分に満たされて上限スイッ
チ24aがオン状態に切り換えられれば、ステップ41
4にて「YES」と判定し、ステップ420にて電磁バ
ルブ22をオフ状態に設定してプログラムをステップ4
22〜425に進める。なお、このステップ416の処
理による給水中、ステップ418の処理により、希塩水
タンク20の希塩水の濃度が電磁バルブ15の開閉によ
り調整される。ステップ422〜425の処理は、ステ
ップ410,418の処理では希塩水の濃度調整が完了
していなかったり、電磁バルブ15が開成され続けるこ
とを避けるための処理で、これらの処理により、希塩水
タンク20内の希塩水の濃度はほぼ所定濃度Coに設定
されるとともに、電磁バルブ15も必ず閉成される。
【0050】次に、電気制御回路70はステップ426
にて電動ポンプ27,28及び直流電源装置60を作動
させて、希塩水タンク20内の希塩水を電解槽30に供
給して電解水を生成することにより、同タンク20内の
希塩水の水位を低下させる。そして、ステップ428に
てタイマカウント値TM3を「0」に初期設定した後、
同カウント値TM3が所定値Toになるまでステップ4
30の判定処理を続ける。。このタイマカウント値TM
3は、上述のように図9のタイマインタラプトプログラ
ムの実行により所定の短時間毎に「1」ずつ増加する。
タイマカウント値TM3が所定値Toに達すると、ステ
ップ430にて「YES」と判定して、ステップ432
にて電動ポンプ27,28及び直流電源装置60の作動
を停止する。
にて電動ポンプ27,28及び直流電源装置60を作動
させて、希塩水タンク20内の希塩水を電解槽30に供
給して電解水を生成することにより、同タンク20内の
希塩水の水位を低下させる。そして、ステップ428に
てタイマカウント値TM3を「0」に初期設定した後、
同カウント値TM3が所定値Toになるまでステップ4
30の判定処理を続ける。。このタイマカウント値TM
3は、上述のように図9のタイマインタラプトプログラ
ムの実行により所定の短時間毎に「1」ずつ増加する。
タイマカウント値TM3が所定値Toに達すると、ステ
ップ430にて「YES」と判定して、ステップ432
にて電動ポンプ27,28及び直流電源装置60の作動
を停止する。
【0051】次に、電気制御回路70はステップ434
〜440からなる循環処理を実行し続ける。これらの循
環処理中、電磁バルブ12,22は閉成状態に保たれて
いるので、濃塩水タンク10及び希塩水タンク20内の
水位は上昇しないはずである。しかし、電磁バルブ1
2,22に止水不良が発生すると、両バルブ12,22
を介して濃塩水タンク10及び希塩水タンク20に外部
からの水が漏れ入る。そして、上限スイッチ13a,2
4aがオン状態に変化すると、電気制御回路70はステ
ップ434又はステップ436にて「YES」と判定し
て、上述の場合と同様にステップ444にて異常処理ル
ーチンを実行して、ステップ446にてプログラムの実
行を終了する。このように、当該電解水生成装置の待機
中においては、ステップ406〜410及びステップ4
14〜430の処理により濃塩水タンク10及び希塩水
タンク20の水位を上限水位から若干量だけ下げて、そ
の後の水位の上昇により電磁バルブ12,22に止水不
良を検出するようにしたので、電磁バルブ12,22の
止水不良が的確に検出されるとともに、同不良に適切に
対処できる。
〜440からなる循環処理を実行し続ける。これらの循
環処理中、電磁バルブ12,22は閉成状態に保たれて
いるので、濃塩水タンク10及び希塩水タンク20内の
水位は上昇しないはずである。しかし、電磁バルブ1
2,22に止水不良が発生すると、両バルブ12,22
を介して濃塩水タンク10及び希塩水タンク20に外部
からの水が漏れ入る。そして、上限スイッチ13a,2
4aがオン状態に変化すると、電気制御回路70はステ
ップ434又はステップ436にて「YES」と判定し
て、上述の場合と同様にステップ444にて異常処理ル
ーチンを実行して、ステップ446にてプログラムの実
行を終了する。このように、当該電解水生成装置の待機
中においては、ステップ406〜410及びステップ4
14〜430の処理により濃塩水タンク10及び希塩水
タンク20の水位を上限水位から若干量だけ下げて、そ
の後の水位の上昇により電磁バルブ12,22に止水不
良を検出するようにしたので、電磁バルブ12,22の
止水不良が的確に検出されるとともに、同不良に適切に
対処できる。
【0052】一方、前記ステップ434〜440からな
る循環処理中、酸性イオン水タンク40の酸性イオン水
がコック42の操作により取り出し口41aから取り出
されて、同タンク40内の水位が下限水位まで低下する
と、電気制御回路70はステップ438にて「YES」
と判定して、ステップ442にてこの待機処理ルーチン
の実行を終了して、プログラムを図3のステップ110
に進め、上述したステップ118〜124の処理により
電解水を生成し始める。また、前記ステップ434〜4
40からなる循環処理中、ステップ440にて運転スイ
ッチ71がオン状態にあるか否かも判定される。運転ス
イッチ71がオン状態に維持されていれば、同ステップ
440にて「YES」と判定して、ステップ434〜4
40からなる循環処理を実行し続ける。一方、このステ
ップ434〜440からなる循環処理中、運転スイッチ
71がオフ状態に切り換えられると、ステップ440に
て「NO」と判定してステップ442にてこの待機処理
ルーチンの実行を終了する。この場合、図3のステップ
110〜114からなる循環処理が実行されるようにな
る。そして、運転スイッチ71がふたたびオン状態に切
り換えられれば、ステップ112における「YES」と
判定により、プログラムを前述したステップ116以降
へ進める。
る循環処理中、酸性イオン水タンク40の酸性イオン水
がコック42の操作により取り出し口41aから取り出
されて、同タンク40内の水位が下限水位まで低下する
と、電気制御回路70はステップ438にて「YES」
と判定して、ステップ442にてこの待機処理ルーチン
の実行を終了して、プログラムを図3のステップ110
に進め、上述したステップ118〜124の処理により
電解水を生成し始める。また、前記ステップ434〜4
40からなる循環処理中、ステップ440にて運転スイ
ッチ71がオン状態にあるか否かも判定される。運転ス
イッチ71がオン状態に維持されていれば、同ステップ
440にて「YES」と判定して、ステップ434〜4
40からなる循環処理を実行し続ける。一方、このステ
ップ434〜440からなる循環処理中、運転スイッチ
71がオフ状態に切り換えられると、ステップ440に
て「NO」と判定してステップ442にてこの待機処理
ルーチンの実行を終了する。この場合、図3のステップ
110〜114からなる循環処理が実行されるようにな
る。そして、運転スイッチ71がふたたびオン状態に切
り換えられれば、ステップ112における「YES」と
判定により、プログラムを前述したステップ116以降
へ進める。
【0053】また、前記酸性イオン水の生成と同時に生
成されるアルカリイオン水はアルカリ性イオン水タンク
50に蓄えられる。そして、アルカリ性イオン水タンク
50の水位が上限水位以上に上昇すると、上限スイッチ
53aはオン状態に切り換えられる。この上限スイッチ
53aの切り換えに応答して、電気制御回路70は図示
しないプログラムの実行により電動ポンプ52を作動さ
せて、アルカリ性イオン水タンク50内のアルカリ性イ
オン水を排出管51を介して外部に排出する。この電動
ポンプ52の作動は、下限スイッチ53bがオフ状態に
切り換えられた後に停止される。
成されるアルカリイオン水はアルカリ性イオン水タンク
50に蓄えられる。そして、アルカリ性イオン水タンク
50の水位が上限水位以上に上昇すると、上限スイッチ
53aはオン状態に切り換えられる。この上限スイッチ
53aの切り換えに応答して、電気制御回路70は図示
しないプログラムの実行により電動ポンプ52を作動さ
せて、アルカリ性イオン水タンク50内のアルカリ性イ
オン水を排出管51を介して外部に排出する。この電動
ポンプ52の作動は、下限スイッチ53bがオフ状態に
切り換えられた後に停止される。
【0054】次に、上記実施形態の第1〜第5変形例に
ついて説明する。 a.第1変形例 第1変形例は、上記実施形態の図5の希塩水タンク給水
ルーチンを図10のように変形したもので、図5のステ
ップ310,314の処理をステップ340,342の
処理のように変形している。この変形例においても、ス
テップ326,図9のステップ604の処理により、電
磁バルブ22がオフ状態にある時間がタイマカウント値
TM2として計測される。しかし、この変形例において
は、ステップ314の処理により、タイマカウント値T
M2が予め定めた所定時間値T1より所定時間β1以上
長くなったとき、電磁バルブ22の止水不良が判定され
る。そして、この場合、前回の計測時間を表すデータ値
TM2oは不要であるために、ステップ340にて初期
フラグIF2は「1」以上であるか否かが判定されて、
同フラグIF2が「1」以上であればステップ342の
判定処理が行われる。また、図5のステップ316のデ
ータ値TM2oの更新処理も不要となる。
ついて説明する。 a.第1変形例 第1変形例は、上記実施形態の図5の希塩水タンク給水
ルーチンを図10のように変形したもので、図5のステ
ップ310,314の処理をステップ340,342の
処理のように変形している。この変形例においても、ス
テップ326,図9のステップ604の処理により、電
磁バルブ22がオフ状態にある時間がタイマカウント値
TM2として計測される。しかし、この変形例において
は、ステップ314の処理により、タイマカウント値T
M2が予め定めた所定時間値T1より所定時間β1以上
長くなったとき、電磁バルブ22の止水不良が判定され
る。そして、この場合、前回の計測時間を表すデータ値
TM2oは不要であるために、ステップ340にて初期
フラグIF2は「1」以上であるか否かが判定されて、
同フラグIF2が「1」以上であればステップ342の
判定処理が行われる。また、図5のステップ316のデ
ータ値TM2oの更新処理も不要となる。
【0055】上述のように、電磁バルブ22が正常に閉
成されていれば、電動ポンプ28の作動により希塩水タ
ンク20内の水位の低下はほぼ一定であるので、同バル
ブ22のオフ時間を表すタイマカウント値TM2は常に
ほぼ一定の値に保たれるはずである。したがって、前記
第1変形例のようにタイマカウント値TM2と所定時間
値T1とを比較するようにしても、電磁バルブ22の止
水不良は的確に検出できる。
成されていれば、電動ポンプ28の作動により希塩水タ
ンク20内の水位の低下はほぼ一定であるので、同バル
ブ22のオフ時間を表すタイマカウント値TM2は常に
ほぼ一定の値に保たれるはずである。したがって、前記
第1変形例のようにタイマカウント値TM2と所定時間
値T1とを比較するようにしても、電磁バルブ22の止
水不良は的確に検出できる。
【0056】b.第2変形例 第2変形例は、上記実施形態の図5の希塩水タンク給水
ルーチンを図10のように変形したもので、図5のステ
ップ310〜316の処理に代えてステップ350〜3
60の処理を採用するとともに、同ステップ350〜3
60の処理を図5のステップ302とステップ304と
の間に挿入するようにしている。また、ステップ326
の処理の後にステップ362の処理を追加している。こ
れにより、同変形例においては、電磁バルブ22がオフ
状態にある期間のうちの上限スイッチ24aがオン状態
に変化してからオフ状態に変化するまでの少ない時間を
計測するとともに、今回の計測時間を表すタイマカウン
ト値TM2と前回の計測時間を表すデータ値TM2oと
を比較するようにしている(図2のB参照)。
ルーチンを図10のように変形したもので、図5のステ
ップ310〜316の処理に代えてステップ350〜3
60の処理を採用するとともに、同ステップ350〜3
60の処理を図5のステップ302とステップ304と
の間に挿入するようにしている。また、ステップ326
の処理の後にステップ362の処理を追加している。こ
れにより、同変形例においては、電磁バルブ22がオフ
状態にある期間のうちの上限スイッチ24aがオン状態
に変化してからオフ状態に変化するまでの少ない時間を
計測するとともに、今回の計測時間を表すタイマカウン
ト値TM2と前回の計測時間を表すデータ値TM2oと
を比較するようにしている(図2のB参照)。
【0057】まず、上限スイッチ24aがオン状態に切
り換えられて、電磁バルブ22がオフ状態に切り換えら
れるとともにタイマカウント値TM2が「0」に初期設
定されると同時に、ステップ362の処理によりタイマ
フラグTM2が”1”に設定される(図2のt2,t
5,t8参照)。そして、ステップ350,352の処
理により、このタイマフラグTF2が”1”であり、か
つ上限スイッチ24aがオン状態からオフ状態に切り換
えられたときにのみ、ステップ354〜360の処理が
実行される。ステップ354の処理により、上限スイッ
チ24aがオン状態に切り換えられてからオフ状態に変
化するまでの時間を表すタイマカウント値TM2と、前
回の同時間を表すデータ値TM2oとが比較されて、タ
イマカウント値TM2がデータ値TM2oより所定値α
3以上長ければ、電磁バルブ22の止水不良が判定され
る。
り換えられて、電磁バルブ22がオフ状態に切り換えら
れるとともにタイマカウント値TM2が「0」に初期設
定されると同時に、ステップ362の処理によりタイマ
フラグTM2が”1”に設定される(図2のt2,t
5,t8参照)。そして、ステップ350,352の処
理により、このタイマフラグTF2が”1”であり、か
つ上限スイッチ24aがオン状態からオフ状態に切り換
えられたときにのみ、ステップ354〜360の処理が
実行される。ステップ354の処理により、上限スイッ
チ24aがオン状態に切り換えられてからオフ状態に変
化するまでの時間を表すタイマカウント値TM2と、前
回の同時間を表すデータ値TM2oとが比較されて、タ
イマカウント値TM2がデータ値TM2oより所定値α
3以上長ければ、電磁バルブ22の止水不良が判定され
る。
【0058】ステップ358の処理は前記データ値TM
2oを上限スイッチ24aがオフ状態に変化する毎に更
新するための処理であり、ステップ360の処理は上限
スイッチ24aがオフ状態に変化したときに1回だけス
テップ354〜360の処理を行うためのタイマフラグ
TF2をクリアする処理である。なお、この場合、初期
フラグIF2が「1」に変化した時点で正確なデータ値
TM2oが用意されるために、ステップ354において
は同フラグTF2は「1」と比較される。
2oを上限スイッチ24aがオフ状態に変化する毎に更
新するための処理であり、ステップ360の処理は上限
スイッチ24aがオフ状態に変化したときに1回だけス
テップ354〜360の処理を行うためのタイマフラグ
TF2をクリアする処理である。なお、この場合、初期
フラグIF2が「1」に変化した時点で正確なデータ値
TM2oが用意されるために、ステップ354において
は同フラグTF2は「1」と比較される。
【0059】これにより、この第2変形例においても、
電磁バルブ22がオフ状態にある間に、希塩水タイマ2
0内の水位が所定量だけ低下する時間の変化に基づい
て、同バルブ22の止水不良が的確に検出される。
電磁バルブ22がオフ状態にある間に、希塩水タイマ2
0内の水位が所定量だけ低下する時間の変化に基づい
て、同バルブ22の止水不良が的確に検出される。
【0060】c.第3変形例 第3変形例は、上記第2変形例の図11の希塩水タンク
給水ルーチンを図12のようにさらに変形したもので、
図11のステップ356の処理をステップ370の処理
のように変形している。この変形例においても、上限ス
イッチ24aがオン状態に切り換えられてからオフ状態
に変化するまでの時間がタイマカウント値TM2として
計測される。しかし、この変形例においては、ステップ
370の処理により、タイマカウント値TM2が予め定
めた所定時間値T2より所定時間β2以上長くなったと
き、電磁バルブ22の止水不良が判定される。そして、
この場合、前回の計測時間を表すデータ値TM2oは不
要であるとともに、タイマフラグTF2のためにステッ
プ370の処理が実行される際にはタイマカウント値T
M2は必ず正確な前記時間の計測を終了しているため
に、図11のステップ312,354,358の処理は
省略される。
給水ルーチンを図12のようにさらに変形したもので、
図11のステップ356の処理をステップ370の処理
のように変形している。この変形例においても、上限ス
イッチ24aがオン状態に切り換えられてからオフ状態
に変化するまでの時間がタイマカウント値TM2として
計測される。しかし、この変形例においては、ステップ
370の処理により、タイマカウント値TM2が予め定
めた所定時間値T2より所定時間β2以上長くなったと
き、電磁バルブ22の止水不良が判定される。そして、
この場合、前回の計測時間を表すデータ値TM2oは不
要であるとともに、タイマフラグTF2のためにステッ
プ370の処理が実行される際にはタイマカウント値T
M2は必ず正確な前記時間の計測を終了しているため
に、図11のステップ312,354,358の処理は
省略される。
【0061】この第3変形例においても、第1変位例と
同様に、電磁バルブ22がオフ状態にある間に、希塩水
タイマ20内の水位が所定量だけ低下する時間に基づい
て、同バルブ22の止水不良が的確に検出される。
同様に、電磁バルブ22がオフ状態にある間に、希塩水
タイマ20内の水位が所定量だけ低下する時間に基づい
て、同バルブ22の止水不良が的確に検出される。
【0062】d.第4変形例 第4変形例は、上記実施形態の図5の希塩水タンク給水
ルーチンを図13のように変形したもので、図5のステ
ップ314,316の処理に代えてステップ380〜3
84の処理を採用するとともに、図5のステップ324
の処理を省略している。これにより、同変形例において
は、電磁バルブ22が前回オン状態に切り換えられてか
ら今回再びオン状態に切り換えられるまで時間を計測す
るとともに、今回の計測時間を表すタイマカウント値T
M2と前回の計測時間を表すデータ値TM2oとを比較
するようにしている(図2のC参照)。
ルーチンを図13のように変形したもので、図5のステ
ップ314,316の処理に代えてステップ380〜3
84の処理を採用するとともに、図5のステップ324
の処理を省略している。これにより、同変形例において
は、電磁バルブ22が前回オン状態に切り換えられてか
ら今回再びオン状態に切り換えられるまで時間を計測す
るとともに、今回の計測時間を表すタイマカウント値T
M2と前回の計測時間を表すデータ値TM2oとを比較
するようにしている(図2のC参照)。
【0063】まず、上限スイッチ24aがオフ状態に切
り換えられて電磁バルブ22がオフ状態に切り換えられ
ると同時に、ステップ384の処理によりタイマカウン
ト値TM2は「0」に初期設定される(図2のt1,t
4,t7参照)。そして、ステップ310,312の処
理により、上記実施形態の場合と同様に、データ値TM
2oが正確な値を示す以降に、ステップ380の処理に
より、電磁バルブ22が前回オン状態に切り換えられて
から同バルブ22が今回オン状態に切り換えられるまで
の時間を表すタイマカウント値TM2と、前回の同時間
を表すデータ値TM2oとが比較される。そして、タイ
マカウント値TM2がデータ値TM2oより所定値α4
以上長ければ、電磁バルブ22の止水不良が判定され
る。なお、ステップ382の処理はデータ値TM2oを
電磁バルブ22がオン状態に切り換えられる毎に更新す
るための処理である。
り換えられて電磁バルブ22がオフ状態に切り換えられ
ると同時に、ステップ384の処理によりタイマカウン
ト値TM2は「0」に初期設定される(図2のt1,t
4,t7参照)。そして、ステップ310,312の処
理により、上記実施形態の場合と同様に、データ値TM
2oが正確な値を示す以降に、ステップ380の処理に
より、電磁バルブ22が前回オン状態に切り換えられて
から同バルブ22が今回オン状態に切り換えられるまで
の時間を表すタイマカウント値TM2と、前回の同時間
を表すデータ値TM2oとが比較される。そして、タイ
マカウント値TM2がデータ値TM2oより所定値α4
以上長ければ、電磁バルブ22の止水不良が判定され
る。なお、ステップ382の処理はデータ値TM2oを
電磁バルブ22がオン状態に切り換えられる毎に更新す
るための処理である。
【0064】電磁バルブ22は定量バルブで構成されて
いて外部からの水の単位時間当り通過流量はほぼ一定で
あるので、電磁バルブ22がオン状態に切り換えられて
希塩水タンク20の水位が下限水位から上限水位まで変
化する時間はほぼ一定である。したがって、この第4変
形例のように、電磁バルブ22が前回オン状態に切り換
えられてから今回再びオン状態に切り換えられるまで時
間を計測することは、実質的に電磁バルブ22がオフ状
態にある時間を計測することに相当する。したがって、
上記実施形態と同様に、電磁バルブ22の止水不良を的
確に検出できる。
いて外部からの水の単位時間当り通過流量はほぼ一定で
あるので、電磁バルブ22がオン状態に切り換えられて
希塩水タンク20の水位が下限水位から上限水位まで変
化する時間はほぼ一定である。したがって、この第4変
形例のように、電磁バルブ22が前回オン状態に切り換
えられてから今回再びオン状態に切り換えられるまで時
間を計測することは、実質的に電磁バルブ22がオフ状
態にある時間を計測することに相当する。したがって、
上記実施形態と同様に、電磁バルブ22の止水不良を的
確に検出できる。
【0065】e.第5変形例 第5変形例は、上記第4変形例の図13の希塩水タンク
給水ルーチンを図14のようにさらに変形したもので、
図13のステップ310,380の処理をステップ39
0,392の処理のように変形している。この変形例に
おいても、上限スイッチ24aが前回オン状態に切り換
えられてから今回オン状態に切り換えられるまでの時間
ががタイマカウント値TM2として計測される。しか
し、この変形例においては、ステップ392の処理によ
り、タイマカウント値TM2が予め定めた所定時間値T
3より所定時間β3以上長くなったとき、電磁バルブ2
2の止水不良が判定される。そして、この場合、前回の
計測時間を表すデータ値TM2oは不要であるととも
に、タイマカウント値TM2は下限スイッチ24bが2
回目にオフした時点で正確な前記時間の計測を終了して
いるために、図13のステップ382の処理が省略され
るとともに、ステップ390にて初期フラグIF2が
「1」以上であると判定されたときステップ392の処
理が実行される。
給水ルーチンを図14のようにさらに変形したもので、
図13のステップ310,380の処理をステップ39
0,392の処理のように変形している。この変形例に
おいても、上限スイッチ24aが前回オン状態に切り換
えられてから今回オン状態に切り換えられるまでの時間
ががタイマカウント値TM2として計測される。しか
し、この変形例においては、ステップ392の処理によ
り、タイマカウント値TM2が予め定めた所定時間値T
3より所定時間β3以上長くなったとき、電磁バルブ2
2の止水不良が判定される。そして、この場合、前回の
計測時間を表すデータ値TM2oは不要であるととも
に、タイマカウント値TM2は下限スイッチ24bが2
回目にオフした時点で正確な前記時間の計測を終了して
いるために、図13のステップ382の処理が省略され
るとともに、ステップ390にて初期フラグIF2が
「1」以上であると判定されたときステップ392の処
理が実行される。
【0066】この第5変形例においても、第4変位例と
同様に、実質的に電磁バルブ22がオフ状態にある時間
が測定されるので、同バルブ22の止水不良が的確に検
出される。
同様に、実質的に電磁バルブ22がオフ状態にある時間
が測定されるので、同バルブ22の止水不良が的確に検
出される。
【0067】なお、前記第4及び第5変形例において
は、電磁バルブ22が前回オン状態に切り換えられてか
ら次に再びオン状態に切り換えられるまでの時間をタイ
マカウント値TM2として計測するようにしたが、同バ
ルブ22が前回オフ状態に切り換えられてから次に再び
オフ状態に切り換えられるまでの時間をタイマカウント
値TM2として計測するようにしても同じである。すな
わち、電磁バルブ22の開成から次の開成までであって
も、同バルブ22の閉成から次の閉成までであっても、
同バルブ22の開閉制御の1サイクルに要する時間を測
定するようにすればよい。また、上記第1〜第5変形例
は希塩水タンク給水ルーチンを変形したものであるが、
希塩水タンク給水ルーチンと濃塩水タンク給水ルーチン
は実質的に同じであるので、前記各変形例を濃塩水タン
ク給水ルーチンに適用することもできることは当然であ
る。
は、電磁バルブ22が前回オン状態に切り換えられてか
ら次に再びオン状態に切り換えられるまでの時間をタイ
マカウント値TM2として計測するようにしたが、同バ
ルブ22が前回オフ状態に切り換えられてから次に再び
オフ状態に切り換えられるまでの時間をタイマカウント
値TM2として計測するようにしても同じである。すな
わち、電磁バルブ22の開成から次の開成までであって
も、同バルブ22の閉成から次の閉成までであっても、
同バルブ22の開閉制御の1サイクルに要する時間を測
定するようにすればよい。また、上記第1〜第5変形例
は希塩水タンク給水ルーチンを変形したものであるが、
希塩水タンク給水ルーチンと濃塩水タンク給水ルーチン
は実質的に同じであるので、前記各変形例を濃塩水タン
ク給水ルーチンに適用することもできることは当然であ
る。
【0068】また、上記実施の形態においては、電解槽
30にて電気分解された酸性イオン水のみ取り出して利
用するようにしたが、アルカリ性イオン水も取り出し
て、酸性イオン水及びアルカリ性イオン水の両電解水を
利用するようにしてもよい。この場合、アルカリ性イオ
ン水タンク50にも酸性イオン水タンク40と同様なコ
ックを設けて、アルカリ性イオンタンク50からアルカ
リ性イオン水を必要に応じて取り出すことができるよう
にするとよい。また、この場合、アルカリ性イオン水タ
ンクにも酸性イオン水タンク40と同様な水位センサを
収容させて、当該電解水生成装置の生成状態及び生成待
機状態とを両タンク40,50の各水位に応じて切り換
え制御するようにすればよい。
30にて電気分解された酸性イオン水のみ取り出して利
用するようにしたが、アルカリ性イオン水も取り出し
て、酸性イオン水及びアルカリ性イオン水の両電解水を
利用するようにしてもよい。この場合、アルカリ性イオ
ン水タンク50にも酸性イオン水タンク40と同様なコ
ックを設けて、アルカリ性イオンタンク50からアルカ
リ性イオン水を必要に応じて取り出すことができるよう
にするとよい。また、この場合、アルカリ性イオン水タ
ンクにも酸性イオン水タンク40と同様な水位センサを
収容させて、当該電解水生成装置の生成状態及び生成待
機状態とを両タンク40,50の各水位に応じて切り換
え制御するようにすればよい。
【0069】さらに、上記実施の形態においては、電気
分解を促進するために塩を水に溶かすようにしたが、電
解水の用途によっては外部給水源からの水(例えば、水
道水)を直接電気分解するようにすればよい。この場
合、上記実施形態の濃塩水タンク10を省略して希塩水
タンク20のみを設けるとともに、同希塩水タンク20
における濃度調整を省略して外部からの給水のみを行う
ようにする。
分解を促進するために塩を水に溶かすようにしたが、電
解水の用途によっては外部給水源からの水(例えば、水
道水)を直接電気分解するようにすればよい。この場
合、上記実施形態の濃塩水タンク10を省略して希塩水
タンク20のみを設けるとともに、同希塩水タンク20
における濃度調整を省略して外部からの給水のみを行う
ようにする。
【図1】 本発明の一実施形態に係る電解水生成装置の
全体概略図である。
全体概略図である。
【図2】 図1の上限及び下限スイッチの切り換え状態
及び電磁バルブのオンオフ状態を示すタイムチャートで
ある。
及び電磁バルブのオンオフ状態を示すタイムチャートで
ある。
【図3】 図1の電気制御回路(マイクロコンピュー
タ)により実行されるプログラムのフローチャートであ
る。
タ)により実行されるプログラムのフローチャートであ
る。
【図4】 図3の濃塩水給水ルーチンの詳細を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】 図3の希塩水給水ルーチンの詳細を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図6】 図3の待機処理ルーチンの前半部分の詳細を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図7】 同ルーチンの後半部分の詳細を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図8】 図4,5,7の異常処理ルーチンを詳細に示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図9】 図1の電気制御回路(マイクロコンピュー
タ)により所定の短時間毎に実行されるタイマインタラ
プトプログラムのフローチャートである。
タ)により所定の短時間毎に実行されるタイマインタラ
プトプログラムのフローチャートである。
【図10】 図5の希塩水給水ルーチンの第1変形例を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図11】 図5の希塩水給水ルーチンの第2変形例を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図12】 図5の希塩水給水ルーチンの第3変形例を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図13】 図5の希塩水給水ルーチンの第4変形例を
示すフローチャートであ
示すフローチャートであ
【図14】 図5の希塩水給水ルーチンの第5変形例を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
10…濃塩水タンク、11…給水管、12…電磁バル
ブ、13…水位センサ、13a…上限スイッチ、13b
…下限スイッチ、14…供給管、15…電磁バルブ、2
0…希塩水タンク、21…給水管、22…電磁バルブ、
23…濃度センサ、24…水位センサ、24a…上限ス
イッチ、24b…下限スイッチ、26…供給管、28…
電動ポンプ(水供給手段)、30…電解槽、34,35
…電極、36,37…導出管、40…酸性イオン水タン
ク、41a…取り出し口、42…コック、43…水位セ
ンサ、43a…上限スイッチ、43b…下限スイッチ、
50…アルカリ性イオン水タンク、60…直流電源装
置、70…電気制御回路(マイクロコンピュータ),7
1…運転スイッチ、72…警報器、73…表示器。
ブ、13…水位センサ、13a…上限スイッチ、13b
…下限スイッチ、14…供給管、15…電磁バルブ、2
0…希塩水タンク、21…給水管、22…電磁バルブ、
23…濃度センサ、24…水位センサ、24a…上限ス
イッチ、24b…下限スイッチ、26…供給管、28…
電動ポンプ(水供給手段)、30…電解槽、34,35
…電極、36,37…導出管、40…酸性イオン水タン
ク、41a…取り出し口、42…コック、43…水位セ
ンサ、43a…上限スイッチ、43b…下限スイッチ、
50…アルカリ性イオン水タンク、60…直流電源装
置、70…電気制御回路(マイクロコンピュータ),7
1…運転スイッチ、72…警報器、73…表示器。
Claims (6)
- 【請求項1】電気分解に利用される水を蓄えるタンク
と、 前記タンク内の水位を検出する水位センサと、 外部から前記タンクへ水を圧送する給水管に介装された
電磁バルブと、 前記タンク内の水位が所定の下限水位以下に低下したこ
とが前記水位センサにより検出されたとき前記電磁バル
ブを開成しかつ同タンク内の水位が所定の上限水位以上
に上昇したことが同水位センサにより検出されたとき前
記電磁バルブを閉成するバルブ制御手段とを備え、 前記タンク内の水を電解槽に連続的に供給して同電解槽
にて供給された水を電気分解するようにした電解水生成
装置において、 前記水位センサにより検出される前記タンク内の水位の
変化に基づいて前記電磁バルブの閉成時に同タンク内の
水位が所定水位だけ低下する時間を繰り返し計測する時
間計測手段と、 前記時間計測手段により今回計測された時間が同時間計
測手段により以前に計測された時間よりも所定時間以上
長いとき前記電磁バルブの止水不良を検出する止水不良
検出手段とを設けたことを特徴とする電解水生成装置。 - 【請求項2】電気分解に利用される水を蓄えるタンク
と、 前記タンク内の水位を検出する水位センサと、 外部から前記タンクへ水を圧送する給水管に介装された
電磁バルブと、 前記タンク内の水位が所定の下限水位以下に低下したこ
とが前記水位センサにより検出されたとき前記電磁バル
ブを開成しかつ同タンク内の水位が所定の上限水位以上
に上昇したことが同水位センサにより検出されたとき前
記電磁バルブを閉成するバルブ制御手段とを備え、 前記タンク内の水を電解槽に連続的に供給して同電解槽
にて供給された水を電気分解するようにした電解水生成
装置において、 前記水位センサにより検出される前記タンク内の水位の
変化に基づいて前記電磁バルブの閉成時に同タンク内の
水位が所定水位だけ低下する時間を繰り返し計測する時
間計測手段と、 前記時間計測手段により計測された時間が予め定めた第
1所定時間より第2所定時間以上長いとき前記電磁バル
ブの止水不良を検出する止水不良検出手段とを設けたこ
とを特徴とする電解水生成装置。 - 【請求項3】電気分解に利用される水を蓄えるタンク
と、 前記タンク内の水位を検出する水位センサと、 外部から前記タンクへ水を圧送する給水管に介装された
電磁バルブと、 前記タンク内の水位が所定の下限水位以下に低下したこ
とが前記水位センサにより検出されたとき前記電磁バル
ブを開成しかつ同タンク内の水位が所定の上限水位以上
に上昇したことが同水位センサにより検出されたとき前
記電磁バルブを閉成するバルブ制御手段とを備え、 前記タンク内の水を電解槽に連続的に供給して同電解槽
にて供給された水を電気分解するようにした電解水生成
装置において、 前記電磁バルブの開成から次の開成まで又は電磁バルブ
の閉成から次の閉成までの前記バルブ制御手段による電
磁バルブの開閉制御の1サイクルに要する時間を繰り返
し計測する時間計測手段と、 前記時間計測手段により今回計測された時間が同時間計
測手段により以前に計測された時間よりも所定時間以上
長いとき前記電磁バルブの止水不良を検出する止水不良
検出手段とを設けたことを特徴とする電解水生成装置。 - 【請求項4】電気分解に利用される水を蓄えるタンク
と、 前記タンク内の水位を検出する水位センサと、 外部から前記タンクへ水を圧送する給水管に介装された
電磁バルブと、 前記タンク内の水位が所定の下限水位以下に低下したこ
とが前記水位センサにより検出されたとき前記電磁バル
ブを開成しかつ同タンク内の水位が所定の上限水位以上
に上昇したことが同水位センサにより検出されたとき前
記電磁バルブを閉成するバルブ制御手段とを備え、 前記タンク内の水を電解槽に連続的に供給して同電解槽
にて供給された水を電気分解するようにした電解水生成
装置において、 前記電磁バルブの開成から次の開成まで又は電磁バルブ
の閉成から次の閉成までの前記バルブ制御手段による電
磁バルブの開閉制御の1サイクルに要する時間を繰り返
し計測する時間計測手段と、 前記時間計測手段により計測された時間が予め定めた第
1所定時間より第2所定時間以上長いとき前記電磁バル
ブの止水不良を検出する止水不良検出手段とを設けたこ
とを特徴とする電解水生成装置。 - 【請求項5】電気分解に利用される水を蓄える第1タン
クと、 前記第1タンク内の水位を検出する第1水位センサと、 外部から前記第1タンクへ水を圧送する給水管に介装さ
れた電磁バルブと、 前記第1タンク内の水位が所定の下限水位以下に低下し
たことが前記第1水位センサにより検出されたとき前記
電磁バルブを開成しかつ同第1タンク内の水位が所定の
第1上限水位以上に上昇したことが同第1水位センサに
より検出されたとき同電磁バルブを閉成するバルブ制御
手段と、 前記第1タンクから供給された水を電気分解して電解水
を生成する電解槽と、 前記第1タンク内に蓄えられている水を前記電解槽に連
続的に供給する水供給手段と、 前記生成された電解水を蓄えるとともに同蓄えた電解水
を取り出す取り出し口を有する第2タンクと、 前記第2タンク内の水位を検出する第2水位センサと、 前記第2タンク内の水位が所定の第2上限水位以上に上
昇したことが前記第2水位センサにより検出されたとき
前記電磁バルブを閉成するとともに水供給手段による前
記電解槽に対する水の供給及び同電解槽における電気分
解を休止する休止制御手段とを備えた電解水生成装置に
おいて、 前記休止制御手段により電磁バルブが閉成された状態で
前記第1タンク内の水位が上昇したとき同電磁バルブの
止水不良を検出する止水不良検出手段を設けたことを特
徴とする電解水生成装置。 - 【請求項6】前記請求項5に記載の止水不良検出手段
を、 前記第2タンク内の水位が所定の第2上限水位以上に上
昇したことが前記第2水位センサにより検出されたとき
前記電磁バルブを閉成した状態で前記水供給手段を短時
間だけ作動させて前記第1タンク内の水位を前記第1上
限水位より所定量だけ下げる水位制御手段と、 前記水位制御手段による第1タンク内の水位の低下の後
に前記第1タンク内の水位が前記第1上限水位以上に上
昇したことが前記第1水位センサにより検出されたとき
同電磁バルブの止水不良を検出する水位上昇検出手段と
で構成したことを特徴とする電解水生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23578195A JP3548638B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 電解水生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23578195A JP3548638B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 電解水生成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0975941A true JPH0975941A (ja) | 1997-03-25 |
JP3548638B2 JP3548638B2 (ja) | 2004-07-28 |
Family
ID=16991154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23578195A Expired - Fee Related JP3548638B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 電解水生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3548638B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100679181B1 (ko) * | 2006-02-20 | 2007-02-06 | (주)서금아쿠아 | 수영장용 살균처리장치 |
CN115976573A (zh) * | 2023-01-06 | 2023-04-18 | 广东卡沃罗氢科技有限公司 | 一种pem电解堆测试平台循环水箱液位控制系统 |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP23578195A patent/JP3548638B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100679181B1 (ko) * | 2006-02-20 | 2007-02-06 | (주)서금아쿠아 | 수영장용 살균처리장치 |
CN115976573A (zh) * | 2023-01-06 | 2023-04-18 | 广东卡沃罗氢科技有限公司 | 一种pem电解堆测试平台循环水箱液位控制系统 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3548638B2 (ja) | 2004-07-28 |
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