JP3579498B2 - 電解水生成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、正負一対の電極を収容した電解槽にて希塩水を電気分解して電解水を得る電解水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置は、濃塩水タンク内に蓄えられた濃塩水と外部から供給される水とを混合した所定の低濃度の希塩水を希塩水タンク内に蓄えておき、希塩水タンク内に蓄えられた希塩水を電解槽に供給するようにしている。そして、希塩水タンク内の希塩水が不足した場合には、外部から希塩水タンクに所定量の水を補給すると同時に濃塩水タンクから希塩水タンクに前記水の量にあわせて所定量の濃塩水を補給したり、前記のように所定量の水を外部から補給した後に希塩水タンク内に設けた濃度センサによって前記所定の低濃度が検出されるまで濃塩水タンクから希塩水タンクに濃塩水を補給して希塩水タンク内に所定の低濃度の希塩水を補充するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の装置における前者の希塩水を補充する方法においては、外部から希塩水タンクに水を供給するための手段(例えば、電磁バルブ、電動ポンプなど)、濃塩水タンクから希塩水タンクに濃塩水を供給するための手段(例えば、電磁バルブ、電動ポンプなど)に故障が発生すると、希塩水タンク内の希塩水の不足時には、同希塩水の濃度が所定の低濃度に正確に保たれなくなる。また、後者の希塩水を補充する方法においても、濃度センサにより前記所定の低濃度が検出された後に濃塩水の供給停止が制御されるので、濃塩水タンクから希塩水タンクに濃塩水を供給する手段(例えば、電磁バルブ、電動ポンプなど)に故障が発生した場合には、希塩水タンク内の希塩水の不足時には、同希塩水の濃度が所定の低濃度に正確に保たれなくなる。
【0004】
したがって、この場合には、電解槽にて均質な電解水が生成されなくなる。また、希塩水の濃度が高いときには電解槽に直流電圧を印加するための電源回路に過大な電流が流れるので、同希塩水の濃度が高い状態で電解水を生成し続けると、同電源回路の故障の原因となるという問題がある。
【0005】
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、常に均質な電解水を生成するとともに、希塩水の濃度が高くなっても電源回路に故障が発生しないようにした電解水生成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、外部給水源から供給される水と濃塩水タンク(10)から供給される濃塩水が混合して調整される所定の低濃度の希塩水を貯える希塩水タンク(20)と、この希塩水タンクから電動ポンプ(43、44)の作動により供給される希塩水をその内部に配設した一対の電極に直流電圧を印加されたとき電気分解して電解水を生成する電解槽(30)を備えた電解水生成装置において、前記希塩水タンクに貯えられた希塩水の濃度を検出する濃度検出手段(22)と、前記検出された希塩水の濃度前記所定の濃度比較してその差が所定値より大きくなったとき前記電解槽(30)内の電極への直流電圧の印加と前記電動ポンプ(43,44)の作動を一時停止させる第 1制御手段(124,202,302)と、この第 1 制御手段の制御下にて前記直流電圧の印加と前記電動ポンプの作動が一時停止したときその一時停止に連動して前記希塩水タンク(20)に外部給水源から水を供給する給水手段(23,24)と同希塩水タンクに前記濃塩水タンクから濃塩水を供給する濃塩水供給手段(41,42)を選択的に制御して前記希塩水タンク内の希塩水の濃度を前記所定の低濃度に調整し、この調整完了に前記直流電圧の印加電動ポンプの作動を再開させる第2制御手段(208−216,308−316)を設けたことを特徴とする電解水生成装置を提供するものである
【0008】
【発明の作用・効果】
上記のように構成した本発明の電解水生成装置においては、上記の濃度検出手段によって検出された希塩水の濃度と所定の低濃度の差が所定値より大きくなったとき、第 1 制御手段の制御下にて電解水の生成一時停止し、第2制御手段の制御下にて希塩水タンク内の希塩水の濃度が所定の低濃度に調整された後、電解水の生成が再開されるこれにより、常に所定範囲内の濃度の希塩水が電気分解されるため、常に均質な電解水が生成されるとともに、電解槽に直流電圧を印加するための直流電源の故障を未然に防止することができる。
【0010】
上記した本発明の電解水生成装置において、前記第 1 制御手段の制御下にて前記電解槽内の電極への直流電圧の印加と前記電動ポンプの作動が一時停止される回数をカウントして、そのカウント値が所定値以上になったとき前記第2制御手段による前記直流電圧の印加電動ポンプの作動の再開を禁止する手段を設けた場合には、前記希塩水タンクに外部給水源から水を供給する給水手段又は同希塩水タンクに前記濃塩水タンクから濃塩水を供給する濃塩水供給手段の何れかが故障して希塩水タンク内の希塩水の濃度が調整されないとき無駄な調整を回避することができる
【0012】
【実施例】
本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、図1は同実施例に係る電解水生成装置の全体を概略的に示している。この電解水生成装置には、上方に配設され濃塩水(例えば、約26%の塩濃度を有する飽和食塩水)を調製しかつ蓄える濃塩水タンク10と、この濃塩水タンク10から電磁バルブ41を介装してなる導管42を介して供給される濃塩水を適宜希釈しながら調製された希塩水(約0.07%の塩濃度を有する)を蓄える希塩水タンク20とが設けられている。そしてこの希塩水タンク20に蓄えられている希塩水が、電動ポンプ43,44によって供給管45,46を経て電解槽30の陽極室32及び陰極室33に導かれ、ここで電気分解されて酸性水及びアルカリ性水を生成し、それらの両性の電解水を酸性水取り出し管48及びアルカリ性水取り出し管49から取り出すことができるように構成されている。
【0013】
濃塩水タンク10はタンク内が仕切り壁11によって二室に区画されていて、食塩Sが投入される第1室12と、仕切り壁11を越えて第1室12で生成した飽和状態の食塩水が流入する第2室13とからなっている。なお、食塩Sに代えて塩化カリウムなどの塩を用いてもよい。第2室13には、この第2室13内に蓄えられている濃塩水の水位が下限水位以下になったこと及び上限水位以上になったことを検知する水位センサ14が設けられている。また、第2室13の底面には電磁バルブ41を介装した導管42の上端が接続されており、同バルブ41の開閉により第2室13内の濃塩水が導管42を介して希塩水タンク20に選択的に供給されるようになっている。なお、これらの電磁バルブ41及び導管42が濃塩水供給手段を構成する。希塩水タンク20には、同タンク20内に蓄えられる希塩水の水位が下限水位以下になったこと及び上限水位以上になったことを検知する水位センサ21と、希塩水の濃度を検出する濃度センサ22とが設けられている。
【0014】
これらの両タンク10,20の上方には、外部給水源(図示しない)から給水管15,23を介して圧送される水をそれぞれ選択的に各タンク10,20に供給する電磁バルブ16,24が配設されており、各タンク10,20内の塩水の水位が所定水位よりも下がった場合に水が補給されるようになっている。なお、これらの給水管15及び電磁バルブ16と、給水管23及び電磁バルブ24の各組がそれぞれ給水手段を構成する。また、これらの両タンク10,20には、オーバーフロー管47が連通して設けられており、各タンク10,20内の塩水が所定量を越えた場合にこのオーバーフロー管47より排出されるようになっている。
【0015】
電解槽30は隔膜31によって陽極室32及び陰極室33に区画されていて、各電極室32,33には一対の電極34,35が対向して配設され、両電極34,35は共に電圧供給回路51に接続されている。電圧供給回路51には電源回路52から直流電圧が供給されており、同電圧供給回路51は制御回路60による制御の基に前記直流電圧を電極34,35に対して選択的に印加する。電源回路52は外部から供給される交流電圧を直流電圧に変換するものである。
【0016】
制御回路60はマイクロコンピュータなどにより構成され、電源回路52からの直流電圧の供給後のスタートスイッチ61の投入により、図2〜図4に示したフローチャートに対応したプログラムの実行を開始してこの電解水生成装置の作動を制御する。この制御回路60には、基準濃度設定スイッチ62、ランプ63、ブザー64及び駆動回路65a〜65eも接続されている。基準濃度設定スイッチ62は、希塩水タンク20内の希塩水の濃度を約0.07%程度の低濃度を表す基準濃度Cを設定するためのものである。ランプ63及びブザー64はこの電解水生成装置の異常を報知する異常報知手段を構成するもので、ランプ63は前記異常を使用者に対して視覚的に報知し、ブザー64は同異常を使用者に対して聴覚的に報知する。駆動回路65a、65bは、制御回路60からの制御信号に応答して電動ポンプ43,44の作動をそれぞれ制御する。駆動回路65c〜65eは、制御回路60からの制御信号に応答して電磁バルブ24,16,41の各開閉をそれぞれ制御する。なお、この電解水生成装置においては、電動ポンプ43,44の作動及び電解槽30内の両電極34,35への直流電圧の印加により、同電解槽30にて電解水が生成されるとともに取り出されるので、電圧供給回路51及び駆動回路65a,65bが電解水生成制御回路を構成する。
【0017】
次に、上記のように構成した実施例の動作を図2〜図4のフローチャートに沿って説明する。電源回路52から制御回路60への直流電圧の供給後、スタートスイッチ61を投入すると、制御回路60は図2のステップ100にてプログラムの実行を開始する。前記プログラムの開始後、ステップ102にて、制御回路60は基準濃度設定スイッチ62により設定されている低濃度値を入力して、同低濃度値を基準濃度C(例えば0.07%)として設定する。なお、基準濃度Cが予め決められていて可変とする必要がない場合には、基準濃度設定スイッチ62及びステップ102の処理は不要である。前記ステップ102の処理後、ステップ104にて、異常検出用のカウント値ECNT1,ECNT2を共に「0」に初期設定する。
【0018】
ステップ106は、濃塩水タンク10に水を補給するとともに、希塩水タンク20に濃塩水及び水を補給して、電解水の生成開始前に所定濃度の濃塩水及び希塩水を濃塩水タンク10及び希塩水タンク20にそれぞれ蓄える処理である。この濃塩水タンク10への水の補給においては、濃塩水タンク10の第2室13内の濃塩水の水位が上限水位以上になったことを水位センサ14が検出するまで、制御回路60は駆動回路65dに制御信号を出力して電磁バルブ16を開く。希塩水タンク20への濃塩水及び水の補給においては、希塩水タンク20内の希塩水の水位が上限水位以上になったことを水位センサ21が検出するまで、制御回路60は駆動回路65cに制御信号を出力して電磁バルブ24を開き、また同バルブ24を開いていた時間に比例した時間だけ駆動回路65eに制御信号を出力して電磁バルブ41を開く。この比例した時間は、濃塩水タンク10内の濃塩水の濃度に基づいて希塩水タンク20内の希塩水の濃度が基準濃度Cに設定される時間値である。
【0019】
前記のようにして濃塩水タンク10及び希塩水タンク20に塩水が満たされると、制御回路60はステップ108にて電圧供給回路51に制御信号を出力することによって電解槽30の両電極34,35に電源回路52からの直流電圧を印加させる。これと同時に、駆動回路65a,65bに制御信号を出力することによって電動ポンプ43,44を作動させて電解槽30に希塩水タンク20から希塩水を供給させる。これにより、電解槽30では希塩水の電気分解が継続して行われ、陽極室32にて酸性水が、陰極室33にてアルカリ性水が生成、すなわち電解槽30にて電解水が生成される。
【0020】
前記ステップ102〜108の処理後、制御回路60はステップ110〜126からなる処理を繰り返し実行して、電解槽30への供給により消費される希塩水タンク20内の希塩水と、希塩水タンク20への供給により消費される濃塩水タンク10内の濃塩水を補充し、前記希塩水の濃度を調整する。ステップ110においては、濃塩水タンク10の第2室13内の濃塩水が下限水位以下に低下していれば、制御回路60は水位センサ14からの信号に基づき駆動回路65dに制御信号を出力することによって電磁バルブ16を開き、同第2室13内の濃塩水が上限水位以上になったことを水位センサ14が検出するまで外部給水源からの水を濃塩水タンク10に供給させる。濃塩水タンク10の第2室13内の水位が上限水位以上であれば、制御回路60は前述のような制御をすることなくプログラムをステップ112に進める。
【0021】
ステップ112においては、制御回路60は水位センサ21からの信号に基づいて希塩水タンク20内の希塩水の水位が下限水位以下であるかどうかを判定する。希塩水タンク20内の希塩水の水位が下限水位以下でなければ制御回路60はプログラムをステップ122に進める。希塩水タンク20内の希塩水の水位が下限水位以下であれば、制御回路60はステップ114にて駆動回路65cに制御信号を出力して、電磁バルブ24を開いて外部給水源から希塩水タンク20に水を供給させる。次に、ステップ116において水位センサ21からの信号に基づいて希塩水タンク20内の希塩水の水位が上限水位以上であるか否かを判定する。希塩水タンク20内の希塩水の水位が上限水位に達していなければ、ステップ116にて「NO」と判定し、ステップ114,116からなる処理を繰り返し実行する。前記ステップ114,116の処理により希塩水タンク20内の希塩水の水位が上限水位以上になるとステップ116にて「YES]と判定して、プログラムをステップ118に進める。ステップ118においては、制御回路60は駆動回路65cに制御信号を出力して電磁バルブ24を閉じる。これらのステップ112〜118の処理の結果、希塩水タンク20内の希塩水の水位が下限水位から上限水位まで上昇する。
【0022】
前記ステップ118の処理後、ステップ120にて電磁バルブ41を開いて濃塩水タンク10から希塩水タンク20に濃塩水を補充する。この場合、制御回路60は、前記ステップ102の処理により設定した基準濃度Cと希塩水タンク20内の希塩水の増加量に関係して決定された時間だけ駆動回路65eに制御信号を出力して電磁バルブ41を開く。これにより、外部給水源から希塩水タンク20内に補充された水の量に対応した量の濃塩水が濃塩水タンク10から希塩水タンク20に供給され、希塩水タンク20内の希塩水の濃度はほぼ基準濃度Cに設定される。
【0023】
前記ステップ112〜120の処理後、制御回路60は、ステップ122にて濃度センサ22によって検出された希塩水濃度Cを入力して、ステップ124にて前記入力した希塩水濃度Cと前記ステップ102の処理により設定された基準濃度Cとを比較する。希塩水濃度Cと基準濃度Cとの差の絶対値|C−C|が所定値ΔC(例えば、0.05%)未満であって許容誤差範囲内であれば(|C−C|≦0.05)、制御回路60はプログラムをステップ126に進める。ステップ126においては、カウント値ECNT1,ECNT2を「0」にリセットして、プログラムをステップ110へ戻す。以降、希塩水タンク内の希塩水の濃度が基準濃度に対して許容誤差範囲内にあれば、制御回路60は上述のステップ110〜126からなる処理を同様にして繰り返す。これにより、ほぼ基準濃度を有する希塩水が電動ポンプ43、44の作動により連続的に電解槽30に供給され、電解槽30はほぼ基準濃度に設定された希塩水を連続的に電気分解して、同電気分解された電解水を取り出し管48,49を介して出力する。
【0024】
一方、前記検出された希塩水濃度Cが基準濃度Cに所定値ΔCを加えた値C+ΔC以上であって、希塩水タンク20内の希塩水の濃度Cが高すぎる場合には、制御回路60はステップ124における比較判定処理によりプログラムを図3のステップ202に進める。ステップ202においては、制御回路60が電圧供給回路51に制御信号を出力して電源回路52から電解槽30の両電極34,35に対する直流電圧の印加を停止させるとともに、駆動回路65a,65bに制御信号を出力して電動ポンプ43,44の作動を停止させる。これにより、希塩水タンク20から電解槽30に対する希塩水の供給が停止するとともに、電解槽30における電解水の電気分解が停止して、電解水の生成が一時中断される。
【0025】
前記ステップ202の処理後、ステップ204にてカウント値ECNT1に「1」を加算するとともにカウント値ECNT2を「0」にリセットし、ステップ206において前記カウント値ECNT1が所定の上限カウント値ECNT0(例えば「2」)未満であるか否かを判定する。カウント値ECNT1が上限カウント値ECNT0未満であれば、制御回路60は同ステップ206にて「YES」と判定し、プログラムをステップ208〜212へ進める。ステップ208においては、制御回路60は駆動回路65cに制御信号を出力して、電磁バルブ24を開く。そして、ステップ210にて濃度センサ22から希塩水濃度Cを入力し、ステップ212にて前記入力した希塩水濃度Cが基準濃度C以下であるか否かを比較判定し、希塩水濃度Cが基準濃度C以下になるまで、同ステップ212における「NO」との判定の基に、ステップ208〜212の処理を繰り返し実行し続ける。このステップ208〜212の処理中、希塩水タンク20には外部から水が供給されるので、同タンク20内の希塩水が薄められる。
【0026】
この外部から希塩水タンク20への給水の結果、希塩水濃度Cが基準濃度C以下になると、制御回路60はステップ212にて「YES」と判定してプログラムをステップ214に進める。ステップ214においては、制御回路60は駆動回路65cに制御信号を出力して電磁バルブ24を閉じる。そして、ステップ216にて、制御回路60は電圧供給回路51を制御して電解槽30の両電極34,35に電源回路52からの直流電圧を印加させ、それと同時に駆動回路65a,65bに制御信号を出力して電動ポンプ43,44を作動させる。これにより、電解槽30に希塩水タンク20から希塩水が再び供給され始めるとともに、電解槽30は供給される希塩水を再び電気分解して電解水を生成し始める。前記ステップ216の処理後、制御回路60はプログラムをステップ110に戻し、前記のようなステップ112〜126からなる処理を繰り返し実行して、電解水を連続して生成する。
【0027】
また、前記検出された希塩水濃度Cが基準濃度Cから所定値ΔCを引いた値C−ΔC以下であって、希塩水タンク20内の希塩水の濃度Cが低すぎる場合には、制御回路60はステップ124における比較判定処理によりプログラムを図4のステップ302に進める。ステップ302においては、前記ステップ202の処理と同様にして、両電極34,35に対する直流電圧の供給及び電動ポンプ43,44の作動を停止させて、電解水の生成を一時中断する。前記ステップ302の処理後、ステップ304にてカウント値ECNT2に「1」を加算するとともにカウント値ECNT1を「0」にリセットし、ステップ306において前記カウント値ECNT2が所定の上限カウント値ECNT0(例えば「2」)未満であるか否かを判定する。この場合も、カウント値ECNT2が上限カウント値ECNT0未満であれば、制御回路60は同ステップ306にて「YES」と判定し、プログラムをステップ308〜312へ進める。
【0028】
制御回路60は、ステップ308にて制御信号を駆動回路65eに出力して電磁バルブ41を開き、ステップ310にて濃度センサ22から希塩水濃度Cを入力し、ステップ312にて前記入力した希塩水濃度Cが基準濃度C以上であるか否かを比較判定する。そして、希塩水濃度Cが基準濃度C以上になるまで、同ステップ312における「NO」との判定の基に、ステップ308〜312の処理を繰り返し実行して、濃塩水タンク10から希塩水タンク20に濃塩水を供給させる。これにより、希塩水タンク20内の希塩水が濃くされ、その結果、希塩水濃度Cが基準濃度C以上になると、制御回路60はステップ312にて「YES」と判定してプログラムをステップ314,316に進める。ステップ316においては、制御回路60は駆動回路65eに制御信号を出力して電磁バルブ41を閉じる。ステップ316においては、前記ステップ216の場合と同様にして電解槽30の両電極34,35に電源回路52からの電圧を印加させるとともに電動ポンプ43,44を作動させる。これにより、電解槽30に希塩水タンク20から希塩水が再び供給され始めるとともに、電解槽30は供給される希塩水を再び電気分解して電解水を生成し始める。前記ステップ316の処理後、制御回路60はプログラムをステップ110に戻し、前記のようなステップ112〜126からなる処理を繰り返し実行して、電解水を連続して生成する。
【0029】
次に、上述したように、希塩水濃度Cが基準濃度Cに所定値ΔCを加えた値C+ΔC以上になってステップ202〜216の処理が連続して行われたり、希塩水濃度Cが基準濃度Cから所定値ΔCを引いた値C−ΔC以下になってステップ302〜316の処理が連続して行われたりした場合について説明する。前者の場合、図3のステップ204の処理によりカウントECNT1が、前記ステップ202〜216の処理が行われる毎に「1」ずつ大きくなる。なお、前記ステップ202〜216の処理が連続して行われない場合には、図2のステップ126又は図4のステップ304の処理により、カウントECNT1は「0」にリセットされる。前記ステップ202〜216の処理によってカウント値ECNT1が所定値ECNT0に達すると、ステップ206にて「NO」と判定して、プログラムをステップ218に進める。ステップ218においては、制御回路60はランプ63及びブザー64にそれぞれ駆動信号を出力する。これにより、ランプ63が点灯し、ブザー64が警報音を発生する。そして、制御回路60はステップ220にて上述したプログラムの実行を終了して電解水の生成を停止してしまう。
【0030】
また、前記後者の場合には、図4のステップ304の処理によりカウントECNT2が、前記ステップ302〜316の処理が行われる毎に「1」ずつ大きくなる。そして、カウント値ECNT2が所定値ECNT0に達すると、制御回路60はステップ306にて「NO」と判定し、ステップ318にてランプ63を点灯させるとともにブザー64に警報音を発生させ、320にて上述したプログラムの実行を終了して電解水の生成を停止してしまう。
【0031】
上記作動説明からも理解できるとおり、上記実施例によれば、濃度センサ22によって検出される希塩水タンク20内の希塩水の濃度Cが所定の誤差範囲C−ΔC〜C+ΔC内にあれば、ステップ110〜126の処理により、ほぼ基準濃度Cに設定された希塩水が電解槽30にて電気分解され続けるので、均質な電解水が生成され続ける。一方、希塩水タンク20内の希塩水の濃度Cが所定の誤差範囲C−ΔC〜C+ΔC外になった場合には、ステップ124,202〜216,304〜316の処理により、電解水の生成が一時停止されるとともに、希塩水タンク20内の希塩水の濃度がほぼ基準濃度Cに設定された後に電解水の生成が再開される。したがって、この場合も、ほぼ基準濃度Cに設定された希塩水が電気分解されるため、常に均質な電解水が生成される。また、このとき、電解槽30内の両電極34,35に対する直流電圧の印加も停止するので、希塩水の濃度が高いために電源回路52及び電圧供給回路51に流れる電流が異常に大きくなることもなく、電源回路52、電圧供給回路51などの故障を未然に防止することができる。
【0032】
また、ステップ202〜216の処理又はステップ302〜316の処理による希塩水の調整が連続して行われた場合には、前記処理中のステップ204,206,218,220,304,306,318,320の処理により、電解水の生成が再開されないように停止してしまうので、前記希塩水の濃度の調整によって是正されない故障が発生した場合には、無駄な調整が繰り返し行われなくなる。
【0033】
なお、上記実施例では、ステップ130にてECNT1とECNT2、ステップ204にてECNT2、ステップ304にてECNT1を「0」にリセットすることにより、同じ異常が所定回数連続して発生した場合にのみ電解水生成を停止するようにしたが、同リセット処理を削除して、電解水生成開始からの同じ異常の発生累積回数を条件に電解水生成を停止するようにしてもよい。
【0034】
また、上記実施例においては電解槽30として隔膜31で両電極室32,33に分離したタイプの電解槽を用いたが、隔膜が設けられていないタイプの電解槽を用いてもよい。
【0035】
また、上記実施例においては、水位センサ14,21は濃塩水タンク10及び希塩水タンク20内の水位が下限水位以下になったこと及び上限水位以上になったことをそれぞれ検出するようにしたが、同水位センサ14,21に代えて、各タンク10,20内の水位を連続的な値として検出する水位センサを用いるようにしてもよい。この場合、ステップ110,112,116の比較判定において、前記検出された水位と上限及び下限水位とを比較するようにすればよい。
【0036】
また、上記実施例においては濃塩水タンク10から希塩水タンク20に濃塩水を選択的に供給する手段として電磁バルブ41を用いるようにしたが、同バルブ41に代えて電動ポンプを用いるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる電解水生成装置の全体概略図である。
【図2】図1の制御回路により実行されるプログラムの一部に対応するフローチャートである。
【図3】同プログラムの他の部分に対応するフローチャートである。
【図4】同プログラムのさらに他の部分に対応するフローチャートである。
【符号の説明】
10…濃塩水タンク、20…希塩水タンク、14,21…水位センサ、15,23…給水管、16,24,41…電磁バルブ、22…濃度センサ、30…電解槽、34,35…電極、42…導管、43,44…電動ポンプ、51…電圧供給回路、52…電源回路、60…制御回路、65a〜65e…駆動回路。

Claims (2)

  1. 外部給水源から供給される水と濃塩水タンクから供給される濃塩水が混合して調整される所定の低濃度の希塩水を貯える希塩水タンクと、この希塩水タンクから電動ポンプの作動により供給される希塩水をその内部に配設した一対の電極に直流電圧を印加されたとき電気分解して電解水を生成する電解槽を備えた電解水生成装置において、
    前記希塩水タンクに貯えられた希塩水の濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記検出された希塩水の濃度前記所定の濃度比較してその差が所定値より大きくなったとき前記電解槽内の電極への直流電圧の印加と前記電動ポンプの作動を一時停止させる第 1制御手段と、
    この第 1 制御手段の制御下にて前記直流電圧の印加と前記電動ポンプの作動が一時停止したときその一時停止に連動して前記希塩水タンクに外部給水源から水を供給する給水手段と同希塩水タンクに前記濃塩水タンクから濃塩水を供給する濃塩水供給手段を選択的に制御して前記希塩水タンク内の希塩水の濃度を前記所定の低濃度に調整し、この調整完了に前記直流電圧の印加電動ポンプの作動を再開させる第2制御手段を設けたことを特徴とする電解水生成装置。
  2. 前記第 1 制御手段の制御下にて前記電解槽内の電極への直流電圧の印加と前記電動ポンプの作動が一時停止される回数をカウントして、そのカウント値が所定値以上になったとき前記第2制御手段による前記直流電圧の印加電動ポンプの作動の再開を禁止する手段を設けたことを特徴とする請求項 1 に記載の電解水生成装置。
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