JP3575726B2 - 弱酸性水の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電解水生成装置にて生成される強酸性水と強アルカリ性水を用いて、殺菌水として使用し得る所定pH値(pH5付近が望ましい)の弱酸性水を製造する弱酸性水の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
殺菌水として使用し得る弱酸性水の製造方法は、例えば特公平4−42077号に示されていて、この公報に示されている製造方法においては、電解槽で生成されて酸性水導出管を流れる強酸性水を、電解槽で生成されてアルカリ導出管を流れる強アルカリ性水で混合希釈し、混合希釈した後の弱酸性水のpH値を測定し、その測定値に基づいて常にフィードバック制御することにより、所定pH値に近づけるべく強アルカリ性水の混合量を調整して、弱酸性水を連続的に生成・供給するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このフィードバック制御により弱酸性水のpH値が所定pH値に収束するまでには時間がかかり、この間にも弱酸性水は連続的に生成されて供給されており、この弱酸性水のpH値は所定pH値から離れたpH値になっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の問題に対処するため、電解水生成装置にて生成されて強酸性水タンクに収容される強酸性水と電解水生成装置にて生成されて強アルカリ性水タンクに収容される強アルカリ性水とを所定pH値の弱酸性水が調整されるように予め定めた所定の比率にて生成タンクに供給して同生成タンク内にて混合し、この混合により調整された弱酸性水のpH値を検出してその検出値に基づいて前記強酸性水又は強アルカリ性水の何れか一方を前記生成タンクに供給することにより同生成タンク内に貯留して使用される弱酸性水のpH値を所定のpH値に補正するようにしたことを特徴とする弱酸性水の製造方法及び製造システムを提供するものである。
【0005】
【発明の作用効果】
本発明による弱酸性水の製造方法及び製造システムにおいては、まず、強酸性水タンクから供給される強酸性水と強アルカリ性水タンクから供給される強アルカリ性水とを弱酸性水の生成タンクにて調整される弱酸性水の所定のpH値になるように予め定めた所定の比率で生成タンクに供給して混合するため、所定pH値に近いpH値の弱酸性水を生成でき、次いで生成タンクにて生成された弱酸性水のpH値に基づいて強酸性水又は強アルカリ性水の何れか一方を生成タンクに供給することにより同生成タンク内に貯留して使用される弱酸性水のpH値を所定pH値に補正するため、少量の強酸性水又は強アルカリ性水を供給することにより、使用に供される弱酸性水のpH値を所定pH値に短時間で素早く補正できる。
【0006】
また、この弱酸性水の製造方法で製造された弱酸性水は、上記のように生成タンク内において所定pH値に補正されるため、生成タンクからの供給初期から所定pH値で供給することができ、供給初期から有効に利用することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するに、図1は本発明の実施に使用する弱酸性水製造装置Bと、それ自体周知の電解水生成装置Aと、これら弱酸性水製造装置Bと電解水生成装置Aの作動を制御する電気制御装置Cを示している。
【0008】
電解水生成装置Aは、希塩水を電気分解して強酸性水と強アルカリ性水を生成して蓄えるもので、濃塩水を蓄える濃塩水タンク10と、同タンク10の下方に設けられて希塩水を蓄える希塩水タンク20と、同タンク20から供給される希塩水を電気分解する電解槽30と、同電解槽30にて生成された強酸性水を蓄える強酸性水タンク40と、電解槽30にて生成された強アルカリ性水を蓄える強アルカリ性水タンク50とを備えている。
【0009】
濃塩水タンク10は、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどの塩を、図示しない外部給水源(例えば水道)から給水管11(電磁バルブ12が介装されている)を介して圧送される水によりほぼ飽和状態に溶解させてなる濃塩水を貯溜するためのもので、底部には同濃塩水を希塩水タンク20へ供給するための供給管13(電磁バルブ14が介装されている)が上方向に侵入し塩の上方に開口している。なお、溶解し得ない残りの塩は同タンク10の底部に常に沈澱している。
【0010】
希塩水タンク20は、濃塩水タンク10から供給される濃塩水を、図示しない外部給水源(例えば水道)から給水管21(電磁バルブ22が介装されている)を介して圧送される水により所定濃度に希釈した希塩水を貯溜するためのもので、底部には同希塩水を電解槽30へ供給するための供給管23(電動ポンプ24が介装されている)が接続されている。また、希塩水タンク20内には濃度センサ(図示しない)が収容されており、同センサは希塩水タンク20内の希塩水の濃度を検出するようになっている。
【0011】
電解槽30は、希塩水タンク20から供給される希塩水を電気分解して、強酸性水と強アルカリ性水を生成するためのもので、内部が隔膜31によって2つの室32,33に区画されていて、各室32,33には、電動ポンプ24の作動により供給管23を介して希塩水が供給されるようになっている。また、室32と33には、直流電源回路39から直流電圧が印加される陽極34及び陰極35が対向して収容されている。この直流電圧の印加により希塩水タンク20から供給された希塩水が電気分解され、室33にて生成された強アルカリ性水は導出管37を介して強アルカリ性水タンク50へ導出され、また、室32にて生成された強酸性水は導出管36を介して強酸性水タンク40へ導出されるようになっている。
【0012】
強酸性水タンク40は、室32から供給される強酸性水を貯溜するためのもので、その側部には同タンク40の下限水位を検出する下限水位センサ41と上限水位を検出する上限水位センサ42が組付けられている。また、強酸性水タンク40内にはオーバーフローパイプ43が設けられ、同パイプ43の上端は所定の位置(上限水位よりも上方)まで延出されていて、余剰の強酸性水を外部に排出するようになっている。なお、強酸性水タンク40には、コックが介装された取出し管(ともに図示しない)が接続されていて、同コックの操作により取出し管から強酸性水が適宜取出し可能になっている。
【0013】
強アルカリ性水タンク50は、強酸性水タンク40と同容量のタンクであり、室33から供給される強アルカリ性水を貯溜するためのもので、内部にはオーバーフローパイプ53が設けられ、同パイプ53の上端は所定の位置(オーバーフローパイプ43と同レベル)まで延出されていて、余剰の強アルカリ性水を外部に排出するようになっている。なお、強アルカリ性水タンク50には、コックが介装された取出し管(ともに図示しない)が接続されていて、同コックの操作により取出し管から強アルカリ性水が適宜取出されるようになっている。
【0014】
一方、弱酸性水製造装置Bは、強酸性水タンク40から供給される強酸性水と強アルカリ性水タンク50から供給される強アルカリ性水とから所定pH値の弱酸性水を生成するもので、生成タンク60と強酸性水供給装置70と強アルカリ性水供給装置80と撹拌循環装置90とを備えている。
【0015】
生成タンク60は、強酸性水タンク40及び強アルカリ性水タンク50の下方に設けられていて、その側部には同タンク60の下限水位を検出する下限水位センサ61と上限水位を検出する上限水位センサ62が組付けられており、底部には電磁バルブ64が介装された取出し管63が接続されている。
【0016】
強酸性水供給装置70は、強酸性水タンク40から生成タンク60へ強酸性水を供給するためのもので、強酸性水タンク40の底部に一端が接続されて他端の開口が生成タンク60の上方に開口する供給管71と同供給管71に介装された電動ポンプ72から構成されている。
【0017】
強アルカリ性水供給装置80は、強アルカリ性水タンク50から生成タンク60へ強アルカリ性水を供給するためのもので、強アルカリ性水タンク50の底部に一端がそれぞれ接続されて他端の開口が生成タンク60の上方にそれぞれ開口する供給管81,83と同供給管81,83にそれぞれ介装された電動ポンプ82,84から構成されている。電動ポンプ82は、その単位時間あたりの吐出流量が電動ポンプ72の略60%であり、また、電動ポンプ84は、その単位時間あたりの吐出流量は電動ポンプ82の略10%である。
【0018】
撹拌循環装置90は、生成タンク60内に供給される強酸性水と強アルカリ性水とを撹拌循環するためのもので、循環パイプ91と同パイプ91に介装された撹拌ポンプ92とを備えており、循環パイプ91には、生成タンク60内の弱酸性水のpH値を検出するpHセンサMが介装されている。
【0019】
電気制御装置Cは、希塩水タンク20に設けた濃度センサ(図示しない)、下限水位センサ41,61、上限水位センサ42,62、pHセンサM、電磁バルブ12,14,22,64、電動ポンプ24,72,82,84、撹拌ポンプ92及び直流電源回路39のそれぞれに接続されていて、マイクロコンピュータにより構成されており、図2に示すフローチャートに対応したプログラムを実行して、電磁バルブ12,14,22,64の切換え、電動ポンプ24,72,82,84の作動・停止、撹拌ポンプ92の作動及び直流電源回路39の通電・遮断を制御するようになっている。
【0020】
上記のように構成した本実施形態においては、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどの塩を濃塩水タンク10内に多量に投入した後、電解水生成スイッチSW1の投入により、電気制御装置Cは図2のステップ100にてプログラムの実行を開始し、ステップ102にて電解水生成処理を実行し、ステップ104〜118にて弱酸性水生成処理を実行し、ステップ120〜126にて弱酸性水取出し処理を実行する。
【0021】
以下、ステップ102における電解水生成処理について説明する。まず、電磁バルブ12、22をそれぞれ開状態に制御して、濃塩水タンク10及び希塩水タンク20に外部からそれぞれ給水する。また、濃度センサにより検出した希塩水タンク20内の希塩水の濃度が所定濃度より低ければ、電磁バルブ14を開状態に制御して、同検出した濃度がほぼ所定濃度になるように濃塩水タンク10内の濃塩水を希塩水タンク20に補充する。
【0022】
さらに、電動ポンプ24を作動させることにより、希塩水タンク20内の希塩水は電解槽30の各室32、33に供給され、また、直流電源回路39により陽極34と陰極35は所定電圧を印加されて電解槽30にて希塩水が電気分解される。室32にて生成された強酸性水は、導出管36を介して強酸性水タンク40に蓄えられるとともに、室33にて生成された強アルカリ性水は導出管37を介して強アルカリ性水タンク50に蓄えられ、このような電解水の生成は連続して行われ、強酸性水タンク40内の上限水位センサ42が上限水位を検出すると中断し、下限水位センサ41が下限水位を検出すると再開するようになっている。
【0023】
電解水の生成に伴い、希塩水タンク20から電解槽30への希塩水の供給により同タンク20内の希塩水の水位が所定水位以下に低下した場合には、同タンク20内に設けた水位センサ(上限水位と下限水位を検出するセンサであり、ともに図示せず)による水位検出に基づき、所定水位以上に上昇するまで電磁バルブ22を開状態に制御して、同タンク20に外部から水を補給する。この水の補給により希塩水タンク20内の希塩水の濃度が低下した場合には、濃度センサとの協働により同濃度がほぼ所定濃度になるまで電磁バルブ14を開状態に制御して、濃塩水タンク10内の濃塩水を希塩水タンク20に補給する。また、同濃塩水の供給により濃塩水タンク10内の濃塩水の水位が所定水位以下に低下した場合には、同タンク10内に設けた水位センサ(上限水位と下限水位を検出するセンサであり、ともに図示せず)による水位検出に基づき、濃塩水タンク10内の濃塩水の水位が所定水位以上に上昇するまで電磁バルブ12を開状態に制御して、同タンク10に外部から水を補給する。
【0024】
これにより、電解槽30においては一定の性質を有する強酸性水(pH2.7以下)及び強アルカリ性水(pH11以上)が連続して生成され、各水は強酸性水タンク40及び強アルカリ性水タンク50にそれぞれ蓄えられる。強酸性水タンク40に蓄えられた強酸性水はコックを操作することにより外部に取り出されて利用可能であり、また、強アルカリ性水タンク50に蓄えられた強アルカリ性水はコックを操作することにより外部に取り出されて利用可能である。
【0025】
次にステップ104〜118における弱酸性水生成処理について説明する。ステップ104では弱酸性水生成スイッチSW2がオンされているか否かを判定する。前記弱酸性水生成スイッチSW2がオン状態とされていれば「YES」と判定しステップ106に移行し、オフ状態とされていれば「NO」と判定しステップ120に移行する。ステップ106では生成タンク60の水位が上限水位未満か否かを判定し、上限水位未満であれば「YES」と判定しステップ108に移行し、上限水位以上であれば「NO」と判定しステップ120に移行する。ステップ108では強酸性水タンク40の水位が下限水位以上であるか否かを判定し、下限水位以上であれば「YES」と判定しステップ110に移行し、下限水位未満であれば「NO」と判定しステップ120に移行する。
【0026】
ステップ110では電磁バルブ64を閉じ、続いてステップ112にて各電動ポンプ72,82を所定時間作動させ(所定時間経過後に停止させる)、さらにステップ114にて電動ポンプ84及び撹拌ポンプ92を作動させ、その後、ステップ116に移行する。
【0027】
ステップ116では生成タンク60内の弱酸性水のpH値がpH5以上か否かを判定し、前記pH値がpH5以上であれば「YES」と判定しステップ118に移行して電動ポンプ84及び撹拌ポンプ92を停止させ、前記pH値がpH5未満であればステップ116を繰返し実行する。
【0028】
これにより、生成タンク60に強酸性水と強アルカリ性水が100:60の比率で供給され、この混合溶液(pH値は略pH4となっている)が撹拌循環装置90にて撹拌され、循環パイプ91内を通る混合溶液のpH値がpHセンサMで検出されて、この検出値に基づいて強アルカリ性水が徐々に供給されてpH値が補正され、結果的に所定pH値(pH5)の弱酸性水が生成タンク60内にて生成されて貯溜される。
【0029】
次にステップ120〜126における弱酸性水取出し処理について説明する。ステップ120では弱酸性水取出しスイッチSW3がオンされているか否かを判定する。前記弱酸性水取出しスイッチSW3がオン状態とされていれば「YES」と判定しステップ122に移行し、オフ状態とされていれば「NO」と判定しステップ126に移行する。
【0030】
ステップ122では生成タンク60の水位が下限水位以上であるか否かを判定し、下限水位以上であれば「YES」と判定しステップ124に移行して電磁バルブ64を開き、生成タンク60の水位が下限水位未満であれば「NO」と判定しステップ126に移行して電磁バルブ64を閉じ、ステップ124又はステップ126の実行後にステップ102に戻る。
【0031】
これにより、弱酸性水取出しスイッチSW3がオン状態とされて、生成タンク60の水位が下限水位以上である限りは、生成タンク60から所定pH値(pH5)の弱酸性水が取出し管63を介して所望の箇所に供給される。
【0032】
以上の説明から明らかなように本実施形態においては、まず、強酸性水タンク40から供給される強酸性水と強アルカリ性水タンク50から供給される強アルカリ性水とを所定の比率(100:60)で生成タンク60に供給して混合するため、所定pH値(pH5)に近いpH値(pH4)の混合溶液を生成でき、次いでこの混合溶液のpH値に基づいて、強アルカリ性水を混合溶液に供給してpH値を所定pH値に補正するため、少量の強アルカリ性水を供給することにより、pH値を所定pH値に短時間で素早く補正できる。
【0033】
また、この弱酸性水の製造方法で製造された弱酸性水は、上記のように生成タンク60内において所定pH値(pH5)に補正されるため、生成タンク60からの供給初期から所定pH値で供給することができ、供給初期から有効に利用することができる。
【0034】
また、本実施形態においては、既存の電解水生成装置Aを利用して弱酸性水を製造するようにしているため、電解水生成装置Aにて生成された強酸性水と強アルカリ性水をそのまま利用することができるとともに、弱酸性水の製造のために利用することもできて、電解水の利用範囲が広くなる。
【0035】
上記実施形態においては、電動ポンプ72,82の吐出流量比を100:60とすると共に、電動ポンプ72,82をともに所定時間作動させるようにして実施したが、図3に示すように、強酸性水タンク40,強アルカリ性水タンク50から電動ポンプ72,82にて吐出可能な流量比を100:60となるように構成して実施することも可能である。
【0036】
この場合、強酸性水タンク40では、下限水位センサ41によって検出される下限水位から上限水位センサ42によって検出される上限水位間に強酸性水が所定量Q貯えられるとともに、上限水位がオーバーフローパイプ43によるオーバーフロー水位と同一となるように構成されており、一方、強アルカリ性水タンク50では、下限水位センサ51によって検出される下限水位から上限水位センサ52によって検出される上限水位間に強アルカリ性水が所定量0.6×Q貯えられるとともに、上限水位がオーバーフローパイプ53によるオーバーフロー水位と同一となるように構成されている。また、電動ポンプ72,82として、同一吐出流量のポンプが採用されている。さらに、上限水位センサ42,52が共に上限水位を検出した状態で電解水生成装置Aでの電解水の生成が停止(中断)され、また、下限水位センサ41,51が共に下限水位を検出した状態で電解水生成装置Aでの電解水の生成が開始(再開)されるように構成されている。
【0037】
このため、図3の実施形態においては、弱酸性水生成スイッチSW2がオン操作されていれば、図3のように強酸性水タンク40,強アルカリ性水タンク50にそれぞれ所定量の強酸性水,強アルカリ性水が貯えられて、上限水位センサ42,52が共に上限水位を検出することにより電動ポンプ72,82が共に駆動され、電動ポンプ72は下限水位センサ41が下限水位を検出することにより停止され、また、電動ポンプ82は下限水位センサ51が下限水位を検出することにより停止されて、生成タンク60に強酸性水と強アルカリ性水が100:60の比率で供給される。なお、その他の構成は上記実施形態と実質的に同じであるため、同一構成に同一符号を付して説明は省略する。また、本実施形態の作動は上述した構成説明及び上記実施形態の作動説明から容易に理解できるものと思われるため、その説明は省略する。
【0038】
また、上記各実施形態においては、強アルカリ性水供給装置80に供給管83と電動ポンプ84を設けて、強酸性水と強アルカリ性水を生成タンク60に供給するに際して、その供給比率を100:60として所定pH値(pH5)よりも酸性側(pH4)に傾けるようにして混合した後に、電動ポンプ84により強アルカリ性水を徐々に供給しpH値を補正して所定pH値の弱酸性水を得るようにしたが、強アルカリ性水供給装置80の供給管83と電動ポンプ84を取外し、強酸性水供給装置70に、供給管83、電動ポンプ84と同等のものを設けて、強酸性水と強アルカリ性水の混合比率を変更して所定pH値よりもアルカリ性側(例えばpH6)に傾けるように混合した後に、強酸性水を徐々に供給しpH値を補正して所定pH値の弱酸性水を得るようにしてもよい。また、強酸性水供給装置70と強アルカリ性水供給装置80の両方に、供給管83、電動ポンプ84と同等のものを設けて、強酸性水と強アルカリ性水を生成タンク60に供給するに際して、そのpH値が所定pH値(pH5)になるような比率で混合した後に、そのpH値のずれに基づいて強酸性水又は強アルカリ性水でpH値を補正するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に使用する弱酸性水製造装置と、電解水生成装置と、電気制御装置の一実施形態を示す全体概略図である。
【図2】図1の電気制御装置(マイクロコンピュータ)により実行されるプログラムを示すフローチャートである。
【図3】図1に示した弱酸性水製造装置と電解水生成装置の変形実施形態を示す概略図である。
【符号の説明】
40…強酸性水タンク、50…強アルカリ性水タンク、60…生成タンク、70…強酸性水供給装置、72…電動ポンプ、80…強アルカリ性水供給装置、82,84…電動ポンプ、A…電解水生成装置、B…弱酸性水製造装置、C…電気制御装置、M…pHセンサ。

Claims (2)

  1. 電解水生成装置にて生成されて強酸性水タンクに収容される強酸性水と電解水生成装置にて生成されて強アルカリ性水タンクに収容される強アルカリ性水とを所定pH値の弱酸性水が調整されるように予め定めた所定の比率にて生成タンクに供給して同生成タンク内にて混合し、この混合により調整された弱酸性水のpH値を検出してその検出値に基づいて前記強酸性水又は強アルカリ性水の何れか一方を前記生成タンクに供給することにより同生成タンク内に貯留して使用される弱酸性水のpH値を所定のpH値に補正するようにしたことを特徴とする弱酸性水の製造方法。
  2. 電解水生成装置にて生成された強酸性水を貯留する強酸性水タンクと、同電解水生成装置にて生成された強アルカリ性水を貯留する強アルカリ性水タンクと、前記強酸性水タンクと強アルカリ性水タンクからそれぞれ供給される強酸性水と強アルカリ性水をその内部にて混合して弱酸性水を調整する生成タンクと、前記強酸性水タンクに貯留された強酸性水を前記生成タンクに供給する強酸性水供給手段と、前記強アルカリ性水タンクに貯留された強アルカリ性水を前記生成タンクに供給する強アルカリ性水供給手段と、前記生成タンク内にて調整された弱酸性水のpH値を検出するpHセンサと、前記生成タンク内にて調整される弱酸性水のpH値が所定のpH値になるように予め定めた所定の比率にて前記強酸性水と強アルカリ性水が前記生成タンクに供給されるように前記強酸性水供給手段と強アルカリ性水供給手段の作動を制御し、前記pHセンサの検出値に基づいて前記強酸性水供給手段又は強アルカリ性水供給手段を作動させて前記強酸性水又は強アルカリ性水を前記生成タンクに供給することにより同生成タンク内の弱酸性水のpH値を所定のpH値に補正する制御手段とを備えた弱酸性水の製造システム。
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