JP2002272435A - 塩水処理装置 - Google Patents

塩水処理装置

Info

Publication number
JP2002272435A
JP2002272435A JP2001076530A JP2001076530A JP2002272435A JP 2002272435 A JP2002272435 A JP 2002272435A JP 2001076530 A JP2001076530 A JP 2001076530A JP 2001076530 A JP2001076530 A JP 2001076530A JP 2002272435 A JP2002272435 A JP 2002272435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt water
water
concentration
electrolytic
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001076530A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Saito
洋介 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP2001076530A priority Critical patent/JP2002272435A/ja
Publication of JP2002272435A publication Critical patent/JP2002272435A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】塩水処理装置において、処理後に塩素臭を残さ
ないように食材を洗浄及び殺菌するとともに電極板への
不純物の付着を回避する。 【解決手段】この塩水処理装置は、食材を浸す塩水を貯
える処理槽10と、処理槽10に塩水を供給する塩水供
給路20と、塩水供給路20に介装されて処理槽10に
供給する塩水を電気分解する電解槽30と、電解スイッ
チ群52及び塩濃度設定ダイヤル53を接続した電気制
御回路50とを備えている。電解スイッチ群52は、電
解槽30における塩水の電気分解の実行を電気分解の強
度を選択して指示するための複数のスイッチである。塩
濃度設定ダイヤル53は、処理槽10内に供給する塩水
の濃度を設定するためのダイヤルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜、鮮魚、精肉
などの食材を塩水によってその鮮度を保持しながら洗浄
及び殺菌処理する塩水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、食材を浸す塩水
を貯える処理槽を備えてなり、食材を処理槽内にて塩水
により鮮度を保持しながら洗浄処理するようにしてい
る。この場合、例えば特開平11−215974号公報
に示されているように、処理槽内に設けた一対の電極間
に電圧を印加して処理槽内の塩水を電気分解し同塩水中
に塩素を生成することにより、食材を洗浄と同時に殺菌
処理するようにしたものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置において
は、処理槽内に貯えている塩水を電気分解していたた
め、電気分解を行っているとき、処理槽内の塩水中の塩
素濃度は高くなる一方だった。したがって、電気分解を
長時間行いすぎた場合、又は食材に付着していた細菌が
少量だった場合には、処理後の食材に多量の塩素が付着
したまま残って、食材に塩素臭が残ることがあった。ま
た、電気分解の際に食材に付着していた不純物が電極板
に付着して、電解効率が低下したり、部分的に電極板が
消耗して同電極板の寿命が短くなったりするという問題
もあった。
【0004】
【発明の概要】本発明は上記問題に対処しようとするも
ので、その目的は、処理後に塩素臭を残さないように食
材を洗浄及び殺菌処理するとともに電極板への不純物の
付着を回避する塩水処理装置を提供することにある。
【0005】本発明の構成上の特徴は、前記処理槽を備
えた塩水処理装置において、前記処理槽に貯えられる所
定濃度の塩水を調製する塩水調製手段と、該塩水調製手
段により調製された塩水を前記処理槽まで導く塩水供給
路と、前記塩水供給路に介装されてなり該塩水供給路を
通して前記処理槽に供給される塩水を一対の電極間に電
圧を印加することにより電気分解し同塩水中に所定量の
塩素を生成する電解槽とを設けたことにある。これによ
れば、食材の処理中、塩水調製手段により調製する塩水
の濃度、又は電解槽の両電極間に印加する電圧などの設
定によって処理槽内に常に所定の塩素濃度の塩水を供給
することが可能となるため、処理槽内の塩水の塩素濃度
が過度に高くなることを回避できる。したがって、処理
時間又は食材に付着していた細菌の量などに関わらず処
理後の食材に多量の塩素が付着したまま残ることを回避
できるので、塩素臭が残らないように食材を洗浄及び殺
菌処理することができる。また、この場合、食材に付着
していた不純物が電極板に付着することもないため、同
不純物の付着による電解効率の低下や部分的な電極板の
消耗等の問題が生じることもない。
【0006】本発明の他の構成上の特徴は、前記塩水処
理装置において、前記塩水調製手段にて調製する塩水の
濃度を使用者が設定するための塩水濃度設定手段を設
け、前記塩水濃度設定手段による設定に基づき前記塩水
調製手段にて調製する塩水の濃度を制御するようにした
ことにある。これによれば、塩水濃度設定手段により塩
水調製手段にて調製する塩水の濃度を設定できるため、
処理槽内に供給する塩水の塩素濃度を用途に応じて調整
することが可能となり、当該塩水処理装置の使い勝手が
向上する。
【0007】本発明の他の構成上の特徴は、前記塩水処
理装置において、前記電解槽における電気分解の強度を
使用者が設定するための電解強度設定手段を設け、前記
電解強度設定手段による設定に基づき前記電解槽の両電
極間に印加する電圧又は電流を制御するようにしたこと
にある。これによれば、電解強度設定手段により電解槽
の両電極間に印加する電圧又は電流を設定できるため、
処理槽内に供給する塩水の塩素濃度を用途に応じて調整
することが可能となり、当該塩水処理装置の使い勝手が
向上する。
【0008】本発明の他の構成上の特徴は、前記塩水処
理装置において、前記一対の電極間に隔膜を設けて前記
電解槽を一対の電解室に区画し前記電気分解により前記
各電解室内にて酸性水及びアルカリ性水を生成するよう
にした上で、前記処理槽内の塩水のpHを検出するpH
センサを設け、前記pHセンサによる検出に基づいて、
前記処理槽内の塩水のpHが予め設定されたpHより低
い場合は前記酸性水を前記処理槽に供給することなく排
出して前記アルカリ性水のみを前記処理槽内に供給し、
前記処理槽内の塩水のpHが前記設定pHより高い場合
は前記アルカリ性水を前記処理槽に供給することなく排
出し前記酸性水のみを前記処理槽内に供給するようにし
たことにある。これによれば、処理槽内の塩水のpHが
常に予め設定されたpHに保たれるようになるため、当
該塩水処理装置の使い勝手が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。図1に示した塩水処理装置は、食
材を浸す塩水を貯える処理槽10と、処理槽10に塩水
を供給する塩水供給路20と、塩水供給路20に介装さ
れて処理槽10に供給する塩水を電気分解する電解槽3
0とを備えている。
【0010】処理槽10内には、濃度センサ11及び水
位センサ12が収容されている。濃度センサ11は、処
理槽10内の塩水の濃度を検出するものである。水位セ
ンサ12は、処理槽10内の水位が食材の処理に適切な
所定水位に達していることを検出するものである。処理
槽10の側壁に接続したオーバーフローパイプ13は、
上記水位センサ12により検出される所定水位より若干
高い位置にて処理槽10内に開口しており、処理槽10
内の水位が上記所定水位より高くなったとき処理槽10
内の塩水を外部に排出する。
【0011】処理槽10内に収容した冷却器14は、コ
ンプレッサ及び凝縮器からなる冷却回路15に接続され
ており、冷却回路15から供給された凝縮冷媒を蒸発さ
せて処理槽10内の塩水を冷却する。なお、冷却回路1
5は、図示しない電気制御回路により、処理槽10内の
塩水の温度が食材の処理に適した所定温度に保たれるよ
うに作動制御されるようになっている。処理槽10の底
部には、中間部に電動ポンプ16を介装した攪拌用導管
17の両端が所定距離だけ隔てて接続されており、電動
ポンプ16の作動により処理槽10内の塩水が攪拌され
るようになっている。
【0012】塩水供給路20は、図示しない外部給水源
から圧送される水を電解槽30に導く第1供給管21を
備えている。第1供給管21には、電気的制御により開
閉する電磁バルブ22が介装されている。電磁バルブ2
2は、開(オン)状態にて前記外部給水源からの水を電
解槽30に供給するとともに、閉(オフ)状態にて前記
水を閉止する。
【0013】第1供給管21の中間部であって電磁バル
ブ22の近傍下流位置には、第2供給管23の一端が接
続されている。第2供給管23は、飽和状態の濃塩水を
貯えた濃塩水タンク24内の底部付近にその他端を開口
させているとともに、中間部にて電動ポンプ25を介装
しており、電動ポンプ25の作動により濃塩水タンク2
4内の濃塩水を第1供給管21に供給する。これによ
り、電解槽30には、外部給水源の水、濃塩水タンク2
4内の濃塩水、又は両者を混合して調製した希塩水が選
択的に供給されるようになっている。なお、電動ポンプ
25は、時間当たりの吐出量を可変に構成されたもので
あり、同吐出量の制御によって上記希塩水の濃度を調整
できるようになっている。
【0014】電解槽30内には、直流電源装置40によ
り直流電圧が印加される一対の電極31,32が収容さ
れている。電解槽30は、両電極31,32間への電圧
印加により、前記供給された塩水を電気分解して同塩水
中に殺菌作用を有する塩素を生成する。
【0015】電解槽30には、第1供給管21と共に塩
水供給路20の一部を構成する第3供給管26の一端も
接続されている。第3供給管26は、他端を処理槽10
の上方に臨ませて、電解槽30から出力された水又は塩
水を処理槽10内に供給する。
【0016】また、この塩水処理装置は、上記各センサ
11,12、電磁バルブ22、電動ポンプ25、及び直
流電源装置40、並びに運転スイッチ51、電解スイッ
チ群52、及び塩濃度設定ダイヤル53に接続した電気
制御回路50を備えている。
【0017】運転スイッチ51は、当該塩水処理装置を
用いた食材の処理の実行を指示するためのスイッチであ
る。電解スイッチ群52は、電解槽30における塩水の
電気分解の実行、すなわち処理槽10に塩素を含有する
塩水を供給することを指示するための複数のスイッチで
ある。複数のスイッチはそれぞれ複数の設定電圧と対応
しており、操作するスイッチを選択することによって、
上記電気分解における両電極31,32間への印加電圧
を上記複数の設定電圧のうちから選択して電気分解の強
度を調整できるようになっている。塩濃度設定ダイヤル
53は、処理槽10内に供給する塩水の濃度を設定する
ためのダイヤルである。電気制御回路50は、各センサ
11,12、スイッチ51,52、及びダイヤル53か
らの入力に基づき図2のフローチャートに対応したプロ
グラムを実行し、電磁バルブ22、電動ポンプ25、及
び直流電源装置40の作動を制御する。
【0018】次に、上記のように構成した塩水処理装置
の動作を図2のフローチャートに沿って説明する。
【0019】最初、図示しない電源スイッチがオン操作
されると、電気制御回路50はステップ100にてプロ
グラムの実行を開始し、ステップ102,104の処理
を繰返し実行して運転スイッチ51のオン操作を待つ。
そして、このとき運転スイッチ51がオン操作される
と、プログラムをステップ106以降へ進めて、まず処
理槽10内に設定濃度の塩水を満たす処理を行う。
【0020】この場合、まず、ステップ106にて、濃
度センサ11により検出された処理槽10内に残留して
いる塩水の濃度と、塩濃度設定ダイヤル53により設定
されている濃度とを比較判定する。このとき、検出濃度
が設定濃度より低かった場合は、プログラムをステップ
108へ進めて、電磁バルブ22を閉じたまま電動ポン
プ25を作動させ、濃塩水タンク24内の濃塩水を第2
供給管23、第1供給管21、電解槽30、及び第3供
給管26を介して処理槽10内に供給する。そして、以
後、ステップ102,106,108を繰返し実行し
て、処理槽10内の塩水の濃度が上がって設定濃度と等
しくなるのを待つ。一方、検出濃度が設定濃度より高か
った場合は、プログラムをステップ110へ進めて、電
動ポンプ25を非作動状態に保ったまま電磁バルブ22
を開き、外部給水源から圧送された水を第1供給管2
1、電解槽30、及び第3供給管26を介して処理槽1
0内に供給する。そして、以後、ステップ102,10
6,110を繰返し実行して、処理槽10内の塩水濃度
が下がって設定濃度と等しくなるのを待つ。
【0021】上記いずれかの繰返し実行中、処理槽10
内の塩水の濃度が塩濃度設定ダイヤル53による設定濃
度と等しくなると、電気制御回路50は濃度センサ11
による検出に基づいて次回のステップ106の実行後に
プログラムをステップ112へ進める。ステップ112
においては、水位センサ52による検出に基づいて、処
理槽10内の水位が食材の処理に適切な所定水位に達し
ているか否かを判定する。このとき、処理槽10が上記
所定水位まで満たされていなければ、プログラムをステ
ップ114へ進めて、電磁バルブ22を開くとともに電
動ポンプ25を作動させる。これにより、第1供給管2
1を介して供給される外部給水源からの水と第2供給管
23を介して供給される濃塩水タンク24内の濃塩水と
が混合して希塩水が調製され、同希塩水が第1供給管2
1、電解槽30、及び第3供給管26を介して処理槽1
0内に供給される。このとき、電動ポンプ25は、上記
調製する希塩水の濃度が塩濃度設定ダイヤル53により
設定されている濃度と等しくなるように時間当たりの吐
出量を制御される。そして、以後、電気制御回路50
は、ステップ102,106,112,114を繰返し
実行して、上記設定濃度の希塩水が処理槽10内に所定
水位まで貯えられるのを待つ。
【0022】上記繰返し実行中、処理槽10内の水位が
所定水位に達すると、電気制御回路50は水位センサ5
2による検出に基づいて次回のステップ112の実行後
にプログラムをステップ116へ進める。ステップ11
6においては、電解スイッチ群52のうちのいずれかの
スイッチがオン状態にあるか否かを判定する。このと
き、電解スイッチ群52が操作されておらずその全ての
スイッチがオフ状態であれば、電気制御回路50は「N
O」と判定してプログラムをステップ118へ進め、電
磁バルブ22を閉じるとともに電動ポンプ25の作動を
停止する。そして、以後、ステップ102,106,1
12,116,118を繰返し実行して電解スイッチ群
52のいずれかのスイッチがオン操作されるのを待つ。
【0023】上記繰返し実行中、食材が処理槽10内の
塩水中に浸されて、電解スイッチ群52のいずれかのス
イッチがオン操作されると、電気制御回路50はステッ
プ116における「YES」との判定のもとにプログラ
ムをステップ120へ進める。ステップ120において
は、電磁バルブ22を開き、電動ポンプ25を作動させ
るとともに、直流電源装置40を作動させて電解槽30
内の両電極31,32間に電圧を印加する。これによ
り、前記ステップ114における場合と同様に希塩水が
調製されて、同希塩水が電解槽30内にて電気分解され
て塩素を含有した上で処理槽10に供給される。このと
き、電動ポンプ25は、前記ステップ114における場
合と同様に、上記調製する希塩水の濃度が塩濃度設定ダ
イヤル53により設定されている濃度と等しくなるよう
に時間当たりの吐出量を制御される。また、直流電源装
置40は、電解スイッチ群52のうちの上記オン操作さ
れたスイッチに対応して設定された電圧を印加する。
【0024】上記各処理後、電気制御回路50は、ステ
ップ102,106,112,116,120を繰返し
実行する。この間、塩素を含有した希塩水が食材を投入
した処理槽10内に供給され続け、食材を洗浄及び殺菌
処理する。この場合、希塩水に含有される塩素の濃度
は、調製される希塩水の濃度及び電解槽30の両電極3
1,32間に印加される電圧により一意的に定るため、
塩濃度設定ダイヤル53における設定及び電解スイッチ
群52による選択に基づいた一定の濃度となる。また、
前記所定水位を超す塩水はオーバーフローパイプ13を
介して外部に排出されるため、処理槽10内には一定の
塩素濃度を有する新鮮な希塩水が常に前記所定水位だけ
貯えられ続けることになる。また、前記電源スイッチの
投入以降、図示しない電気制御回路によって冷却回路1
5及び電動ポンプ16もその作動を開始しており、処理
槽10内の塩水は電動ポンプ16により攪拌されながら
冷却器14により冷却されて所定温度に保たれている。
【0025】上記繰返し実行中、運転スイッチ51又は
電解スイッチ群52がオフ操作されてオフ状態になる
と、電気制御回路50はステップ102又はステップ1
16における「NO」との判定のもとにプログラムを前
記ステップ104又はステップ118へ進め、電磁バル
ブ22を閉じるとともに電動ポンプ25及び直流電源装
置40の作動を停止させて希塩水の電気分解及び供給を
停止する。
【0026】上述のように、上記実施形態においては、
食材の処理中、処理槽10内に一定の塩素濃度の塩水が
供給され続けるため、処理槽10内の塩水の塩素濃度が
過度に高くなることを回避できる。したがって、処理時
間又は食材に付着していた細菌の量などに関わらず処理
後の食材に多量の塩素が付着したまま残ることを回避で
きるので、塩素臭が残らないように食材を洗浄及び殺菌
処理することができる。また、この場合、食材に付着し
ていた不純物が電極31,32に付着することもないた
め、同不純物の付着による電解効率の低下や部分的な電
極板の消耗等の問題が生じることもない。
【0027】また、上記塩水の塩素濃度は、塩濃度設定
ダイヤル53及び電解スイッチ群52の操作により調整
することが可能である。したがって、処理槽10内に供
給する塩水の塩素濃度を用途に応じて調整することが可
能であり、使い勝手がよい。
【0028】次に、上記実施形態の変形例を図面を参照
して説明する。同変形例は、図3に示したように、上記
実施形態に係る塩水処理装置において、電解槽30を隔
膜33により一対の電解室34,35に区画したもので
ある。
【0029】正電圧が印加される電極31を収容した電
解室34においては、塩水の電気分解時、酸性水が生成
される。電解室34には酸性水供給管26aの一端が接
続されており、酸性水供給管26aの他端は電気制御回
路50に接続された三方電磁バルブ27により第3供給
管26又は排水管28に選択的に接続されるようになっ
ている。これにより、電解室34にて生成された酸性水
は、酸性水供給管26aを通って三方電磁バルブ27ま
で導かれた上で、第3供給管26を通って処理槽10内
に供給されるか又は排水管28を通って外部に排出され
るようになっている。
【0030】負電圧が印加される電極32を収容した電
解室35においては、塩水の電気分解時、アルカリ性水
が生成される。電解室35にはアルカリ性水供給管26
bの一端が接続されており、アルカリ性水供給管26b
の他端は三方電磁バルブ29により第3供給管26又は
排水管28に選択的に接続されるようになっている。こ
れにより、電解室35にて生成されたアルカリ性水は、
アルカリ性水供給管26bを通って三方電磁バルブ29
まで導かれた上で、第3供給管26を通って処理槽10
内に供給されるか又は排水管28を通って外部に排出さ
れるようになっている。
【0031】また、処理槽10内には、pHセンサ18
が収容されている。pHセンサ18は、処理槽10内の
塩水のpHを検出して、同検出値を電気制御回路50に
対し出力するものである。
【0032】上記のように構成した同変形例において
は、電気制御回路50が、pHセンサ18による検出に
基づいて三方電磁バルブ27,29をそれぞれ制御し、
処理槽10内に酸性水及びアルカリ性水をそれぞれ選択
的に供給するようにしている。処理槽10内の塩水のp
Hが予め設定されたpHより低い場合、電気制御回路5
0は、各三方電磁バルブ27,29を制御して、酸性水
供給管26aを排水管28に接続するとともにアルカリ
性水供給管26bを第3供給管26に接続する。これに
より、酸性水を排水管28を通して外部に排出して、ア
ルカリ性水のみを第3供給管26を通して処理槽10内
に供給し処理槽10内の塩水のpHを上昇させる。処理
槽10内の塩水のpHが設定pHより高い場合は、酸性
水供給管26aを第3供給管26に接続するとともに、
アルカリ性水供給管26bを排水管28に接続する。こ
れにより、アルカリ性水を排水管28を通して外部に排
出して、酸性水のみを第3供給管26を通して処理槽1
0内に供給し処理槽10内の塩水のpHを低下させる。
処理槽10内の塩水のpHが設定pHと等しい場合は、
酸性水供給管26a及びアルカリ性水供給管26bを共
に第3供給管26に接続する。これにより、酸性水及び
アルカリ性水を共に第32供給管26を通して処理槽1
0内に供給し処理槽10内の塩水のpHを一定に保つ。
これら各制御により、処理槽10内の塩水のpHが常に
予め設定されたpHに保たれて、より使い勝手よく食材
を処理できるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る塩水処理装置の全体
構成図である。
【図2】図1の電気制御回路により実行されるプログラ
ムを示すフローチャートである。
【図3】前記実施形態の変形例に係る塩水処理装置の全
体構成図である。
【符号の説明】
10…処理槽、18…pHセンサ、20…塩水供給路、
30…電解槽、31,32…電極、33…隔膜、34,
35…電解室、40…直流電源装置、50…電気制御回
路、52…電解スイッチ群、53…塩濃度設定ダイヤ
ル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食材を浸す塩水を貯える処理槽を備えた塩
    水処理装置において、 前記処理槽に貯えられる所定濃度の塩水を調製する塩水
    調製手段と、 該塩水調製手段により調製された塩水を前記処理槽まで
    導く塩水供給路と前記塩水供給路に介装されてなり該塩
    水供給路を通して前記処理槽に供給される塩水を一対の
    電極間に電圧を印加することにより電気分解し同塩水中
    に所定量の塩素を生成する電解槽とを設けたことを特徴
    とする塩水処理装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載の塩水処理装置におい
    て、 前記塩水調製手段にて調製する塩水の濃度を使用者が設
    定するための塩水濃度設定手段を設け、 前記塩水濃度設定手段による設定に基づき前記塩水調製
    手段にて調製する塩水の濃度を制御することを特徴とす
    る塩水処理装置。
  3. 【請求項3】前記請求項1に記載の塩水処理装置におい
    て、 前記電解槽における電気分解の強度を使用者が設定する
    ための電解強度設定手段を設け、 前記電解強度設定手段による設定に基づき前記電解槽の
    両電極間に印加する電圧又は電流を制御することを特徴
    とする塩水処理装置。
  4. 【請求項4】前記請求項1に記載の塩水処理装置におい
    て、 前記一対の電極間に隔膜を設けて前記電解槽を一対の電
    解室に区画し前記電気分解により前記各電解室内にて酸
    性水及びアルカリ性水を生成することを特徴とする塩水
    処理装置。
  5. 【請求項5】前記請求項4に記載の塩水処理装置におい
    て、 前記処理槽内の塩水のpHを検出するpHセンサを設
    け、 前記pHセンサによる検出に基づいて、前記処理槽内の
    塩水のpHが予め設定されたpHより低い場合は前記酸
    性水を前記処理槽に供給することなく排出して前記アル
    カリ性水のみを前記処理槽内に供給し、前記処理槽内の
    塩水のpHが前記設定pHより高い場合は前記アルカリ
    性水を前記処理槽に供給することなく排出し前記酸性水
    のみを前記処理槽内に供給することを特徴とする塩水処
    理装置。
JP2001076530A 2001-03-16 2001-03-16 塩水処理装置 Pending JP2002272435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076530A JP2002272435A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 塩水処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076530A JP2002272435A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 塩水処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002272435A true JP2002272435A (ja) 2002-09-24

Family

ID=18933446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001076530A Pending JP2002272435A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 塩水処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002272435A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101326272B1 (ko) * 2012-03-29 2013-11-11 (주) 테크윈 부산물 저감형 차아염소산나트륨 발생장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05161487A (ja) * 1991-12-11 1993-06-29 Hoshizaki Electric Co Ltd 食物の塩水処理装置
JPH10151461A (ja) * 1996-11-26 1998-06-09 Hoshizaki Electric Co Ltd 弱酸性水の製造方法
JP2000226680A (ja) * 1998-12-02 2000-08-15 Asahi Pretec Corp 殺菌性を有する電解水の製造方法及び装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05161487A (ja) * 1991-12-11 1993-06-29 Hoshizaki Electric Co Ltd 食物の塩水処理装置
JPH10151461A (ja) * 1996-11-26 1998-06-09 Hoshizaki Electric Co Ltd 弱酸性水の製造方法
JP2000226680A (ja) * 1998-12-02 2000-08-15 Asahi Pretec Corp 殺菌性を有する電解水の製造方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101326272B1 (ko) * 2012-03-29 2013-11-11 (주) 테크윈 부산물 저감형 차아염소산나트륨 발생장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2006001115A1 (ja) イオン溶出ユニット及びそれを備えた機器並びに洗濯機
JP4463927B2 (ja) 水処理装置
US6905580B2 (en) Water treating apparatus
CN111704282A (zh) 水处理系统、净水机、控制方法和计算机可读存储介质
JPH10258258A (ja) 電解水生成装置付き洗浄装置
JP2002272435A (ja) 塩水処理装置
JP2003024941A (ja) 次亜塩素酸発生方法及び装置
JPH07299457A (ja) 電解水生成装置
JP2010131548A (ja) 電解水生成装置
JP4463928B2 (ja) 水処理装置
KR19980068820A (ko) 세탁기의 전기분해장치 및 급수방법
JP2003079560A (ja) 食器洗浄機
JP2573143B2 (ja) 滅菌水製造装置
JP2001029245A (ja) 洗浄処理装置
JPH06238281A (ja) 水槽用殺菌システム
JPH10469A (ja) 電解水生成装置
KR100635856B1 (ko) 살균 세탁기 및 그 제어 방법
JP2019097514A (ja) 食品洗浄装置および方法
JP3411094B2 (ja) 塩水供給装置
JPH1190447A (ja) 浴水循環装置
JP3518900B2 (ja) 電解生成水の製造方法
JP2000005752A (ja) 電解水生成装置
JP3666102B2 (ja) アルカリイオン整水器
JP3991484B2 (ja) アルカリイオン整水器の制御方法
WO2012144289A1 (ja) 電解水生成装置及び当該電解水生成装置を備えた流し台

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110308