JP2000005752A - 電解水生成装置 - Google Patents

電解水生成装置

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JP2000005752A
JP2000005752A JP17913098A JP17913098A JP2000005752A JP 2000005752 A JP2000005752 A JP 2000005752A JP 17913098 A JP17913098 A JP 17913098A JP 17913098 A JP17913098 A JP 17913098A JP 2000005752 A JP2000005752 A JP 2000005752A
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JP
Japan
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water
sodium thiosulfate
aqueous solution
tank
electrolytic cell
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JP17913098A
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English (en)
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Yosuke Saito
洋介 斉藤
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩素を残留させることがなく且つ洗浄対象物
の要求に応じた殺菌効果や洗浄効果を有する電解水を単
一の電解水生成装置により生成すること。 【解決手段】 電解水生成装置は、電源20により直流
電圧が印加される一対の電極10a,10bを収容する
電解槽10内において、電動ポンプ50の作動により被
処理水供給管40を介して供給された被処理水を電気分
解する。また、被処理水供給管40はチオ硫酸ナトリウ
ムの水溶液を貯えたタンク30と接続されている。電源
20及び電動ポンプ50は電気制御回路60と接続され
ていて、電気制御回路60により作動を制御されるよう
になっている。以上により、電気制御回路60が電源2
0及び電動ポンプ50に指示を与えると、タンク30内
のチオ硫酸ナトリウムの水溶液が電解槽10に供給され
て電気分解され、殺菌、細菌増殖抑制、脱塩素、漂白効
果等を有する酸性水、アルカリ性水が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チオ硫酸ナトリウ
ムの水溶液を電気分解する電解水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、食塩水を電気分解する電解水
生成装置が広く用いられている。食塩水を電気分解して
生成される酸性水は、pHが小さいことや次亜塩素酸又
は塩素を含むこと等により殺菌効果に優れ、また生成さ
れるアルカリ性水はpHが大きいので細菌の増殖を抑制
するとともに、これに含まれるNaOHにより洗浄に優
れた効果を発揮する。一方、食品によってはアルカリ性
水では変色を起さないが、酸性水では変色を起すこと等
があるため、これらの電解水は洗浄対象物たる食品等に
応じて適宜選択されて使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の酸性
水で食品を洗浄した場合には食品に塩素が残留し塩素化
合物が生ずるため、これを水道水で洗い流している。し
かしながら、水道水中にも塩素が含まれているので、塩
素を完全に除去することは困難である。従って、本発明
の目的は、塩素を残留させることがなく且つ洗浄対象物
の要求に応じて殺菌や洗浄等を行う電解水を生成し得る
電解水生成装置を提供することにある。
【0004】
【発明の概要】本発明は上記目的を達成するために、チ
オ硫酸ナトリウムの水溶液を電気分解するものである。
即ち、本発明の第1の特徴は、電解槽に供給される被処
理水を同電解槽内で電気分解する電解水生成装置におい
て、電解槽に被処理水としてチオ硫酸ナトリウムの水溶
液を供給する供給手段を設けたことにある。
【0005】第1の特徴によれば、供給手段によって電
解槽にチオ硫酸ナトリウムの水溶液が供給されて電気分
解される。チオ硫酸ナトリウムの水溶液が電気分解され
ると、pHが小さい(例えばpH≒2.7)ことにより
細菌増殖を阻害し得る酸性水が生成されるとともに、p
Hが大きい(例えばpH≒11.6)ことにより細菌増
殖を阻害するとともに食品類の酸化防止に優れた(還元
作用がある)アルカリ性水が得られる。また、生成され
た電解水である酸性水及びアルカリ性水中には、チオ硫
酸ナトリウムの多くが未電解のまま残存するので、この
電解水はチオ硫酸ナトリウムが本来有する酸化防止効果
及び脱塩素効果も発揮する。以上により、本特徴によれ
ば、洗浄の対象となる食品等の種類に適切な電解水であ
って塩素を残留させることのない電解水を得ることがで
きる。
【0006】本発明の第2の特徴は、電解槽に供給され
る被処理水を同電解槽内で電気分解する電解水生成装置
において、同電解水生成装置が前記電気分解により亜硫
酸イオン(SO3 2-)を生成することにある。
【0007】実験によれば、チオ硫酸ナトリウム水溶液
を電気分解すると亜硫酸イオン(SO3 2-)を多く含む
電解水が生成されることが判明した。この亜硫酸イオン
を含む電解水は、酸化防止剤及び漂白剤として優れてい
て且つ食品に対しても使用されている二酸化硫黄(SO
2)の水溶液と同等のものと言うことができる。従っ
て、本特徴によれば、食品にも使用でき、しかも二酸化
硫黄と同等の効果を有する電解水が得られる。
【0008】本発明の第3の特徴は、電解槽に供給され
る被処理水を同電解槽内で電気分解する電解水生成装置
において、被処理水としてチオ硫酸ナトリウムの水溶液
又は食塩水の何れか一方を前記電解槽に選択的に供給す
る供給手段を設けたことにある。
【0009】第3の特徴によれば、チオ硫酸ナトリウム
の水溶液又は食塩水が選択的に電解槽に供給されて電気
分解される。チオ硫酸ナトリウム水溶液が選択された場
合には、第1又は第2の特徴にて述べたように、細菌増
殖を阻害する酸性水若しくは細菌増殖を阻害するととも
に酸化防止にも優れたアルカリ性水であって且つ本来の
チオ硫酸ナトリウムが有する酸化防止効果及び脱塩素効
果を発揮する電解水、又は、細菌増殖を阻害する酸性水
若しくは細菌増殖を阻害するとともに酸化防止にも優れ
たアルカリ性水であって且つ食品に対して使用されてい
る二酸化硫黄の水溶液と同等の酸化防止効果・漂白効果
を発揮する亜硫酸イオンを含む電解水が得られる。一
方、食塩水が選択された場合には、次亜塩素酸又は塩素
を含むこと等により殺菌効果に優れた酸性水と、細菌の
増殖を阻害するとともに水酸化ナトリウムにより汚れ等
の洗浄に優れた効果を発揮するアルカリ性水が生成され
る。
【0010】このように、第3の特徴を備えた電解水生
成装置は、単一の装置で種々の目的に適合し得る電解水
を生成することができる。このため、例えば先ず食塩水
を電気分解して得られる電解水により野菜等の食品を洗
浄して殺菌を行い、次いでチオ硫酸ナトリウム水溶液を
電気分解して得られる電解水により塩素を除去するとい
ったことも可能となる。また、洗浄対象物やその汚れの
種類などに応じて食塩水又はチオ硫酸ナトリウム水溶液
から生成されたアルカリ性水の何れかを選択して使用す
ること等も可能となる。
【0011】本発明の第4の特徴は、電解槽に供給され
る被処理水を同電解槽内で電気分解する電解水生成装置
において、被処理水としてチオ硫酸ナトリウムの水溶
液、食塩水、又はチオ硫酸ナトリウムと食塩の混合水溶
液のうちの何れか一を前記電解槽に選択的に供給する供
給手段を設けたことにある。この第4の特徴によれば、
第3の特徴を備えた電解水生成装置により得られる電解
水の種類に加えて、更にチオ硫酸ナトリウムと食塩の混
合水溶液を電気分解した電解水を得ることができる。従
って、単一の電解水生成装置によって更に多様な洗浄対
象物に適した電解水が得られる。
【0012】本発明の第5の特徴は、第3又は第4の特
徴の電解水生成装置において、前記供給手段が、食塩水
を前記電解槽に供給する第1供給手段と、チオ硫酸ナト
リウム水溶液を前記電解槽に供給する第2供給手段と、
前記第1供給手段及び第2供給手段を互いに独立して作
動させる供給制御手段とからなることにある。
【0013】この特徴は、第3又は第4の特徴を具体的
に達成するための構成であり、供給制御手段により、食
塩水を前記電解槽に供給する第1供給手段とチオ硫酸ナ
トリウム水溶液を前記電解槽に供給する第2供給手段と
が独立に作動される。従って、食塩水単独、チオ硫酸ナ
トリウム水溶液単独、又は食塩とチオ硫酸ナトリウムの
混合水溶液の何れかが被処理水として電解槽に供給され
て電気分解され、これにより多様な目的に適合する多種
類の電解水が生成される。
【0014】本発明の第6の特徴は、電解槽に供給され
る被処理水を同電解槽内で電気分解する電解水生成装置
において、食塩水を予め貯えた第1タンクと、チオ硫酸
ナトリウム水溶液を予め貯えた第2タンクと、前記第2
タンク内のチオ硫酸ナトリウム水溶液を前記第1タンク
へ供給し又は供給停止するチオ硫酸ナトリウム水溶液供
給手段と、前記第1タンク内の水溶液を被処理水として
前記電解槽に供給する被処理水供給手段とを具備するこ
とにある。
【0015】この第6の特徴によれば、食塩水を予め貯
えた第1タンクに対して、第2タンクからチオ硫酸ナト
リウム水溶液が供給され又は供給停止される。チオ硫酸
ナトリウム水溶液が第1タンクへ供給される場合には、
第1タンク内の水溶液が食塩とチオ硫酸ナトリウムの混
合水溶液となり、同水溶液が電解槽に被処理水として供
給されて電気分解される。一方、第1タンクに対してチ
オ硫酸ナトリウム水溶液が供給されていない場合には、
第1タンク内の食塩水のみが被処理水として電解槽に供
給されて電気分解される。従って、前者の場合には殺菌
効果及び脱塩素効果を有する酸性水と、細菌増殖抑制効
果、洗浄効果及び脱塩素効果を有するアルカリ性水とが
得られ、後者の場合には、前者の場合とは異なる殺菌効
果を有する酸性水及び前者の場合とは異なる洗浄効果等
を有するアルカリ性水が得られる。以上により、本特徴
によれば、多様な目的に適合する多種類の電解水が生成
される。
【0016】本発明の第7の特徴は、電解槽に供給され
る被処理水を同電解槽内で電気分解する電解水生成装置
において、チオ硫酸ナトリウム水溶液を貯えたタンク
と、タンク内のチオ硫酸ナトリウム水溶液の濃度を同水
溶液の電気伝導度に基づいて検出する濃度検出手段と、
タンク内のチオ硫酸ナトリウム水溶液の濃度を前記濃度
検出手段の検出結果に応じて調整する濃度調整手段とを
備えたことにある。
【0017】第7の特徴は、濃度が所定の値に調整され
たチオ硫酸ナトリウム水溶液を電気分解することにより
所望の効果(前記した効果)を有する電解水を安定して
得るものであり、そのためにタンク内に貯えられたチオ
硫酸ナトリウムの水溶液の濃度を濃度検出手段により検
出し、同検出値に応じて前記濃度を調整する。この濃度
検出手段は、チオ硫酸ナトリウム水溶液の濃度と同水溶
液の電気伝導度とは1対1の関係にあるという実験によ
る新たな知見により、チオ硫酸ナトリウム水溶液の電気
伝導度に基づいてチオ硫酸ナトリウムの水溶液の濃度を
検出する。電気伝導度の検出は、周知のように所定電圧
を電極間に印加した際の電流値で検出することができる
ので、安価且つ信頼性の高い検出が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に図面を参酌しながら、本発
明の実施の形態について説明する。 (1)第1実施形態 図1に示された本発明の電解水生成装置に係る第1実施
形態は、電解槽10と、電源20と、チオ硫酸ナトリウ
ムの水溶液を貯えたタンク30と、タンク30と電解槽
10とを連通する被処理水供給管40と、同被処理水供
給管40に介装された電動ポンプ50と、マイクロコン
ピュータを内蔵する電気制御回路60等とから構成され
ている。
【0019】電解槽10は、供給される被処理水を電気
分解するための通水式電解槽であって、隔膜11を挟ん
で対向する一対の電極10a(陽極),10b(陰極)
をそれぞれ収容する陽極室12a及び陰極室12bを有
している。陽極室12a及び陰極室12bの下部には、
被処理水の第1,第2供給口13a,13bが各々設け
られ、また上部には、第1,第2排出口14a,14b
が設けられていて、この第1,第2排出口14a,14
bは、生成した電解水を適当な箇所にて外部に注出する
ための第1,第2注出管15a,15bと各々接続され
ている。
【0020】電源20は、直流電圧(5V)を電極10
a,10bに印加するためのものであって、電極10
a,10bに直列に接続されている。また、電源20は
後述する電気制御回路60にも接続されていて、電気制
御回路60により作動が制御されるようになっている。
【0021】タンク30は、チオ硫酸ナトリウム(Na
223)の水溶液を貯えるためのタンクであって、本
実施形態においては使用者によって適宜補充されるチオ
硫酸ナトリウムの0.20%水溶液を貯えている。
【0022】被処理水供給管40は、タンク30内のチ
オ硫酸ナトリウム水溶液を電解槽10に導くためのもの
であって電気制御回路60により吐出量が可変に制御さ
れる電動ポンプ50を介装しており、一端がタンク30
の下部に設けられた開口30aに接続されるとともに前
記電動ポンプ50の下流にて分岐し、他端が電解槽10
の第1,第2供給口13a,13bの各々に接続されて
いる。
【0023】以上のように構成された電解水生成装置に
おいては、電動ポンプ50によりタンク30内のチオ硫
酸ナトリウム水溶液が毎分2リットルだけ電解槽10に
供給される(各電極室12a,12bについては毎分1
リットルだけ供給される)。同時に、電気制御回路60
から指令を受けた電源20が直流電圧5Vを陽極12a
及び陰極12bに対して印加する。これによりチオ硫酸
ナトリウムの水溶液が連続的に電気分解され、第1注出
管15aからは酸性水が、第2注出管15bからはアル
カリ性水が注出される。なお、実験によれば酸性水のp
HはpH=2.72であり、アルカリ性水のpHはpH
=11.64であった。
【0024】上記したように、本電解水生成装置によっ
て生成された酸性水はpHが小さいため、細菌の増殖を
阻害することができる。また、生成されたアルカリ性水
はpHが大きいため、細菌の増殖を阻害するとともに酸
化防止(還元作用)に優れている。しかも、これらの注
出された酸性水及びアルカリ性水の各々は、電解槽10
に供給されたチオ硫酸ナトリウムの70%を未電解のま
ま含んでいるため、チオ硫酸ナトリウム(水溶液)自体
が有する脱塩素力と酸化防止力を失うことなく併せ持っ
ている。従って、本電解水生成装置によれば、酸性水又
はアルカリ性水が生成されるため洗浄対象物である食品
等に応じて変色を発生させない電解水であって、殺菌効
果又は細菌の増殖抑制効果、酸化防止力及び食品類に塩
素成分を残さない脱塩素効果を有する電解水を得ること
ができる。
【0025】(1−2)第1実施形態の変形例 第1実施形態の変形例は、上記電解水生成装置を用いる
が、電解条件が第1実施形態とは異っているものであ
る。即ち、第2実施形態は、チオ硫酸ナトリウムの0.
27%水溶液を毎分4リットルだけ電解槽10に供給し
(即ち、各電極室12a,12bに対し毎分2リットル
だけ供給し)、直流電圧5Vを電極10a,10bに印
加して電気分解するように構成したものである。
【0026】第2実施形態により得られた酸性水及びア
ルカリ性水中に含まれる種々の成分を分析した結果を表
1に示した。なお、表1に示された成分は全てイオンで
あり、「T−S」は硫黄の合計値を意味している。単位
はmg/リットルであり、記号「<」は、その成分が記
号「<」の右側に記載された量よりも少ないことを表
す。
【0027】
【表1】
【0028】表1が示すように、チオ硫酸ナトリウム水
溶液を電気分解して生成される酸性水及びアルカリ性水
は、亜硫酸イオン(SO3 2-)を多量に含んでいる。ま
た、実験によれば、電動ポンプ50を制御して電解槽1
0に供給するチオ硫酸ナトリウム水溶液の流量を小さく
することにより亜硫酸イオン(SO3 2-)の量を増大で
きることが確認された。
【0029】このようにして得られる亜硫酸イオン(S
3 2-)を含む電解水(酸性水,アルカリ性水)は、食
品に対して酸化防止剤又は漂白剤として多用されている
二酸化硫黄(SO2)の水溶液と同等のものであり、酸
化防止効果及び漂白効果を有する。従って、本電解水生
成装置は、食品類に対して使用可能であり且つ酸化防止
効果及び漂白効果を有する酸性水及びアルカリ性水を供
給し得る。また、亜硫酸イオン(SO3 2-)量を調整す
ることも可能であるので、酸化防止効果及び漂白効果が
所望の程度である電解水を供給し得る。
【0030】なお、上記においては電動ポンプ50を制
御することにより電気分解の程度を調整して亜硫酸イオ
ンの量(濃度)を可変としたが、これに代えて、電解槽
10の第1排出口14aから注出された酸性水を第1注
出管15aから分流させて第1供給口13aに戻す環流
管と、第2排出口14bから注出されたアルカリ性水を
第2注出管15bから分流させて第2供給口13bに戻
す環流管と、及び両環流管の各々に電磁バルブとを設
け、同電磁バルブを電気制御回路60によって制御する
ことにより電解槽10中を環流する電解水量を調整し、
以て亜硫酸イオンの濃度を可変とすることもできる。
【0031】(2)第2実施形態 図2に示された本発明の第2実施形態は、電解槽10、
電源20、第1タンク31、第2タンク32、被処理水
供給管40、電動ポンプ50、及び電気制御回路60等
とから構成されている。電解槽10、電源20、及び電
動ポンプ50については第1実施形態と同様であるので
説明を省略する。
【0032】第1タンク31は、チオ硫酸ナトリウムの
水溶液を貯えるものであって、その底部に設けられた開
口31aには第1供給管31bの一端が接続されてい
る。第1供給管31bは、電気制御回路60から指令を
受けて開閉する第1電磁バルブ31cを介装していて、
他端が被処理水供給管40の一端に接続されている。
【0033】第2タンク32は、希塩水を貯えるもので
あって、その底部に設けられた開口32aには第2供給
管32bの一端が接続されている。第2供給管32b
は、電気制御回路60から指令を受けて開閉する第2電
磁バルブ32cを介装していて、他端が被処理水供給管
40と第1供給管31bの連結部位に接続されている。
【0034】被処理水供給管40は、電動ポンプ50を
介装していて電動ポンプ50の吐出側において分岐し、
各分岐の端部が電解槽10の電極室12a,12bの第
1,第2供給口13a,13bの各々に接続されてい
る。
【0035】電気制御回路60は、マイクロコンピュー
タ(図示省略)を内蔵する電気回路であって、複数の操
作スイッチ(図示省略)を有する操作パネル62にも接
続されている。操作パネル62は、使用者よって操作ス
イッチが操作されることにより、3種類のモードを設定
し得るようになっている。
【0036】この第2実施形態においては、使用者が操
作パネル62を操作して第1モードを選択すると、電気
制御回路60が第1電磁バルブ31cに閉指令信号を出
力し、第2電磁バルブ32cに開指令信号を出力する。
同時に、電気制御回路60は電動ポンプ50を作動さ
せ、また電源20を作動させて両電極10a,10bに
直流電圧(5V)を印加する。これにより、第2タンク
32内の希塩水のみが電解槽10に供給されて電気分解
され、次亜塩素酸(HOCl)を含んで殺菌作用を有す
る酸性水、及び水酸化ナトリウムを含んで洗浄効果に優
れたアルカリ性水となって注出管15a,15bから各
々注出される。
【0037】また、使用者が操作パネル62を操作して
第2モードを選択すると、電気制御回路60は第1電磁
バルブ31cに開指令信号を出力するとともに第2電磁
バルブ32cに閉指令信号を出力し、同時に電動ポンプ
50を作動し、且つ電源20による電圧印加を開始す
る。この場合には、第1タンク31内のチオ硫酸ナトリ
ウムの水溶液のみが電解槽10に供給されて電気分解さ
れるので、注出管15a,15bからは第1実施形態
(及び第1実施形態の変形例)にて説明した、殺菌(細
菌の増殖抑制)、脱塩素、及び漂白に優れた効果を発揮
する酸性水及びアルカリ性水が注出される。
【0038】本装置によれば、例えば食品類の殺菌が必
要な場合には、先ず第1モードを選択して食塩水の電気
分解による酸性水で十分に殺菌を行い、その後に第2モ
ードを選択してチオ硫酸ナトリウム水溶液の電気分解に
よる酸性水で細菌の増殖を抑制しつつ残留する塩素成分
を除去することができる。
【0039】また、汚れの程度が激しい場合において
は、先ず第1モードを選択して食塩水の電気分解による
洗浄力の強いアルカリ性水で十分に洗浄を行い、その後
に第2モードを選択してチオ硫酸ナトリウム水溶液の電
気分解によるアルカリ性水で残留する塩素成分を除去し
つつ更に洗浄することも可能となる。
【0040】使用者が操作パネル62を操作して第3モ
ードを選択すると、電気制御回路60は第1,第2電磁
バルブ31c,32cの両方に開指令信号を出力すると
ともに、電動ポンプ50を作動し、且つ電源20による
電圧印加を開始する。この場合には、第1タンク31内
のチオ硫酸ナトリウムと第2タンク32内の希塩水の混
合水溶液が電槽10に供給されて電気分解されるので、
注出管15aからは希塩水の電気分解によって得られる
殺菌力の強さにチオ硫酸ナトリウム水溶液の電気分解に
よって得られる脱塩素効果を併せもつ酸性水が注出され
る。同様に、注出管15bからは希塩水の電気分解によ
って得られる優れた洗浄効果にチオ硫酸ナトリウム水溶
液の電気分解によって得られる脱塩素効果を併せもつア
ルカリ性水が注出される。このように、本電解水生成装
置によれば、更に多様な目的に合致し得る電解水を得る
ことができる。
【0041】(3)第3実施形態 図3に示された本発明の第3実施形態は、電解槽10、
電源20、第3タンク33、第4タンク34、被処理水
供給管40、電動ポンプ50、及び電気制御回路60等
とから構成されている。電解槽10、電源20、及び電
動ポンプ50については第1実施形態と同様であるので
説明を省略する。
【0042】第3タンク33は、使用者によって供給さ
れる希塩水を予め貯えるものであって、その底部に設け
らた開口33aには電動ポンプ50を介装した被処理水
供給管40の一端が接続されている。被処理水供給管4
0は、電動ポンプ50の吐出側において分岐し、各分岐
の端部が電解槽10の電極室12a,12bの第1,第
2供給口13a,13bの各々に接続されている。ま
た、被処理水供給管40は、開口33aと電動ポンプ5
0との間に電気制御回路60から指令を受けて開閉する
第3電磁バルブ33bを介装している。
【0043】第4タンク34は、使用者によって供給さ
れるチオ硫酸ナトリウムの水溶液を予め貯えるものであ
り第3タンク33の上方に配置され、その底部に設けら
れた開口34aには水溶液供給管34bの一端が接続さ
れている。水溶液供給管34bは、電気制御回路60か
ら指令を受けて開閉する第4電磁バルブ34cを介装し
ていて、他端が第3タンク33の上部開口に対向するよ
うに配置されている。
【0044】電気制御回路60は、マイクロコンピュー
タ(図示省略)を内蔵する電気回路であって、複数の操
作スイッチ(図示省略)を有する操作パネル62にも接
続されている。操作パネル62は、使用者よって操作ス
イッチが操作されることにより、2種類のモードを設定
し得るようになっている。
【0045】この第3実施形態においては、使用者が操
作パネル62を操作して第1モードを選択すると、電気
制御回路60が第3電磁バルブ33bに開指令信号を出
力し、第4電磁バルブ34cに閉指令信号を出力する。
同時に、電気制御回路60は電動ポンプ50を作動し、
且つ電源20による電圧印加を開始する。これにより、
第3タンク33内の希塩水が電解槽10に供給されて電
気分解され、次亜塩素酸(HOCl)を含んで殺菌効果
に優れた酸性水、及び水酸化ナトリウムを含んで洗浄効
果に優れたアルカリ性水となって注出管15a,15b
から各々注出される。
【0046】使用者が操作パネル62を操作して第2モ
ードを選択すると、電気制御回路60が第3,第4電磁
バルブ33b,34cの両方に開指令信号を出力すると
ともに、電動ポンプ50を作動し、且つ電源20による
電圧印加を開始する。従って、第4タンク34内のチオ
硫酸ナトリウムの水溶液が水溶液供給管34bを介して
第3タンク33に供給され、第3タンク内において希塩
水と混合される。この混合されたチオ硫酸ナトリウムと
食塩の混合液は、電動ポンプ50により被処理水供給管
40を介して電解槽10の各電極室12a,12bに供
給され、同電解槽10内にて電気分解される。
【0047】これにより、注出管15aからは希塩水の
電気分解によって得られる殺菌力の強さにチオ硫酸ナト
リウム水溶液の電気分解によって得られる脱塩素効果を
併せもつ酸性水が注出される。同様に、注出管15bか
らは希塩水の電気分解によって得られる優れた洗浄効果
にチオ硫酸ナトリウム水溶液の電気分解によって得られ
る脱塩素効果を併せもつアルカリ性水が注出される。こ
のように、本電解水生成装置によっても、様々な目的に
合致した電解水を得ることができる。
【0048】なお、上記第3実施形態においては、第3
電磁バルブ33bは必ずしも必要なく、電動ポンプ50
によって第3タンク内の水溶液が常に電解槽10に供給
されるように構成しておくこともできる。
【0049】(4)第4実施形態 図4に示された本発明の第4実施形態は、電解槽10、
電源20、第5タンク35、第6タンク36、被処理水
供給管40、電動ポンプ50、電気制御回路60及び原
水供給管70等とから構成されている。電解槽10、電
源20、及び電動ポンプ50については第1実施形態と
同様であるので説明を省略する。
【0050】第5タンク35は、低濃度のチオ硫酸ナト
リウム水溶液を貯えるものであって、側壁には水位セン
サ(フロートスイッチ)35aと濃度センサ36bが備
えられていて、底部に設けらた開口35cには被処理水
供給管40の一端が接続されている。水位センサ35a
は、第5タンク内の水溶液の水位が所定値以下になると
「オン」信号を電気制御回路60に出力する。
【0051】濃度センサ36bは、第5タンク35内の
チオ硫酸ナトリウム水溶液の濃度を検出するためのもの
であって、具体的には同チオ硫酸ナトリウム水溶液の電
気伝導度を検出し、検出結果を電気制御回路60に出力
する。電気伝導度とチオ硫酸ナトリウムの濃度(希釈濃
度%)との関係は、図5に示されるような(比例)関係
にあることが実験により判明したため、電気伝導度を検
出すれば濃度が一義的に検出できることとなる。なお、
電気伝導度は「所定電圧を一対の電極間に印加した際の
電流値を検出する」という周知の方法で検出する。
【0052】第6タンク36は、高濃度(飽和濃度)の
チオ硫酸ナトリウム水溶液を貯えるものであり第5タン
ク35の上方に配置され、その側壁には第6タンク36
内の水溶液の水位が所定値以下になると電気制御回路6
0に「オン」信号を出力する水位センサ(フロートスイ
ッチ)を備えている。また、第6タンク36の底部には
開口36bが設けられていて、開口36bには水溶液供
給管36cの一端が接続されている。水溶液供給管36
cは、電気制御回路60から指令を受けて開閉する第6
電磁バルブ36dを介装していて、他端が第5タンク3
5の上部開口に対向するように配置されている。なお、
使用者は固形のチオ硫酸ナトリウムを第6タンク36に
適宜補充する。従って、同タンク36内には固形のチオ
硫酸ナトリウムが常に残留している。
【0053】被処理水供給管40は、電動ポンプ50を
介装していて電動ポンプ50の吐出側において分岐し、
各分岐の端部が電解槽10の電極室12a,12bの第
1,第2供給口13a,13bの各々に接続されてい
る。
【0054】電気制御回路60は、マイクロコンピュー
タ(図示省略)を内蔵する電気回路であって、複数の操
作スイッチ(図示省略)を有する操作パネル62にも接
続されている。操作パネル62は、使用者よって操作ス
イッチが操作されることにより、第5タンク35内のチ
オ硫酸ナトリウムの希薄水溶液の目標濃度を設定し得る
ようになっている。
【0055】原水供給管70は、水道等の外部給水源
(図示省略)からの原水を第5,第6タンク35,36
に供給するためのものであって、注水口が第5タンク3
5の上方に位置された第1原水供給管71と、注水口が
第6タンク36の上方に位置された第2原水供給管72
とに分岐されている。また、両供給管71,72には電
気制御回路60からの指令を受けて開閉する第1,第2
原水供給バルブ71a,72aがそれぞれ介装されてい
る。
【0056】次に、上記のように構成された第4実施形
態の作用について、電気制御回路60内のマイクロコン
ピュータが所定の短時間毎に実行するプログラムをフロ
ーチャートにて示した図6を参酌しつつ説明する。先
ず、本電解水生成装置が電解水を注出していない状態
(電気分解を実行していない状態)において使用者が電
気制御回路60の電源スイッチ(図示省略)を投入する
と、マイクロコンピュータは所定のタイミングにおいて
プログラムをステップ100から開始し、続くステップ
105にて電解水の注出開始条件が成立したか否かを判
定する。注出開始条件は、具体的には、電解水を生成し
ていない状態において操作パネル62に備えられた注出
スイッチ(図示省略)が押圧操作された場合に成立す
る。現段階では、使用者は注出スイッチを操作していな
いので、マイクロコンピュータはステップ105にて注
出開始条件が成立していないと判定し(即ち、「No」
と判定し)、プログラムをステップ110に進めて電解
水の注出終了条件が成立したか否かを判定する。
【0057】注出終了条件は、具体的には、電解水を注
出している状態において操作パネル62に備えられた注
出スイッチが押圧操作された場合に成立する。現段階に
おいては、電解水を注出している状態ではないので注出
終了条件は成立せず、マイクロコンピュータはステップ
110にて「No」と判定してプログラムをステップ1
15に進める。
【0058】マイクロコンピュータは、ステップ115
にて、電解水を注出中であるか否かを判定する。現段階
においては電解水の注出中ではないため、マイクロコン
ピュータはステップ115を「No」と判定しプログラ
ムをステップ200に進め、本プログラムを一旦終了す
る。
【0059】以降、マイクロコンピュータは所定時間毎
に本プログラムをステップ100から開始し、ステップ
105,110及び115を繰返し実行する。この繰返
し実行中に使用者が注出スイッチを押圧操作すると注出
開始条件が成立するため、マイクロコンピュータは、ス
テップ105にて「Yes」と判定してプログラムをス
テップ120に進めて電動ポンプ50の作動を開始し、
続くステップ125にて電源20による電極10a,1
0bへの電圧印加を開始する。
【0060】次に、マイクロコンピュータは、プログラ
ムをステップ130へと進め、水位センサ36aの出力
が「オン」であるか否かを判定し、同ステップ130で
の判定が「Yes」の場合には、第6タンク36内の水
位が所定水位以下となっていることを意味するので、ス
テップ135にプログラムを進めて第6電磁バルブ72
aを開く。これにより、第6タンク36内に原水が補給
される。また、ステップ130での判定が「No」の場
合には、第6タンク36内の水位が所定水位以上である
ことを意味するので、マイクロコンピュータはステップ
140にプログラムを進めて第6電磁バルブ72aを閉
じ、第6タンク36内への原水の補給を停止する。
【0061】次に、マイクロコンピュータは、プログラ
ムをステップ145へと進め、水位センサ35aの出力
が「オン」であるか否かを判定し、同ステップ145で
の判定が「Yes」の場合には、第5タンク35内の水
位が所定水位以下となっていることを意味するので、ス
テップ150にて第5電磁バルブ71aを開く。これに
より、第5タンク35内に原水が補給される。また、ス
テップ145での判定が「No」の場合には、第5タン
ク35内の水位が所定水位以上であることを意味するの
で、マイクロコンピュータはステップ155にて第5電
磁バルブ71aを閉じ、第5タンク35内への原水の補
給を停止する。
【0062】続いて、マイクロコンピュータは、濃度セ
ンサ36bから得られる第5タンク35内のチオ硫酸ナ
トリウム水溶液の濃度が操作パネルにより設定された目
標濃度より小さいか否かを判定し、同ステップ160の
判定が「Yes」の場合にはプログラムをステップ16
5に進めて電磁バルブ36dを開く。これにより、第6
タンク36内の高濃度のチオ硫酸ナトリウム水溶液が水
溶液供給管36cを介して第5タンク35内に供給され
て、第5タンク内のチオ硫酸ナトリウム水溶液濃度を増
大させる。一方、マイクロコンピュータはステップ16
0にて「No」と判定すると、プログラムをステップ1
70に進めて電磁バルブ36dを閉じ、高濃度のチオ硫
酸ナトリウム水溶液の第5タンク35内への供給を停止
する。その後、マイクロコンピュータは、プログラムを
ステップ200に進めて本プログラムを一旦終了する。
以上により電解水の注出が開始される。
【0063】この状態において、マイクロコンピュータ
が所定時間後に再び本プログラムの実行を開始すると
き、電解水が注出されており且つ使用者は注出スイッチ
を何ら操作していないので、マイクロコンピュータはス
テップ105及びステップ110にて「No」と判定
し、ステップ115にて「Yes」と判定してプログラ
ムをステップ130〜170に進める。これにより、ス
テップ130〜140が実行されて第6タンク36の水
位が略一定に保たれ、またステップ145〜155が実
行されて第5タンク35の水位が略一定に保たれる。同
時に、ステップ160〜170の実行により、第5タン
ク35内のチオ硫酸ナトリウム水溶液の濃度が目標濃度
に保たれ、この水溶液が電解槽10にて電気分解され
る。
【0064】その後、使用者が電解水の注出を停止する
ために注出スイッチを押圧操作すると、マイクロコンピ
ュータはステップ110にて「Yes」と判定して、ス
テップ175,180及びステップ185を実行する。
即ち、ステップ175では電動ポンプ50の作動を停止
し、ステップ180では電源20による電圧印加を停止
し、更にステップ185にて第5,第6電磁バルブ71
a,72a及び電磁バルブ36dを閉じる。以上によっ
て、電解水の生成に係る一連の動作が停止される。
【0065】この第4実施形態によれば、第5タンク3
5内のチオ硫酸ナトリウム水溶液の濃度が、安定して目
標濃度付近となる。従って、本装置は所望の効果(p
H、殺菌、細菌増殖抑制、脱塩素、漂白、洗浄等)を有
する電解水を安定して供給することができる。また、本
実施形態によれば、チオ硫酸ナトリウムの水溶液濃度を
特別なセンサではなく、通常の電気伝導度を検出するセ
ンサ(濃度センサ36b)により検出するように構成し
たため、安価で信頼性が高い装置が提供される。
【0066】なお、上記した濃度センサ36bに代え
て、電気分解時に電極10a,10b間に流れる電解電
流を用いて第5タンク35内のチオ硫酸ナトリウム水溶
液の濃度を推定するように構成してもよい。この場合に
は、図4に示したように電源20と電極10a,10b
との回路中に電流計21を直列に介装し、同電流計21
の計測値を電気制御回路60に出力するように構成す
る。電流計21による検出も、第5タンク35から供給
されるチオ硫酸ナトリウム水溶液の電気伝導度を検出し
ていることになるので、濃度センサ36bと同様にチオ
硫酸ナトリウム水溶液の濃度を図5の関係に基づいて検
出していることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電解水生成装置の第1実施形態
の概略図である。
【図2】 本発明に係る電解水生成装置の第2実施形態
の概略図である。
【図3】 本発明に係る電解水生成装置の第3実施形態
の概略図である。
【図4】 本発明に係る電解水生成装置の第4実施形態
の概略図である。
【図5】 図4に示した第4実施形態の濃度センサが検
出する電気伝導度とチオ硫酸ナトリウム水溶液の濃度と
の関係を示す図である。
【図6】 図4に示した第4実施形態のマイクロコンピ
ュータが実行するプログラムを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10…電解槽、10a…陽極、10b…陰極、11…隔
膜、12a…陽極室、12b…陰極室、13a…第1供
給口、13b…第2供給口、14a…第1排出口、14
b…第2排出口、15a…第1注出管、15b…第2注
出管、20…電源、30…タンク、40…被処理水供給
管、50…電動ポンプ、60…電気制御回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解槽に供給される被処理水を同電解槽内
    で電気分解する電解水生成装置において、前記被処理水
    としてチオ硫酸ナトリウムの水溶液を前記電解槽に供給
    する供給手段を設けたことを特徴とする電解水生成装
    置。
  2. 【請求項2】電解槽に供給される被処理水を同電解槽内
    で電気分解する電解水生成装置において、前記電気分解
    により亜硫酸イオン(SO3 2-)を生成する電解水生成
    装置。
  3. 【請求項3】電解槽に供給される被処理水を同電解槽内
    で電気分解する電解水生成装置において、前記被処理水
    としてチオ硫酸ナトリウムの水溶液又は食塩水の何れか
    一方を前記電解槽に選択的に供給する供給手段を設けた
    ことを特徴とする電解水生成装置。
  4. 【請求項4】電解槽に供給される被処理水を同電解槽内
    で電気分解する電解水生成装置において、前記被処理水
    としてチオ硫酸ナトリウムの水溶液、食塩水、又はチオ
    硫酸ナトリウムと食塩の混合水溶液のうちの何れか一を
    前記電解槽に選択的に供給する供給手段を設けたことを
    特徴とする電解水生成装置。
  5. 【請求項5】請求項3又は請求項4に記載の電解水生成
    装置において、 前記供給手段が、 食塩水を前記電解槽に供給する第1供給手段と、 チオ硫酸ナトリウム水溶液を前記電解槽に供給する第2
    供給手段と、 前記第1供給手段及び第2供給手段を互いに独立して作
    動させる供給制御手段とからなることを特徴とする電解
    水生成装置。
  6. 【請求項6】電解槽に供給される被処理水を同電解槽内
    で電気分解する電解水生成装置において、食塩水を予め
    貯えた第1タンクと、チオ硫酸ナトリウム水溶液を予め
    貯えた第2タンクと、前記第2タンク内のチオ硫酸ナト
    リウム水溶液を前記第1タンクへ供給し又は供給停止す
    るチオ硫酸ナトリウム水溶液供給手段と、前記被処理水
    として前記第1タンク内の水溶液を前記電解槽に供給す
    る被処理水供給手段とを備えたことを特徴とする電解水
    生成装置。
  7. 【請求項7】電解槽に供給される被処理水を同電解槽内
    で電気分解する電解水生成装置において、 チオ硫酸ナトリウム水溶液を貯えたタンクと、 前記タンク内のチオ硫酸ナトリウム水溶液の濃度を同水
    溶液の電気伝導度に基づいて検出する濃度検出手段と、 前記タンク内のチオ硫酸ナトリウム水溶液の濃度を前記
    濃度検出手段の検出結果に応じて調整する濃度調整手段
    とを備えたことを特徴とする電解水生成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259861A (ja) * 2000-07-12 2007-10-11 Asia World Shipping Services Pty Ltd 燻蒸装置

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JP2007259861A (ja) * 2000-07-12 2007-10-11 Asia World Shipping Services Pty Ltd 燻蒸装置

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