JP6596862B2 - 除菌水生成装置 - Google Patents
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Description
これに対して、殺菌性金属イオンを含む水の即効性は、次亜塩素酸を含む水の即効性よりも低い。そのため、殺菌性金属イオンを含む水は、菌の細胞膜を短時間で破壊することはできない一方で、次亜塩素酸を含む水と比較すると汚れとは反応しにくく、細胞膜を通って細胞質へ進入し核の細胞分裂を抑える。そのため、殺菌性金属イオンの濃度は、長時間にわたって持続する。
第5の発明は、水道水を電気分解することで次亜塩素酸を含む水を生成する次亜塩素酸含有水生成部と、水道水を電気分解することで殺菌性金属イオンを前記水道水の中に溶出する電極を有する殺菌性金属イオン水生成部と、前記次亜塩素酸を含む水および前記殺菌性金属イオンを含む水を洗い場床へと吐出する吐水部と、前記次亜塩素酸含有水生成部および前記殺菌性金属イオン水生成部の動作を制御し、前記吐水部から前記次亜塩素酸を含む水の吐出を開始した後に、前記殺菌性金属イオンを含む水の吐出を開始する制御を実行する制御部と、を備えたことを特徴とする除菌水生成装置である。
この除菌水生成装置によれば、殺菌性金属イオンを含む水は、無駄なく効率的に菌の核を攻撃することができる。これにより、殺菌性金属イオン水生成部の電極から溶出する殺菌性金属イオンの量を最小限に抑えることができる。これにより、殺菌性金属イオン水生成部の電極の寿命を向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる除菌水生成装置を表すブロック図である。
図1では、水路系の要部構成と電気系の要部構成とが併せて表されている。
調圧弁105は、電磁弁103の下流に設けられている。調圧弁105は、給水管から供給される水の圧力(給水圧)が高い場合に、給水圧を所定の圧力の範囲に調整する。
逆止弁107は、調圧弁105の下流に設けられている。逆止弁107は、流路151の内部の圧力が低下した場合などに、例えば、次亜塩素酸を含む水が次亜塩素酸含有水生成部110から給水管へ向かって逆流したり、殺菌性金属イオンを含む水が殺菌性金属イオン水生成部130から給水管へ向かって逆流することを防止する。
本具体例の次亜塩素酸含有水生成部110は、陽極111と、陰極113と、を内部に有し、制御部145から出力された通電の制御信号により、陽極111と、陰極113と、の間の空間(流路)を流れる水道水を電気分解することができる。電圧が陽極111と陰極113との間に供給されると、式(1)に表した反応が陰極113において生ずる。
H++e− → 1/2H2↑ ・・・(1)
2OH− → 2e−+H2O+1/2O2↑ ・・・(2)
Cl− → e−+1/2Cl2 ・・・(3)
Cl2+H2O → HClO+H++Cl− ・・・(4)
モータ141は、制御部145から出力された信号に基づいてトルクを発生し、例えば、吐水部143を所定の軸を中心として回転させる。これにより、吐水部143は、次亜塩素酸を含む水および殺菌性金属イオンを含む水の少なくともいずれかをより広い範囲に吐出することができる。
操作部147は、例えば使用者の操作に基づいた信号を制御部145に送信する。
制御部145は、電磁弁103と、次亜塩素酸含有水生成部110と、殺菌性金属イオン水生成部130と、モータ141と、の動作を制御する。
図5は、次亜塩素酸を含む水の作用を表す模式的断面図である。
図6は、殺菌性金属イオンを含む水の作用を表す模式的断面図である。
これによれば、殺菌性金属イオンを含む水は、無駄なく効率的に菌210の核211を攻撃することができる。これにより、殺菌性金属イオン水生成部130の電極131から溶出する殺菌性金属イオンの量を最小限に抑えることができる。これにより、殺菌性金属イオン水生成部130の電極131、133の寿命を向上させることができる。
除菌水生成装置100が動作を開始する前の状態では、電磁弁103は閉じ、モータ141は停止し、次亜塩素酸含有水生成部110および殺菌性金属イオン水生成部130には電圧は供給されていない。
これにより、図4〜図6に関して前述した効果が得られる。
図8に表したタイミングチャート図において、次亜塩素酸含有水生成部110の「ON」は、次亜塩素酸含有水生成部110に電圧が供給されている状態を表す。一方で、次亜塩素酸含有水生成部110の「OFF」は、次亜塩素酸含有水生成部110に電圧が供給されていない状態を表す。
また、図8に表したタイミングチャート図において、殺菌性金属イオン水生成部130の「ON」は、殺菌性金属イオン水生成部130に電圧が供給されている状態を表す。一方で、殺菌性金属イオン水生成部130の「OFF」は、殺菌性金属イオン水生成部130に電圧が供給されていない状態を表す。
図9に表したタイミングチャート図における「ON」および「OFF」は、図8に関して前述した通りである。
図10に表したタイミングチャート図における「ON」および「OFF」は、図8に関して前述した通りである。
続いて、電磁弁103が閉じた状態のままで、且つ、次亜塩素酸含有水生成部110および殺菌性金属イオン水生成部130に電圧が供給されないままで、所定時間が経過する(タイミングt22〜t23)。これにより、次亜塩素酸を含む水および殺菌性金属イオンを含む水の吐出が停止する。
続いて、タイミングt22〜t23に関して前述した動作と同様の動作が実行される(タイミングt24〜t25)。これにより、次亜塩素酸を含む水および殺菌性金属イオンを含む水の吐出が停止する。
図12は、除菌水生成装置が設けられた部分を拡大した模式的拡大図である。
除菌水生成装置100の設置位置は、浴室300には限定されない。例えば、除菌水生成装置100は、システムキッチンや洗面化粧台などに設置されてもよい。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (5)
- 水道水を電気分解することで次亜塩素酸を含む水を生成する次亜塩素酸含有水生成部と、
水道水を電気分解することで殺菌性金属イオンを前記水道水の中に溶出する電極を有する殺菌性金属イオン水生成部と、
前記次亜塩素酸を含む水および前記殺菌性金属イオンを含む水を殺菌対象物へと吐出する吐水部と、
前記次亜塩素酸含有水生成部および前記殺菌性金属イオン水生成部の動作を制御し、前記吐水部から前記次亜塩素酸を含む水の吐出を開始した後に、前記殺菌性金属イオンを含む水の吐出を開始し、前記吐水部から前記次亜塩素酸を含む水の吐出が終了した後に、前記殺菌性金属イオンを含む水の吐出が終了する制御を実行する制御部と、
を備えたことを特徴とする除菌水生成装置。 - 前記次亜塩素酸を含む水の吐出が終了する前に、前記殺菌性金属イオンを含む水の吐出が開始されることを特徴とする請求項1記載の除菌水生成装置。
- 前記殺菌性金属イオンを含む水の吐出が開始される前に、前記次亜塩素酸を含む水の吐出が一時的に停止することを特徴とする請求項1記載の除菌水生成装置。
- 前記次亜塩素酸を含む水の吐出が終了した後に、前記殺菌性金属イオンを含む水の吐出が一時的に停止することを特徴とする請求項1または3に記載の除菌水生成装置。
- 水道水を電気分解することで次亜塩素酸を含む水を生成する次亜塩素酸含有水生成部と、
水道水を電気分解することで殺菌性金属イオンを前記水道水の中に溶出する電極を有する殺菌性金属イオン水生成部と、
前記次亜塩素酸を含む水および前記殺菌性金属イオンを含む水を洗い場床へと吐出する吐水部と、
前記次亜塩素酸含有水生成部および前記殺菌性金属イオン水生成部の動作を制御し、前記吐水部から前記次亜塩素酸を含む水の吐出を開始した後に、前記殺菌性金属イオンを含む水の吐出を開始する制御を実行する制御部と、
を備えたことを特徴とする除菌水生成装置。
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