JPH0975304A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH0975304A
JPH0975304A JP7234486A JP23448695A JPH0975304A JP H0975304 A JPH0975304 A JP H0975304A JP 7234486 A JP7234486 A JP 7234486A JP 23448695 A JP23448695 A JP 23448695A JP H0975304 A JPH0975304 A JP H0975304A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗滌性が良く、可撓性チューブを確実に固定
する接続装置を備えた内視鏡の提供。 【解決手段】 内視鏡のチャンネル70を形成する可撓
性チューブ66の後端はチャンネル口金97の第1のテ
ーパ部106に被嵌され、その外側には第1のテーパ部
106と同じ方向に拡径となる第2のテーパ部107が
内周面に形成されたリング状の押さえ部材108が配置
され、さらにその外側に締め付け部材109を配置し、
この締め付け部材109をチャンネル口金97に螺合さ
せることにより押さえ部材108を押圧し、可撓性チュ
ーブ66の後端をチャンネル口金97の肉厚部に押圧固
定し、かつ締め付け部材109の後端に設けたフランジ
部136によりチャンネル口金97の先端114付近の
可撓性チューブ66を半径内側方向に押圧して、先端1
14とその外側の可撓性チューブ66との間で洗滌性を
低下させる隙間が発生するのを防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可撓性チューブの接
続装置を備えた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内視鏡において可撓性チューブを
確実に固定するための接続装置は、実開平5−2070
6号公報には図16に示すような技術が開示されてい
る。
【0003】口金部材(連結部材)301の本体302
の先端部には可撓性チューブ303の被嵌部304が形
成されている。この被嵌部304の外周面には先端側か
ら後端側に向かうにしたがって、外形寸法が徐々に拡大
する第1のテーパ面305が形成されている。さらに、
この口金部材301の中途部には円板状の突起部306
が形成されており、この突起部306の外周面には雄ネ
ジ部307が形成されている。
【0004】また、可撓性チューブ303を固定する固
定部材308には、略円筒状の本体の一端側内周面に口
金部材301の雄ネジ部307と螺合する雌ネジ部30
9が形成されている。さらに、この固定部材308の本
体の他端側には内方向に向けて突設される状態に屈曲さ
れたフランジ部310が形成されている。
【0005】また、固定部材308の本体内には口金部
材301の被嵌部304の第1テーパ面305に被嵌さ
れた可撓性チューブ303の連結端部の外周面を押さえ
る押さえリング(押さえ部材)311が設けられてい
る。この押さえリング311の内周面には固定部材30
8のフランジ部310側から雌ネジ部309側に向かう
にしたがって、内径寸法が徐々に拡大する第2のテーパ
面312が形成されている。
【0006】この場合、第1のテーパ面305の角度θ
1と押さえリング311における可撓性チューブ303
との接触面に形成される第2のテーパ面θ2との関係は θ1<θ2 に設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来例の内視鏡におい
て、口金部材301の被嵌部304に可撓性チューブ3
03を接続固定するときにθ1<θ2であるので、押さ
えリング311の第2のテーパ部312の小径側端近傍
で可撓性チューブを締め付けることになるが、この時、
締め付け力が被嵌部304の第1のテーパ面305先端
近傍に加わることになるとこの先端部は薄く剛性が低い
ので、締め付け時変形することがあり、変形するとその
部分に可撓性チューブ303と被嵌部304に隙間がで
き、汚物がここに溜まると洗滌時間が長くなるという問
題があるので、締め付け力は被嵌部304の第1のテー
パ面305先端から離れた大径側で加えられるように押
さえリング311の内径を大きくすることになる。
【0008】しかし、ここで可撓性チューブ303に曲
げの大きな力が加わると、口金部材301の先端で可撓
性チューブ301が浮き上がり隙間が出来ていた。隙間
が出来るとその部分に汚物が溜まると洗滌時間が長くな
るという問題があった。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、洗滌性が良く、可撓性チューブを確実に固定する接
続装置を備えた内視鏡を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】一方の開口端に向かって
外径が細径となる第1のテーパ部を外周面に設け、か
つ、その内部に管路を有する連結部材と、前記第1のテ
ーパ部にその端部が外嵌し管路を形成する可撓性チュー
ブと、前記テーパ部に外嵌する部分の可撓性チューブの
外周面に外嵌し、この外嵌する可撓性チューブを挟持す
るようにしたリング状の押さえ部材と、前記第1のテー
パ部が拡径となる方向に前記押さえ部材を押圧して前記
可撓性チューブを前記連結部材の肉厚部に押圧して固定
する締め付け部材とを有する可撓性チューブ接続装置を
備えた内視鏡において、前記連結部材の前記第1のテー
パ部に外嵌して固定される前記可撓性チューブの内周面
が前記連結部材の前記開口端から離脱するのを規制する
規制手段を前記締め付け部材に設けた可撓性チューブの
接続装置を有するようにすることにより、連結部材の肉
厚部で強固に固定でき、かつ連結部材の第1のテーパ部
に外嵌されて固定される可撓性チューブの内周面は連結
部材の開口端から離脱することが規制されて固定される
ので、これらの間に隙間ができるのが規制され、洗滌性
を良好な状態にできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図12は本発明の第1
の実施の形態に係り、図1(A)は第1の実施の形態に
おける鉗子口付近の操作部の構造を示し、図1(B)は
図1(A)のD部の詳細図を示し、図2は本発明の第1
の実施の形態の内視鏡及び周辺装置の構成を示し、図3
はコネクタの基端側の内部構造を示し、図4はコネクタ
の先端側の内部構造を示し、図5は操作部と挿入部の接
続部の構造を示し、図6は筒状部材の開口部付近の構造
を示し、図7は切欠が形成された接続部材を示し、図8
は図7の矢視Dから見た接続部材を示し、図9は図1の
矢視Aから見た鉗子管路を示し、図10は図1の矢視B
から見た鉗子口金を示し、図11は図1の矢視Cから見
た分岐管体を示し、図12はチャンネル口金付近の構造
を示す。
【0012】図2(A)に示すように本発明の第1の実
施の形態の内視鏡2は、細長で可撓性を有する挿入部6
と、この挿入部6の後端に形成された太幅の操作部3
と、この操作部3の側部から延出されたユニバーサルコ
ード13とから構成される。挿入部6はポリウレタン等
の樹脂で被覆されると共に、その後端部分は操作部3に
接続される接続部が折れ止め部25により保護されてい
る。
【0013】挿入部6の先端付近には軟らかい弾性体で
被覆され、湾曲自在の湾曲部4が設けられている。この
湾曲部4の先端には、硬質の先端硬質部5が設けられて
おり、この先端硬質部5の前面には照明を行う照明光学
系、観察を行う観察光学系、観察光学系の外表面に送気
送水等を行う送気送水ノズル、鉗子を突出させる鉗子口
出口などが設けられている。観察光学系の結像位置には
電荷結合素子(CCDと略記)等の撮像素子が配置さ
れ、結像された光学像を光電変換する。
【0014】操作部3には、吸引を行う際に使用する吸
引制御装置1、送気送水を行う際に操作する送気送水制
御装置7、さらに撮像素子から出力された映像信号を処
理するためのリモートスイッチ8が取り付けられてい
る。さらに操作部3には硬い樹脂製の2つの湾曲ノブ9
が取り付けられており、これらの湾曲ノブ9を操作する
ことによって湾曲部4を上下、左右方向に湾曲させるこ
とができる。また湾曲部4を湾曲固定状態に保ったり、
湾曲固定状態を開放するときに使用する硬い樹脂製のロ
ックレバー10も取り付けられている。
【0015】操作部3にその一方の端部が接続されたユ
ニバーサルコード13はポリウレタン等の樹脂で被覆さ
れており、その他端にはコネクタ11が取り付けられて
いる。また、ユニバーサルコード13の操作部3、コネ
クタ11への各接続部はそれぞれ折れ止め28、29に
よりそれぞれ保護されている。
【0016】このコネクタ11は図2(B)に示す光源
装置18のコネクタ受け19に着脱自在で接続すること
ができる。また、コネクタ11の側面に設けた電気コネ
クタ部20に接続コード21を接続することにより、撮
像素子に対する信号処理を行うビデオプロセッサ22と
接続され、このビデオプロセッサ22により生成された
映像信号はモニタ23に出力されるようになっている。
【0017】図3に示すように折れ止め29は折れ止め
口金60がインサートされて成形されている。一方、ユ
ニバーサルコード13のコネクタ11側端部の口金62
と、コネクタ11内部には、内蔵物の保護と他の部材の
保持等を目的とした金属製のコネクタ本体63はネジ6
5、72を螺合することにより接続管64によって接続
される。また、折れ止め口金60はコネクタ11の外装
のポリサルフォンなどの硬い樹脂で成形されたコネクタ
カバー99に当接せずに接続管64に螺合しながら当接
面161で当接して固定されている。これによってコネ
クタカバー99と折れ止め口金60が当接しないでので
コネクタカバー99の変形が防止できる。
【0018】折れ止め29におけるその外径が大きくな
っている部分である大径部145はコネクタ11を把持
するときの把持部をなしており、把持し易いように長め
に形成してある。この時、折れ止め口金60とコネクタ
本体63の間は水密確保のため、Oリング119が嵌め
込まれている。コネクタカバー99はポリサルフォンな
どの硬い樹脂で成形されているが、外表面には商品名等
を記載したラベル162が貼り付けられている。このラ
ベル162によりコネクタカバー99はプラスチック成
形時の型割りの線等を覆うことができ、塗装が不要とな
り、部品が安価となる。
【0019】図2(A)及び図3に示すようにコネクタ
11には高周波漏れ電流を焼灼電源に戻すための金属製
のアース端子12、図示されていない送水タンクに接続
して送水タンクを加圧する金属性の加圧口金59と送水
を行うための金属製の送水口金14と、送気を行うため
の金属製の送気口金15と、図示されていない吸引ポン
プが接続される金属製の吸引口金24と、複数の電気接
点16と、がそれぞれ設けられている。
【0020】図3に示すようにアース端子12はコネク
タ本体63に電気的に接続され、アースコード100が
コネクタ本体63に座金付きのネジ112によって接続
されている。送水口金14の先端外周は略球状に形成さ
れ、先端内周も管路径が端部近傍で小径に絞られ端部は
全周略球面で形成されて、他の部位もしくは使用者に傷
を付けないようにしてあると共に、送水口金14の端部
はコネクタ11の下端面120よりも突出しておらず、
コネクタ11を誤って落下させても送水口金14に衝撃
が加わることがない。
【0021】図4(A)に示すように送気口金15は送
気管路121に接続され、送気口金15のフランジ12
2がコネクタ本体63の座ぐり穴125底面に当接して
いる。コネクタ本体63には図2(B)に示す光源装置
18のコネクタ受け19に嵌合する接続部材123が当
接し、そこから送気口金15、ライトガイド口金17が
突出している。送気口金15にナット124を接続部材
123に当接するまで螺合することにより座ぐり穴12
5とナット124で挟持して接続部材123と送気口金
15をコネクタ本体63に固定する。
【0022】図4(A)に示すフランジ122と座ぐり
穴125を矢視Eより見た図である図4(B)に示すよ
うに座ぐり穴125は略長方形の穴形状をしており、長
辺137はフランジ122の面取り部138が当接して
送気口金15は回動不可となっている。また接続部材1
23には座ぐり穴125の長辺137近傍に突起139
が形成され、ナット124を送気口金15に締め付ける
ときに面取り部138と長辺137が当接していない位
置だと、螺合しない高さになっており、組立時に誤って
組み付けることがない。
【0023】この時、コネクタカバー99と接続部材1
23、ナット124と接続部材123、ナット124と
送気口金15の間はそれぞれOリング126、127、
128により水密が確保されている。図4(A)に示す
ようにライトガイド口金17の内部にはライトガイド1
29が挿通され、コネクタ11をコネクタ受け19に接
続することによってライトガイド129に照明光が供給
され、このライトガイド129によって挿入部6の先端
側の端面に伝送され、先端硬質部5の図示せぬ照明光学
系から照明光が照射され、患部などの被写体を照明す
る。
【0024】ライトガイド口金17は接続部材123に
当接するまでコネクタ本体63に螺合固定され、ライト
ガイド口金17と接続部材123の間にはOリング13
0が嵌め込まれ、水密が確保されている。
【0025】接続部材123にはバネリング131が外
装されており、コネクタ11をコネクタ受け19に接続
した時に係止する係止手段となる。さらにコネクタ11
の側面(下端面120と反対側の側面)には、電気コネ
クタ部20が設けられており、この部分に接続コード2
1の電気コネクタを接続してビデオプロセッサ22と接
続することで、撮像素子から出力された電気信号を映像
信号に変換してモニタ23上に映像として映し出せる。
【0026】また、操作部3の挿入部6側には操作部3
を把持するためのポリサルフォンなどの硬い樹脂で成形
された把持部30が設けられている。この把持部30に
は鉗子等の処置具を挿通させるための鉗子口26が設け
られている。鉗子口26にはシリコンゴムなどの弾性体
で成形された鉗子栓27が取り付けられる。次に鉗子口
26付近の操作部3の断面図である図1(A)を参照し
て、その構造を説明する。
【0027】操作部3の把持部30の内部には、湾曲部
4を湾曲させるための金属素線を編んで作った図示せぬ
湾曲操作用ワイヤ、フッ素樹脂から形成される図示せぬ
送気用チャンネル、送水用チャンネル、撮像素子からの
出力信号伝達用の図示せぬ電気ケーブルが組み込まれて
いる。把持部30の内部にはこれら内装物の保護と他の
部材の保持などを目的としたアルミニウム合金製の筒状
部材31が設けられている。
【0028】筒状部材31には図6に示すようにその右
側端部から中央部にかけての上面に切り欠いてある筒状
部材開口部32が設けられるとともに、把持部30内部
に設けられた金属製の固定用フレーム33に金属製の継
ぎ板34、92とネジ35で固定されている。継ぎ板9
2は筒状部材31が筒状部材開口部32により低下した
剛性を上げる効果もある。把持部30は、この筒状部材
31の外周中央部に設けられたネジ部36に螺合する金
属製の把持部固定用リング37を締め込むことで固定さ
れる。
【0029】図5に操作部3と挿入部6の接続部を示
す。筒状部材31は挿入部6側の内周端部に円周状のフ
ランジ部160を有し、このフランジ部160の操作部
3側端面に操作部3側から挿入部6側に向かって太くな
るテーパ部38を有しており、ここに同様のテーパ部3
9を有し、挿入部6の外装部が固定された円筒部材40
にネジ41によって固定された接続部材42が当接され
て挿入部固定リング43を接続部材42に螺合して、挿
入部6と操作部3が固定されている。
【0030】接続部材42は内周に操作部3から挿入部
6に向かって細くなるテーパ部55を有しており、外周
には操作部3側に大きな径となる大径部132と、挿入
部6側に小さな径となる小径部133を有し、図7に示
すように幅tの切欠96が全長にわたって設けられてい
る。また、図1(B)に示すように大径部132の外周
は筒状部材31の内周とは0.1mm程度のクリアラン
スを設けて嵌合しておらず、これによってテーパ部38
と39の面圧が高くなり、挿入部固定リング43による
固定力を高めている。
【0031】また小径部133の外周に図7に示す接続
部材42の矢視Dより見た図の図8に示すように面取り
部135が少なくとも1つ設けられ、挿入部固定リング
43による締め付け時に図示せぬ回転防止手段により面
取り部135を用いて接続部材42が回転しないように
組付ける。
【0032】この面取り部135は小径部133外周面
全周のローレットでも良い。また挿入部6の外装部は内
側から1重ないし3重のフープ材44、金属性の網状管
45、ポリウレタン等の樹脂層の外装チューブ46から
なり円筒部材40に接着固定されていて、さらにその外
側に例えばFEP、TFE、PFA、シリコンゴム製等
の熱収縮チューブ47をかぶせて固定している。
【0033】また、この接続部を保護する折れ止め部2
5は、高硬度で弾性のある樹脂で成形された折れ止め4
8と、大径部56と小径部57を有し、小径部57内径
で接続部材42の小径部133に嵌合し、小径部57外
周に折れ止め48がインサート成形され、大径部56の
内径に設けたネジ部50を筒状部材31に螺合させて把
持部固定リング37に付き当てて固定している折れ止め
口金49と、折れ止め48と折れ止め口金49に外挿さ
れ、折れ止め口金49の大径部56外周に設けられたフ
ランジ52に嵌合して接着される円周状の溝58を有し
て長手方向に位置決めされ、先端部は挿入部6の外装チ
ューブ46に接着で固定された引き裂きに対する耐性の
高いシリコンゴム等の樹脂で成形された折れ止めカバー
51とにより構成されている。
【0034】この時、折れ止め48の外径は折れ止めカ
バー51に内挿される部分で折れ止めカバー51の内径
よりも概略大径に成形されており、組み付け状態で折れ
止めカバー51によって締め付けられている。この折れ
止め48と折れ止めカバー51の間には摩擦抵抗を低く
するため減摩剤が塗布されており、挿入部6の折れ止め
部25近傍を屈曲させた場合、折れ止め48と折れ止め
カバー51は相対的に移動可能であり、折れ止めカバー
51先端を外装チューブ46に接着したことにより折れ
止め48の折れ止め効果を低下させることはない。この
時、折れ止め口金49と把持部30の間には水密確保の
ためOリング53がはめ込まれている。同じく折れ止め
口金49と円筒部材40の間にも水密確保のためOリン
グ54がはめ込まれている。
【0035】一方、挿入部6には鉗子等の処置具を挿通
するためのチャンネル70を形成する可撓性チューブ6
6が挿通されるように配置されている。図1に示すよう
にこの可撓性チューブ66の操作部3側の端部、つまり
その後端部はチューブ接続装置150を介して操作部3
内で2つに分岐する分岐管体67に連通している。
【0036】後述するようにこの可撓性チューブ66の
後端部をチューブ接続装置150を介して分岐管体67
に接続することにより、チューブ接続装置150による
可撓性チューブ66の接続固定部に、汚物などが溜まり
易い隙間が形成されない構造にして、簡単に洗滌できる
洗滌性を確保していることが特徴となっている。
【0037】分岐管体67は操作部3内で筒状部材31
にネジ68で固定されている。そして、この分岐管体6
7内はすべて切削加工で形成された管路で形成され、チ
ャンネル70はほぼ直線状の鉗子管路69と、吸引管路
71に分岐している。
【0038】鉗子管路69は内視鏡2の長手方向に対し
て45度の方向に開口した、把持部30の突設部61に
設けられた取り付け孔77に対向した端部73を有し、
端部73外径にはネジ部76を設け、端部73内径には
図1に示す分岐管体67の矢視Aより見た図の図9に示
すように鉗子管路69より大径の円孔74と2つの回転
止め75を有している。
【0039】取付孔77内に挿入された中空の接続筒7
8は下端の内径にネジ部79が設けられた分岐管体67
のネジ部76に螺合して端部73に当接して固定され
て、内部に円孔74より大径か等しい円孔80が形成さ
れている。この時、接続筒78と取付孔77の間は水密
確保のためOリング81が嵌め込まれている。
【0040】円孔80には鉗子口金82が挿入されてお
り、下端近傍の端面84には鉗子口金82の管路90よ
り大径の円孔89に嵌挿された内径が分岐管体67の鉗
子管路69の内径と略等しい高硬度で弾性のあるシリコ
ンゴム等の樹脂で成形されたパッキン83がシリコン系
接着剤により接着され、鉗子口金82の管路90も内径
も略等しくして段差なく接続されている。
【0041】また図1に示す鉗子口金82の矢視Bより
見た図の図10に示すように下端近傍には外形に2つの
回転止め75間に嵌合する2つの面取り部91が設けら
れて鉗子口金82と分岐管体67は回動不可となってい
る。また接続筒78の上端内周のネジ部86に押さえ管
87が螺合して鉗子口金82のフランジ88を押圧し
て、分岐管体67の端部73近傍の側面85が鉗子口金
82が当接することによりパッキン83が圧縮され、同
時に鉗子口金82は分岐管体67に固定されている。
【0042】鉗子口金82と接続筒78、鉗子口金82
と分岐管体67の間には水密確保のためそれぞれOリン
グ93、94が嵌め込まれている。また、押さえ管87
の上端には弾性のあるシリコンゴム等の樹脂で成形され
たカバー部材95が当接され把持部30の突設部61端
面と段差がないように取付孔77に嵌挿されて固定され
ている。
【0043】分岐管体67にはチャンネル70を形成す
る可撓性チューブ66が接続されるチャンネル口金97
と、吸引管路71と吸引制御装置1を連通する吸引パイ
プ98が半田により結合されている。ここで半田による
結合はどの部分も同じであるのでチャンネル口金97と
分岐管体67との結合のみを説明する。
【0044】図1に示す分岐管体67の矢視Cより見た
図の図11に示すように分岐管体67にはチャンネル口
金97が嵌挿される孔101とその孔101の深さと略
半分の深さを持つ4つの切欠102が設けられている。
切欠102の位置は分岐管体67の側面に対して略45
度をなしている。チャンネル口金97を孔101に嵌挿
して孔101の側面に当接させて半田103により結合
する。この時、鉗子管路69の内径とチャンネル口金9
7の後端の内径部117の内径は略等しい。
【0045】一方、本実施の形態では可撓性チューブ6
6を分岐管体67の遠位端に接続するチューブ接続装置
150の構造を図12に示すようにしている。図12に
示すように、可撓性チューブ66を分岐管体67に連結
するための連結部材としてのチャンネル口金97は大径
のネジ部104と小径の可撓性チューブ66の後端で外
嵌される被嵌部105とを有し、この被嵌部105の外
周にはその開口端としての先端114から後端側に向か
って徐々に大径となる第1のテーパ部106が設けられ
ている。この被嵌部105は先端より後方側は肉厚にな
っている。
【0046】この第1のテーパ部106は可撓性チュー
ブ66の後端で被嵌され、この被嵌した部分の可撓性チ
ューブ66の外周面には、その先端面で形成される当接
面134から後端側に向かって大径となる第2のテーパ
部107を有するリング状の押さえ部材108で被嵌さ
れる。
【0047】この押さえ部材108の当接面134は締
め付け部材109の先端側内周に段差状に設けられた当
接面110が当接し、後端側内周に設けられたネジ部1
11をチャンネル口金97のネジ部104に螺合させる
ことにより、押さえ部材108がチャンネル口金97の
後端側に押圧されて移動し、この押圧により被嵌部10
5外周の可撓性チューブ66を挟持することにより可撓
性チューブ66をチャンネル口金97の先端114より
後方側の肉厚部に固定している。
【0048】また、チャンネル口金97における被嵌部
105の先端114は可撓性チューブ66の内径と同径
か若しくは大径に形成されているが、内周が後端側に向
かって徐々に小径となる第3のテーパ部116を有し、
その最小径部はチャンネル70の内径のうち最も小さい
チャンネル最小径部115を形成し、チャンネル70の
内径よりも大径の図示せぬ処置具が挿入されたときにこ
の部分で止まり、この部分より先端側に位置する可撓性
チューブ66を傷付けないようにしている。また、先端
部114の内径がチャンネル最小径部115より0.4
〜0.6mm大径に形成してあり、図示せぬ処置具を挿
脱したときに先端114で引っかかることがない。
【0049】このチャンネル最小径部115とチャンネ
ル口金97の後端の内径部117をつなぐ、つなぎ部分
には後方側に拡径となる第4のテーパ部118が設けら
れている。
【0050】また、本実施の形態では締め付け部材10
9の先端側には、チャンネル口金97の先端114の外
径寸法より小径のフランジ部136を設け、このフラン
ジ部136によって、可撓性チューブ66のチャンネル
口金97の被嵌部105への固定部より少し前方側の部
分を半径内側方向に押圧するようにして半径外側方向へ
の動きを規制し、押圧しない場合における可撓性チュー
ブ66が被嵌部105の外周面から外側に膨らんだりし
て少なくとも先端114の外周面から離脱することによ
り、チャンネル口金97の先端114と、この先端11
4から外側に離脱した可撓性チューブ66の内周面との
間に隙間ができてしまうのを規制する規制手段を形成し
ていることが特徴となっている。
【0051】つまり、ネジ部111をチャンネル口金9
7のネジ部104に螺合させることにより、可撓性チュ
ーブ66の後端部を被嵌部105の外周位置で押さえ部
材108で押圧して固定すると共に、締め付け部材10
9の先端側のフランジ部136により、チャンネル口金
97の先端114から前方に延出される可撓性チューブ
66を半径内側に押圧して、図12に示すように先端1
14から可撓性チューブ66がテーパ形状に縮径となる
ようにして、可撓性チューブ66がチャンネル口金97
の先端114から上記のような隙間を作ることなく内周
面が滑らかに前方に延出されるようにして、先端114
の外側の可撓性チューブ66の内周面は全周にわたり先
端114外周面に密着するように規制し、汚物等が溜ま
る隙間ができることを防止している。
【0052】また、チャンネル口金97の先端114か
ら前方にテーパ形状となる可撓性チューブ66の内周面
は第3のテーパ部116と逆方向に拡径、つまり後方に
拡径となっている。従って、仮にこのテーパ形状の内周
面部分に汚物が付いても、滑らかに接続された面である
ので、例えば洗滌液を通すことにより、洗滌液が各部に
行き渡り、簡単かつ短時間に洗滌できる。
【0053】また、可撓性チューブ66のチャンネル口
金97近傍から約8mmの長さで可撓性チューブ66の
座屈防止のために熱収縮チューブ等の保護部材113が
外装するように固定されている。
【0054】ここで可撓性チューブ66のチャンネル口
金97への組立方法を述べる。フッ素樹脂などの比較的
硬い樹脂によって形成される可撓性チューブ66は挿入
部6を組み立てる際に組立状態で必要な長さよりも長尺
で挿入部6に固定される。一方、分岐管体67はチャン
ネル口金97と同じく半田によって吸引パイプ98を結
合しているが、同じ方法で結合しているのでチャンネル
口金97の結合方法のみ述べる。
【0055】チャンネル口金97は分岐管体67の孔1
01に嵌挿される外周部に予め薄く半田を広げて塗って
おく。これを孔101の底面に突き当たるまで挿入し、
鉗子管路69とチャンネル口金97の内径部117の内
周面側に半田が流れだしてこないように図示せぬ半田ゴ
テで切欠102や分岐管体67の端部を加熱する時間を
調節しながら予め薄く塗って置いた半田を溶かして分岐
管体67とチャンネル口金97を結合させる。
【0056】この時、切欠102には強度を持たせるた
めに厚い半田103の層を形成する。次に可撓性チュー
ブ66を円筒部材40の端部からチャンネル口金97に
固定する位置までの長さに切断する。その後、その切断
端から保護部材113、締め付け部材109、押さえ部
材108の順にこれらに通し、この可撓性チューブ66
の端部を図示せぬ成形用治具によりチャンネル口金97
の被嵌部105に挿入しやすい形状、例えばラッパ形状
等に加熱して拡径成形する。
【0057】この時、可撓性チューブ66で被嵌される
被嵌部105の先端114を被嵌する部分は拡径成形さ
れないようにして、組立時に可撓性チューブ66と被嵌
部105の先端114の間で隙間が出来ないようにして
ある。
【0058】可撓性チューブ66は被嵌部105の第1
のテーパ部106に挿入後、押さえ部材108を締め付
け部材109による螺合により押圧固定される。この
時、可撓性チューブ66の外周は締め付け部材109の
フランジ部136内周で縮径されるように押圧され、可
撓性チューブ66は先端114側に押圧されて半径外側
方向への動きが規制され、被嵌部105の先端114と
その外側の可撓性チューブ66の内周面は密着する状態
にされ、これらの間に汚れが溜まる隙間が形成されな
い。その後、保護部材113を所定位置まで引き戻して
加熱収縮する事で可撓性チューブ66に固定する。
【0059】以上のように組み立てられた可撓性チュー
ブ66と分岐管体67のチャンネル口金97の接続部に
おいて、締め付け部材109のネジ部111をチャンネ
ル口金97のネジ部104に螺合させて押さえ部材10
8の第2のテーパ部107によりチャンネル口金97の
第1のテーパ部106に被覆した可撓性チューブ66の
後端外周を被嵌部105に押圧固定し、同時に締め付け
部材109のフランジ部136により可撓性チューブ6
6を先端114付近で内側に押圧したことにより、可撓
性チューブ66がチャンネル口金97の第1のテーパ部
106の先端114から離れた厚肉の部分に押圧される
ので、剛性が高い状態で可撓性チューブ66をチャンネ
ル口金97に接続固定でき、かつチャンネル口金97の
先端114に可撓性チューブ66内周面に処置具等で力
が加わっても先端114とその外側の可撓性チューブ6
6の内周面が密着する状態を維持できるのでこれらの間
に汚物が溜まる隙間が形成されなく、従って洗滌した場
合に簡単かつ短時間に清浄にできるので洗滌性も良好な
状態を維持できる。
【0060】また保護部材113は可撓性チューブ66
の折れ止めの効果も有しており、可撓性チューブ66に
曲げの力が加わってもチャンネル口金97の先端114
近傍で折れ曲がるのを防止できる。
【0061】(第2の実施の形態)図13に本発明の第
2の実施の形態におけるチューブ接続装置150付近の
構造を示す。第1の実施の形態と本実施の形態は締め付
け部材109のフランジ部136の内径のみ異なる。フ
ランジ部136の内径はチャンネル口金97の先端11
4に被嵌された可撓性チューブ66の外径よりも大径で
あり、フランジ部136で可撓性チューブ66は押圧し
ていないが、フランジ部136と可撓性チューブ66外
径と押さえ部材108の当接面134で作られる空間1
41には接着剤140を充填している。
【0062】この接着剤140によりチャンネル口金9
7の先端114に被覆された部分の可撓性チューブ66
は半径外側方向の動きが規制される。換言すると、先端
114の外側の可撓性チューブ66の内周面は先端11
4の外周面から離脱するのが規制され、密着する状態に
設定される。その他は第1の実施の形態と同じ構成であ
るので、その説明を省略する。
【0063】ここで可撓性チューブ66のチャンネル口
金97への組立方法を述べる。第1の実施の形態と同様
に可撓性チューブ66を円筒部材40の端部からチャン
ネル口金97に固定する位置までの長さに切断する。そ
の後、その切断端から保護部材113、締め付け部材1
09、押さえ部材108の順に挿入し、可撓性チューブ
66の端部を図示せぬ成形用治具によりチャンネル口金
97の被嵌部105に挿入しやすい形状たとえばラッパ
形状等に加熱成形する。
【0064】この時、可撓性チューブ66の被嵌部10
5の先端114に被嵌される部分は成形されないように
して、組立時に可撓性チューブ66と被嵌部105の先
端114の間の隙間が出来ないようにしてある。可撓性
チューブ66は被嵌部105の第1のテーパ部106に
挿入後、押さえ部材108を締め付け部材109による
螺合により押圧固定される。
【0065】この時、可撓性チューブ66の外周は締め
付け部材109のフランジ部136内周で押圧されず、
フランジ部136と、可撓性チューブ66の外周と、押
さえ部材108の当接面134付近で作られる空間14
1に接着剤140を充填することにより先端114近傍
の可撓性チューブ66の動きは規制され、可撓性チュー
ブ66と先端114の間に汚れの溜まる隙間ができな
い。その後、保護部材113を所定位置まで引き戻して
加熱収縮する事で可撓性チューブ66に固定する。
【0066】以上のように組立てられた可撓性チューブ
66と分岐管体67のチャンネル口金97の接続部にお
いて、締め付け部材109のネジ部111をチャンネル
口金97のネジ部104に螺合させて押さえ部材108
の第2のテーパ部107によりチャンネル口金97の第
1のテーパ部106に被覆した可撓性チューブ66外径
を被嵌部105に押圧固定し、同時に空間141に接着
剤140を充填することにより、強固に可撓性チューブ
66がチャンネル口金97の第1のテーパ部106の先
端114から離れた厚肉の部分に押圧されるので、剛性
が高くかつ可撓性チューブ66に処置具等で力が加わっ
ても可撓性チューブ66と先端114の間に汚物が溜ま
る隙間が形成されないので、洗滌性も良い。
【0067】(第3の実施の形態)図14は本発明の第
3の実施の形態におけるチューブ接続装置150付近の
構造を示す。第1の実施の形態と本実施の形態とは、第
1の実施の形態における締め付け部材109のフランジ
部136が、本実施の形態では押さえ部材108の先端
にフランジ部142として設けられることのみ異なる。
【0068】このフランジ部142の内径は第1の実施
の形態と同じくチャンネル口金97の先端114に被嵌
された可撓性チューブ66外径よりも小径であり、フラ
ンジ部142で可撓性チューブ66は先端114に押圧
されて動きが規制され、可撓性チューブ66の内面と先
端114には隙間が形成されること無く接続されてい
る。その他は第1の実施の形態と同じ構成であるので、
その説明を省略する。
【0069】ここで可撓性チューブ66のチャンネル口
金97への組立方法を述べる。第1の実施の形態と同様
に可撓性チューブ66を円筒部材40の端部からチャン
ネル口金97に固定する位置までの長さに切断する。
【0070】その後、その切断端から保護部材113、
締め付け部材109、押さえ部材108の順に挿入し可
撓性チューブ66の端部を図示せぬ成形用治具によりチ
ャンネル口金97の被嵌部105に挿入しやすい形状、
例えばラッパ形状等に加熱成形する。この時可撓性チュ
ーブ66の被嵌部105の先端114に被嵌される部分
は成形されないようにして、組立時に可撓性チューブ6
6と被嵌部105の先端114の間で隙間が出来ないよ
うにしてある。
【0071】可撓性チューブ66は被嵌部105の第1
のテーパ部106に挿入後、押さえ部材108を締め付
け部材109により螺合することにより押圧固定され
る。この時、可撓性チューブ66の外周は押さえ部材1
08のフランジ部142内周で縮径されるように押圧さ
れ、可撓性チューブ66は先端114に押圧されて動き
が規制され、可撓性チューブ66と先端114の間に汚
れの溜まる隙間ができない。その後、保護部材113を
所定位置まで引き戻して加熱収縮する事で可撓性チュー
ブ66に固定する。
【0072】以上のように組立てられた可撓性チューブ
66と分岐管体67のチャンネル口金97の接続部にお
いて、締め付け部材109のネジ部111をチャンネル
口金97のネジ部104に螺合させて押さえ部材108
の第2のテーパ部107によりチャンネル口金97の第
1のテーパ部106に被覆した可撓性チューブ66外径
を被嵌部105に押圧固定し、同時に押さえ部材108
のフランジ部142により可撓性チューブ66を先端1
14に押圧したことにより、強固に可撓性チューブ66
がチャンネル口金97の第1のテーパ部106の先端1
14から離れた厚肉の部分に押圧されるので、剛性が高
く、かつ可撓性チューブ66に処置具等が加わっても可
撓性チューブ66と先端114の間に汚物が溜まる隙間
がなく洗滌性も良い。
【0073】(第4の実施の形態)図15に本発明の第
4の実施の形態におけるチューブ接続装置150付近の
構造を示す。第3の実施の形態と本実施の形態は押さえ
部材108のフランジ部142の内径のみ異なる。本実
施の形態ではフランジ部142の内径はチャンネル口金
97の先端114に被嵌された可撓性チューブ66外径
よりも大径であり、フランジ部142で可撓性チューブ
66は押圧していないが、フランジ部142と可撓性チ
ューブ66外径とで作られる空間143には接着剤14
4が充填される。
【0074】この接着剤144によりチャンネル口金9
7の先端114に被覆された部分の可撓性チューブ66
は動きが規制される。その他は第3の実施の形態と同じ
構成であるのでその説明を省略する。
【0075】ここで可撓性チューブ66のチャンネル口
金97への組立方法を述べる。第1の実施の形態と同様
に可撓性チューブ66を円筒部材40の端部からチャン
ネル口金97に固定する位置までの長さに切断する。そ
の後、その切断端から保護部材113、締め付け部材1
09、押さえ部材108の順に挿入し、可撓性チューブ
66の端部を図示せぬ成形用治具によりチャンネル口金
97の被嵌部105に挿入しやすい形状たとえばラッパ
形状等に加熱成形する。
【0076】この時、可撓性チューブ66の被嵌部10
5の先端114に被嵌される部分は成形されないように
して、組立時に可撓性チューブ66と被嵌部105の先
端114の間で隙間が出来ないようにしてある。可撓性
チューブ66は被嵌部105の第1のテーパ部106の
挿入後押さえ部材108を締め付け部材109により螺
合することにより押圧固定される。
【0077】この時、可撓性チューブ66の外周は締め
付け部材109のフランジ部136内周で押圧されず、
フランジ部136と可撓性チューブ66外周とで作られ
る空間143に接着剤144を充填することにより先端
114近傍の可撓性チューブ66の動きは規制され、可
撓性チューブ66と先端114の間に汚れの溜まる隙間
がない。その後、保護部材113を所定位置まで引き戻
して加熱収縮する事で可撓性チューブ66に固定する。
【0078】以上のように組み立てられた可撓性チュー
ブ66と分岐管体67のチャンネル口金97の接続部に
おいて、締め付け部材109のネジ部111をチャンネ
ル口金97のネジ部104に螺合させて押さえ部材10
8の第2のテーパ部107によりチャンネル口金97の
第1のテーパ部106に被覆した可撓性チューブ66外
径を被嵌部105に押圧固定し、同時に空間143に接
着剤144を充填することにより、強固に可撓性チュー
ブ66がチャンネル口金97の第1のテーパ部106の
先端114から離れた厚肉の部分に押圧されるので、剛
性が高くかつ可撓性チューブ66に処置具等で力が加わ
っても可撓性チューブ66と接着剤144の間に汚物が
溜まる隙間がなく洗滌性も良い。また、可撓性チューブ
66のチャンネル口金97の先端114被嵌部に力が加
わらないので、可撓性チューブ66の強度が落ちない。
【0079】[付記] 1.一方の開口端に向かって外径が細径となる第1のテ
ーパ部を外周面に設け、かつ、その内部に管路を有する
連結部材と、前記第1のテーパ部にその端部が外嵌し管
路を形成する可撓性チューブと、前記テーパ部に外嵌す
る部分の可撓性チューブの外周面に外嵌し、この外嵌す
る可撓性チューブを挟持するようにして前記第1のテー
パ部に係合するように同じ方向に内径が細径となる第2
のテーパ部を有するリング状の押さえ部材と、前記第1
のテーパ部が拡径となる方向に前記押さえ部材を押圧し
て前記可撓性チューブを前記連結部材に押圧して固定す
る締め付け部材とを有する可撓性チューブ接続装置を備
えた内視鏡において、前記連結部材の前記第1のテーパ
部に外嵌して固定される前記可撓性チューブの内周面が
前記連結部材の前記開口端から離脱するのを規制する規
制手段を前記締め付け部材に設けたことを特徴とする可
撓性チューブの接続装置を有する内視鏡。
【0080】(付記1の効果)可撓性チューブをチャン
ネル口金等の連結部材に連結する場合に、連結部材の可
撓性チューブ連結側端部に外嵌する部分の動きを規制す
る規制手段を締め付け部材に設けたので、可撓性チュー
ブに処置具等で力が加わった場合でも可撓性チューブと
連結部材の間に汚れの溜まる隙間がなく洗滌性が良い。
また、可撓性チューブを連結部材の肉厚部に確実に固定
できる。 2.前記規制手段は、前記締め付け部材の内径部に設け
られ、前記連結部材の前記可撓性チューブ固定側端部よ
りも前記連結部材から遠位にあり、かつ、前記連結部材
の前記可撓性チューブ固定側端部に外嵌する部分の前記
可撓性チューブ外径より小径のフランジ部であることを
特徴とする付記1記載の可撓性チューブの接続装置を有
する内視鏡。
【0081】(付記2の効果)規制手段は連結部材の可
撓性チューブ連結側端部に外嵌した可撓性チューブ外径
よりも小径の締め付け部材のフランジで直接可撓性チュ
ーブを連結部材の可撓性チューブ連結側端部に押圧する
ので強固に可撓性チューブの動きが規制される。
【0082】3.前記規制手段は、前記締め付け部材の
内径部に設けられ前記連結部材の前記可撓性チューブ固
定側端部よりも前記連結部材から遠位にあり、かつ、前
記連結部材の前記可撓性チューブ固定側端部に外嵌する
部分の前記可撓性チューブ外径より大径のフランジ部と
前記可撓性チューブ外径と前記押さえ部材との間に形成
された空間に接着剤を充填したことを特徴とする付記1
記載の可撓性チューブの接続装置を有する内視鏡。
【0083】(付記3の効果)規制手段は連結部材の可
撓性チューブ連結側端部に外嵌した可撓性チューブ外径
よりも大径の締め付け部材のフランジと可撓性チューブ
外径とリング状の押さえ部材とで作られる空間に接着剤
を充填したことにより可撓性チューブの動きが規制され
る。
【0084】4.一方の開口端に向かって外径が細径と
なる第1のテーパ部を外周面に設け、かつ、その内部に
管路を有する連結部材と、前記第1のテーパ部にその端
部が外嵌し管路を形成する可撓性チューブと、前記テー
パ部に外嵌する部分の可撓性チューブの外周面に外嵌
し、この外嵌する可撓性チューブを挟持するようにして
前記第1のテーパ部に係合するように同じ方向に内径が
細径となる第2のテーパ部を有するリング状の押さえ部
材と、前記第1のテーパ部が拡径となる方向に前記押さ
え部材を押圧して前記可撓性チューブを前記連結部材に
押圧して固定する締め付け部材とを有する可撓性チュー
ブ接続装置を備えた内視鏡において、前記連結部材の前
記第1のテーパ部に外嵌して固定される前記可撓性チュ
ーブの内周面が前記連結部材の前記開口端から離脱する
のを規制する規制手段を前記リング状の押さえ部材に設
けたことを特徴とする可撓性チューブの接続装置を有す
る内視鏡。
【0085】(付記4の効果)可撓性チューブをチャン
ネル口金等の連結部材に連結する場合に、連結部材の可
撓性チューブ連結側端部に外嵌する部分の動きを規制す
る規制手段をリング状の押さえ部材に設けたので、可撓
性チューブに処置具等で加わった場合でも可撓性チュー
ブと連結部材の間に汚れの溜まる隙間がなく洗滌性も良
い。
【0086】5.前記規制手段は、前記リング状の押さ
え部材の内径部に設けられ、前記連結部材の前記可撓性
チューブ固定側端部よりも前記連結部材から遠位にあ
り、かつ前記連結部材の前記可撓性チューブ固定側端部
に外嵌する部分の前記可撓性チューブ外径より小径のフ
ランジ部であることを特徴とする付記4記載の可撓性チ
ューブの接続装置を有する内視鏡。
【0087】(付記5の効果)規制手段は連結部材の可
撓性チューブ連結側端部に外嵌した可撓性チューブ外径
よりも小径の押さえ部材のフランジで直接可撓性チュー
ブを連結部材の可撓性チューブ連結側端部に押圧するの
で強固に可撓性チューブの動きが規制される。
【0088】6.前記規制手段は、前記リング状の押さ
え部材の内径部に設けられ前記連結部材の前記可撓性チ
ューブ固定側端部よりも前記連結部材から遠位にあり、
かつ、前記連結部材の前記可撓性チューブ固定側端部に
外嵌する部分の前記可撓性チューブ外径より大径のフラ
ンジ部と前記可撓性チューブ外径の間に形成された空間
に接着剤を充填したことを特徴とする付記4記載の可撓
性チューブの接続装置を有する内視鏡。
【0089】(付記6の効果)規制手段は連結部材の可
撓性チューブ連結側端部に外嵌した可撓性チューブ外径
よりも大径の押さえ部材のフランジと可撓性チューブ外
径とで作られる空間に接着剤を充填したことにより可撓
性チューブの動きが規制される。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
方の開口端に向かって外径が細径となる第1のテーパ部
を外周面に設け、かつ、その内部に管路を有する連結部
材と、前記第1のテーパ部にその端部が外嵌し管路を形
成する可撓性チューブと、前記テーパ部に外嵌する部分
の可撓性チューブの外周面に外嵌し、この外嵌する可撓
性チューブを挟持するようにしたリング状の押さえ部材
と、前記第1のテーパ部が拡径となる方向に前記押さえ
部材を押圧して前記可撓性チューブを前記連結部材の肉
厚部に押圧して固定する締め付け部材とを有する可撓性
チューブ接続装置を備えた内視鏡において、前記連結部
材の前記第1のテーパ部に外嵌して固定される前記可撓
性チューブの内周面が前記連結部材の前記開口端から離
脱するのを規制する規制手段を前記締め付け部材に設け
ているので、可撓性チューブを連結部材の肉厚部に確実
に固定でき、かつ連結部材の第1のテーパ部に外嵌され
て固定される可撓性チューブの内周面は連結部材の開口
端から離脱することが規制されて固定されるので、これ
らの間に隙間ができるのが規制され、洗滌性を良好な状
態に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉗子口付近の操作部の構造を示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の内視鏡及び周辺装
置の構成を示す図。
【図3】コネクタの基端側の内部構造を示す図。
【図4】コネクタの先端側の内部構造を示す図。
【図5】操作部と挿入部の接続部の構造を示す断面図。
【図6】筒状部材の開口部付近の構造を示す斜視図。
【図7】切欠が形成された接続部材を示す斜視図。
【図8】図7の矢視Dから見た接続部材を示す図。
【図9】図1の矢視Aから見た鉗子管路を示す図。
【図10】図1の矢視Bから見た鉗子口金を示す図。
【図11】図1の矢視Cから見た分岐管体を示す図。
【図12】チャンネル口金付近の可撓性チューブの接続
構造を示す断面図。
【図13】本発明の第2の実施の形態におけるチャンネ
ル口金付近の可撓性チューブの接続機構を示す断面図。
【図14】本発明の第3の実施の形態におけるチャンネ
ル口金付近の可撓性チューブの接続機構を示す断面図。
【図15】本発明の第4の実施の形態におけるチャンネ
ル口金付近の可撓性チューブの接続機構を示す断面図。
【図16】従来例における接続装置の構造を示す断面
図。
【符号の説明】
1…吸引制御装置 2…内視鏡 3…操作部 4…湾曲部 5…先端硬質部 6…挿入部 7…送気送水制御装置 11…コネクタ 24…吸引口金 25…折れ止め部 26…鉗子口 28、29…折れ止め 40…円筒部材 42…接続部材 66…可撓性チューブ 67…分岐管体 69…鉗子管路 70…チャンネル 97…チャンネル口金 101…孔 105…被嵌部 106…第1のテーパ部 107…第2のテーパ部 108…押さえ部材 109…締め付け部材 110、134…当接面 113…保護部材 114…先端 115…チャンネル最小径部 116…第3のテーパ部 118…第4のテーパ部 150…チューブ接続装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の開口端に向かって外径が細径とな
    る第1のテーパ部を外周面に設け、かつ、その内部に管
    路を有する連結部材と、前記第1のテーパ部にその端部
    が外嵌し管路を形成する可撓性チューブと、前記テーパ
    部に外嵌する部分の可撓性チューブの外周面に外嵌し、
    この外嵌する可撓性チューブを挟持するようにしたリン
    グ状の押さえ部材と、前記第1のテーパ部が拡径となる
    方向に前記押さえ部材を押圧して前記可撓性チューブを
    前記連結部材に押圧して固定する締め付け部材とを有す
    る可撓性チューブ接続装置を備えた内視鏡において、 前記連結部材の前記第1のテーパ部に外嵌して固定され
    る前記可撓性チューブの内周面が前記連結部材の前記開
    口端から離脱するのを規制する規制手段を前記締め付け
    部材に設けたことを特徴とする可撓性チューブの接続装
    置を有する内視鏡。
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