JPH0974170A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0974170A
JPH0974170A JP7228957A JP22895795A JPH0974170A JP H0974170 A JPH0974170 A JP H0974170A JP 7228957 A JP7228957 A JP 7228957A JP 22895795 A JP22895795 A JP 22895795A JP H0974170 A JPH0974170 A JP H0974170A
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film
silicon nitride
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nitride film
insulating film
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Kazuo Sato
和夫 佐藤
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜質の劣化が少なく、リーク特性の優れた窒
化シリコン膜を含む容量絶縁膜を形成する。 【解決手段】 シリコン基板1上の酸化シリコン膜2上
にポリシリコン膜を形成し、リンをドープした後、前記
ポリシリコン膜の所定の部分のパターンニングを行っ
て、下層のポリシリコン膜3を形成する。次いで、前記
ポリシリコン膜3上に窒化シリコン膜4を形成する。そ
の後、亜酸化窒素雰囲気中、1000℃で熱処理を行な
う。続いて、亜酸化窒素雰囲気で熱処理を施した窒化シ
リコン膜4上に、ポリシリコン膜を全面に形成し、リン
をドープした後、前記ポリシリコン膜の所定の部分のパ
ターンニングを行って、上層のポリシリコン膜5を形成
する。前記亜酸化窒素雰囲気中での窒化シリコン膜4の
熱処理により、窒化シリコン膜4中の不安定なトラップ
が発生せず、リーク電流の増加が有効に抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に、窒化シリコン膜を含む容量絶縁膜を備
えた半導体装置の製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二つの導電層の間に静電容量を形
成して利用する素子として、ダイナミックRAM(Ra
ndom Access Memory)の記憶容量、
フローティングゲート型EEPROM(Electri
cally Erasableand Program
able Read Only Memory)のフロ
ーティングゲート電極とコントロールゲート電極の結合
容量、アナログ回路の容量等がよく知られている。
【0003】近年、半導体集積回路の高集積化に伴い、
前記のような静電容量素子においても微細化の要求が高
まりつつある。こうした静電容量素子の微細化を進める
には、その容量素子の面積を小さくした場合でも、特性
上必要な容量値を確保する必要がある。
【0004】そこで、従来、静電容量素子の絶縁膜とし
て使用していた酸化シリコン膜に代えて、誘電率の大き
い窒化シリコン膜、又は窒化シリコン膜系の絶縁膜、例
えば窒化シリコン膜−酸化シリコン膜の2層の積層膜、
酸化シリコン膜−窒化シリコン膜−酸化シリコン膜の3
層の積層膜、若しくはオキシナイトライド膜等の絶縁膜
等を用いることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、窒化シ
リコン膜を使用する静電容量素子を備えた半導体装置で
は、その製造上、その静電容量素子の下層及び上層に位
置する導電層、又はフローティングゲート型半導体記憶
装置のフローティングゲート電極及びコントロールゲー
ト電極として、通常、ポリシリコン膜等の高融点金属が
使用される。このため、窒化シリコン膜の形成後に80
0℃〜1100℃程度の範囲内の高い温度での熱処理が
必要となる。また、窒化シリコン膜系の絶縁膜として、
酸化シリコン膜−窒化シリコン膜−酸化シリコン膜より
成る3層の積層膜を用いた場合、窒化シリコン膜上の酸
化シリコン膜の形成に、通常、800℃〜1000℃程
度の高温で窒化シリコン膜上を酸化する方法が用いられ
る。従って、前記のような半導体装置では、窒化シリコ
ン膜に高温の熱処理が施され、その結果、窒化シリコン
膜の膜質、特にリーク特性が著しく低下してしまう課題
を有していた。
【0006】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
であり、その目的は、窒化シリコン膜を含む単層又は多
層の容量絶縁膜から成る容量素子を備えた半導体装置の
製造方法において、窒化シリコン膜の膜質の劣化の少な
い半導体装置を製造することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明者は、鋭意研究の結果、次のことを知悉し
た。即ち、窒化シリコン膜の形成後の高温熱処理に起因
する窒化シリコン膜の膜質の低下は熱処理条件に強く依
存しており、窒化シリコン膜形成後に行なう高温熱処理
の温度が窒化シリコン膜の形成温度以下であれば、膜質
の低下はほとんど無いが、高温熱処理の温度が窒化シリ
コン膜の形成温度以上になると、膜質の低下、特にリー
ク電流の増加が生じる。そして、実験によると、窒化シ
リコン膜を亜酸化窒素雰囲気中で熱処理すれば、窒化シ
リコン膜の膜質の劣化は減少することを見い出した。
【0008】前記亜酸化窒素雰囲気中での熱処理による
膜質の劣化の減少メカニズムは、以下のように推定され
る。即ち、通常、窒化シリコン膜は、その成長温度以上
の高温熱処理を行なうと、窒化シリコン膜中に不安定な
トラップが生じ、その結果、リーク電流の増加をもたら
すが、一方、亜酸化窒素処理を行った窒化シリコン膜
は、その成長温度以上の高温熱処理を行っても、窒化シ
リコン膜中の不安定なトラップが発生せず、そのため、
リーク電流の増加は少ないものと考えられる。
【0009】前記の事実に基づき、本発明では、窒化シ
リコン膜を含む容量絶縁膜を備えた半導体装置の製造方
法において、窒化シリコン膜を形成した後は、亜酸化窒
素雰囲気で熱処理を行なうことにより、窒化シリコン膜
の膜質の劣化を小さく制限する。
【0010】即ち、請求項1記載の発明の半導体装置の
製造方法は、一導電型の半導体基板上に絶縁膜を形成す
る工程と、前記絶縁膜上に第1の導電層を形成する工程
と、前記第1の導電層上に、少なくとも窒化シリコン膜
を含む容量絶縁膜を形成する工程と、前記容量絶縁膜上
に第2の導電層を形成する工程とを含み、前記容量絶縁
膜を形成する工程において、窒化シリコン膜を形成した
後に、亜酸化窒素雰囲気における熱処理を行なうことを
特徴とする。
【0011】また、請求項2記載の発明の半導体装置の
製造方法は、一導電型の半導体基板上にゲート絶縁膜を
形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上にフローティング
ゲート電極を形成する工程と、前記フローティングゲー
ト電極上に、少なくとも窒化シリコン膜を含む容量絶縁
膜を形成する工程と、前記容量絶縁膜上にコントロール
ゲート電極を形成する工程とを少なくとも含み、前記容
量絶縁膜を形成する工程において、窒化シリコン膜を形
成した後に、亜酸化窒素雰囲気における熱処理を行なう
ことを特徴とする。
【0012】更に、請求項3記載の発明は、前記請求項
1又は請求項2記載の半導体装置の製造方法において、
容量絶縁膜を形成する工程は、窒化シリコン膜の単層膜
より成る容量絶縁膜を形成する工程であることを特徴と
する。
【0013】加えて、請求項4記載の発明は、前記請求
項1又は請求項2記載の半導体装置の製造方法におい
て、容量絶縁膜を形成する工程は、酸化シリコン膜を形
成し、その後、前記酸化シリコン膜上に窒化シリコン膜
を形成し、次いで前記窒化シリコン膜上に他の酸化シリ
コン膜を形成して成る3層膜の容量絶縁膜を形成する工
程であることを特徴とする。
【0014】更に加えて、請求項5記載の発明は、前記
請求項1記載の半導体装置の製造方法において、第1の
導電層及び第2の導電層は、高融点金属で形成されるこ
とを特徴とする。
【0015】また、請求項6記載の発明は、前記請求項
2記載の半導体装置の製造方法において、フローティン
グゲート電極及びコントロールゲート電極は、高融点金
属で形成されることを特徴とする。
【0016】以上の構成により、請求項1ないし請求項
6記載の発明の半導体装置の製造方法では、窒化シリコ
ン膜を形成した後は、亜酸化窒素雰囲気で熱処理が行な
われるので、窒化シリコン膜の膜質の劣化が小さく制限
され、従って、リーク電流の少ない優れた容量素子が得
られる。
【0017】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図
面を参照しながら説明する。
【0018】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態を示し、半導体装置の各製造工程での断面
図を示す。本実施の形態では、上層と下層との2つのポ
リシリコン膜の間に静電容量を形成する場合の製造方法
を示す。
【0019】図1(a)に示すように、先ず、シリコン
基板(一導電型半導体基板)1上の酸化シリコン膜(絶
縁膜)2上に、公知の気相成長法によりポリシリコン膜
(高融点金属)を全面に形成する。この後、リンを気相
からの熱拡散によりドープ(1000℃、約2×1020
cm-3)する。次いで、ポリシリコン膜の所定の部分を
公知のフォトエッチング技術によりパターンニングを行
って、下層のポリシリコン層(第1の導電層)3を形成
する。
【0020】次に、図1(b)に示すように、ポリシリ
コン層3上に窒化シリコン膜(単層の容量絶縁膜)4を
形成する。この窒化シリコン膜4は、ジクロルシラン
(SiH2 Cl2 )と、アンモニア(NH3 )との化学
反応に基づく減圧気相成長法によって、NH3 /SiH
2 Cl2 =5,750℃の条件で、膜厚25nmになる
ように形成する。
【0021】次いで、前記窒化シリコン膜4を形成した
後は、亜酸化窒素(N2 O)雰囲気中、900℃〜12
00℃程度の範囲内の高温の温度で熱処理を行なう。9
00℃以下の温度でも本発明の効果はあるが、本発明の
効果を十分発揮するには900℃以上が望ましい。本実
施の形態では、1000℃、亜酸化窒素雰囲気中、20
分間の熱処理を行なった。また、本実施の形態では、熱
処理の方法として、通常の拡散炉を用いる方法を示した
が、ランプ加熱法等の急速加熱法を用いても同様の効果
が期待できる。
【0022】続いて、図1(c)に示すように、窒化シ
リコン膜4上に、公知の気相成長法によりポリシリコン
膜を全面に形成する。この後、リンを気相からの熱拡散
によりドープ(1000℃、約2×1020cm-3)す
る。次いで、ポリシリコン膜の所定の部分を公知のフォ
トエッチング技術によりパターンニングを行い、上層の
ポリシリコン層(第2の導電層)5を形成する。
【0023】最後に、図1(d)に示すように、公知の
気相成長法により、酸化シリコン膜6を全面に被着した
後、その酸化シリコン膜6の緻密化のために、1000
℃、N2 雰囲気中で熱処理を行なって、図1(d)に示
すような静電容量素子を作製する。
【0024】以上のようにして得られた静電容量素子の
リーク特性の一例を図2に示す。同図において、横軸は
印加電界を、縦軸はリーク電流を示している。図2に示
すように、本実施の形態の製造方法により作製された容
量素子の実線で示すリーク特性は、亜酸化窒素雰囲気で
の熱処理を行なわない破線で示す従来の場合に比べ、リ
ーク特性が非常に優れていることが判る。
【0025】尚、本実施の形態では、静電容量絶縁膜と
して、窒化シリコン膜の単層膜を用いた場合について説
明したが、その他、窒化シリコン膜−酸化シリコン膜の
2層の積層膜、酸化シリコン膜−窒化シリコン膜−酸化
シリコン膜の3層の積層膜、又はオキシナイトライド膜
等の窒化シリコン膜系の絶縁膜を用いた場合についても
同様の効果があることは言うまでもない。
【0026】(第2の実施の形態)図3は本発明の第2
の実施の形態を示し、半導体装置の各製造工程での断面
図を示す。本実施の形態は、フローティングゲート型半
導体記憶装置のフローティングゲート電極とコントロー
ルゲート電極との結合容量を形成する場合の製造方法を
示す。
【0027】図3(a)に示すように、先ず、P型のシ
リコン基板(一導電型半導体基板)9上に酸化シリコン
膜10を30nm形成し、更に、窒化シリコン膜11を
100nm形成し、その後、素子分離のための所定の部
分を公知のフォトエッチング技術によりエツチングを行
なう。
【0028】次いで、図3(b)に示すように、通常の
熱酸化によってフィールド酸化膜12を700nm程度
形成する次に、図3(c)に示すように、前記窒化シリ
コン膜11とその下の酸化シリコン膜10を順次エッチ
ングして、P型シリコン基板9を露出させた後、通常の
熱酸化法により、酸化シリコン膜(ゲート絶縁膜)13
を30nm形成し、次いで、前記酸化シリコン膜13上
にリンを約2×1020cm-3程度ドープしたポリシリコン
膜を公知の気相成長法によって約300nm形成させ
る。その後、フォトエッチング技術によりポリシリコン
膜14より成るフローティングゲート電極をパターンニ
ングする。
【0029】次に、再度酸化処理を施し、ポリシリコン
膜14より成るフローティングゲート電極上に酸化シリ
コン膜15を形成する。本実施の形態では、1000
℃、酸素雰囲気中で酸化し、その膜厚が15nmとなる
ようにした。その後、前記酸化シリコン膜15上に窒化
シリコン膜16を形成する。この窒化シリコン膜16の
形成は、ジクロルシラン(SiH2 Cl2 )とアンモニ
ア(NH3 )との化学反応に基づく減圧気相成長法によ
って、NH3 /SiH2 Cl2 =5,750℃の条件下
で行ない、膜厚が15nmになるように形成した。次い
で、前記窒化シリコン膜16の形成後は、亜酸化窒素
(N2 O)雰囲気中、900℃〜1200℃程度の範囲
内の高温の温度で熱処理を行なう。900℃以下の温度
でも本発明の効果はあるが、本発明の効果を十分発揮す
るには900℃以上が望ましい。本実施の形態では、1
100℃、亜酸化窒素雰囲気中、30秒間のランプ加熱
法により急速加熱処理を行なった。その後、前記窒化シ
リコン膜16の表面上を酸化し、窒化シリコン膜16上
に酸化シリコン膜17を形成する。本実施の形態では、
900℃、水蒸気雰囲気中で酸化し、膜厚を3nmとし
た。以上により、酸化シリコン膜15−窒化シリコン膜
16−酸化シリコン膜17の3層の窒化シリコン膜系の
容量絶縁膜が作成された。
【0030】次に、前記酸化シリコン膜17上に、リン
を約2×1020cm-3程度ドープしたポリシリコン膜(コ
ントロールゲート電極)18を公知の気相成長法によっ
て約400nm成長させる。
【0031】続いて、図3(d)に示すように、公知の
フォトエッチング技術により、ポリシリコン膜18、酸
化シリコン膜17、窒化シリコン膜16、酸化シリコン
膜15、ポリシリコン膜14及び酸化シリコン膜13の
所定の部分を残すように順次エツチングし、フローティ
ングゲート型半導体記憶装置のゲート構造を形成する。
次いで、このゲート構造とフィールド酸化膜12とをマ
スクにして、砒素イオンを50keV で4×1015cm-2
ち込み、ソース領域及びドレイン領域のN型拡散層1
9、20を形成する。
【0032】更に、図3(d)に示すように、酸化シリ
コン膜21を全面に気相成長させた後、ソース領域及び
ドレイン領域の不純物の活性化と酸化シリコン膜22の
緻密化のために、1000℃の窒素雰囲気中で20分熱
処理を行なう。その後、酸化シリコン膜21を公知のフ
ォトエツチング技術により、コンタクト孔を開孔し、こ
こにアルミニウム電極22を形成して、図3(d)に示
すようなフローティングゲート型の半導体記憶装置を作
製する。
【0033】図4は、既述した工程を経て製造されたフ
ローティングゲート型の半導体記憶装置の記憶保持特性
図を示し、その縦軸はしきい値電圧を、横軸は記憶保持
時間を表わしている。同図では、本実施の形態による半
導体記憶装置の記憶保持特性を実線で示し、従来の半導
体記憶装置の記憶保持特性を破線で示している。この両
者を比較すると、明らかに本実施の形態による場合の方
がしきい値電圧の保持時間が長く、記憶保持特性が優れ
ていることが判る。
【0034】尚、本実施の形態では、フローティングゲ
ート型半導体記憶装置のポリシリコン間の層間絶縁膜と
して、酸化シリコン膜−窒化シリコン膜−酸化シリコン
膜の3層膜を用いた場合について説明したが、窒化シリ
コン膜より成る単層膜、窒化シリコン膜−酸化シリコン
膜の2層膜、又はオキシナイトライド膜等の絶縁膜を使
用しても、同様の効果が得られることは言うまでもな
い。
【0035】更に、図3の酸化シリコン膜13の一部若
しくは全面に、10nm程度のトンネル媒体となり得る
薄い絶縁膜を備えた半導体記憶装置の場合でも同様の効
果が得られることは言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項6記載の発明によれば、ポリシリコン膜等の高融点
金属に挟まれた窒化シリコン膜を有する単層膜又は多層
膜の容量絶縁膜より成る容量素子を備えた半導体装置の
製造方法において、窒化シリコン膜を形成した後に、亜
酸化窒素熱処理を施したので、窒化シリコン膜の膜質の
劣化を低減でき、窒化シリコン膜を用いた容量素子を備
えた半導体装置の高信頼性化、高集積化に大きく寄与す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における半導体装置
の各製造工程での縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における半導体装置
の製造方法により製造された容量素子のリーク特性を示
す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるフローティ
ングゲート型半導体記憶装置の各製造工程での縦断面図
である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における半導体装置
の製造方法により製造されたフローティングゲート型半
導体記憶装置の記憶保持特性を示す図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板(一導電型の半導体基板) 2 酸化シリコン膜(絶縁膜) 3 下層のポリシリコン層(第1の導電層) 4 窒化シリコン膜(単層の容量絶縁膜) 5 上層のポリシリコン層(第2の導電層) 9 シリコン基板(一導電型の半導体基板) 13 酸化シリコン膜(ゲート絶縁膜) 14 ポリシリコン膜(フローティングゲート電
極) 15 酸化シリコン膜 16 窒化シリコン膜 17 酸化シリコン膜 18 ポリシリコン膜(コントロールゲート電極)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/792 29/786

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板上に絶縁膜を形成
    する工程と、 前記絶縁膜上に第1の導電層を形成する工程と、 前記第1の導電層上に、少なくとも窒化シリコン膜を含
    む容量絶縁膜を形成する工程と、 前記容量絶縁膜上に第2の導電層を形成する工程とを含
    み、 前記容量絶縁膜を形成する工程において、窒化シリコン
    膜を形成した後に、亜酸化窒素雰囲気における熱処理を
    行なうことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 一導電型の半導体基板上にゲート絶縁膜
    を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上にフローティングゲート電極を形成
    する工程と、 前記フローティングゲート電極上に、少なくとも窒化シ
    リコン膜を含む容量絶縁膜を形成する工程と、 前記容量絶縁膜上にコントロールゲート電極を形成する
    工程とを少なくとも含み、 前記容量絶縁膜を形成する工程において、窒化シリコン
    膜を形成した後に、亜酸化窒素雰囲気における熱処理を
    行なうことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 容量絶縁膜を形成する工程は、窒化シリ
    コン膜の単層膜より成る容量絶縁膜を形成する工程であ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 容量絶縁膜を形成する工程は、酸化シリ
    コン膜を形成し、その後、前記酸化シリコン膜上に窒化
    シリコン膜を形成し、次いで前記窒化シリコン膜上に他
    の酸化シリコン膜を形成して成る3層膜の容量絶縁膜を
    形成する工程であることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1の導電層及び第2の導電層は、高融
    点金属で形成されることを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 フローティングゲート電極及びコントロ
    ールゲート電極は、高融点金属で形成されることを特徴
    とする請求項2記載の半導体装置の製造方法。
JP7228957A 1995-09-06 1995-09-06 半導体装置の製造方法 Withdrawn JPH0974170A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005150738A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Samsung Electronics Co Ltd 熱処理を用いた絶縁薄膜の製造方法、及びその方法を用いて形成された半導体素子

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