JPH0974054A - 単結晶半導体の異方性エッチング加工方法 - Google Patents
単結晶半導体の異方性エッチング加工方法Info
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- JPH0974054A JPH0974054A JP22895095A JP22895095A JPH0974054A JP H0974054 A JPH0974054 A JP H0974054A JP 22895095 A JP22895095 A JP 22895095A JP 22895095 A JP22895095 A JP 22895095A JP H0974054 A JPH0974054 A JP H0974054A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単結晶半導体の結晶方向を示す辺を有する正
方形パターンの辺を単結晶半導体ウェハ側の結晶方向ア
ライメントマーカとして単結晶半導体の異方性エッチン
グ加工を高精度に実施する単結晶半導体の異方性エッチ
ング加工方法を提供する。 【解決手段】 単結晶半導体1に異方性エッチング加工
を施すに際して、円形窓21cを有するエッチングマス
ク2fの被覆される単結晶半導体1に異方性エッチング
処理を施して結晶方向を示す辺を有する正方形パターン
15を形成し、この正方形パターン15を被加工物であ
る単結晶半導体1側の結晶方向アライメントマーカとす
る単結晶半導体の異方性エッチング加工方法。
方形パターンの辺を単結晶半導体ウェハ側の結晶方向ア
ライメントマーカとして単結晶半導体の異方性エッチン
グ加工を高精度に実施する単結晶半導体の異方性エッチ
ング加工方法を提供する。 【解決手段】 単結晶半導体1に異方性エッチング加工
を施すに際して、円形窓21cを有するエッチングマス
ク2fの被覆される単結晶半導体1に異方性エッチング
処理を施して結晶方向を示す辺を有する正方形パターン
15を形成し、この正方形パターン15を被加工物であ
る単結晶半導体1側の結晶方向アライメントマーカとす
る単結晶半導体の異方性エッチング加工方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、単結晶半導体の
異方性エッチング加工方法に関し、特に、単結晶半導体
の結晶方向を正確に示す辺を有する正方形パターンの辺
を単結晶半導体ウェハ側の結晶方向アライメントマーカ
として使用して高精度にエッチング加工をする単結晶半
導体の異方性エッチング加工方法に関する。
異方性エッチング加工方法に関し、特に、単結晶半導体
の結晶方向を正確に示す辺を有する正方形パターンの辺
を単結晶半導体ウェハ側の結晶方向アライメントマーカ
として使用して高精度にエッチング加工をする単結晶半
導体の異方性エッチング加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図5を参照して説明する。図5
(1)において、1は異方性エッチング加工を施す前の
単結晶半導体であるシリコンウェハを示し、表面は2に
より示されるエッチングマスクにより被覆されている。
(a)はエッチングマスク2の被覆されたシリコンウェ
ハ1の上面を示し、(b)は(a)の線b−b’におけ
る断面を示す。
(1)において、1は異方性エッチング加工を施す前の
単結晶半導体であるシリコンウェハを示し、表面は2に
より示されるエッチングマスクにより被覆されている。
(a)はエッチングマスク2の被覆されたシリコンウェ
ハ1の上面を示し、(b)は(a)の線b−b’におけ
る断面を示す。
【0003】図5(2)において、21はエッチングマ
スク2に形成された窓を示し、シリコンウェハ1に溝を
形成するためのものである。(a)はシリコンウェハ1
の上面を示し、(b)は(a)の線b−b’における断
面を示す。図5(3)は、エッチングマスク2に窓を形
成してシリコンウェハにエッチング処理を施したところ
を示し、11により示される溝が形成されている。
(a)はシリコンウェハ1の上面を示し、(b)は
(a)の線b−b’における断面を示す。
スク2に形成された窓を示し、シリコンウェハ1に溝を
形成するためのものである。(a)はシリコンウェハ1
の上面を示し、(b)は(a)の線b−b’における断
面を示す。図5(3)は、エッチングマスク2に窓を形
成してシリコンウェハにエッチング処理を施したところ
を示し、11により示される溝が形成されている。
(a)はシリコンウェハ1の上面を示し、(b)は
(a)の線b−b’における断面を示す。
【0004】単結晶半導体であるシリコンウェハ1に異
方性エッチングを施して高精度な溝加工をするには、以
下の如く半導体フォトリソグラフィー技術を適用する。 (工程1) 図6を参照するに、シリコンウェハ1に異
方性エッチングを施すに際して、シリコンウェハ1表面
に形成された酸化被膜より成るエッチングマスク2に、
3により示されるフォトマスクを適用する。このフォト
マスク3には、31により示される溝パターンが転写さ
れている。この溝パターン31の形状は図5(2)の窓
21の形状に対応している。これにより溝パターン31
に対応する窓21をエッチングマスク2に形成する。4
はこの際にエッチングマスク2表面に形成されるレジス
トである。
方性エッチングを施して高精度な溝加工をするには、以
下の如く半導体フォトリソグラフィー技術を適用する。 (工程1) 図6を参照するに、シリコンウェハ1に異
方性エッチングを施すに際して、シリコンウェハ1表面
に形成された酸化被膜より成るエッチングマスク2に、
3により示されるフォトマスクを適用する。このフォト
マスク3には、31により示される溝パターンが転写さ
れている。この溝パターン31の形状は図5(2)の窓
21の形状に対応している。これにより溝パターン31
に対応する窓21をエッチングマスク2に形成する。4
はこの際にエッチングマスク2表面に形成されるレジス
トである。
【0005】エッチングマスク2にフォトマスク3を適
用するに際して、フォトマスク3に表示される結晶方向
アライメントマーカ32の対向する長い二辺の何れかと
シリコンウェハ1の結晶方向を示すオリエンテーション
フラット(オリフラ)12とが互に平行となる様に、フ
ォトマスク3をエッチングマスク2に対してアライメン
トする。フォトマスク3の溝パターン31と結晶方向ア
ライメントマーカ32の各辺とを平行に設計しておくこ
とにより、結果的に窓21の対向する二辺の内の何れか
一方とオリフラ12とは平行となる。ここで、オリフラ
12は、当然、所望の溝を形成することができる結晶方
向を示す様に設計されている。
用するに際して、フォトマスク3に表示される結晶方向
アライメントマーカ32の対向する長い二辺の何れかと
シリコンウェハ1の結晶方向を示すオリエンテーション
フラット(オリフラ)12とが互に平行となる様に、フ
ォトマスク3をエッチングマスク2に対してアライメン
トする。フォトマスク3の溝パターン31と結晶方向ア
ライメントマーカ32の各辺とを平行に設計しておくこ
とにより、結果的に窓21の対向する二辺の内の何れか
一方とオリフラ12とは平行となる。ここで、オリフラ
12は、当然、所望の溝を形成することができる結晶方
向を示す様に設計されている。
【0006】(工程2) 工程1においてエッチングマ
スク2に窓21の形成されたシリコンウェハ1を水酸化
カリウム溶液に浸漬すると、シリコンウェハ1上面の酸
化膜の除去された窓21に対応する部分のシリコンがエ
ッチングされる。これによりシリコンウェハ1上面には
溝11が形成されるに到る。この場合、溝幅W3 および
溝長L3 は、シリコンウェハ1を被覆するエッチングマ
スク2に形成された窓21の窓幅W2 および窓長L2 よ
りも通常大きくなり、以下の関係にある。
スク2に窓21の形成されたシリコンウェハ1を水酸化
カリウム溶液に浸漬すると、シリコンウェハ1上面の酸
化膜の除去された窓21に対応する部分のシリコンがエ
ッチングされる。これによりシリコンウェハ1上面には
溝11が形成されるに到る。この場合、溝幅W3 および
溝長L3 は、シリコンウェハ1を被覆するエッチングマ
スク2に形成された窓21の窓幅W2 および窓長L2 よ
りも通常大きくなり、以下の関係にある。
【0007】W3 >W2 L3 >L2 これは、後で説明するエッチング時のアンダーカットに
起因する。
起因する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上の通りのエッチン
グ方法において、シリコンウェハ1のオリフラ12は、
通常、結晶方向13に関して僅かの誤差を含んでいる。
SEMI規格によれば、許容誤差θは±1°とされてお
り、オリフラ12とシリコンウェハ1を被覆するエッチ
ングマスク2に形成される窓21の対向する二辺の内の
何れか一方とが平行にアライメントされていても、窓2
1の各辺と結晶方向13とは平行にはならないこととな
る。この場合、シリコンウェハ1に異方性エッチングを
施して形成された溝21には次の現象が生じている。
グ方法において、シリコンウェハ1のオリフラ12は、
通常、結晶方向13に関して僅かの誤差を含んでいる。
SEMI規格によれば、許容誤差θは±1°とされてお
り、オリフラ12とシリコンウェハ1を被覆するエッチ
ングマスク2に形成される窓21の対向する二辺の内の
何れか一方とが平行にアライメントされていても、窓2
1の各辺と結晶方向13とは平行にはならないこととな
る。この場合、シリコンウェハ1に異方性エッチングを
施して形成された溝21には次の現象が生じている。
【0009】溝11の側面に図7に示される如きステッ
プ状の溝荒れ111 が生じ、用途によっては不都合であ
る。図7において、(a)はシリコンウェハ1を上から
視たところを示し、(b)は(a)の一部を拡大したと
ころを示す。そして、溝11の側面方向のエッチングに
おけるアンダーカット14の進行する速さを示すサイド
エッチレートと、ミスアライメントの大きさを示すオリ
フラ12と正しい結晶方向13のなす角度θとの間には
相関がある。即ち、オリフラ12と結晶方向13のなす
角度θの大小によりサイドエッチレートは変化し、その
結果、溝幅W3 および溝長L3 はエッチングを同じ時間
行なう場合に製造ロット間においてバラツキが生じ、寸
法精度上問題を残す。
プ状の溝荒れ111 が生じ、用途によっては不都合であ
る。図7において、(a)はシリコンウェハ1を上から
視たところを示し、(b)は(a)の一部を拡大したと
ころを示す。そして、溝11の側面方向のエッチングに
おけるアンダーカット14の進行する速さを示すサイド
エッチレートと、ミスアライメントの大きさを示すオリ
フラ12と正しい結晶方向13のなす角度θとの間には
相関がある。即ち、オリフラ12と結晶方向13のなす
角度θの大小によりサイドエッチレートは変化し、その
結果、溝幅W3 および溝長L3 はエッチングを同じ時間
行なう場合に製造ロット間においてバラツキが生じ、寸
法精度上問題を残す。
【0010】この発明は、結晶方向を正確に示す辺を有
する正方形パターンの辺をシリコンウェハ側の結晶方向
アライメントマーカとして使用して上述の問題を解消し
た高精度な単結晶半導体の異方性エッチング加工方法を
提供するものである。
する正方形パターンの辺をシリコンウェハ側の結晶方向
アライメントマーカとして使用して上述の問題を解消し
た高精度な単結晶半導体の異方性エッチング加工方法を
提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】単結晶半導体1に異方性
エッチング加工を施すに際して、円形窓21cを有する
エッチングマスク2fの被覆される単結晶半導体1に異
方性エッチング処理を施して結晶方向を示す辺を有する
正方形パターン15を形成し、この正方形パターン15
を被加工物である単結晶半導体1側の結晶方向アライメ
ントマーカとする単結晶半導体の異方性エッチング加工
方法を構成した。
エッチング加工を施すに際して、円形窓21cを有する
エッチングマスク2fの被覆される単結晶半導体1に異
方性エッチング処理を施して結晶方向を示す辺を有する
正方形パターン15を形成し、この正方形パターン15
を被加工物である単結晶半導体1側の結晶方向アライメ
ントマーカとする単結晶半導体の異方性エッチング加工
方法を構成した。
【0012】そして、エッチングマスク2fの円形窓2
1cは、単結晶半導体1表面に被覆されるエッチングマ
スク2fに円形溝パターン31cが転写されているフォ
トマスク3fを適用して形成する単結晶半導体の異方性
エッチング加工方法を構成した。また、単結晶半導体1
表面に被覆される第1エッチングマスク2fに円形溝パ
ターン31cが転写されている第1フォトマスク3fを
適用して第1エッチングマスク2fに円形窓21cを形
成し、第1エッチングマスク2fに円形窓21cを形成
した単結晶半導体1にエッチング加工を施して単結晶半
導体1の円形窓21cに対応するところに正方形パター
ン15を形成し、次いで第1エッチングマスク2fを除
去して単結晶半導体1表面に第2エッチングマスク2s
を被覆し、単結晶半導体1表面に被覆される第2エッチ
ングマスク2sに溝パターン31が転写されている第2
フォトマスク3sを適用して第2エッチングマスク2s
に窓21を形成し、第2エッチングマスク2sに窓21
を形成した単結晶半導体1にエッチング加工を施す単結
晶半導体の異方性エッチング加工方法を構成した。
1cは、単結晶半導体1表面に被覆されるエッチングマ
スク2fに円形溝パターン31cが転写されているフォ
トマスク3fを適用して形成する単結晶半導体の異方性
エッチング加工方法を構成した。また、単結晶半導体1
表面に被覆される第1エッチングマスク2fに円形溝パ
ターン31cが転写されている第1フォトマスク3fを
適用して第1エッチングマスク2fに円形窓21cを形
成し、第1エッチングマスク2fに円形窓21cを形成
した単結晶半導体1にエッチング加工を施して単結晶半
導体1の円形窓21cに対応するところに正方形パター
ン15を形成し、次いで第1エッチングマスク2fを除
去して単結晶半導体1表面に第2エッチングマスク2s
を被覆し、単結晶半導体1表面に被覆される第2エッチ
ングマスク2sに溝パターン31が転写されている第2
フォトマスク3sを適用して第2エッチングマスク2s
に窓21を形成し、第2エッチングマスク2sに窓21
を形成した単結晶半導体1にエッチング加工を施す単結
晶半導体の異方性エッチング加工方法を構成した。
【0013】更に、第2エッチングマスク2sに第2フ
ォトマスク3sを適用するに際して正方形パターン15
の辺を参照する単結晶半導体の異方性エッチング加工方
法を構成した。また、第2フォトマスク3sに溝パター
ン31と所定の位置関係に配置される結晶方向アライメ
ントマーカ32を形成し、正方形パターン15の辺を単
結晶半導体側の結晶方向アライメントマーカとして第2
フォトマスク3sを第2エッチングマスク2sに対して
適用する単結晶半導体の異方性エッチング加工方法を構
成した。
ォトマスク3sを適用するに際して正方形パターン15
の辺を参照する単結晶半導体の異方性エッチング加工方
法を構成した。また、第2フォトマスク3sに溝パター
ン31と所定の位置関係に配置される結晶方向アライメ
ントマーカ32を形成し、正方形パターン15の辺を単
結晶半導体側の結晶方向アライメントマーカとして第2
フォトマスク3sを第2エッチングマスク2sに対して
適用する単結晶半導体の異方性エッチング加工方法を構
成した。
【0014】
【発明の実施の形態】先ず、異方性エッチング加工処理
を施されるべき単結晶半導体であるシリコンウェハに円
形パターンを有するフォトマスクを適用してシリコンウ
ェハ表面に形成される酸化膜より成るエッチングマスク
に円形窓を形成する。エッチングマスクに円形窓を形成
したシリコンウェハを水酸化カリウム溶液に浸漬すると
結晶方向を正確に示す辺を有する正方形パターンがエッ
チングされることは良く知られている。この発明は、結
晶方向を正確に示す辺を有する正方形パターンの辺をシ
リコンウェハ側の結晶方向アライメントマーカとして使
用して、溝の各辺がシリコンウェハの結晶方向と正確に
一致した高精度な溝加工をする。
を施されるべき単結晶半導体であるシリコンウェハに円
形パターンを有するフォトマスクを適用してシリコンウ
ェハ表面に形成される酸化膜より成るエッチングマスク
に円形窓を形成する。エッチングマスクに円形窓を形成
したシリコンウェハを水酸化カリウム溶液に浸漬すると
結晶方向を正確に示す辺を有する正方形パターンがエッ
チングされることは良く知られている。この発明は、結
晶方向を正確に示す辺を有する正方形パターンの辺をシ
リコンウェハ側の結晶方向アライメントマーカとして使
用して、溝の各辺がシリコンウェハの結晶方向と正確に
一致した高精度な溝加工をする。
【0015】
【実施例】この発明の実施の形態を図の実施例を参照し
て具体的に説明する。図1(1)は第1エッチングマス
ク2fの被覆された異方性エッチング加工処理を施され
る前の単結晶半導体であるシリコンウェハ1を示す図で
ある。(a)はシリコンウェハ1を上から視た図であ
り、(b)は(a)の線b−b’における断面を示す。
て具体的に説明する。図1(1)は第1エッチングマス
ク2fの被覆された異方性エッチング加工処理を施され
る前の単結晶半導体であるシリコンウェハ1を示す図で
ある。(a)はシリコンウェハ1を上から視た図であ
り、(b)は(a)の線b−b’における断面を示す。
【0016】図1(2)は第1エッチングマスク2fに
円形窓21cを形成したところを示す図である。(a)
はシリコンウェハ1を上から視た図であり、(b)は
(a)の線b−b’における断面を示す。図1(3)は
シリコンウェハ1の円形窓21cに対応する領域をエッ
チングしたところを示す図である。(a)はシリコンウ
ェハ1を上から視た図であり、(b)は(a)の線b−
b’における断面を示す。
円形窓21cを形成したところを示す図である。(a)
はシリコンウェハ1を上から視た図であり、(b)は
(a)の線b−b’における断面を示す。図1(3)は
シリコンウェハ1の円形窓21cに対応する領域をエッ
チングしたところを示す図である。(a)はシリコンウ
ェハ1を上から視た図であり、(b)は(a)の線b−
b’における断面を示す。
【0017】図2(4)は第1エッチングマスク2fを
除去した後、第2エッチングマスク2sの被覆されたシ
リコンウェハ1を示す図である。(a)はシリコンウェ
ハ1を上から視た図であり、(b)は(a)の線b−
b’における断面を示す。図2(5)は第2エッチング
マスク2sに溝11を形成する窓21を形成したところ
を示す図である。(a)はシリコンウェハ1を上から視
た図であり、(b)は(a)の線b−b’における断面
を示す。
除去した後、第2エッチングマスク2sの被覆されたシ
リコンウェハ1を示す図である。(a)はシリコンウェ
ハ1を上から視た図であり、(b)は(a)の線b−
b’における断面を示す。図2(5)は第2エッチング
マスク2sに溝11を形成する窓21を形成したところ
を示す図である。(a)はシリコンウェハ1を上から視
た図であり、(b)は(a)の線b−b’における断面
を示す。
【0018】図2(6)は図2(5)の状態のシリコン
ウェハ1にエッチング処理を施して溝11を形成したと
ころを示す図である。(a)はシリコンウェハ1を上か
ら視た図であり、(b)は(a)の線b−b’における
断面を示す。図3は円形溝パターン31cが転写されて
いる第1フォトマスク3fをシリコンウェハ1に適用す
るところを示す図である。この溝パターン31cの形状
は図1(2)の円形窓21cの形状に対応している。
ウェハ1にエッチング処理を施して溝11を形成したと
ころを示す図である。(a)はシリコンウェハ1を上か
ら視た図であり、(b)は(a)の線b−b’における
断面を示す。図3は円形溝パターン31cが転写されて
いる第1フォトマスク3fをシリコンウェハ1に適用す
るところを示す図である。この溝パターン31cの形状
は図1(2)の円形窓21cの形状に対応している。
【0019】図4は溝パターン31が転写されている第
2フォトマスク3sをシリコンウェハ1に適用するとこ
ろを示す図である。この溝パターン31の形状は図2
(5)の窓21の形状に対応している。図1の実施例に
おいては、シリコンウェハ1表面に2本の溝21をエッ
チング加工するものとし、加工の施されるシリコンウェ
ハ1は(100)の結晶面を有し、オリフラ12は<1
10>結晶方向を示すものとする。以下、エッチング処
理工程について説明する。
2フォトマスク3sをシリコンウェハ1に適用するとこ
ろを示す図である。この溝パターン31の形状は図2
(5)の窓21の形状に対応している。図1の実施例に
おいては、シリコンウェハ1表面に2本の溝21をエッ
チング加工するものとし、加工の施されるシリコンウェ
ハ1は(100)の結晶面を有し、オリフラ12は<1
10>結晶方向を示すものとする。以下、エッチング処
理工程について説明する。
【0020】(工程1) 先ず、図1(2)を参照する
に、シリコンウェハ1の表面に被覆される酸化膜より成
る第1エッチングマスク2fに、第1フォトマスク3f
を適用して円形窓21cを形成する。 (工程2) 次に、図1(3)を参照するに、第1エッ
チングマスク2fに円形窓21cの形成されたシリコン
ウェハ1を水酸化カリウム水溶液に浸漬し、シリコンウ
ェハ1のシリコンが露出している円形窓21cに対応す
る部分のシリコンをエッチング処理すると、各辺が[1
10]方向を指向する正方形パターン15がエッチング
形成されるに到る。この正方形パターン15をシリコン
ウェハ1側の結晶方向アライメントマーカとして使用す
る。
に、シリコンウェハ1の表面に被覆される酸化膜より成
る第1エッチングマスク2fに、第1フォトマスク3f
を適用して円形窓21cを形成する。 (工程2) 次に、図1(3)を参照するに、第1エッ
チングマスク2fに円形窓21cの形成されたシリコン
ウェハ1を水酸化カリウム水溶液に浸漬し、シリコンウ
ェハ1のシリコンが露出している円形窓21cに対応す
る部分のシリコンをエッチング処理すると、各辺が[1
10]方向を指向する正方形パターン15がエッチング
形成されるに到る。この正方形パターン15をシリコン
ウェハ1側の結晶方向アライメントマーカとして使用す
る。
【0021】(工程3) 図2(4)を参照するに、第
1エッチングマスク2fは不要となったところで、これ
を全て除去し、再びシリコンウェハ1全表面に酸化膜よ
り成る第2エッチングマスク2sを被覆する。 (工程4) 図2(5)および図4を参照するに、この
第2エッチングマスク2sに第2フォトマスク3sを適
用して窓21を形成する。これに際して、第2フォトマ
スク3sに形成されている結晶方向アライメントマーカ
32を工程2においてエッチング形成した正方形パター
ン15の各辺に平行になる様に、第2フォトマスク3s
を第2エッチングマスク2sに対してアライメントす
る。第2フォトマスク3sの溝パターン31の各辺は第
2フォトマスク3sの4本の結晶方向アライメントマー
カ32の何れかと平行になる様に設計されている。従っ
て、第2エッチングマスク2sに形成される窓21の各
辺は、各辺が[110]方向を指向する正方形パターン
15の方向と一致することとなる。
1エッチングマスク2fは不要となったところで、これ
を全て除去し、再びシリコンウェハ1全表面に酸化膜よ
り成る第2エッチングマスク2sを被覆する。 (工程4) 図2(5)および図4を参照するに、この
第2エッチングマスク2sに第2フォトマスク3sを適
用して窓21を形成する。これに際して、第2フォトマ
スク3sに形成されている結晶方向アライメントマーカ
32を工程2においてエッチング形成した正方形パター
ン15の各辺に平行になる様に、第2フォトマスク3s
を第2エッチングマスク2sに対してアライメントす
る。第2フォトマスク3sの溝パターン31の各辺は第
2フォトマスク3sの4本の結晶方向アライメントマー
カ32の何れかと平行になる様に設計されている。従っ
て、第2エッチングマスク2sに形成される窓21の各
辺は、各辺が[110]方向を指向する正方形パターン
15の方向と一致することとなる。
【0022】(工程5) 工程4において第2エッチン
グマスク2sに窓21を形成したシリコンウェハ1を水
酸化カリウム水溶液に浸漬して、シリコンウェハ1の第
2エッチングマスク2sに形成された窓21に対応する
部分のシリコンをエッチングすると、図2(6)に示さ
れる如く、各辺が[110]、側面が{111}の断面
V字状の溝11が形成される。この場合、サイドエッチ
レートは予め条件設定して測定しておき、これをシリコ
ンウェハ1のエッチング処理に参酌することにより、エ
ッチング形成される溝の寸法精度は非常に高精度とな
る。そして、溝の各辺の方向と[110]方向とが一致
しているところから溝の側面に荒れは生じないので、こ
の点からも溝加工の精度は高まる。
グマスク2sに窓21を形成したシリコンウェハ1を水
酸化カリウム水溶液に浸漬して、シリコンウェハ1の第
2エッチングマスク2sに形成された窓21に対応する
部分のシリコンをエッチングすると、図2(6)に示さ
れる如く、各辺が[110]、側面が{111}の断面
V字状の溝11が形成される。この場合、サイドエッチ
レートは予め条件設定して測定しておき、これをシリコ
ンウェハ1のエッチング処理に参酌することにより、エ
ッチング形成される溝の寸法精度は非常に高精度とな
る。そして、溝の各辺の方向と[110]方向とが一致
しているところから溝の側面に荒れは生じないので、こ
の点からも溝加工の精度は高まる。
【0023】この発明は、以上の通り、異方性エッチン
グ加工処理を施されるべき単結晶半導体であるシリコン
ウェハに円形パターンを有するフォトマスクを適用して
シリコンウェハ表面に形成される酸化膜より成るエッチ
ングマスクに円形窓を形成する。エッチングマスクに円
形窓を形成したシリコンウェハを水酸化カリウム溶液に
浸漬してエッチング加工することにより結晶方向を正確
に示す辺を有する正方形パターンを形成する。正確に結
晶方向を示す辺を有する正方形のエッチングパターンか
らシリコンウェハの正確な結晶方向を知ることができ
る。この正方形エッチングパターンをフォトマスクに対
する結晶方向アライメントマーカとし、このマーカを予
めフォトマスクに設計されたフォトマスク側の結晶方向
アライメントマーカにアライメントする。この状態にお
いて、フォトマスク側の結晶方向アライメントマーカと
各辺が平行に配置された方形の溝パターンを有するフォ
トマスクを使用してエッチングマスクに方形の窓を形成
し、シリコンウェハの方形の窓に対応するシリコンをエ
ッチング処理すると、シリコンウェハに形成される方形
の溝の側面に荒れが生ずるこはなく、そして、サイドエ
ッチレートを容易に予測することができて寸法精度の高
い溝加工をすることができる。
グ加工処理を施されるべき単結晶半導体であるシリコン
ウェハに円形パターンを有するフォトマスクを適用して
シリコンウェハ表面に形成される酸化膜より成るエッチ
ングマスクに円形窓を形成する。エッチングマスクに円
形窓を形成したシリコンウェハを水酸化カリウム溶液に
浸漬してエッチング加工することにより結晶方向を正確
に示す辺を有する正方形パターンを形成する。正確に結
晶方向を示す辺を有する正方形のエッチングパターンか
らシリコンウェハの正確な結晶方向を知ることができ
る。この正方形エッチングパターンをフォトマスクに対
する結晶方向アライメントマーカとし、このマーカを予
めフォトマスクに設計されたフォトマスク側の結晶方向
アライメントマーカにアライメントする。この状態にお
いて、フォトマスク側の結晶方向アライメントマーカと
各辺が平行に配置された方形の溝パターンを有するフォ
トマスクを使用してエッチングマスクに方形の窓を形成
し、シリコンウェハの方形の窓に対応するシリコンをエ
ッチング処理すると、シリコンウェハに形成される方形
の溝の側面に荒れが生ずるこはなく、そして、サイドエ
ッチレートを容易に予測することができて寸法精度の高
い溝加工をすることができる。
【0024】以上の説明において、シリコンウェハにお
ける異方性エッチング加工領域の形状は方形の溝であっ
たが、この発明は、加工領域の形状は方形の溝のみに限
定される訳ではない。
ける異方性エッチング加工領域の形状は方形の溝であっ
たが、この発明は、加工領域の形状は方形の溝のみに限
定される訳ではない。
【0025】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明は、単結
晶半導体の結晶方向を正確に示す辺を有する正方形パタ
ーンの辺を単結晶半導体ウェハ側の結晶方向アライメン
トマーカとして使用して単結晶半導体の異方性エッチン
グ加工を高精度に実施することができる。
晶半導体の結晶方向を正確に示す辺を有する正方形パタ
ーンの辺を単結晶半導体ウェハ側の結晶方向アライメン
トマーカとして使用して単結晶半導体の異方性エッチン
グ加工を高精度に実施することができる。
【図1】実施例を説明する図。
【図2】図1の続き。
【図3】第1フォトマスクとシリコンウェハのアライメ
ントを説明する図。
ントを説明する図。
【図4】第2フォトマスクとシリコンウェハのアライメ
ントを説明する図。
ントを説明する図。
【図5】従来例を説明する図。
【図6】第1フォトマスクとシリコンウェハのアライメ
ントの従来例を説明する図。
ントの従来例を説明する図。
【図7】従来例による溝の状態を説明する図。
【符号の説明】 1 単結晶半導体 15 正方形パターン 2f 第1エッチングマスク 2s 第2エッチングマスク 21 窓 21c 円形窓 3f 第1フォトマスク 3s 第2フォトマスク 31 溝パターン 31c 円形溝パターン
Claims (5)
- 【請求項1】 単結晶半導体に異方性エッチング加工を
施すに際して、円形窓を有するエッチングマスクの被覆
される単結晶半導体に異方性エッチング処理を施して結
晶方向を示す辺を有する正方形パターンを形成し、この
正方形パターンを被加工物である単結晶半導体側の結晶
方向アライメントマーカとすることを特徴とする単結晶
半導体の異方性エッチング加工方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載される単結晶半導体の異
方性エッチング加工方法において、エッチングマスクの
円形窓は単結晶半導体表面に被覆されるエッチングマス
クに円形溝パターンが転写されているフォトマスクを適
用して形成することを特徴とする単結晶半導体の異方性
エッチング加工方法。 - 【請求項3】 単結晶半導体表面に被覆される第1エッ
チングマスクに円形溝パターンが転写されている第1フ
ォトマスクを適用して第1エッチングマスクに円形窓を
形成し、第1エッチングマスクに円形窓を形成した単結
晶半導体にエッチング加工を施して単結晶半導体の円形
窓に対応するところに正方形パターンを形成し、次いで
第1エッチングマスクを除去して単結晶半導体表面に第
2エッチングマスクを被覆し、単結晶半導体表面に被覆
される第2エッチングマスクに溝パターンが転写されて
いる第2フォトマスクを適用して第2エッチングマスク
に窓を形成し、第2エッチングマスクに窓を形成した単
結晶半導体にエッチング加工を施すことを特徴とする単
結晶半導体の異方性エッチング加工方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載される単結晶半導体の異
方性エッチング加工方法において、第2エッチングマス
クに第2フォトマスクを適用するに際して正方形パター
ンの辺を参照することを特徴とする単結晶半導体の異方
性エッチング加工方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載される単結晶半導体の異
方性エッチング加工方法において、第2フォトマスクに
溝パターンと所定の位置関係に配置される結晶方向アラ
イメントマーカを形成し、正方形パターンの辺を単結晶
半導体側の結晶方向アライメントマーカとして第2フォ
トマスクを第2エッチングマスクに適用することを特徴
とする単結晶半導体の異方性エッチング加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22895095A JPH0974054A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 単結晶半導体の異方性エッチング加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22895095A JPH0974054A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 単結晶半導体の異方性エッチング加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0974054A true JPH0974054A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16884405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22895095A Pending JPH0974054A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 単結晶半導体の異方性エッチング加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0974054A (ja) |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP22895095A patent/JPH0974054A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990330 |