JPH07283117A - マスクの位置合わせ方法 - Google Patents

マスクの位置合わせ方法

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JPH07283117A
JPH07283117A JP7512894A JP7512894A JPH07283117A JP H07283117 A JPH07283117 A JP H07283117A JP 7512894 A JP7512894 A JP 7512894A JP 7512894 A JP7512894 A JP 7512894A JP H07283117 A JPH07283117 A JP H07283117A
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JP
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wafer
etching
pit
pattern
photomask
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JP7512894A
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Taiji Tsuruoka
泰治 鶴岡
Tsutomu Tajima
勉 多嶋
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度良くSiウエハを結晶学的基準方位を決
めることが可能なマスク位置合わせ方法を提供する。 【構成】 Siウエハ10に、オリエンテーションンフ
ラットのカットラインとほぼ平行なライン上に互いに離
間させた2つのエッチングピット18を形成する。この
エッチングピット18は、それぞれ互いに平行なピット
辺19を有している。一方、ピット辺の間隔(エッチピ
ット幅ともいう。)よりも狭い間隔の2つの互いに平行
なパタン辺22a,22bをそれぞれ有するホトマスク
パタンを離間して設けたホトマスクを用意しておき、ピ
ット辺19とパタン辺22a、22bとを平行に位置合
わせする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マスクの位置合わせ
方法、特に、シリコン(Si)ウエハに対してホトマス
クの位置合わせを行う際のマスク位置合わせ方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、Siウエハの結晶方位に対してホ
トマスクのホトマスクパタンを合わせる際に、まず、S
i単結晶のインゴットを所定の面方位に切断し、その後
研磨、エッチング、及びポリッシングなどの工程を経て
Siウエハが形成される。このとき形成されたSiウエ
ハは、デバイス製造に必要な面方位をもつように切り出
されている。一般に、マイクロマシーニング(微細加工
技術)においては、Siウエハの上面或いは下面の面方
位として(100)面とか(111)面などが多く用い
られる。
【0003】また、Siウエハには、通常、リソグラフ
ィにおけるマスク位置合わせを容易にするため、Siウ
エハ面内の結晶学的基準を示すオリエンテーションフラ
ットが形成される。このオリエンテーションフラット
は、円形のSiウエハの一部分をカットラインに沿って
切り落して形成している。
【0004】また、Siウエハ上には、例えばシリコン
酸化膜(SiO2 膜)、レジスト層を順次形成した後、
ホトリソグラフィ工程によりSiO2 膜のパタ−ニング
を行ない、然る後、SiO2 膜をマスクとして用いてS
iウエハをエッチングし、Siウエハに設計通りのパタ
ンを形成していた。このとき、ホトマスクの基準線(一
般に、ホトマスクにオリエンテーションフラットと位置
合わせするためのマスク合わせ線が設けられている。)
とSiウエハのオリエンテーションフラットのカットラ
インとを位置合わせしてSiウエハの結晶方位を決定し
ている。このとき、通常はSiウエハのエッチング液と
して、KOH溶液が用いられている。
【0005】ところで、Siウエハに形成されるエッチ
ピット形状は、Siウエハの結晶面によって変化するこ
とが周知の技術として良く知られている(文献I:応用
物理、第60巻、第3号、1991年、P227〜23
8)。文献Iに開示されているように、例えば、Siウ
エハの表面が(100)面の場合、この表面に対しSi
ウエハを水酸化カリウム(KOH)溶液中でエッチング
すると、Siウエハに形成されるエッチピットはV字型
の溝形状となる。一方、Siウエハの表面が(110)
面の場合、この表面に対しエッチングすると、Siウエ
ハに形成されるエッチピットは垂直な側壁を有する溝形
状になる。
【0006】このように、従来は、Siウエハとホトマ
スクの結晶方位合わせる際のSiウエハ側の基準線とし
て、オリエンテーションフラットのカットラインが用い
られていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Siウ
エハのオリエンテーションフラットの面には、所定の結
晶方位にSiウエハを切断するとき、凹凸が生じてしま
い、このため、オリエンテーションフラットの面を所定
の結晶方位に設計通りに決めることが難しい。オリエン
テーションフラットの面を形成する際、設計の結晶方位
に対して角度として数10分から数度の“ずれ”を生じ
てしまうというのが現状である。この“ずれ”のため、
エッチングマスク層を用いてSiウエハに設計通りのパ
タンを形成した場合、オリエンテーションフラットの面
の方位に対して、ある角度をもって回転したパタンが形
成されてしまう。
【0008】また、異方性エッチングによりSiウエハ
の深さ方向にエッチピットを形成した場合、Siウエハ
が厚く(例えば数100μm以上)なると、エッチピッ
トの側壁面が階段状に形成され、均一な側壁面が形成で
きないという問題がある。
【0009】また、オリエンテーションフラットの結晶
方位ずれによりパタン形状が非対称になり、設計通りの
パタン形状が作製できないという問題もあった。
【0010】このため、オリエンテーションフラットの
カットラインを結晶方位合わせの規準線として用いず
に、精度良くSiウエハの結晶学的規準方位を決めるマ
スク位置合わせ方法が望まれていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、Si
ウエハに、オリエンテーションフラットのカットライン
とほぼ平行なライン上に互いに離間させた2つのエッチ
ングピットを形成する。このとき、2つのエッチングピ
ットの中心を結んだ線が仮の基準線となる。また、各エ
ッチングピットの上辺は、互いに2つの平行なピット辺
を有する形状(通常は、四角形)になる。また、Siウ
エハにエッチングピットを形成する際は、先ず、Siウ
エハ上にエッチングマスク層を形成しておき、その後、
エッチングマスク層にエッチングピットを形成するため
の2つのエッチングピット用穴を設けるのが良い。
【0012】一方、ピット辺の間隔(ここでは互いに平
行なピット辺の間隔をエッチピット幅と称する。)より
も狭い間隔の2つの互いに平行なパタン辺をそれぞれ有
するホトマスクを用意しておく。このとき、それぞれの
パタン辺の中心点を結んだ線(パタン中心線と称す
る。)を結晶方位線として用いることができる。そし
て、Siウエハのピット辺とホトマスクのパタン辺とを
それぞれ平行に位置合わせするため、パタン中心線は、
仮の基準線に対してある角度だけずれる。このずれたパ
タン中心線が設計通りの結晶方位を示す真の基準線にな
る。
【0013】
【作用】上述したこの発明では、先ず、Siウエハに、
オリエンテーションフラットのカットラインとほぼ平行
なライン上に互いに離間させた2つのエッチングピット
を形成する。このとき形成されたエッチングピットは、
それぞれが互いに平行な2つのピット辺を有している。
このとき、2つのエッチングピットが設計通りの結晶方
位に合っていれば、それぞれのピット辺は2つのエッチ
ングピット間を結んだ仮の基準線に対して垂直又は平行
に形成される。しかし、実質的には、それぞれのピット
辺は、設計通りの結晶方位からずれているので、その
分、ピット辺はエッチングピット間を結んだ仮の基準線
に対してある角度だけずれて形成される。
【0014】また、Siウエハのピット辺の間隔(エッ
チングピット幅ともいう。)よりも狭い間隔のパタン辺
を有するホトマスクを用意しておき、ピット辺とパタン
辺とを平行に位置合わせを行うので、ピット辺のエッチ
ングピット幅の中にパタン辺が重なり、したがって、ピ
ット辺とパタン辺とをそれぞれ平行に位置決めすること
ができる。このとき、ホトマスクの2つのパタン辺の中
心をそれぞれ結んだ線、すなわち、パタン中心線が真の
基準線となる。したがって、このパタン中心線が設計通
りのオリエンテーションフラットの結晶方位となる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明のマスク位
置合わせ方法について説明する。なお、この実施例で
は、Siウエハにマイクロマシン用パタンを形成する場
合のマスク位置合わせ方法を例にとって説明するが、何
らこの例に限定されるものではなく、デバイス素子等の
形成にも応用できる。また、図1〜図5の(A)、
(B)及び(C)は、この発明が理解できる程度に、各
構成成分の形状、大きさ及び配置を概略的に示してある
にすぎない。
【0016】図1、図2の(A)〜(C)、図3、図4
及び図5の(A)〜(C)を参照してこの発明のマスク
位置合わせ方法の第1及び第2実施例について説明す
る。
【0017】[1]この発明の第1実施例 まず、図1、図2の(A)〜(B)、及び図5を参照し
て第1実施例のマスク合わせ方法について説明する。な
お、図1は、Siウエハの平面図であり、図2の(A)
及び(B)は、ホトマスク及びSiウエハの平面図であ
る。また、図2の(C)は、ホトマスクとSiウエハの
マスク合わせ方法の説明に供する平面図である。図5
は、エッチングピットの方位ずれを説明するために供す
るSiウエハの平面図である。また、図1及び図2の
(B)及び(C)の平面図の一部の斜線は断面を表すも
のではなく、図面の理解を明確にするために付したもの
である。
【0018】Siウエハ10の面方位として、上面及び
下面の結晶面を例えば(100)面とする。このSiウ
エハには、オリエンテ−ションフラット12が形成され
ている。
【0019】このSiウエハ10にエッチングピット
(エッチピットともいう。)を形成するには、例えば熱
酸化法を用いてSiウエハ10にエッチングマスク層
(以下、SiO2 層という。)14を形成する。ここで
は、SiO2 層14の膜厚を例えば200nmとする。
【0020】次に、任意好適な方法(例えばリソグラフ
ィ法)を用いて、SiO2 層14のエッチングを行な
い、SiO2 層14に2つのエッチングピット用穴16
a及び16bを設けて図1の構造体を得る。このとき形
成されたエッチングピット用穴16a及び16bを第1
エッチング用穴及び第2エッチング用穴と称する。
【0021】この第1及び第2エッチング用穴16a、
及び16bは、オリエンテーションフラット12のカッ
トラインとほぼ平行なライン上に互いに離間させて形成
してあり、また、第1及び第2エッチング用穴16a,
16b間の中心を結んだ線を仮の基準線17と称する。
なお、エッチング用穴16を形成する場合のエッチング
液として、例えばふっ化水素(HF)溶液を用いる。こ
のとき形成された第1及び第2エッチング用穴16a及
び16bの直径を例えば100μmとする。また、第1
及び第2エッチング用穴16a及び16bの形状は、円
形とする。
【0022】次に、図1の構造体を、例えば水酸化カリ
ウム(KOH)溶液に浸漬してエッチングピット18を
形成する(図2の(B))。このとき用いるKOH溶液
のエッチャントの条件は、以下の通りとする。
【0023】KOH溶液:500G/L(水1リットル
(L)に対しKOH溶液を500グラム(G)混合した
溶液である。) エッチング液の温度:約80℃ エッチング時間 :約15分 このとき、第1及び第2エッチング用穴16a、16b
の下部のSiウエハ10には、互いに2つの辺を有する
四角形のエッチピット18が形成される。このこき形成
された一対の辺をピット辺19と称する。
【0024】エッチピット18は、実際にはSiウエハ
の厚み方向に対しV溝型に形成されているが、この図2
の(B)ではSiウエハの上面縁又は上辺のみを表して
いる。また、図2の(B)のZ−Z線に沿って切断した
ときの断面を図3に示す。このとき、Siウエハ10に
は、V溝が形成されており、SiO2 層14には2つの
第1及び第2エッチング用穴16a及び16bが形成さ
れている。
【0025】ここで、図6の(A)〜(C)を参照し
て、Siウエハに形成されるエッチピットの形状と結晶
方位との関係について簡単に説明しておく。
【0026】図6の(A)は、図1のSiウエハと同一
の平面図である。この平面は、3次元直交座標系のX−
Y座標の平面内にあるとする。また、Siウエハ10の
表面及び裏面の結晶面は、(100)面になっている。
このSiウエハ10に対して〈1−10〉方位(ただ
し、「−1」の記号は、1の上にバーを付したことを意
味し、3次元直交座標系でのY軸の負の方位を表す。)
にオリエンテーションフラット12を設けてある。今、
ここでは、このフラット12のカットラインがY軸と一
致していると仮定する。このとき、オリエンテーション
フラット12のカットラインが〈1−10〉方位に正確
に合っている場合、第1及び第2エッチング用穴16a
及び16bの仮の基準線17は〈1−10〉方位となる
ため、エッチピット13のピット辺19は仮の基準線1
7対して直交している(図6の(B)参照)。これに対
して、オリエンテーションフラット12のカットライン
が〈1ー10〉方位より角度(θ)ずれている場合、す
なわちY軸と〈1−10〉方位とがθだけずれている場
合ピット辺19は仮の基準線17に対して直交せず、こ
れら辺19が第1及び第2エッチング用穴16a及び1
6bを中心にしてある角度(この場合はθの角度)だけ
回転した状態のエッチピット38がそれぞれ形成される
(図6の(C)参照)。すなわち、Siウエハの上面を
平面的に見た場合、エッチピット38の上辺はY軸に対
して傾向いて形成されることになる。
【0027】次に、ホトマスクパタンとエッチピットと
の関係について説明する。
【0028】図2の(A)は、ホトマスクのホトマスク
パタンを示す平面図である。このホトマスク23は、ピ
ット辺19の間隔(エッチピット幅ともいう。)よりも
狭い間隔の2つの互いに平行なパタン辺22a、22b
を有するホトマスクパタン20a及び20bとして形成
する。そして、第1エッチング用穴16a側のホトマス
クパタン20aは、エッチピット18と相似形をしてお
り、第2エッチング用穴16b側のホトマスクパタン2
0bは長方形のパタン形状をしている。このとき、対向
するホトマスクパタン20a及び20bのパタン辺の中
心を結ぶ線をパタン中心線25と称する。
【0029】次に、図2の(C)を参照して、ホトマス
ク23とSiウエハ10のマスク位置合わせ方法につい
て説明する。
【0030】まず、第1エッチング用穴16a側のピッ
ト辺19に、ホトマスクパタンのパタン辺22aを平行
に合わせる。このとき、第2エッチング用穴16b側の
ピット辺19とパタン辺22bも互いに平行に合わせる
ことにより、高精度のピット辺19とパタン辺22a、
22bとの位置合わせが可能になる。このようにして、
マスク位置合わせを行うことによって、パタン中心線2
5は、仮の基準線17に対して所定の角度分ずれる。こ
のときのパタン中心線25が、真の基準線、すなわち、
Siウエハ10の〈1−10〉方位となる。
【0031】[2]第2実施例 次に、図4及び図5の(A)〜(C)を参照して、この
発明の第2実施例について説明する。
【0032】Siウエハ10の結晶面は、第1実施例と
同一の(110)面を用いている。まず、このSiウエ
ハ10にSiO2 層14を形成する。その後、オリエン
テーションフラット12のカットラインとほぼ平行なラ
イン上に2つのエッチングピット用穴26及び28を形
成して図4の構造体を得る。このとき形成されたエッチ
ング用穴26を第1エッチング用穴、28を第2エッチ
ング用穴と称する。
【0033】そして、第1エッチング用穴26は、第1
実施例のときと同様な丸形(直径100μm程度)形状
とし、第2エッチング用穴28は例えば2000μm×
100μmの線形の形状とする。
【0034】次に、図4の構造体をKOH溶液のエッチ
ャント液に浸漬して、異方性エッチングを行うことによ
り、エッチピット30及び32が形成される。このと
き、一方のエッチピット30は、四角形となり、もう一
方のエッチピット32は長方形となる。このエッチピッ
ト30、32のピット辺27a及び27bは、仮の基準
線29に対して直交するピット辺とならず、仮の基準線
29に対し、ある傾きをもって形成される(図5の
B))。
【0035】図5の(A)は、第2実施例に用いるホト
マスクを説明するための平面図である。
【0036】ホトマスク23には、エッチピット30及
び32と相似形のホトマスクパタン34及び36が形成
されている。このときのホトマスクパタン34及び36
のパタン辺をそれぞれ35a、35bとする。そして、
パタン辺35a及び35bの間隔は、ピット辺27a及
び27bの間隔(エッチピット幅ともいう。)よりも狭
くしてある。また、マスク辺35a及び35bの中心を
それぞれ結んだ線をパタン中心線31と称する。
【0037】上述したホトマスク23とSiウエハ10
を用いてマスク合わせ方法を説明する。
【0038】まず、第1エッチング用穴26側のピット
辺27aとパタン辺35aとが平行になるようにマスク
合わせを行う。このとき、第2エッチング用穴28側の
エッチピット32の上辺は、長方形に形成されているの
で、第2エッチング用穴28側のマスク合わせが正確に
できる。Siウエハ10をホトマスク23のマスク合わ
せを行ったときのパタン中心線31が、真の基準線、す
なわち設計通りの〈1−10〉方位となる(図5の
(C))。
【0039】上述した第1及び第2実施例を用いてマス
ク位置合わせを行うことにより、Siウエハのオリエン
テーションフラット12のカットラインの結晶方位やオ
リエンテーションフラット12の面の状態に全く影響を
受けずに精度良くSiウエハの結晶方位合わせが可能と
なる。したがって、ホトマスクのパタン中心線31と所
望の設計パタンを平行に合わせを行うことにより、設計
パタンがSiウエハの結晶方位に自動的に合うため、高
精度のエッチング加工を行うことができる。したがっ
て、Siウエハ10に形成されたV溝の側壁面は、段差
のない平滑な面が形成される。
【0040】また、このようにして形成された設計パタ
ンは、設計通りの結晶方位に正確に合っているので、パ
タンの上辺が真の基準線に対して傾いたり、回転したり
することがなくなる。
【0041】また、Siウエハに形成されるパタンが非
対称になることも回避できるため、高精度のエッチング
加工が可能となる。したがって、例えばマイクロマシン
を作製する場合、工程中の歩留が著しく改善される。
【0042】上述した実施例では、Siウエハの上面及
び下面の結晶面を(100)面としたが、この面に何ら
限定されるものではなく、例えば(110)面を用いて
も良い。Siウエハの表面を(110)面とした場合、
オリエンテーションフラットのカットラインの切断面
は、(100)面とするのが好適である。このとき、エ
ッチング加工されたSiウエハの溝は、(110)面に
対して垂直な側壁面を有する溝形状になる。
【0043】また、この発明の実施例では、エッチング
マスク層としてSiO2 層を用いたがSiO2 層の代わ
りにシリコン窒化層(SiN層)を用いても良い。
【0044】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明のマスク位置合わせ方法は、Siウエハのオリエ
ンテーションフラットのカットラインを用いずに、Si
ウエハのエッチピットのピット辺とホトマスクのパタン
辺とを平行に位置合わせ行うことができるため、設計パ
タンに対して正確な結晶方位合わせが可能になる。ま
た、エッチング用穴の形状は、一方を円形とし、他方を
長方形としてあるため、それぞれのピット辺の間隔が離
れていてもパタン辺とのマスク合わせを正確に行うこと
ができるので、Siウエハの結晶方位合わせが容易にな
る。したがって、Siウエハに対して設計通りのエッチ
ング加工を行うことにより、製品を作製する際における
工程の歩留が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に供するシリコン(S
i)ウエハの概略的平面図である。
【図2】(A)〜(C)は、第1実施例のマスク位置合
わせ方法を説明するために供するホトマスク及びSiウ
エハの平面図である。
【図3】第1実施例のSiウエハのZ−Z線に沿って切
断したときの断面図である。
【図4】この発明の第2実施例に供するシリコン(S
i)ウエハの概略的平面図である。
【図5】(A)〜(C)は、第2実施例のマスク位置合
わせ方法を説明するために供するホトマスク及びSiウ
エハの平面図である。
【図6】(A)〜(C)は、Siウエハに形成されたエ
ッチピットの結晶方位ずれを説明するためのSiウエハ
の平面図である。
【符号の説明】
10:Siウエハ 12:オリエンテーションフラット 14:エッチングマスク層(SiO2 層) 16:エッチングピット用穴 16a:第1エッチング用穴 16b:第2エッチング用穴 17、29:仮の基準線 18:エッチングピット 19:ピット辺 20、20a、20b:ホトマスクパタン 22、22a,22b:パタン辺 23:ホトマスク 25、31:パタン中心線 26、28:エッチング用穴 27a,27b:ピット辺 30、32:エッチピット 34、36:ホトマスクパタン 35a,35b:パタン辺

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Siウエハに、オリエンテーションフラ
    ットのカットラインとほぼ平行なライン上に互いに離間
    させた2つのエッチングピットであって、それぞれが互
    いに平行な2つのピット辺を有する当該エッチングピッ
    トを形成し、 前記ピット辺の間隔(エッチピット幅と称する。)より
    も狭い間隔の2つの互いに平行なパタン辺をそれぞれ有
    するホトマスクパタンを離間して設けたホトマスクを用
    意しておき、 前記ピット辺と前記パタン辺とを平行に位置合わせする
    ことを特徴とするマスクの位置合わせ方法。
  2. 【請求項2】 請求項1のマスク位置合わせ方法におい
    て、 前記Siウエハ上にエッチングマスク層を形成し、該エ
    ッチングマスク層に、前記エッチングピットを形成する
    ための2つのエッチングピット用穴を形成することを特
    徴とするマスクの位置合わせ方法。
  3. 【請求項3】 請求項2のマスク位置合わせ方法におい
    て、 前記エッチングピット用穴の形状は、一方を円形とし、
    他方を長方形とすることを特徴とするマスクの位置合わ
    せ方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1271642A2 (en) * 2001-06-22 2003-01-02 Sharp Kabushiki Kaisha Method for evaluating dependence of properties of semiconductor substrate on plane orientation and semiconductor device using the same

Cited By (3)

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EP1271642A2 (en) * 2001-06-22 2003-01-02 Sharp Kabushiki Kaisha Method for evaluating dependence of properties of semiconductor substrate on plane orientation and semiconductor device using the same
EP1271642A3 (en) * 2001-06-22 2005-09-21 Sharp Kabushiki Kaisha Method for evaluating dependence of properties of semiconductor substrate on plane orientation and semiconductor device using the same
US7141506B2 (en) 2001-06-22 2006-11-28 Sharp Kabushiki Kaisha Method for evaluating dependence of properties of semiconductor substrate on plane orientation and semiconductor device using the same

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