JP3068098B1 - ステンシルマスクおよび製造方法 - Google Patents

ステンシルマスクおよび製造方法

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Abstract

【要約】 【課題】 ドライエッチング工程におけるマイクロロー
ディング効果の影響を低減させ、ステンシルマスク基板
面内の寸法精度を向上させるステンシルマスクおよび製
造方法を提供する。 【解決手段】 ドライエッチングによるパターン開口工
程に先立って、微細パターンの領域13上のステンシル
マスク基板1をエッチングによりエッチング深さ方向に
除去し、基板膜厚を他の領域12に対し薄膜化すること
により、種々のパターン寸法が混在するステンスルマス
ク基板においてもマスク面内の寸法を精度よく加工する
ことができる。したがって、ドライエッチング工程にお
けるマイクロローディング効果の影響を低減させて、ス
テンシルマスク基板面内の寸法精度を向上させるステン
シルマスクおよび製造方法を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステンシルマスク
および製造方法に関し、特に半導体装置の製造等におけ
る電子ビームリソグラフィまたはイオンビームリソグラ
フィに用いられるパターン転写用ステンシルマスクおよ
び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造の際の微細パタ
ーニングに用いられる電子ビームリソグラフィにおい
て、スループットを向上させるために、パターン転写用
マスクとしてシリコン(Si)基板またはSOI(Sili
con on Insulator)基板を加工した、パターン領域を開
口するステンシル(stencil)マスクが用いられてい
た。
【0003】図2は、従来用いられているステンシルマ
スク基板の構造の断面図を示す。図2において、符号1
は基板膜厚がB2であるステンシルマスク基板、2はパ
ターン寸法(A2)が比較的大きい低アスペクト比の領
域、3はパターン寸法(A1)が低アスペクト比の領域
2より微細な高アスペクト比の領域である。ここで、ア
スペクト比(aspect ratio)は、基板1上に形成された
パターンの深さとパターン寸法との比であり、領域2で
はB2/A2であり領域3ではB2/A1である。した
がって、同じ基板膜厚(B2)のパターン寸法であれ
ば、パターン寸法の微細な領域3の方が領域2よりもア
スペクト比は高くなる。以下、領域2を低アスペクト比
領域、領域3を高アスペクト比領域という。
【0004】図2に示される従来の構造のステンシルマ
スク基板では、微細パターンの高アスペクト比領域3の
パターン寸法の精度が、ドライエッチング工程において
悪化するという問題があった。例えば、一例として、電
子光学系の縮小倍率が4倍であり、ステンシルマスク基
板1の基板膜厚B2=2μmの条件で、0.10μm幅
の微細パターンと0.25μm幅のパターンとを同一の
マスクでパターン転写しようとする場合、ステンシルマ
スク基板1上の開口幅は、各々A1=0.40μmとA
2=1.0μmとになる。アスペクト比は、各々B2/
A1=2/0.40=5、B2/A2=2/1.0=2
となる。製造過程のドライエッチング工程における諸条
件をA2=1.0μm幅の開口に合わせる場合、A1=
0.40μm幅の微細パターンの高アスペクト比領域3
は、電子顕微鏡等による実測によると、平均で約0.1
8μm程度、設計寸法に対して寸法精度が損なわれると
いう問題があった。この問題は、エッチング幅が小さく
なるにつれてエッチング速度が低下するというマイクロ
ローディング効果(microloading effect)の影響によ
るものと考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
構造のステンシルマスク基板では、ドライエッチング工
程において高アスペクト比領域と低アスペクト比領域と
で、マイクロローディング効果の影響によりステンシル
マスク基板面内の寸法精度が損なわれるという問題があ
った。そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するた
めになされたものであり、ドライエッチング工程におけ
るマイクロローディング効果の影響を低減させることに
より、ステンシルマスク基板面内の寸法精度を向上させ
るステンシルマスクおよび製造方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のステンシルマ
スクは、リソグラフィに用いられる所定の基板膜厚のパ
ターン転写用ステンシルマスクであって、所定のパター
ン寸法を有する第1領域と、前記第1領域よりパターン
寸法が微細な第2領域とを備え、前記第2領域の基板膜
厚を前記第1領域の基板膜厚より薄膜化したものであ
る。
【0007】ここで、この発明のステンシルマスクは、
基板膜厚に対するパターン寸法の比であるアスペクト比
を、前記第1領域と前記第2領域とにおいて一定とする
ことができるものである。
【0008】この発明のステンシルマスクの製造方法
は、リソグラフィに用いられるパターン転写用ステンシ
ルマスクの製造方法であって、ドライエッチングによる
パターン開口に先立って、所定のパターン寸法を有する
第1領域よりもパターン寸法が微細な第2領域に対し
て、該第2領域の基板膜厚を該第1領域の基板膜厚より
薄膜化するようにエッチング除去するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の実施の形態におけるステ
ンシルマスク基板の構造の断面図を示す。図1におい
て、符号1は基板膜厚がB2であるステンシルマスク基
板、12はパターン寸法(A2)が比較的大きい領域、
13はパターン寸法(A1)が領域12より微細な領域
である。
【0011】図1に示されるように、ステンシルマスク
基板1製造の諸条件は、一例として、電子光学系の縮小
倍率が4倍であり、ステンシルマスク基板1の膜厚B2
=2μmで、0.10μm幅の微細パターンと0.25
μm幅のパターンとを同一のマスクでパターン転写しよ
うとする場合を考える。この場合、ステンシルマスク1
上の開口幅は、各々A1=0.40μmとA2=1.0
μmとになる。ドライエッチングによるパターン開口工
程に先立って、A1=0.40μm幅の微細パターンの
領域13上のステンシルマスク基板1の基板をエッチン
グによりエッチング深さ方向に1.2μm(=B2−B
1)程度除去し、基板膜厚をB1=0.8μm程度にし
てB2=2μmに対し薄膜化する。この微細パターンの
領域13の薄膜化により、アスペクト比は、微細パター
ンの領域13がB1/A1=0.8/0.40=2とな
り、一方領域12はB2/A2=2/1.0=2とな
り、ステンシルマスク基板1の面内のアスペクト比は約
2程度と一定になる。製造過程のドライエッチング工程
における諸条件をA2=1.0μm幅の開口に合わせる
場合、A1=0.40μm幅の微細パターンの領域13
は、電子顕微鏡等による実測によると、設計寸法に対す
る寸法誤差は平均で約±0.02μm程度以下に抑える
ことができた。上述のように寸法精度の向上を得ること
により、ステンシルマスクおよびLSIチップの量産歩
留まりも大幅に向上させることが可能である。
【0012】
【発明の効果】以上より、本実施の形態によれば、ドラ
イエッチングによるパターン開口工程に先立って、微細
パターンの領域13上のステンシルマスク基板1をエッ
チングによりエッチング深さ方向に除去し、基板膜厚を
他の領域12に対し薄膜化することにより、種々のパタ
ーン寸法が混在するステンスルマスク基板においてもマ
スク面内の寸法を精度よく加工することができる。した
がって、ドライエッチング工程におけるマイクロローデ
ィング効果の影響を低減させて、ステンシルマスク基板
面内の寸法精度を向上させるステンシルマスクおよび製
造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるステンシルマス
ク基板の構造の断面図である。
【図2】 従来用いられているステンシルマスク基板の
構造の断面図である。
【符号の説明】
1 ステンスルマスク基板、 2 低アスペクト比領
域、 3 高アスペクト比領域、 12 領域、 13
微細パターンの領域。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リソグラフィに用いられる所定の基板膜
    厚のパターン転写用ステンシルマスクであって、 所定のパターン寸法を有する第1領域と、 前記第1領域よりパターン寸法が微細な第2領域とを備
    え、 前記第2領域の基板膜厚を前記第1領域の基板膜厚より
    薄膜化したことを特徴とするステンシルマスク。
  2. 【請求項2】 基板膜厚に対するパターン寸法の比であ
    るアスペクト比を、前記第1領域と前記第2領域とにお
    いて一定としたことを特徴とする請求項1記載のステン
    シルマスク。
  3. 【請求項3】 リソグラフィに用いられるパターン転写
    用ステンシルマスクの製造方法であって、 ドライエッチングによるパターン開口に先立って、 所定のパターン寸法を有する第1領域よりもパターン寸
    法が微細な第2領域に対して、該第2領域の基板膜厚を
    該第1領域の基板膜厚より薄膜化するようにエッチング
    除去することを特徴とするステンシルマスクの製造方
    法。
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