JPH0973500A - 帳票認識分類システム - Google Patents

帳票認識分類システム

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JPH0973500A
JPH0973500A JP7254577A JP25457795A JPH0973500A JP H0973500 A JPH0973500 A JP H0973500A JP 7254577 A JP7254577 A JP 7254577A JP 25457795 A JP25457795 A JP 25457795A JP H0973500 A JPH0973500 A JP H0973500A
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Tadao Abe
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 文字認識部12によって帳票1上に記載
された文字を認識したとき、リジェクト率が非常に高い
場合にはそのイメージデータをイメージデータ格納部2
6に保存するとともに、認識結果の統計を行う。そし
て、必要と判断した場合には、フォーマット情報生成部
がその帳票のイメージデータを使用してフォーマット情
報を自動生成する。また、フォントが異なることによる
認識率の低下に対してはフォント情報を再登録する。 【効果】 リジェクトされた量やリジェクト内容によっ
て、実際に分類処理に使用した帳票のイメージをそのま
まフォーマット情報登録に使用するので、帳票の送付元
等による帳票のフォーム変更等に速やかに対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝票等の帳票を受
け入れてそこに記載された文字を認識して読み取り、多
数のポケットに分類し仕分け収納する場合の認識処理用
情報を自動生成する帳票認識分類システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、全国に店舗のあるスーパーマー
ケットやコンビニエンスストアの伝票処理、通信販売の
請求書処理、商品配達業務や郵便物の配達処理等におい
ては、大量の伝票を分類し配布し集計したりする業務が
要求される。具体的には、一定の事項を記載した帳票を
発行し、これを集積して宛先別に仕分けし、その帳票の
宛先に送付する。伝票等であればこの場合に、中に記載
された金額その他を集計したりする作業が伴う。このよ
うな作業は、通常大量の人員を要求し、処理のために極
めて多くの時間が費やされる。このため、一般に伝票処
理業務等に専門の要員を多数配置するようにしていた。
また、この種の処理の自動化のために、伝票自体を無く
し、コンピュータの端末を用いて直接データを入力し交
換するといったシステムも広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の帳票認識分類システムには次のような解決すべ
き課題があった。本発明者等は、大量の帳票を自動的に
仕分け処理するために、帳票上の文字を認識し、その内
容に従って帳票を多数のポケットに仕分けする装置を開
発した。この装置では、多数の帳票の識別コードをまず
読み取る。この帳票識別コードに対応させて格納したフ
ォーマット情報を元にイメージを切り出し、文字認識す
る。帳票の種類は多数あるが、これらに対応する多数の
フォーマット情報が予め登録される。
【0004】しかしながら、この帳票の送付元がその帳
票のフォーマットを一方的に一部変更するような場合が
ある。この場合には、多数の帳票が認識不能としてリジ
ェクト処理され、これらは改めてオペレータによる手作
業のデータ入力処理に付される。この場合には、送付元
にそのフォーマット変更内容を問い合わせ、原本を入手
して改めてフォーマット情報を作成し登録するといった
作業が必要となる。しかしながら、リジェクトされた多
数の帳票について手入力による処理を行うのはコストが
高くなり、また自動化を行った利益が半減する。一方、
帳票の送付元に対しフォーマットの変更内容を問い合わ
せ、原本を入手する作業は時間がかかり非常に煩雑な作
業となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉帳票に記載された帳票識別コードを読み取っ
て、その帳票識別コードに対応させて登録されたフォー
マット情報を用いて、当該帳票上に記載された文字情報
を切り出して認識し、認識結果に基づいて帳票を仕分け
分類するものにおいて、フォーマット情報未登録の帳票
識別コードを認識したときは、その帳票のイメージデー
タを使用してフォーマット情報を生成し登録するフォー
マット情報生成部を備える。
【0006】〈説明〉帳票上の文字をイメージデータと
して読み込み、その文字を切り出して認識処理するに
は、文字切り出し位置等を表示するフォーマット情報が
必要になる。帳票の種類が多いと、帳票識別コードに対
応させてフォーマット情報を登録する。予めフォーマッ
ト情報が用意されていないときは、実際に分類の対象と
なった帳票の読み込みデータを用いてフォーマット情報
を生成する。従って、フォーマット情報は予め用意され
るだけでなく、随時分類処理中に生成される。フォーマ
ット変更が知らない間になされていてもそれに対応でき
るようにするためである。「その帳票のイメージデー
タ」とは、分類の対象となった同一フォーマットの帳票
のうちのいずれかであればよい。フォーマット情報の生
成は、完全自動でなく、オペレータによる修正、点検等
の処理を経て生成されてもよい。
【0007】〈構成2〉同一の識別コードの帳票につい
て、処理枚数と、認識誤りの生じたリジェクト分の帳票
枚数とを含む情報を得て、認識結果を統計処理する認識
統計部を備え、フォーマット情報生成部は、リジェクト
分の帳票枚数が所定値を越えたとき、その帳票のイメー
ジデータを使用してフォーマット情報を生成し登録する
とよい。 〈説明〉所定値は、各識別コードの帳票毎に予め設定し
た固定的な閾値でもよいし、処理枚数とリジェクト分の
帳票枚数との比が閾値として設定されているとき、その
閾値に相当する枚数でもよい。認識誤り率が異常に高い
ものはフォーマット変更がされたものと判断し、そのイ
メージを自動的に取り込んでフォーマット情報の生成を
行う。
【0008】〈構成3〉フォーマット情報生成部は、リ
ジェクト分の帳票枚数が、過去の認識結果を統計処理し
て得られた閾値を越えたとき、その帳票のイメージデー
タを使用してフォーマット情報を生成し登録するとよ
い。 〈説明〉過去の認識結果を統計処理して得られた閾値と
は、例えば前回、該当する識別コードの帳票がほぼ正常
に認識処理できたとしたときの、リジェクト枚数等をい
う。過去のリジェクト実績と比較して著しくリジェクト
率が高い場合に、フォーマット変更等を察知して、速や
かに新たなフォーマット情報を登録するためである。
【0009】〈構成4〉フォーマット情報生成部は、文
字認識部によるリジェクト理由に応じてフォーマット情
報の登録かあるいはフォーマット情報以外の文字認識の
ための情報の登録かを選択するとよい。 〈説明〉例えばフォント辞書の選択ミス等による場合に
は、フォーマット情報の自動登録でなくフォント辞書の
再登録が行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例の構成〉図1は、本発明のシステム具体例を示
すブロック図である。図のシステムは、帳票1を分類す
る前に、その帳票上に記載された文字を読み取って認識
するための文字認識部12を備えている。その認識結果
に従って後で説明する要領で帳票1が分類仕分けされ
る。なお、このような認識処理のためにフォント情報2
1とフォーマット情報22が、それぞれ記憶部に格納さ
れている。また、この他に認識結果を統計処理するため
の認識統計部23、イメージデータ格納部26、統計用
データ格納部27及びフォーマット情報生成部28、フ
ォント情報再登録部等が設けられている。なお、認識処
理の結果、帳票の分類が可能なものは、図に示す該当分
類ポケット24に帳票が搬送され、認識処理が不可能な
ものはリジェクト分用ポケット25にその帳票が搬送さ
れる。
【0011】フォント情報21は、帳票に記載された文
字フォントを意識して生成された文字認識のための辞書
である。フォーマット情報22は、帳票のどの位置に認
識すべき文字が記載されているか等を表示する情報であ
る。認識統計部23は、文字認識部12が認識処理でき
た帳票と認識処理できなかった帳票の数をカウントし、
所定の統計をとる部分である。なお、この統計は必要に
応じて過去の分まで含めて統計用データ格納部27に格
納される。また、イメージデータ格納部26には、リジ
ェクト処理され、更に一定の判断の結果フォーマット情
報の生成が必要があると判断された帳票のイメージデー
タが格納される。
【0012】フォーマット情報生成部28は、イメージ
データ格納部26から読み出され、フォーマット情報生
成が必要と判断されたものについて、フォーマット情報
を生成する部分である。なお、この生成方法は、例えば
帳票上のイメージを縦横に走査し、その黒ドット数をカ
ウントする。これによって、帳票上に記載された罫線と
文字が記入された領域を検出する。この黒ドット数の変
化から、一定の枠あるいは領域上に文字が記入されてい
ると判断した場合には、その部分を文字認識のためのイ
メージ切り出し領域に設定する。このような処理は演算
によって自動的に行われる。そして、その結果は必要に
応じてディスプレイに表示される。オペレータはその表
示内容を確認し、イメージ切り出し領域として設定され
た部分の可否を判断する。また、その領域の大きさ等に
問題があれば修正する。これによって、フォーマット情
報が確定し登録される。
【0013】以上は本発明のシステムの概略構成である
が、具体的な本発明のシステムの動作を説明する前に、
帳票分類処理の具体的な方法や装置等の説明を行う。図
2には、本発明のシステムに適する帳票処理説明図を示
す。このシステムでは、全体として帳票をこのような手
順で処理する。まず、送付元A1が多数の帳票1に送付
先と請求金額、その他の項目を記入する。この帳票1は
各種の送付先に対して作成されており、これはこの送付
元A1から一括して仕分けセンターに送られる。仕分け
センターには、帳票分類処理システムが設備されてい
る。そして、まずステップS1で、帳票1を1枚ずつ読
み取り、そのデータの認識等を行う。そして、ステップ
S2において、帳票を送付先別に分類する。この例で
は、送付先B1、B2、B3という順に送付元A1の作
成した帳票を分類する。これらの帳票は最終的にそのま
ま送付先に送られるが、この際、送付先毎に請求金額の
集計等を行う。請求金額も帳票に記載されており、文字
認識部によって認識処理される。従って、その認識結果
を集計したり結果の確認を行うために、次のような手順
を採用する。
【0014】まず、ステップS3において、送付先B1
宛の帳票を50枚ずつに分割する。そして、50枚を取
り出してその読取り結果の集計を行う(ステップS3,
ステップS4)。これらはコンピュータが自動的に実行
し、50枚毎に請求金額の小計を印刷する(ステップS
5)。
【0015】一方、50枚の帳票はこれとは別に、読み
取られた文字の部分がイメージデータ化される。そし
て、そのまま必要な部分を用紙に印刷する(ステップS
6)。即ち、帳票の集計に必要な請求金額等をイメージ
データのまま用紙に並べて印刷する。これは、ステップ
S7において、オペレータによって集計される。オペレ
ータによる集計は、実際には50枚の帳票そのものを用
いて行ってもよい。しかしながら、例えば50枚の帳票
が個人データ等、プライバシーに関わるデータを含む場
合がある。このような場合に、そういった集計に不要な
部分は除外し、必要な部分のみを一旦用紙に印刷して集
計に回す。これによって、プライバシー保護が可能とな
る。
【0016】また、多数の帳票を手元に置いて集計する
作業は比較的煩雑で誤りも生じ易い。従って、その各帳
票の必要な部分のみをイメージデータとして集計し易い
ように編集し印刷すれば、その処理が効率的になる。こ
のような各種の利点からこの例では、一旦読取りイメー
ジの主要部分を用紙に印刷し、オペレータによる集計を
実行している。そして、その集計結果と、ステップS5
において集計した結果とをステップS8で突き合わせ
る。両者が一致すれば、帳票の文字を認識して処理しデ
ータ化した結果と、実際に帳票を見てオペレータが計算
した結果が等しいことから、その計算や認識結果に誤り
がないことが分かる。この場合、ステップS9に移り、
50枚分の請求金額が確定する。一方、突合せ結果が一
致しなければ、オペレータが、読取り認識したデータと
イメージとの比較を行い、認識誤り等をチェックし、デ
ータの修正が行われる。
【0017】図3は、帳票分類処理システム概略ブロッ
ク図である。図に示すように、このシステムは、帳票1
をホッパ2に受け入れて、本体部3で帳票のイメージを
読み取って帳票上に記載された文字を認識し、その結果
に基づいて仕分けを行う。この仕分けのために、帳票を
分類別に収納する多数のポケット4が設けられている。
また、この装置の制御のためにコンソール5が設けら
れ、更に必要なデータを印刷出力するためにプリンタ6
が設けられている。
【0018】本体部3に設けられたいくつかの機能ブロ
ックをこの図の下側に示した。図に示すように、本体部
3には、帳票1のイメージを読み取って文字を認識する
読取り部11と、文字認識部12とが設けられている。
また、このシステムでは、一旦このような文字認識を行
った結果をバーコード化し、これを帳票1の余白に印刷
するために、バーコード化部13及びバーコード印刷部
14が設けられている。この装置では、帳票1に記載さ
れた文字を認識して、その認識結果に従って帳票を該当
するポケット4に仕分けすることができる。しかしなが
ら、ポケット4の数は具体的には例えば36個設けら
れ、帳票1の分類が300程度の場合に、何回か帳票1
をこのシステムにセットして分類と仕分けを繰り返す必
要がある。
【0019】このような場合に、その都度、文字の認識
等を行っていると、認識処理に時間がかかることもあ
り、しかも認識誤りも発生し易い。そこで、本発明で
は、確実に読取りができ、読取り誤りも発生しにくいバ
ーコードを利用する。従って、2回目以降の分類仕分け
処理には図に示すバーコード読取り部15によりバーコ
ードを読み取り、その結果を利用する。なお、1回目は
文字認識の結果を使用して仕分けを行い、2回目以降は
バーコード読取り部の出力を用いることから、両方の出
力信号が仕分け収納制御部16に入力するよう構成され
ている。
【0020】図4には、帳票の外観説明図を示す。この
図に示すように、帳票1には、例えばその表面に送付
元、送付先が、それぞれの住所、請求金額、その他の事
項と共に手書きあるいはタイプにより記入される。これ
は、文字認識部12によって認識処理される。この裏面
は、例えば白紙であるとする。この場合に、帳票を繰り
返し分類処理するために必要な情報を一旦バーコード化
してこの裏面に印刷する。図に示す2本のバーコード1
8には、それぞれ送付元やその住所等を表す都道府県コ
ード、送付先等が符号化されて記入される。
【0021】また、帳票を取り扱うオペレータが確認し
易いように、付加情報印刷部17によりバーコードの他
に整理番号やバッチ通番が印刷される。バッチ通番とい
うのは、先に説明した50枚毎に帳票をまとめて一まと
まりにし、集計等の対象にする場合に、その一まとまり
のグループ毎に付ける番号のことである。なお、このよ
うな集計の単位(これをバッチと呼ぶ)を50枚とした
のは、何らかのミス等が発見された場合に、人手により
チェックできる分量は50枚程度が適当だからである。
従って、帳票の種類、形状あるいはその内容に従って、
このバッチの枚数は任意に選定して差し支えない。
【0022】〈動作〉図5には、帳票読取り動作フロー
チャートを示す。ここで図1に示したシステムの具体的
な動作を説明する。まず、上記のシステムでは、ステッ
プS1において、フォント情報21やフォーマット情報
22の記憶装置へのダウンロードが行われる。これは装
置の動作開始前の初期設定のための処理である。そし
て、ステップS2において、帳票が1枚読み込まれ、そ
の識別コードが読み取られる。フォーマット情報22は
識別コードに対応して登録されている。そこで、ステッ
プS3において、その識別コードに対応するフォーマッ
ト情報の登録があるかないかを判断する。もし、登録が
なければフォーマット情報の生成が必要なため、ステッ
プS4において、その帳票のイメージデータを格納す
る。更に、ステップS5では、フォーマット情報が存在
しないことから、その分類不能な帳票のリジェクト処理
が行われる。
【0023】具体的には、図1に示すリジェクト分用ポ
ケット25にその帳票が搬送され、必要な記録が行われ
る。そして、ステップS8に移り、全ての分類処理が終
了したかどうかを判断する。処理が終了していればこの
動作を抜けるが、残りの帳票があれば再びステップS2
に移って別の帳票の読込みが行われる。一方、ステップ
S3において、フォーマット情報の登録があると判断さ
れた場合には、ステップS6に移り、本発明によるリジ
ェクト統計処理に移行する。これは図6を用いて後で詳
しく説明する。このような統計処理が終了した後、ステ
ップS7において必要な分類処理が行われる。そして、
ステップS8に進む。
【0024】図6には、リジェクト統計処理動作フロー
チャートを示す。まず、ステップS1では、前回読んだ
帳票識別コードと今回の帳票の識別コードとが同一かど
うかを判断する。もし、同一でなければステップS2に
おいて、統計情報のリセットが行われる。即ち、統計情
報は同一の識別コードを持つ一群の帳票について一まと
まりで記録される。次に、ステップS3において、その
帳票の認識処理が可能かどうか、即ちリジェクトされる
ものかどうかを判断する。認識処理ができれば以下の処
理は全て通過し、図5に示したステップS7の分類処理
に移る。
【0025】一方、リジェクト処理された帳票の場合に
は、ステップS4において、1枚ずつリジェクト枚数を
カウントアップするカウンタ等を用いてリジェクト枚数
を更新する。ステップS5では、帳票識別コードに対応
する閾値のテーブルを参照する。即ち、その帳票はどの
送付元により発行されたかどうかを判断し、送付元に応
じた閾値を選定する。この選定方法は後で説明するが、
例えば毎回1000枚程度の帳票が同一の送付元から発
行される場合に、リジェクト枚数が10枚や20枚なら
ば、特に問題はない。即ち、フォーマット情報の登録が
必要のないものであると判断される。
【0026】一方、毎回100枚程度しか処理しない送
付元の帳票が50枚リジェクトされたとすれば、何らか
のフォーマット変更等が行われているのではないかと判
断できる。この場合には、閾値を過去の統計から例えば
20枚に設定しておき、次のステップS6の判断に移
る。即ち、ここで閾値以上かという判断をし、閾値以上
であればフォーマット情報の登録が必要とし、ステップ
S7に移り、イメージデータの格納をする。次にステッ
プS8において、フォーマット情報の生成処理を図1に
示すフォーマット情報生成部28に要求する。一方、閾
値以上と判断された場合には、ステップS9に移り、単
なるリジェクト処理を行う。即ち、この場合には、この
帳票がリジェクトされたという記録を残し、リジェクト
分用ポケットに帳票を搬送する。
【0027】図7には、図6のステップS5で説明した
ような閾値を設定するための、リジェクトログの例説明
図を示す。この例では、帳票の分類処理を行う度に、図
1に示す認識統計部23が実際の帳票の読取り枚数とリ
ジェクト枚数等をその送付元毎に記録しておく。例え
ば、送付元Aについては、このケースでは5000枚の
読取りを行い、15枚がリジェクトされている。一方、
例えば送付元Cについて見ると、2000枚の読取り枚
数に対し40枚がリジェクトされている。これらはいず
れもフォーマット情報が適切なものとし、リジェクト枚
数が多いのは元々送付元Cの記入文字や記入方法等の固
有の原因によるものといえる。このように、送付元や帳
票の性質によっても、通常リジェクトされる帳票の枚数
が様々な値を示す。従って、どの程度の枚数リジェクト
された場合には異常であって、これがフォーマット情報
登録の対象になるかどうかの基準は、送付元や帳票の種
類、その他のデータに基づいて決定されることが好まし
い。図1に示した認識統計部23はこのようなリジェク
トログ等を統計用データ格納部27に格納し帳票ごとに
適切な閾値を設定する。
【0028】上記の例では、全てリジェクトの原因は帳
票のフォーマット変更という前提で説明を行った。とこ
ろが、例えば帳票上の文字記入領域は同一でもそこに記
入する文字をフォントを変更してリジェクト率が異常に
増えたという場合もある。このような場合には、その文
字フォントに対応した適切な辞書を用いて認識を行う
と、認識率が向上する。従って、フォーマット情報でな
くフォント情報の再登録を行う必要がある。そこで、図
1に示すように、フォーマット情報生成部28の他にフ
ォント情報再登録部29を設ける。文字認識部12の出
力するリジェクト理由や認識統計部23の過去の認識結
果等を考慮し、フォーマット情報生成部28かフォント
情報再登録部29が起動する構成になっている。
【0029】図8には、リジェクト理由に応じた対応の
説明図を示す。図8の左側には、例えば文字認識部12
等が出力するリジェクト理由をリストした。それに対応
する処置が右側に記入されている。即ち、処置の種類と
しては、フォーマット情報の登録、送付元の指導、認識
ロジックの見直し、登録フォント情報の変更等がある。
即ち、送付元での帳票のデザイン変更の場合には、フォ
ーマット情報の登録によって対処すれば、リジェクトが
解消される。また、送付元の記入ミス等はシステムの側
には何ら責任がないため、送付元にその通知を行って正
しい記入方法等を指導する。先に説明したフォントが突
然変更されていたような場合には、システム側で登録フ
ォント情報を変更することによって対応する。
【0030】以上のようにして、リジェクト率が異常に
高い帳票については自動的にフォーマット情報の生成や
フォント情報の再登録等を行うことにより速やかに対応
する。これによって、一旦リジェクトされた帳票を再度
認識処理し分類することも可能になる。また、帳票の送
付元に対し原本の要求をしたり、変更内容を問い合わせ
るといった煩雑な作業も不要で、迅速な対応ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム具体例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明のシステムに適する帳票処理説明図であ
る。
【図3】本発明のシステム概略ブロック図である。
【図4】帳票の外観説明図である。
【図5】帳票読取り動作フローチャートである。
【図6】リジェクト統計処理フローチャートである。
【図7】リジェクトログの例説明図である。
【図8】リジェクト理由に応じた対応内容説明図であ
る。
【符号の説明】
1 帳票 12 文字認識部 21 フォント情報 22 フォーマット情報 23 認識統計部 26 イメージデータ格納部 27 統計用データ格納部 28 フォーマット情報生成部 29 フォント情報再登録部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票に記載された帳票識別コードを読み
    取って、その帳票識別コードに対応させて登録されたフ
    ォーマット情報を用いて、当該帳票上に記載された文字
    情報を切り出して認識し、認識結果に基づいて前記帳票
    を仕分け分類するものにおいて、 フォーマット情報未登録の帳票識別コードを認識したと
    きは、その帳票のイメージデータを使用してフォーマッ
    ト情報を生成し登録するフォーマット情報生成部を備え
    たことを特徴とする帳票認識分類システム。
  2. 【請求項2】 同一の識別コードの帳票について、処理
    枚数と、認識誤りの生じたリジェクト分の帳票枚数とを
    含む情報を得て、認識結果を統計処理する認識統計部を
    備え、 フォーマット情報生成部は、 リジェクト分の帳票枚数が所定値を越えたとき、その帳
    票のイメージデータを使用してフォーマット情報を生成
    し登録することを特徴とする請求項1記載の帳票認識分
    類システム。
  3. 【請求項3】 フォーマット情報生成部は、 リジェクト分の帳票枚数が、過去の認識結果を統計処理
    して得られた閾値を越えたとき、その帳票のイメージデ
    ータを使用してフォーマット情報を生成し登録すること
    を特徴とする請求項2記載の帳票認識分類システム。
  4. 【請求項4】 フォーマット情報生成部は、 文字認識部によるリジェクト理由に応じてフォーマット
    情報の登録かあるいはフォーマット情報以外の文字認識
    のための情報の登録かを選択することを特徴とする請求
    項1または2記載の帳票認識分類システム。
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US6778712B1 (en) 1999-12-20 2004-08-17 Fujitsu Limited Data sheet identification device
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