JPH0973501A - 帳票分類処理方法 - Google Patents
帳票分類処理方法Info
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- JPH0973501A JPH0973501A JP7254578A JP25457895A JPH0973501A JP H0973501 A JPH0973501 A JP H0973501A JP 7254578 A JP7254578 A JP 7254578A JP 25457895 A JP25457895 A JP 25457895A JP H0973501 A JPH0973501 A JP H0973501A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大量の帳票の文字を機械で自動的に読み取り
ながら分類仕分けする作業を効率化する。 【解決手段】 帳票1の表面に記載された文字は、その
内容が認識されるとバーコード化され、直ちにバーコー
ドがその裏面に印刷される。装置に設けたポケットの数
は限られており、大量の帳票を1回で仕分け収納するの
は難しい。そこで、帳票を何回かに分けて処理するが、
2回目以降はバーコードを読んで分類する。バーコード
は認識が容易で確実なため、繰り返し行われる分類処理
の効率が向上する。帳票が薄くてもバーコードの不読を
生じないように、バーコードは表面に文字が印刷されて
いないところや文字の少ないところに印刷する。
ながら分類仕分けする作業を効率化する。 【解決手段】 帳票1の表面に記載された文字は、その
内容が認識されるとバーコード化され、直ちにバーコー
ドがその裏面に印刷される。装置に設けたポケットの数
は限られており、大量の帳票を1回で仕分け収納するの
は難しい。そこで、帳票を何回かに分けて処理するが、
2回目以降はバーコードを読んで分類する。バーコード
は認識が容易で確実なため、繰り返し行われる分類処理
の効率が向上する。帳票が薄くてもバーコードの不読を
生じないように、バーコードは表面に文字が印刷されて
いないところや文字の少ないところに印刷する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝票等の帳票を受
け入れてそこに記載された文字を読み取り、多数のポケ
ットに分類し仕分け収納するための帳票分類処理方法に
関する。
け入れてそこに記載された文字を読み取り、多数のポケ
ットに分類し仕分け収納するための帳票分類処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、全国に店舗のあるスーパーマー
ケットやコンビニエンスストアの伝票処理、通信販売の
請求書処理、商品配達業務や郵便物の配達処理等におい
ては、大量の伝票を分類し配布し集計したりする業務が
要求される。具体的には、一定の事項を記載した帳票を
発行し、これを集積して宛先別に仕分けし、その帳票の
宛先に送付する。伝票等であればこの場合に、中に記載
された金額その他を集計したりする作業が伴う。このよ
うな作業は、通常大量の人員を要求し、処理のために極
めて多くの時間が費やされる。このため、一般に伝票処
理業務等に専門の要員を多数配置するようにしていた。
また、この種の処理の自動化のために、伝票自体を無く
し、コンピュータの端末を用いて直接データを入力し交
換するといったシステムも広く利用されている。
ケットやコンビニエンスストアの伝票処理、通信販売の
請求書処理、商品配達業務や郵便物の配達処理等におい
ては、大量の伝票を分類し配布し集計したりする業務が
要求される。具体的には、一定の事項を記載した帳票を
発行し、これを集積して宛先別に仕分けし、その帳票の
宛先に送付する。伝票等であればこの場合に、中に記載
された金額その他を集計したりする作業が伴う。このよ
うな作業は、通常大量の人員を要求し、処理のために極
めて多くの時間が費やされる。このため、一般に伝票処
理業務等に専門の要員を多数配置するようにしていた。
また、この種の処理の自動化のために、伝票自体を無く
し、コンピュータの端末を用いて直接データを入力し交
換するといったシステムも広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の帳票の処理方法には次のような解決すべき課題
があった。データ入力自体を、全てコンピュータの端末
を用いることにより行い、帳票を無くすことができる環
境があれば問題はないが、先ず一定の形式の帳票が作成
され、その帳票自体を仕分けし転送しなければならない
ようなシステムも多く存在する。このような場合、帳票
の仕分け作業にも多くの人員を必要とする。また、帳票
に記載された請求金額等を集計する場合に、その集計結
果に誤りがあってはならないため、何らかの突合せチェ
ックが必要となる。このような場合、それぞれ別々のオ
ペレータが集計処理をしてその結果を突き合わせればよ
いが、これではますます多くの処理人員を必要とする。
また、記載事項をコンピュータに入力して計算させれば
よいが、このような場合、計算結果は、やはり何らかの
方法により突合せチェックが必要となる。従って、大量
の帳票を仕分けする作業を可能な限り自動化し、帳票に
記載された文字を速く正確に認識して分類処理を行うこ
とができるシステムの開発が要求されていた。
な従来の帳票の処理方法には次のような解決すべき課題
があった。データ入力自体を、全てコンピュータの端末
を用いることにより行い、帳票を無くすことができる環
境があれば問題はないが、先ず一定の形式の帳票が作成
され、その帳票自体を仕分けし転送しなければならない
ようなシステムも多く存在する。このような場合、帳票
の仕分け作業にも多くの人員を必要とする。また、帳票
に記載された請求金額等を集計する場合に、その集計結
果に誤りがあってはならないため、何らかの突合せチェ
ックが必要となる。このような場合、それぞれ別々のオ
ペレータが集計処理をしてその結果を突き合わせればよ
いが、これではますます多くの処理人員を必要とする。
また、記載事項をコンピュータに入力して計算させれば
よいが、このような場合、計算結果は、やはり何らかの
方法により突合せチェックが必要となる。従って、大量
の帳票を仕分けする作業を可能な限り自動化し、帳票に
記載された文字を速く正確に認識して分類処理を行うこ
とができるシステムの開発が要求されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉帳票のイメージを読み取って、帳票上に記載
された文字を認識し、その認識結果に基づいて当該帳票
を該当するポケットに仕分け収納して、各帳票を分類処
理する場合において、分類処理の対象となる帳票上に記
載された文字を認識するとともに、その帳票の文字認識
結果をバーコード化して、帳票の認識対象となる文字の
記載された面を表面としたとき、帳票の裏面であって、
表面に記載された文字の配列密度の低い場所に、バーコ
ードを印刷し、帳票をさらに細分類する場合に、バーコ
ードを読み取って、その内容に基づいて帳票を該当する
ポケットに仕分け収納する。
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉帳票のイメージを読み取って、帳票上に記載
された文字を認識し、その認識結果に基づいて当該帳票
を該当するポケットに仕分け収納して、各帳票を分類処
理する場合において、分類処理の対象となる帳票上に記
載された文字を認識するとともに、その帳票の文字認識
結果をバーコード化して、帳票の認識対象となる文字の
記載された面を表面としたとき、帳票の裏面であって、
表面に記載された文字の配列密度の低い場所に、バーコ
ードを印刷し、帳票をさらに細分類する場合に、バーコ
ードを読み取って、その内容に基づいて帳票を該当する
ポケットに仕分け収納する。
【0005】〈説明〉帳票上に記載された任意の文字
が、帳票分類仕分けのためのキーとなる。この文字認識
処理よりも、文字をバーコード化して帳票に印刷した方
が、高速で認識率が向上する。そこで、1回目の仕分け
の際に、帳票の裏面に認識した文字に対応するバーコー
ドを印刷して、2回目以降の仕分けには、このバーコー
ドを読み取って分類に利用する。帳票に薄い用紙が使わ
れているときは、バーコードを印刷した面と丁度反対の
面に文字等が記載されていると不読を生じる。文字の配
列密度の低いところとは、文字が大きな間隔を開けて記
載されており、バーコードの読み取りに影響が小さいと
ころをいう。従って、字間や行間が十分開いていたりす
る場合等を含む。帳票のデザインが予め分かっていれ
ば、文字が記載されにくい部分の裏面を選択してバーコ
ードを印刷して、不読を防止する。
が、帳票分類仕分けのためのキーとなる。この文字認識
処理よりも、文字をバーコード化して帳票に印刷した方
が、高速で認識率が向上する。そこで、1回目の仕分け
の際に、帳票の裏面に認識した文字に対応するバーコー
ドを印刷して、2回目以降の仕分けには、このバーコー
ドを読み取って分類に利用する。帳票に薄い用紙が使わ
れているときは、バーコードを印刷した面と丁度反対の
面に文字等が記載されていると不読を生じる。文字の配
列密度の低いところとは、文字が大きな間隔を開けて記
載されており、バーコードの読み取りに影響が小さいと
ころをいう。従って、字間や行間が十分開いていたりす
る場合等を含む。帳票のデザインが予め分かっていれ
ば、文字が記載されにくい部分の裏面を選択してバーコ
ードを印刷して、不読を防止する。
【0006】〈構成2〉帳票のイメージを読み取って、
帳票上に記載された文字を認識し、その認識結果に基づ
いて当該帳票を該当するポケットに仕分け収納して、各
帳票を分類処理する場合において、分類処理の対象とな
る帳票上に記載された文字を認識するとともに、その帳
票の文字認識結果をバーコード化して、帳票の認識対象
となる文字の記載された面を表面としたとき、帳票の裏
面であって、表面に文字が記載されていない場所のすぐ
裏面に、バーコードを印刷する。
帳票上に記載された文字を認識し、その認識結果に基づ
いて当該帳票を該当するポケットに仕分け収納して、各
帳票を分類処理する場合において、分類処理の対象とな
る帳票上に記載された文字を認識するとともに、その帳
票の文字認識結果をバーコード化して、帳票の認識対象
となる文字の記載された面を表面としたとき、帳票の裏
面であって、表面に文字が記載されていない場所のすぐ
裏面に、バーコードを印刷する。
【0007】〈説明〉予め帳票のレイアウトを認識して
いれば、文字が記載されない空白部分を特定できるか
ら、ここにバーコードを印刷すると、確実に不読が防止
できる。
いれば、文字が記載されない空白部分を特定できるか
ら、ここにバーコードを印刷すると、確実に不読が防止
できる。
【0008】〈構成3〉帳票のイメージを読み取って、
帳票上に記載された文字を認識し、その認識結果に基づ
いて当該帳票を該当するポケットに仕分け収納して、各
帳票を分類処理する場合において、分類処理の対象とな
る帳票上に記載された文字を認識するとともに、その帳
票の文字認識結果をバーコード化して、帳票の認識対象
となる文字の記載された面を表面としたとき、帳票の裏
面であって、文字記入用の欄の最も下部に相当する場所
に、バーコードを印刷する。
帳票上に記載された文字を認識し、その認識結果に基づ
いて当該帳票を該当するポケットに仕分け収納して、各
帳票を分類処理する場合において、分類処理の対象とな
る帳票上に記載された文字を認識するとともに、その帳
票の文字認識結果をバーコード化して、帳票の認識対象
となる文字の記載された面を表面としたとき、帳票の裏
面であって、文字記入用の欄の最も下部に相当する場所
に、バーコードを印刷する。
【0009】〈説明〉一般の帳票は、上から順に下に向
かって文字が記入される。しかも、大部分の帳票は、上
の方には文字が記入されていても、文字記入用の欄の最
も下部まで文字が隙間なく記入されることは稀である。
表面に文字記入用の欄があり、その最も下部に相当する
場所の裏面にバーコードを印刷する。従って、バーコー
ドと文字とが裏面と表面とで重なり合う率が低く、バー
コードの不読を防止できる。
かって文字が記入される。しかも、大部分の帳票は、上
の方には文字が記入されていても、文字記入用の欄の最
も下部まで文字が隙間なく記入されることは稀である。
表面に文字記入用の欄があり、その最も下部に相当する
場所の裏面にバーコードを印刷する。従って、バーコー
ドと文字とが裏面と表面とで重なり合う率が低く、バー
コードの不読を防止できる。
【0010】〈構成4〉帳票のイメージを読み取って、
帳票上に記載された文字を認識し、その認識結果に基づ
いて当該帳票を該当するポケットに仕分け収納して、各
帳票を分類処理する場合において、分類処理の対象とな
る帳票上に記載された文字を認識するとともに、その帳
票の文字認識結果をバーコード化して、帳票の認識対象
となる文字の記載された面を表面としたとき、帳票の裏
面にバーコードを印刷し、そのバーコードを読み取っ
て、帳票をさらに細分類する場合に、バーコードの読取
り色が、バーコード印刷箇所の表面に記載された文字の
読み取りの際にドロップアウトカラーとなるように、表
面に記載された文字の読み取り条件を設定する。
帳票上に記載された文字を認識し、その認識結果に基づ
いて当該帳票を該当するポケットに仕分け収納して、各
帳票を分類処理する場合において、分類処理の対象とな
る帳票上に記載された文字を認識するとともに、その帳
票の文字認識結果をバーコード化して、帳票の認識対象
となる文字の記載された面を表面としたとき、帳票の裏
面にバーコードを印刷し、そのバーコードを読み取っ
て、帳票をさらに細分類する場合に、バーコードの読取
り色が、バーコード印刷箇所の表面に記載された文字の
読み取りの際にドロップアウトカラーとなるように、表
面に記載された文字の読み取り条件を設定する。
【0011】〈説明〉バーコードを印刷した箇所の表面
の文字読み取りの際に、その文字等が読み取り不良の原
因になるのは、表面の文字等の色とバーコードの色とが
同系統の場合が多い。バーコードが文字読み取りの際の
ドロップアウトカラーとなっていれば、その影響は無く
なる。この場合、少なくとも文字印刷箇所の裏面のバー
コードだけがドロップアウトカラーであればよい。
の文字読み取りの際に、その文字等が読み取り不良の原
因になるのは、表面の文字等の色とバーコードの色とが
同系統の場合が多い。バーコードが文字読み取りの際の
ドロップアウトカラーとなっていれば、その影響は無く
なる。この場合、少なくとも文字印刷箇所の裏面のバー
コードだけがドロップアウトカラーであればよい。
【0012】〈構成5〉帳票のイメージを読み取って、
帳票上に記載された文字を認識し、その認識結果に基づ
いて当該帳票を該当するポケットに仕分け収納して、各
帳票を分類処理する場合において、分類処理の対象とな
る帳票上に記載された文字を認識するとともに、その帳
票の文字認識結果をバーコード化して、帳票の認識対象
となる文字の記載された面を表面としたとき、帳票の裏
面にバーコードを印刷し、そのバーコードを読み取っ
て、帳票をさらに細分類する場合に、帳票の表面に記載
された文字の色が、バーコード読み取りの際にドロップ
アウトカラーとなるように、バーコード読み取り条件を
設定する。
帳票上に記載された文字を認識し、その認識結果に基づ
いて当該帳票を該当するポケットに仕分け収納して、各
帳票を分類処理する場合において、分類処理の対象とな
る帳票上に記載された文字を認識するとともに、その帳
票の文字認識結果をバーコード化して、帳票の認識対象
となる文字の記載された面を表面としたとき、帳票の裏
面にバーコードを印刷し、そのバーコードを読み取っ
て、帳票をさらに細分類する場合に、帳票の表面に記載
された文字の色が、バーコード読み取りの際にドロップ
アウトカラーとなるように、バーコード読み取り条件を
設定する。
【0013】〈説明〉バーコード読み取りの際に、バー
コードが不読の原因になるのは、裏面の文字等の色とバ
ーコードの色とが同系統の場合が多い。文字の色がバー
コード読み取りの際のドロップアウトカラーとなってい
れば、文字の影響は無くなる。この場合、少なくともバ
ーコード印刷箇所の表面の文字だけがドロップアウトカ
ラーであればよい。
コードが不読の原因になるのは、裏面の文字等の色とバ
ーコードの色とが同系統の場合が多い。文字の色がバー
コード読み取りの際のドロップアウトカラーとなってい
れば、文字の影響は無くなる。この場合、少なくともバ
ーコード印刷箇所の表面の文字だけがドロップアウトカ
ラーであればよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例1〉図1は、具体例1のシステム概略ブロック
図である。図に示すように、本発明のシステムは、帳票
1をホッパ2に受け入れて、図示せぬ搬送手段で搬送し
ながら本体部3で帳票のイメージを読み取って帳票上に
記載された文字を認識し、その結果に基づいて仕分けを
行う。この仕分けのために、帳票を分類別に収納する多
数のポケット4が設けられている。また、この装置の制
御のためにコンソール5が設けられ、更に必要なデータ
を印刷出力するためにプリンタ6が設けられている。
例を用いて説明する。 〈具体例1〉図1は、具体例1のシステム概略ブロック
図である。図に示すように、本発明のシステムは、帳票
1をホッパ2に受け入れて、図示せぬ搬送手段で搬送し
ながら本体部3で帳票のイメージを読み取って帳票上に
記載された文字を認識し、その結果に基づいて仕分けを
行う。この仕分けのために、帳票を分類別に収納する多
数のポケット4が設けられている。また、この装置の制
御のためにコンソール5が設けられ、更に必要なデータ
を印刷出力するためにプリンタ6が設けられている。
【0015】本体部3に設けられたいくつかの機能ブロ
ックをこの図の下側に示した。図に示すように、本体部
3には、帳票1のイメージを読み取ってその表面に記載
された文字を認識する読取り部11と、文字認識部12
とが設けられている。また、本発明においては、一旦こ
のような文字認識を行った結果をバーコード化し、これ
を帳票1の裏面に印刷するために、バーコード化部13
及びバーコード印刷部14が設けられている。この装置
では、更に帳票を1枚ずつ搬送する搬送手段を有し、帳
票1に記載された文字を認識して、搬送しながらその認
識結果に従って帳票を該当するポケット4に仕分けする
ことができる。しかしながら、ポケット4の数は具体的
には例えば36個設けられ、帳票1の分類が300程度
の場合に、何回か帳票1をこのシステムにセットして分
類と仕分けを繰り返す必要がある。
ックをこの図の下側に示した。図に示すように、本体部
3には、帳票1のイメージを読み取ってその表面に記載
された文字を認識する読取り部11と、文字認識部12
とが設けられている。また、本発明においては、一旦こ
のような文字認識を行った結果をバーコード化し、これ
を帳票1の裏面に印刷するために、バーコード化部13
及びバーコード印刷部14が設けられている。この装置
では、更に帳票を1枚ずつ搬送する搬送手段を有し、帳
票1に記載された文字を認識して、搬送しながらその認
識結果に従って帳票を該当するポケット4に仕分けする
ことができる。しかしながら、ポケット4の数は具体的
には例えば36個設けられ、帳票1の分類が300程度
の場合に、何回か帳票1をこのシステムにセットして分
類と仕分けを繰り返す必要がある。
【0016】このような場合に、その都度、文字の認識
等を行っていると、認識処理に時間がかかることもあ
り、しかも文字の場合は認識誤りも発生し易い。そこ
で、本発明では、確実に読取りができ、読取り誤りも発
生しにくいバーコードを利用する。従って、2回目以降
の分類仕分け処理には図に示すバーコード読取り部15
によりバーコードを読み取り、その結果を利用する。な
お、1回目は文字認識の結果を使用して仕分けを行い、
2回目以降はバーコード読取り部の出力を用いることか
ら、両方の出力信号が仕分け収納制御部16に入力する
よう構成されている。このとき、後で説明するように、
本発明では帳票の表面の文字との関係でバーコード18
の印刷位置を問題としている。
等を行っていると、認識処理に時間がかかることもあ
り、しかも文字の場合は認識誤りも発生し易い。そこ
で、本発明では、確実に読取りができ、読取り誤りも発
生しにくいバーコードを利用する。従って、2回目以降
の分類仕分け処理には図に示すバーコード読取り部15
によりバーコードを読み取り、その結果を利用する。な
お、1回目は文字認識の結果を使用して仕分けを行い、
2回目以降はバーコード読取り部の出力を用いることか
ら、両方の出力信号が仕分け収納制御部16に入力する
よう構成されている。このとき、後で説明するように、
本発明では帳票の表面の文字との関係でバーコード18
の印刷位置を問題としている。
【0017】図2には、本発明のシステムに適する帳票
処理説明図を示す。本発明のシステムでは、全体として
帳票をこのような手順で処理する。まず、送付元A1が
多数の帳票1に送付先と請求金額、その他の項目を記入
する。この帳票1は各種の送付先に対して作成されてお
り、これはこの送付元A1から一括して仕分けセンター
に送られる。仕分けセンターには、図1に示したような
帳票分類処理システムが設備されている。そして、まず
ステップS1で、帳票1を1枚ずつ読み取り、そのデー
タの認識等を行う。そして、ステップS2において、帳
票を送付先別に分類する。この例では、送付先B1、B
2、B3という順に送付元A1の作成した帳票を分類す
る。これらの帳票は最終的にそのまま送付先に送られる
が、この際、送付先毎に請求金額の集計等を行う。請求
金額も帳票に記載されており、文字認識部によって認識
処理される。従って、その認識結果を集計したり結果の
確認を行うために、次のような手順を採用する。
処理説明図を示す。本発明のシステムでは、全体として
帳票をこのような手順で処理する。まず、送付元A1が
多数の帳票1に送付先と請求金額、その他の項目を記入
する。この帳票1は各種の送付先に対して作成されてお
り、これはこの送付元A1から一括して仕分けセンター
に送られる。仕分けセンターには、図1に示したような
帳票分類処理システムが設備されている。そして、まず
ステップS1で、帳票1を1枚ずつ読み取り、そのデー
タの認識等を行う。そして、ステップS2において、帳
票を送付先別に分類する。この例では、送付先B1、B
2、B3という順に送付元A1の作成した帳票を分類す
る。これらの帳票は最終的にそのまま送付先に送られる
が、この際、送付先毎に請求金額の集計等を行う。請求
金額も帳票に記載されており、文字認識部によって認識
処理される。従って、その認識結果を集計したり結果の
確認を行うために、次のような手順を採用する。
【0018】まず、ステップS3において、送付先B1
宛の帳票を50枚ずつに分割する。そして、50枚を取
り出してその読取り結果の集計を行う(ステップS3,
ステップS4)。これらはコンピュータが自動的に実行
し、50枚毎に請求金額の小計を印刷する(ステップS
5)。
宛の帳票を50枚ずつに分割する。そして、50枚を取
り出してその読取り結果の集計を行う(ステップS3,
ステップS4)。これらはコンピュータが自動的に実行
し、50枚毎に請求金額の小計を印刷する(ステップS
5)。
【0019】一方、50枚の帳票はこれとは別に、読み
取られた文字の部分のイメージがイメージデータ化され
る。そして、そのまま必要な部分を一旦用紙に印刷する
(ステップS6)。即ち、帳票の集計に必要な請求金額
等をイメージデータのまま用紙に並べて印刷する。これ
は、ステップS7において、オペレータによって集計さ
れる。オペレータによる集計は、実際には50枚の帳票
そのものを用いて行ってもよい。しかしながら、例えば
50枚の帳票が個人データ等、プライバシーに関わるデ
ータを含む場合がある。このような場合に、そういった
集計に不要な部分は除外し、必要な部分のみを一旦用紙
に印刷して集計に回す。これによって、プライバシー保
護が可能となる。
取られた文字の部分のイメージがイメージデータ化され
る。そして、そのまま必要な部分を一旦用紙に印刷する
(ステップS6)。即ち、帳票の集計に必要な請求金額
等をイメージデータのまま用紙に並べて印刷する。これ
は、ステップS7において、オペレータによって集計さ
れる。オペレータによる集計は、実際には50枚の帳票
そのものを用いて行ってもよい。しかしながら、例えば
50枚の帳票が個人データ等、プライバシーに関わるデ
ータを含む場合がある。このような場合に、そういった
集計に不要な部分は除外し、必要な部分のみを一旦用紙
に印刷して集計に回す。これによって、プライバシー保
護が可能となる。
【0020】また、多数の帳票を手元に置いて集計する
作業は比較的煩雑で誤りも生じ易い。従って、その各帳
票の必要な部分のみをイメージデータとして集計し易い
ように編集し印刷すれば、その処理が効率的になる。こ
のような各種の利点からこの例では、一旦読取りイメー
ジの主要部分を用紙に印刷し、オペレータによる集計を
実行している。そして、その集計結果と、ステップS5
において集計した結果とをステップS8で突き合わせ
る。両者が一致すれば、帳票の文字を認識して処理しデ
ータ化した結果と、実際に帳票を見てオペレータが計算
した結果が等しいことから、その計算や認識結果に誤り
がないことが分かる。この場合、ステップS9に移り、
50枚分の請求金額が確定する。一方、突合せ結果が一
致しなければ、オペレータが、読取り認識したデータと
イメージとの比較を行い、認識誤り等をチェックし、デ
ータの修正が行われる。
作業は比較的煩雑で誤りも生じ易い。従って、その各帳
票の必要な部分のみをイメージデータとして集計し易い
ように編集し印刷すれば、その処理が効率的になる。こ
のような各種の利点からこの例では、一旦読取りイメー
ジの主要部分を用紙に印刷し、オペレータによる集計を
実行している。そして、その集計結果と、ステップS5
において集計した結果とをステップS8で突き合わせ
る。両者が一致すれば、帳票の文字を認識して処理しデ
ータ化した結果と、実際に帳票を見てオペレータが計算
した結果が等しいことから、その計算や認識結果に誤り
がないことが分かる。この場合、ステップS9に移り、
50枚分の請求金額が確定する。一方、突合せ結果が一
致しなければ、オペレータが、読取り認識したデータと
イメージとの比較を行い、認識誤り等をチェックし、デ
ータの修正が行われる。
【0021】図3には、帳票の外観説明図を示す。この
図に示すように、帳票1には、例えばその表面に送付
元、送付先が、それぞれの住所、請求金額、その他の事
項と共に手書きあるいはタイプにより記入される。これ
は、文字認識部12によって認識処理される。この裏面
は、例えば白紙であるとする。この場合に、本発明にお
いては、帳票を繰り返し分類処理するために必要な情報
を一旦バーコード化してこの裏面に印刷する。図に示す
2本のバーコード18には、それぞれ送付元やその住所
等を表す都道府県コード、送付先等が符号化されて記入
される。
図に示すように、帳票1には、例えばその表面に送付
元、送付先が、それぞれの住所、請求金額、その他の事
項と共に手書きあるいはタイプにより記入される。これ
は、文字認識部12によって認識処理される。この裏面
は、例えば白紙であるとする。この場合に、本発明にお
いては、帳票を繰り返し分類処理するために必要な情報
を一旦バーコード化してこの裏面に印刷する。図に示す
2本のバーコード18には、それぞれ送付元やその住所
等を表す都道府県コード、送付先等が符号化されて記入
される。
【0022】また、帳票を取り扱うオペレータが確認し
易いように、付加情報印刷部17によりバーコードの他
に整理番号やバッチ通番が印刷される。バッチ通番とい
うのは、先に説明した50枚毎に帳票をまとめて一まと
まりにし、集計等の対象にする場合に、その一まとまり
のグループ毎に付ける番号のことである。なお、このよ
うな集計の単位(これをバッチと呼ぶ)を50枚とした
のは、何らかのミス等が発見された場合に、人手により
チェックできる分量は50枚程度が適当だからである。
従って、帳票の種類、形状あるいはその内容に従って、
このバッチの枚数は任意に選定して差し支えない。
易いように、付加情報印刷部17によりバーコードの他
に整理番号やバッチ通番が印刷される。バッチ通番とい
うのは、先に説明した50枚毎に帳票をまとめて一まと
まりにし、集計等の対象にする場合に、その一まとまり
のグループ毎に付ける番号のことである。なお、このよ
うな集計の単位(これをバッチと呼ぶ)を50枚とした
のは、何らかのミス等が発見された場合に、人手により
チェックできる分量は50枚程度が適当だからである。
従って、帳票の種類、形状あるいはその内容に従って、
このバッチの枚数は任意に選定して差し支えない。
【0023】図4には、帳票のイメージ読取り部分のブ
ロック図を示す。上記の帳票はこの図に示すように、ホ
ッパ2から投入され、1枚ずつ搬送されて文字の認識処
理等を経てポケット4に仕分け収納される。図にはポケ
ットがP1〜P4まで4個示されている。他のポケット
はここでは図示を省略した。帳票の上に記載された文字
を認識するために、この実施例では、赤フィルタ読取り
部23と緑フィルタ読取り部24が設けられている。な
お、搬送路上を搬送される帳票に図示しない光源から光
を照射し、その反射光を受ける経路には、図に示すよう
に1個のハーフミラー21が配置されている。そして、
ハーフミラー21は、その反射光の一部を赤フィルタ読
取り部23に送り、残りの反射光を緑フィルタ読取り部
24に送る構成となっている。左側の2台の読取り部
は、一方は帳票に記載された赤枠をドロップし黒文字や
黒枠を認識し、他方は帳票に記載された緑枠をドロップ
し赤文字や赤枠を認識する。
ロック図を示す。上記の帳票はこの図に示すように、ホ
ッパ2から投入され、1枚ずつ搬送されて文字の認識処
理等を経てポケット4に仕分け収納される。図にはポケ
ットがP1〜P4まで4個示されている。他のポケット
はここでは図示を省略した。帳票の上に記載された文字
を認識するために、この実施例では、赤フィルタ読取り
部23と緑フィルタ読取り部24が設けられている。な
お、搬送路上を搬送される帳票に図示しない光源から光
を照射し、その反射光を受ける経路には、図に示すよう
に1個のハーフミラー21が配置されている。そして、
ハーフミラー21は、その反射光の一部を赤フィルタ読
取り部23に送り、残りの反射光を緑フィルタ読取り部
24に送る構成となっている。左側の2台の読取り部
は、一方は帳票に記載された赤枠をドロップし黒文字や
黒枠を認識し、他方は帳票に記載された緑枠をドロップ
し赤文字や赤枠を認識する。
【0024】以上の構成により、ホッパ2から搬送路上
を搬送される帳票の文字を認識し、各種の処理が実行さ
れる。なお、帳票に各種の色で文字や枠が記載されてい
る場合には、その文字や枠の色に応じて、それぞれ任意
の数だけ読取り部を設けるようにする。具体的には、帳
票上に記載された全ての文字を認識しバーコードに変換
し、バーコードの印刷を行い、続いて、ポケットに仕分
け収納する作業が必要となる。従って、この実施例のよ
うに帳票の反射光をハーフミラーによっていくつかに分
岐し、それぞれ任意の色の文字を同時に認識できるよう
な読取り部を設けることにより、遅れのない処理が可能
となる。また、この構成によって、特定の色を読み取ら
ないドロップアウトカラーの処理が可能となる。
を搬送される帳票の文字を認識し、各種の処理が実行さ
れる。なお、帳票に各種の色で文字や枠が記載されてい
る場合には、その文字や枠の色に応じて、それぞれ任意
の数だけ読取り部を設けるようにする。具体的には、帳
票上に記載された全ての文字を認識しバーコードに変換
し、バーコードの印刷を行い、続いて、ポケットに仕分
け収納する作業が必要となる。従って、この実施例のよ
うに帳票の反射光をハーフミラーによっていくつかに分
岐し、それぞれ任意の色の文字を同時に認識できるよう
な読取り部を設けることにより、遅れのない処理が可能
となる。また、この構成によって、特定の色を読み取ら
ないドロップアウトカラーの処理が可能となる。
【0025】なお、帳票はこの図4に示した搬送路を表
面を下向きにして搬送される。そして、また、各読取り
部による認識結果はバーコードに変換され、バーコード
印刷部14の印字ヘッド14Aにより印刷される。裏面
に印刷されたバーコードはバーコード読取り部15の読
み取りヘッド15Aにより読み取られる。なお、既に説
明したように、一旦文字認識を終了すると、その後はバ
ーコード読取り部15のみが帳票の分類等を読み取っ
て、ポケット4への仕分け処理を制御することになる。
面を下向きにして搬送される。そして、また、各読取り
部による認識結果はバーコードに変換され、バーコード
印刷部14の印字ヘッド14Aにより印刷される。裏面
に印刷されたバーコードはバーコード読取り部15の読
み取りヘッド15Aにより読み取られる。なお、既に説
明したように、一旦文字認識を終了すると、その後はバ
ーコード読取り部15のみが帳票の分類等を読み取っ
て、ポケット4への仕分け処理を制御することになる。
【0026】図5には、更に具体的なデータの読み取り
動作説明図を示す。図に示すように、帳票1が矢印の方
向に搬送されると、読取り部23がこの帳票のイメージ
をイメージデータとして取り込む。その後、文字枠26
が認識されて、その中の文字25が一字ずつ切り出され
る。こうして、各文字を認識しバーコードに変換してバ
ーコードを印刷するといった一連の処理を行う。なお、
帳票を読み取り、文字を認識し分類仕分けするといった
一連の処理を行うためには、認識結果を得るまでの時間
も極めて短縮化する必要がある。従って、本発明では、
そのような分類仕分けのための文字をバーコード化して
印刷処理を行う。そして、その後は分類にバーコードを
利用する。
動作説明図を示す。図に示すように、帳票1が矢印の方
向に搬送されると、読取り部23がこの帳票のイメージ
をイメージデータとして取り込む。その後、文字枠26
が認識されて、その中の文字25が一字ずつ切り出され
る。こうして、各文字を認識しバーコードに変換してバ
ーコードを印刷するといった一連の処理を行う。なお、
帳票を読み取り、文字を認識し分類仕分けするといった
一連の処理を行うためには、認識結果を得るまでの時間
も極めて短縮化する必要がある。従って、本発明では、
そのような分類仕分けのための文字をバーコード化して
印刷処理を行う。そして、その後は分類にバーコードを
利用する。
【0027】〈バーコード印刷位置〉図6を用いて、バ
ーコード印刷位置の具体的な説明を行う。上記のような
帳票は必ずしも厚く不透明なものとは限らない。即ち、
比較的薄く、表面に記入された文字が裏面から透けて見
えるようなものも多い。従って、無条件にバーコードを
印刷すると、バーコード読み取りの際に表面に記入され
た文字によってバーコードの不読が生じるおそれがあ
る。図6(a)は、このような不読を生じる例を示し、
例えば表面1Aに数字等が記入されている場合に、その
すぐ裏面1Bにバーコード18を印刷すると、数字の1
とバーコード18の一部が重なり合って不読を生じやす
い。従って、このような場合を避けることが好ましい。
(b)は、文字の配列密度が低い場所にバーコード18
を印刷した例を示す。この例では、例えば、帳票の表面
1Aに比較的小さい文字を大きな広い行間隔で印刷して
いる場所があるとする。この部分の裏面にバーコード1
8を印刷する。これによって、バーコード18の主要部
分は表面に印刷された文字と重なり合うことがなく、バ
ーコードの認識不良を防止できる。
ーコード印刷位置の具体的な説明を行う。上記のような
帳票は必ずしも厚く不透明なものとは限らない。即ち、
比較的薄く、表面に記入された文字が裏面から透けて見
えるようなものも多い。従って、無条件にバーコードを
印刷すると、バーコード読み取りの際に表面に記入され
た文字によってバーコードの不読が生じるおそれがあ
る。図6(a)は、このような不読を生じる例を示し、
例えば表面1Aに数字等が記入されている場合に、その
すぐ裏面1Bにバーコード18を印刷すると、数字の1
とバーコード18の一部が重なり合って不読を生じやす
い。従って、このような場合を避けることが好ましい。
(b)は、文字の配列密度が低い場所にバーコード18
を印刷した例を示す。この例では、例えば、帳票の表面
1Aに比較的小さい文字を大きな広い行間隔で印刷して
いる場所があるとする。この部分の裏面にバーコード1
8を印刷する。これによって、バーコード18の主要部
分は表面に印刷された文字と重なり合うことがなく、バ
ーコードの認識不良を防止できる。
【0028】ところで、上記いずれの場合においても、
例えば文字19が赤色で記載されており、バーコード1
8を黒色で印刷し、バーコード読み取り装置は赤色をド
ロップアウトカラーとしたものにする。こうすれば、た
とえバーコードと表面の文字とが重なり合っていたとし
ても読み取り不良を生じにくい。なお、帳票1の表面に
各種の色の文字が記入されているとすれば、バーコード
の色に対しドロップアウトカラーとして設定し易い文字
が記入された場所の裏面を、バーコードの印刷位置に設
定することが最も好ましい。すなわち、文字読取りの際
にはバーコードがドロップアウトカラーになり、その反
対にバーコード読取りの際には文字がドロップアウトカ
ラーになるように各々の読取り条件を設定すればよい。
例えば文字19が赤色で記載されており、バーコード1
8を黒色で印刷し、バーコード読み取り装置は赤色をド
ロップアウトカラーとしたものにする。こうすれば、た
とえバーコードと表面の文字とが重なり合っていたとし
ても読み取り不良を生じにくい。なお、帳票1の表面に
各種の色の文字が記入されているとすれば、バーコード
の色に対しドロップアウトカラーとして設定し易い文字
が記入された場所の裏面を、バーコードの印刷位置に設
定することが最も好ましい。すなわち、文字読取りの際
にはバーコードがドロップアウトカラーになり、その反
対にバーコード読取りの際には文字がドロップアウトカ
ラーになるように各々の読取り条件を設定すればよい。
【0029】更に、図7を用いて別の印刷位置設定のた
めの具体例を説明する。この図7に示した帳票1の表面
1Aには各種の文字が記入されているものとする。な
お、この場合に、各文字はそれぞれ所定の箇所に矢印2
0に示した順番に記入されていくものとする。即ち、帳
票の内容に応じてこれらの部分に記入される文字が多い
場合と少ない場合とがある。しかしながら、いずれの場
合も、矢印のように上から順に下に向かって記入される
ものとすれば、大部分の帳票は、例えば上の方には文字
が記入されていても、文字記入用の欄の最も下部まで文
字が記入されることは稀である。このような場合に、そ
の部分の裏面1Bにバーコード18を印刷する。これに
よって、バーコード18を印刷した部分の表面は比較的
文字の記入されていない白紙の面である確率が高くな
る。従って、バーコード18の不読を防止できる。
めの具体例を説明する。この図7に示した帳票1の表面
1Aには各種の文字が記入されているものとする。な
お、この場合に、各文字はそれぞれ所定の箇所に矢印2
0に示した順番に記入されていくものとする。即ち、帳
票の内容に応じてこれらの部分に記入される文字が多い
場合と少ない場合とがある。しかしながら、いずれの場
合も、矢印のように上から順に下に向かって記入される
ものとすれば、大部分の帳票は、例えば上の方には文字
が記入されていても、文字記入用の欄の最も下部まで文
字が記入されることは稀である。このような場合に、そ
の部分の裏面1Bにバーコード18を印刷する。これに
よって、バーコード18を印刷した部分の表面は比較的
文字の記入されていない白紙の面である確率が高くな
る。従って、バーコード18の不読を防止できる。
【0030】なお、上記の具体例では、請求金額等が記
載された帳票が対象となっていたが、帳票の種類やその
記載内容は自由である。また、バーコードの種類や数も
任意であって、不読を生じにくい場所に不読を生じにく
い形態で印刷すればよい。
載された帳票が対象となっていたが、帳票の種類やその
記載内容は自由である。また、バーコードの種類や数も
任意であって、不読を生じにくい場所に不読を生じにく
い形態で印刷すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの具体例を示す概略ブロック
図である。
図である。
【図2】本発明のシステムに適する帳票処理説明図であ
る。
る。
【図3】帳票の外観説明図である。
【図4】帳票のイメージ読取り部分のブロック図であ
る。
る。
【図5】具体的な読み取り動作説明図である。
【図6】バーコード印刷位置の説明図(その1)であ
る。
る。
【図7】バーコード印刷位置の説明図(その2)であ
る。
る。
1 帳票 3 本体部 4 ポケット 11 読取り部 12 文字認識部 13 バーコード化部 14 バーコード印刷部 15 バーコード読取り部 16 仕分け収納制御部 18 バーコード 19 文字
Claims (5)
- 【請求項1】 帳票のイメージを読み取って、帳票上に
記載された文字を認識し、その認識結果に基づいて当該
帳票を該当するポケットに仕分け収納して、各帳票を分
類処理する場合において、 分類処理の対象となる帳票上に記載された文字を認識す
るとともに、 その帳票の文字認識結果をバーコード化して、 帳票の認識対象となる文字の記載された面を表面とした
とき、帳票の裏面であって、表面に記載された文字の配
列密度の低い場所に、前記バーコードを印刷し、 前記帳票をさらに細分類する場合に、前記バーコードを
読み取って、その内容に基づいて前記帳票を該当するポ
ケットに仕分け収納することを特徴とする帳票分類処理
方法。 - 【請求項2】 帳票のイメージを読み取って、帳票上に
記載された文字を認識し、その認識結果に基づいて当該
帳票を該当するポケットに仕分け収納して、各帳票を分
類処理する場合において、 分類処理の対象となる帳票上に記載された文字を認識す
るとともに、 その帳票の文字認識結果をバーコード化して、 帳票の認識対象となる文字の記載された面を表面とした
とき、帳票の裏面であって、表面に文字が記載されてい
ない場所のすぐ裏面に、前記バーコードを印刷したこと
を特徴とする帳票分類処理方法。 - 【請求項3】 帳票のイメージを読み取って、帳票上に
記載された文字を認識し、その認識結果に基づいて当該
帳票を該当するポケットに仕分け収納して、各帳票を分
類処理する場合において、 分類処理の対象となる帳票上に記載された文字を認識す
るとともに、 その帳票の文字認識結果をバーコード化して、 帳票の認識対象となる文字の記載された面を表面とした
とき、帳票の裏面であって、文字記入用の欄の最も下部
に相当する場所に、前記バーコードを印刷したことを特
徴とする帳票分類処理方法。 - 【請求項4】 帳票のイメージを読み取って、帳票上に
記載された文字を認識し、その認識結果に基づいて当該
帳票を該当するポケットに仕分け収納して、各帳票を分
類処理する場合において、 分類処理の対象となる帳票上に記載された文字を認識す
るとともに、 その帳票の文字認識結果をバーコード化して、 帳票の認識対象となる文字の記載された面を表面とした
とき、帳票の裏面に前記バーコードを印刷し、 そのバーコードを読み取って、前記帳票をさらに細分類
する場合に、 バーコードの読取り色が、バーコード印刷箇所の表面に
記載された文字の読み取りの際にドロップアウトカラー
となるように、表面に記載された文字の読み取り条件を
設定することを特徴とする帳票分類処理方法。 - 【請求項5】 帳票のイメージを読み取って、帳票上に
記載された文字を認識し、その認識結果に基づいて当該
帳票を該当するポケットに仕分け収納して、各帳票を分
類処理する場合において、 分類処理の対象となる帳票上に記載された文字を認識す
るとともに、 その帳票の文字認識結果をバーコード化して、 帳票の認識対象となる文字の記載された面を表面とした
とき、帳票の裏面に前記バーコードを印刷し、 そのバーコードを読み取って、前記帳票をさらに細分類
する場合に、 帳票の表面に記載された文字の色が、バーコード読み取
りの際にドロップアウトカラーとなるように、バーコー
ド読み取り条件を設定することを特徴とする帳票分類処
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7254578A JPH0973501A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 帳票分類処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7254578A JPH0973501A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 帳票分類処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0973501A true JPH0973501A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17266991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7254578A Pending JPH0973501A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 帳票分類処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0973501A (ja) |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP7254578A patent/JPH0973501A/ja active Pending
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