JPH0970884A - 配管補修用ゴムバンド - Google Patents

配管補修用ゴムバンド

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JPH0970884A
JPH0970884A JP7252045A JP25204595A JPH0970884A JP H0970884 A JPH0970884 A JP H0970884A JP 7252045 A JP7252045 A JP 7252045A JP 25204595 A JP25204595 A JP 25204595A JP H0970884 A JPH0970884 A JP H0970884A
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pipe
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piping
water
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Seiichi Orihara
征一 折原
Yoshiji Orihara
義司 折原
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ORIHARA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管の漏れ箇所周囲の管の表面が平滑でない
場合や、漏れ箇所の近傍に段差がある場合であっても、
該漏れ箇所からの流体の漏れ出しを確実に止めるように
該配管の漏れ箇所に巻き付け可能な配管補修用のゴムバ
ンドの提供。 【解決手段】 配管Pの液漏れ、ガス漏れなどの配管P
中の流体の漏れ箇所Kに巻き付けられる配管補修用ゴム
バンドGが、このゴムバンドGの一端に配管Pへの仮止
め手段S−1を、かつ、他端に配管Pに巻き付けられた
ゴムバンドGの緩み出しを防ぐ留付手段S−2を備えて
いると共に、ゴムバンドGの仮止め手段S−1が設けら
れている端部側における配管Pに接する側の面に、シー
ル剤50を添装状態に備え付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、給排水管、ガス
管などの各種配管の配管中を流れる液体、ガスなどの流
体の漏れ箇所、例えば、給排水管の漏水箇所に、巻き付
けられて、該流体の漏れ出しを止めるように用いられる
配管補修用ゴムバンドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】各種配管、例えば、給排水管に生じたひ
び割れなどに起因した漏水を、該給排水管を取り替える
ことなく止水補修する手法として、この給排水管の漏水
箇所に、水と反応して硬化する物質、例えば、ポリウレ
タンのプレポリマ−を備えた補修テープを巻き付け、該
補修テープの硬化により該漏水を止める手法が用いられ
ている。
【0003】しかし、この種の補修テープは、硬化する
まで一定の時間を要するため、水圧のかからない排水管
の漏水箇所の止水には用いることができるが、給水管の
漏水箇所の止水には、そのままでは用いることができな
かった。
【0004】すなわち、給水管の漏水箇所からは該給水
管内を流れる水の水圧により水が噴出状態に漏れ出すた
め、このように漏れ出される水により補修テープと給水
管との間に隙間が作られてしまい、補修テープの硬化後
もこの隙間が残るため、漏水を止めることができなかっ
た。
【0005】このため、前記補修テープを用いた給水管
の止水は、一般に、給水管のバルブを閉じて給水を停止
した後に行なわれるが、給水の停止は様々な支障を生じ
させるため、安易には行い難く、その機会を得ることが
困難である。殊に、マンションや、病院など、常時水の
供給が必要とされる施設などでは、給水を停止する機会
を得ることが非常に困難となる。
【0006】こうした観点から、給排水管等の配管の液
漏れ、ガス漏れなどの配管中の流体の漏れ箇所に巻き付
けられるゴムバンドの一端に該管に対する仮止め手段を
設けると共に、他端に管に巻き付けられたゴムバンドの
解け出しを防ぐ留付手段を設けて構成される配管補修用
ゴムバンドが先に本出願人より提案されている。(特願
平7−27192)
【0007】この配管補修用ゴムバンドによれば、前記
仮止め手段を配管に先ず巻き付けることにより、ゴムバ
ンドの巻き始め側を別途管に対して押え付けることな
く、ゴムバンドを両手で把持して強く引き絞りながら、
該管に対してゴムバンドを緊締状態で巻き付けることが
でき、また、前記留付手段により結び目を設けることな
く、このように緊締状体に管に巻き付けられたゴムバン
ドを緩み出さないようにすることができ、配管中の流体
の漏れ箇所にゴムバンドを厚みを生じさせないように緊
締状態に巻付け、ゴムバンドを該漏れ箇所に密着させ
て、該流体の漏れ出しを止めることができる。
【0008】この結果、この配管補修用ゴムバンドを用
いれば、前記水と反応する物質を備えた前記補修テープ
を前記のように緊締状態に巻き付けたゴムバンドの上か
ら、該補修テープの巻き付けによる厚みをできるだけ目
立たせない状態で巻き付けて最終的な補修施工をなすこ
とができ、該配管における流体の移送を停止をせず、ま
た、該給水管などの取り替えをしないで行う補修施工
を、配管の漏れ箇所の補修施工後の外観性を損なうこと
なく行うことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、管の表面に
は、該管が金属製である場合には該管に経時的に生じる
錆などにより、また、該管がプラスチック製である場合
には該管に付着される塵芥などにより、平滑でない部分
もあるところ、こうした平滑でない管表面部分に生じて
いる漏れ箇所に対して、前記ゴムバンドを巻き付けて該
漏れ出しの仮止めをなす場合、該ゴムバンドと該漏れ箇
所との密着性を高め難い場合があった。
【0010】また、管継ぎ手による配管の連結部分には
該管継ぎ手の肉厚相当分の段差が生じるため、こうした
連結部分近傍に生じている漏れ箇所に対して、前記ゴム
バンドを巻き付けて該漏れ出しの仮止めをなす場合に
も、該ゴムバンドと該漏れ箇所との密着性を高め難い場
合があった。
【0011】そこでこの発明は、配管の漏れ箇所周囲の
管の表面が平滑でない場合や、漏れ箇所の近傍に段差が
ある場合であっても、該漏れ箇所からの流体の漏れ出し
を確実に止めるように該配管の漏れ箇所に巻き付け可能
な配管補修用のゴムバンドの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、配管Pの液漏れ、ガス漏
れなどの配管P中の流体の漏れ箇所Kに巻き付けられる
配管補修用ゴムバンドGが、このゴムバンドGの一端に
配管Pへの仮止め手段S−1を、かつ、他端に配管Pに
巻き付けられたゴムバンドGの緩み出しを防ぐ留付手段
S−2を備えていると共に、前記ゴムバンドGの前記仮
止め手段S−1が設けられている端部側における前記配
管Pに接する側の面に、シール剤50を添装状態に備え
付けているものとした。
【0013】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の配管補修用ゴムバンドにおけるシール剤50が、
ブタジエン系ゴムであるものとした。
【0014】さらに、請求項3記載の発明では、請求項
1又は請求項2記載の配管補修用ゴムバンドにおけるシ
ール剤50の表面が、剥離ライナー51で覆われている
ものとした。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の典型的な実施の
形態について、図1ないし図17に基づいて説明する。
【0016】なお、図1は、バンド本体10の両端に粘
着テープ20、30を備えて構成されるこの実施の形態
にかかるゴムバンドG−1の全体構成を理解し易いよう
に、該ゴムバンドG−1を斜視の状態で示している。ま
た、図2および図3は、該バンド本体10の両端に備え
られた粘着テープ20、30の構成を理解し易いよう
に、ゴムバンドG−1の両端部をそれぞれ断面にして示
している。
【0017】また、図4は、バンド本体10の一端に粘
着テープ20を、他端に面状ファスナ−40を備えて構
成される前記ゴムバンドG−1の構成の一部を変更した
ゴムバンドG−2の全体構成を理解し易いように、該ゴ
ムバンドG−2を斜視の状態で示している。また、図5
は、該バンド本体10の一端に備えられた粘着テープ2
0の構成を理解し易いように、ゴムバンドG−2の一端
部を断面にして示しており、また、図6は、該バンド本
体の他端に備えられた面状ファスナー40の構成を理解
し易いように、ゴムバンドG−2の他端部を断面にして
示している。
【0018】また、図7ないし図12は、前記ゴムバン
ドG−1の使用状態、すなわち、該ゴムバンドG−1を
用いた配管Pの補修施工、ここでは給排水管Pwの止水
施工の過程(図7ないし図12)および止水施工の終了
状態(図13、図14)をそれぞれ示している。
【0019】また、図15および図16は、前記ゴムバ
ンドG−1による管継ぎ手P”による接続部分近傍の止
水施工状態を示している。
【0020】さらに、図17は、前記ゴムバンドG−2
の使用状態を示している。
【0021】以上の各図に示されるこの実施の形態に係
るゴムバンドGは、例えば図7に示されるように、各種
配管Pに生じた該配管Pを流れる液体、ガスなどの流体
の漏れ箇所K、ここでは、給排水管Pwに生じたひび割
れ箇所K’に対して、図12に示されるように、緊締状
態に巻き付け、該ひび割れ箇所K’からの漏水を止める
ように用いられ、特に、配管Pの漏れ箇所K周囲の管表
面が平滑でない場合や、漏れ箇所Kの近傍に段差がある
場合であっても、該漏れ箇所Kからの流体の漏れ出しを
確実に止めるように該配管Pの漏れ箇所Kに巻き付け可
能な構成を備えたものである。
【0022】すなわち、この実施の形態に係るゴムバン
ドGは、配管Pの液漏れ、ガス漏れなどの配管P中の流
体の漏れ箇所Kに巻き付けられるゴムバンドGであっ
て、一端に配管Pへの仮止め手段S−1を、かつ、他端
に配管Pに巻き付けられたゴムバンドGの緩み出しを防
ぐ留付手段S−2を備えている。
【0023】したがって、この実施の形態に係るゴムバ
ンドGによれば、前記仮止め手段S−1を配管Pに先ず
仮止めすることにより、ゴムバンドGの巻き始め側を別
途配管Pに対して押え付けることなく、ゴムバンドGを
両手で把持して強く引き絞りながら、該配管Pに対して
ゴムバンドGを緊締状態に容易に巻き付けることがで
き、また、前記留付手段S−2により結び目を設けるこ
となく、このように緊締状態に配管Pに巻き付けられた
ゴムバンドGを緩み出さないようにすることができ、配
管P中の流体の漏れ箇所KにゴムバンドGを厚みを生じ
させないように緊締状態に巻付け、ゴムバンドGを該漏
れ箇所Kに密着させて、該流体の漏れ出しを止めること
ができる。
【0024】なお、前記仮止め手段S−1は、ゴムバン
ドGの配管Pに対する巻き始め側を配管Pに対して仮止
めし得る構成を備えたものであれば良く、例えば、前記
ゴムバンドGの巻き始め側の端部に接着などして一体に
備えられた前記粘着テープ20として構成しても良く、
また、該ゴムバンドGの巻き始め側における配管Pに接
する面に設けられた粘着剤層として構成しても良い。ま
た、前記ゴムバンドGの一面側に向けて設けられた雄部
と該ゴムバンドGの他面側に向けて設けられた雌部とか
らなる面状ファスナーとして構成しても良い。この仮止
め手段S−1をかかる面状ファスナーとして構成した場
合、特に、ゴムバンドGが水に濡れたりした場合であっ
ても、配管Pに対する巻き始めの仮止めを確実に行うこ
とができる。
【0025】また、前記留付手段S−2は、前記のよう
に緊締状態に配管Pに巻き付けられたゴムバンドGを緩
み出さないようにして該巻き付け状態を維持し得る構成
を備えたものであれば良く、例えば、前記ゴムバンドG
の巻き終り側の端部に接着などして一体に備えられた粘
着テープ30として構成しても良く、また、該ゴムバン
ドGの巻き終わり側における配管Pに接する面に設けら
れた粘着剤層として構成しても良い。また、前記ゴムバ
ンドGの一面側に向けて設けられた雄部42aと該ゴム
バンドGの他面側に向けて設けられた雌部41aとから
なる面状ファスナー40として構成しても良い。この留
付手段S−2をかかる面状ファスナー40として構成し
た場合、特に、ゴムバンドが水に濡れたりした場合であ
っても、配管Pに対する巻き終りの留付けを確実に行う
ことができる。
【0026】この結果、この実施の形態に係るゴムバン
ドGを用いれば、前記のように緊締状態に巻き付けたゴ
ムバンドGの上から、水と反応して硬化する物質を備え
た補修テープTを、巻き付けによる厚みをできるだけ目
立たせない状態で巻き付けることができ、このように巻
き付けた該補修テープTの硬化により、該配管Pにおけ
る流体の移送を停止することなく、また、該給水管など
の取り替えをしないで行う補修施工を、配管Pの補修施
工部分の外観性をできる限り損なわない状態で行うこと
ができる。
【0027】なお、こうした補修テープTとしては、例
えば、ガラス繊維材からなるテープ状の織り・編み生地
に、水と反応して硬化するポリウレタンのプレポリマ−
を含浸させたものが用いられる。
【0028】また、この実施の形態に係るゴムバンドG
は、該ゴムバンドGの前記仮止め手段S−1が設けられ
ている端部側における前記配管Pに接する側の面に、シ
ール剤50を添装状態に備え付けている構成とされてい
る。
【0029】したがって、この実施の形態に係るゴムバ
ンドGによれば、配管Pの表面に経時的に生じる錆や、
付着される塵芥などにより、漏れ箇所Kの周囲にある管
表面が平滑でない場合や、管継ぎ手P”による配管Pに
おける連結部分に形成される該管継ぎ手P”の肉厚相当
分の段差により、漏れ箇所Kの近傍が平坦でない場合に
も、前記シール剤50により該漏れ箇所Kを密に塞いだ
状態で該漏れ箇所Kに該ゴムバンドGを緊密状態に巻き
付けることができ、こうした場合にも、該漏れ箇所Kか
らの流体の漏れ出しを確実に止めることができる。
【0030】シール剤50は、必要に応じて、その幅、
長さを適宜変更して、前記ゴムバンドGの前記配管Pに
接する側の面に添装して構わない。
【0031】このシール剤50としては、例えば、軟化
剤の添加により所要の柔軟性の付与された各種ゴムな
ど、継ぎ目や間隙などを水密あるいは気密状態に塞ぐ機
能を備えたゴムや、プラスチックなどを用いれば良い。
【0032】典型的には、このシール剤50を、ブタジ
エン系ゴムにより構成することが、この発明の最良の実
施の形態の一つとされる。
【0033】また、前記実施の形態にかかるゴムバンド
Gにおけるシール剤50の表面を、剥離ライナー51で
覆った構成とすることが、この発明の最良の実施の形態
の一つとされる。
【0034】かかる構成によれば、前記ゴムバンドGを
巻回した際に、シール剤50が該シール剤50に接する
ゴムバンドG面に付着などすることがなく、都合良く該
ゴムバンドGを巻回状態で使用に供されるように構成、
用意することができる。
【0035】次いで、この実施の形態にかかるゴムバン
ドGを、図1ないし図17に基づいて、より詳細に説明
する。
【0036】図1ないし図3に特に示されるゴムバンド
G−1は、平紐状をなすゴム製のバンド本体10と、該
ゴムバンドG−1の一端に設けられる、該ゴムバンドG
−1の一端の配管Pに対する仮止め手段S−1としての
粘着テープ20と、該ゴムバンドG−1他端に設けられ
る、配管Pに巻き付けられた該ゴムバンドG−1の緩み
出しを防ぐ留付手段S−2としての粘着テープ30とか
ら構成されている。
【0037】バンド本体10の長さ、幅は、巻き付けら
れる配管Pの管径などに応じて、適宜の長さ、幅に設定
される。また、バンド本体10の厚さも必要に応じて適
宜の厚さに設定されるが、配管Pに巻き付けられたバン
ド本体10の厚みを目立たなくさせて、止水施工箇所の
配管Pの外観を整えさせる観点からは、バンド本体10
は可及的に薄く構成することが好ましい。また、バンド
本体10は、天然ゴムを用いて構成しても、合成ゴムを
用いて構成しても良い。
【0038】このバンド本体10の一端に設けられる粘
着テープ20は、図1および図2に特に示されるよう
に、バンド本体10の長さ方向外側に向けて該バンド本
体10に連なるように、一端をバンド本体10の端部に
止着して設けられている。また、該粘着テープ20は、
一面に、保護用の剥離ライナー22を備えた粘着剤層2
1を備えている。
【0039】また、このバンド本体10の前記粘着テー
プ20が設けられていない側の端に設けられる粘着テー
プ30は、図1および図3に特に示されるように、バン
ド本体10の長さ方向外側に向けて該バンド本体10に
連なるように、一端をバンド本体10の端部に止着して
設けられている。また、該粘着テープ30は、前記粘着
テープ20の粘着剤層21が設けられている側と同じ側
の面に、保護用の剥離ライナー32を備えた粘着剤層3
1を備えている。
【0040】なお、前記粘着テープ20、30の長さ、
幅などは、必要に応じて適宜変更して構わない。また、
バンド本体10に対する粘着テープ20、30の止着
は、接着、溶着など適着の止着手段を用いてなされる。
【0041】また、この実施の形態におけるゴムバンド
G−1にあっては、前記バンド本体10の前記仮止め手
段S−1が設けられている端部側における前記配管Pに
接する側の面に、略長方形状をなすように成形されたシ
ール剤50を添装状態に備え付けている。
【0042】また、このシール剤50の表面は、帯シー
ト状をなす剥離ライナー51により覆われている。
【0043】このように構成されるゴムバンドG−1
は、例えば、図8に示されるように、粘着テープ20の
側が、巻き終りに位置するように、巻回された状態で使
用に供されるように構成される。
【0044】なお、この実施例では、前記のように粘着
テープ20、30の粘着剤層21、31を剥離ライナー
22、32で保護しているが、この剥離ライナー22、
32を省略して、仮止め手段S−1としての粘着テープ
20および留付手段S−2としての粘着テープ30を構
成しても良い。
【0045】次いで、以上のように構成されるゴムバン
ドG−1を用いた配管Pの補修施工、ここでは、給排水
管Pwの止水施工について説明する。
【0046】先ず、図7に示されるように、ひび割れK
から漏水を生じさせている給排水管Pwに対して、図8
に示されるように、ゴムバンドG−1の粘着テープ20
から剥離ライナー22を剥取って、給排水管Pwを構成
する管P’に対して粘着テープ20の粘着剤層21の粘
着面が貼着されるように、該粘着テープ20を巻き付け
る。この巻き付けは、管P’の軸中心線に対して、該粘
着テープ20が傾斜するように行っても、また、該粘着
テープ20が直交するように行っても良い。
【0047】このように、粘着テープ20を給排水管P
wを構成する管P’に巻き付けることにより、ゴムバン
ドG−1の一端を該管P’の前記ひび割れ箇所K’近傍
に仮止めすることができ、この結果、この仮止め後は、
図9に示されるように、前記バンド本体10が該管P’
に対して隙間なく、緊締状に巻き付くように、該ゴムバ
ンドG−1のバンド本体10を両手で把持して、該ゴム
バンドG−1を強く引き絞りながら該管P’に対して巻
き付けることができる。
【0048】また、前記ゴムバンドGの仮止めと同時
に、前記シール剤50の表面から前記剥離ライナー51
を剥取って、給排水管Pwのひび割れ箇所K’をこのシ
ール剤50が塞ぐように、該ひび割れ箇所K’にシール
剤50を添装させ、このようにシール剤50を添装させ
た状態で、図9および図11に示されるように、給排水
管Pwを構成する管P’に対してゴムバンドG−1の巻
き付けを順次施す。
【0049】そして、最後に、該ゴムバンドG−1のバ
ンド本体10の巻き終り側の端部に設けられた前記粘着
テープ30から剥離ライナー32を剥取って、前記粘着
テープ20が巻き付けられた側と前記ひび割れ箇所K’
を挟んだ反対側にある管P’に対して該粘着テープ30
の粘着剤層31の粘着面が貼着されるように、該粘着テ
ープ30を巻き付けて、巻き付けられたゴムバンドG−
1が緩み出さないようにする。
【0050】このように給排水管Pを構成する管P’に
緊締状態に巻き付けられたゴムバンドG−1は、前記ひ
び割れ箇所K’に添装された前記シール剤50を該ひび
割れ箇所K’に強く押し付け、このように押し付けられ
た該シール剤50は、該ひび割れ箇所K’の周囲の管
P’の面が平滑でない場合や、図15に示されるように
該ひび割れ箇所K’近傍に管継ぎ手P”の縁部eが位置
されてこのひび割れ箇所K’近傍が平坦でない場合であ
っても、該ひび割れ箇所K’周囲の面全体に密着される
と共に、場合によっては、該ひび割れ内にその一部を入
り込ませて該ひび割れ箇所K’を水密あるいは気密状態
に塞ぐ。
【0051】これにより、この実施の形態にかかるゴム
バンドG−1によれば、給排水管Pw内を流れる給、排
水のひび割れ箇所K’からの漏れ出しを、該給、排水の
水圧に抗して、確実に止めることができる。
【0052】次いで、このように給排水管Pwを構成す
る管P’に緊締状態に巻き付けられたゴムバンドG−1
の上から、図13に示されるように、水と反応して硬化
する物質を備えた止水テ−プTを、該ゴムバンドG−1
を覆い隠すように、巻き付ける。
【0053】この補修テープTの巻き付けは、前記管
P’に対して緊密に巻付けられる前記ゴムバンドG−1
により、ひび割れ箇所K’部分からの漏水は止められて
いることから、支障なく行うことができる。
【0054】また、前記ゴムバンドG−1は、前記粘着
テープ20及び粘着テープ30により結び目なく、給排
水管Pwに対して巻付け可能とされていることから、こ
の補修テープTの巻き付けは、該ゴムバンドG−1およ
び給排水管Pwの周面に補修テープTを密着させた状態
で行うことができ、このように密着状態で水を含まされ
て硬化される補修テープTにより最終的な止水施工を確
実に行うことができる。
【0055】すなわち、この実施の形態にかかるゴムバ
ンドG−1を用いた止水施工によれば、排水管はもとよ
り、給水管の漏水に対しても、給水管のバルブを閉じる
ことなく、また、給水管を取り替えることなく、確実に
該漏水を止めることができる。
【0056】また、漏水は前記のようにゴムバンドG−
1で仮に止められているので、補修テープTの漏水箇所
に対する巻き数を、必要最小限のものとすることがで
き、また、前記ゴムバンドG−1は前記粘着テープ20
および粘着テープ30により厚みを生じさせないように
前記給排水管Pwに巻付け可能とされていることから、
前記止水施工によれば、止水施工箇所に巻き付けられた
前記ゴムバンドG−1および補修テープTの巻き付けに
よる厚みをできるだけ目立たないようにした施工が可能
とされ、給排水管Pwの漏水を生じさせている漏れ箇所
Kの止水施工後の外観を整えることができる。
【0057】次いで、以上に説明したゴムバンドG−1
の構成の一部を変更したゴムバンドG−2について、図
4ないし図6および図17に基づいて説明する。
【0058】図4に特に示されるように、この実施の形
態にかかるゴムバンドG−2は、平紐状をなすゴム製の
バンド本体10の他端に設けられる、給排水管Pwに巻
き付けられた該ゴムバンドG−2の緩み出しを防ぐ留付
手段S−2を、面状ファスナ−40として構成してい
る。
【0059】この面状ファスナ−40は、図4および図
6に特に示されるように、バンド本体10の長さ方向外
側に向けて該バンド本体10に連なるように、一端をバ
ンド本体10の端部に止着して設けられる平紐状の雌フ
ァスナ−41と、この雌ファスナー41のバンド本体1
0と連設されていない側の端部より該雌ファスナー41
に連なるように、一端を該雌ファスナー41の端部に止
着して設けられる雄ファスナー42とから構成されてい
る。また、雌ファスナ−41は、雄ファスナ−42に対
して係合する雌部41aを、粘着テープ20の粘着剤層
21が設けられていない側と同じ側に向けるように、バ
ンド本体10に止着されていると共に、雄ファスナ−4
2は、雌ファスナ−41に対して係合する雄部42a
を、雌部41aが設けられている側と反対の側に向ける
ように、雌ファスナー41に止着されている。
【0060】したがって、この実施の形態にかかるゴム
バンドG−2によれば、このゴムバンドG−2を、前記
ひび割れ箇所K’を前記シール剤50で塞ぐように前記
給排水管Pwを構成する管P’に緊締状態に巻き付けた
後、図17に示されるように、このゴムバンドG−2の
巻き終り側において前記面状ファスナー40における雄
ファスナー42の雄部42aを雌ファスナー41の雌部
41aに係合させることにより、このように管P’に巻
き付けられた該ゴムバンドG−2の緩み出しを防止する
ことができる。
【0061】なお、この面状ファスナ−40の長さ、幅
などは、必要に応じて適宜変更して構わない。また、バ
ンド本体10に対する面状ファスナ−40を構成する雌
ファスナ−41、ならびに、雌ファスナ−41に対する
雄ファスナー42の止着は、接着、溶着など適着の止着
手段を用いてなされる。
【0062】このように構成されるゴムバンドG−2
も、例えば、面状ファスナ−40の側が、巻き終りに位
置するように、巻回された状態で使用に供されるように
構成される。
【0063】特に、この実施の形態にかかるゴムバンド
G−2では、前記のように巻き付けられたゴムバンドG
−2の緩み出しを面状ファスナー40を構成する雄部4
2aと雌部41aとの係合により防ぐことから、止水作
業中に面状ファスナ−40が水に濡れる等しても、この
係合力が損なわれにくい特長を有している。
【0064】
【発明の効果】この発明にかかるゴムバンドGは、該ゴ
ムバンドGを配管Pに対して該ゴムバンドGの巻き始め
側で仮止めする仮止め手段S−1が設けられている端部
側における前記配管Pに接する側の面に、シール剤50
を添装状態に備え付けていることから、配管Pの表面に
経時的に生じる錆や、付着される塵芥などにより、漏れ
箇所Kの周囲にある配管P表面が平滑でない場合や、管
継ぎ手P”による配管Pにおける連結部分に形成される
該管継ぎ手P”の肉厚相当分の段差により、漏れ箇所K
の近傍が平坦でない場合にも、前記シール剤50により
該漏れ箇所Kを密に塞いだ状態で該漏れ箇所Kに該ゴム
バンドGを緊密状態に巻き付けることができ、こうした
場合にも、該漏れ箇所Kからの流体の漏れ出しを確実に
止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴムバンドG−1の斜視図
【図2】図1におけるイ−イ線断面図
【図3】図1におけるロ−ロ線断面図
【図4】ゴムバンドG−2の斜視図
【図5】図4におけるハ−ハ線断面図
【図6】図4におけるニ−ニ線断面図
【図7】給排水管Pwの斜視図
【図8】ゴムバンドG−1の使用状態を示す斜視図
【図9】ゴムバンドG−1の使用状態を示す斜視図
【図10】図9におけるホ−ホ線断面図
【図11】ゴムバンドG−1の使用状態を示す斜視図
【図12】ゴムバンドG−1の使用状態を示す斜視図
【図13】止水施工の完了した給排水管Pwの斜視図
【図14】図13におけるヘ−ヘ線断面図
【図15】ゴムバンドG−1の使用状態を示す斜視図
【図16】図15におけるト−ト線断面図
【図17】ゴムバンドG−2の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
G ゴムバンド P 配管 S−1 仮止め手段 S−2 留付手段 50 シール剤 51 剥離ライナー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管の液漏れ、ガス漏れなどの配管中の
    流体の漏れ箇所に巻き付けられるゴムバンドであって、
    このゴムバンドの一端には配管への仮止め手段が設けて
    あり、かつ、他端には配管に巻き付けられたゴムバンド
    の緩み出しを防ぐ留付手段が設けてあると共に、 前記ゴムバンドの前記仮止め手段が設けられている端部
    側には、前記配管に接する側の面に、シール剤が添装状
    態に備え付けられていることを特徴とする配管補修用ゴ
    ムバンド。
  2. 【請求項2】 シール剤が、ブタジエン系ゴムであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の配管補修用ゴムバンド。
  3. 【請求項3】 シール剤の表面が剥離ライナーで覆われ
    ていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の配
    管補修用ゴムバンド。
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