JPS6128154Y2 - - Google Patents
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- JPS6128154Y2 JPS6128154Y2 JP1978003185U JP318578U JPS6128154Y2 JP S6128154 Y2 JPS6128154 Y2 JP S6128154Y2 JP 1978003185 U JP1978003185 U JP 1978003185U JP 318578 U JP318578 U JP 318578U JP S6128154 Y2 JPS6128154 Y2 JP S6128154Y2
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- JP
- Japan
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- sealing
- sheet
- adhesive
- joint part
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- 239000012945 sealing adhesive Substances 0.000 claims description 13
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 claims description 9
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 6
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims description 6
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 claims description 4
- 239000012784 inorganic fiber Substances 0.000 claims description 3
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 2
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- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は壁体貫通配管部の密封用カバー装置
の改良に関するものである。
の改良に関するものである。
建造物の壁体を貫通する配管部が熱で軸線方向
および半径方向に膨張収縮を起すおそれのあると
ころでは、前記壁体側の孔を管径より大きく形成
し、両者のあいだに残された空隙で管の膨張収縮
を許容する手段がとられているが、壁体で仕切ら
れた一方の室で悪臭ガスや有毒ガスが発生するよ
うなところでは、そのガスが壁体配管部の空隙を
通して外部に流出する危険がある。
および半径方向に膨張収縮を起すおそれのあると
ころでは、前記壁体側の孔を管径より大きく形成
し、両者のあいだに残された空隙で管の膨張収縮
を許容する手段がとられているが、壁体で仕切ら
れた一方の室で悪臭ガスや有毒ガスが発生するよ
うなところでは、そのガスが壁体配管部の空隙を
通して外部に流出する危険がある。
そこで上記の危険を防止するため、実公昭52−
38744号公報に示されているように、織布に合成
ゴムなどを刷り込んで形成した長方形または台形
のシート状物の両端にフアスナーを取付けた密封
用カバーが提案されている。この密封用カバーで
前記壁体の配管孔を密封するには、たとえば壁体
の配管孔から管と同心に突出させた套管の外周面
に緩衝ガスケツトを巻きつけ、その部分に、ゴム
シートを筒状に丸くした前記カバーの一端を重ね
合わせてバンドで締め付け、カバーの他端は管の
外周面に巻きつけた緩衝ガスケツトに重ね合わせ
てバンドで締め付け、筒状に丸くしたシートの突
き合わせ端がフアスナーで結合されるのである
が、このものは実用上に致命的ともいうべき欠陥
がある。すなわち、シートを筒形に彎曲して突き
合わせ、フアスナーで結合させる構造のものは、
シートを彎曲してつくる筒体の径が一定化される
ため、例えば、管径が小さい場合は、フアスナー
(ジツパー)の締結は可能であるが、その部分に
「ダブ付き」が生じ、そこを締付けバンドなどで
締付けても、密封性は良くならず、また管径が大
きい場合は、フアスナーの締結はシートの伸びの
範囲内でしかできず、管への寸法追随性が殆んど
ない。したがつてそれに巻装される緩衝ガスケツ
トの厚みを調整しなければならず、その調整に相
当な手数がかゝり、作業性が頗る悪い。
38744号公報に示されているように、織布に合成
ゴムなどを刷り込んで形成した長方形または台形
のシート状物の両端にフアスナーを取付けた密封
用カバーが提案されている。この密封用カバーで
前記壁体の配管孔を密封するには、たとえば壁体
の配管孔から管と同心に突出させた套管の外周面
に緩衝ガスケツトを巻きつけ、その部分に、ゴム
シートを筒状に丸くした前記カバーの一端を重ね
合わせてバンドで締め付け、カバーの他端は管の
外周面に巻きつけた緩衝ガスケツトに重ね合わせ
てバンドで締め付け、筒状に丸くしたシートの突
き合わせ端がフアスナーで結合されるのである
が、このものは実用上に致命的ともいうべき欠陥
がある。すなわち、シートを筒形に彎曲して突き
合わせ、フアスナーで結合させる構造のものは、
シートを彎曲してつくる筒体の径が一定化される
ため、例えば、管径が小さい場合は、フアスナー
(ジツパー)の締結は可能であるが、その部分に
「ダブ付き」が生じ、そこを締付けバンドなどで
締付けても、密封性は良くならず、また管径が大
きい場合は、フアスナーの締結はシートの伸びの
範囲内でしかできず、管への寸法追随性が殆んど
ない。したがつてそれに巻装される緩衝ガスケツ
トの厚みを調整しなければならず、その調整に相
当な手数がかゝり、作業性が頗る悪い。
また、前記引用公報記載のカバーのように、フ
アスナーで結合するものにあつては、シートの固
さとあいまつて、その締結は極めて困難であり、
またフアスナー部分に完全な密封功果がないか
ら、それに接着剤を塗布したり、前記公報に示さ
れているように、シートの突き合わせ両端に別シ
ート片をそれぞれ結着し、そのシート片の両端を
重ね合わせて接着剤で接着する補助手段を併用し
なければならず、構造の複雑化は避けられない
し、まして、いずれのものも前述した寸法適応性
の問題は解消されてない。
アスナーで結合するものにあつては、シートの固
さとあいまつて、その締結は極めて困難であり、
またフアスナー部分に完全な密封功果がないか
ら、それに接着剤を塗布したり、前記公報に示さ
れているように、シートの突き合わせ両端に別シ
ート片をそれぞれ結着し、そのシート片の両端を
重ね合わせて接着剤で接着する補助手段を併用し
なければならず、構造の複雑化は避けられない
し、まして、いずれのものも前述した寸法適応性
の問題は解消されてない。
この考案は、上述した密封用カバー装置の改良
についてなされたものであつて、簡単な構造で、
とくに丸く彎曲形成されるシートに径寸法の加減
調整が自在にでき、しかも優れた密封効果が得ら
れ、さらに取付ける際の作業性の大巾な改善が計
れる壁体貫通配管部の密封用カバー装置を提供す
ることを主たる目的としているものである。
についてなされたものであつて、簡単な構造で、
とくに丸く彎曲形成されるシートに径寸法の加減
調整が自在にでき、しかも優れた密封効果が得ら
れ、さらに取付ける際の作業性の大巾な改善が計
れる壁体貫通配管部の密封用カバー装置を提供す
ることを主たる目的としているものである。
以下、この考案をその実施の一例を示した図面
に基いて詳しく説明する。
に基いて詳しく説明する。
第1図および第2図において、Aは密封カバー
装置を形成しているカバー本体であり、有機質繊
維または無機質繊維製織布に合成ゴムを刷り込ん
だ補強布入りゴムシート1を基材とし、その一方
の両端を合わせて丸く彎曲すると、錐状筒形とな
るように、台形状に切り出されたシートが用いら
れている。
装置を形成しているカバー本体であり、有機質繊
維または無機質繊維製織布に合成ゴムを刷り込ん
だ補強布入りゴムシート1を基材とし、その一方
の両端を合わせて丸く彎曲すると、錐状筒形とな
るように、台形状に切り出されたシートが用いら
れている。
筒形に彎曲されるゴムシート1の両端部分1
a,1bは所要の巾で重ね合わされるもので、上
側になる重ね合わせ部分1aと下側になる重ね合
わせ部分1bとは、その重ね合わせ巾の内端側か
ら外端側に向けて順次に設けられた3つの結合部
2,3,4で結合されるようになつている。すな
わち第1の結合部2は、一般にマジツクテープと
呼ばれ、フツク部材とループ部材とが対をなして
いる離合自在な掛止め体で形成され、第2の結合
部3はシール用接着剤で形成され、第3の結合部
4は両面粘着テープで形成されている。
a,1bは所要の巾で重ね合わされるもので、上
側になる重ね合わせ部分1aと下側になる重ね合
わせ部分1bとは、その重ね合わせ巾の内端側か
ら外端側に向けて順次に設けられた3つの結合部
2,3,4で結合されるようになつている。すな
わち第1の結合部2は、一般にマジツクテープと
呼ばれ、フツク部材とループ部材とが対をなして
いる離合自在な掛止め体で形成され、第2の結合
部3はシール用接着剤で形成され、第3の結合部
4は両面粘着テープで形成されている。
前記第1の結合部2を形成している掛止めテー
プを前記重ね合わせ部分1a,1bに取付ける手
段としては、ミシン縫着や接着剤による接着、あ
るいはその併用などがある。第2の結合部3のシ
ール用接着剤はシリコンゴム系接着剤が好適であ
るが、他の接着剤を任意に選択使用できる。第3
の結合部4の両面粘着テープはその片面を重ね合
わせ部分1a,1bのいずれか一方に予め貼着し
ておき、表面にでる粘着面に保護紙(図示してな
い)をかぶせおき、使用時に剥離できるようにし
てある。
プを前記重ね合わせ部分1a,1bに取付ける手
段としては、ミシン縫着や接着剤による接着、あ
るいはその併用などがある。第2の結合部3のシ
ール用接着剤はシリコンゴム系接着剤が好適であ
るが、他の接着剤を任意に選択使用できる。第3
の結合部4の両面粘着テープはその片面を重ね合
わせ部分1a,1bのいずれか一方に予め貼着し
ておき、表面にでる粘着面に保護紙(図示してな
い)をかぶせおき、使用時に剥離できるようにし
てある。
上記の如く構成された密封用カバー装置は、第
3図および第4図に示す状態で使用されるもので
ある。図面において、5は建造物の壁体、6は配
管、7は配管貫通孔、8は套管、9,10は緩衝
ガスケツト、11は締付けバンド、12はボルト
であつて、套管8に巻装したガスケツト9と管6
に巻装したガスケツト9とにシート1を掛け渡し
て筒形に巻き付け、こゝでまず重ね合わせ部分1
a,1bの内端側において、第1の結合部2のマ
ジツクテープによる結合作用で、筒形に巻き付け
たシート1をその形状に保持しておき、次にその
隣りの部分にシール用接着剤を塗布して第2の結
合部3を形成し、そのあと第3の結合部4の両面
粘着テープの保護紙を剥がして重ね合わせ部分1
a,1bを重ね合わせると、シートの重ね合わせ
部分1a,1bは3の結合部2,3,4で結合さ
れる。そのあとガスケツト10を巻装してバンド
11をかけボルト12で締付けることにより、筒
形に彎曲されたシートからなるカバー本体はその
取付け部位に固定保持される。
3図および第4図に示す状態で使用されるもので
ある。図面において、5は建造物の壁体、6は配
管、7は配管貫通孔、8は套管、9,10は緩衝
ガスケツト、11は締付けバンド、12はボルト
であつて、套管8に巻装したガスケツト9と管6
に巻装したガスケツト9とにシート1を掛け渡し
て筒形に巻き付け、こゝでまず重ね合わせ部分1
a,1bの内端側において、第1の結合部2のマ
ジツクテープによる結合作用で、筒形に巻き付け
たシート1をその形状に保持しておき、次にその
隣りの部分にシール用接着剤を塗布して第2の結
合部3を形成し、そのあと第3の結合部4の両面
粘着テープの保護紙を剥がして重ね合わせ部分1
a,1bを重ね合わせると、シートの重ね合わせ
部分1a,1bは3の結合部2,3,4で結合さ
れる。そのあとガスケツト10を巻装してバンド
11をかけボルト12で締付けることにより、筒
形に彎曲されたシートからなるカバー本体はその
取付け部位に固定保持される。
しかして上記密封カバー装置にあつては、カバ
ーシート1の両端が重ね合わせ状で結合されるも
のであり、かつその結合部分は3つの結合部2,
3,4で構成されているので、下記の効果が発揮
される。
ーシート1の両端が重ね合わせ状で結合されるも
のであり、かつその結合部分は3つの結合部2,
3,4で構成されているので、下記の効果が発揮
される。
すなわち上記の如くシートの両端が重ね合わせ
になつているものにあつては、その結合部2,
3,4とあいまつて、シートを筒形に彎曲する際
の径寸法の加減調整が簡単にできる。
になつているものにあつては、その結合部2,
3,4とあいまつて、シートを筒形に彎曲する際
の径寸法の加減調整が簡単にできる。
詳述すれば、シート1の重ね合わせ巾の内端側
から外端側に向け、フツク部材・ループ部材から
なる離合自在な掛止め体による第1の結合部2
と、シール用接着剤による第2の結合部3と、両
面粘着テープによる第3の結合部4とが順次に形
成されているものであるから、シート1を筒形に
彎曲して結合する際、内端側にある離合自在な第
1の結合部2と、外端側にある両面粘着剤による
第3の結合部4とによつて、シート重ね合わせ部
分1a,1bが仮保持され、その間、両結合部の
あいだにあるシール用接着剤による第2の結合部
3の硬化結合が行われ、シートの重ね合わせ部分
1a,1bに強固な接着が確実に得られる。
から外端側に向け、フツク部材・ループ部材から
なる離合自在な掛止め体による第1の結合部2
と、シール用接着剤による第2の結合部3と、両
面粘着テープによる第3の結合部4とが順次に形
成されているものであるから、シート1を筒形に
彎曲して結合する際、内端側にある離合自在な第
1の結合部2と、外端側にある両面粘着剤による
第3の結合部4とによつて、シート重ね合わせ部
分1a,1bが仮保持され、その間、両結合部の
あいだにあるシール用接着剤による第2の結合部
3の硬化結合が行われ、シートの重ね合わせ部分
1a,1bに強固な接着が確実に得られる。
とくに、カバー取付ける場所のスペースが狭
く、固いカバーを軸方向に圧縮して取付ける場
合、結合部に反発剥離力が強く作用するが、前記
の構成によれば、離合自在な第1の結合部2と両
面接着テープの第3の結合部4との仮保持で、第
2の結合部3であるシール用接着剤の初期接着力
を維持させることができるため、その接着部は剥
離することがなく、初期接着力の維持により、そ
の後の接着剤の硬化をまつて、その接着を確実な
ものにすることができる。
く、固いカバーを軸方向に圧縮して取付ける場
合、結合部に反発剥離力が強く作用するが、前記
の構成によれば、離合自在な第1の結合部2と両
面接着テープの第3の結合部4との仮保持で、第
2の結合部3であるシール用接着剤の初期接着力
を維持させることができるため、その接着部は剥
離することがなく、初期接着力の維持により、そ
の後の接着剤の硬化をまつて、その接着を確実な
ものにすることができる。
一般に高温配管部には、省エネルギーのための
断熱や危険防止用などに保温材が巻装されるの
で、その保温材を含む管径寸法に大きなバラツキ
が生じるもので、突き合わせ接合による従来のシ
ートカバーでは、緩衝ガスケツトの厚みを大きく
してもそれを吸収できない場合が多いが、この考
案のように、シートの両端を重ね合わせ、第1〜
第3の結合部で結合する構造にあつては、シート
の長さが一定でも、例えば管の径がシート長さに
比較して小さい場合には第5図の如く、また管の
径がシート長さに比較して大きい場合には第6図
の如く、それぞれ「ずらし」調整して管径寸法に
自在に合わせることができるので、緩衝ガスケツ
トの厚みを変えないでも、管径寸法の変化を吸収
することができる。
断熱や危険防止用などに保温材が巻装されるの
で、その保温材を含む管径寸法に大きなバラツキ
が生じるもので、突き合わせ接合による従来のシ
ートカバーでは、緩衝ガスケツトの厚みを大きく
してもそれを吸収できない場合が多いが、この考
案のように、シートの両端を重ね合わせ、第1〜
第3の結合部で結合する構造にあつては、シート
の長さが一定でも、例えば管の径がシート長さに
比較して小さい場合には第5図の如く、また管の
径がシート長さに比較して大きい場合には第6図
の如く、それぞれ「ずらし」調整して管径寸法に
自在に合わせることができるので、緩衝ガスケツ
トの厚みを変えないでも、管径寸法の変化を吸収
することができる。
さらに、重ね合わせ巾の内端側が離合自在な掛
け止め体による結合部2で結合されているため、
筒形に彎曲されたシートの仮保持の容易性に伴な
い、シートの据付け作業の簡易迅速化が図れると
共に次の結合部3であるシール用接着剤による接
着作業の簡易化が図れる。
け止め体による結合部2で結合されているため、
筒形に彎曲されたシートの仮保持の容易性に伴な
い、シートの据付け作業の簡易迅速化が図れると
共に次の結合部3であるシール用接着剤による接
着作業の簡易化が図れる。
普通、シリコンゴム系の接着剤は硬化して接着
力がでるまで多少の時間がかゝるもので、その間
に重ね合わせ面が離れると、接着機能が著しく阻
害されると共に接着剤が重ね合わせ面から流れ出
るおそれがあるが、前記シール用接着剤の結合部
3の隣りに、両面粘着テープによる結合部4が形
成されているものによれば、この結合部4によつ
て重ね合わせ部分1a,1bはその先端で結合保
持されるので、離れるおそれはなくなり、シール
用接着剤の硬化接着機能は確実に発揮される。ま
た筒形カバーに膨張吸収用ヒダ1cをつくると
き、シール用接着剤の硬化前に筒形カバーを縮め
ても、重ね合わせ部分1a,1bは両面粘着テー
プで強固に接着保持されているので、シール用接
着剤の機能が阻害されるおそれはない。
力がでるまで多少の時間がかゝるもので、その間
に重ね合わせ面が離れると、接着機能が著しく阻
害されると共に接着剤が重ね合わせ面から流れ出
るおそれがあるが、前記シール用接着剤の結合部
3の隣りに、両面粘着テープによる結合部4が形
成されているものによれば、この結合部4によつ
て重ね合わせ部分1a,1bはその先端で結合保
持されるので、離れるおそれはなくなり、シール
用接着剤の硬化接着機能は確実に発揮される。ま
た筒形カバーに膨張吸収用ヒダ1cをつくると
き、シール用接着剤の硬化前に筒形カバーを縮め
ても、重ね合わせ部分1a,1bは両面粘着テー
プで強固に接着保持されているので、シール用接
着剤の機能が阻害されるおそれはない。
以上に述べたように、この考案によれば有機繊
維または無機繊維製の織布にゴムを刷り込んで成
形した台形のシートを筒形に彎曲し、そのシート
の両端部分を連結して壁体貫通配管部の密封用カ
バー装置とするものにおいて、シートの両端部分
は所要の巾で重ね合わされ、その上下重ね合わせ
部分には、重ね合わせ巾の内端側から外端側に向
け、フツク部材、ループ部材からなる離合自在な
掛止め体による第1の結合部と、シール用接着剤
による第2の結合部と、両面粘着テープによる第
3の結合部とがそれぞれ所定の結合巾をもつて順
次に形成されているので、従来のカバー装置に比
べて取付け現場での作業性の大巾な改善が計れる
と共に、要取付け部の寸法に追従してシート筒体
の径寸法の加減調整が簡単にできるばかりでな
く、第2の結合部により優れたシール性能が得ら
れる。
維または無機繊維製の織布にゴムを刷り込んで成
形した台形のシートを筒形に彎曲し、そのシート
の両端部分を連結して壁体貫通配管部の密封用カ
バー装置とするものにおいて、シートの両端部分
は所要の巾で重ね合わされ、その上下重ね合わせ
部分には、重ね合わせ巾の内端側から外端側に向
け、フツク部材、ループ部材からなる離合自在な
掛止め体による第1の結合部と、シール用接着剤
による第2の結合部と、両面粘着テープによる第
3の結合部とがそれぞれ所定の結合巾をもつて順
次に形成されているので、従来のカバー装置に比
べて取付け現場での作業性の大巾な改善が計れる
と共に、要取付け部の寸法に追従してシート筒体
の径寸法の加減調整が簡単にできるばかりでな
く、第2の結合部により優れたシール性能が得ら
れる。
第1図はこの考案の一実施例を示す壁体貫通配
管部の密封用カバー装置の斜視図、第2図はカバ
ーシートの重ね合わせ部分の拡大断面図、第3図
はカバー装置の使用状態を示す平面図、第4図は
拡大縦断面図、第5図および第6図は「ずらし」
調整状態を示すカバーシートの重ね合わせ部分の
拡大断面図である。 図面中、Aはカバー本体、1はゴムシート、2
は第1結合部、3は第2結合部、4は第3結合
部、5は壁体、6は配管、7は孔、8は套管、
9,10は緩衝ガスケツト、11はバンド、12
は締付けボルトである。
管部の密封用カバー装置の斜視図、第2図はカバ
ーシートの重ね合わせ部分の拡大断面図、第3図
はカバー装置の使用状態を示す平面図、第4図は
拡大縦断面図、第5図および第6図は「ずらし」
調整状態を示すカバーシートの重ね合わせ部分の
拡大断面図である。 図面中、Aはカバー本体、1はゴムシート、2
は第1結合部、3は第2結合部、4は第3結合
部、5は壁体、6は配管、7は孔、8は套管、
9,10は緩衝ガスケツト、11はバンド、12
は締付けボルトである。
Claims (1)
- 有機繊維または無機繊維製の織布にゴムを刷り
込んで成形した台形のシートを筒形に彎曲し、そ
のシートの両端部分を連結して壁体貫通配管部の
密封用カバー装置とするものにおいて、シートの
両端部分は所要の巾で重ね合わされ、その上下重
ね合わせ部分には、重ね合わせ巾の内端側から外
端側に向け、フツク部材・ループ部材からなる離
合自在な掛止め体による第1の結合部と、シール
用接着剤による第2の結合部と、両面粘着テープ
による第3の結合部とがそれぞれ所定の結合巾を
もつて順次に形成されていることを特徴とする壁
体貫通配管部の密封用カバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978003185U JPS6128154Y2 (ja) | 1978-01-14 | 1978-01-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978003185U JPS6128154Y2 (ja) | 1978-01-14 | 1978-01-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54107223U JPS54107223U (ja) | 1979-07-28 |
JPS6128154Y2 true JPS6128154Y2 (ja) | 1986-08-21 |
Family
ID=28806947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978003185U Expired JPS6128154Y2 (ja) | 1978-01-14 | 1978-01-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6128154Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6139183Y2 (ja) * | 1980-07-28 | 1986-11-11 | ||
JP6265519B2 (ja) * | 2012-10-18 | 2018-01-24 | 三菱重工業株式会社 | シール装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5238744U (ja) * | 1975-09-12 | 1977-03-18 |
-
1978
- 1978-01-14 JP JP1978003185U patent/JPS6128154Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5238744U (ja) * | 1975-09-12 | 1977-03-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54107223U (ja) | 1979-07-28 |
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