JPH10267186A - 配管補修用覆体 - Google Patents

配管補修用覆体

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JPH10267186A
JPH10267186A JP9085569A JP8556997A JPH10267186A JP H10267186 A JPH10267186 A JP H10267186A JP 9085569 A JP9085569 A JP 9085569A JP 8556997 A JP8556997 A JP 8556997A JP H10267186 A JPH10267186 A JP H10267186A
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JP
Japan
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cover
pipe
belt
sealing material
attached
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JP9085569A
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English (en)
Inventor
Seiichi Orihara
征一 折原
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ORIHARA SEISAKUSHO KK
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ORIHARA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏れ出される流体にできる限り晒されない状
態で、容易に当該流体の漏れ出しを止めるように、配管
における流体の漏れ出し箇所に装着可能な覆体を提供す
る。 【解決手段】 可撓性を備えた平板状の基材10と、基
材10の一面に貼り込まれたシール材20とを備える覆
体Fであって、基材10には、シール材20の側を配管
Pに接しさせるように添装させた状態において、基材1
0の両側部間の間隔を狭めるように締め込み可能に留め
合わされる締め込みベルト40が設けてあると共に、シ
ール材20の表面に、締め込みベルト40の締め込みに
伴ってシール材20を押し出し可能とした覆い部材30
が添装してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガス管、水道管
などの配管に生じたひび割れ等のガス、水道水等の流体
の漏れ出し箇所を塞ぎ、当該流体の漏れ出しを止める補
修施工に用いられる配管補修用覆体の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】配管に生じたひび割れ等の当該配管に流
れる流体の漏れ出し箇所の補修施工にあっては、当該漏
れ出し箇所を塞ぐシート等を接着剤により当該配管に接
着させる手法や、かかる漏れ出し箇所に粘着テープを巻
き付ける手法、あるいは、当該漏れ出し箇所をシーラン
トで塞いだ後、このシーラントの上から粘着テープやゴ
ムバンドを巻き付ける手法などが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、これらの従
来の手法にあっては、流体の漏れ出し箇所に対し、当該
漏れ出し箇所を前記シート等により覆いながら、このシ
ート等を当該覆体を配管へ装着、取り付ける作業をなさ
ざるを得ず、この作業の間、漏れ出される流体に作業者
を少なからず晒させるものであった。
【0004】また、漏れ出される流体の噴出に抗するよ
うに前記シート等を漏れ出し箇所に押し付けるように把
持した状態で、このシート等を配管に装着させる作業を
強いられるものであった。配管に流体が高圧で圧送され
ている場合、流体が漏れ出し箇所より強く噴き出すた
め、この把持、装着作業は一層行い難いものとなってい
た。
【0005】こうしたことから、従来の手法にあっては
かかる補修作業にあたり、配管への流体の供給の中断を
補修作業終了まで余儀なくさせることが少なくなかっ
た。また、こうした供給が中断できない場合には、補修
作業を困難なものとしていた。
【0006】そこでこの発明は、かかる従来の技術の不
都合を解消すること、特に、漏れ出される流体にできる
限り晒されない状態で、容易に当該流体の漏れ出しを止
めるように、配管における流体の漏れ出し箇所に装着可
能な覆体の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段を、以下に説明する。(なお、かかる手段の把握
を容易にするために、かかる手段を構成する各事項のう
ち添付図面に表された実施の形態の構成を含む事項の後
に、添付図面において用いた符号を示す。)
【0008】前記目的を達成するために、請求項1記載
の発明にあっては、配管補修用覆体Fを、可撓性を備え
た平板状の基材10と、前記基材10の一面に貼り込ま
れたシール材20とを備える覆体Fであって、前記基材
10には、前記シール材20の側を配管Pに接しさせる
ように添装させた状態において、当該基材10の両側部
間の間隔を狭めるように締め込み可能に留め合わされる
締め込みベルト40が設けてあると共に、前記シール材
20の表面に、前記締め込みベルト40の締め込みに伴
って当該シール材20を押し出し可能とした覆い部材3
0が添装してある構成のものとした。
【0009】かかる構成によれば、ガス管、水道管など
の配管Pにおけるガス、水道水などの流体の漏れ出し箇
所Mに対し、当該漏れ出しを止めるように補修するにあ
たり、先ず、当該漏れ出し箇所M近傍にある配管Pに対
し、前記シール材20の側を配管Pに接しさせるように
添装させ、前記締め込みベルト40を留め合わせて、当
該配管Pに覆体Fを仮に装着させる(以下、仮装着状態
H1と称する。)ことができる。この仮装着状態H1に
あっては、前記締め込みベルト40の締め込みをなさな
い限り、前記覆い部材30より前記シール材20が配管
Pの表面に向けて押し出されることはなく、覆体Fと配
管Pとがシール材20により粘着されることはない。し
たがって、この仮装着状態H1にある覆体Fを、前記配
管Pに沿って、この配管Pにおける前記漏れ出し箇所M
上をかかる覆体Fが覆う位置まで、移動させることがで
きる。次いで、前記仮装着状態H1にある覆体Fを前記
漏れ出し箇所Mを当該覆体Fにより覆う位置まで移動さ
せた後、前記締め込みベルト40の締め込みをなすこと
により、前記シール材20を覆い部材30を介して配管
Pの表面に向けて押し出させ、このように押し出された
シール材20により前記漏れ出し箇所Mを気密あるいは
水密状態に塞ぐことができると共に、覆体Fを配管Pに
対して強く密着させて当該配管Pに装着させる(以下、
本装着状態H2と称する。)ことができ、これによりか
かる漏れ出し箇所Mからの流体の漏れ出しを止めること
ができる。
【0010】すなわち、この発明にかかる覆体Fによれ
ば、流体の漏れ出し箇所Mに対し、当該漏れ出し箇所M
を覆体Fにより覆う作業と、当該覆体Fが当該配管Pか
ら外れ出さないように当該覆体Fの配管Pへの装着をな
し、かつ、前記漏れ出し箇所Mにシール材20を押し込
むように当該覆体Fを配管Pに強く密着させる作業とを
同時に行わなくとも良いことから、漏れ出される流体に
作業者ができる限り晒されないように補修作業をなすこ
とができる。また、漏れ出される流体の噴出に抗するよ
うに覆体Fを漏れ出し箇所Mに押し付けるように把持し
た状態で、この覆体Fを配管Pに装着させる作業を強い
られることがなく、この種の補修作業を円滑に行うこと
ができる。
【0011】可撓性を備えた平板状の基材10は、前記
シール材20を一面に保持でき、かつ、前記締め込みに
伴って破断などすることのないものであれば良く、例え
ば、ゴムシート、キャンバスシートなどにより構成する
ことができる。
【0012】シール材20は、前記締め込みにより覆い
部材30を介して押し出され、かつ、前記配管Pの漏れ
出し箇所M、典型的には、当該配管Pに生じたひび割れ
M’などの中に入り込み、このひび割れM’などを気密
あるいは水密状態に塞ぐものであれば良く、例えば、ブ
タジエンゴム系のシーラント、ブチルゴム系のシーラン
トにより構成することができる。
【0013】覆い部材30は、前記締め込みにより、前
記シール材20を押し出させると共に、この締め込みを
なさない状態においてかかるシール材20を配管Pの表
面に接しさせない構成のものであれば良い。例えば、シ
ール材20の表面に添装され、網目よりシール材20を
押し出させる網状体、シール材20の押し出される複数
の穴を備えた板状体、シート状体などにより構成するこ
とができる。
【0014】締め込みベルト40は、前記配管Pへの覆
体Fの装着状態を維持できるように留め合され、かつ、
前記基材10の両側部間の間隔を狭めるように締め込み
可能なように、当該覆体Fに備えられるものであれば良
く、典型的には、前記基材10の向き合った側縁部1
1、11の一方に一端を止着させた第一のベルトと、当
該基材10の向き合った側縁部11、11の他方に一端
を止着させた第二のベルトと、この第一のベルトまたは
第二のベルトのいずれか一方の先端側に設けられたバッ
クルとにより、締め込みベルト40を構成することがで
きる。
【0015】次いで、請求項2記載の発明にあっては、
請求項1記載の覆体Fにおける覆い部材30が、網状体
31としてある構成とした。
【0016】かかる構成によれば、前記仮装着状態H1
においてはかかる網状体31によりシール材20を配管
Pに接しさせないようにすることができ、この網状体3
1の表面を配管Pに表面に滑らせて、配管Pに沿って仮
装着状態H1にある覆体Fを前記漏れ出し箇所Mに向け
て移動させることができる。また、前記本装着状態H2
を作り出す前記締め込みに伴って、網目31aから前記
シール材20を配管P表面に向けて無理なく押し出させ
ることができる。
【0017】また、シール材20の表面の一部にこのシ
ール材20への添装側にある網構成材の一部を埋め込ま
せて、当該シール材20に都合良く添装させることがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第一の実施の形態)以下、図1ないし図8に基づい
て、この発明にかかる配管補修用覆体F1の典型的な実
施の形態の一つについて説明する。
【0019】なお、ここで図1は、覆体F1の使用状態
を理解し易いように、漏れ出し箇所Mの生じた配管P
と、この配管Pに装着される直前の覆体F1とを斜視の
状態で表している。また、図2は、配管Pに対する仮装
着状態H1にある覆体F1と配管Pとを斜視の状態とし
て、また、図3は、配管Pに対する本装着状態H2にあ
る覆体F1と配管Pとを斜視の状態として、それぞれ表
している。また、図4は、前記仮装着状態H1にある覆
体F1を配管P共々断面の状態として、また、図5は、
前記本装着状態H2にある覆体F1を配管P共々断面の
状態として、それぞれ表している。
【0020】さらに、図6は、覆体F1をシール材20
が設けてある側から見た状態で、また、図7は、かかる
覆体F1を縦断面の状態として、さらに、図8は、覆体
F1をシール材20が設けられていない側から見た状態
として、それぞれ示している。
【0021】この実施の形態にかかる覆体F1は、
(1)平板状で、かつ、帯状をなす略方形の可撓性を備
えた基材10と、(2)この基材10の一面側に、当該
一面側を全体に覆うように貼り込まれたシール材20
と、(3)このシール材20における表面に添装された
覆い部材30と、(4)基材10に設けられた締め込み
ベルト40とを備えている。
【0022】この実施の形態にあっては、覆い部材30
は、網状体31として構成してある。この網状体31
は、前記シール材20に接する側の網構成材の一部を、
当該シール材20に埋め込ませた状態で、当該シール材
20の表面に添装してある。
【0023】また、網状体31は、この網状体31の外
郭縁とシール材20の外郭縁との間に、かかる網状体3
1により覆われないシール材20の面21が形成される
大きさに構成してある。この結果、この実施の形態にあ
っては、この網状体31により覆われないシール材20
の面21を利用して、かかるシール材20の表面全体を
前記網状体31共々、前記面21に剥離シート(図示は
省略する。)の外縁側にある面を添着し覆うことがで
き、覆体F1の保存、持ち運びなどにあたりこのように
添着される剥離シートによりシール材20を保護するこ
とができるようにしてある。
【0024】前記締め込みベルト40は、前記基材10
における向き合った一対の側縁部11、11にそれぞ
れ、略等しい間隔で備え付けられる三本のベルト体4
1、41…と、この一対の側縁部11、11の一方にあ
る前記三本のベルト体41、41…の先端部にそれぞれ
設けられるバックル42とから構成してある。
【0025】各ベルト体41、41…はいずれも、当該
ベルト体41の一端部を前記基材10と前記シール材2
0との間に挟み込ませた状態で、この一端部を基材10
に対して縫い付ける等して取り付けられている。
【0026】また、前記バックル42は、この実施の形
態にあっては、前記ベルト体41の先端部に設けられた
ループ部41aに向き合った一対の桿部の一方を通した
二つの方形環状体42a、42aとして構成してある。
【0027】この実施の形態にかかる覆体F1は、以上
の構成を備えることから、ガス管、水道管などの配管P
におけるガス、水道水などの流体の漏れ出し箇所Mに対
し、以下の手順の補修施工をなすように用いることがで
きる。
【0028】先ず、前記シール材20が貼り込まれた側
の面が、前記漏れ出し箇所M近傍の配管Pの面に沿って
添装され、かつ、配管Pの長さ方向に対し前記締め込み
ベルト40が設けられている前記基材10の側縁部11
を沿わせるように、当該配管Pに覆体F1を添装する。
(図2)
【0029】次いで、前記バックル42が設けられてい
ない三本のベルト体41、41…を、当該バックル42
が設けられている三本のベルト体41、41…における
対応するベルト体41のバックル42に挿通して、留め
合わせ、このように留め合わされるベルト体41と前記
基材10とによって配管Pを巻き込み、覆体F1を配管
Pに対し仮装着状態H1とする。(図2)具体的には、
バックル42が設けられていないベルト体41をその先
端部から前記バックル42を構成する二つの方形環状体
42a、42aに挿通した後、このように挿通され引き
出されたベルト体41を折返して、このベルト体41の
引き出し側にある方形環状体42aにおける前記ループ
部41aに通されていない桿部の上側を通すと共に、こ
のベルト体41の挿し込み側にある方形環状体42aに
おける前記ループ部41aに通されていない桿部の下側
を通して、当該ベルト体41の設けられている前記基材
10の側縁部11側に向けて再び抜き出させることによ
り、前記留め合わせをなすことができる。
【0030】この仮装着状態H1にあっては、前記網状
体31の網目31aから前記シール材20が押し出され
ない程度に、前記バックル42に通されたベルト体41
の当該バックル42からの折返し状態での引き出しをな
しておく。(図2、図4)
【0031】次いで、仮装着状態H1にある覆体F1を
配管Pに沿って漏れ出し箇所Mに向けて、漏れ出し箇所
Mを覆う位置まで移動させる。かかる仮装着状態H1に
おいては、配管Pに対しては前記網状体31のシール材
20に接していない側の面が接し、シール材20は配管
Pに接しないことから、かかる移動支障なくなすことが
できる。
【0032】この後、前記バックル42に通され、か
つ、折返されて当該バックル42から引き出されたベル
ト体41を、さらに当該バックル42からの引き出し寸
法が大きくなるように引っ張ると、かかるバックル42
により留め合わされたベルト体41がそれぞれ取り付け
られている前記基材10の側部間の間隔が狭まり、基材
10を配管Pに押し付けることができる。このように基
材10が配管Pに押し付けられると、前記網状体31の
網目31aから前記シール材20が押し出されるに至
り、このように押し出されたシール材20を漏れ出し箇
所Mとなる配管Pに生じたひび割れM’等に押し込んで
このひび割れM’等を気密あるいは水密状態に塞いだ本
装着状態H2を作りだすことができる。(図3、図5)
【0033】(第二の実施の形態)以下、図9および図
10に基づいて、この発明にかかる配管補修用覆体F2
の典型的な実施の形態の一つについて説明する。
【0034】なお、ここで図9は、この実施の形態にか
かる覆体F2の構成を理解し易いように、覆体F2をシ
ール材20が設けてある側から見た状態で、また、図1
0は、かかる覆体F2を縦断面の状態として、それぞれ
示している。
【0035】この実施の形態にかかる覆体F2は、平板
状で、かつ、帯状をなす略方形の可撓性を備えた基材1
0の向き合った一対の側縁部11、11に、当該基材1
0の両面側において、当該側縁部11に沿った補強テー
プ50を有している。
【0036】また、前記基材10の一面側において、前
記補強テープ50間にある当該基材10の面を覆うよう
にシール材20が貼り込んである。
【0037】したがってまた、覆い部材30は、前記の
ように貼り込まれるシール材20の表面に対して、この
シール材20の縁部に剥離シートの添着できる面21を
残して、かかる表面を覆うように添着されている。
【0038】また、締め込みベルト40を構成するベル
ト体41が、前記シール材20が貼り込まれている側に
ある基材10の面とこの面の側にある補強テープ50と
の間に一端を挟み込んだ状態で、この一端を縫い付ける
等して、取り付けてある。
【0039】この実施の形態にかかる覆体F2の用い方
は第一の実施の形態の用い方と同様であり、この実施の
形態にかかる覆体F2のその余の構成は、前記第一の実
施の形態にかかる覆体F1の構成と実質的に同一である
ので、実質的に同一の構成部分については、第一の実施
の形態を示した図1ないし図8において用いた符号と同
一の符号を図9および図10に付して、その説明を省略
する。
【0040】(第三の実施の形態)以下、図11および
図12に基づいて、この発明にかかる配管補修用覆体F
3の典型的な実施の形態の一つについて説明する。
【0041】なお、ここで図11は、この実施の形態に
かかる覆体F3の構成を理解し易いように、覆体F3を
シール材20が設けてある側から見た状態で、また、図
12は、かかる覆体F3を縦断面の状態として、それぞ
れ示している。
【0042】この実施の形態にかかる覆体F3は、平板
状で、かつ、帯状をなす略方形の可撓性を備えた基材1
0の向き合った一対の側縁部11、11に、当該基材1
0の両面側において、当該側縁部11に沿った補強テー
プ50を有している。
【0043】また、前記基材10の一面側において、こ
の一面側にある前記補強テープ50の表面および当該基
材10の面の全体を覆うようにシール材20が貼り込ん
である。
【0044】したがってまた、覆い部材30は、前記の
ように貼り込まれるシール材20の表面に対して、この
シール材20の縁部に剥離シートの添着できる面21を
残して、かかる表面を覆うように添着されている。
【0045】また、締め込みベルト40を構成するベル
ト体が、前記シール材20が貼り込まれている側にある
基材10の面とこの面の側にある補強テープ50との間
に一端を挟み込んだ状態で、この一端を縫い付ける等し
て、取り付けてある。
【0046】この実施の形態にかかる覆体F3の用い方
は第一の実施の形態の用い方と同様であり、この実施の
形態にかかる覆体F3のその余の構成は、前記第一の実
施の形態にかかる覆体F1の構成と実質的に同一である
ので、実質的に同一の構成部分については、第一の実施
の形態を示した図1ないし図8において用いた符号と同
一の符号を図11および図12に付して、その説明を省
略する。
【0047】
【発明の効果】この発明にかかる配管補修用覆体Fによ
れば、流体の漏れ出し箇所Mに対し、当該漏れ出し箇所
Mを覆体Fにより覆う作業と、当該覆体Fが当該配管P
から外れ出さないように当該覆体Fの配管Pへの装着を
なし、かつ、前記漏れ出し箇所Mにシール材20を押し
込むように当該覆体Fを配管Pに強く密着させる作業と
を同時に行わなくとも良いことから、漏れ出される流体
に作業者ができる限り晒されないように補修作業をなす
ことができる。また、漏れ出される流体の噴出に抗する
ように覆体Fを漏れ出し箇所Mに押し付けるように把持
した状態で、この覆体Fを配管Pに装着させる作業を強
いられることがなく、この種の補修作業を円滑に行うこ
とができる。
【0048】また、配管Pへの覆体Fの最終的な装着
を、締め込みベルト40によりなすことから、当該配管
Pが接着剤による接着のなし難いポリエチレン管、ポリ
エステル管などである場合であっても、支障なく用いる
ことができる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】覆体F1の使用状態を示す斜視図
【図2】覆体F1の使用状態を示す斜視図(仮装着状態
H1)
【図3】覆体F1の使用状態を示す斜視図(本装着状態
H2)
【図4】図3におけるA−A矢示断面図
【図5】図4におけるB−B矢示断面図
【図6】覆体F1の表面図
【図7】図6におけるC−C矢示断面図
【図8】覆体F1の裏面図
【図9】覆体F2の表面図
【図10】図9におけるD−D矢示断面図
【図11】覆体F3の表面図
【図12】図11におけるE−E矢示断面図
【符号の説明】
F 覆体 P 配管 10 基材 20 シール材 30 覆い部材 40 締め込みベルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を備えた平板状の基材と、前記基
    材の一面に貼り込まれたシール材とを備える覆体であっ
    て、 前記基材には、前記シール材の側を配管に接しさせるよ
    うに添装させた状態において、当該基材の両側部間の間
    隔を狭めるように締め込み可能に留め合わされる締め込
    みベルトが設けてあると共に、 前記シール材の表面に、前記締め込みベルトの締め込み
    に伴って当該シール材を押し出し可能とした覆い部材が
    添装してあることを特徴とする配管補修用覆体。
  2. 【請求項2】 覆い部材が、網状体としてあることを特
    徴とする請求項1記載の配管補修用覆体。
JP9085569A 1997-03-21 1997-03-21 配管補修用覆体 Pending JPH10267186A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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